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JPWO2010087068A1 - レンズ及び成形金型 - Google Patents

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JPWO2010087068A1
JPWO2010087068A1 JP2010548371A JP2010548371A JPWO2010087068A1 JP WO2010087068 A1 JPWO2010087068 A1 JP WO2010087068A1 JP 2010548371 A JP2010548371 A JP 2010548371A JP 2010548371 A JP2010548371 A JP 2010548371A JP WO2010087068 A1 JPWO2010087068 A1 JP WO2010087068A1
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輝彦 伊藤
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Abstract

本発明は、高NAのレンズにおいて成形時の不具合を抑制できるレンズ及びそのようなレンズを成形できる成形金型を提供する。レンズOEは、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bとは重なっていないので、成形金型において最も絞られる絞り部の面積が減少し、射出成形時における樹脂の抵抗を減少させることができ、これにより第1の光学面OE11aに脈理を発生することを抑制できる。

Description

本発明は、レンズに関し、特にNA0.75以上、NA0.9以下のレンズ及びそれを成形する成形金型に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を「記録/再生」と記載する)を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4.7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1層あたり23〜27GBの情報の記録が可能である。この光ディスクを本明細書では高密度光ディスクと呼ぶ。
このような高密度光ディスク用の光ピックアップ装置に用いる対物レンズとして、樹脂の成形によって得られるものが、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−334930号公報
ここで、特許文献1に示すようなNA0.8以上の対物レンズは、一般的に軸上厚が厚くなるが、それにより光路長が長くなり光ピックアップ装置の大型化を招くという問題がある。これに対し軸上厚を極力薄くするレンズ設計を行うこともできるが、それにより対物レンズの縁厚が薄くなる傾向がある。このように縁厚を薄くしたレンズについて、本発明者が検討を行ったところ、光学面に脈理(曇りや歪み)が発生することがわかった。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、高NAのレンズにおいて成形時の不具合を抑制できるレンズ及びそのようなレンズを成形できる成形金型を提供することを目的とする。
請求項1に記載のレンズは、樹脂を素材として成形されるNA0.75以上、NA0.9以下のレンズにおいて、第1の光学面と、前記第1の光学面に対して対向する側に形成された第2の光学面と、前記レンズの外周に形成されたフランジ部と、前記第1の光学面と前記フランジ部との間に形成され、光軸に略直交する第1の端面領域と、前記第2の光学面と前記フランジ部との間に形成され、光軸に略直交する第2の端面領域と、を有し、
前記第1の端面領域と前記第2の端面領域の光軸方向の距離は、前記フランジ部の光軸方向の厚さより小さくなっており、更に光軸方向に見たときに、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とは、全く重なっていないか、一部のみが重なっていることを特徴とする。
本発明者は鋭意研究の結果、凸レンズにおいて最も薄い縁厚と、最も厚い軸上厚の割合を偏肉比としたときに、偏肉比が大きいレンズでは、金型のキャビティ容量に対して縁厚が薄くなるため、ゲートを通過する樹脂の単位時間当たりの流速が速まり、キャビティ内に急激に樹脂が射出されることにより、ゲート付近の光学面に脈理が発生することを見出した。特にNA0.75以上のレンズの場合、光学面周辺の曲率がきつくなるため、樹脂の流動性が妨げられ、これにより顕著な脈理等が発生し、外観不良や光学性能の劣化を招く恐れがあることを見出した。
