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獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ

登録日:2018/09/25 (火曜日) 19:40:00
更新日:2024/07/06 Sat 17:49:40
所要時間:約 28 分で読めリンチョ!




キョウリュウジャーブレイブ!!


ブレイブ全開で、ぶっ放すぜ!!



「獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ」とは、2017年に公開されたスーパー戦隊シリーズの第37作目「獣電戦隊キョウリュウジャー」の韓国オリジナルの続編作品である。


【概要・制作経緯】

日本の特撮番組「スーパー戦隊シリーズ」は海外でも「パワーレンジャーシリーズ」の名義でローカライズ&リメイクされて放送されており、第1作「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」が放送開始されてから20年以上経った今でも非常に高い人気を博している。しかし「パワーレンジャー」を放送している国全部が「北米で制作されているパワーレンジャーシリーズ」を放送しているわけではなく、現にお隣の国・韓国では、日本のスーパー戦隊シリーズの映像をそのままに、韓国語に吹替えされたものを「パワーレンジャーシリーズ」名義で放送されている。

そんな中、韓国において「パワーレンジャー・ダイノフォース」名義で放送された韓国語吹替え版「獣電戦隊キョウリュウジャー」は、関連玩具の売り切れ続出、続編制作希望の声が視聴者から殺到と韓国国内でも多大な人気を博した。これを受けて、日本の東映は韓国の大手メディアと共同で、史上初となる韓国パワーレンジャーシリーズオリジナルの続編を制作することを決定した。それが「パワーレンジャー・ダイノフォースブレイブ」及び、その日本語吹替え版である「獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ」である。

本作は韓国版「ダイノフォース」の続編ではあるものの、そもそも韓国版「パワーレンジャー・ダイノフォース」は日本の「獣電戦隊キョウリュウジャー」と同じストーリーであるため、本作は事実上「獣電戦隊キョウリュウジャーの正式な続編」でもあり、日本でも日本語吹替版と日本語字幕版がYoutubeで公式配信された。

スタッフは生身での格闘シーンやワイヤーアクションに定評のある巨匠・坂本浩一が監督につき、脚本に「手裏剣戦隊ニンニンジャー」でお馴染み下山健人、プロデューサーに東映の大首領こと白倉伸一郎武部直美などをはじめ、東映の日本人スタッフが数多く参加している。
一方、キャスト陣はアクションを得意とする韓国の若手アイドルを中心に選ばれている。
また、日本語吹替版には、本家キョウリュウジャーで有働ノブハル/キョウリュウブルーを演じた金城大和、「仮面ライダーキバ」で登太牙を演じ、声優としても活躍するイケメンな俺らこと山本匠馬、雑誌「宇宙船」でコラムを持つほどのスーパー戦隊の大ファンを公言する並びに「フレッシュプリキュア!」の桃園ラブ/キュアピーチを演じた沖佳苗など東映特撮に縁のある声優陣が担当している。

ストーリーは1話15分程度で全12話とかなり短く、内容もかなり駆け足であるものの、キョウリュウジャーらしい熱さと勢いのある展開は健在であり見どころは多いので、キョウリュウジャーファンには一見の価値アリと言えるだろう。先述の通り、バンダイYoutube公式チャンネルで日本語吹き替え版と日本語字幕版が全話無料で配信していた。現在はDVD/Blu-rayも発売しているが、1話2話のみバンダイYoutube公式チャンネルで無料配信中なので、まだ見ていない人も是非観てみよう。

またネット通販サイト・プレミアムバンダイでは、「DXブレイブキョウリュウジンセット」や「DXガブガブリボルバー&ガブガブリカリバーセット」など、キョウリュウジャーブレイブ関連の玩具も受注販売していた。


【あらすじ】

獣電竜に選ばれし”強き竜の者”、獣電戦隊キョウリュウジャー。
桐生ダイゴたちキョウリュウジャーの活躍により、地球を滅ぼさんとしたデーボス軍は壊滅し、地球は平和を取り戻した。

それから幾年が過ぎた未来*1、宇宙よりデイザルス率いるネオデーボス軍が地球へと襲来した。ネオデーボス軍総帥デイザルスはかつて苦汁を舐めさせられた獣電竜たちを滅ぼし、全宇宙を支配できる「竜の王の力」を得るために魔王たちを地球へ送り込む。

