JPH10250539A - 自動車用ブレーキペダル支持機構 - Google Patents
自動車用ブレーキペダル支持機構Info
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- JPH10250539A JPH10250539A JP5478697A JP5478697A JPH10250539A JP H10250539 A JPH10250539 A JP H10250539A JP 5478697 A JP5478697 A JP 5478697A JP 5478697 A JP5478697 A JP 5478697A JP H10250539 A JPH10250539 A JP H10250539A
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- Japan
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- pedal support
- brake pedal
- support bracket
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 30
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 abstract description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
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- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレーキペダルの後退を減少または無くすこ
とで、安全性の向上を図る自動車用ブレーキペダル支持
機構を提供する。 【解決手段】 ボディ側ダッシュパネル1に固定された
ペダルサポートブラケット2′適所にペダルアーム3a
端部を回転可能に支持する。ペダルサポートブラケット
2′の先端側を、ダッシュパネル1に固設されたカウル
7とインストルメントパネル・リインフォース8によっ
て固定支持する。第1の補強部材6′と第2の補強部材
9とを備え、第1の補強部材6′は、カウル7との締結
端部に開放溝を有し、この開放溝を介して締結手段に対
して離脱可能とした。ペダルサポートブラケット2′の
先端付近に孔2a′が開設される。
とで、安全性の向上を図る自動車用ブレーキペダル支持
機構を提供する。 【解決手段】 ボディ側ダッシュパネル1に固定された
ペダルサポートブラケット2′適所にペダルアーム3a
端部を回転可能に支持する。ペダルサポートブラケット
2′の先端側を、ダッシュパネル1に固設されたカウル
7とインストルメントパネル・リインフォース8によっ
て固定支持する。第1の補強部材6′と第2の補強部材
9とを備え、第1の補強部材6′は、カウル7との締結
端部に開放溝を有し、この開放溝を介して締結手段に対
して離脱可能とした。ペダルサポートブラケット2′の
先端付近に孔2a′が開設される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おける自動車用ブレーキペダル支持機構に関するもので
ある。
おける自動車用ブレーキペダル支持機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキペダル支持機構の一例を
図5に示す。図において、ボディ側ダッシュパネル1に
ペダルサポートブラケット2が固定され、このペダルサ
ポートブラケット2の適所にブレーキペダル3のペダル
アーム3aが回転可能に支持される。ペダルアーム3a
は支軸4を介して前後方向(矢印F,R)に一定ストロ
ークで移動することができる。
図5に示す。図において、ボディ側ダッシュパネル1に
ペダルサポートブラケット2が固定され、このペダルサ
ポートブラケット2の適所にブレーキペダル3のペダル
アーム3aが回転可能に支持される。ペダルアーム3a
は支軸4を介して前後方向(矢印F,R)に一定ストロ
ークで移動することができる。
【0003】また、このブレーキペダル支持機構におい
て、ペダルアーム3aの途中にピボット5が連結してい
ると共に、ペダルサポートブラケット2の端部(後端
側)は補強部材6によってカウル7に固定支持される。
なお、ペダルサポートブラケット2の後方(矢印R)側
には所定距離だけ離れた位置にインストルメントパネル
・リインフォース8が配置されている。このインストル
メントパネル・リインフォース8は、ボディ側の変形し
ない部位に固定される。
て、ペダルアーム3aの途中にピボット5が連結してい
ると共に、ペダルサポートブラケット2の端部(後端
側)は補強部材6によってカウル7に固定支持される。
なお、ペダルサポートブラケット2の後方(矢印R)側
には所定距離だけ離れた位置にインストルメントパネル
・リインフォース8が配置されている。このインストル
メントパネル・リインフォース8は、ボディ側の変形し
ない部位に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の衝突
事故を想定した模擬実験の1つであるODB前突(オフ
セット・デフォーマブルバリヤ前突)において、図6の
