JPH11207820A - 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 - Google Patents
枝管ライニング材及び枝管ライニング工法Info
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- JPH11207820A JPH11207820A JP10014013A JP1401398A JPH11207820A JP H11207820 A JPH11207820 A JP H11207820A JP 10014013 A JP10014013 A JP 10014013A JP 1401398 A JP1401398 A JP 1401398A JP H11207820 A JPH11207820 A JP H11207820A
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- pipe lining
- lining material
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- Pipe Accessories (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 引き剥しエンドの剥れを生じることなく、枝
管ライニング材を効率良く硬化させて所要の枝管ライニ
ングを確実に施工することができる枝管ライニング材を
提供すること。 【構成】 外面が気密性の高いプラスチックフィルム4
で被覆された管状樹脂吸着材2に熱硬化性樹脂を含浸せ
しめるとともに、その一端に鍔3を形成するとともに、
他端外周に、一端が封止された引き剥しエンド5の他端
開口部を被せて該引き剥しエンド5を引き剥し可能に取
り付けて構成される枝管ライニング材1において、前記
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を引き剥しエンド5よりも引張強度の小さな接合フ
ィルム6によって前記管状樹脂吸着材2の外面に被覆さ
れたプラクチックフィルム4に気密的に溶着する。
管ライニング材を効率良く硬化させて所要の枝管ライニ
ングを確実に施工することができる枝管ライニング材を
提供すること。 【構成】 外面が気密性の高いプラスチックフィルム4
で被覆された管状樹脂吸着材2に熱硬化性樹脂を含浸せ
しめるとともに、その一端に鍔3を形成するとともに、
他端外周に、一端が封止された引き剥しエンド5の他端
開口部を被せて該引き剥しエンド5を引き剥し可能に取
り付けて構成される枝管ライニング材1において、前記
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を引き剥しエンド5よりも引張強度の小さな接合フ
ィルム6によって前記管状樹脂吸着材2の外面に被覆さ
れたプラクチックフィルム4に気密的に溶着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本管に合流する枝
管のライニングに供される枝管ライニング材とこれを用
いた枝管ライニング工法に関する。
管のライニングに供される枝管ライニング材とこれを用
いた枝管ライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された枝管が老朽化した場
合、該枝管を地中から掘出することなく、その内周面に
ライニングを施して当該枝管を補修する枝管ライニング
工法が知られている。
合、該枝管を地中から掘出することなく、その内周面に
ライニングを施して当該枝管を補修する枝管ライニング
工法が知られている。
【0003】即ち、上記枝管ライニング工法は、その外
周面が気密性の高いフィルムで被覆された可撓性の管状
樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめて成る枝管ライニ
ング材を本管内に導入し、該枝管ライニング材の一端に
形成された鍔を本管の枝管開口部周縁に密着させた状態
で、流体圧によって枝管ライニング材を枝管内に本管側
から地上に向かって反転挿入し、枝管ライニング材を枝
管の内壁に密着させた状態で該枝管ライニング材に含浸
された硬化性樹脂を硬化させることによって枝管の内周
面にライニングを施す工法である。
周面が気密性の高いフィルムで被覆された可撓性の管状
樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめて成る枝管ライニ
ング材を本管内に導入し、該枝管ライニング材の一端に
形成された鍔を本管の枝管開口部周縁に密着させた状態
で、流体圧によって枝管ライニング材を枝管内に本管側
から地上に向かって反転挿入し、枝管ライニング材を枝
管の内壁に密着させた状態で該枝管ライニング材に含浸
された硬化性樹脂を硬化させることによって枝管の内周
面にライニングを施す工法である。
【0004】ところが、地上の状況によってはライニン
グを枝管の全長に亘って施工することができず、枝管を
本管から所定の長さ部分だけ部分的にライニングせざる
を得ない場合がある。
グを枝管の全長に亘って施工することができず、枝管を
本管から所定の長さ部分だけ部分的にライニングせざる
を得ない場合がある。
【0005】そこで、本発明者等は枝管を部分的にライ
ニングするための枝管ライニング材とこれを用いた枝管
ライニング工法を先に提案した。
ニングするための枝管ライニング材とこれを用いた枝管
ライニング工法を先に提案した。
【0006】上記提案に係る枝管ライニング材101
は、図11に示すように、一端に鍔103を形成して成
る管状樹脂吸着材102の他端に引き剥しエンド105
を引き剥し可能に取り付けて構成され、この枝管ライニ
ング材101は図示のように作業用ロボット109によ
って鍔103が本管130の枝管開口部(本管130に
枝管131が開口する部分)の周縁壁に押圧されて密着
される。
は、図11に示すように、一端に鍔103を形成して成
る管状樹脂吸着材102の他端に引き剥しエンド105
を引き剥し可能に取り付けて構成され、この枝管ライニ
ング材101は図示のように作業用ロボット109によ
って鍔103が本管130の枝管開口部(本管130に
枝管131が開口する部分)の周縁壁に押圧されて密着
される。
【0007】次に、コンプレッサー119を駆動してホ
ース107を経て圧縮エアーを圧力バッグ110内の密
閉空間Sに供給し、エアー圧によって枝管ライニング材
101を反転させながら枝管131内に本管130から
地上側(上方)に向かって順次挿入する。
ース107を経て圧縮エアーを圧力バッグ110内の密
閉空間Sに供給し、エアー圧によって枝管ライニング材
101を反転させながら枝管131内に本管130から
地上側(上方)に向かって順次挿入する。
【0008】ここで、枝管ライニング材101の管状樹
脂吸着材102の長さは枝管131の長さよりも短く設
定されており、図12に示すように枝管ライニング材1
01の枝管131内への反転挿入が終了すると、該枝管
ライニング材101の管状樹脂吸着材102を枝管13
1の一部(本管130から所定長さ部分)の内周壁に部
分的に押圧する。この状態で温水ポンプ133を駆動し
て温水を温水ホース134及びホース107を経て密閉
