JPH0866916A - 穿孔装置 - Google Patents
穿孔装置Info
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- JPH0866916A JPH0866916A JP20549594A JP20549594A JPH0866916A JP H0866916 A JPH0866916 A JP H0866916A JP 20549594 A JP20549594 A JP 20549594A JP 20549594 A JP20549594 A JP 20549594A JP H0866916 A JPH0866916 A JP H0866916A
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- shoulder
- concrete wall
- punching device
- suction
- support
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面が垂直に形成された被穿孔体への作動部
の着脱作業を容易に行なえるとともに、この作動部の落
下事故を防止できる穿孔装置の提供。 【構成】 作動部11の支柱6の先端および根元部に、
作動部11を保持する肩掛けバンド21の両端をそれぞ
れ取付け、この肩掛けバンド21を作業者が肩に掛ける
ことにより作動部11を保持しながら、作動部11のコ
ンクリート壁13への着脱を行なうようにした。 【効果】 表面が垂直に形成された被穿孔体の孔あけ作
業の安全性や作業効率を向上できるととも、作業者の疲
労を少なくできる。
の着脱作業を容易に行なえるとともに、この作動部の落
下事故を防止できる穿孔装置の提供。 【構成】 作動部11の支柱6の先端および根元部に、
作動部11を保持する肩掛けバンド21の両端をそれぞ
れ取付け、この肩掛けバンド21を作業者が肩に掛ける
ことにより作動部11を保持しながら、作動部11のコ
ンクリート壁13への着脱を行なうようにした。 【効果】 表面が垂直に形成された被穿孔体の孔あけ作
業の安全性や作業効率を向上できるととも、作業者の疲
労を少なくできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被穿孔体に孔をあける
穿孔装置に係り、特に、コンクリート構造物に孔をあけ
るのに好適な穿孔装置に関する。
穿孔装置に係り、特に、コンクリート構造物に孔をあけ
るのに好適な穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は穿孔装置の従来例を示す正面図、
図7は図6の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリー
ト壁に装着する工程を説明する図、図8は図6の穿孔装
置によりコンクリート壁に孔をあける工程を説明する図
である。
図7は図6の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリー
ト壁に装着する工程を説明する図、図8は図6の穿孔装
置によりコンクリート壁に孔をあける工程を説明する図
である。
【0003】図6に示す従来の穿孔装置は、被穿孔体、
例えばコンクリート床1の表面に吸着可能な吸着固定体
2と、この吸着固定体2の下面全周に装着される吸着パ
ッキン2aと、コンクリート床1の表面と吸着固定体2
との間の空気を真空引き口3および真空ホース4を介し
て吸引する真空ポンプ5と、上記の吸着固定体2上に移
動可能に取付けられるベース板6aと、このベース板6
a上に固定され、被穿孔体すなわちコンクリート床1の
表面に対して垂直方向に立設される支柱6と、この支柱
6に沿って移動可能に設けられる可動支持体7と、この
可動支持体7を移動させるハンドル8と、上記の可動支
持体7に取付けられるダイヤモンドコアドリル9などと
からなっている。なお、上記の吸着固定体2、吸着パッ
キン2a、支柱6、ベース板6a、可動支持体7、ハン
ドル8およびダイヤモンドコアドリル9により、コンク
リート床1などの表面に着脱可能な作動部11が構成さ
れている。さらに、上記のダイヤモンドコアドリル9に
は、スピンドル9aを介して刃部9bが取付けられ、こ
の刃部9bは、コンクリート床1の穿孔部1aに対向し
ており、刃部9bの先端が穿孔動作により発熱すること
から、穿孔部1aの周囲に冷却水を受け入れる環状の水
受け体12が配置されている。
例えばコンクリート床1の表面に吸着可能な吸着固定体
2と、この吸着固定体2の下面全周に装着される吸着パ
ッキン2aと、コンクリート床1の表面と吸着固定体2
との間の空気を真空引き口3および真空ホース4を介し
て吸引する真空ポンプ5と、上記の吸着固定体2上に移
動可能に取付けられるベース板6aと、このベース板6
a上に固定され、被穿孔体すなわちコンクリート床1の
表面に対して垂直方向に立設される支柱6と、この支柱
6に沿って移動可能に設けられる可動支持体7と、この
可動支持体7を移動させるハンドル8と、上記の可動支