その手始めとして、土の魔王ジナリックが獣電竜の要たるギガブラギガスを襲撃する。襲撃されるギガブラギガスに、スピリットベース内で慌てふためく賢神キャンデリラと賢神見習いラッキューロ。その前に、先のデーボス軍の戦いでスピリットの身となった賢神トリンが現れ、ギガブラギガスからスピリットベースを分離させる。そして新たな脅威を前にトリンは新たな獣電戦隊の結成を決意する。

時を同じくして韓国。ファンの女の子たちに囲まれる人気アイドルのセチャンと、その女の子たちに騒がないよう注意する警察官のヒョンジュンの前に、炎の魔王ホムラスが現れ、街々を襲い尽くす。ヒョンジュンとセチャンの2人はホムラスが放ったゾーリ魔たちから市民を守るために勇敢に戦うものの、生身の一般人である2人では歯が立たない。

そんな中、ヒョンジュンとセチャンの目の前に、「竜の子」と名乗る一人の青年が現れ、白いミニティラと共にゾーリ魔を次々に倒していく。その様子を見ていたトリンは「桐生ダイゴの再来」と思わせるその青年・ジュヨンに獣電池とガブガブリボルバーを与え、ジュヨンをブレイブキョウリュウレッドへ変身させた。

ブレイブキョウリュウレッドに変身したジュヨンは、白いミニティラが巨大化した相棒の獣電竜「ガンティラ」と共に次々とゾーリ魔をなぎ倒し、ホムラスにも手傷を負わせる。さらにジュヨンは、ラッキューロから借りた獣電池とガブガブリボルバーをヒョンジュンとセチャンに与え、2人をそれぞれブレイブキョウリュウブラック、ブレイブキョウリュウブルーへ変身させた。そして変身した3人は新たな獣電竜たちと共に、ネオデーボス軍を撃退することに成功する。

こうして新たなキョウリュウジャーに選ばれた3人は、この地球を守るため、ネオデーボス軍と戦う決意を固めるのであった。そしてそんな3人の活躍を遠くから見つめていた2人の若者、プルンとドヒも後に新たなキョウリュウジャーとして戦いの宿命を背負っていくことになる。

果たして、新たな5人の強き竜の者たち「獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ」は地球に再び平和をもたらすことができるのか?


【登場人物】


★獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ

韓国で誕生した新たな”強き竜の者たち”。我の強いメンバーが多く、ジュヨン以外の4人は普段こそウマが合わないことが多かったりするが、『ジュヨンに対する強い信頼』と『共にネオデーボス軍を倒して地球の平和を守るという目的』は4人とも共通しており、チームとして協力し合って壁を乗り越えていけるチームワークはしっかり持っている。
変身後のスーツは本家キョウリュウジャーのものに比べると白のアクセントが加わったデザインになっており、またパートナーの獣電竜のモチーフとカラーも本家とは異なっている。
先代における「〇〇の勇者」という呼称はないが、ゴールド含めて「ブレイブ!」で一旦区切ってから「キョウリュウ〇〇!」と名乗る。


クォン・ジュヨン/ブレイブキョウリュウレッド

演:セヨン
吹替え:本城雄太郎

獣電竜ガンティラに選ばれ、ブレイブキョウリュウレッドに変身するキョウリュウジャーブレイブのリーダー。
自身を「竜の子」と称し、世界中を旅しながら体を鍛えてきた青年。幼い頃に両親を亡くし、唯一肉親であった兄とは生き別れとなっている。パートナーの獣電竜であるガンティラとは、キョウリュウジャーになる前から出会っており、共に旅をしてきた相棒。
非常にさわやかな好青年で、「どんな壁が立ちふさがろうともブレイブさえあれば乗り越えられる」と信じている勇敢な心の持ち主。そのリーダーシップ故にメンバーからは1番に信頼されている存在。
「竜の子」と自称するだけあって、その強さは標識をぶっこ抜いてゾーリ魔をなぎ倒すだけでなく、相棒のガンティラと生身で訓練できるほど。
そんな彼の姿は、トリンに「ダイゴの再来」と言わせるほどであるが、ダイゴのように周りをグイグイ引っ張っていき、周りがそれについてくるタイプではなく、どちらかというと周囲と心を通じ合わせ、足並みそろえて一緒に前に進むタイプ。仲間たちのことを信頼している故か、仲間の成長は一歩退いた位置で見守るスタンスをとっている。
しかし逆に自分の悩みを一人で抱え込んでしまうところもあり、ジュヒョクの件で悩んでいた際にはヒョンジュンやセチャンから咎められている。
決め台詞は「ブレイブ全開で、ぶっ放すぜ!!」



