JPH1160521A - アルキルモノハリドの加水分解方法、およびこれを実施するための装置 - Google Patents
アルキルモノハリドの加水分解方法、およびこれを実施するための装置Info
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- JPH1160521A JPH1160521A JP10137817A JP13781798A JPH1160521A JP H1160521 A JPH1160521 A JP H1160521A JP 10137817 A JP10137817 A JP 10137817A JP 13781798 A JP13781798 A JP 13781798A JP H1160521 A JPH1160521 A JP H1160521A
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- hydroxide
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/09—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrolysis
- C07C29/12—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrolysis of esters of mineral acids
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単、安全であり、モノ置換アルキルハリド
に関して高濃度の場合にも高度の転化率を得られる加水
分解方法を提供すること。 【解決手段】 アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土
類金属水酸化物を含浸した活性炭を用いた、水の存在下
におけるアルキルモノハリドの加水分解によりほぼ定量
的に対応のアルコールを得る、アルキルモノハリドの加
水分解法、およびこの方法を実施するために用いられ
る、1個以上の、好ましくは環状の反応器を含む装置を
得た。この方法はアルコールの製造にも好ましく用いら
れる。
に関して高濃度の場合にも高度の転化率を得られる加水
分解方法を提供すること。 【解決手段】 アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土
類金属水酸化物を含浸した活性炭を用いた、水の存在下
におけるアルキルモノハリドの加水分解によりほぼ定量
的に対応のアルコールを得る、アルキルモノハリドの加
水分解法、およびこの方法を実施するために用いられ
る、1個以上の、好ましくは環状の反応器を含む装置を
得た。この方法はアルコールの製造にも好ましく用いら
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルキルモノハリド
を含有する混合物中のアルキルモノハリドの加水分解
法、この方法を実施するための装置、およびその使用法
に関する。
を含有する混合物中のアルキルモノハリドの加水分解
法、この方法を実施するための装置、およびその使用法
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルキルハリド(ハロゲン化アルキル)
は塩素、塩化物またはPVCを含むプロセスガスまたは
反応の二次流中、またはPVC含有材料を加工するプラ
スチック再生プラントからの排ガス中等で生成する。有
機ハロゲン化合物は毒性を有するため、そのまま外界に
放出することはできず、またプロセスガスや二次流は、
燃料として、またはスチームクラッカーとして或いは製
油所内等での他の化学工程用の供給原料として再利用さ
れるため、有機塩素の量が少ないことが重要である。
は塩素、塩化物またはPVCを含むプロセスガスまたは
反応の二次流中、またはPVC含有材料を加工するプラ
スチック再生プラントからの排ガス中等で生成する。有
機ハロゲン化合物は毒性を有するため、そのまま外界に
放出することはできず、またプロセスガスや二次流は、
燃料として、またはスチームクラッカーとして或いは製
油所内等での他の化学工程用の供給原料として再利用さ
れるため、有機塩素の量が少ないことが重要である。
【0003】有機ハロゲン化合物をハロゲンを含有しな
い炭化水素に転換するための多種方法が公知である。
い炭化水素に転換するための多種方法が公知である。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第726306号
公報には、貴金属触媒、特にコバルト−モリブデンまた
はニッケル−モリブデン触媒上で、塩素化炭化水素を含
有するガスに水素を通じる接触的水素化法が記載されて
いる。
公報には、貴金属触媒、特にコバルト−モリブデンまた
はニッケル−モリブデン触媒上で、塩素化炭化水素を含
有するガスに水素を通じる接触的水素化法が記載されて
いる。
【0005】この方法は、触媒オンストリーム時間、活
性成分の硫黄等による被毒の可能性、水素を添加する必
要性、および腐食性塩化水素の発生といった不都合を有
する。
性成分の硫黄等による被毒の可能性、水素を添加する必
要性、および腐食性塩化水素の発生といった不都合を有
する。
【0006】米国特許第5490919号公報には、塩
素−、弗素−、臭素含有有機ハロゲン化物と、アルカリ
金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムとの、触媒量の脱水素化触媒、例えばパラジウム
/炭素の存在下における、50−150℃、大気圧下で
のアルコール溶液中の反応による脱ハロゲン化が開示さ
れている。この方法は、活性成分のパラジウムについて
の触媒オンストリーム時間の問題、および溶媒として更
