米倉涼子「悔いはない」、「ドクターX」ファイナル 新たな挑戦「もっと真っ向勝負ができる俳優に」
俳優の米倉涼子が6日、東京都内で行われた「劇場版ドクターX」の初日舞台あいさつにキャストらと共に出席した。2012年から続く「ドクターX」シリーズのファイナルとなる同作が公開され、主人公の外科医・大門未知子役を演じてきた米倉は「全力投球して作った映画なので、悔いはないです」と思いを語った。
米倉涼子「一生忘れられない作品」 劇場版で「ドクターX」シリーズ完結、「思いがあふれ過ぎている」
シリーズのメインキャストが勢ぞろいするのは、この日が最後になるという。「オペのシーンの途中とか、たわいもない話をしながら一緒に集中する時間をつくることを12年間、続けてきた」と米倉。「みんなと会えなくなると思うと、少し寂しい気がします」と心境を明かした。
この後、「新しく挑戦したいこと」を聞かれると、「おととい、この映画を改めて見た」とした上で、「撮影している時も、私は全力投球でやりました。だけど、もっともっと真っ向勝負ができる俳優になりたいと(映画を見て)思った。遠慮とか、そういうことをもっと吹き飛ばせる俳優になることが、一つの挑戦です」と力を込めた。
続けて、「この作品の中で(岸部一徳が演じる神原)晶さんが未知子に『あなたは私の誇りよ』と言ってくれた」と思い返して声を詰まらせ、「私も人から誇りに思ってもらえるような人でありたい」と話していた。