○チョン・ヒョンジュン/ブレイブキョウリュウブラック

演:オ・セヒョン
吹替え:金城大和

正義感の強い警察官の青年。獣電竜ステゴンソーに選ばれ、ブレイブキョウリュウブラックに変身する。
生真面目で頭の固い性格であり、女性の扱いは苦手。「警察官として市民を守るのが自分の仕事」と自負しているだけあって、戦士としての自覚はとても強く、毎日トレーニングを欠かさず行っている。パワーに関してはメンバーの中でもピカ一。
他のメンバーに対する仲間意識は強く、その生真面目すぎる性格と頭の固さ故に、他のメンバーたちを仕切ろうとする場面が多いが、ジュヨン程の求心力はない。その一方で、ジュヨンのことは立派なリーダーであると認めて信頼しており、土方歳三的なチームのサブリーダーポジションに立っている。ジュヒョクの件で悩んだり、暴走しそうになった際にはそれを諌める場面も目立った。
一緒にキョウリュウジャーに選ばれたセチャンとは、互いに文句こそ言い合ったりするが、なんだかんだで仲が良く、戦友として強く信頼している。


キム・セチャン/ブレイブキョウリュウブルー

演:ホン・ソンホ
吹替え:坂井易直

韓国で女性に大人気のアイドルグループ「スーパーボーイズ」に所属する青年。獣電竜ショベケラに選ばれ、ブレイブキョウリュウブルーに変身する。
ファンの女性を「ベイビーたち」と呼ぶ非常にキザったらしい性格の優男。立ち振る舞いは常に華麗であることを流儀としており、それに反することは基本的にやりたがらない。しかしヒョンジュンほどではないが、戦士としての自覚や正義感はしっかりと持っており、戦闘センスや身体能力も優男な見た目以上に高い。戦闘でも自分の流儀やスタイルを崩すことはなく、華麗な剣捌きで敵を翻弄することを得意としている。また、キザな態度の反面、根の部分はとても真面目で仲間思いな性格であり、面倒見の良い好青年。
ドヒの「戦士としての教育係」をしているが、我儘な性格のドヒには毎回手を焼いている。


イ・プルン/ブレイブキョウリュウグリーン

演:インジュン
吹替え:小林大紀

とある大富豪の御曹司。獣電竜パラサーザーに選ばれ、ブレイブキョウリュウグリーンに変身する。
金持ちで親から甘やかされて育った世間知らずのお坊ちゃまであり、ラッキューロのペロペロキャンディーにも珍しく興味を持つほど。また、精神的に打たれ弱く自分に甘い部分もあるが、「お金より価値のあるものを大切にしたい」と思う心を持つ、優しい青年。誰に対しても礼儀正しく、褒められれば素直に喜ぶ裏表のない性格。ただし、セチャンのキザな態度は少々鼻につくようで、若干苦手な模様(といっても、セチャンと仲が悪いわけではない)。
世間知らずのお坊ちゃま故に体力や体術の経験などは常人以下で、戦士として戦うには半人前であっため、「戦士としての訓練」という形でヒョンジュンにしごかれる日々を送っており、ことあるごとに音を上げている。しかしその一方で、キョウリュウジャーとして戦うことを「お金で買えない価値あるもの」として誇らしく思っている。
戦い慣れはしていないが、射撃の腕に関してはジュヨンも舌を巻くほど。


ユン・ドヒ/ブレイブキョウリュウピンク

演:イ・ユンジ
吹替え:沖佳苗

看護師志望の女子学生。獣電竜ラプックスに選ばれ、ブレイブキョウリュウピンクに変身するキョウリュウジャーブレイブの紅一点。
女性の扱いに慣れているはずのセチャンが手を焼くほどの我儘で、面倒臭がりなところもある。しかし、怪我をしたキャンデリラを手当したり、彼女らを生身で庇ったりをする等、非常に勇敢な一面もあり、体力や体術等の戦士としての資質はジュヨンが太鼓判を押すレベルで高い。特にスピードとキック力はメンバーでもトップクラス。先述の通り、我儘で面倒臭がりな性格ではあるが、ここぞというときに見せる根性も他のメンバーに比べても強い。
彼女自身はピンクという色を「ダサイ」と言って嫌っており、自分がピンクの戦士であることに不満を持っている。
EDダンスの猫が顔を洗うような仕草があざとい。


