生田絵梨花「運命的なタイミング」 ミュージカル「レ・ミゼラブル」、初日の心境は「巡」
俳優で歌手の生田絵梨花が、東京・帝国劇場で20日に行われたミュージカル「レ・ミゼラブル」本公演の初日会見に吉原光夫、昆夏美をはじめとするキャストと共に出席した。
【写真】「レ・ミゼラブル」の製作発表記者会見で歌う生田絵梨花
同作は、来年2月で一時休館する同劇場のクロージング公演となる。今回、同作では3役目となるファンテーヌ役(昆、木下晴香とのトリプルキャスト)を演じる生田は、開幕を迎えた心境を漢字一文字で「巡」と表現。「巡り巡って同じ作品にファンテーヌとして携わることができて幸せ。緊張しているけれど、その幸せをかみしめながらステージに立てたらいいな」と意気込んだ。
また、同劇場の思い出を聞かれると、「初めて立たせていただいた7年前、まさにこの場所で取材を受けた。当時はコゼット役だった私に、ファンテーヌ役を演じていた知念里奈さんが『いつか(同役を)やってほしい』という言葉を下さって」と振り返った。
それだけに「今、この瞬間にファンテーヌとしてここにいるのが、すごく感慨深い」としみじみ。「クロージング公演という運命的なタイミングで、ファンテーヌとして闘って、生き抜きたい」と思いを新たにしていた。
「レ・ミゼラブル」は帝国劇場で来年2月7日まで。同3月から6月にかけて全国ツアー公演が行われる。