にアルコールを添加する必要があるという問題を有す
る。
素−、弗素−、臭素含有有機ハロゲン化物と、アルカリ
金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムとの、触媒量の脱水素化触媒、例えばパラジウム
/炭素の存在下における、50−150℃、大気圧下で
のアルコール溶液中の反応による脱ハロゲン化が開示さ
れている。この方法は、活性成分のパラジウムについて
の触媒オンストリーム時間の問題、および溶媒として更
にアルコールを添加する必要があるという問題を有す
る。
【0007】ヨーロッパ特許出願公開第0694328
号公報には、ゴミ焼却炉からのハロゲン含有排ガスを、
酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムと必要
に応じて2−20重量%の活性炭から成る移動床(migr
ating bed)での吸収により浄化する方法が記載されてい
る。この方法ではHClを99%を上回る率で除去する
ことが可能であるが、固体処理に関する不都合な点を有
する。ゴミ焼却炉から放出される排ガスは塩化水素を主
形態として塩素を含有するものであり、また記載方法の
効率は高濃度の有機ハロゲン化合物については示されて
いない。
号公報には、ゴミ焼却炉からのハロゲン含有排ガスを、
酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムと必要
に応じて2−20重量%の活性炭から成る移動床(migr
ating bed)での吸収により浄化する方法が記載されてい
る。この方法ではHClを99%を上回る率で除去する
ことが可能であるが、固体処理に関する不都合な点を有
する。ゴミ焼却炉から放出される排ガスは塩化水素を主
形態として塩素を含有するものであり、また記載方法の
効率は高濃度の有機ハロゲン化合物については示されて
いない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、本発明は簡
単、かつ安全であり、モノ置換アルキルハリドに関して
高濃度の場合にも高転化率を得られる加水分解方法を提
供することをその目的とする。本発明の方法は技術的に
簡単な処理装置で行われ、オンストリーム時間の問題
(被毒)を有さず、取り扱いが簡単で安価な試薬により
行われる。これにより塩化水素の生成が回避されるた
め、処理装置に耐腐食性の特別な材料を用いる必要もな
い。プロセスガス等から生成するアルキルモノハリド
は、ほぼ定量的収率で対応のアルコールに変換される。
単、かつ安全であり、モノ置換アルキルハリドに関して
高濃度の場合にも高転化率を得られる加水分解方法を提
供することをその目的とする。本発明の方法は技術的に
簡単な処理装置で行われ、オンストリーム時間の問題
(被毒)を有さず、取り扱いが簡単で安価な試薬により
行われる。これにより塩化水素の生成が回避されるた
め、処理装置に耐腐食性の特別な材料を用いる必要もな
い。プロセスガス等から生成するアルキルモノハリド
は、ほぼ定量的収率で対応のアルコールに変換される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ア
ルキルモノハリドを含有する混合物の、水の存在下で
の、アルキル水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物
を含浸した活性炭上における加水分解法により解決され
ることを、本発明者等が見出した。
ルキルモノハリドを含有する混合物の、水の存在下で
の、アルキル水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物
を含浸した活性炭上における加水分解法により解決され
ることを、本発明者等が見出した。
【0010】
【発明の実施の形態】アルカリ金属水酸化物またはアル
カリ土類金属水酸化物を含浸した活性炭は、アルカリモ
ノハリドをアルコールにほぼ定量的に変換する加水分解
活性剤として作用する。
カリ土類金属水酸化物を含浸した活性炭は、アルカリモ
ノハリドをアルコールにほぼ定量的に変換する加水分解
活性剤として作用する。
【0011】本発明者等により、有機ハロゲン化合物が
アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物
を含浸した活性炭上で簡単に加水分解可能であることが
明らかにされた。
アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物
を含浸した活性炭上で簡単に加水分解可能であることが
明らかにされた。
【0012】本発明の方法は、低級第一アルキルハリ
ド、特にC1 −C4 アルキルモノハリド、好ましくはC
1 −C3 アルキルモノハリド、およびC1 −C4 アルキ
ルモノハリド、好ましくはC1 −C3 モノハリドを含む
混合物について特に有効に適用される。
ド、特にC1 −C4 アルキルモノハリド、好ましくはC
1 −C3 アルキルモノハリド、およびC1 −C4 アルキ
ルモノハリド、好ましくはC1 −C3 モノハリドを含む
混合物について特に有効に適用される。
【0013】本発明の方法では、熱的に特に安定な低級
第一有機塩化物、例えば塩化メチル、塩化エチルおよび
塩化n−プロピルを、対応のアルコールに99%以上転
換する。この方法は、熱的にはあまり安定でないために
転換が更に容易な対応の臭化物、沃化物の加水分解にも
同様に使用される。
第一有機塩化物、例えば塩化メチル、塩化エチルおよび
塩化n−プロピルを、対応のアルコールに99%以上転
換する。この方法は、熱的にはあまり安定でないために
転換が更に容易な対応の臭化物、沃化物の加水分解にも
同様に使用される。
【0014】活性炭に、1−40重量%、特に5−25
