JPH10203459A - 小型車両 - Google Patents
小型車両Info
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- JPH10203459A JPH10203459A JP9285708A JP28570897A JPH10203459A JP H10203459 A JPH10203459 A JP H10203459A JP 9285708 A JP9285708 A JP 9285708A JP 28570897 A JP28570897 A JP 28570897A JP H10203459 A JPH10203459 A JP H10203459A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/003—Cycles with four or more wheels, specially adapted for disabled riders, e.g. personal mobility type vehicles with four wheels
- B62K5/007—Cycles with four or more wheels, specially adapted for disabled riders, e.g. personal mobility type vehicles with four wheels power-driven
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G5/00—Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
- A61G5/10—Parts, details or accessories
- A61G5/1078—Parts, details or accessories with shock absorbers or other suspension arrangements between wheels and frame
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K2005/001—Suspension details for cycles with three or more main road wheels
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S180/00—Motor vehicles
- Y10S180/908—Motor vehicles with short wheelbase
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- Public Health (AREA)
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 充電作業を容易に行えることができ、かつ乗
降性を向上できるとともに、車体全体を小型化,軽量化
して取り扱いや移動を容易にできる小型車両を提供す
る。 【解決手段】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪8間を略水平方向に延
びる前半部2a及び該前半部2aに続いて後方斜め上方
に延びる後半部2bを有し、上記左右一対の前輪8及び
左右一対の後輪46とで支持される車体フレーム2と、
該車体フレーム2の上記後半部2bの上方に位置するよ
う配置され該後半部2bに固定されたシート52と、該
後半部2bに沿わせ後方斜め上方に向けて配置され該後
半部2bに固定されたバッテリ収納ボックス65と、該
バッテリ収納ボックス65の車両後方に臨む後端開口6
5aを開閉する蓋部材66と、上記バッテリ収納ボック
ス65内に着脱可能に収容配置されたバッテリ61とを
備える。
降性を向上できるとともに、車体全体を小型化,軽量化
して取り扱いや移動を容易にできる小型車両を提供す
る。 【解決手段】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪8間を略水平方向に延
びる前半部2a及び該前半部2aに続いて後方斜め上方
に延びる後半部2bを有し、上記左右一対の前輪8及び
左右一対の後輪46とで支持される車体フレーム2と、
該車体フレーム2の上記後半部2bの上方に位置するよ
う配置され該後半部2bに固定されたシート52と、該
後半部2bに沿わせ後方斜め上方に向けて配置され該後
半部2bに固定されたバッテリ収納ボックス65と、該
バッテリ収納ボックス65の車両後方に臨む後端開口6
5aを開閉する蓋部材66と、上記バッテリ収納ボック
ス65内に着脱可能に収容配置されたバッテリ61とを
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを電源と
するモータにより車輪を駆動するようにした電動式小型
車両に関する。
するモータにより車輪を駆動するようにした電動式小型
車両に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、歩行が困難な身体障害者や老人を
対象とした電動式小型車両が注目されている。この小型
車両は、アクセル部材の操作によりバッテリからの電流
をモータに供給し、該モータにより車輪を回転駆動する
ように構成されている。
対象とした電動式小型車両が注目されている。この小型
車両は、アクセル部材の操作によりバッテリからの電流
をモータに供給し、該モータにより車輪を回転駆動する
ように構成されている。
【0003】この種の小型車両では、重量物であるバッ
テリを車体に搭載する必要があり、また非使用時に家庭
用電源により充電器を介して繰り返し充電する必要があ
る。このため従来は、メインフレームを補強部材で補強
し、該補強部材にバッテリを固定するとともに、該バッ
テリを車体に搭載した状態で充電するようにしたものが
一般的である(例えば、実開平5−11927号公報参
照)。また、この小型車両では、前輪と後輪との間に幅
広の足載せ用ステップを配設し、該ステップの後側の後
輪寄りにシートを配設した構造となっている。
テリを車体に搭載する必要があり、また非使用時に家庭
用電源により充電器を介して繰り返し充電する必要があ
る。このため従来は、メインフレームを補強部材で補強
し、該補強部材にバッテリを固定するとともに、該バッ
テリを車体に搭載した状態で充電するようにしたものが
一般的である(例えば、実開平5−11927号公報参
照)。また、この小型車両では、前輪と後輪との間に幅
広の足載せ用ステップを配設し、該ステップの後側の後
輪寄りにシートを配設した構造となっている。
【0004】またこの種の小型車両では、足載せスペー
スをできるだけ広くすることにより安定した乗車姿勢を
確保するといった考えから、従来、前輪と後輪との間に
幅広の足載せ用ステップを配設し、該ステップの後側の
後輪寄りにシートを配設した構造が一般的である。
スをできるだけ広くすることにより安定した乗車姿勢を
確保するといった考えから、従来、前輪と後輪との間に
幅広の足載せ用ステップを配設し、該ステップの後側の
後輪寄りにシートを配設した構造が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
小型車両では、充電を行うたびに車両自体を充電器の近
くに移動させたり、また充電場所によっては延長コード
を引いたりする必要があるので、充電作業に手間がかか
るという問題がある。
小型車両では、充電を行うたびに車両自体を充電器の近
くに移動させたり、また充電場所によっては延長コード
を引いたりする必要があるので、充電作業に手間がかか
るという問題がある。
【0006】また上記従来のようにメインフレームを補
強部材で補強する構造では、それだけ車体全体が大型化
し、また車体重量も大きくなることから、非使用時の取
り扱いや移動が困難になるという問題がある。
強部材で補強する構造では、それだけ車体全体が大型化
し、また車体重量も大きくなることから、非使用時の取
り扱いや移動が困難になるという問題がある。
【0007】さらに上記車両では、乗降する際にステッ
プが邪魔になり、シートに座るにはステップ上に一旦上
がらなければならず、歩行が困難な人にとって乗降性が
悪いという問題がある。
プが邪魔になり、シートに座るにはステップ上に一旦上
がらなければならず、歩行が困難な人にとって乗降性が
悪いという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たもので、充電作業を容易に行うことができ、かつ乗降
性を向上できるとともに、車体全体を小型化,軽量化し
て取り扱いや移動を容易にできる小型車両を提供するこ
とを目的としている。
たもので、充電作業を容易に行うことができ、かつ乗降
性を向上できるとともに、車体全体を小型化,軽量化し
て取り扱いや移動を容易にできる小型車両を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車幅
方向中央寄りに車両前後方向に延びるよう配設され、左
右一対の前輪間を略水平方向に延びる前半部及び該前半
部に続いて後方斜め上方に延びる後半部を有し、上記左
右一対の前輪及び左右一対の後輪で支持される車体フレ
ームと、該車体フレームの上記後半部の上方に位置する
よう配置され該後半部に固定されたシートと、該後半部
に沿うよう後方斜め上方に向けて配置され該後半部に着
脱可能に取り付けられたバッテリとを備えたことを特徴
とする小型車両である。
方向中央寄りに車両前後方向に延びるよう配設され、左
右一対の前輪間を略水平方向に延びる前半部及び該前半
部に続いて後方斜め上方に延びる後半部を有し、上記左
右一対の前輪及び左右一対の後輪で支持される車体フレ
ームと、該車体フレームの上記後半部の上方に位置する
よう配置され該後半部に固定されたシートと、該後半部
に沿うよう後方斜め上方に向けて配置され該後半部に着
脱可能に取り付けられたバッテリとを備えたことを特徴
とする小型車両である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明と同様
の車体フレームと、シートと、上記車体フレームの上記
前半部に略直交するように配置され該前半部に揺動支持