持体7に取付けられるダイヤモンドコアドリル9などと
からなっている。なお、上記の吸着固定体2、吸着パッ
キン2a、支柱6、ベース板6a、可動支持体7、ハン
ドル8およびダイヤモンドコアドリル9により、コンク
リート床1などの表面に着脱可能な作動部11が構成さ
れている。さらに、上記のダイヤモンドコアドリル9に
は、スピンドル9aを介して刃部9bが取付けられ、こ
の刃部9bは、コンクリート床1の穿孔部1aに対向し
ており、刃部9bの先端が穿孔動作により発熱すること
から、穿孔部1aの周囲に冷却水を受け入れる環状の水
受け体12が配置されている。
【0004】この従来の穿孔装置では、コンクリート床
1の表面上に吸着固定体2を配置し、真空ポンプ5を作
動させてコンクリート床1の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引することにより、吸着固定体2をコンクリ
ート床1の表面に吸着させる。その結果、このコンクリ
ート床1の表面に作動部11が装着されるとともに、こ
の作動部11のうちの支柱6が吸着固定体2およびベー
ス板6aを介して固定される。次いで、作動部11a近
傍の所定位置に水受け体12を配置し、この水受け体1
2の一端を図示しない押圧部材によりコンクリート床1
に向かって押圧するとともに、水受け体12の他端とコ
ンクリート床1の表面との間を図示しないゴム部材で密
閉した状態で、この水受け体12内に冷却水を供給す
る。そして、作業者がハンドル8を回転させることによ
り可動支持体7を支柱6に沿ってコンクリート床1の表
面に向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の
刃部9bをコンクリート床1に押し当てる。次いで、図
示しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させる
ことによりコンクリート床1の穿孔部1aに孔をあける
ようになっている。
1の表面上に吸着固定体2を配置し、真空ポンプ5を作
動させてコンクリート床1の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引することにより、吸着固定体2をコンクリ
ート床1の表面に吸着させる。その結果、このコンクリ
ート床1の表面に作動部11が装着されるとともに、こ
の作動部11のうちの支柱6が吸着固定体2およびベー
ス板6aを介して固定される。次いで、作動部11a近
傍の所定位置に水受け体12を配置し、この水受け体1
2の一端を図示しない押圧部材によりコンクリート床1
に向かって押圧するとともに、水受け体12の他端とコ
ンクリート床1の表面との間を図示しないゴム部材で密
閉した状態で、この水受け体12内に冷却水を供給す
る。そして、作業者がハンドル8を回転させることによ
り可動支持体7を支柱6に沿ってコンクリート床1の表
面に向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の
刃部9bをコンクリート床1に押し当てる。次いで、図
示しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させる
ことによりコンクリート床1の穿孔部1aに孔をあける
ようになっている。
【0005】また、図7に示すように、表面が垂直に形
成されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔
をあける際、まず真空ホース4の先端を吸着固定体2の
真空引き口3から取外して真空ポンプ5をコンクリート
床1上に配置する。次いで、作業者が一方の手で支柱6
を把持しながら作動部11の位置決めを行ない、吸着固
定体2をコンクリート壁13の表面に突き当てるととも
に、他方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体
2の真空引き口3に接続し、真空ポンプ5によりコンク
リート壁13の表面と吸着固定体2との間の空気を吸引
する。その結果、コンクリート壁13の表面に吸着固定
体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介して作動
部11がコンクリート壁13の表面に装着される。
成されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔
をあける際、まず真空ホース4の先端を吸着固定体2の
真空引き口3から取外して真空ポンプ5をコンクリート
床1上に配置する。次いで、作業者が一方の手で支柱6
を把持しながら作動部11の位置決めを行ない、吸着固
定体2をコンクリート壁13の表面に突き当てるととも
に、他方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体
2の真空引き口3に接続し、真空ポンプ5によりコンク
リート壁13の表面と吸着固定体2との間の空気を吸引
する。その結果、コンクリート壁13の表面に吸着固定