空間S内に供給すれば、密閉空間S内の圧縮エアーはエ
アー抜きホース135を経て大気中に放出され、一方、
枝管ライニング材101は枝管131の内周壁に押圧さ
れた状態で加熱され、管状樹脂吸着材102に含浸され
た熱硬化性樹脂が硬化する。
脂吸着材102の長さは枝管131の長さよりも短く設
定されており、図12に示すように枝管ライニング材1
01の枝管131内への反転挿入が終了すると、該枝管
ライニング材101の管状樹脂吸着材102を枝管13
1の一部(本管130から所定長さ部分)の内周壁に部
分的に押圧する。この状態で温水ポンプ133を駆動し
て温水を温水ホース134及びホース107を経て密閉
空間S内に供給すれば、密閉空間S内の圧縮エアーはエ
アー抜きホース135を経て大気中に放出され、一方、
枝管ライニング材101は枝管131の内周壁に押圧さ
れた状態で加熱され、管状樹脂吸着材102に含浸され
た熱硬化性樹脂が硬化する。
【0009】その後、密閉空間Sから温水を抜き、図1
3に示すように、作業用ロボット109のヘッド109
aを下動させてセットノズル113を枝管ライニング材
101の鍔103から引き離した後、エアー抜きホース
135等を図示矢印方向(図13の左方)に引いて引き
剥しエンド105を管状樹脂吸着材102から引き剥す
と、硬化した管状樹脂吸着材102が枝管内に残り、こ
の管状樹脂吸着材102によって枝管131の内周面が
部分的にライニングされて補修される。
3に示すように、作業用ロボット109のヘッド109
aを下動させてセットノズル113を枝管ライニング材
101の鍔103から引き離した後、エアー抜きホース
135等を図示矢印方向(図13の左方)に引いて引き
剥しエンド105を管状樹脂吸着材102から引き剥す
と、硬化した管状樹脂吸着材102が枝管内に残り、こ
の管状樹脂吸着材102によって枝管131の内周面が
部分的にライニングされて補修される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
枝管の多くは曲がり部を有しており、その曲がり部を枝
管ライニング材が通過するには平坦な部分を通過する際
の約5〜10倍の大きな反転圧力を要する。そのため、
従来のように枝管ライニング材の反転に圧縮性の高いエ
アーを使用すると、高圧に設定されたエアーによって枝
管ライニング材が曲がり部を通過した直後にエアー圧を
下げても、エアーが膨張して曲がり部を通過した枝管ラ
イニング材を急速に反転させ、反転のストッパーとして
機能する引き剥しエンドに必要な圧力(硬化時に枝管ラ
イニング材を枝管内壁に密着させておくに必要な圧力)
以上の高圧が作用して該引き剥しエンドが引き剥がれて
しまうという問題があった。
枝管の多くは曲がり部を有しており、その曲がり部を枝
管ライニング材が通過するには平坦な部分を通過する際
の約5〜10倍の大きな反転圧力を要する。そのため、
従来のように枝管ライニング材の反転に圧縮性の高いエ
アーを使用すると、高圧に設定されたエアーによって枝
管ライニング材が曲がり部を通過した直後にエアー圧を
下げても、エアーが膨張して曲がり部を通過した枝管ラ
イニング材を急速に反転させ、反転のストッパーとして
機能する引き剥しエンドに必要な圧力(硬化時に枝管ラ
イニング材を枝管内壁に密着させておくに必要な圧力)
以上の高圧が作用して該引き剥しエンドが引き剥がれて
しまうという問題があった。
【0011】そこで、枝管ライニング材の反転に圧縮性
の小さな水を使用する提案がなされるが、この場合、枝
管ライニング材の硬化に使用される熱媒として温水又は
スチームを使用すると、枝管ライニング材の反転に使用
された低温水(反転には高温水は使用できない)と熱媒
が撹拌されず、低温水と熱媒との置換が良好に行われ
ず、低温水の中に熱媒が流れる通路が形成されて該熱媒
も抜かれてしまうために枝管ライニング材が効率良く加
熱されず、枝管ライニング材の硬化が不十分となってし
まう。
の小さな水を使用する提案がなされるが、この場合、枝
管ライニング材の硬化に使用される熱媒として温水又は
スチームを使用すると、枝管ライニング材の反転に使用
された低温水(反転には高温水は使用できない)と熱媒
が撹拌されず、低温水と熱媒との置換が良好に行われ
ず、低温水の中に熱媒が流れる通路が形成されて該熱媒
も抜かれてしまうために枝管ライニング材が効率良く加
熱されず、枝管ライニング材の硬化が不十分となってし
まう。
【0012】又、反転に使用した低温水を密閉空間から
完全に抜いた後に熱媒を密閉空間に供給する方法も考え
られるが、低温水を抜くと密閉空間内が減圧されるた
め、特に急勾配の枝管の場合、該枝管内に一旦反転挿入
された枝管ライニング材が枝管の内壁に沿ってずれ落ち
てしまうという問題が発生する。
完全に抜いた後に熱媒を密閉空間に供給する方法も考え
られるが、低温水を抜くと密閉空間内が減圧されるた
め、特に急勾配の枝管の場合、該枝管内に一旦反転挿入
された枝管ライニング材が枝管の内壁に沿ってずれ落ち
てしまうという問題が発生する。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、引き剥しエンドの剥れを生じ
ることなく、枝管ライニング材を効率良く硬化させて所
要の枝管ライニングを確実に施工することができる枝管
ライニング材及び枝管ライニング工法を提供することに
ある。
で、その目的とする処は、引き剥しエンドの剥れを生じ
ることなく、枝管ライニング材を効率良く硬化させて所
要の枝管ライニングを確実に施工することができる枝管
ライニング材及び枝管ライニング工法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、外面が気密性の高いフィル
ムで被覆された管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せし
めるとともに、その一端に鍔を形成するとともに、他端
外周に、一端が封止された引き剥しエンドの他端開口部
を被せて該引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付けて
構成される枝管ライニング材において、前記引き剥しエ
ンドの開口部端縁を斜めにカットし、この部分を引き剥
しエンドよりも引張強度の小さな接合フィルムによって
前記管状樹脂吸着材の外面に被覆されたフィルムに気密
的に溶着したことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、外面が気密性の高いフィル
ムで被覆された管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せし
めるとともに、その一端に鍔を形成するとともに、他端
外周に、一端が封止された引き剥しエンドの他端開口部
を被せて該引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付けて
構成される枝管ライニング材において、前記引き剥しエ
ンドの開口部端縁を斜めにカットし、この部分を引き剥
しエンドよりも引張強度の小さな接合フィルムによって
前記管状樹脂吸着材の外面に被覆されたフィルムに気密
的に溶着したことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記接合フィルムをナイロン(ポリアミ
