登録日:2025/03/10 (月曜日) 15:56:00
更新日:2025/03/11 Tue 20:31:46NEW!
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「
対抗手段」もしくは「
C.F.R.(クロノン・フィールド・レギュレーター)」とは、レメディー・エンターテインメントのゲーム及びドラマ『
Quantum Break』に登場する装置。
概要
サッカーボールサイズの、正十二面体の装置。
内部には時間を正常に保つ粒子「クロノン粒子」と、クロノン粒子が放射するエネルギーを増幅し、クロノン粒子が満たされた空間である「クロノンフィールド(別名:マイヤー=ジョイス フィールド)」を操作するメカニズムが詰められている。
開発者の天才科学者ウィリアム・ジョイス以外の人間には制御不能であり、ヘンリー・キム博士曰く「この装置が持つ可能性の表面に触れるのがやっと」とのこと。
開発経緯
1999年2月28日、タイムマシンの開発を行っていたウィリアム・ジョイス博士は未来からタイムマシンでやってきた「
赤毛の女」
ベス・ワイルダーから2016年10月9日4:15にクロノンフィールドが破壊される「時間の断裂」が起こり、やがて時間が永久に停止する「
時間の終わり」が訪れることを聞かされた。
ワイルダーの言葉を信じたウィリアムは、マサチューセッツ州リバーポートの工業地帯トライドックにある研究所で「時間の断裂」を修復できる装置「対抗手段」の開発に着手した。
2010年7月4日に遂に「対抗手段」は完成した。
しかしウィリアムが留守中に未来から来た方のワイルダーと、同じく未来から来た方のウィリアムの弟
ジャックは「対抗手段」を盗み出そうとし、更にそれをモナークソリューションズの影の支配者「
モナークアクチュアル」が横取りしようとした。
ワイルダーとモナークアクチュアルの乱闘により「対抗手段」は破損し、内部から大量のクロノンエネルギーが放射された結果、
工業地帯が過去、現在、未来が同時に存在する異空間「グラウンドゼロ」になるという変貌世界事象が引き起こされた。
2016年時点で「グラウンドゼロ」は民間人の立ち入りが禁止となっていたが、工業地帯には「AWE(Altered World Event)」という落書きが多数確認された。
ジャックは事象により2016年に転送され、残されたワイルダーは暴走する「対抗手段」を止めるもモナークアクチュアルに射殺された。
こうして、「対抗手段」はモナークソリューションズの手に渡った。
「CFR」への改名
モナークアクチュアルから「対抗手段」の調査を任されたヘンリー・キム博士は、これを「CFR(クロノン フィールド レギュレーター)」へと改名した。
その仕組みについては
殆ど解明できなかったものの、モナークのクロノン技術の発展には大いに役立ち、
ストライカースーツやジャガノートスーツ、「ひずみ抵抗装置」、クロノンダンプナー等の開発に繋がった。
また、モナーク本社の地下に巨大な「ひずみ抵抗エリア」を作り、選抜された人間をそこに匿って「時間の終わり」を解決するために研究させるという計画「ライフボード プロトコル」に必要不可欠な物でもあった。
「対抗手段/CFR」の顛末
2016年10月9日、ワイルダーの予告通りリバーポート大学でジャックと彼の友人ポール・セリーンにより秘密裏に行われたタイムマシンの実験の結果「時間の断裂」が起こり、ウィリアムはタイムマシンのコアを奪いに来たモナークソリューションズとの交戦により消息不明となった。
翌10日、モナーク本社に乗り込んだジャックはワイルダーの仲間であるフィオナ・ミラーや彼女に説得されたITスペシャリストのチャーリー・ウィンコットの助けもあり「対抗手段」を奪還。
制御方法が不明だったためジャックはモナークが保有していたタイムマシンで9日に戻ってウィリアムを救出。
ジョイス兄弟は工業地帯のスイミングプールに隠された二基目のタイムマシンで10日に行き、タイムマシンの近くに設置された装置に「対抗手段」をセットして使用し、「時間の断裂」は修復されたが、「対抗手段」は完全に壊れてしまった。
RCUにおける類似した存在
レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」には、「対抗手段」によく似た存在が度々登場する。
異世界「スライドスケープ36」に存在した
超常現象生命体/余剰次元生命体。
五方十二面体の巨大な実体を持つ。
FBC(連邦操作局)の
キャスパー・ダーリング博士により研究され、「多面体の実体は、人間が理解出来る部分」に過ぎず、その本体は「共鳴体」と呼ばれる
既知の科学の範囲外にあるエネルギーとされる。
理解の及ばない多面体の物体であることは「対抗手段」と共通している。
S.E.N.
正式名称は「変換エネルギーノード」。
各並行世界に存在する正多面体もしくは球体の物体。
作中では球体、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体が登場する。
発光しながら浮遊しており、PRS(多面現実変換器)のエネルギー源となる。
エネルギーが充填されたPRSで「ルミビスタテレビ」を並行世界の入り口に変換できる。
並行世界の最端の世界には「対抗手段」と酷似した正十二面体のSENが存在していた。
アルファベット3文字の略称や時空を操るという性質、一度使うと壊れてしまう点等も似ており、ほぼ同一の存在のように見受けられるが詳細は不明。
追記、修正は時間を修復してからお願いします。
最終更新:2025年03月11日 20:31