体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介して作動
部11がコンクリート壁13の表面に装着される。
【0006】次いで、コンクリート壁13の表面の所定
位置に水受け体12を配置し、この水受け体12の一端
を図示しない押圧部材によりコンクリート壁13に向か
って押圧するとともに、水受け体12の他端とコンクリ
ート壁13の表面との間を図示しないゴム部材で密閉し
た状態で、この水受け体12内に冷却水を供給する。そ
して、作業者がハンドル8を回転させることにより可動
支持体7を支柱6に沿ってコンクリート壁13の表面に
向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の刃部
9bをコンクリート壁13に押し当てる。次いで、図示
しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させるこ
とによりコンクリート壁13に孔をあけるようになって
いる。
位置に水受け体12を配置し、この水受け体12の一端
を図示しない押圧部材によりコンクリート壁13に向か
って押圧するとともに、水受け体12の他端とコンクリ
ート壁13の表面との間を図示しないゴム部材で密閉し
た状態で、この水受け体12内に冷却水を供給する。そ
して、作業者がハンドル8を回転させることにより可動
支持体7を支柱6に沿ってコンクリート壁13の表面に
向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の刃部
9bをコンクリート壁13に押し当てる。次いで、図示
しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させるこ
とによりコンクリート壁13に孔をあけるようになって
いる。
【0007】このようにしてコンクリート壁13に孔を
あけた後、水受け体12をコンクリート壁13の表面か
ら取外した後、作業者が一方の手で支柱6を把持するこ
とにより作動部11を支えながら他方の手で真空ホース
4の先端を吸着固定体2の真空引き口3から取外すこと
によりコンクリート壁13の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引する状態が解除され、その結果、コンクリ
ート壁13から作動部11が離脱するので、この作動部
11をコンクリート床1上に降ろすようになっている。
あけた後、水受け体12をコンクリート壁13の表面か
ら取外した後、作業者が一方の手で支柱6を把持するこ
とにより作動部11を支えながら他方の手で真空ホース
4の先端を吸着固定体2の真空引き口3から取外すこと
によりコンクリート壁13の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引する状態が解除され、その結果、コンクリ
ート壁13から作動部11が離脱するので、この作動部
11をコンクリート床1上に降ろすようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の穿孔装置では、表面が垂直に形成されたコンクリー
ト壁13に孔をあける際、作業者が一方の手で吸着固定
体2、支柱6、可動支持体7およびダイヤモンドコアド
リル9などのかなりの重量を受けながら位置決め作業を
行なうとともに、他方の手により真空ホース4を把持し
て接続作業を行なう必要があるため、ダイヤモンドコア
ドリル9の位置決めが困難であり作業効率が劣るばかり
か、作業者が疲労しやすいという問題があった。また、
上記のコンクリート壁13に吸着固定体2を吸着させる
際や、コンクリート壁13から吸着固定体2を離脱させ
る際に、作業者が誤って作動部11を落下させるという
懸念があり、作業の安全性向上が要望されていた。
来の穿孔装置では、表面が垂直に形成されたコンクリー
ト壁13に孔をあける際、作業者が一方の手で吸着固定
体2、支柱6、可動支持体7およびダイヤモンドコアド
リル9などのかなりの重量を受けながら位置決め作業を
行なうとともに、他方の手により真空ホース4を把持し
て接続作業を行なう必要があるため、ダイヤモンドコア
ドリル9の位置決めが困難であり作業効率が劣るばかり
か、作業者が疲労しやすいという問題があった。また、
上記のコンクリート壁13に吸着固定体2を吸着させる
際や、コンクリート壁13から吸着固定体2を離脱させ
る際に、作業者が誤って作動部11を落下させるという
懸念があり、作業の安全性向上が要望されていた。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、表面が垂直に形
成された被穿孔体に孔をあける際、この被穿孔体への作
動部の着脱作業を容易に行なえるとともに、作動部の落
下事故を防止することのできる穿孔装置を提供すること
にある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、表面が垂直に形
成された被穿孔体に孔をあける際、この被穿孔体への作
動部の着脱作業を容易に行なえるとともに、作動部の落