機構を介して支持され、上記左右一対の前輪が軸支され
る車軸腕部材とを備え、上記揺動支持機構を、上記前半
部により車軸腕部材の車幅方向中央部を上下揺動可能に
枢支し、該車軸腕部材と上記前半部との間に上記揺動角
度を弾性力を介在させて規制するように構成したことを
特徴とする小型車両である。
の車体フレームと、シートと、上記車体フレームの上記
前半部に略直交するように配置され該前半部に揺動支持
機構を介して支持され、上記左右一対の前輪が軸支され
る車軸腕部材とを備え、上記揺動支持機構を、上記前半
部により車軸腕部材の車幅方向中央部を上下揺動可能に
枢支し、該車軸腕部材と上記前半部との間に上記揺動角
度を弾性力を介在させて規制するように構成したことを
特徴とする小型車両である。
【0011】請求項3の発明は、請求項1,2の発明と
同様の車体フレームと、シートと、上記車体フレームの
上記後輪より前側部分に配置した枢支軸により上下揺動
自在に枢支され該後輪を後端部で軸支するリヤアーム
と、上記後半部の上記リヤアーム枢支部より後側部分と
該リヤアームとの間に介設された緩衝器とを備え、上記
リヤアームを、上記後半部の左, 右両側に車両前側ほど
間隔が狭くなるように振り分け配置された左, 右のアー
ム部材同士を連結部材で結合してなるものとし、該アー
ム部材の前端部を上記枢支軸により枢支したことを特徴
とする小型車両である。
同様の車体フレームと、シートと、上記車体フレームの
上記後輪より前側部分に配置した枢支軸により上下揺動
自在に枢支され該後輪を後端部で軸支するリヤアーム
と、上記後半部の上記リヤアーム枢支部より後側部分と
該リヤアームとの間に介設された緩衝器とを備え、上記
リヤアームを、上記後半部の左, 右両側に車両前側ほど
間隔が狭くなるように振り分け配置された左, 右のアー
ム部材同士を連結部材で結合してなるものとし、該アー
ム部材の前端部を上記枢支軸により枢支したことを特徴
とする小型車両である。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明と
同様の車体フレームと、シートと、揺動支持機構により
支持された車軸腕部材と、リヤアームと、緩衝器とを備
えたことを特徴とする小型車両である。
同様の車体フレームと、シートと、揺動支持機構により
支持された車軸腕部材と、リヤアームと、緩衝器とを備
えたことを特徴とする小型車両である。
【0013】請求項5の発明は、請求項1において、請
求項2〜4の発明と同様の揺動支持機構を介して支持さ
れた車軸腕部材と、リヤアームと、緩衝器とを備えたこ
とを特徴とする小型車両である。
求項2〜4の発明と同様の揺動支持機構を介して支持さ
れた車軸腕部材と、リヤアームと、緩衝器とを備えたこ
とを特徴とする小型車両である。
【0014】請求項6の発明は、請求項1において、上
記バッテリを上記後半部に固定されたバッテリ収納ボッ
クスに出し入れ自在に収納し、該バッテリ収納ボックス
の後端開口を車両後方に臨ませるとともに蓋部材で開閉
自在としたことを特徴とする小型車両である。
記バッテリを上記後半部に固定されたバッテリ収納ボッ
クスに出し入れ自在に収納し、該バッテリ収納ボックス
の後端開口を車両後方に臨ませるとともに蓋部材で開閉
自在としたことを特徴とする小型車両である。
【0015】請求項7の発明は、請求項6において、上
記バッテリ収納ボックスが、上記後半部の左, 右に2個
並列配置されており、何れか一方のバッテリ収納ボック
スが小物入れとして流用されていることを特徴する小型
車両である。
記バッテリ収納ボックスが、上記後半部の左, 右に2個
並列配置されており、何れか一方のバッテリ収納ボック
スが小物入れとして流用されていることを特徴する小型
車両である。
【0016】請求項8の発明は、請求項1において、上
記バッテリをバッテリケース内に多数の単電池を収納し
たものとし、該バッテリケースの前端部を上記後半部に
固定された有底筒状のバッテリ保持ケースに着脱自在に
嵌合させたことを特徴とする小型車両。
記バッテリをバッテリケース内に多数の単電池を収納し
たものとし、該バッテリケースの前端部を上記後半部に
固定された有底筒状のバッテリ保持ケースに着脱自在に
嵌合させたことを特徴とする小型車両。
【0017】請求項9の発明は、請求項1ないし8の何
れかにおいて、上記シートの後方斜め上方に延びる上記
後半部への取り付け位置を該後半部に沿って前後方向に
移動可能とし、上記前輪を左右に操舵するためのステア
リング軸を左右の前輪間にて上方に延長し、該ステアリ
ング軸の上部に操舵ハンドルを固定したことを特徴とす
る小型車両である。
れかにおいて、上記シートの後方斜め上方に延びる上記
後半部への取り付け位置を該後半部に沿って前後方向に
移動可能とし、上記前輪を左右に操舵するためのステア
リング軸を左右の前輪間にて上方に延長し、該ステアリ
ング軸の上部に操舵ハンドルを固定したことを特徴とす
る小型車両である。
【0018】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
何れかにおいて、上記左右後輪の間隔が左右前輪の間隔
より狭く設定されていることを特徴とする小型車両であ
る。
何れかにおいて、上記左右後輪の間隔が左右前輪の間隔
より狭く設定されていることを特徴とする小型車両であ
る。
【0019】請求項11の発明は、請求項1ないし10
の何れかにおいて、上記左右の前輪間にステアリングパ
イプを挟むように配置された左,右一対の足載部を備え
たことを特徴とする小型車両である。
の何れかにおいて、上記左右の前輪間にステアリングパ
イプを挟むように配置された左,右一対の足載部を備え
たことを特徴とする小型車両である。
【0020】請求項12の発明は、請求項1ないし10
の何れかにおいて、上記左右の前輪間にて車幅方向に延
びる幅広ステップ,及び該幅広ステップに続いて内側に
絞り込むように車両後方に延びかつ平面視で上記シート
と略同一幅をなす幅狭ステップを有する足載部を備えた
ことを特徴とする小型車両である。
の何れかにおいて、上記左右の前輪間にて車幅方向に延
びる幅広ステップ,及び該幅広ステップに続いて内側に
絞り込むように車両後方に延びかつ平面視で上記シート
と略同一幅をなす幅狭ステップを有する足載部を備えた
ことを特徴とする小型車両である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明に係る小型車両によれ
ば、車幅方向中央寄りに車両前後方向に延びるように車
体フレームを配設し、該車体フレームを略水平方向に延
びる前半部と、該前半部に続いて後方斜め上方に延びる
後半部とから構成したので、フレーム構造を簡略化で
き、車両全体を小型化,軽量化できるとともに、コスト
を低減できる効果がある。
ば、車幅方向中央寄りに車両前後方向に延びるように車
体フレームを配設し、該車体フレームを略水平方向に延
びる前半部と、該前半部に続いて後方斜め上方に延びる
後半部とから構成したので、フレーム構造を簡略化で
き、車両全体を小型化,軽量化できるとともに、コスト
を低減できる効果がある。
【0022】またバッテリを上記後半部に沿って後方斜
め上方に着脱可能に装着したので、着脱方向が作業者に
とって着脱し易い方向となり、着脱作業性を向上できる
効果がある。またバッテリを車体フレームの後半部に沿
って配置したので、バッテリを広範囲に渡って支持可能
であり、重量物であるバッテリを強固に支持できる効果
がある。
め上方に着脱可能に装着したので、着脱方向が作業者に
とって着脱し易い方向となり、着脱作業性を向上できる
効果がある。またバッテリを車体フレームの後半部に沿
って配置したので、バッテリを広範囲に渡って支持可能
であり、重量物であるバッテリを強固に支持できる効果
がある。
【0023】請求項2の発明では、上記前半部に前輪が
軸支される車軸腕部材を揺動支持機構を介して支持し、
該揺動支持機構により車軸腕部材を上下揺動自在に枢支
するとともに、弾性力を介在させて揺動角度を規制した
ので、簡単な構造で左, 右前輪の独立懸架を実現でき、
左, 右前輪の接地性を確保できるとともに、乗り心地を
向上できる効果がある。
軸支される車軸腕部材を揺動支持機構を介して支持し、
該揺動支持機構により車軸腕部材を上下揺動自在に枢支
するとともに、弾性力を介在させて揺動角度を規制した
ので、簡単な構造で左, 右前輪の独立懸架を実現でき、
左, 右前輪の接地性を確保できるとともに、乗り心地を
向上できる効果がある。
【0024】また車軸腕部材の揺動角度を弾性力を介在
させて規制するとともに、車体フレームを車幅方向中央
寄りに配置され前後に長い構造としたので、該車体フレ
ームがその捩じれにより車輪への衝撃を吸収する作用も
期待でき、乗員への衝撃を緩和できる効果がある。
させて規制するとともに、車体フレームを車幅方向中央
寄りに配置され前後に長い構造としたので、該車体フレ
ームがその捩じれにより車輪への衝撃を吸収する作用も
期待でき、乗員への衝撃を緩和できる効果がある。
【0025】請求項3の発明では、上記車体フレームの
後半部の前側部分によりリヤアームを上下揺動自在に枢
支し、該リヤアームと斜め上方に傾斜する後半部の後部
との間に緩衝器を介設したので、緩衝器の取付けスペー
スを容易に確保できる効果がある。
後半部の前側部分によりリヤアームを上下揺動自在に枢
支し、該リヤアームと斜め上方に傾斜する後半部の後部
との間に緩衝器を介設したので、緩衝器の取付けスペー
スを容易に確保できる効果がある。
【0026】また上記リヤアームの左, 右アーム部を車
両前側ほど間隔が狭くなるように配置したので、シート
への乗り降り、シート側方を移動する際にリヤアームが
足に干渉し難くなり、乗降性を向上できる効果がある。
両前側ほど間隔が狭くなるように配置したので、シート
への乗り降り、シート側方を移動する際にリヤアームが
足に干渉し難くなり、乗降性を向上できる効果がある。
【0027】またリヤアームを前後方向に長く、前側ほ
ど間隔が狭くなるように構成するとともに、車幅方向中
央寄り部分を枢支するとともに、車幅方向外側に後輪を
装着したので、枢支部の僅かな変形により後輪の大きな
変位を吸収でき、簡単な構造で後輪の独立懸架を実現で
き、接地性及び乗り心地を向上できる効果がある。
ど間隔が狭くなるように構成するとともに、車幅方向中
央寄り部分を枢支するとともに、車幅方向外側に後輪を
装着したので、枢支部の僅かな変形により後輪の大きな
