AnyDVDの新バージョンが公開される 28
復活 部門より
SlySoftはアンティグア・バーブーダを拠点とする会社だが、現地に住む開発チームのメンバーはおらず、主要な開発者の中には閉鎖を知らされていなかった人もいるという。SlySoftのWebサイトは閉鎖されたものの、同ドメインで運営されているフォーラム(https://forum.slysoft.com/)はそのままになっており、活発な議論が行われていた。
現在、forum.slysoft.comにアクセスすると、ベリーズドメインの「forum.redfox.bz」にリダイレクトされる。3月1日にリリースされたAnyDVD 7.6.9.1では、オンラインデータベースがRedFoxのものに変更されており、アップデートすることで既存のユーザーはこれまで通りAnyDVDを使い続けることができる。新しいBlu-rayディスクのサポートなど新機能やバグの修正なども行われているが、現時点では新規ライセンスの販売は行わないとのこと。
このほか、CloneBDやVirtual CloneDriveなど、これまでSlySoftが提供していたソフトウェアもすべてRedFoxが引き継いで提供を行う。ソースコードやサーバーは元従業員たちの管理下にあるものの、これらの資産を自由に使用できるのかどうかについては不透明な部分がある。ただし、元SlySoftの開発者でAnyDVD HDのリリースビルドを作成できる唯一の人物だというJames氏は、SlySoftは自分たち(元従業員)に多額の負債があり、モラル的に大きな問題があるとは思わないと述べているそうだ。