賢神トリン


かつてダイゴたちとともにデーボス軍と戦ったキョウリュウジャーの司令官的存在だが、現在は肉体を失ってスピリットのみの存在として地球の平和を見守っている。元はデーボス軍の司令官・百面神官カオスの弟でもあった。
ネオデーボス軍の襲来に伴って、スピリット状態の今の自分ではどうにも出来ないと判断。新たに獣電竜に選ばれし戦士を探すことを決意し、「獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ」を結成させた。
本作ではブレイブキョウリュウシルバーに変身しないが(というよりも存在しない)、代わりにギガブラギガスに「ブレイブイン!」はしてくれる。


賢神キャンデリラ

CV:戸松遥

元はデーボス軍所属だった「喜びの戦騎キャンデリラ」。有働ノブハル/キョウリュウブルーとの出会いが切っ掛けでデーボス軍と決別し、現在は人間を喜ばせるためにトリンの後継者「賢神キャンデリラ」として地球の平和を見守っていた。しかしスピリットベースをネオデーボス軍のジナリックに襲撃され、トリンと共に新たなキョウリュウジャーを探すことを決意。キョウリュウジャーブレイブの戦いをサポートしていくことになる。でもそんなに活躍していないとか言うのは禁句。
ネオデーボス軍からはラッキューロ共々裏切り者扱いされている。


賢神見習いラッキューロ

CV:折笠愛

元はデーボス軍所属だった「楽しみの密偵ラッキューロ」。人間の文化にドップリはまった上に、デーボモンスターの巨大化の役目が不要になったせいでデーボス軍をクビとなり、デーボス軍が滅んだ現在は、キャンデリラと共に地球で賢神見習いとして過ごしていた。スピリットベースをネオデーボス軍に襲撃され、新たなキョウリュウジャーの戦いをサポートしていくことになる。でも何か目立った活躍したっけ?



★ネオデーボス軍

宇宙より「竜の王の力」を求めて地球へ襲来してきた新たな脅威。デイザルスを総帥とし、属性(とそれによってもたらされる自然災害)をモチーフにした6人の魔王が幹部を務める。作戦実行時は魔王自らが前線に赴き、作戦を指揮するため、旧デーボス軍のデーボモンスターのような行動隊長は存在しない。
デーボスの名を冠するが、旧デーボス軍や創造神デビウスとの関連性について作中では明言されなかったが、白倉プロデューサーがデイザルスの出自について1億年前のデーボス軍の生き残り*2であると言及している*3ことと、キャンデリラとラッキューロを裏切り者扱いしていることから、旧デーボス軍の兄弟的な組織であることは間違いないようだ。
魔王たちのスーツは本家キョウリュウジャーに登場したデーボス軍の戦騎のスーツを改造したもの。


総帥 デイザルス


ネオデーボス軍の総帥。
1億年前に苦汁を舐めさせられた獣電竜を滅ぼし、手に入れれば全宇宙を支配できるという「竜の王の力」を求めて、地球に襲来した。
性格は非常に荒っぽいが、ジュヒョクが「竜の王の力」を持っている可能性があると疑い、傭兵としてデカい顔していたジュヒョクの態度に目を瞑ったり、ジュヒョクを嫌うライメインたちを諌めたりと、冷静な判断力と理性をもっている。
モチーフはティラノサウルスの骨格。




雷の魔王 ライメイン

CV:林大地

ネオデーボス軍の雷を司る魔王。モチーフとなる災害は「落雷」。
絶対勝利主義者で、勝つためなら自己犠牲も卑怯な手段も取るという極度の負けず嫌い。
宇宙傭兵のジュヒョクのことを、「人間という矮小な存在のくせに口は達者、しかも自分と同じ雷使いなのが気に入らない」と敵意を向けている。そのためデイザルスがジュヒョクを雇うことには特に否定的で、デイザルスによく異議を申し立てていた。そういうこともあり、ジュヒョクが「竜の王の力」を持っているという疑惑が持ち上がると、これ幸いとジュヒョクに襲い掛かった。
2017年春に日本で公開された映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」にも、本作に先駆けて、ショッカー大戦から飛び出した混成怪人軍団に所属する謎の怪人として登場している。まあコピーだからね。
最終的に動物戦隊ジュウオウジャーの猛攻の前に散った。
スーツは本家キョウリュウジャーの怒りの戦騎ドゴルドの改造。