変位を吸収でき、簡単な構造で後輪の独立懸架を実現で
き、接地性及び乗り心地を向上できる効果がある。
【0028】請求項4の発明では、揺動支持機構により
支持された車軸腕部材により前輪を軸支し、リヤアーム
を上下揺動自在に枢支し、該リヤアームと上記後半部と
の間に緩衝器を介設するとともに、該リヤアームの左,
右アーム部を車両前側ほど間隔が狭くなるように振り分
け配置したので、前端,及び後輪の接地性を確保できる
とともに乗り心地を向上できる効果があり、緩衝器の取
付けスペースを容易に確保でき、乗降性を向上できる効
果がある。
支持された車軸腕部材により前輪を軸支し、リヤアーム
を上下揺動自在に枢支し、該リヤアームと上記後半部と
の間に緩衝器を介設するとともに、該リヤアームの左,
右アーム部を車両前側ほど間隔が狭くなるように振り分
け配置したので、前端,及び後輪の接地性を確保できる
とともに乗り心地を向上できる効果があり、緩衝器の取
付けスペースを容易に確保でき、乗降性を向上できる効
果がある。
【0029】請求項5の発明では、車軸腕部材を揺動支
持機構を介して支持し、上記車体フレームの後輪より前
側部分に配置した枢支軸によりリヤアームを上下揺動自
在に枢支するとともに、該リヤアームの左, 右アーム部
を車両前側ほど間隔が狭くなるように振り分け配置した
ので、請求項1の効果に加えて乗り心地を向上でき、ま
た緩衝器の取付けスペースを容易に確保できる効果があ
る。
持機構を介して支持し、上記車体フレームの後輪より前
側部分に配置した枢支軸によりリヤアームを上下揺動自
在に枢支するとともに、該リヤアームの左, 右アーム部
を車両前側ほど間隔が狭くなるように振り分け配置した
ので、請求項1の効果に加えて乗り心地を向上でき、ま
た緩衝器の取付けスペースを容易に確保できる効果があ
る。
【0030】請求項6の発明では、車体フレームの後半
部にバッテリ収納ボックスを固定するとともに、該収納
ボックスの後端部に蓋部材を開閉可能に取付け、該バッ
テリ収納ボックスにバッテリを着脱可能に収納したの
で、着脱方向が作業者にとって着脱しやすい方向となる
とともに、バッテリが自重により収納方向に移動し易く
なり、バッテリの着脱作業性を向上できる効果がある。
また上記収納ボックスに蓋部材を配設したので、悪戯や
盗難を防止できるとともに、水や埃の進入による電気的
接続不良を防止できる効果がある。
部にバッテリ収納ボックスを固定するとともに、該収納
ボックスの後端部に蓋部材を開閉可能に取付け、該バッ
テリ収納ボックスにバッテリを着脱可能に収納したの
で、着脱方向が作業者にとって着脱しやすい方向となる
とともに、バッテリが自重により収納方向に移動し易く
なり、バッテリの着脱作業性を向上できる効果がある。
また上記収納ボックスに蓋部材を配設したので、悪戯や
盗難を防止できるとともに、水や埃の進入による電気的
接続不良を防止できる効果がある。
【0031】請求項7の発明では、上記バッテリ収納ボ
ックスを後半部の左, 右に2個並列配置し、何れか一方
のバッテリ収納ボックスを小物入れとして流用したの
で、1個のバッテリで電源が足りる場合の不要となった
収納ボックスを有効利用して小物を収納でき、デザイン
の統一化を図りながら用途を拡大できる効果がある。
ックスを後半部の左, 右に2個並列配置し、何れか一方
のバッテリ収納ボックスを小物入れとして流用したの
で、1個のバッテリで電源が足りる場合の不要となった
収納ボックスを有効利用して小物を収納でき、デザイン
の統一化を図りながら用途を拡大できる効果がある。
【0032】請求項8の発明では、後半部にバッテリ保
持ケースを固定し、該バッテリ保持ケースにバッテリケ
ースの前端部を着脱可能に嵌合させることによりバッテ
リを支持したので、バッテリを他の部品に干渉すること
なく容易に脱着できる効果があり、またバッテリ保持ケ
ースの小型化,軽量化を図ることができ、コストを低減
できる効果がある。
持ケースを固定し、該バッテリ保持ケースにバッテリケ
ースの前端部を着脱可能に嵌合させることによりバッテ
リを支持したので、バッテリを他の部品に干渉すること
なく容易に脱着できる効果があり、またバッテリ保持ケ
ースの小型化,軽量化を図ることができ、コストを低減
できる効果がある。
【0033】請求項9の発明では、シートの上記後半部
への取り付け位置を該後半部に沿って前後方向に移動可
能としたので、乗員の体格に応じてシートの前後方向,
上下方向の取付け位置を設定でき、好みの走行姿勢が得
られる効果がある。
への取り付け位置を該後半部に沿って前後方向に移動可
能としたので、乗員の体格に応じてシートの前後方向,
上下方向の取付け位置を設定でき、好みの走行姿勢が得
られる効果がある。
【0034】請求項10の発明では、左右後輪の間隔を
左右前輪より狭く設定したので、旋回時における後輪の
内輪軌跡と前輪の内輪軌跡との差を小さくでき、内輪側
にある障害物に後輪が接触したり,巻き込んだりするの
を防止できる効果がある。
左右前輪より狭く設定したので、旋回時における後輪の
内輪軌跡と前輪の内輪軌跡との差を小さくでき、内輪側
にある障害物に後輪が接触したり,巻き込んだりするの
を防止できる効果がある。
【0035】請求項11の発明では、左右前輪間に足載
部を配置したので、足載スペースを十分に確保でき、か
つ該足載部は前方に位置していることから該足載部がシ
ートに乗り降りする場合の邪魔になることはなく、足載
スペースを確保しながら乗降性を確保できる効果があ
る。
部を配置したので、足載スペースを十分に確保でき、か
つ該足載部は前方に位置していることから該足載部がシ
ートに乗り降りする場合の邪魔になることはなく、足載
スペースを確保しながら乗降性を確保できる効果があ
る。
【0036】請求項12の発明では、上記足載部を、左
右前輪間にて車幅方向に延在する幅広ステップと、該幅
広ステップに続いて内側に絞り込むように後方に延び、
かつ平面視でシート幅と略同一幅の幅狭ステップとから
構成したので、シート乗降性を損なうことなく足載せス
ペースを十分に確保でき、乗車姿勢を安定させることが
できる。
右前輪間にて車幅方向に延在する幅広ステップと、該幅
広ステップに続いて内側に絞り込むように後方に延び、
かつ平面視でシート幅と略同一幅の幅狭ステップとから
構成したので、シート乗降性を損なうことなく足載せス
ペースを十分に確保でき、乗車姿勢を安定させることが
できる。
【0037】即ち、足載せスペースについては左右前輪
間に延在する幅広ステップを設けたので足載せスペース
を十分に確保でき、またシート乗降性については足載せ
部のシート近傍部分を平面視で略シート幅に狭く形成し
たので、シートに乗り降りする際に地面の該シートに近
接した部分に立つことができ、そのまま腰を下ろすこと
により、つまりステップに上がることなくシートに着座
でき、乗降性を向上できる効果がある。
間に延在する幅広ステップを設けたので足載せスペース
を十分に確保でき、またシート乗降性については足載せ
部のシート近傍部分を平面視で略シート幅に狭く形成し
たので、シートに乗り降りする際に地面の該シートに近
接した部分に立つことができ、そのまま腰を下ろすこと
により、つまりステップに上がることなくシートに着座
でき、乗降性を向上できる効果がある。
【0038】また上記足載せ部の幅狭ステップ部分の幅
をシート幅と略同一としたので、車両旋回時に該幅狭ス
テップ部分は後輪の内輪軌跡より内側を通ることとな
り、該ステップ部分が障害物に接触したり,障害物を巻
き込んだりする問題を回避できる。
をシート幅と略同一としたので、車両旋回時に該幅狭ス
テップ部分は後輪の内輪軌跡より内側を通ることとな
り、該ステップ部分が障害物に接触したり,障害物を巻
き込んだりする問題を回避できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図6は、請求項1
〜7及び9〜11の発明に係る第1実施形態による電動
式小型四輪車を説明するための図であり、図1,図2は
電動式小型四輪車の側面図,平面図、図3,図4は車軸
腕部材の揺動支持機構を示す断面正面図,断面側面図、
図5はリヤアームの連結部分を示す断面平面図、図6は
該連結部分の変形例を示す図である。
図面に基づいて説明する。図1ないし図6は、請求項1
〜7及び9〜11の発明に係る第1実施形態による電動
式小型四輪車を説明するための図であり、図1,図2は
電動式小型四輪車の側面図,平面図、図3,図4は車軸
腕部材の揺動支持機構を示す断面正面図,断面側面図、
図5はリヤアームの連結部分を示す断面平面図、図6は
該連結部分の変形例を示す図である。
【0040】図において、1は電動式小型四輪車であ
り、これは車体フレーム2,駆動系3,シート機構4,
及びステアリング機構5を備えている。上記車体フレー
ム2は1本の鉄製パイプからなり、車幅方向中央部に車
両前後方向に延びるように配設されており、略水平方向
に延びる前半部2aと、該前半部2aに続いて後方斜め
上方に直線状に延びる後半部2bとから構成されてい
る。
り、これは車体フレーム2,駆動系3,シート機構4,
及びステアリング機構5を備えている。上記車体フレー
ム2は1本の鉄製パイプからなり、車幅方向中央部に車
両前後方向に延びるように配設されており、略水平方向
に延びる前半部2aと、該前半部2aに続いて後方斜め
上方に直線状に延びる後半部2bとから構成されてい
る。
【0041】上記前半部2aには車幅方向に延びる車軸
腕部材6が配設されており、該車軸腕部材6の両端部に
はそれぞれジョイント部材7を介して前輪8が左右揺動
可能に軸支されている。上記前半部2aの車軸腕部材6
より少し前側に位置する部分に上記ステアリング機構5
を構成するステアリングパイプ9の下端が固着されてお
り、該ステアリングパイプ9は斜め後方に延びている。
このステアリングパイプ9内に回転自在に挿入されたス
テアリングシャフト9aの上端部にはT字型操舵ハンド
ル10が装着されており、またステアリングシャフト9
aの下端部はタイロッド,ナックルアーム等からなるリ
ンク機構9bを介して上記前輪8に連結されている。
腕部材6が配設されており、該車軸腕部材6の両端部に
はそれぞれジョイント部材7を介して前輪8が左右揺動
可能に軸支されている。上記前半部2aの車軸腕部材6
より少し前側に位置する部分に上記ステアリング機構5
を構成するステアリングパイプ9の下端が固着されてお