ド)、ポリエステル及びエチレンビニールアルコールを
含む複合フィルムで構成したことを特徴とする。
明において、前記接合フィルムをナイロン(ポリアミ
ド)、ポリエステル及びエチレンビニールアルコールを
含む複合フィルムで構成したことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、硬化性樹脂が含浸
された管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成し、同管状樹脂
吸着材の他端に引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付
けて成る枝管ライニング材の前記鍔以外の部分を圧力バ
ッグ内に収容した状態で本管内に導入し、該枝管ライニ
ング材の鍔を本管の枝管開口部周縁に密着させた状態で
前記圧力バッグ内に圧力液体を供給して枝管ライニング
材を液体圧によって枝管内に本管側から地上に向かって
反転挿入し、前記引き剥しエンドに連結された気体ホー
スを圧力バッグと枝管ライニング材とで構成される密閉
空間内に引き込み、該気体ホースから圧縮気体を前記密
閉空間に供給しながら同密閉空間から圧縮液体を抜き取
り、密閉空間に気体圧を作用させて枝管ライニング材を
枝管の内周面に押圧したまま、前記密閉空間内に熱媒を
供給して枝管ライニング材を熱媒で加熱し、該枝管ライ
ニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させた後、前記
引き剥しエンドを引き剥してこれを取り除くことを特徴
とする。
された管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成し、同管状樹脂
吸着材の他端に引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付
けて成る枝管ライニング材の前記鍔以外の部分を圧力バ
ッグ内に収容した状態で本管内に導入し、該枝管ライニ
ング材の鍔を本管の枝管開口部周縁に密着させた状態で
前記圧力バッグ内に圧力液体を供給して枝管ライニング
材を液体圧によって枝管内に本管側から地上に向かって
反転挿入し、前記引き剥しエンドに連結された気体ホー
スを圧力バッグと枝管ライニング材とで構成される密閉
空間内に引き込み、該気体ホースから圧縮気体を前記密
閉空間に供給しながら同密閉空間から圧縮液体を抜き取
り、密閉空間に気体圧を作用させて枝管ライニング材を
枝管の内周面に押圧したまま、前記密閉空間内に熱媒を
供給して枝管ライニング材を熱媒で加熱し、該枝管ライ
ニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させた後、前記
引き剥しエンドを引き剥してこれを取り除くことを特徴
とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記枝管ライニング材の引き剥しエンドの
開口部端縁を斜めにカットし、この部分を引き剥しエン
ドよりも引張強度の小さな接合フィルムによって前記管
状樹脂吸着材の外面に被覆されたフィルムに気密的に溶
着したことを特徴とする。
明において、前記枝管ライニング材の引き剥しエンドの
開口部端縁を斜めにカットし、この部分を引き剥しエン
ドよりも引張強度の小さな接合フィルムによって前記管
状樹脂吸着材の外面に被覆されたフィルムに気密的に溶
着したことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記圧力バッグに液体ホースの一端を取り
付け、同液体ホースの他端にバキューム力を作用させて
枝管ライニング材の反転に使用された圧力液体を前記密
閉空間から抜くようにしたことを特徴とする。
明において、前記圧力バッグに液体ホースの一端を取り
付け、同液体ホースの他端にバキューム力を作用させて
枝管ライニング材の反転に使用された圧力液体を前記密
閉空間から抜くようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記気体ホースをシール部材によって前記
圧力バッグに気密的に挿通せしめたことを特徴とする。
明において、前記気体ホースをシール部材によって前記
圧力バッグに気密的に挿通せしめたことを特徴とする。
【0020】従って、請求項1又は2記載の枝管ライニ
ング材を用いて施工される請求項3又は4記載の枝管ラ
イニング工法によれば、枝管ライニング材の反転に圧縮
性の小さな圧力液体を用いるため、枝管の曲がり部を枝
管ライニング材が通過する際に圧力液体の圧力を高め、
枝管ライニング材が曲がり部を通過した直後に圧力液体
の圧力を下げると、圧力液体は殆ど膨張することがな
く、圧縮気体のように膨張して曲がり部を通過した枝管
ライニング材を急速に反転させることがない。従って、
反転のストッパーとして機能する引き剥しエンドに必要
な圧力(硬化時に枝管ライニング材を枝管内壁に密着さ
せておくに必要な圧力)以上の高圧が作用して該引き剥
しエンドが管状樹脂吸着材からが引き剥がされることが
なく、枝管ライニング材のバーストが確実に防がれる。
又、引き剥しエンドの開口部端縁を斜めにカットし、こ
の部分を接合フィルムによって管状樹脂吸着材の端部に
接合したため、大きな接着面積が確保されて必要十分な
接合力が得られ、硬化性樹脂の硬化中に引き剥しエンド
が前方に抜けるという不具圧が解消されるとともに、引
き剥しエンドを引き剥す際には接合フィルムは一端から
部分的に順次引き剥されることとなり、引き剥しエンド
を小さな引張力で容易に引き剥すことができる。
ング材を用いて施工される請求項3又は4記載の枝管ラ
イニング工法によれば、枝管ライニング材の反転に圧縮
性の小さな圧力液体を用いるため、枝管の曲がり部を枝
管ライニング材が通過する際に圧力液体の圧力を高め、
枝管ライニング材が曲がり部を通過した直後に圧力液体
の圧力を下げると、圧力液体は殆ど膨張することがな
く、圧縮気体のように膨張して曲がり部を通過した枝管
ライニング材を急速に反転させることがない。従って、
反転のストッパーとして機能する引き剥しエンドに必要
な圧力(硬化時に枝管ライニング材を枝管内壁に密着さ
せておくに必要な圧力)以上の高圧が作用して該引き剥
しエンドが管状樹脂吸着材からが引き剥がされることが
なく、枝管ライニング材のバーストが確実に防がれる。
又、引き剥しエンドの開口部端縁を斜めにカットし、こ
の部分を接合フィルムによって管状樹脂吸着材の端部に
接合したため、大きな接着面積が確保されて必要十分な
接合力が得られ、硬化性樹脂の硬化中に引き剥しエンド
が前方に抜けるという不具圧が解消されるとともに、引
き剥しエンドを引き剥す際には接合フィルムは一端から
部分的に順次引き剥されることとなり、引き剥しエンド
を小さな引張力で容易に引き剥すことができる。
【0021】請求項5記載の発明によれば、バキューム
ポンプで圧力液体を真空引きしてこれを密閉空間外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力液体の密閉空間外
への排出を効率良く短時間で行うことができる。
ポンプで圧力液体を真空引きしてこれを密閉空間外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力液体の密閉空間外