下事故を防止することのできる穿孔装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定体、こ
の吸着固定体に立設される支柱、この支柱に沿って移動
可能に設けられる可動支持体、および、この可動支持体
に支持されるダイヤモンドコアドリルを含む作動部と、
上記吸着固定体に真空ホースを介して接続され、この吸
着固定体と上記被穿孔体の表面との間の空気を吸引する
真空ポンプとを有し、上記吸着固定体の上記被穿孔体の
表面へに吸着によりこの被穿孔体に上記作動部を装着し
た状態で、上記ダイヤモンドコアドリルにより上記被穿
孔体に孔をあける穿孔装置において、上記作動部に、こ
の作動部を保持する肩掛け具を備え、この肩掛け具を作
業者の肩に掛けることにより上記作動部を保持しなが
ら、この作動部の上記被穿孔体への着脱を行なうように
構成してある。
本発明は、被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定体、こ
の吸着固定体に立設される支柱、この支柱に沿って移動
可能に設けられる可動支持体、および、この可動支持体
に支持されるダイヤモンドコアドリルを含む作動部と、
上記吸着固定体に真空ホースを介して接続され、この吸
着固定体と上記被穿孔体の表面との間の空気を吸引する
真空ポンプとを有し、上記吸着固定体の上記被穿孔体の
表面へに吸着によりこの被穿孔体に上記作動部を装着し
た状態で、上記ダイヤモンドコアドリルにより上記被穿
孔体に孔をあける穿孔装置において、上記作動部に、こ
の作動部を保持する肩掛け具を備え、この肩掛け具を作
業者の肩に掛けることにより上記作動部を保持しなが
ら、この作動部の上記被穿孔体への着脱を行なうように
構成してある。
【0011】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、垂直な
被穿孔体に孔をあける際、作業者が肩掛け具を肩に掛け
ることによりこの肩掛け具を介して作動部を保持しなが
ら、この作動部の位置決めを行なった後、真空ポンプに
より吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
し、吸着固定体を被穿孔体に吸着させ、その結果、上記
の作動部が被穿孔体の表面に装着される。次いで、この
状態でダイヤモンドコアドリルにより被穿孔体に孔をあ
けた後、作業者が上記の肩掛け具により作動部を保持し
ながら吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
する状態を解除し、その結果、被穿孔体から作動部が離
脱するので、この作動部を所定個所に降ろすようになっ
ている。これによって、表面が垂直に形成された被穿孔
体に孔をあける際、作業者が肩掛け具を介して作動部を
保持することにより、作業者が片手のみで作動部を保持
する従来の場合と比べて、作業者の負担を少なくでき、
容易に作動部の被穿孔体への着脱を行なうことができ
る。また、上記のように作業者が肩掛け具を介して作動
部を保持しているので、この作動部を誤って落下させる
事故を防止できる。
被穿孔体に孔をあける際、作業者が肩掛け具を肩に掛け
ることによりこの肩掛け具を介して作動部を保持しなが
ら、この作動部の位置決めを行なった後、真空ポンプに
より吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
し、吸着固定体を被穿孔体に吸着させ、その結果、上記
の作動部が被穿孔体の表面に装着される。次いで、この
状態でダイヤモンドコアドリルにより被穿孔体に孔をあ
けた後、作業者が上記の肩掛け具により作動部を保持し
ながら吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
する状態を解除し、その結果、被穿孔体から作動部が離
脱するので、この作動部を所定個所に降ろすようになっ
ている。これによって、表面が垂直に形成された被穿孔
体に孔をあける際、作業者が肩掛け具を介して作動部を
保持することにより、作業者が片手のみで作動部を保持
する従来の場合と比べて、作業者の負担を少なくでき、
容易に作動部の被穿孔体への着脱を行なうことができ
る。また、上記のように作業者が肩掛け具を介して作動
部を保持しているので、この作動部を誤って落下させる
事故を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の穿孔装置の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の穿孔装置の一実施例を示
す正面図、図2は図1の穿孔装置に備えられる肩掛け具
の一端の部分を拡大して示す斜視図、図3は図1の穿孔
装置に備えられる肩掛け具の他端の部分を拡大して示す
斜視図、図4は図1の穿孔装置に備えられる作動部をコ
ンクリート壁に装着する工程を説明する図、図5は図1
の穿孔装置によりコンクリート壁に孔をあける工程を説
明する図である。なお、図1〜図5において前述した図
6〜図8に示すものと同等のものには同一符号を付して
ある。すなわち、1はコンクリート床、2は吸着固定