ようにブレーキペダル3が後方(乗員側)に大きく突き
出し、このようなブレーキペダル3の後退は実車におい
ては安全上大きな問題となる。すなわち、実車でこのよ
うなブレーキペダル3の後退が起こると、そのままでは
乗員の下肢部に当たり、傷害を与える可能性がある。
事故を想定した模擬実験の1つであるODB前突(オフ
セット・デフォーマブルバリヤ前突)において、図6の
ようにブレーキペダル3が後方(乗員側)に大きく突き
出し、このようなブレーキペダル3の後退は実車におい
ては安全上大きな問題となる。すなわち、実車でこのよ
うなブレーキペダル3の後退が起こると、そのままでは
乗員の下肢部に当たり、傷害を与える可能性がある。
【0005】従来のブレーキペダル支持機構において、
ブレーキペダル3の後退の要因の1つとして、ODB前
突によりダッシュパネル1が図6に示すように、点線で
示す正規位置から後方に大きく突き出し、これがブレー
キペダル3を並進後退させることになる。また、ダッシ
ュパネル1及びカウル7の相対変位、あるいはダッシュ
パネル1及びインストルメントパネル・リインフォース
8の相対変位によるペダルサポートブラケット2が変形
する結果、ペダル部3b側が乗員側に大きく突出する。
ブレーキペダル3の後退の要因の1つとして、ODB前
突によりダッシュパネル1が図6に示すように、点線で
示す正規位置から後方に大きく突き出し、これがブレー
キペダル3を並進後退させることになる。また、ダッシ
ュパネル1及びカウル7の相対変位、あるいはダッシュ
パネル1及びインストルメントパネル・リインフォース
8の相対変位によるペダルサポートブラケット2が変形
する結果、ペダル部3b側が乗員側に大きく突出する。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、ブレーキペダル
の後退を有効に減少または無くすことで、安全性の向上
を図る自動車用ブレーキペダル支持機構を提供すること
を目的としている。
の後退を有効に減少または無くすことで、安全性の向上
を図る自動車用ブレーキペダル支持機構を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動車
用ブレーキペダルの支持機構は、ボディ側ダッシュパネ
ルに固定されたペダルサポートブラケットの適所にペダ
ルアーム端部が回転可能に支持されると共に、ペダルサ
ポートブラケットの先端側が、ダッシュパネルに固設さ
れたカウルとインストルメントパネル・リインフォース
とによって固定支持されるものである。
用ブレーキペダルの支持機構は、ボディ側ダッシュパネ
ルに固定されたペダルサポートブラケットの適所にペダ
ルアーム端部が回転可能に支持されると共に、ペダルサ
ポートブラケットの先端側が、ダッシュパネルに固設さ
れたカウルとインストルメントパネル・リインフォース
とによって固定支持されるものである。
【0008】請求項2に記載の自動車用ブレーキペダル
支持機構では、ペダルサポートブラケットの先端側とダ
ッシュパネルに固設されたカウルとを連結する第1の補
強部材と、ペダルサポートブラケットの先端側とインス
トルメントパネル・リインフォース側とを連結する第2
の補強部材とを備えたことを特徴としている。
支持機構では、ペダルサポートブラケットの先端側とダ
ッシュパネルに固設されたカウルとを連結する第1の補
強部材と、ペダルサポートブラケットの先端側とインス
トルメントパネル・リインフォース側とを連結する第2
の補強部材とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の自動車用ブレーキペダル
支持機構にあっては、第1の補強部材が、カウルとの締
結端部に開放溝を有し、この開放溝を介して締結手段に
対して離脱可能としたことを特徴としている。
支持機構にあっては、第1の補強部材が、カウルとの締
結端部に開放溝を有し、この開放溝を介して締結手段に
対して離脱可能としたことを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の自動車用ブレーキ
ペダル支持機構にあっては、ペダルサポートブラケット
の先端付近に孔が開設されていることを特徴としてい
る。
ペダル支持機構にあっては、ペダルサポートブラケット
の先端付近に孔が開設されていることを特徴としてい
る。
【0011】さらに、請求項5に記載の自動車用ブレー
キペダル支持機構にあっては、第2の補強部材が、イン
ストルメントパネル・リインフォースと結合するステア
リングコラムサポートを介して、ペダルサポートブラケ
ットの先端側とインストルメントパネル・リインフォー
スとを連結することを特徴としている。
キペダル支持機構にあっては、第2の補強部材が、イン
ストルメントパネル・リインフォースと結合するステア
リングコラムサポートを介して、ペダルサポートブラケ
ットの先端側とインストルメントパネル・リインフォー
スとを連結することを特徴としている。
【0012】本発明によれば、各部材の配置・結合構造
を工夫することにより、ODB前突時にブレーキペダル
の後退を抑制するように各部材が変形もしくは変位す
る。特に、ペダルサポートブラケットの先端側とインス
トルメントパネル・リインフォース側とを連結する第2
の補強部材を設けることで、ペダルサポートブラケット
が下方に変形する。この場合、第1の補強部材をカウル