への排出を効率良く短時間で行うことができる。
【0022】請求項6記載の発明によれば、気体ホース
をシール部材によって圧力バッグに気密的に挿通せしめ
たため、枝管ライニング材の枝管内への反転挿入によっ
て気体ホースを密閉空間内に気密的に引き込み、該気体
ホースを介して密閉空間に供給される圧縮気体と反転に
供された圧力液体とを置換することができる。
をシール部材によって圧力バッグに気密的に挿通せしめ
たため、枝管ライニング材の枝管内への反転挿入によっ
て気体ホースを密閉空間内に気密的に引き込み、該気体
ホースを介して密閉空間に供給される圧縮気体と反転に
供された圧力液体とを置換することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明に係る枝管ライニング材の断
面図、図2は図1のA部(反転端部)拡大詳細図、図3
は図1のA部側面図である。
面図、図2は図1のA部(反転端部)拡大詳細図、図3
は図1のA部側面図である。
【0025】図1に示す枝管ライニング材1は、不織布
から成る管状樹脂吸着材2を含んで構成され、その一端
は外方へ折り返されてフランジ状の鍔3を構成してい
る。そして、管状樹脂吸着材2の鍔3を除く部分には未
硬化の液状熱硬化性樹脂が含浸されており、該部分の外
面には気密性の高いプラスチックフィルム4が被覆され
ている。尚、管状樹脂吸着材2を構成する不織布の材質
としてはポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ア
クリル、ビニロン等が選定され、これに含浸される熱硬
化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂等が用いられる。又、前記プラスチックフィルム4の
材質としては、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエチ
レン/ナイロン共重合体、塩化ビニール等が選定され
る。
から成る管状樹脂吸着材2を含んで構成され、その一端
は外方へ折り返されてフランジ状の鍔3を構成してい
る。そして、管状樹脂吸着材2の鍔3を除く部分には未
硬化の液状熱硬化性樹脂が含浸されており、該部分の外
面には気密性の高いプラスチックフィルム4が被覆され
ている。尚、管状樹脂吸着材2を構成する不織布の材質
としてはポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ア
クリル、ビニロン等が選定され、これに含浸される熱硬
化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂等が用いられる。又、前記プラスチックフィルム4の
材質としては、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエチ
レン/ナイロン共重合体、塩化ビニール等が選定され
る。
【0026】ところで、管状樹脂吸着材2の一端に形成
された前記鍔3は後述の本管30(図4参照)に等しい
曲率で円弧状に湾曲する曲面を構成しており、その外径
は後述の枝管31(図4参照)の内径よりも大きく設定
されており、これに含浸された硬化性樹脂が硬化するこ
とによって該鍔3はその形状を保持している。
された前記鍔3は後述の本管30(図4参照)に等しい
曲率で円弧状に湾曲する曲面を構成しており、その外径
は後述の枝管31(図4参照)の内径よりも大きく設定
されており、これに含浸された硬化性樹脂が硬化するこ
とによって該鍔3はその形状を保持している。
【0027】又、管状樹脂吸着材2の他端(反転端)に
は、管状の引き剥しエンド5が引き剥し可能に取り付け
られている。この引き剥しエンド5は、図2及び図3に
詳細に示すように、その一端が封止され、他端開口部は
管状樹脂吸着材2の端部外周に嵌合され、該開口部の端
縁は図示のように斜めにカットされている。そして、こ
の引き剥しエンド5の斜めにカットされた開口部端縁と
管状樹脂吸着材2の外面に被覆された前記プラスチック
フィルム4とは両者に溶着された接合フィルム6によっ
て気密に接合されている。そして、この引き剥しエンド
5には気体ホース7がロープ8によって取り付けられて
いる。尚、前記接合フィルム6の引張強度は引き剥しエ
ンド5のそれよりも小さく、これは高い耐熱性と溶着性
を有する例えばナイロン(ポリアミド)、ポリエステル
及びエチレンビニールアルコールを含む複合フィルムで
構成されている。
は、管状の引き剥しエンド5が引き剥し可能に取り付け
られている。この引き剥しエンド5は、図2及び図3に
詳細に示すように、その一端が封止され、他端開口部は
管状樹脂吸着材2の端部外周に嵌合され、該開口部の端
縁は図示のように斜めにカットされている。そして、こ
の引き剥しエンド5の斜めにカットされた開口部端縁と
管状樹脂吸着材2の外面に被覆された前記プラスチック
フィルム4とは両者に溶着された接合フィルム6によっ
て気密に接合されている。そして、この引き剥しエンド
5には気体ホース7がロープ8によって取り付けられて
いる。尚、前記接合フィルム6の引張強度は引き剥しエ
ンド5のそれよりも小さく、これは高い耐熱性と溶着性
を有する例えばナイロン(ポリアミド)、ポリエステル
及びエチレンビニールアルコールを含む複合フィルムで
構成されている。
【0028】次に、上記枝管ライニング材1を用いて施
工される本発明に係る枝管ライニング工法を図4乃至図
10に基づいて説明する。尚、図4乃至図8は本発明に
係る枝管ライニング工法をその工程順に示す断面図、図
9は図6のB部拡大詳細図、図10は図8のC部拡大詳
細図である。
工される本発明に係る枝管ライニング工法を図4乃至図
10に基づいて説明する。尚、図4乃至図8は本発明に
係る枝管ライニング工法をその工程順に示す断面図、図
9は図6のB部拡大詳細図、図10は図8のC部拡大詳
細図である。
【0029】図4において、30は下水管等の本管、3
1は本管30に合流する小径の枝管であって、本管30
内には、地上で予め組付一体化された作業用ロボット
9、圧力バッグ10、枝管ライニング材1等が引き込ま
れている。
1は本管30に合流する小径の枝管であって、本管30
内には、地上で予め組付一体化された作業用ロボット
9、圧力バッグ10、枝管ライニング材1等が引き込ま
れている。
【0030】上記作業用ロボット9には地上に設置され
た油圧ポンプ11が2本の油圧ホース12を介して接続
されており、そのヘッド9aは油圧ポンプ11から供給
される油圧によって駆動されて図4の矢印a,b方向に
進退し、且つ、矢印c方向に回転可能であって、これに
はフランジ状のセットノズル13が支持されている。
又、この作業用ロボット9の上部にはモニター用のTV
カメラ14が設置されており、このTVカメラ14は地
上に設置されたTVモニター装置15に電気ケーブル1
6を介して電気的に接続されている。そして、作業用ロ
ボット9には牽引ロープ17が取り付けられており、こ
の牽引ロープ17は地上まで延設されている。
た油圧ポンプ11が2本の油圧ホース12を介して接続
されており、そのヘッド9aは油圧ポンプ11から供給
される油圧によって駆動されて図4の矢印a,b方向に
進退し、且つ、矢印c方向に回転可能であって、これに
はフランジ状のセットノズル13が支持されている。