り、該ステアリングパイプ9は斜め後方に延びている。
このステアリングパイプ9内に回転自在に挿入されたス
テアリングシャフト9aの上端部にはT字型操舵ハンド
ル10が装着されており、またステアリングシャフト9
aの下端部はタイロッド,ナックルアーム等からなるリ
ンク機構9bを介して上記前輪8に連結されている。
【0042】上記操舵ハンドル10の右グリップ部には
アクセルレバー11が、左グリップ部には後輪ブレーキ
レバー12がそれぞれ配設されており、該ブレーキレバ
ー12にはこれを把持した状態にロックするパーキング
ロックボタン13が配設されている。また上記ステアリ
ングシャフト9の前部には物入れ用バスケット14が取
付けられている。
アクセルレバー11が、左グリップ部には後輪ブレーキ
レバー12がそれぞれ配設されており、該ブレーキレバ
ー12にはこれを把持した状態にロックするパーキング
ロックボタン13が配設されている。また上記ステアリ
ングシャフト9の前部には物入れ用バスケット14が取
付けられている。
【0043】上記前半部2aの前輪8,8間にはステア
リングパイプ9を挟んで左右に振り分け配置された一対
の足載せステップ15,15が配設されている。このス
テップ15は矩形状の枠パイプ15aに複数本の渡し棒
15bを架け渡した構造のもので、該ステップ15は上
記車軸腕部材6の後述する第2揺動規制板30の上面に
固着されている。これにより上記前輪8,8間のデッド
スペースを有効利用してステップ15が配置されてい
る。また上記前半部2aの前端には車幅方向に延びるバ
ンパ部材20が平面視でT字状をなすように固着されて
おり、該バンパ部材20は鉄製パイプの外周にゴム部材
を装着した構造のものである。
リングパイプ9を挟んで左右に振り分け配置された一対
の足載せステップ15,15が配設されている。このス
テップ15は矩形状の枠パイプ15aに複数本の渡し棒
15bを架け渡した構造のもので、該ステップ15は上
記車軸腕部材6の後述する第2揺動規制板30の上面に
固着されている。これにより上記前輪8,8間のデッド
スペースを有効利用してステップ15が配置されてい
る。また上記前半部2aの前端には車幅方向に延びるバ
ンパ部材20が平面視でT字状をなすように固着されて
おり、該バンパ部材20は鉄製パイプの外周にゴム部材
を装着した構造のものである。
【0044】上記車軸腕部材6は揺動支持機構21を介
して上記前半部2aに支持されている。この揺動支持機
構21は、図3,図4に示すように、上記車軸腕部材6
を上下に揺動可能に換言すれば車両前後方向軸回りに回
動可能に枢支し、かつ該車軸腕部材6の揺動角度を規制
するもので、以下の構造となっている。
して上記前半部2aに支持されている。この揺動支持機
構21は、図3,図4に示すように、上記車軸腕部材6
を上下に揺動可能に換言すれば車両前後方向軸回りに回
動可能に枢支し、かつ該車軸腕部材6の揺動角度を規制
するもので、以下の構造となっている。
【0045】上記車軸腕部材6の車幅方向中央部には揺
動軸22が車両前後方向に貫通して固着されている。該
揺動軸22は外筒23の両端部内に左, 右ブッシュ2
4,24を挿入し、該ブッシュ24内にカラー25を挿
入し、上記外筒23の両端にキャップ26を嵌着した構
造のものであり、上記外筒23が上記車軸腕部材6に固
着され、さらに第1揺動規制板29が該揺動軸22の上
方に配設されて上記車軸腕部材6に固着されている。
動軸22が車両前後方向に貫通して固着されている。該
揺動軸22は外筒23の両端部内に左, 右ブッシュ2
4,24を挿入し、該ブッシュ24内にカラー25を挿
入し、上記外筒23の両端にキャップ26を嵌着した構
造のものであり、上記外筒23が上記車軸腕部材6に固
着され、さらに第1揺動規制板29が該揺動軸22の上
方に配設されて上記車軸腕部材6に固着されている。
【0046】また上記前半部2aの下面には前後一対の
ブラケット27,27が上記外筒23のダストカバー2
6,26の両端面に当接するよう配置固着されており、
各ブラケット27,27間に螺通されたボルト28によ
り上記揺動軸22が軸支されており、これにより上記車
軸腕部材6は上下揺動自在に支持されている。
ブラケット27,27が上記外筒23のダストカバー2
6,26の両端面に当接するよう配置固着されており、
各ブラケット27,27間に螺通されたボルト28によ
り上記揺動軸22が軸支されており、これにより上記車
軸腕部材6は上下揺動自在に支持されている。
【0047】上記車軸腕部材6の上面に長手方向に沿っ
て延びるよう配設された上記第1揺動規制板29は曲率
の大きい円弧状をなすように屈曲形成されている。また
上記前半部2aの下面には上記第1揺動規制板29を覆
うように延びる第2揺動規制板30が固着されており、
該第2揺動規制板30は略直線をなしかつ上記第1揺動
規制板29より長く形成されている。そして両揺動規制
板29,30の間にはゴム製の弾性部材31が介設され
ており、この弾性部材31の変形抵抗(弾性力)により
車軸腕部材6の上下揺動角度が規制されている。
て延びるよう配設された上記第1揺動規制板29は曲率
の大きい円弧状をなすように屈曲形成されている。また
上記前半部2aの下面には上記第1揺動規制板29を覆
うように延びる第2揺動規制板30が固着されており、
該第2揺動規制板30は略直線をなしかつ上記第1揺動
規制板29より長く形成されている。そして両揺動規制
板29,30の間にはゴム製の弾性部材31が介設され
ており、この弾性部材31の変形抵抗(弾性力)により
車軸腕部材6の上下揺動角度が規制されている。
【0048】上記車体フレーム2の前半部2a,後半部
2bの境界の屈曲部にはリヤアーム35の前端が枢支軸
39により上下揺動自在に枢支されている。該リヤアー
ム35は前端にボス部36a,36bを有する左右一対
のアーム部35a,35bの前部,後部同士をクロスパ
イプ37,38により結合してなり、該両アーム部35
a,35bは平面視で間隔が後側ほど広くなり、前側ほ
ど狭くなるように振り分け配置されている。
2bの境界の屈曲部にはリヤアーム35の前端が枢支軸
39により上下揺動自在に枢支されている。該リヤアー
ム35は前端にボス部36a,36bを有する左右一対
のアーム部35a,35bの前部,後部同士をクロスパ
イプ37,38により結合してなり、該両アーム部35
a,35bは平面視で間隔が後側ほど広くなり、前側ほ
ど狭くなるように振り分け配置されている。
【0049】上記枢支軸39は、上記左, 右アーム部3
5a,35bに固着されたボス部36a,36b、及び
上記後半部2bに固着された枢支筒34内に挿通され、
ナット39aにより締め付け固定されている。上記枢支
筒34は、図5に示すように、筒体40の軸方向両端部
に、外筒41aと内筒41bとの間にゴム41cを焼き
付けてなる弾性部材41を挿着した構造のものである。
上記筒体40は後半部2bの下面に固着された左右一対
の支持ブラケット42,42に固着されている。これに
より上記リヤアーム35は上記枢支軸39回りに上下揺
動自在に支持され、かつ上記弾性部材41の弾性力によ
って規制された角度内で車両前後軸回りに上下に回動可
能となっている。なお、43は、上記左, 右の弾性部材
41,41間に配置され該弾性部材41の車幅方向移動
を規制するカラーである。
5a,35bに固着されたボス部36a,36b、及び
上記後半部2bに固着された枢支筒34内に挿通され、
ナット39aにより締め付け固定されている。上記枢支
筒34は、図5に示すように、筒体40の軸方向両端部
に、外筒41aと内筒41bとの間にゴム41cを焼き
付けてなる弾性部材41を挿着した構造のものである。
上記筒体40は後半部2bの下面に固着された左右一対
の支持ブラケット42,42に固着されている。これに
より上記リヤアーム35は上記枢支軸39回りに上下揺
動自在に支持され、かつ上記弾性部材41の弾性力によ
って規制された角度内で車両前後軸回りに上下に回動可
能となっている。なお、43は、上記左, 右の弾性部材
41,41間に配置され該弾性部材41の車幅方向移動
を規制するカラーである。
【0050】上記左, 右のアーム部35a,35bの後
端にはそれぞれブラケット45が立設されており、該ブ
ラケット45により駆動軸47が軸支されている。該駆
動軸47の両端には後輪46,46が固定されており、
該左, 右の後輪46,46の間隔は上記前輪8,8の間
隔より小さく設定されている(図2参照)。これにより
旋回時における後輪46の内輪軌跡と前輪8の内輪軌跡
との差を小さくでき、内輪側にある障害物に後輪46が
接触するのを回避している。
端にはそれぞれブラケット45が立設されており、該ブ
ラケット45により駆動軸47が軸支されている。該駆
動軸47の両端には後輪46,46が固定されており、
該左, 右の後輪46,46の間隔は上記前輪8,8の間
隔より小さく設定されている(図2参照)。これにより
旋回時における後輪46の内輪軌跡と前輪8の内輪軌跡
との差を小さくでき、内輪側にある障害物に後輪46が
接触するのを回避している。
【0051】また上記リヤアーム35のクロスパイプ3
8の車幅方向中央部には1本の緩衝器50の下端部が枢
支されており、該緩衝器50の上端は前方に傾斜して上
記後半部2bの後端付近に枢支されている。
8の車幅方向中央部には1本の緩衝器50の下端部が枢
支されており、該緩衝器50の上端は前方に傾斜して上
記後半部2bの後端付近に枢支されている。
【0052】上記車体フレーム2の後半部2bには上述
のシート機構4が配設されている。このシート機構4
は、側面視大略逆L字状のシートフレーム51にシート
52及びバックレスト53を配置した構造のものであ
り、該シートフレーム51の左右上端部にはアームレス
ト54,54が略水平の使用位置と略垂直の収納位置と
の間で回動可能に取り付けられている。また上記シート
フレーム51の下面には1本のシートポスト55が固定
されており、該シートポスト55は上記後半部2bの後
端付近に複数本のボルト56により着脱可能に、かつ後
半部2bに沿って移動可能に締め付け固定されている。
のシート機構4が配設されている。このシート機構4
は、側面視大略逆L字状のシートフレーム51にシート
52及びバックレスト53を配置した構造のものであ
り、該シートフレーム51の左右上端部にはアームレス
ト54,54が略水平の使用位置と略垂直の収納位置と