かかる知見に基づき、本発明者は、レンズを光軸方向に見たときに、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とが、全く重なっていないか、一部のみが重なっているようにすることで、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とを転写形成する成形金型の転写面の間の抵抗を減少させ、樹脂がスムーズに通過できるようにし、これにより樹脂の流動性を高めて脈理等を抑制できることを想到したのである。
尚、樹脂としては、例えば光学材料として一般的に用いられる透明の熱可塑性樹脂材料等であれば特に制限はないが、光学素子としての加工性を考慮すると、アクリル樹脂、環状オレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、またはポリイミド樹脂であることが好ましい。適用可能な熱可塑性樹脂としては、例えば、特開2003−73559に記載の化合物を挙げることができる。
また、本発明に係る対物レンズは、光軸直交方向に光学面から順に、端面領域、フランジ部を有しており、フランジ部の光軸方向距離が端面領域間の光軸方向距離に比べて長くなっていることが好ましい。また、フランジ部の第1光学面側の面が光ピックアップ装置に取り付ける際の基準面となることが好ましい。また、請求項1中の「一部のみが重なっている」には、例えば、第1の端面領域が第2の端面領域より短く、第1の端面領域の全領域が第2の端面領域の一部と重なっている状態は含まれない。請求項1中の「一部のみが重なっている」には、あくまでも、第1の端面領域の(全部ではなく)「一部」と、第2の端面領域の(全部ではなく)「一部」とが重なる場合のみが含まれるものである。
請求項2に記載のレンズは、請求項1に記載の発明において、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域のうち一方の外周は、他方の外周よりも半径方向外側に位置していることを特徴とする。これにより前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とを転写形成する成形金型の転写面の間の抵抗を更に減少させ、樹脂がスムーズに通過できるようにしている。
請求項3に記載のレンズは、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1の端面領域の内周が前記第2の光学面の外周よりも半径方向内側に位置しているか、或いは前記第2の端面領域の内周が前記第1の光学面の外周よりも半径方向内側に位置していることを特徴とするので、有効径の差を利用することで、レンズを大径化することなく、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とが、全く重なっていないか、一部のみが重なっているようにすることが可能となる。
請求項4に記載のレンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、偏肉比を3以上、10以下としたことを特徴とする。本発明は、偏肉比を3倍以上10倍以下とするレンズにおいて特に効果がある。ここで、「偏肉比」は、レンズの軸上厚と縁厚との割合をいい、「縁厚」とは、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域の光軸方向の距離をいい、一般的にはレンズにおいて最も薄い光軸方向の厚さをいう。
請求項5に記載のレンズは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域の光軸方向の距離をΔ1、前記フランジ部の光軸方向の厚さをΔ2としたときに、Δ2/Δ1が2以下であることを特徴とする。
請求項6に記載のレンズは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記フランジ部の光軸方向端面の少なくとも何れか一方は、前記第1の光学面若しくは前記第2の光学面の面頂点よりも光軸方向外側に位置することを特徴とする。
従って、前記フランジ部の光軸方向端面のうちの一方は、前記第1の光学面と前記第2の光学面の面頂点よりも光軸方向内側に位置していても良い。
請求項7に記載の成形金型は、請求項1〜6のいずれかに記載のレンズを成形するために、前記第1の光学面と、前記第2の光学面と、前記第1の端面領域と、前記第2の端面領域と、前記フランジ部の表面とを転写する転写面を有することを特徴とする。
本発明によれば、高NAのレンズにおいて成形時の不具合を抑制できるレンズ及びそのようなレンズを成形できる成形金型を提供することができる。