又、この作業用ロボット9の上部にはモニター用のTV
カメラ14が設置されており、このTVカメラ14は地
上に設置されたTVモニター装置15に電気ケーブル1
6を介して電気的に接続されている。そして、作業用ロ
ボット9には牽引ロープ17が取り付けられており、こ
の牽引ロープ17は地上まで延設されている。
【0031】一方、前記圧力バッグ10はその一端開口
端がキャップ18によって閉塞されており、その他端開
口部は前記セットノズル13に取り付けられている。
端がキャップ18によって閉塞されており、その他端開
口部は前記セットノズル13に取り付けられている。
【0032】そして、前記枝管ライニング材1はその鍔
3が前記セットノズル13上にセットされており、他の
未反転部分(管状樹脂吸着材2の鍔3を除く部分と引き
剥しエンド5)はセットノズル13を通って圧力バッグ
10内に収納されている。このとき、引き剥しエンド5
に接続された前記気体ホース7はキャップ18を貫通し
て圧力バッグ10外へ延出し、その端部には地上に設置
されたコンプレッサー19がバルブ20を介して取り付
けられるとともに、エアーパージ用のバルブ21が取り
付けられている。尚、気体ホース7がキャップ18を貫
通する部分はOリング22によって気密にシールされて
いる。
3が前記セットノズル13上にセットされており、他の
未反転部分(管状樹脂吸着材2の鍔3を除く部分と引き
剥しエンド5)はセットノズル13を通って圧力バッグ
10内に収納されている。このとき、引き剥しエンド5
に接続された前記気体ホース7はキャップ18を貫通し
て圧力バッグ10外へ延出し、その端部には地上に設置
されたコンプレッサー19がバルブ20を介して取り付
けられるとともに、エアーパージ用のバルブ21が取り
付けられている。尚、気体ホース7がキャップ18を貫
通する部分はOリング22によって気密にシールされて
いる。
【0033】而して、圧力バッグ10内にはキャップ1
8と枝管ライニング材1によって画成される密閉空間S
が形成されるが、前記キャップ18には密閉空間Sに開
口する圧力測定ホース23と液体ホース24の各一端が
取り付けられており、圧力測定ホース23の他端には地
上に設置された圧力計25とバルブ26が取り付けら
れ、液体ホース24の他端には同じく地上に設置された
ポンプ27とバキュームポンプ28がそれぞれバルブ2
9,32を介して取り付けられている。
8と枝管ライニング材1によって画成される密閉空間S
が形成されるが、前記キャップ18には密閉空間Sに開
口する圧力測定ホース23と液体ホース24の各一端が
取り付けられており、圧力測定ホース23の他端には地
上に設置された圧力計25とバルブ26が取り付けら
れ、液体ホース24の他端には同じく地上に設置された
ポンプ27とバキュームポンプ28がそれぞれバルブ2
9,32を介して取り付けられている。
【0034】以上において、前記牽引ロープ17又は圧
力バッグ10(気体ホース7、圧力測定ホース23及び
液体ホース24)を引っ張ることによって作業用ロボッ
ト9とこれに支持された枝管ライニング材1や圧力バッ
グ10等は本管30内を一体的に移動するが、前記TV
カメラ14によって本管30内を地上の前記TVモニタ
ー装置15でモニタリングしながら、図4に示すよう
に、枝管ライニング材1の鍔3を枝管31の開口部に位
置決めし、作業用ロボット9のヘッド9aを上動させて
枝管ライニング材1の鍔3を本管30の枝管開口部(本
管30に枝管31が開口する部分)の周縁壁に押圧して
これを密着せしめる。尚、このとき、圧力バッグ10内
の密閉空間Sからエアーを抜いておく。
力バッグ10(気体ホース7、圧力測定ホース23及び
液体ホース24)を引っ張ることによって作業用ロボッ
ト9とこれに支持された枝管ライニング材1や圧力バッ
グ10等は本管30内を一体的に移動するが、前記TV
カメラ14によって本管30内を地上の前記TVモニタ
ー装置15でモニタリングしながら、図4に示すよう
に、枝管ライニング材1の鍔3を枝管31の開口部に位
置決めし、作業用ロボット9のヘッド9aを上動させて
枝管ライニング材1の鍔3を本管30の枝管開口部(本
管30に枝管31が開口する部分)の周縁壁に押圧して
これを密着せしめる。尚、このとき、圧力バッグ10内
の密閉空間Sからエアーを抜いておく。
【0035】次に、前記バルブ32を閉じてバルブ29
を開けた状態で前記ポンプ27を駆動して圧力水を前記
液体ホース24を経て圧力バッグ10内の密閉空間Sに
供給すると、図5に示すように、枝管ライニング材1は
圧力水の圧力を受けて反転しながら枝管31内を本管3
0から地上側(上方)に向かって順次挿入されていく。
を開けた状態で前記ポンプ27を駆動して圧力水を前記
液体ホース24を経て圧力バッグ10内の密閉空間Sに
供給すると、図5に示すように、枝管ライニング材1は
圧力水の圧力を受けて反転しながら枝管31内を本管3
0から地上側(上方)に向かって順次挿入されていく。
【0036】ところで、枝管31に曲がり部が存在する
場合には、その曲がり部を枝管ライニング材1が通過す
るには平坦な部分を通過する際の約5〜10倍の大きな
反転圧力を要する。そのため、圧力計25で密閉空間S
の内圧を監視しながら、枝管ライニング材1が曲がり部
を通過する際には圧力水の圧力が高圧に設定され、この
高圧によって枝管ライニング材1が曲がり部を通過する
とバルブ29が開けられて圧力水の圧力が元の低い値に
下げられる。
場合には、その曲がり部を枝管ライニング材1が通過す
るには平坦な部分を通過する際の約5〜10倍の大きな
反転圧力を要する。そのため、圧力計25で密閉空間S
の内圧を監視しながら、枝管ライニング材1が曲がり部
を通過する際には圧力水の圧力が高圧に設定され、この
高圧によって枝管ライニング材1が曲がり部を通過する
とバルブ29が開けられて圧力水の圧力が元の低い値に
下げられる。
【0037】而して、本実施の形態では、枝管ライニン
グ材1の反転に圧縮性の小さな圧力水を用いるため、上
述のように枝管ライニング材1が曲がり部を通過した直
後に圧力水の圧力が下げられると、圧力水は殆ど膨張す
ることがなく、圧縮エアーのように膨張して曲がり部を
通過した枝管ライニング材1を急速に反転させることが
ない。従って、反転のストッパーとして機能する引き剥
しエンド5に必要な圧力(硬化時に枝管ライニング材1
を枝管31の内壁に密着させておくに必要な圧力)以上
の高圧が作用して該引き剥しエンド5が管状樹脂吸着材
2からが引き剥されることがなく、枝管ライニング材1
のバーストが確実に防がれる。
グ材1の反転に圧縮性の小さな圧力水を用いるため、上
述のように枝管ライニング材1が曲がり部を通過した直
後に圧力水の圧力が下げられると、圧力水は殆ど膨張す
ることがなく、圧縮エアーのように膨張して曲がり部を
通過した枝管ライニング材1を急速に反転させることが
ない。従って、反転のストッパーとして機能する引き剥
しエンド5に必要な圧力(硬化時に枝管ライニング材1
を枝管31の内壁に密着させておくに必要な圧力)以上
の高圧が作用して該引き剥しエンド5が管状樹脂吸着材
2からが引き剥されることがなく、枝管ライニング材1
のバーストが確実に防がれる。
【0038】尚、枝管31に曲がり部が存在しない場合
には、枝管ライニング材1の反転前に圧力バッグ10内