重量%のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属
水酸化物の水溶液を含浸すると特に有効であり、ここで
水酸化ナトリウムが有効に使用される。
重量%のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属
水酸化物の水溶液を含浸すると特に有効であり、ここで
水酸化ナトリウムが有効に使用される。
【0015】更に本発明の方法は、室温から600℃に
亘る広い温度範囲で実施可能という利点を有する。上記
温度範囲中、120−300℃が極めて有利である。
亘る広い温度範囲で実施可能という利点を有する。上記
温度範囲中、120−300℃が極めて有利である。
【0016】加水分解は大気圧下で好ましく行われ、工
業的に有効であるが、減圧下または加圧下にも実施可能
であり、更には0.5バール(絶対圧)〜50バール
(絶対圧)、特に1〜5バール(絶対圧)の範囲に設定
されると特に有効である。
業的に有効であるが、減圧下または加圧下にも実施可能
であり、更には0.5バール(絶対圧)〜50バール
(絶対圧)、特に1〜5バール(絶対圧)の範囲に設定
されると特に有効である。
【0017】本発明による方法の更なる利点は、使用成
分に対する柔軟性であり、使用成分は気相であっても液
相であってもよい。
分に対する柔軟性であり、使用成分は気相であっても液
相であってもよい。
【0018】更に、本発明の方法は簡単、且つ安価な方
法により、適度に置換されたハロゲン化炭化水素から
の、大規模な非常に多種類のアルコール製造にも有用で
ある。
法により、適度に置換されたハロゲン化炭化水素から
の、大規模な非常に多種類のアルコール製造にも有用で
ある。
【0019】以下に記載の実施例と、製造法を示す模式
図により本発明を更に詳細に説明する。
図により本発明を更に詳細に説明する。
【0020】
[実施例1]塩化メチル、塩化エチル、塩化n−プロピ
ル、塩化n−ブチルおよびクロロベンゼンを主成分とす
る全塩素含有量5000mg/m3 (S.T.P.)の
プラスチック再生プラントの20リットル/時間のプロ
セスガスを、図1に示す熱交換機1で150℃に加熱
し、長さ70cm、幅1cmの、150゜、流出口圧力
0.1バール(絶対圧)の環状反応器2を通過させた。
環状反応器2には、10重量%の水酸化ナトリウムを含
浸した粒径2−5mmの活性炭から成る加水分解活性剤
を装填されている。ケムバイロン(Chemviron )製活性
炭IVP4を使用した。
ル、塩化n−ブチルおよびクロロベンゼンを主成分とす
る全塩素含有量5000mg/m3 (S.T.P.)の
プラスチック再生プラントの20リットル/時間のプロ
セスガスを、図1に示す熱交換機1で150℃に加熱
し、長さ70cm、幅1cmの、150゜、流出口圧力
0.1バール(絶対圧)の環状反応器2を通過させた。
環状反応器2には、10重量%の水酸化ナトリウムを含
浸した粒径2−5mmの活性炭から成る加水分解活性剤
を装填されている。ケムバイロン(Chemviron )製活性
炭IVP4を使用した。
【0021】以下の表1から明らかなように、使用した
ハロゲン化合物は、ほぼ定量的収率で転換された。
ハロゲン化合物は、ほぼ定量的収率で転換された。
【0022】
【表1】
【0023】[実施例2]反応温度を250℃とした以
外は、実施例1と同様の操作を行った。転化率を表2に
記載する。
外は、実施例1と同様の操作を行った。転化率を表2に
記載する。
【0024】
【表2】
【0025】[実施例3]プロセスガス流の代わりに窒
素ガス流を用い、塩素化合物の代わりに臭素化合物を用
いた以外は実施例1と同様の操作を行った。転化率を表
3に記載する。
素ガス流を用い、塩素化合物の代わりに臭素化合物を用
いた以外は実施例1と同様の操作を行った。転化率を表
3に記載する。
【0026】
【表3】
【0027】本発明の本質は、プロセスガス流等からの
アルキルモノハリドを水と共に、アルカリ金属水酸化物
またはアルカリ土類金属水酸化物を含浸させた活性炭を
含む加水分解活性剤を装填した反応器を通過させること
である。有機ハロゲン化物は、ほぼ定量的に反応して対
応のアルコールを生成し、ハロゲンは無機塩として得ら
れる。
アルキルモノハリドを水と共に、アルカリ金属水酸化物
またはアルカリ土類金属水酸化物を含浸させた活性炭を
含む加水分解活性剤を装填した反応器を通過させること
である。有機ハロゲン化物は、ほぼ定量的に反応して対
応のアルコールを生成し、ハロゲンは無機塩として得ら
れる。
【0028】アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類
金属水酸化物が消耗すると、加水分解活性剤を水により
清浄し、例えば体積した無機ハロゲン化物をフラッシュ
し、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸
化物溶液により再度活性化して再使用する。このように
本発明の加水分解活性剤は、簡単に工業的規模で再生さ
れる。
金属水酸化物が消耗すると、加水分解活性剤を水により
清浄し、例えば体積した無機ハロゲン化物をフラッシュ
し、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸
化物溶液により再度活性化して再使用する。このように
本発明の加水分解活性剤は、簡単に工業的規模で再生さ
れる。
【0029】また、加水分解活性剤を装填した2個以上
の反応器を並列に接続して連続法様式に構成し、一反応
器を脱塩素モードで、他の反応器を再生モードで稼働さ
せることも可能である。
の反応器を並列に接続して連続法様式に構成し、一反応
器を脱塩素モードで、他の反応器を再生モードで稼働さ
せることも可能である。