の間で回動可能に取り付けられている。また上記シート
フレーム51の下面には1本のシートポスト55が固定
されており、該シートポスト55は上記後半部2bの後
端付近に複数本のボルト56により着脱可能に、かつ後
半部2bに沿って移動可能に締め付け固定されている。
【0053】ここで上記シートポスト55の取付け位置
を移動可能とするために、後半部2bの内面には長手方
向に間隔をあけて複数のナット(不図示)が固着されて
おり、該ナットの何れかに上記ボルト56を螺挿するこ
とにより取付け位置を変えるようになっている。また上
記シート52の後部は上方から見ると後輪46の前部に
ラップしている。
を移動可能とするために、後半部2bの内面には長手方
向に間隔をあけて複数のナット(不図示)が固着されて
おり、該ナットの何れかに上記ボルト56を螺挿するこ
とにより取付け位置を変えるようになっている。また上
記シート52の後部は上方から見ると後輪46の前部に
ラップしている。
【0054】上記車体フレーム2の後半部2bとリヤア
ーム35との間には上述の駆動系3が配設されている。
この駆動系3は、後輪46を回転駆動するモータ60
と、該モータ60に電源を供給する2組のバッテリ6
1,61とから構成されている。上記モータ60は左右
の後輪46,46間に配置され、上記リヤアーム35に
取付けブラケット(不図示)を介して固定されている。
該モータ60の出力軸は減速機を介して差動歯車装置6
2に接続されており、該差動歯車装置62は上記駆動軸
47に結合されている。これにより上記アクセルレバー
11の操作量に応じた電流がバッテリ61からモータ6
0に供給され、速度調整が行われる。
ーム35との間には上述の駆動系3が配設されている。
この駆動系3は、後輪46を回転駆動するモータ60
と、該モータ60に電源を供給する2組のバッテリ6
1,61とから構成されている。上記モータ60は左右
の後輪46,46間に配置され、上記リヤアーム35に
取付けブラケット(不図示)を介して固定されている。
該モータ60の出力軸は減速機を介して差動歯車装置6
2に接続されており、該差動歯車装置62は上記駆動軸
47に結合されている。これにより上記アクセルレバー
11の操作量に応じた電流がバッテリ61からモータ6
0に供給され、速度調整が行われる。
【0055】上記各バッテリ61はバッテリケース61
a内に多数の単電池を収納してなり、上記緩衝器50の
左, 右側に上記後半部2bと同じ傾斜状態に並列配置さ
れた左,右のバッテリ収納ボックス65,65内にを出
し入れ可能に収容されている。この各収納ボックス65
は上記後半部2bにボルト締め固定することにより懸架
支持されている。上記各収納ボックス65は有底角筒状
のもので、これの後端開口65aはシートフレーム5
1,左右後輪46,及びモータ60で囲まれた空間に位
置し、ここから車両後方に臨んでいる。
a内に多数の単電池を収納してなり、上記緩衝器50の
左, 右側に上記後半部2bと同じ傾斜状態に並列配置さ
れた左,右のバッテリ収納ボックス65,65内にを出
し入れ可能に収容されている。この各収納ボックス65
は上記後半部2bにボルト締め固定することにより懸架
支持されている。上記各収納ボックス65は有底角筒状
のもので、これの後端開口65aはシートフレーム5
1,左右後輪46,及びモータ60で囲まれた空間に位
置し、ここから車両後方に臨んでいる。
【0056】上記収納ボックス65の開口65aにはこ
れを開閉する蓋部材66が配設されており、該蓋部材6
6は上記開口65aの下縁にヒンジ結合されている。ま
た上記蓋部材66にはこれを閉状態にロックするロック
機構67が配設されており、これによりバッテリの盗
難,悪戯の防止を図っている。
れを開閉する蓋部材66が配設されており、該蓋部材6
6は上記開口65aの下縁にヒンジ結合されている。ま
た上記蓋部材66にはこれを閉状態にロックするロック
機構67が配設されており、これによりバッテリの盗
難,悪戯の防止を図っている。
【0057】上記収納ボックス65内の底壁にはバッテ
リ61をモータ60側に接続するための雄コネクタ68
が配置されており、上記バッテリケース61aの底面に
は上記雄コネクタ68に電気的に接続される雌コネクタ
69が配置されている。上記バッテリ61を収納ボック
ス65内に収納すると自動的に上記雌コネクタ69が雄
コネクタ68に接続されるようになっている。
リ61をモータ60側に接続するための雄コネクタ68
が配置されており、上記バッテリケース61aの底面に
は上記雄コネクタ68に電気的に接続される雌コネクタ
69が配置されている。上記バッテリ61を収納ボック
ス65内に収納すると自動的に上記雌コネクタ69が雄
コネクタ68に接続されるようになっている。
【0058】上記バッテリケース61aの上端面にはコ
字状の把手70が起伏可能に接続されており、該把手7
0を持って出し入れするようになっている。また上記バ
ッテリケース61aの側面には充電用接続端子71が配
置されている。上記収納ボックス65の側壁の上記充電
用端子71に対応する部分には充電開口が形成されてお
り、該開口には蓋72が開閉可能に配設されている。
字状の把手70が起伏可能に接続されており、該把手7
0を持って出し入れするようになっている。また上記バ
ッテリケース61aの側面には充電用接続端子71が配
置されている。上記収納ボックス65の側壁の上記充電
用端子71に対応する部分には充電開口が形成されてお
り、該開口には蓋72が開閉可能に配設されている。
【0059】ここで、上記バッテリ61は車載状態及び
外部に取り出した状態の何れでも充電可能になってい
る。外部で充電する場合は、蓋部材66のロックを解除
してバッテリ61を引き出し、該バッテリ61を充電器
の設置場所に持っていき、充電端子71に充電プラグを
接続して充電する。また車載状態で充電する場合は、上
記収納ボックス65の蓋72を開いて充電開口から上記
充電端子71に充電器のプラグを接続することとなる。
外部に取り出した状態の何れでも充電可能になってい
る。外部で充電する場合は、蓋部材66のロックを解除
してバッテリ61を引き出し、該バッテリ61を充電器
の設置場所に持っていき、充電端子71に充電プラグを
接続して充電する。また車載状態で充電する場合は、上
記収納ボックス65の蓋72を開いて充電開口から上記
充電端子71に充電器のプラグを接続することとなる。
【0060】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態の小型四輪車1によれば、略水平方向に
延びる前半部2aとこれに続いて後方斜め上方に延びる
後半部2bとを有する鉄製パイプの車体フレーム2を左
右一対の前輪8及び後輪46により支持したので、強
度,剛性を確保しながらフレーム構造を簡略化でき、車
両全体の小型化,軽量化が可能となる。その結果、非使
用時の取り扱いや移動を容易にでき、運搬車両に積み込
んでの移送も容易となり、またコストを低減できる。な
お、上記実施形態では、1本のパイプを車幅方向中央に
配置して車体フレームを構成したが、2本又はそれ以上
のパイプを平行にかつ車幅方向中央寄りに配置して車体
フレームを構成することも可能である。
る。本実施形態の小型四輪車1によれば、略水平方向に
延びる前半部2aとこれに続いて後方斜め上方に延びる
後半部2bとを有する鉄製パイプの車体フレーム2を左
右一対の前輪8及び後輪46により支持したので、強
度,剛性を確保しながらフレーム構造を簡略化でき、車
両全体の小型化,軽量化が可能となる。その結果、非使
用時の取り扱いや移動を容易にでき、運搬車両に積み込
んでの移送も容易となり、またコストを低減できる。な
お、上記実施形態では、1本のパイプを車幅方向中央に
配置して車体フレームを構成したが、2本又はそれ以上
のパイプを平行にかつ車幅方向中央寄りに配置して車体
フレームを構成することも可能である。
【0061】上記車体フレーム2の後半部2bに沿って
2組の収納ボックス65を後方斜め上方に向けて配置
し、該収納ボックス65の開口65aを車両後方に臨ま
せたので、バッテリ61を斜め上方に他の部品に干渉す
ることなく出し入れすることができ、脱着作業を容易に
行うことができる。また上記バッテリ61を取り外し可
能としたので、車両自体を充電器の近くまで移動させる
必要はなく、また邪魔になる延長コードも不要にでき、
充電作業を容易に行うことができる。さらに上記収納ボ
ックス65を車体フレーム2に沿って直接固定したの
で、取付け作業を容易に行うことができるとともに、重
量物であるバッテリ61を支持する場合の取付け強度を
確保できる。上記収納ボックス65に蓋部材66を配置
したので、悪戯や盗難を防止できるとともに、水や埃の
進入による電気的接続不良を防止できる。
2組の収納ボックス65を後方斜め上方に向けて配置
し、該収納ボックス65の開口65aを車両後方に臨ま
せたので、バッテリ61を斜め上方に他の部品に干渉す
ることなく出し入れすることができ、脱着作業を容易に
行うことができる。また上記バッテリ61を取り外し可
能としたので、車両自体を充電器の近くまで移動させる
必要はなく、また邪魔になる延長コードも不要にでき、
充電作業を容易に行うことができる。さらに上記収納ボ
ックス65を車体フレーム2に沿って直接固定したの
で、取付け作業を容易に行うことができるとともに、重
量物であるバッテリ61を支持する場合の取付け強度を
確保できる。上記収納ボックス65に蓋部材66を配置
したので、悪戯や盗難を防止できるとともに、水や埃の
進入による電気的接続不良を防止できる。
【0062】ここで、電動四輪車1の使用状況、即ち平
坦路が多く坂道がほとんどない等によっては、バッテリ
61が1組だけで十分な場合がある。このような場合に
は、2組のバッテリ収納ボックス65のうち不要となっ
た側の収納ボックスを小物入れとして流用することが可
能であり、このようにしたのが請求項7の発明である。
坦路が多く坂道がほとんどない等によっては、バッテリ
61が1組だけで十分な場合がある。このような場合に
は、2組のバッテリ収納ボックス65のうち不要となっ
た側の収納ボックスを小物入れとして流用することが可
能であり、このようにしたのが請求項7の発明である。
【0063】上記バッテリ収納ボックス65を小物入れ
として流用するにあたっては、コネクタ等の電気部品を
損傷を回避するために取り除くかあるいは底部の電気部
品をプロテクタ等で覆うのが望ましい。なお上記収納ボ