の密閉空間Sからエアーを抜く必要がなく、密閉空間S
には少量のエアーを残したまま圧力水を注入して枝管ラ
イニング材1の反転作業を行うことができる。このよう
にすることによって反転前のエアーの抜き取り作業が不
要となる他、圧力水の密閉空間Sへの注入量が少なくて
済むというメリットが得られる。
には、枝管ライニング材1の反転前に圧力バッグ10内
の密閉空間Sからエアーを抜く必要がなく、密閉空間S
には少量のエアーを残したまま圧力水を注入して枝管ラ
イニング材1の反転作業を行うことができる。このよう
にすることによって反転前のエアーの抜き取り作業が不
要となる他、圧力水の密閉空間Sへの注入量が少なくて
済むというメリットが得られる。
【0039】ここで、枝管ライニング材1の管状樹脂吸
着材2の長さは枝管31の長さよりも短く設定されてお
り、図6に示すように枝管ライニング材1の枝管31内
への反転挿入が終了すると、該枝管ライニング材1の管
状樹脂吸着材2は枝管31の一部(本管31から所定長
さ部分)の内周壁に部分的に押圧され、このとき、引き
剥しエンド5は図示のように反転され、これに接続され
た気体ホース7は密閉空間S内に引き込まれる。又、引
き剥しエンド5と管状樹脂吸着材2とを接合する前記接
合フィルム6は密閉空間内に臨んでいる(図9参照)。
着材2の長さは枝管31の長さよりも短く設定されてお
り、図6に示すように枝管ライニング材1の枝管31内
への反転挿入が終了すると、該枝管ライニング材1の管
状樹脂吸着材2は枝管31の一部(本管31から所定長
さ部分)の内周壁に部分的に押圧され、このとき、引き
剥しエンド5は図示のように反転され、これに接続され
た気体ホース7は密閉空間S内に引き込まれる。又、引
き剥しエンド5と管状樹脂吸着材2とを接合する前記接
合フィルム6は密閉空間内に臨んでいる(図9参照)。
【0040】次に、バルブ21を閉めてバルブ20を開
けた状態で前記コンプレッサー19を駆動して圧縮エア
ーを気体ホース7を経て密閉空間S内に供給するととも
に、バルブ29を閉めてバルブ32を開けた状態で前記
バキュームポンプ28を駆動して反転に供された圧力水
(低温水)を液体ホース24によって密閉空間Sから抜
き、圧力計25を監視して密閉空間Sの内圧を略一定に
保ちながら密閉空間S内の圧力水を圧縮エアーによって
置換する。すると、図6に示すように、枝管ライニング
材1は圧縮エアーの圧力によって枝管31の内周壁に押
圧される。
けた状態で前記コンプレッサー19を駆動して圧縮エア
ーを気体ホース7を経て密閉空間S内に供給するととも
に、バルブ29を閉めてバルブ32を開けた状態で前記
バキュームポンプ28を駆動して反転に供された圧力水
(低温水)を液体ホース24によって密閉空間Sから抜
き、圧力計25を監視して密閉空間Sの内圧を略一定に
保ちながら密閉空間S内の圧力水を圧縮エアーによって
置換する。すると、図6に示すように、枝管ライニング
材1は圧縮エアーの圧力によって枝管31の内周壁に押
圧される。
【0041】ところで、枝管ライニング材1の反転に供
された圧力水は密閉空間Sに供給される圧縮エアーの圧
力によって液体ホース24から密閉空間S外へ排出され
るが、枝管ライニング材1の端部に取り付けられた引き
剥しエンド5が引き剥れないようにするために圧縮エア
ーの圧力を余り高く設定することができず、そのままで
は圧力水の排出に長時間を要してしまう。
された圧力水は密閉空間Sに供給される圧縮エアーの圧
力によって液体ホース24から密閉空間S外へ排出され
るが、枝管ライニング材1の端部に取り付けられた引き
剥しエンド5が引き剥れないようにするために圧縮エア
ーの圧力を余り高く設定することができず、そのままで
は圧力水の排出に長時間を要してしまう。
【0042】然るに、本実施の形態ではバキュームポン
プ28で圧力水を真空引きしてこれを密閉空間S外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力水の密閉空間S外
への排出を効率良く短時間で行うことができる。
プ28で圧力水を真空引きしてこれを密閉空間S外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力水の密閉空間S外
への排出を効率良く短時間で行うことができる。
【0043】而して、上記状態を保ったまま、同様に密
閉空間Sの内圧を略一定に保ったまま、密閉空間S内の
圧縮エアーを温水やスチーム等の熱媒によって置換すれ
ば、枝管ライニング材1が加熱されて管状樹脂吸着材2
に含浸された熱硬化性樹脂が硬化し、枝管31は、硬化
した管状樹脂吸着材2によってその内周面の一部が部分
的にライニングされて補修される。
閉空間Sの内圧を略一定に保ったまま、密閉空間S内の
圧縮エアーを温水やスチーム等の熱媒によって置換すれ
ば、枝管ライニング材1が加熱されて管状樹脂吸着材2
に含浸された熱硬化性樹脂が硬化し、枝管31は、硬化
した管状樹脂吸着材2によってその内周面の一部が部分
的にライニングされて補修される。
【0044】ところで、枝管ライニング材1の硬化中、
引き剥しエンド5にはこれを前方へ進行させようとする
圧力と管状樹脂吸着材2を枝管31の内壁に張り付けよ
うとする圧力が作用し、一方、熱硬化性樹脂の硬化発熱
によって接合フィルム6が軟化する。
引き剥しエンド5にはこれを前方へ進行させようとする
圧力と管状樹脂吸着材2を枝管31の内壁に張り付けよ
うとする圧力が作用し、一方、熱硬化性樹脂の硬化発熱
によって接合フィルム6が軟化する。
【0045】而して、従来のように開口端縁が軸直角方
向にカットされた引き剥しエンドを接合フィルムによっ
て管状樹脂吸着材に接合しただけでは接着面積が小さい
ために接合力が不足し、熱硬化性樹脂の硬化中に引き剥
しエンドが前方に抜けるという問題があった。
向にカットされた引き剥しエンドを接合フィルムによっ
て管状樹脂吸着材に接合しただけでは接着面積が小さい
ために接合力が不足し、熱硬化性樹脂の硬化中に引き剥
しエンドが前方に抜けるという問題があった。
【0046】然るに、本実施の形態では、前述のように
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を接合フィルム6によって管状樹脂吸着材2の端部
に接合したため、大きな接着面積が確保されて必要十分
な接合力が得られ、熱硬化性樹脂の硬化中に引き剥しエ
ンド5が前方に抜けるという不具圧が発生することがな
い。
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を接合フィルム6によって管状樹脂吸着材2の端部
に接合したため、大きな接着面積が確保されて必要十分
な接合力が得られ、熱硬化性樹脂の硬化中に引き剥しエ
ンド5が前方に抜けるという不具圧が発生することがな
い。
【0047】尚、枝管ライニング材1の硬化作業におい
て熱媒として温水を用いる場合には、密閉空間S内の圧
縮エアーの殆どは密閉空間Sの上部に開口する気体ホー
ス7を通って密閉空間S外へ排出されて密閉空間Sの大
部分は温水で満たされることとなるため、少なくとも枝
管ライニング材1の全ての部分を温水によって確実に加
熱してこれに含浸された熱硬化性樹脂を均一に硬化させ
ることができる。
て熱媒として温水を用いる場合には、密閉空間S内の圧
縮エアーの殆どは密閉空間Sの上部に開口する気体ホー