炎の魔王 ホムラス

CV:稲田徹

ネオデーボス軍の炎を司る魔王。モチーフとなる災害は「火災」。
ライメインと並んで、魔王たちの切り込み隊長的な存在として、何度も前線に赴いている。痛めつけた相手が命乞いをする様を見て楽しむ残虐性を持つ。ジュヨンが最初に戦った相手で、ブレイブキョウリュウレッドに強い執着心を見せる。
プラスティック教鞭は武器として持っていないし、先公の勇者でもない。
スーツは本家キョウリュウジャーの怨みの戦騎エンドルフの改造。


水の魔王 ウェイハブ

CV:あべそういち

ネオデーボス軍の水を司る魔王。モチーフとなる災害は「津波」。
冷静沈着なデイザルスの忠臣。魔王たちのまとめ役であり、血の気の多いライメインやホムラスを窘める役割も担っている。
スーツは本家キョウリュウジャーの哀しみの戦騎アイガロンの改造。


氷の魔王 ツライラ

CV:渡辺和貴

ネオデーボス軍の氷を司る魔王。モチーフとなる災害は「豪雪」。
気分屋で気の向くままに悪事を行う。自分たちに原因があるとはいえ、ジュヒョクが傭兵契約を破棄して自分たちに牙をむいたことに対して、一番に腹を立てており、ジュヒョクを始末すべく出撃するが、ジュヒョクと共闘したキョウリュウジャーブレイブの前に敗れ去る。
スーツは本家キョウリュウジャーの新・哀しみの戦騎アイスロンドの改造。


風の魔王 アラッシュ

CV:藤巻大悟

ネオデーボス軍の風を司る魔王。モチーフとなる災害は「暴風」。
軽い口振りが特徴で、非常に気紛れな性格。ホムラス同様に残虐な行為や相手をいたぶるのが趣味だが、その気紛れさ故に何をやらかすのかは本人しか分からないという、かなり危険なヤツ。
スーツは本家キョウリュウジャーの新・喜びの戦騎キルボレロの改造。


土の魔王 ジナリック

CV:西谷修一

ネオデーボス軍の土を司る魔王。モチーフとなる災害は「地震」。
片言で話す無骨な魔王で、自己再生や重力操作など多彩な能力を持つ。
地球に襲来して早々にギガブラギガスを襲撃し、ギガブラギガスを大地に封印させ、その後も前線には出ずにギガブラギガスを地中に封じ込めていた。ギガブラギガスの救助に現れたキョウリュウジャーブレイブとの戦闘で不利に陥った際には、悪あがきとしてギガブラギガスを闇の力で操り、キョウリュウジャーブレイブへ襲わせた。
スーツは本家キョウリュウジャーのVシネマ「100 years after」に登場した後悔の戦騎アースレバンの改造。


○ゾーリ魔


毎度おなじみデーボス軍の戦闘員。ネオデーボス軍もゾーリ魔を戦闘員として使役している。


○ボージン魔


今作における巨大戦担当。
ネオデーボス軍の宇宙船より放たれる自律型巨大ロボ。地球に降り立つと巨大なロケットの形から人型に変形し、街々を襲い尽くす。顔の形状は機体によって異なる。