ックス65には蓋部材66をロックするロック機構67
が配設されており、貴重品入れとして使用することが可
能である。これによりデザインの統一を図りながら、用
途に応じた選択が可能となる。
として流用するにあたっては、コネクタ等の電気部品を
損傷を回避するために取り除くかあるいは底部の電気部
品をプロテクタ等で覆うのが望ましい。なお上記収納ボ
ックス65には蓋部材66をロックするロック機構67
が配設されており、貴重品入れとして使用することが可
能である。これによりデザインの統一を図りながら、用
途に応じた選択が可能となる。
【0064】本実施形態では、上記車体フレーム2の前
半部2aに揺動支持機構21を介して車軸腕部材6を支
持することにより該車軸腕部材6を車両前後方向軸を中
心に上下揺動可能とし、かつ該車軸腕部材6の揺動角度
範囲を弾性部材31により規制したので、左, 右前輪
8,8の独立懸架を簡単な構造で実現できる。例えば左
前輪8が路面の突起物に乗り上げた場合には車軸腕部材
6が左側が高くなるように揺動し、衝撃を吸収できると
ともに両前輪8,8の接地性を確保できる。
半部2aに揺動支持機構21を介して車軸腕部材6を支
持することにより該車軸腕部材6を車両前後方向軸を中
心に上下揺動可能とし、かつ該車軸腕部材6の揺動角度
範囲を弾性部材31により規制したので、左, 右前輪
8,8の独立懸架を簡単な構造で実現できる。例えば左
前輪8が路面の突起物に乗り上げた場合には車軸腕部材
6が左側が高くなるように揺動し、衝撃を吸収できると
ともに両前輪8,8の接地性を確保できる。
【0065】また車体フレーム2を車幅方向中央に配置
された1本のパイプにより構成したので、前輪8,8の
上下動を該パイプが捩じれることにより吸収する作用も
期待でき、上記車軸腕部材6が弾性部材31に強く当た
るような場合でも乗員への衝撃を該弾性部材31の弾性
力及び上記パイプの捩じれにより抑制でき、乗り心地を
向上できる。
された1本のパイプにより構成したので、前輪8,8の
上下動を該パイプが捩じれることにより吸収する作用も
期待でき、上記車軸腕部材6が弾性部材31に強く当た
るような場合でも乗員への衝撃を該弾性部材31の弾性
力及び上記パイプの捩じれにより抑制でき、乗り心地を
向上できる。
【0066】本実施形態では、車体フレーム2の後半部
2bの前側屈曲部にリヤアーム35の前端を上下揺動自
在に枢支し、該リヤアーム35の後部と斜め上方に傾斜
するように配置された後半部2bの後部との間、つまり
両者の間隔の広い部分に緩衝器50を介設したので、該
緩衝器50の取付けスペースを確保し易く、別個の取付
け部材を不要にでき、後輪懸架構造を簡略化できる。な
お、本実施形態では、車幅方向中央部に1本の緩衝器を
配置したが、左, 右のアーム部35a,35bのそれぞ
れに緩衝器を配置してもよい。
2bの前側屈曲部にリヤアーム35の前端を上下揺動自
在に枢支し、該リヤアーム35の後部と斜め上方に傾斜
するように配置された後半部2bの後部との間、つまり
両者の間隔の広い部分に緩衝器50を介設したので、該
緩衝器50の取付けスペースを確保し易く、別個の取付
け部材を不要にでき、後輪懸架構造を簡略化できる。な
お、本実施形態では、車幅方向中央部に1本の緩衝器を
配置したが、左, 右のアーム部35a,35bのそれぞ
れに緩衝器を配置してもよい。
【0067】また上記リヤアーム35の左, 右アーム部
35a,35bを平面視で前側ほど狭くなるように配置
したので、シート52に乗り降りする場合、及びシート
52の車幅方向外側を移動する際に足がリヤアーム35
に干渉し難く、歩行の困難な障害者や老人が乗り降りす
る際の乗降性を向上できる。
35a,35bを平面視で前側ほど狭くなるように配置
したので、シート52に乗り降りする場合、及びシート
52の車幅方向外側を移動する際に足がリヤアーム35
に干渉し難く、歩行の困難な障害者や老人が乗り降りす
る際の乗降性を向上できる。
【0068】上記リヤアーム35を、枢支軸39と筒体
40との間に弾性部材41を介在させることにより車両
の前後方向軸を中心に回動可能に支持したので、左, 右
後輪46,46の独立懸架を簡単な構造で実現できる。
例えば右後輪46が路面の突起物に乗り上げた場合には
リヤアーム35が、これの後端右側が高くなるように上
記前後方向軸回りに回動し、衝撃を吸収できるとともに
両後輪46,46の接地性を確保できる。また前輪8を
支持する車軸腕部材6の揺動とで、簡単な構成により4
輪独立懸架を実現できる。
40との間に弾性部材41を介在させることにより車両
の前後方向軸を中心に回動可能に支持したので、左, 右
後輪46,46の独立懸架を簡単な構造で実現できる。
例えば右後輪46が路面の突起物に乗り上げた場合には
リヤアーム35が、これの後端右側が高くなるように上
記前後方向軸回りに回動し、衝撃を吸収できるとともに
両後輪46,46の接地性を確保できる。また前輪8を
支持する車軸腕部材6の揺動とで、簡単な構成により4
輪独立懸架を実現できる。
【0069】またリヤアーム35を前後方向に長く、か
つ前側ほど幅狭に構成するとともに、車幅方向中央寄り
部分に上記弾性部材41を配置し、車幅方向外側寄りに
後輪46を配置したので、弾性部材41の小さな変形量
でもって後輪46の大きな変位を吸収できる。
つ前側ほど幅狭に構成するとともに、車幅方向中央寄り
部分に上記弾性部材41を配置し、車幅方向外側寄りに
後輪46を配置したので、弾性部材41の小さな変形量
でもって後輪46の大きな変位を吸収できる。
【0070】本実施形態では、シート52を後半部2b
の傾斜面に沿って移動可能に取付けたので、乗員の体格
に応じてシート52の位置を前後方向,上下方向同時に
変えることができ、操舵ハンドル10との位置関係を適
性に調整でき、好みの走行姿勢を確保できる。
の傾斜面に沿って移動可能に取付けたので、乗員の体格
に応じてシート52の位置を前後方向,上下方向同時に
変えることができ、操舵ハンドル10との位置関係を適
性に調整でき、好みの走行姿勢を確保できる。
【0071】なお、上記実施形態では、リヤアーム35
の前端部を車両前後方向中心軸寄りに配置した弾性部材
41,41を介して枢支したが、このリヤアーム35の
枢支構造は図6に示す構造であっても良い。なお図6
中、図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。
の前端部を車両前後方向中心軸寄りに配置した弾性部材
41,41を介して枢支したが、このリヤアーム35の
枢支構造は図6に示す構造であっても良い。なお図6
中、図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0072】図6の枢支構造は、リヤアーム35の左,
右ボス部36a,36b内に弾性部材41,41を挿入
配置し、該弾性部材41,41、及び筒体40の軸心内
に枢支軸39を挿通し、カラー43,43を介在させて
ナット39aで締め付け固定した構造となっている。
右ボス部36a,36b内に弾性部材41,41を挿入
配置し、該弾性部材41,41、及び筒体40の軸心内
に枢支軸39を挿通し、カラー43,43を介在させて
ナット39aで締め付け固定した構造となっている。
【0073】図6の枢支構造では、枢支軸39は車体フ
レーム2の後半部2bに対して固定されている。そして
弾性部材41がリヤアーム35の左, 右端部に位置して
いるので、リヤアーム35の車両前後方向軸回りの回動
可能角度は上記図5に示すものよりも小さくなってい
る。その結果、車体フレーム全体で見たときの車両前後
方向軸回りの捩じれ剛性が図5のものよりも高くなって
おり、比較的硬い乗り心地を好む使用者に好適である。
レーム2の後半部2bに対して固定されている。そして
弾性部材41がリヤアーム35の左, 右端部に位置して
いるので、リヤアーム35の車両前後方向軸回りの回動
可能角度は上記図5に示すものよりも小さくなってい
る。その結果、車体フレーム全体で見たときの車両前後
方向軸回りの捩じれ剛性が図5のものよりも高くなって
おり、比較的硬い乗り心地を好む使用者に好適である。
【0074】図7ないし図12は請求項8,12の発明
に係る第2実施形態による電動式小型四輪車を説明する
ための図であり、図7,図8は電動式小型四輪車の側面
図,平面図、図9は車体カバーの平面図、図10はバッ
テリの着脱状態を示す図、図11は図10のXI−XI
線断面図、図12はバッテリの着脱動作を示す模式図で
あり、図中、図1〜図6と同一符号は同一又は相当部分
を示す。
に係る第2実施形態による電動式小型四輪車を説明する
ための図であり、図7,図8は電動式小型四輪車の側面
図,平面図、図9は車体カバーの平面図、図10はバッ
テリの着脱状態を示す図、図11は図10のXI−XI
線断面図、図12はバッテリの着脱動作を示す模式図で
あり、図中、図1〜図6と同一符号は同一又は相当部分
を示す。
【0075】本第2実施形態の電動式小型四輪車1は、
基本的には上記第1実施形態の電動小型四輪車1と同じ
構造のものであり、車体フレーム2を覆うとともに足載
部を構成する車体カバー90を装着した点、及び新たな
バッテリ保持構造を採用した点が主なる相違点である。
以下、主としてこの相違点のみを説明する。
基本的には上記第1実施形態の電動小型四輪車1と同じ
構造のものであり、車体フレーム2を覆うとともに足載
部を構成する車体カバー90を装着した点、及び新たな
バッテリ保持構造を採用した点が主なる相違点である。
以下、主としてこの相違点のみを説明する。
【0076】上記バッテリ80は、車体フレーム2の後
半部2bとリヤアーム35との間に2組配設されてい
る。該各バッテリ80は、バッテリケース81内に多数
の単電池を収容してなるものであり、上記緩衝器50の
左, 右側に配置されたバッテリ保持ケース73にバッテ
リケース81の前端部81bを着脱可能に嵌合させて保
持されている。
半部2bとリヤアーム35との間に2組配設されてい
る。該各バッテリ80は、バッテリケース81内に多数
の単電池を収容してなるものであり、上記緩衝器50の
左, 右側に配置されたバッテリ保持ケース73にバッテ
リケース81の前端部81bを着脱可能に嵌合させて保
持されている。
【0077】上記バッテリ保持ケース73は上記バッテ
リ前端部81bを収容する形状,大きさを有する有底筒
状のものである。該バッテリ保持ケース73の開口73