ス7を通って密閉空間S外へ排出されて密閉空間Sの大
部分は温水で満たされることとなるため、少なくとも枝
管ライニング材1の全ての部分を温水によって確実に加
熱してこれに含浸された熱硬化性樹脂を均一に硬化させ
ることができる。
【0048】而して、上述のように枝管ライニング材1
の管状樹脂吸着材2が硬化すると、密閉空間Sから温水
を抜き、図7に示すように、作業用ロボット9のヘッド
9aを下動させてセットノズル13を枝管ライニング材
1の鍔3から引き離した後、気体ホース7、圧力測定ホ
ース23、液体ホース24等を例えば図7の左方に引
く。
の管状樹脂吸着材2が硬化すると、密閉空間Sから温水
を抜き、図7に示すように、作業用ロボット9のヘッド
9aを下動させてセットノズル13を枝管ライニング材
1の鍔3から引き離した後、気体ホース7、圧力測定ホ
ース23、液体ホース24等を例えば図7の左方に引
く。
【0049】すると、圧力バッグ10と作業用ロボット
9、気体ホース7の端部に取り付けられた引き剥しエン
ド5が同方向に引かれ、引き剥しエンド5は接合フィル
ム6が管状樹脂吸着材2の内周面を被覆するプラスチッ
クフィルム4から引き剥されることによって管状樹脂吸
着材2から引き離される。
9、気体ホース7の端部に取り付けられた引き剥しエン
ド5が同方向に引かれ、引き剥しエンド5は接合フィル
ム6が管状樹脂吸着材2の内周面を被覆するプラスチッ
クフィルム4から引き剥されることによって管状樹脂吸
着材2から引き離される。
【0050】ところで、従来のように開口端縁が軸直角
方向にカットされた引き剥しエンドを引き剥す場合には
接合フィルム全体を同時に引っ張る必要があったために
大きな引張力を要した。
方向にカットされた引き剥しエンドを引き剥す場合には
接合フィルム全体を同時に引っ張る必要があったために
大きな引張力を要した。
【0051】然るに、本実施の形態では、前述のように
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を接合フィルム6によって管状樹脂吸着材2の端部
に接合したため、引き剥しエンド5を引き剥す際には接
合フィルム6は一端から部分的に順次引き剥されること
となり、引き剥しエンド5を小さな引張力で容易に引き
剥すことができる。
引き剥しエンド5の開口部端縁を斜めにカットし、この
部分を接合フィルム6によって管状樹脂吸着材2の端部
に接合したため、引き剥しエンド5を引き剥す際には接
合フィルム6は一端から部分的に順次引き剥されること
となり、引き剥しエンド5を小さな引張力で容易に引き
剥すことができる。
【0052】而して、気体ホース7、圧力測定ホース2
3、液体ホース24、作業用ロボット9、圧力バッグ1
0及び引き剥しエンド5は本管30内を一体的に移動し
て本管30内から取り除かれ、図8に示すように、枝管
31内には硬化した枝管ライニング材1の鍔3と管状樹
脂吸着材2が残され、ここに枝管31に対する一連のラ
イニング作業が終了する。尚、ライニングが終了した枝
管31の内壁には、図10に詳細に示すように、内周面
がプラスチックフィルム4によって被覆された管状樹脂
吸着材2がライニングされている。
3、液体ホース24、作業用ロボット9、圧力バッグ1
0及び引き剥しエンド5は本管30内を一体的に移動し
て本管30内から取り除かれ、図8に示すように、枝管
31内には硬化した枝管ライニング材1の鍔3と管状樹
脂吸着材2が残され、ここに枝管31に対する一連のラ
イニング作業が終了する。尚、ライニングが終了した枝
管31の内壁には、図10に詳細に示すように、内周面
がプラスチックフィルム4によって被覆された管状樹脂
吸着材2がライニングされている。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
又は2記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求
項3又は4記載の枝管ライニング工法によれば、枝管ラ
イニング材の反転に圧縮性の小さな圧力液体を用いるた
め、枝管の曲がり部を枝管ライニング材が通過する際に
圧力液体の圧力を高め、枝管ライニング材が曲がり部を
通過した直後に圧力液体の圧力を下げると、圧力液体は
殆ど膨張することがなく、圧縮気体のように膨張して曲
がり部を通過した枝管ライニング材を急速に反転させる
ことがない。従って、反転のストッパーとして機能する
引き剥しエンドに必要な圧力(硬化時に枝管ライニング
材を枝管内壁に密着させておくに必要な圧力)以上の高
圧が作用して該引き剥しエンドが管状樹脂吸着材からが
引き剥がされることがなく、枝管ライニング材のバース
トが確実に防がれる。又、引き剥しエンドの開口部端縁
を斜めにカットし、この部分を接合フィルムによって管
状樹脂吸着材の端部に接合したため、大きな接着面積が
確保されて必要十分な接合力が得られ、熱硬化性樹脂の
硬化中に引き剥しエンドが前方に抜けるという不具圧が
解消されるとともに、引き剥しエンドを引き剥す際には
接合フィルムは一端から部分的に順次引き剥されること
となり、引き剥しエンドを小さな引張力で容易に引き剥
すことができるという効果が得られる。
又は2記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求
項3又は4記載の枝管ライニング工法によれば、枝管ラ
イニング材の反転に圧縮性の小さな圧力液体を用いるた
め、枝管の曲がり部を枝管ライニング材が通過する際に
圧力液体の圧力を高め、枝管ライニング材が曲がり部を
通過した直後に圧力液体の圧力を下げると、圧力液体は
殆ど膨張することがなく、圧縮気体のように膨張して曲
がり部を通過した枝管ライニング材を急速に反転させる
ことがない。従って、反転のストッパーとして機能する
引き剥しエンドに必要な圧力(硬化時に枝管ライニング
材を枝管内壁に密着させておくに必要な圧力)以上の高
圧が作用して該引き剥しエンドが管状樹脂吸着材からが
引き剥がされることがなく、枝管ライニング材のバース
トが確実に防がれる。又、引き剥しエンドの開口部端縁
を斜めにカットし、この部分を接合フィルムによって管
状樹脂吸着材の端部に接合したため、大きな接着面積が
確保されて必要十分な接合力が得られ、熱硬化性樹脂の
硬化中に引き剥しエンドが前方に抜けるという不具圧が
解消されるとともに、引き剥しエンドを引き剥す際には
接合フィルムは一端から部分的に順次引き剥されること
となり、引き剥しエンドを小さな引張力で容易に引き剥
すことができるという効果が得られる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、バキューム
ポンプで圧力液体を真空引きしてこれを密閉空間外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力液体の密閉空間外
への排出を効率良く短時間で行うことができるという効
果が得られる。
ポンプで圧力液体を真空引きしてこれを密閉空間外へ強
制的に排出するようにしたため、圧力液体の密閉空間外
への排出を効率良く短時間で行うことができるという効
果が得られる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、気体ホース
をシール部材によって圧力バッグに気密的に挿通せしめ