との締結端部の開放溝を介して締結手段に対して離脱可
能とし、あるいはペダルサポートブラケットの先端付近
に孔を開設することで、ペダルサポートブラケットが下
方に変形し易くなる構造を実現し得る。
を工夫することにより、ODB前突時にブレーキペダル
の後退を抑制するように各部材が変形もしくは変位す
る。特に、ペダルサポートブラケットの先端側とインス
トルメントパネル・リインフォース側とを連結する第2
の補強部材を設けることで、ペダルサポートブラケット
が下方に変形する。この場合、第1の補強部材をカウル
との締結端部の開放溝を介して締結手段に対して離脱可
能とし、あるいはペダルサポートブラケットの先端付近
に孔を開設することで、ペダルサポートブラケットが下
方に変形し易くなる構造を実現し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき、従来
例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用
いて、本発明による自動車用ブレーキペダル支持機構に
おける好適な実施の形態を説明する。
例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用
いて、本発明による自動車用ブレーキペダル支持機構に
おける好適な実施の形態を説明する。
【0014】図1はこの実施形態におけるブレーキペダ
ル支持機構の例を示している。ブレーキペダル支持機構
の基本構成は実質的に従来の場合と同様である。即ち、
ボディ側ダッシュパネル1にペダルサポートブラケット
2′が固定され、このペダルサポートブラケット2′の
適所にブレーキペダル3のペダルアーム3aが回転可能
に支持される。ここで、ペダルアーム3aは支軸4を介
して前後方向(図4、矢印F,R参照)に一定ストロー
クで移動することができる。
ル支持機構の例を示している。ブレーキペダル支持機構
の基本構成は実質的に従来の場合と同様である。即ち、
ボディ側ダッシュパネル1にペダルサポートブラケット
2′が固定され、このペダルサポートブラケット2′の
適所にブレーキペダル3のペダルアーム3aが回転可能
に支持される。ここで、ペダルアーム3aは支軸4を介
して前後方向(図4、矢印F,R参照)に一定ストロー
クで移動することができる。
【0015】また、ペダルアーム3aの途中にピボット
5が連結している。ペダルサポートブラケット2′の後
方側には、所定距離だけ離れた位置にインストルメント
パネル・リインフォース8が配置されている。このイン
ストルメントパネル・リインフォース8は、ボディ側の
変形しない部位に固定される。
5が連結している。ペダルサポートブラケット2′の後
方側には、所定距離だけ離れた位置にインストルメント
パネル・リインフォース8が配置されている。このイン
ストルメントパネル・リインフォース8は、ボディ側の
変形しない部位に固定される。
【0016】さて、ペダルサポートブラケット2′の先
端側(つまり後部)は、ダッシュパネル1に固設された
カウル7とインストルメントパネル・リインフォース8
とによって固定支持される。即ち、このブレーキペダル
支持機構においては、ペダルサポートブラケット2′の
先端側とダッシュパネル1に固設されたカウル7とを連
結する第1の補強部材6′と、ペダルサポートブラケッ
ト2′の先端側とインストルメントパネル・リインフォ
ース8側とを連結する第2の補強部材9とが備えられて
いる。
端側(つまり後部)は、ダッシュパネル1に固設された
カウル7とインストルメントパネル・リインフォース8
とによって固定支持される。即ち、このブレーキペダル
支持機構においては、ペダルサポートブラケット2′の
先端側とダッシュパネル1に固設されたカウル7とを連
結する第1の補強部材6′と、ペダルサポートブラケッ
ト2′の先端側とインストルメントパネル・リインフォ
ース8側とを連結する第2の補強部材9とが備えられて
いる。
【0017】第1の補強部材6′は、ビス10及び11
によってペダルサポートブラケット2′及びカウル7に
それぞれ締結される。また第2の補強部材9は、インス
トルメントパネル・リインフォース8と結合するステア
リングコラムサポート12を介して、ペダルサポートブ
ラケット2′の先端側とインストルメントパネル・リイ
ンフォース8側とを連結する。この第2の補強部材9
は、ビス10及び13によってペダルサポートブラケッ
ト2′及びステアリングコラムサポート12にそれぞれ
締結される。なお、これらの第1の補強部材6′及び第
2の補強部材9は、一定の強度を有する板材により形成
することができる。
によってペダルサポートブラケット2′及びカウル7に
それぞれ締結される。また第2の補強部材9は、インス
トルメントパネル・リインフォース8と結合するステア
リングコラムサポート12を介して、ペダルサポートブ
ラケット2′の先端側とインストルメントパネル・リイ
ンフォース8側とを連結する。この第2の補強部材9
は、ビス10及び13によってペダルサポートブラケッ
ト2′及びステアリングコラムサポート12にそれぞれ
締結される。なお、これらの第1の補強部材6′及び第
2の補強部材9は、一定の強度を有する板材により形成
することができる。
【0018】また、ペダルサポートブラケット2′の先
端付近には、上下方向の長孔2a′が開設されている。