aはシートフレーム51,左右後輪46,及びモータ6
0で囲まれた空間に位置し、ここから車両後方斜め上方
に臨んでいる。
リ前端部81bを収容する形状,大きさを有する有底筒
状のものである。該バッテリ保持ケース73の開口73
aはシートフレーム51,左右後輪46,及びモータ6
0で囲まれた空間に位置し、ここから車両後方斜め上方
に臨んでいる。
【0078】上記バッテリ保持ケース73は、底壁に形
成された取付けボス部73bを車体フレーム2の後半部
2bに固定されたブラケット74にボルト締め固定する
とともに、下側壁に形成された取付けボス部73cを後
半部2bに固定されたステー75にボルト締め固定する
ことにより後半部2bに懸架支持されている。
成された取付けボス部73bを車体フレーム2の後半部
2bに固定されたブラケット74にボルト締め固定する
とともに、下側壁に形成された取付けボス部73cを後
半部2bに固定されたステー75にボルト締め固定する
ことにより後半部2bに懸架支持されている。
【0079】またバッテリ保持ケース73の下側壁には
ガイド板76aが後方斜め上方に延びるように突出形成
されている。該ガイド板76aはバッテリケース81の
装着時にその下面を支持するとともに、該バッテリケー
ス81をこれに起伏可能に取付けられた把手81aを持
ってバッテリ保持ケース73内に出し入れする際の案内
として機能する。即ち、バッテリケース81の下面とガ
イド片81cとで形成されたガイド溝81dに上記ガイ
ド板76aがスライド可能に挿入される。
ガイド板76aが後方斜め上方に延びるように突出形成
されている。該ガイド板76aはバッテリケース81の
装着時にその下面を支持するとともに、該バッテリケー
ス81をこれに起伏可能に取付けられた把手81aを持
ってバッテリ保持ケース73内に出し入れする際の案内
として機能する。即ち、バッテリケース81の下面とガ
イド片81cとで形成されたガイド溝81dに上記ガイ
ド板76aがスライド可能に挿入される。
【0080】上記バッテリ保持ケース73の底壁にはバ
ッテリ80をモータ60側に接続するための雄コネクタ
68が配設されており、上記バッテリ前端部81bの前
端面には上記雄コネクタ68に電気的に接続される雌コ
ネクタ88が配設されている。上記バッテリ前端部81
bをバッテリ保持ケース73内に嵌合させると自動的に
上記雌コネクタ88が雄コネクタ68に接続されるよう
になっている。
ッテリ80をモータ60側に接続するための雄コネクタ
68が配設されており、上記バッテリ前端部81bの前
端面には上記雄コネクタ68に電気的に接続される雌コ
ネクタ88が配設されている。上記バッテリ前端部81
bをバッテリ保持ケース73内に嵌合させると自動的に
上記雌コネクタ88が雄コネクタ68に接続されるよう
になっている。
【0081】またバッテリケース81の後端部には充電
用接続口89が配設されている。この充電用接続口89
に充電器を接続することにより、バッテリ80を車載状
態及び外部に取り出した状態の何れでも充電できるよう
になっている。そして上記把手81aを折りたたむとこ
の把手81aが上記充電用接続口89を覆うようになっ
ており、これにより泥,雨水等がバッテリ内に侵入する
のを防止している。
用接続口89が配設されている。この充電用接続口89
に充電器を接続することにより、バッテリ80を車載状
態及び外部に取り出した状態の何れでも充電できるよう
になっている。そして上記把手81aを折りたたむとこ
の把手81aが上記充電用接続口89を覆うようになっ
ており、これにより泥,雨水等がバッテリ内に侵入する
のを防止している。
【0082】上記車体カバー90は車体フレーム2を上
側から覆うように前後方向に延びており、該車体フレー
ム2に取付け固定されている。この車体カバー90は、
乗員が足を載置する足載せ部91と、上記左右前輪8,
8の上方を覆うフロントフェンダ部92,92と、上記
シート52の下方の左右側部及び前部を覆うサイドカバ
ー部93を一体形成して構成されている。上記足載せ部
91の上面には滑り止めのゴムシート(不図示)が貼着
されており、また該足載せ部91の前端には車幅方向に
延びる中空樹脂製のバンパ94が固定されている。
側から覆うように前後方向に延びており、該車体フレー
ム2に取付け固定されている。この車体カバー90は、
乗員が足を載置する足載せ部91と、上記左右前輪8,
8の上方を覆うフロントフェンダ部92,92と、上記
シート52の下方の左右側部及び前部を覆うサイドカバ
ー部93を一体形成して構成されている。上記足載せ部
91の上面には滑り止めのゴムシート(不図示)が貼着
されており、また該足載せ部91の前端には車幅方向に
延びる中空樹脂製のバンパ94が固定されている。
【0083】上記足載せ部91は、上記前輪8,8間全
面に渡って延在する幅広ステップ91aと、該幅広ステ
ップ91aに続いて内側に少し絞り込むように形成され
車両後方に延びる幅狭ステップ91bとからなり、この
幅狭ステップ91bは平面から見て上記シート52の車
幅寸法wと略同一寸法に設定されており、かつ左右後輪
27の間隔より狭くなっている。また上記幅広ステップ
91aにはステアリングパイプ9の基部を囲むステアリ
ングカバー部91cが膨出形成されている。
面に渡って延在する幅広ステップ91aと、該幅広ステ
ップ91aに続いて内側に少し絞り込むように形成され
車両後方に延びる幅狭ステップ91bとからなり、この
幅狭ステップ91bは平面から見て上記シート52の車
幅寸法wと略同一寸法に設定されており、かつ左右後輪
27の間隔より狭くなっている。また上記幅広ステップ
91aにはステアリングパイプ9の基部を囲むステアリ
ングカバー部91cが膨出形成されている。
【0084】上記左右のフロントフェンダ部92は幅広
ステップ91aの左右側縁に続いて上方に傾斜して延び
ており、各前輪8の外周上縁を囲む円弧状に形成されて
いる。また上記サイドカバー部93は上記幅狭ステップ
91bに続いて上記左右のバッテリ保持ケース73,7
3を覆うように膨出形成されている。バッテリ保持ケー
ス73の上方及び左右側方は上記サイドカバー部93に
より覆われ、外方から見えないようになっている。
ステップ91aの左右側縁に続いて上方に傾斜して延び
ており、各前輪8の外周上縁を囲む円弧状に形成されて
いる。また上記サイドカバー部93は上記幅狭ステップ
91bに続いて上記左右のバッテリ保持ケース73,7
3を覆うように膨出形成されている。バッテリ保持ケー
ス73の上方及び左右側方は上記サイドカバー部93に
より覆われ、外方から見えないようになっている。
【0085】上記左右の後輪46,46間には車幅方向
に延びる後カバー部75が配設されている。この後カバ
ー部75は上記車体カバー90とは別体に形成されたも
のであり、上記モータ60,差動歯車装置62の上方及
び前方,後方を覆っており、リヤアーム35に取り付け
られている。また後カバー部75には左右側縁に続いて
左右後輪46の上方を覆うリヤフェンダ部76,76が
円弧状に一体形成されており、この後カバー部75及び
リヤフェンダ部76はリヤアーム35と共に上下動す
る。
に延びる後カバー部75が配設されている。この後カバ
ー部75は上記車体カバー90とは別体に形成されたも
のであり、上記モータ60,差動歯車装置62の上方及
び前方,後方を覆っており、リヤアーム35に取り付け
られている。また後カバー部75には左右側縁に続いて
左右後輪46の上方を覆うリヤフェンダ部76,76が
円弧状に一体形成されており、この後カバー部75及び
リヤフェンダ部76はリヤアーム35と共に上下動す
る。
【0086】次に本第2実施形態の作用効果について説
明する。本実施形態の小型四輪車1によれば、乗員が足
を載置する足載せ部91と、左右前輪8,8の上方を覆
うフロントフェンダ部92,92と、シート52の下方
を覆うサイドカバー部93とからなる車体カバー90に
より車体フレーム2を覆ったので、車体フレーム2の外
方露出を回避して外観を向上できる。
明する。本実施形態の小型四輪車1によれば、乗員が足
を載置する足載せ部91と、左右前輪8,8の上方を覆
うフロントフェンダ部92,92と、シート52の下方
を覆うサイドカバー部93とからなる車体カバー90に
より車体フレーム2を覆ったので、車体フレーム2の外
方露出を回避して外観を向上できる。
【0087】上記足載せ部91を、左右前輪8,8間に
て車幅方向に延びる幅広ステップ91aと該幅広ステッ
プ91aに続いて内側に絞り込むように形成され後方に
延びる幅狭ステップ91bとから構成し、該幅狭ステッ
プ91bをシート52の車幅寸法wと略同一寸法に設定
したので、足載せスペースを十分に確保しながら乗降性
を向上できる。
て車幅方向に延びる幅広ステップ91aと該幅広ステッ
プ91aに続いて内側に絞り込むように形成され後方に
延びる幅狭ステップ91bとから構成し、該幅狭ステッ
プ91bをシート52の車幅寸法wと略同一寸法に設定
したので、足載せスペースを十分に確保しながら乗降性
を向上できる。
【0088】上記足載せスペースについては、上記幅広
ステップ91aを、後輪より広い間隔を開けて配設され
た左,右の前輪間全体に渡るように延在させたので、足
載せスペースを十分に確保することができ、安定した乗
車姿勢が得られる。
ステップ91aを、後輪より広い間隔を開けて配設され
た左,右の前輪間全体に渡るように延在させたので、足
載せスペースを十分に確保することができ、安定した乗
車姿勢が得られる。
【0089】またシート52への乗降性については、足
載せ部91の幅狭ステップ91bをシート52の幅と略
同一寸法に設定したので、図9に示すように、地面の上
記シート52に近接した部分に足Fを位置させて該シー
ト近傍に立つことができ、従来のようにステップ上に上
がることなくそのまま腰を降ろすことによりシートに着
座でき、乗降性を向上できる。
載せ部91の幅狭ステップ91bをシート52の幅と略
同一寸法に設定したので、図9に示すように、地面の上
記シート52に近接した部分に足Fを位置させて該シー
ト近傍に立つことができ、従来のようにステップ上に上
がることなくそのまま腰を降ろすことによりシートに着
座でき、乗降性を向上できる。
【0090】また上記幅狭ステップ51bの幅をシート
幅wと略同一にするとともに、左右後輪46,46の間
隔よりも狭く設定したので、車両旋回時に足載せ部91