体、2aは吸着パッキン、3は真空引き口、4は真空ホ
ース、5は真空ポンプ、6は支柱、6aはベース板、7
は可動支持体、8はハンドル、9はダイヤモンドコアド
リル、9aはスピンドル、9bは刃部、11は作動部、
12は水受け体、13はコンクリート壁である。
いて説明する。図1は本発明の穿孔装置の一実施例を示
す正面図、図2は図1の穿孔装置に備えられる肩掛け具
の一端の部分を拡大して示す斜視図、図3は図1の穿孔
装置に備えられる肩掛け具の他端の部分を拡大して示す
斜視図、図4は図1の穿孔装置に備えられる作動部をコ
ンクリート壁に装着する工程を説明する図、図5は図1
の穿孔装置によりコンクリート壁に孔をあける工程を説
明する図である。なお、図1〜図5において前述した図
6〜図8に示すものと同等のものには同一符号を付して
ある。すなわち、1はコンクリート床、2は吸着固定
体、2aは吸着パッキン、3は真空引き口、4は真空ホ
ース、5は真空ポンプ、6は支柱、6aはベース板、7
は可動支持体、8はハンドル、9はダイヤモンドコアド
リル、9aはスピンドル、9bは刃部、11は作動部、
12は水受け体、13はコンクリート壁である。
【0013】図1に示す本実施例の穿孔装置では、前述
した図6〜図8に示す従来例と比べて、作動部11に、
この作動部11を保持する肩掛け具、例えば肩掛けバン
ド21を備えている。この肩掛けバンド21の長さは図
示しない周知の長さ調整手段により調整可能であり、こ
の肩掛けバンド21は両端に一対の取付具22、23を
有している。そして、支柱6の先端に、図2に示すよう
に、一端の取付具22が着脱自在に取付けられる支持
具、例えばアイボルト24が螺合し、支柱6の根本部
に、図3に示すように、他端の取付具23が着脱自在に
取付けられる他の支持具、例えば孔25付きの支持金具
26が設けられ、この支持金具26はボルト27を介し
てベース板6aの一端に固定される。なお、上記の肩掛
けバンド21の取付具22を支柱6の先端のアイボルト
24に取付け、他の取付具23を支柱6の根本部の支持
金具26に取付けることにより、上記の肩掛けバンド2
1の両端が、作動部11の重心位置をはさむ両側の取付
位置にそれぞれ取付けられている。
した図6〜図8に示す従来例と比べて、作動部11に、
この作動部11を保持する肩掛け具、例えば肩掛けバン
ド21を備えている。この肩掛けバンド21の長さは図
示しない周知の長さ調整手段により調整可能であり、こ
の肩掛けバンド21は両端に一対の取付具22、23を
有している。そして、支柱6の先端に、図2に示すよう
に、一端の取付具22が着脱自在に取付けられる支持
具、例えばアイボルト24が螺合し、支柱6の根本部
に、図3に示すように、他端の取付具23が着脱自在に
取付けられる他の支持具、例えば孔25付きの支持金具
26が設けられ、この支持金具26はボルト27を介し
てベース板6aの一端に固定される。なお、上記の肩掛
けバンド21の取付具22を支柱6の先端のアイボルト
24に取付け、他の取付具23を支柱6の根本部の支持
金具26に取付けることにより、上記の肩掛けバンド2
1の両端が、作動部11の重心位置をはさむ両側の取付
位置にそれぞれ取付けられている。
【0014】この実施例にあっては、表面が垂直に形成
されたコンクリート壁13に孔をあける際、まず真空ホ
ース4を吸着固定体2の真空引き口3から取外すととも
に、真空ポンプ5をコンクリート床1上に配置した後、
作業者が肩掛けバンド21を肩に掛けることにより作動
部11を保持しながら一方の手で支柱6を把持すること
により、作動部11の位置決めを行なって吸着固定体2
をコンクリート壁3の表面に突き当てる。この状態で他
方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体2の真
空引き口3に接続し、真空ポンプ5により吸着固定体2
とコンクリート壁13の表面との間の空気を吸引するこ
とにより、吸着固定体2をコンクリート壁13の表面に
吸着させる。その結果、コンクリート壁13の表面に作
動部11が装着されるとともに、吸着固定体2およびベ
ース板6aを介して支柱6がコンクリート壁13に固定
される。次いで、図5に示すように、作業者がハンドル
8の回転操作により可動支持体7を支柱6に沿ってコン
クリート壁13の表面に向かって移動させて、ダイヤモ
ンドコアドリル9の刃部9bをコンクリート壁13に押
し当て、この状態で刃部9bを回転させることによりコ
ンクリート壁13に孔をあける。
されたコンクリート壁13に孔をあける際、まず真空ホ
ース4を吸着固定体2の真空引き口3から取外すととも
に、真空ポンプ5をコンクリート床1上に配置した後、
作業者が肩掛けバンド21を肩に掛けることにより作動
部11を保持しながら一方の手で支柱6を把持すること
により、作動部11の位置決めを行なって吸着固定体2
をコンクリート壁3の表面に突き当てる。この状態で他
方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体2の真
空引き口3に接続し、真空ポンプ5により吸着固定体2