【図1】 本発明の加水分解方法を行うために用いられ
る装置の模式図である。
る装置の模式図である。
1...熱交換機 2...環状反応器
Claims (9)
- 【請求項1】 アルキルモノハリドを含有する混合物中
のアルキルモノハリドの、水酸化物と活性炭の存在下に
おける加水分解方法であって、アルカリ金属水酸化物ま
たはアルカリ土類金属水酸化物を含浸した活性炭上で、
水の存在下に加水分解を行うことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記混合物が少なくとも1種類のC1 −
C4 アルキルモノハリド、特に1種類以上のC1 −C3
アルキルモノハリドを含有することを特徴とする請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記活性炭に1−40重量%のアルカリ
金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物、特に5
−25重量%のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土
類金属水酸化物が含浸されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 水酸化ナトリウムを使用することを特徴
とする請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 室温から600℃の温度範囲、特に12
0−300℃の温度範囲で行うことを特徴とする、請求
項1〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 絶対圧力0.5バール〜50バール、特
に絶対圧力1〜5バールで行うことを特徴とする、請求
項1〜5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 気相で実施されることを特徴とする、請
求項1〜6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 液相で実施されることを特徴とする、請
求項1〜6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 少なくとも1個の、好ましくは2個の、
特に好ましくは3個の反応器、特に加水分解活性剤を装
填した環状反応器を含むことを特徴とする、請求項1〜
8のいずれかに記載の方法を実施するための装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19721301A DE19721301C1 (de) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | Verfahren zur Hydrolyse von Alkylmonohalogeniden |
DE19721301.4 | 1997-05-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1160521A true JPH1160521A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=7830108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10137817A Pending JPH1160521A (ja) | 1997-05-21 | 1998-05-20 | アルキルモノハリドの加水分解方法、およびこれを実施するための装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5969195A (ja) |
EP (1) | EP0879810B1 (ja) |
JP (1) | JPH1160521A (ja) |
KR (1) | KR19980087226A (ja) |
DE (2) | DE19721301C1 (ja) |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6797845B1 (en) | 1999-11-22 | 2004-09-28 | Dow Global Technologies Inc. | Process for vinyl chloride manufacture from ethane and ethylene with immediate HCl recovery from reactor effluent |
US6680415B1 (en) * | 1999-11-22 | 2004-01-20 | Dow Global Technologies Inc. | Oxyhalogenation process using catalyst having porous rare earth halide support |
US6909024B1 (en) | 1999-11-22 | 2005-06-21 | The Dow Chemical Company | Process for the conversion of ethylene to vinyl chloride and novel catalyst compositions useful for such process |
US6933417B1 (en) | 1999-11-22 | 2005-08-23 | Dow Global Technologies Inc. | Process for vinyl chloride manufacture from ethane and ethylene with partial CHl recovery from reactor effluent |