たため、枝管ライニング材の枝管内への反転挿入によっ
て気体ホースを密閉空間内に気密的に引き込み、該気体
ホースを介して密閉空間に供給される圧縮気体と反転に
供された圧力液体とを置換することができるという効果
が得られる。
をシール部材によって圧力バッグに気密的に挿通せしめ
たため、枝管ライニング材の枝管内への反転挿入によっ
て気体ホースを密閉空間内に気密的に引き込み、該気体
ホースを介して密閉空間に供給される圧縮気体と反転に
供された圧力液体とを置換することができるという効果
が得られる。
【図1】本発明に係る枝管ライニング材の断面図であ
る。
る。
【図2】図1のA部(反転端部)拡大詳細図である。
【図3】図1のA部拡大側面図である。
【図4】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図5】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図6】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図7】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図8】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図9】図6のB部拡大詳細図である。
【図10】図8のC部拡大詳細図である。
【図11】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
【図12】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
【図13】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
1 枝管ライニング材 2 管状樹脂吸着材 3 鍔 4 プラスチックフィルム(フィルム) 5 引き剥しエンド 6 接合フィルム 7 気体ホース 10 圧力バッグ 22 Oリング(シール部材) 24 液体ホース 30 本管 31 枝管 S 密閉空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 23:00
Claims (6)
- 【請求項1】 外面が気密性の高いフィルムで被覆され
た管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめるととも
に、その一端に鍔を形成するとともに、他端外周に、一
端が封止された引き剥しエンドの他端開口部を被せて該
引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付けて構成される
枝管ライニング材において、 前記引き剥しエンドの開口部端縁を斜めにカットし、こ
の部分を引き剥しエンドよりも引張強度の小さな接合フ
ィルムによって前記管状樹脂吸着材の外面に被覆された
フィルムに気密的に溶着したことを特徴とする枝管ライ
ニング材。 - 【請求項2】 前記接合フィルムは、ナイロン(ポリア
ミド)、ポリエステル及びエチレンビニールアルコール
を含む複合フィルムで構成されることを特徴とする請求
項1記載の枝管ライニング材。 - 【請求項3】 硬化性樹脂が含浸された管状樹脂吸着材
の一端に鍔を形成し、同管状樹脂吸着材の他端に引き剥
しエンドを引き剥し可能に取り付けて成る枝管ライニン
グ材の前記鍔以外の部分を圧力バッグ内に収容した状態
で本管内に導入し、該枝管ライニング材の鍔を本管の枝
管開口部周縁に密着させた状態で前記圧力バッグ内に圧
力液体を供給して枝管ライニング材を液体圧によって枝
管内に本管側から地上に向かって反転挿入し、前記引き
剥しエンドに連結された気体ホースを圧力バッグと枝管
ライニング材とで構成される密閉空間内に引き込み、該
気体ホースから圧縮気体を前記密閉空間に供給しながら
同密閉空間から圧縮液体を抜き取り、密閉空間に気体圧
を作用させて枝管ライニング材を枝管の内周面に押圧し
たまま、前記密閉空間内に熱媒を供給して枝管ライニン
グ材を熱媒で加熱し、該枝管ライニング材に含浸された
硬化性樹脂を硬化させた後、前記引き剥しエンドを引き
剥してこれを取り除くことを特徴とする枝管ライニング
工法。 - 【請求項4】 前記枝管ライニング材の引き剥しエンド
の開口部端縁を斜めにカットし、この部分を引き剥しエ
ンドよりも引張強度の小さな接合フィルムによって前記
管状樹脂吸着材の外面に被覆されたフィルムに気密的に
溶着したことを特徴とする請求項3記載の枝管ライニン
グ工法。 - 【請求項5】 前記圧力バッグに液体ホースの一端を取
り付け、同液体ホースの他端にバキューム力を作用させ
て枝管ライニング材の反転に使用された圧力液体を前記
密閉空間から抜くようにしたことを特徴とする請求項3
記載の枝管ライニング工法。 - 【請求項6】 前記気体ホースをシール部材によって前
記圧力バッグに気密的に挿通せしめたことを特徴とする
請求項3記載の枝管ライニング工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014013A JPH11207820A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014013A JPH11207820A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207820A true JPH11207820A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11849322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10014013A Pending JPH11207820A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207820A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016834A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
KR20210136098A (ko) * | 2019-04-11 | 2021-11-16 | 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 | 관라이닝재 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP10014013A patent/JPH11207820A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016834A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
KR20210136098A (ko) * | 2019-04-11 | 2021-11-16 | 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 | 관라이닝재 및 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |