[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH1136765A - 転倒防止機能付脚立 - Google Patents

転倒防止機能付脚立

Info

Publication number
JPH1136765A
JPH1136765A JP20960997A JP20960997A JPH1136765A JP H1136765 A JPH1136765 A JP H1136765A JP 20960997 A JP20960997 A JP 20960997A JP 20960997 A JP20960997 A JP 20960997A JP H1136765 A JPH1136765 A JP H1136765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepladder
ladder
pole
guide
ladder support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20960997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2852740B1 (ja
Inventor
Yasuyuki Okuda
康之 奥田
Kazutaka Dobashi
一隆 土橋
Yasunori Ishida
康則 石田
Masatatsu Fujioka
正達 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PUROTSUPU KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Daiki Shoji KK
Original Assignee
PUROTSUPU KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Daiki Shoji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PUROTSUPU KK, Nippon Telegraph and Telephone Corp, Daiki Shoji KK filed Critical PUROTSUPU KK
Priority to JP20960997A priority Critical patent/JP2852740B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2852740B1 publication Critical patent/JP2852740B1/ja
Publication of JPH1136765A publication Critical patent/JPH1136765A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】滑らかな作業床で転倒を防止する転倒防止機能
付脚立を提供すること。 【解決手段】吸盤１を固定部材１ａを介して，梯子支柱
２の下部に一体的に取り付け，該梯子支柱間に複数の踏
み部材２ｂを設け，台部材２ｃを持つ脚立の開閉・設定
は一対の梯子を連結する２個の連結板２ｄの一方の下部
に支承された縦ガイド２ｅ上に上下可動なガイド台部材
を設け，相対する該梯子支柱上部近傍にステー２ｆを設
け，該ステーとガイド台部材間に横部材２ｇを対称に連
結し，安全装置３は安全帯３ａの端部をポール３ｂ上部
のフック部材に連結し，該ポールは側壁に止め部材を設
けたポールガイド３ｃ内部を係止・貫通自在に支承さ
れ，該連結板に支承したポール支持部材３ｄにより該ポ
ールガイドを支持する事を特徴とする，転倒防止機能付
脚立を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，屋内など滑らかな
作業床でも滑りを防止し安全に作業できる，転倒防止機
能付脚立，及び各種安全装置を装備した転倒防止機能付
脚立に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の脚立としては，先端にキャップ等
を被せた通常の梯子支柱からなる脚立が一般的であり，
更に実開平６─６２２００の様に，通常の梯子支柱から
なる脚立に装備した安全装置があり，４本の梯子支柱を
有する通常の折り畳み式脚立上部に支持筒を取り付け，
該支持筒内の弾性体とガイド溝を用いて支柱を支承し，
該支柱上端に作業者の安全帯を連結していた。
【０００３】他の従来例として，本発明者による実願平
８─８４３８による転倒防止補助部材付脚立があり，通
常の折り畳み式脚立の４本の各梯子支柱に折り畳み収納
可能な補助脚を設け，脚立上部に立設・降伏可能な命綱
取付金具を有していた。
【０００４】更に他の従来例として，実開平６─３５６
００による脚立転倒防止治具があり，金属製管体の一端
にホルダーを備え，管体の他端を屈曲した形状とし，そ
の先端に吸盤等の盤体を備えた治具があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の通常の梯子支柱
からなる脚立や実開平６─６２２００による脚立上作業
の安全装置においては，安全帯を連結する支柱を支承す
る支持筒内部に弾性体を設け，クッション性を有する安
全装置ではあるが，通常の梯子支柱からなる脚立に装備
しているので，屋内などタイルやビニール等の表面が滑
らかな作業床の場合，脚立自体が不安定で滑りやすく，
作業者の墜落時に脚立とも転倒する問題点を有してい
た。
【０００６】従来の実願平８─８４３８による転倒防止
補助部材付脚立は，折り畳み式補助脚を持つ脚立で，立
設・降伏可能な命綱取付金具ではあるが，アウトリガー
とも言われる張出部材を有する該補助脚を用いるので，
広いスペースが必要なため使用範囲が制限される問題点
を有していた。
【０００７】従来の実開平６─３５６００による脚立転
倒防止治具は，金属製管体の一端にホルダーを備え，管
体の他端を屈曲した形状とし，その先端に吸盤等の盤体
を備えた治具である為に，広いスペースが必要なため使
用範囲が制限され，吸盤位置に押圧力が分散し弱まり，
且つ吸盤の吸着或いは離脱機能を持たない問題点を有し
ていた。
【０００８】従来の通常の梯子支柱からなる脚立を用い
て，作業者が作業台上でドリル・照明器具等の電気器具
を使用する場合，電気器具に給電する為の給電分岐コン
セントが脚立の地面上にある為，不要なコードが脚立の
踏み部材等に絡まり，昇り降りや作業中，そのコードに
足や道具を引っかける恐れがあり，安全性が脅かされ，
且つ作業能率が下がる恐れを有する問題点を有し，そし
て金属製の脚立であれば，電気器具の漏電の恐れも有
り，感電等による転倒等の安全性の上での問題点も有し
ていた。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために，本発明の転倒防止機能付脚立においては表面が
滑らかな床上でも安全に作業できる様に，梯子支柱の下
部に吸着或いは離脱機構を持つ吸盤を取り付け滑り・転
倒防止をし，張出部分をなくする事を特徴とする。
【００１０】本発明の転倒防止機能付脚立においては，
作業者の安全帯の端部を連結できるフック部材を上部に
有し，且つ簡単な構造で収納可能なポールに支承された
安全装置を装備する事をも特徴とする。
【００１１】本発明の転倒防止機能付脚立においては，
作業者が作業台上で用いる電気器具に給電する為の給電
分岐コンセントを梯子支柱上部近傍に設置した電気的安
全装置，且つ絶縁作用を有する電気的安全処理を施した
脚立である事をも特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の転倒防止機能付脚立は，
タイルやビニール等の表面が滑らかな床上でも安全に作
業できる様に，下方に開口部を有する中空凹部を持つ可
撓性を有する吸盤を固定部材を用いて，吸着或いは離脱
機構を持つ該吸盤の開口下面が作業床と平行接触するよ
うに梯子支柱の下部に一体的に取り付け，該梯子支柱の
間に複数の踏み部材を設け，上部に作業台としての台部
材を持つ脚立の開閉と開脚時の支持・設定は１対の梯子
を連結する２個の連結板のうち，一方の該連結板下部に
支承された縦ガイド上に上下自在に可動なガイド台部材
を設け，相対する梯子支柱上部近傍にステーを設け，該
ステーとガイド台部材間に横部材を対称に連結し，開脚
時に該横部材が一直線となり該ガイド台部材が縦ガイド
下部に停止し支持・設定され，閉脚時に該ガイド台部材
が縦ガイド上部に上昇し該ステーが互いに閉じる構造を
有する事を特徴とする。
【００１３】本発明の転倒防止機能付脚立に用いる吸盤
は，該吸盤上部に固着した金属製等の支持部材を有し，
梯子支柱の下端部に固定部材を介して，該支持部材を揺
動自在に枠着し，該吸盤の上周辺部に吸盤中空部と連通
する孔を設け，該孔に脱着自在な栓部材を挿入し，該梯
子支柱上部近傍の踏み部材中央内部に外部から回転ハン
ドルにより回転自在なプーリを枠着し，該踏み部材の両
端梯子支柱下部に設けた複数の該吸盤の栓部材上部に固
着したワイアをそれぞれの該梯子支柱と固定部材との間
を通し，該梯子支柱及び踏み部材内部を連通し，該プー
リの溝部に固定し，該回転ハンドルを回転すれば，該ワ
イアが栓部材を引っ張り該吸盤の孔から抜けて，該孔か