本実施の形態にかかるレンズを、成形金型を用いて成形する工程を示す図である。 成形金型の拡大図である。 比較例のレンズOE’を示す断面図である。 上述した成形金型により成形された本実施の形態のレンズOEである。 別な実施の形態にかかるレンズOEの断面図である。 別な実施の形態にかかるレンズOEの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、BD用光ピックアップ装置に用いるNA0.75以上、NA0.9以下のレンズを、成形金型を用いて成形する工程を示す図である。図2は、成形金型の拡大図である。成形金型は、第1の型10と第2の型20とを含み、両者が型締めされた状態で複数のキャビティを形成するようになっている。尚、図1におけるキャビティ形状は概略的である。
図2に示すように、第1の型10は、中心軸Xを中心として、レンズの第1の光学面を転写形成するための第1の光学転写面11aと、それに続く第1の端面領域を転写形成するための第1の領域転写面11bと、それに続く第1の遷移領域を転写形成するための第1の遷移転写面11cと、それに続くフランジ部の第1端面を転写形成するための第1のフランジ端転写面11dと、それに直交するフランジ部の周面を転写形成するための第1のフランジ周転写面11eとを、それぞれ複数個有する。第1の領域転写面11bと第1のフランジ端転写面11dとは、第1の光学転写面11aの中心軸X(レンズの光軸)に対して直交しており、第1の遷移転写面11cは、中心軸Xに直交する平面に対して傾いている。尚、第1のフランジ端転写面11dと第1のフランジ周転写面11eとの交差部に、面取り部を設けると好ましい。
更に第2の型20は、中心軸Xを中心として、レンズの第2の光学面を転写形成するための第2の光学転写面21aと、それに続く第2の端面領域を転写形成するための第2の領域転写面21bと、それに続く第2の遷移領域を転写形成するための第2の遷移転写面21cと、それに続くフランジ部の第2端面を転写形成するための第2のフランジ端転写面21dと、それに直交するフランジ部の周面を転写形成するための第2のフランジ周転写面21eとを、それぞれ複数個有する。第2の領域転写面21bと第2のフランジ端転写面21dとは、第2の光学転写面21aの中心軸X(レンズの光軸)に対して直交しており、第2の遷移転写面21cは、中心軸Xに直交する平面に対して傾いている。第1のフランジ周転写面11eの光軸方向長さは、第2のフランジ周転写面21eの光軸方向長さより長く、また両者は抜き勾配を考慮して、中心軸Xに対して互いに逆方向に僅かに傾いた円錐状面となっている場合もある。尚、第2のフランジ端転写面21dと第2のフランジ周転写面21eとの交差部にも、面取り部を設けると好ましい。
又、中心軸Xに沿って見たときに、第1の領域転写面11bと第2の領域転写面21bとは重なっておらず、両面の中心軸X方向に沿った距離Δ1は、第1のフランジ端転写面11dと第2のフランジ端転写面21dとの距離Δ2より小さくなっている。第1の遷移転写面11cと第2の遷移転写面21cとは、中心軸Xに直交する平面に対して互いに逆方向に傾いている。
図1に示すように、第1の型10には、ゲート(入口流路)GTが形成されている。
次に、レンズの成形方法について説明する。まず、図1(a)に示すように、第2の型20に対向するようにして第1の型10をセットする。その後、図1(b)に示すように、第2の型20に対して第1の型10を相対的に接近させ密着させて、所定の保圧にて型締めを行う。このとき、第1のフランジ周転写面11eと、それに対向する第2のフランジ周転写面21eの突き合わせ端部同士が、それぞれ一致するようになる。
更に第1の型10と第2の型20とを不図示のヒータにより加熱することにより、型締め時点での光学転写面11a、21aを所定温度まで加熱した後、不図示のノズルからランナー22及びゲートGTを介して任意の圧力に加圧された状態で樹脂を供給する(図1(c)参照)。このとき、不図示のエアベントからキャビティCB内に残存している空気が抜けるので、キャビティCB内にエア溜まりが形成されることが抑制され、転写面に樹脂が精度良く密着することができる。
次に、溶融した樹脂が転写面11a〜11e,21a〜21eの形状を転写した状態で固化した後、型温度を低下させて樹脂を冷却して固化させる。
その後、第1の型10と第2の型20とを相対的に移動させて型開きを行うと、レンズOEを含む成形品が第1の型10に貼り付いた状態で露出する。かかる成形品からレンズOEを分離することで、単体のレンズOEが形成される。