とコンクリート壁13の表面との間の空気を吸引するこ
とにより、吸着固定体2をコンクリート壁13の表面に
吸着させる。その結果、コンクリート壁13の表面に作
動部11が装着されるとともに、吸着固定体2およびベ
ース板6aを介して支柱6がコンクリート壁13に固定
される。次いで、図5に示すように、作業者がハンドル
8の回転操作により可動支持体7を支柱6に沿ってコン
クリート壁13の表面に向かって移動させて、ダイヤモ
ンドコアドリル9の刃部9bをコンクリート壁13に押
し当て、この状態で刃部9bを回転させることによりコ
ンクリート壁13に孔をあける。
【0015】このようにしてコンクリート壁13に孔を
あけた後、作業者が肩掛けバンド21により作動部11
を保持しながら一方の手で支柱6を把持し、他方の手で
真空ホース4を把持して吸着固定体2の真空引き口3か
ら取外し、吸着固定体2とコンクリート壁13の表面と
の間の空気を吸引する状態を解除する。その結果、コン
クリート壁13から作動部11が離脱するので、この作
動部11を肩掛けバンド21により保持しながらコンク
リート床1上に降ろす。
あけた後、作業者が肩掛けバンド21により作動部11
を保持しながら一方の手で支柱6を把持し、他方の手で
真空ホース4を把持して吸着固定体2の真空引き口3か
ら取外し、吸着固定体2とコンクリート壁13の表面と
の間の空気を吸引する状態を解除する。その結果、コン
クリート壁13から作動部11が離脱するので、この作
動部11を肩掛けバンド21により保持しながらコンク
リート床1上に降ろす。
【0016】このように構成した実施例では、表面が垂
直に形成されたコンクリート壁13に孔をあける際、作
業者が肩掛けバンド21を介して作動部11を保持する
ことにより、作業者が片手のみで作動部11を保持する
従来の場合と比べて、作業者の負担を少なくでき、容易
に作動部11のコンクリート壁13への着脱を行なうこ
とができる。また、上記のように作業者が肩掛けバンド
21を介して作動部11を保持しているので、この作動
部11を誤って落下させる事故を防止できる。さらに、
肩掛けバンド21の両端が作動部11の重心位置をはさ
む両側の取付位置にそれぞれ取付けられているので、肩
掛けバンド21により作動部11を安定した状態で保持
することができる。
直に形成されたコンクリート壁13に孔をあける際、作
業者が肩掛けバンド21を介して作動部11を保持する
ことにより、作業者が片手のみで作動部11を保持する
従来の場合と比べて、作業者の負担を少なくでき、容易
に作動部11のコンクリート壁13への着脱を行なうこ
とができる。また、上記のように作業者が肩掛けバンド
21を介して作動部11を保持しているので、この作動
部11を誤って落下させる事故を防止できる。さらに、
肩掛けバンド21の両端が作動部11の重心位置をはさ
む両側の取付位置にそれぞれ取付けられているので、肩
掛けバンド21により作動部11を安定した状態で保持
することができる。
【0017】なお、この実施例では作動部11を保持す
る肩掛け具として肩掛けバンド21を備えたが、この肩
掛けバンド21の代わりに、他の索状体、例えばロープ
やチェーンなどを備えることもできる。
る肩掛け具として肩掛けバンド21を備えたが、この肩
掛けバンド21の代わりに、他の索状体、例えばロープ
やチェーンなどを備えることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、表
面が垂直に形成された被穿孔体に孔をあける際、肩掛け
具により保持する状態で作動部の位置決めなどの作業を
行なうことから、片手のみで作動部を保持する従来の場
合と比べて作業が容易であり、したがって、作業者の疲
労を少なくでき、かつ作業効率を向上できるという効果
がある。また、肩掛け具で保持することにより作動部の
落下事故を防止でき、したがって、作動部を被穿孔体に
着脱する作業の安全性を向上できるという効果もある。
面が垂直に形成された被穿孔体に孔をあける際、肩掛け
具により保持する状態で作動部の位置決めなどの作業を
行なうことから、片手のみで作動部を保持する従来の場
合と比べて作業が容易であり、したがって、作業者の疲
労を少なくでき、かつ作業効率を向上できるという効果
がある。また、肩掛け具で保持することにより作動部の
落下事故を防止でき、したがって、作動部を被穿孔体に
着脱する作業の安全性を向上できるという効果もある。
【図1】本発明の穿孔装置の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1の穿孔装置に備えられる肩掛け具の一端の
部分を拡大して示す斜視図である。
部分を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1の穿孔装置に備えられる肩掛け具の他端の
部分を拡大して示す斜視図である。
部分を拡大して示す斜視図である。
【図4】図1の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリ
ート壁に装着する工程を説明する図である。
