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国家2種と法科大学院の試験の両立
私大法学部1回生(女)です。 私の夢は検察官か検察事務官になることです。 そのためには国家公務員2種か新司法試験に合格することが必要であることを知りました。 そこで、法科大学院を特待生で合格したら法科大学院へ進学して、落ちれば国家公務員になろうかなと考えています。 (国家2種に受かればの話ですが…) それで質問したいことなのですが、法科大学院の試験と国家2種の試験の両立はできると思いますか? あと、法科大学院を特待生で合格することと国家2種に合格することはどちらが難しいですか? 回答お願いします。
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まず、検察事務官の試験と司法試験のレベルは全く比べ物にならない差があることは確かでしょう。 (一方は、1、2年で受かるのが通常で、もう一方は人によりますが、10年くらいかけても受からないことが全然不思議ではない試験だからです。) 次に、法科大学院には 2年(既習コース)と3年(未習コース)があります。 そして、学校によって全然レベルが違います。それは、新司法試験の合格者数からみても明らかでしょう。ですから、二つ目のご質問にストレートにお答えすることはできません。 ただ、新試の合格者が多い学校に既習者として特待生で入学を許されることは、かなり難しいものであると思います。例えば、そういう上位校の場合、旧司法試験の択一合格者などで、大学卒業後3、4年勉強されていた方が特待生になるというのが、今までは通常であったと思われるからです。(今後はわかりませんが。) とりあえず、市販の合格体験記を読まれたり、予備校や大学で行われる法科大学院の説明会に足を運び、その上で、どのような勉強をどのくらいしていく必要があるかを確認することをお勧めします。 その上で、大学生活を十分に勉強したいとお考えでしたら、今すぐに本格的に法律の勉強に取り組むとよいと思います。司法試験の勉強はやるべきことも多いですし、やり応えがありますので。 一方、勉強だけにとどまらず、他のことにもチャレンジしたいとお考えでしたら、2年の秋くらいから、公務員の勉強をするのをお勧めします。(この時期からでしたら、余裕をもって合格できると思います。ただ、面接も含めて、こちらも簡単な試験ではないとは思います。) ところで、司法試験の勉強は、法律に「体系」があることを意識することと、あくまで「文言解釈」であることを忘れずにやる必要があります。また、「~の場合に(要件)~することができる。(効果)」といった要件効果の視点から、条文を読む癖をつけてください。最後に、論文は、要件効果を意識して、書く練習を一定量しなければ、評価される答案を書けるようになりません。(1問題提起、2規範、3あてはめ、4結論などの答案の形式も特に慎重に学んでくださいね。) 最後に一つ目の質問にお答えするとすれば、これから1年間必死で司法試験向けの勉強をしてみた上で、司法試験合格を無理だと判断したら、公務員を目指すというのは採りうる選択肢の一つだと思います。 また、両方に必要な憲法、民法、刑法の勉強をしっかりやった上で、論文が書けるなら、法科大学院に絞るというのもありだと思います。 いずれにせよ、中途半端な実力で併願すれば、二兎を追う者は…。になり兼ねませんので、それは理解しておく必要があるとは思います。最初が肝心です。丁寧にかつ毎日少しずつでいいので積み上げていく、学習を心がけてください。応援しています。
お礼
法律の勉強は、少しずつですが始めています。 でも、やっぱり国家2種と法科大学院の試験を両立をするのは自分にやる気とか気力みたいなものが必要ですよね。 詳しく丁寧に回答していただき、ありがとうございました。