DE60213898T2 (de) * | 2001-03-14 | 2007-08-30 | Kuraray Co., Ltd., Kurashiki | Verfahren zur Herstellung von hydrierten Polymeren |
US6452058B1 (en) | 2001-05-21 | 2002-09-17 | Dow Global Technologies Inc. | Oxidative halogenation of C1 hydrocarbons to halogenated C1 hydrocarbons and integrated processes related thereto |
KR100886284B1 (ko) * | 2001-05-23 | 2009-03-04 | 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. | C3+ 탄화수소의 산화성 할로겐화 및 임의의 탈수소화 |
US7838708B2 (en) | 2001-06-20 | 2010-11-23 | Grt, Inc. | Hydrocarbon conversion process improvements |
US20040152929A1 (en) * | 2002-05-08 | 2004-08-05 | Clarke William D | Process for vinyl chloride manufacture from ethane and ethylene with air feed and alternative hcl processing methods |
US20050171393A1 (en) | 2003-07-15 | 2005-08-04 | Lorkovic Ivan M. | Hydrocarbon synthesis |
WO2005021468A1 (en) | 2003-07-15 | 2005-03-10 | Grt, Inc. | Hydrocarbon synthesis |
US20080275284A1 (en) | 2004-04-16 | 2008-11-06 | Marathon Oil Company | Process for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons |
US7244867B2 (en) * | 2004-04-16 | 2007-07-17 | Marathon Oil Company | Process for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons |
US7674941B2 (en) | 2004-04-16 | 2010-03-09 | Marathon Gtf Technology, Ltd. | Processes for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons |
US8173851B2 (en) * | 2004-04-16 | 2012-05-08 | Marathon Gtf Technology, Ltd. | Processes for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons |
US8642822B2 (en) | 2004-04-16 | 2014-02-04 | Marathon Gtf Technology, Ltd. | Processes for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons using microchannel reactor |
US20060100469A1 (en) | 2004-04-16 | 2006-05-11 | Waycuilis John J | Process for converting gaseous alkanes to olefins and liquid hydrocarbons |
RU2409547C2 (ru) * | 2005-05-04 | 2011-01-20 | Дау Глобал Текнолоджиз Инк. | Способ окислительного галогенирования и способ получения галогенированного c1 продукта |
CN101484406B (zh) | 2006-02-03 | 2014-01-22 | Grt公司 | 天然气转化为液体烃的连续方法 |
AU2007212493B2 (en) | 2006-02-03 | 2012-09-27 | Grt, Inc. | Separation of light gases from halogens |
AP2010005097A0 (en) | 2007-05-24 | 2009-12-31 | Grt Inc | Zone reactor incorporating reversible hydrogen halide capture and release |
US8282810B2 (en) | 2008-06-13 | 2012-10-09 | Marathon Gtf Technology, Ltd. | Bromine-based method and system for converting gaseous alkanes to liquid hydrocarbons using electrolysis for bromine recovery |
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