ここで、比較例と比較して、本実施の形態のレンズについて説明する。図3は、比較例のレンズOE’を示す断面図であり、図4は、上述した成形金型により成形された本実施の形態のレンズOEであり、一点鎖線で有効径の最近接内方を通過する光束の外縁Lを示している。即ち、光束の外縁Lが第1の光学面OE11a、第2の光学面OE21aと交差する位置が、それぞれ有効径となる。
図4において、レンズOEは、光軸Xを中心として、光軸Xを含む円形の第1の光学面OE11aと、それに続く輪帯状の第1の端面領域OE11bと、それに続く輪帯状の第1の遷移領域OE11cと、それに続いて最も外側になる環状のフランジ部OEFの第1端面OE11dと、それに直交するフランジ部OEFの周面OE11eと、更に第1の光学面OE11aに同軸に対向する円形の第2の光学面OE21aと、それに続く輪帯状の第2の端面領域OE21bと、それに続く輪帯状の第2の遷移領域OE21cと、それに続くフランジ部の第2端面OE21dとを有している。尚、不図示の光ピックアップ装置に組み付けたとき、第1の光学面OE11aが光源側になり、第2の光学面OE21aが光ディスク側になる。
図4に示すレンズOEは、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bとは重なっておらず、特に第1の光学面OE11a側と第2の光学面OE21a側との有効径の差を利用して、第1の端面領域OE11bを、第2の端面領域OE21bよりも光軸直交方向外側に位置させており、従って第2の端面領域OE21bの内周は、第1の光学面OE11aの外周よりも光軸に近接している。又、両面の光軸方向の距離(Δ1)は、フランジ部OEFの端面OE11d、OE21dの距離(Δ2)より小さくなっており、好ましくはΔ2/Δ1≦2である。加えて、レンズOEの軸上厚をΔ3としたときに、偏肉比Δ3/Δ1は3以上10以下であると好ましい。更に、フランジ部OEFの第1の端面OE11dは、第1の光学面OE11aと光軸Xとの交点よりも、第2の光学面OE21a側に位置しているが、第2の端面OE21dは、第2の光学面OE21aと光軸Xとの交点よりも、第1の光学面OE11aから離れた側に位置している。従って、第1の光学面OE11aは第1の端面OE11dより出っ張っているために、第1の端面OE11dを平面上に接地させることはできないが、第2の光学面OE21aは第2の端面OE21dより引っ込んでいるために、第2の端面OE21d全体を接地させるようにして、レンズOEを平面上に載置させることができ、それにより第2の光学面OE21aが傷付くことなどを抑制できる。但し、レンズOEを載置するための部材が第2の光学面OE21aに当接しないように中央が窪んでいて第2の端面OE21dのみが当接可能な形状であるならば、第2の端面OE21dを第2の光学面OE21aよりも光軸方向内側に位置させても良い。
また、第1の光学面OE11aが第1の端面OE11dより引っ込んでいて、第2の光学面OE21aが第2の端面OE21dより出っ張っている形状のレンズであってもよいし、第1の光学面OE11a及び第2の光学面OE21aが共に第1の端面OE11d及び第2の端面OE21dより引っ込んでいる形状のレンズであってもよい。
一方、図3の比較例のレンズOEは’、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bが第2の端面領域OE21bに完全に重なっている点のみが異なる。重なっている部分をハッチングで示す。
ここで、図3に示すレンズOE’は、射出成形時に、成形金型のスプールとランナーを介して供給された樹脂が、平行で光軸方向に重なっている第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bの転写面間を通過する際に大きな抵抗を受け、これにより第1の光学面OE11aに脈理を発生する恐れがある。これを回避するために、図3の点線DLで示すように、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bの転写面間を広げて射出成形時の樹脂の流れをスムーズにすることも考えられるが、それにより転写面が第1の光学面OE11aと干渉してしまい、光学機能を損なう恐れがある。
これに対し、本実施の形態のレンズOEによれば、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bとは重なっていないので、成形金型において最も絞られる絞り部の面積が減少し、射出成形時における樹脂の抵抗を減少させることができ、これにより第1の光学面OE11aに脈理を発生することを抑制できる。