ート壁に装着する工程を説明する図である。
【図5】図1の穿孔装置によりコンクリート壁に孔をあ
ける工程を説明する図である。
ける工程を説明する図である。
【図6】穿孔装置の従来例を示す正面図である。
【図7】図6の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリ
ート壁に装着する工程を説明する図である。
ート壁に装着する工程を説明する図である。
【図8】図6の穿孔装置によりコンクリート壁に孔をあ
ける工程を説明する図である。
ける工程を説明する図である。
2 吸着固定体 5 真空ポンプ 6 支柱 7 可動支持体 9 ダイヤモンドコアドリル 11 作動部 13 コンクリート壁(被穿孔体) 21 肩掛けバンド(肩掛け具) 22、23 取付具 24 アイボルト(支持具) 25 支持金具(支持具)
Claims (3)
- 【請求項1】 被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定
体、この吸着固定体に立設される支柱、この支柱に沿っ
て移動可能に設けられる可動支持体、および、この可動
支持体に支持されるダイヤモンドコアドリルを含む作動
部と、上記吸着固定体に真空ホースを介して接続され、
この吸着固定体と上記被穿孔体の表面との間の空気を吸
引する真空ポンプとを有し、上記吸着固定体の上記被穿
孔体の表面へに吸着によりこの被穿孔体に上記作動部を
装着した状態で、上記ダイヤモンドコアドリルにより上
記被穿孔体に孔をあける穿孔装置において、上記作動部
に、この作動部を保持する肩掛け具を備え、この肩掛け
具を作業者の肩に掛けることにより上記作動部を保持し
ながら、この作動部の上記被穿孔体への着脱を行なうよ
うにしたことを特徴とする穿孔装置。 - 【請求項2】 肩掛け具を索状体から構成するととも
に、この肩掛け具の両端を作動部の重心位置をはさむ両
側の取付位置にそれぞれ取付けたことを特徴とする請求
項1記載の穿孔装置。 - 【請求項3】 支柱の先端に、肩掛け具の一端が着脱自
在に取付けられる支持金具を設け、上記支柱の根本部
に、上記肩掛け具の他端が着脱自在に取付けられる他の
支持金具を設けたことを特徴とする請求項2記載の穿孔
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20549594A JPH0866916A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20549594A JPH0866916A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866916A true JPH0866916A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16507810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20549594A Pending JPH0866916A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866916A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106807977A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-06-09 | 金陵科技学院 | 一种建筑用打孔器 |
CN110039664A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-07-23 | 张鹏 | 一种建筑工程专用墙体打孔装置 |
CN110900852A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-24 | 江西金凯新型墙板科技有限公司 | 一种轻质隔墙板开槽切割用定位装置 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP20549594A patent/JPH0866916A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106807977A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-06-09 | 金陵科技学院 | 一种建筑用打孔器 |
CN110039664A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-07-23 | 张鹏 | 一种建筑工程专用墙体打孔装置 |
CN110900852A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-24 | 江西金凯新型墙板科技有限公司 | 一种轻质隔墙板开槽切割用定位装置 |
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