★宇宙傭兵

ジュヒョク/ブレイブキョウリュウゴールド

演:イ・セヨン
吹替え:山本匠馬

「恐竜ハンター」を自称し、報酬さえあればどんな相手にでもつくという、宇宙をまたにかける傭兵。首元に竜の形の痣を持っている。その正体はジュヨンの生き別れの兄だが、本人は「ジュヨンの兄」であることを頑なに否定しており、ジュヨンも自分の兄だと確信を持ちながらもジュヒョクの態度故に「兄さん」と呼びたくても呼べずにいる。ちなみにキョウリュウジャーブレイブの面々からは「キョウリュウゴールド(さん)」と呼ばれている。
当初はデイザルスと契約してネオデーボス軍側の傭兵として、キョウリュウジャーブレイブに襲い掛かり、ジュヨンたちを圧倒する。しかし、チームワークを高めてきたキョウリュウジャーブレイブにリベンジを果たされて、ジュヨンたちに正体が露見。おまけにジュヒョクがデイザルスの追い求める「竜の王の力」の持ち主であると疑われたことで、契約したはずのネオデーボス軍に襲われる事態に発展。
そのため、成り行きでネオデーボス軍を相手にキョウリュウジャーブレイブと共闘することになるが、その後もキョウリュウジャーブレイブの仲間になることはなく、「傭兵として雇う気があるなら交渉に乗ってやる」と、あくまで傭兵の立場を貫きつつ去って行った。
その後は、利害の一致などでキョウリュウジャーブレイブと共闘することが多かったが、強く成長していくジュヨンを見ていくうちに、ジュヒョクはジュヨンを一人前の戦士として認めるようになり、やがてキョウリュウジャーブレイブからも仲間として迎え入れられるようになる。
苦戦する場面こそあるものの、基本的にかなりの実力者で、生身の雷電残光で敵を撃破したり、ライメインの武器を奪い取って二刀流の雷電斬光も披露している。
なお「竜関係の巨大戦力を持つ追加戦士」かつ「生き別れのレッドの兄」という戦隊恒例の死亡フラグ対象者だが、死亡どころか、やウッチーのように臨死まで追い込まれたりすることもなかった。
本編ではギャグ回やる尺もないし常にクールなキャラを貫いているが、OPのラストの集合や、EDではキャラ崩壊レベルの満面の笑みを浮かべている。




【キョウリュウジャーブレイブの装備】



ブレイブ! イン!!

各種装備の音声は本家同様、ドクター・ウルシェード/キョウリュウバイオレット(本作では未登場)こと、千葉繁氏が担当。
また、アームドオン形態や個別武装は存在しない。


獣電池

毎度おなじみキョウリュウジャーの力の源となる電池型アイテム。
1~6番と10番の獣電池はキョウリュウジャーブレイブのパートナーである獣電竜に合わせて名称や能力が変更されている他、本家キョウリュウジャーには登場しない24番以降のガーディアン獣電池も登場している。
また最終回のラストには、レジェンド戦隊の力が込められた獣電池をジュヨンとジュヒョクが使用し、獣電池の力で召喚されたとあるスーパー戦隊が、旅立つ2人を見送るという「スーパー戦隊シリーズの最終回恒例のバトンタッチ」的なサプライズ展開も。


○ガブガブリボルバー


ガブガブリンチョ!! ガンティ~ラ!!

「キョウリュウチェンジ!ファイヤー!!」

ガブリボルバーと同形の変身銃で、カラーリングはギガガブリボルバーに似た、白に赤と青のトリコロールである。銃身を押し込んだ際の音声は「ガブガブリンチョ!!」。
各々の獣電池を下の挿入口に挿してバレルを回すとガブリボルバーと同じサンバのリズムに合わせて変身することができる。
変身時のダンスは、本家キョウリュウジャーと異なる振付けになっている。
なぜかラッキューロのポーチの中にも某猫型ロボットよろしく複数個入っているようで、KING1ではジュヨンが無理矢理それを開けて獣電池とセットで二挺のガブガブリボルバーをヒョンジュンとセチャンに手渡している。


○ガブガブリカリバー

ガブリカリバーと同形のメンバー共通の片刃剣。こちらもカラーリングは白に赤と青のトリコロール。折りたたんでガブガブリボルバーと合体させてガブガブルキャノンにすることもできる。


○ガブガブリチェンジャー


ガブガブリンチョ!! プテラボゥ~ルトン!!

「キョウリュウチェンジ!ファイヤー!!」

ガブリチェンジャーと同形のブレイブキョウリュウゴールド専用の変身手甲銃。ガブリチェンジャーとはカラーリングが異なる。
余談だが、2017年春公開の映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」にて登場した、本家キョウリュウジャーの空蝉丸/キョウリュウゴールドはガブリチェンジャーではなく、このガブガブリチェンジャーを使用していた。


○ザンダーサンダー

ブレイブキョウリュウゴールド専用の刀型武器で、本家キョウリュウゴールドの空蝉丸が使用していたものと同様のもの。
本家同様に獣電池を3本まで装填し、雷のパワーを一気に炸裂させる「ブレイブフィニッシュ・雷電残光」が必殺技。