の特に前,後輪間部分は後輪46の内輪軌跡より内側を
通ることから、該部分が障害物に接触したり,障害物を
巻き込んだりすることはない。
幅wと略同一にするとともに、左右後輪46,46の間
隔よりも狭く設定したので、車両旋回時に足載せ部91
の特に前,後輪間部分は後輪46の内輪軌跡より内側を
通ることから、該部分が障害物に接触したり,障害物を
巻き込んだりすることはない。
【0091】なお、上記第1実施形態では、車体カバー
90と、後カバー部75とを別体とした場合を説明した
が、この上記車体カバー90と後カバー部75,リヤフ
ェンダ部76を一体形成してもよい。このようにした場
合には、部品点数を削減でき、外観をより一層向上でき
る。
90と、後カバー部75とを別体とした場合を説明した
が、この上記車体カバー90と後カバー部75,リヤフ
ェンダ部76を一体形成してもよい。このようにした場
合には、部品点数を削減でき、外観をより一層向上でき
る。
【0092】また本第2実施形態では、車体フレーム2
の後半部2bにバッテリ保持ケース73を配置し、該バ
ッテリ保持ケース73の開口73aを車両後方に臨ませ
たので、バッテリ80を他の部品に干渉することなく容
易に着脱でき、上記第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
の後半部2bにバッテリ保持ケース73を配置し、該バ
ッテリ保持ケース73の開口73aを車両後方に臨ませ
たので、バッテリ80を他の部品に干渉することなく容
易に着脱でき、上記第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0093】またバッテリ保持ケース73に対してバッ
テリケース81の前端部81bを嵌合させるように構成
したので、第1実施形態に比べてバッテリ保持ケース7
3の小型化,軽量化を図ることができ、コストを低減で
きる。
テリケース81の前端部81bを嵌合させるように構成
したので、第1実施形態に比べてバッテリ保持ケース7
3の小型化,軽量化を図ることができ、コストを低減で
きる。
【図1】請求項1〜6,9〜11の発明の第1実施形態
による電動小型四輪車を説明するための側面図である。
による電動小型四輪車を説明するための側面図である。
【図2】上記小型四輪車の平面図である。
【図3】上記小型四輪車の車軸腕部材の揺動支持機構を
示す断面正面図である。
示す断面正面図である。
【図4】上記揺動支持機構の断面側面図である。
【図5】上記小型四輪車のリヤアームの枢支部分を示す
断面平面図である。
断面平面図である。
【図6】上記リヤアームの枢支部分の変形例を示す断面
平面図である。
平面図である。
【図7】請求項8,12の発明の第2実施形態による電
動小型四輪車を説明するための側面図である。
動小型四輪車を説明するための側面図である。
【図8】上記第2実施形態小型四輪車の平面図である。
【図9】上記第2実施形態小型四輪車の車体カバーを説
明するための平面図である。
明するための平面図である。
【図10】上記第2実施形態のバッテリ着脱状態を説明
するための側面図である。
するための側面図である。
【図11】図10のXI-XI 線断面図である。
【図12】上記第2実施形態のバッテリ着脱動作を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
1 電動小型四輪車 2 車体フレーム 2a 前半部 2b 後半部 6 車軸腕部材 8 前輪 9 ステアリングシャフト 10 操舵ハンドル 15 足載部 21 揺動支持機構 31 弾性部材(弾性力) 34 枢支軸 35 リヤアーム 35a,35b アーム部 37,38 クロスパイプ(連結部材) 46 後輪 50 緩衝器 52 シート 61 バッテリ 61a バッテリケース 65 バッテリ収納ボックス 66 蓋部材 73 バッテリ保持ケース 80 バッテリ 81 バッテリケース 91 足載部 91a 幅広ステップ 91b 幅狭ステップ
Claims (12)
- 【請求項1】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪間を略水平方向に延び
る前半部及び該前半部に続いて後方斜め上方に延びる後
半部を有し、上記左右一対の前輪及び左右一対の後輪で
支持される車体フレームと、該車体フレームの上記後半
部の上方に位置するよう配置され該後半部に固定された
シートと、該後半部に沿うよう後方斜め上方に向けて配
置され該後半部に着脱可能に取り付けられたバッテリと
を備えたことを特徴とする小型車両。 - 【請求項2】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪間を略水平方向に延び
る前半部及び該前半部に続いて後方斜め上方に延びる後
半部を有し、上記左右一対の前輪及び左右一対の後輪で
支持される車体フレームと、該車体フレームの上記後半
部の上方に位置するよう配置され該後半部に固定された
シートと、上記車体フレームの上記前半部に略直交する
ように配置され該前半部に揺動支持機構を介して支持さ
れ、上記左右一対の前輪が軸支される車軸腕部材とを備
え、上記揺動支持機構を、上記前半部により車軸腕部材
の車幅方向中央部を上下揺動可能に枢支し、該車軸腕部
材と上記前半部との間に上記揺動角度を弾性力を介在さ
せて規制するように構成したことを特徴とする小型車
両。 - 【請求項3】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪間を略水平方向に延び
る前半部及び該前半部に続いて後方斜め上方に延びる後
半部を有し、上記左右一対の前輪及び左右一対の後輪で
支持される車体フレームと、該車体フレームの上記後半
部の上方に位置するよう配置され該後半部に固定された
シートと、上記車体フレームの上記後輪より前側部分に
配置した枢支軸により上下揺動自在に枢支され該後輪を
後端部で軸支するリヤアームと、上記後半部の上記リヤ
アーム枢支部より後側部分と該リヤアームとの間に介設
された緩衝器とを備え、上記リヤアームを、上記後半部
の左, 右両側に車両前側ほど間隔が狭くなるように振り
分け配置された左, 右のアーム部材同士を連結部材で結
合してなるものとし、該アーム部材の前端部を上記枢支
軸により枢支したことを特徴とする小型車両。 - 【請求項4】 車幅方向中央寄りに車両前後方向に延び
るよう配設され、左右一対の前輪間を略水平方向に延び
る前半部及び該前半部に続いて後方斜め上方に延びる後
半部を有し、上記左右一対の前輪及び左右一対の後輪で
支持される車体フレームと、該車体フレームの上記後半
部の上方に位置するよう配置され該後半部に固定された
シートと、上記車体フレームの上記前半部に略直交する
ように配置され該前半部に揺動支持機構を介して支持さ
れ、上記左右一対の前輪が軸支される車軸腕部材と、上
記車体フレームの上記後輪より前側部分に配置した枢支
軸により上下揺動自在に枢支され該後輪を後端部で軸支
するリヤアームと、上記後半部の上記リヤアーム枢支部
より後側部分と該リヤアームとの間に介設された緩衝器
とを備え、上記揺動支持機構を、上記前半部により車軸
腕部材の車幅方向中央部を上下に揺動可能に枢支し、該
車軸腕部材と上記前半部との間に上記揺動角度を弾性力
を介在させて規制するように構成し、上記リヤアーム
を、上記後半部の左, 右両側に車両前側ほど間隔が狭く
なるように振り分け配置された左, 右のアーム部材同士
を連結部材で結合してなるものとし、該アーム部材の前
端部を上記枢支軸により枢支したことを特徴とする小型
車両。 - 【請求項5】 請求項1において、上記車体フレームの
上記前半部に略直交するように配置され該前半部に揺動
支持機構を介して支持され、上記左右一対の前輪が軸支
される車軸腕部材と、上記車体フレームの上記後輪より
前側部分に配置した枢支軸により上下揺動自在に枢支さ
れ該後輪を後端部で軸支するリヤアームと、上記後半部
の上記リヤアーム枢支部より後側部分と該リヤアームと
の間に介設された緩衝器とを備え、上記揺動支持機構
を、上記前半部により車軸腕部材の車幅方向中央部を上
下に揺動可能に枢支し、該車軸腕部材と上記前半部との
間に上記揺動角度を弾性力を介在させて規制するように
構成し、上記リヤアームを、上記後半部の左, 右両側に
車両前側ほど間隔が狭くなるように振り分け配置された
左, 右のアーム部材同士を連結部材で結合してなるもの
とし、該アーム部材の前端部を上記枢支軸により枢支し
たことを特徴とする小型車両。 - 【請求項6】 請求項1において、上記バッテリを上記
後半部に固定されたバッテリ収納ボックス内に出し入れ
自在に収納し、該バッテリ収納ボックスの後端開口を車
両後方に臨ませるとともに蓋部材で開閉自在としたこと
を特徴とする小型車両。 - 【請求項7】 請求項6において、上記バッテリ収納ボ
ックスが、上記後半部の左, 右に2個並列配置されてお
り、何れか一方のバッテリ収納ボックスが小物入れとし
て流用されていることを特徴する小型車両。 - 【請求項8】 請求項1において、上記バッテリをバッ
テリケース内に多数の単電池を収容したものとし、該バ
ッテリケースの前端部を上記後半部に固定された有底筒
状のバッテリ保持ケースに着脱可能に嵌合させたことを
特徴とする小型車両。 - 【請求項9】 請求項1ないし8の何れかにおいて、上
記シートの上記後半部への取り付け位置を該後半部に沿
って前後方向に移動可能とし、上記前輪を左右に操舵す
るためのステアリング軸を左右の前輪間にて上方に延長
し、該ステアリング軸の上部に操舵ハンドルを固定した
ことを特徴とする小型車両。 - 【請求項10】 請求項1ないし9の何れかにおいて、
上記左右後輪の間隔が左右前輪の間隔より狭く設定され
ていることを特徴とする小型車両。 - 【請求項11】 請求項1ないし10の何れかにおい
て、上記左右の前輪間にステアリングシャフトを挟むよ
うに配置された左,右一対の足載部を備えたことを特徴
とする小型車両。 - 【請求項12】 請求項1ないし10の何れかにおい
て、上記左右の前輪間にて車幅方向に延びる幅広ステッ
プ,及び該幅広ステップに続いて内側に絞り込むように
車両後方に延びかつ平面視で上記シートと略同一幅をな
す幅狭ステップを有する足載部を備えたことを特徴とす
る小型車両。
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