この長孔2a′は、ODB前突時に例えば図2のように
潰れ変形するように設定されている。ペダルサポートブ
ラケット2′の基部側には、図1に示すように、例えば
台形状の孔2b′が開設され、図2のように下側が変形
する。なお、これらの長孔2a′または孔2b′の形状
等は、図示例の場合にのみ限定されるものでない。
端付近には、上下方向の長孔2a′が開設されている。
この長孔2a′は、ODB前突時に例えば図2のように
潰れ変形するように設定されている。ペダルサポートブ
ラケット2′の基部側には、図1に示すように、例えば
台形状の孔2b′が開設され、図2のように下側が変形
する。なお、これらの長孔2a′または孔2b′の形状
等は、図示例の場合にのみ限定されるものでない。
【0019】ここで、第1の補強部材6′は、図3に示
すようにカウル7との締結端部に開放溝6a′を有して
いる。この開放溝6a′は、例えばU字状等の切欠きに
よって構成することができる。第1の補強部材6′は、
開放溝6a′にて上述のように締結手段であるビス11
によってカウル7に締結される。第1の補強部材6′に
一定以上の荷重が作用すると、第1の補強部材6′は開
放溝6a′を介してビス11から離脱し得るように設定
されている。
すようにカウル7との締結端部に開放溝6a′を有して
いる。この開放溝6a′は、例えばU字状等の切欠きに
よって構成することができる。第1の補強部材6′は、
開放溝6a′にて上述のように締結手段であるビス11
によってカウル7に締結される。第1の補強部材6′に
一定以上の荷重が作用すると、第1の補強部材6′は開
放溝6a′を介してビス11から離脱し得るように設定
されている。
【0020】本発明のブレーキペダル支持機構におい
て、ペダルサポートブラケット2′の先端側は2つの補
強部材6′と補強部材9を介して、カウル7及びインス
トルメントパネル・リインフォース8とそれぞれ結合す
る。さて、ODB前突によりダッシュパネル1が図2に
示すように点線で示す正規位置から後方へ突き出す。
て、ペダルサポートブラケット2′の先端側は2つの補
強部材6′と補強部材9を介して、カウル7及びインス
トルメントパネル・リインフォース8とそれぞれ結合す
る。さて、ODB前突によりダッシュパネル1が図2に
示すように点線で示す正規位置から後方へ突き出す。
【0021】この場合、ペダルサポートブラケット2′
の長孔2a′及び孔2b′が図2のように潰れ変形し、
あるいは第1の補強部材6′が開放溝6a′を介してビ
ス11から離脱することで、ブレーキペダル3の支軸4
が回転変位(反時計方向)するのを抑えることができ
る。また、ステアリングコラムサポート12に結合する
第2の補強部材9がペダルサポートブラケット2′の先
端を下方に引っ張り、ピボット5が下方に変位する。こ
の結果、図4のようにODB前突時には、ブレーキペダ
ル3の後退を抑制するようにブレーキペダル支持機構に
おける各部材が変形もしくは変位する。
の長孔2a′及び孔2b′が図2のように潰れ変形し、
あるいは第1の補強部材6′が開放溝6a′を介してビ
ス11から離脱することで、ブレーキペダル3の支軸4
が回転変位(反時計方向)するのを抑えることができ
る。また、ステアリングコラムサポート12に結合する
第2の補強部材9がペダルサポートブラケット2′の先
端を下方に引っ張り、ピボット5が下方に変位する。こ
の結果、図4のようにODB前突時には、ブレーキペダ
ル3の後退を抑制するようにブレーキペダル支持機構に
おける各部材が変形もしくは変位する。
【0022】図4からも明らかなように、ODB前突に
よって衝撃荷重が作用する場合でも従来のブレーキペダ
ル支持機構に比べて、ブレーキペダル3の後退を有効に
減少または無くすことができる。従って、ブレーキペダ
ル3のペダル部3b側が乗員側に大きく突出するのが防
止され、これによりODB前突時にも乗員の下肢に対す
る高い安全性が確保されることができる。
よって衝撃荷重が作用する場合でも従来のブレーキペダ
ル支持機構に比べて、ブレーキペダル3の後退を有効に
減少または無くすことができる。従って、ブレーキペダ
ル3のペダル部3b側が乗員側に大きく突出するのが防
止され、これによりODB前突時にも乗員の下肢に対す
る高い安全性が確保されることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のブレーキペダル支持機構において、各部材の配置
・結合構造を工夫することにより、ODB前突時にブレ
ーキペダルの後退を抑制し安全性の向上を図ることがで
きる。また、この場合において機構の構成の変更を最小
限度に済ませることができ、実質的に低コスト化を実現
することができる等の利点を有している。
の種のブレーキペダル支持機構において、各部材の配置
・結合構造を工夫することにより、ODB前突時にブレ
ーキペダルの後退を抑制し安全性の向上を図ることがで
きる。また、この場合において機構の構成の変更を最小
限度に済ませることができ、実質的に低コスト化を実現
することができる等の利点を有している。
【図1】本発明による自動車用ブレーキペダル支持機構
の実施形態における構成例を示す側面図である。
の実施形態における構成例を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるODB前突時の部材
の変形過程を示す図である。