【獣電竜】


キョウリュウジャーブレイブと共に戦う機械の体を得た恐竜たち。本家キョウリュウジャーの獣電竜とモチーフとなった恐竜が共通しており、本家キョウリュウジャーの獣電竜との関係は、1億年前にトリンが本家獣電竜達と同様に生み出しデーボス軍と戦った同種の別個体と思われる存在である。*4*5
また、本作においてアンキドン、ブンパッキー、プレズオン、トバスピノに相当する獣電竜は登場しない。


[ 1 ] ガンティラ

ブレイブキョウリュウレッドのパートナーであるティラノサウルス型の獣電竜。
キョウリュウレッドのパートナーのガブティラと同じティラノサウルス型の獣電竜で、頭には強固な兜のようなアーマーに覆われ、大型のガトリングが武装されている。その巨体によるパワフルな攻撃とガトリングによる射撃により、遠近どちらにも対応できる。
ジュヨンとはキョウリュウジャーになる前からの付き合いで、普段はガブティラ・オーバーチャージモードに似たミニティラ形態でジュヨンと行動することも多い。
なお、本家のミニティラのようにクルリンチョ!と銃モードに変形できない。従って、ブレイブキョウリュウレッドがカーニバルになることはない。


[ 2 ] ステゴンソー

ブレイブキョウリュウブラックのパートナーであるステゴサウルス型の獣電竜。
キョウリュウブルーのパートナーのステゴッチと同じステゴサウルス型の獣電竜だが、メインカラーはホワイトとブラックで、頭の辺りからチェーンソーが伸びている。チェーンソーによる斬撃は見るからに強そう。


[ 3 ] ショベケラ

ブレイブキョウリュウブルーのパートナーであるトリケラトプス型の獣電竜。
キョウリュウピンクのパートナーのドリケラと同じトリケラトプス型の獣電竜だが、メインカラーはホワイトとブルーで、頭の2本角が大きなショベルに変わっている。ただ、尻尾はドリルのままなのでドリケラ同様のドリル攻撃も可能。


[ 4 ] パラサーザー

ブレイブキョウリュウグリーンのパートナーであるパラサウロロフス型の獣電竜。
キョウリュウブラックのパートナーのパラサガンと同じパラサウロロフス型の獣電竜だが、メインカラーはホワイトとグリーンで、頭の形状が大幅に変化しており、獣電池の挿入口が首の根本になっている。口の先と尻尾の銃口からレーザーを発射できる。


[ 5 ] ラプックス

ブレイブキョウリュウピンクのパートナーであるヴェロキラプトル型の獣電竜。
キョウリュウグリーンのパートナーのザクトルと同じヴェロキラプトル型の獣電竜だが、メインカラーはホワイトとピンクで、尻尾の三連ナイフのうちの1つが斧の形に変わっている。ドヒは尻尾の斧を指して「リボンをつけているみたいで可愛い」と発言していた。


[ 6 ] プテラボルトン

ブレイブキョウリュウゴールドのパートナーであるプテラノドン型の獣電竜。
キョウリュウゴールドのパートナーのプテラゴードンと同じプテラノドン型の獣電竜で見た目もよく似ているが、プテラゴードンのカラーリングが金と銀なのに対し、プテラボルトンは青銅色と金になっている。
宇宙空間でも航行可能、プテラゴードン同様に単体で獣電巨人「ブレイブプテライデンオー」にカミナリ変形することができる。


[ 10 ] ギガブラギガス

本家キョウリュウジャーのブラギガスと同じく、キョウリュウジャーブレイブの秘密基地「スピリットベース」が内部に存在するブラキオサウルス型の獣電竜。変身こそしないものの、トリンがブレイブインを行うため彼のパートナー獣電竜だと思われる。
ブラギガス同様に単体で獣電巨人「ブレイブギガントブラギオー」に超カミツキ変形することができる。ブラギガスと比較するとカラーリングの一部が紫に変化している。
ネオデーボス軍の地球襲来早々に土の魔王ジナリックに襲撃されてしまい、辛うじてスピリットベースは分離したものの、ギガブラギガス自体は大地に封印されてしまう。その後、キョウリュウジャーブレイブによるギガブラギガス解放作戦の折にジナリックに操られ、ソウルの街を火の海にした。最終的にジナリックを倒して再生するまでの隙に、ギガブラギガスとトリンの精神を同調させることで、ギガブラギガスを奪還した。
最終決戦では大気圏外から降下してくるプテラボルトンの元にブレイブキョウリュウジンを送るため、自身の首を使ってブレイブキョウリュウジンを天高く跳ね上げた。