図5は、別な実施の形態にかかるレンズOEの断面図である。本実施の形態においては、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bとは一部のみが重なっており、特に第1の光学面OE11a側と第2の光学面OE21a側との有効径の差を利用して、第2の端面領域OE21bの外径を、第1の端面領域OE11bの内径より大きく且つその外径より小さくしている。重なっている部分をハッチングで示す。本実施の形態においても、成形金型において最も絞られる絞り部の面積が減少するので、射出成形時における樹脂の抵抗を減少させることができ、これにより第1の光学面OE11aに脈理を発生することを抑制できる。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図6は、別な実施の形態にかかるレンズOEの断面図である。本実施の形態においては、光軸に沿って見たときに、第1の端面領域OE11bと第2の端面領域OE21bとは一部のみが重なっており、特に第1の端面領域OE11bの外径を、第2の端面領域OE21bの内径より大きく且つその外径より小さくしている。重なっている部分をハッチングで示す。本実施の形態においても、成形金型において最も絞られる絞り部の面積が減少するので、射出成形時における樹脂の抵抗を減少させることができ、これにより第1の光学面OE11aに脈理を発生することを抑制できる。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
10 第1の型
11a 第1の光学転写面
11b 第1の領域転写面
11c 第1の遷移転写面
11d 第1のフランジ端転写面
11e 第1のフランジ周転写面
20 第2の型
21a 第2の光学転写面
21b 第2のフランジ転写面
21b 第2の領域転写面
21c 第2の遷移転写面
21d 第2のフランジ端転写面
21e 第2のフランジ周転写面
22 ランナー
CB キャビティ
DL 点線
L 外縁
OE レンズ
OE11a 第1の光学面
OE11b 第1の端面領域
OE11c 第1の遷移領域
OE11d 第1の端面
OE11e フランジ部周面
OE21a 第2の光学面
OE21b 第2の端面領域
OE21c 第2の遷移領域
OE21d 第2の端面
OEF フランジ部
X 中心軸(光軸)
GT ゲート

Claims (7)

  1. 樹脂を素材として成形されるNA0.75以上、NA0.9以下のレンズにおいて、
    第1の光学面と、
    前記第1の光学面に対して対向する側に形成された第2の光学面と、
    前記レンズの外周に形成されたフランジ部と、
    前記第1の光学面と前記フランジ部との間に形成され、光軸に略直交する第1の端面領域と、
    前記第2の光学面と前記フランジ部との間に形成され、光軸に略直交する第2の端面領域と、を有し、
    前記第1の端面領域と前記第2の端面領域の光軸方向の距離は、前記フランジ部の光軸方向の厚さより小さくなっており、更に光軸方向に見たときに、前記第1の端面領域と前記第2の端面領域とは、全く重なっていないか、一部のみが重なっていることを特徴とするレンズ。
  2. 前記第1の端面領域と前記第2の端面領域のうち一方の外周は、他方の外周よりも半径方向外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 前記第1の端面領域の内周が前記第2の光学面の外周よりも半径方向内側に位置しているか、或いは前記第2の端面領域の内周が前記第1の光学面の外周よりも半径方向内側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ。
  4. 偏肉比を3以上、10以下としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレンズ。
  5. 前記第1の端面領域と前記第2の端面領域の光軸方向の距離をΔ1、前記フランジ部の光軸方向の厚さをΔ2としたときに、Δ2/Δ1が2以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレンズ。
  6. 前記フランジ部の光軸方向端面の少なくとも何れか一方は、前記第1の光学面若しくは前記第2の光学面の面頂点よりも光軸方向外側に位置することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレンズ。
  7. 前記第1の光学面と、前記第2の光学面と、前記第1の端面領域と、前記第2の端面領域と、前記フランジ部の表面とを転写する転写面を有し、請求項1〜6のいずれかに記載のレンズを成形することを特徴とする成形金型。
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