の変形過程を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における構成例を示す正面図
である。
である。
【図4】本発明の実施形態におけるODB前突時の部材
の変形状態を示す図である。
の変形状態を示す図である。
【図5】従来のブレーキペダルの支持機構の構成例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】従来のブレーキペダルの支持機構の部材の変形
状態を示す図である。
状態を示す図である。
1 ダッシュパネル 2′ ペダルサポートブラケット 3 ブレーキペダル 3a ペダルアーム 3b ペダル部 4 支軸 5 ピボット 6′ 第1の補強部材 6a′ 開放溝 7 カウル 8 インストルメントパネル・リインフォース 9 第2の補強部材 10,11,13 ビス 12 ステアリングコラムサポート
Claims (5)
- 【請求項1】 ボディ側ダッシュパネルに固定されたペ
ダルサポートブラケットにペダルアーム端部が回転可能
に支持された自動車用ブレーキペダル支持機構であっ
て、 前記ペダルサポートブラケットの先端側が、前記ダッシ
ュパネルに固設されたカウルとインストルメントパネル
・リインフォースとによって固定支持されることを特徴
とする自動車用ブレーキペダル支持機構。 - 【請求項2】 前記ペダルサポートブラケットの先端側
と前記ダッシュパネルに固設された前記カウルとを連結
する第1の補強部材と、前記ペダルサポートブラケット
の先端側と前記インストルメントパネル・リインフォー
ス側とを連結する第2の補強部材とを備えたことを特徴
とする請求項1に記載の自動車用ブレーキペダル支持機
構。 - 【請求項3】 前記第1の補強部材は、前記カウルとの
締結端部に開放溝を有し、この開放溝を介して締結手段
に対して離脱可能としたことを特徴とする請求項2に記
載の自動車用ブレーキペダル支持機構。 - 【請求項4】 前記ペダルサポートブラケットの先端付
近に孔が開設されていることを特徴とする請求項2又は
請求項3に記載の自動車用ブレーキペダル支持機構。 - 【請求項5】 前記第2の補強部材は、前記インストル
メントパネル・リインフォースと結合するステアリング
コラムサポートを介して、前記ペダルサポートブラケッ
トの先端側と前記インストルメントパネル・リインフォ
ースとを連結することを特徴とする請求項2乃至請求項
4のいずれかに記載の自動車用ブレーキペダル支持機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5478697A JPH10250539A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 自動車用ブレーキペダル支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5478697A JPH10250539A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 自動車用ブレーキペダル支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250539A true JPH10250539A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=12980453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5478697A Pending JPH10250539A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 自動車用ブレーキペダル支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10250539A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1106458A3 (en) * | 1999-12-06 | 2002-01-23 | Mazda Motor Corporation | Pedal assembly supporting structure for automobile |
JP2007076571A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Suzuki Motor Corp | 車両用ペダル変位抑制構造 |
JP2009140230A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Hiruta Kogyo Co Ltd | ペダル装置 |
JP2011096181A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキペダル支持構造 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP5478697A patent/JPH10250539A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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