【獣電巨人】

獣電巨人のスーツはブレイブキョウリュウジンとブレイブキョウリュウジンウエスタンのみ制作され、残りの獣電巨人はフルCGによって描かれている。

○ブレイブキョウリュウジン

ガンティラ、ステゴンソー、ショベケラがカミツキ合体することで完成する獣電巨人。
ガンティラの頭部とブレイブキョウリュウジンの頭部に武装されたガトリングに、ステゴンソーの背中から分離したチェーンソー型の獣電剣と、かつてのキョウリュウジンに比べて武装面が大幅強化されたことが一目でわかる外見となっている。キョウリュウジンとは違った魅力があって、これはこれで非常にカッコいい。
キョウリュウジンと違い、合体状態では獣電剣をステゴンソーに収納することができないの上にシールドに変形もできないので、獣電剣を武装した状態がデフォルトとなり、5人全員の搭乗も必要ない。
操縦方式もキョウリュウジンのように各メンバー用の台座はなく、真ん中に一つだけ高台がある。
そこにブレイブキョウリュウレッドが立ち、他のメンバーは1段下に並んで立つ形になっている。
必殺技は突進の勢いに乗って、すれ違いざまに獣電剣で横方向に敵を切り刻む「獣電剣ブレイブフィニッシュ」。


○ブレイブキョウリュウジンウエスタン

ガンティラ、パラサーザー、ラプックスがカミツキ合体することで完成する獣電巨人。カミツキ合体といいながらパラサーザーが噛みついていないというのは禁句。
オリジナルのキョウリュウジンウエスタンに比べると、ウエスタンの要素は薄くなっているものの(元のキョウリュウジンウエスタンにウエスタン要素があったのかといわれると微妙だが)、ガンティラのガトリングとパラサーザーの二門のレーザー砲により火力は大幅に上がっている。
プルンの射撃能力とドヒのスピードが噛み合い、高い戦闘能力を誇る。
必殺技は「ブレイブキョウリュウジンウエスタン・ブレイブフィニッシュ」。


○ブレイブプテライデンオー

プテラボルトンがカミナリ変形した獣電巨人。
プテライデンオーとは体色が異なること以外に外見の違いはない。武装は両腕のプテラカッター。
必殺技は胸のプテラボルトンの口から雷撃砲を放つ「ブレイブプテライデンオー・ブレイブフィニッシュ」。
CGで描かれるブレイブキョウリュウジンとの決闘はスピード感があって一見の価値アリ。


○ブレイブライデンキョウリュウジン

ブレイブキョウリュウジンとプテラボルトンが雷電カミツキ合体を果たした獣電巨人。
必殺技は空中から雷を纏った五連獣電剣で両断する「獣電剣イナズマブレイブフィニッシュ」。


○ブレイブギガントブラギオー

復活したギガブラギガスが超カミツキ変形した獣電巨人。語呂の都合かこの形態のみ合体時の音声が「ギガガブリンチョ」のまま。
ギガントブラギオーと比較してメインカラーが紫色になっており、巨大なブラギオアックスを軽々と振り回して戦う。スピリットベース内からトリン一人で操縦することができる。
必殺技はブラギオアックスで両断する「超獣電ギガブレイブフィニッシュ」。


○ブレイブギガントキョウリュウジン

ブレイブキョウリュウジンとギガブラギガス、パラサーザー、ラプックスが超カミツキ合体した最強の獣電巨人。
メインカラーの紫が際立った姿となっている。
必殺技は胸部からキョウリュウスピリットを収束して放つ光線「超獣電ギガントフルブラスター」。



どんな項目が立てられようとも、ブレイブさえあれば追記・修正できるんだ!
















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最終更新:2024年07月06日 17:49

*1 本作が「キョウリュウジャー」本編終了から何年後の世界なのかは明言されていない

*2 おそらくはゼツメイツのようなデーボモンスターか、獰猛の戦騎Dのように恐竜の感情から生まれた戦騎

*3 https://x.com/cron204/status/879883281319084032?s=20

*4 https://x.com/cron204/status/879617789614374912?s=20

*5 また、本家の獣電竜達は「王様戦隊キングオージャー」や「100years after」において、デーボス軍壊滅から10~100年後の未来にもガブティラやステゴッチやブラギガス達が存在していることや、最終回ラストのサプライズからも別個体であることが示唆されている