ら空気が流入する事により，複数の該吸盤の同時離脱作
用を得る事もでき，使用時には該栓部材で孔を閉鎖し，
脚立を置くだけで吸着し，作業者が脚立の上に乗れば更
に荷重がかかって吸着力が増大し，転倒しにくくなる作
用を有する。
【００１４】本発明の転倒防止機能付脚立に用いる吸盤
は，金属製の固定部材の先端部に，下方に開口部を有す
る中空凹部を持つ該吸盤を収納し，該吸盤上部に上下可
動自在なピストンの端部に連結し，他端を該ピストンを
上下動する為の吸盤レバーに連結し，該吸盤レバーを水
平に倒すと，該吸盤の中空凹部の体積が拡大し吸着状態
となり，該吸盤レバーを垂直にすると該中空凹部の体積
が縮小し吸着が開放される離脱機能を有し，該固定部材
の他端は，下部先端にキャップを被装した下部近傍の梯
子支柱内部のレール溝に上下スライド自在に格納したス
ライド連結部材により連結された２個のスライド台部材
の下段の該スライド台部材に固定し，該スライド連結部
材に回転自在に挟持した固定レバーにより，下方に倒す
と，該固定レバーの先端部が該レール溝の底部を押圧し
該スライド台部材が該梯子支柱の所定の位置に一体化し
て固定され，該固定レバーを上げると，該スライド台部
材がスライド自在に開放される構造を有するスライド型
吸盤をも装備する事もでき，吸着面が段差を有する地面
等に対応する事が出来る。
【００１５】本発明の転倒防止機能付脚立に用いる吸盤
は，該吸盤の中空凹部を小型真空ポンプ等で吸引し，或
いはその後空気を流入する事により，該吸盤の吸着或い
は離脱機能を持たせる事も出来る。
【００１６】本発明の転倒防止機能付脚立に装備する安
全装置は，作業者の命綱としての安全帯の端部を連結す
るフック部材を上部に有するポールと，底部にストッパ
を有する該ポールを通じて側壁に止め部材を設けたポー
ルガイド内部を該ポールが係止・貫通自在に構成し，両
側の梯子支柱を連結する連結板に支承したポール支持部
材により該ポールガイドを支持する事を特徴とする。
【００１７】本発明の転倒防止機能付脚立に装備する安
全装置は，ポールガイド下部の止め部材を緩めポールを
下ろし，安全装置と該ポールを収納し，縦ガイド上の横
部材を連結したガイド台部材を押し上げ脚立を閉脚し，
転倒防止機能付脚立全体をコンパクトに収納する事が出
来る。
【００１８】本発明の転倒防止機能付脚立に装備する安
全装置は，ポール上部のフック部材に更にロープ・ベル
ト等で天井等の部分に連結する事により，万一バランス
を崩しても転倒拡大を防止する二重安全装置としての作
用を有する。
【００１９】本発明の転倒防止機能付脚立において，梯
子支柱等の脚立の素材はアルミ等の金属製素材の場合に
は，表面に樹脂性等の絶縁塗装を施し，或いはその他の
樹脂コーティング素材或いはグラスファイバー等の絶縁
素材を用いて製作する事により電気的安全処理を施し，
電気器具等を作業台で用いる場合，漏電等を防止し安心
して作業を遂行する事が出来る。
【００２０】本発明の転倒防止機能付脚立において，作
業者が作業台で用いる電気器具に給電する為の給電分岐
コンセントを梯子支柱上部近傍に設置し，該梯子支柱の
下部及び上部にそれぞれ開口部を設け，該給電分岐コン
セントからの電源コードを上部の該開口部から入れて該
梯子支柱内部を通じて下部の該開口部から取り出し，該
電源コードの端部のプラグを所定の電源に接続する電気
的安全装置を装備する事により，作業台上でドリル・照
明器具等の電気器具を使用しても不要なコードがないた
め，昇り降りや作業中，コードに足や道具を引っかける
事がなく，より安全に使用でき，且つ作業の効率化の上
昇をはかる事が出来る。
【００２１】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照して以下説明
すると，実施例１においては，図１は使用状態の転倒防
止機能付脚立の正面図，図２は該脚立の収納状態の側面
図，及び図３は該脚立の吸盤及びその脱離機構の説明用
一部欠載拡大正面図である。実施例２においては，図４
は転倒防止機能付脚立の，（Ａ）は装備したスライド型
吸盤が吸着状態の一部欠載拡大背面図，及び（Ｂ）は吸
着開放状態の同背面図，そして図５は該脚立の，（Ａ）
は装備したスライド型吸盤がスライド固定状態の一部欠
載拡大側面図，及び（Ｂ）はスライド開放状態の同側面
図である。
【００２２】本発明の実施例１においては，図１に示す
様に，タイルやビニール等の表面が滑らかな床上でも安
全に作業できる様に，下方に開口部を有する中空凹部を
持つ可撓性を有するゴム・樹脂製の吸盤（１）を梯子支
柱（２）の下部に該吸盤の開口下面が作業床と平行接触
するように一体として取り付け，該梯子支柱の間に複数
の踏み部材（２ｂ）を設け，上部に作業台としての台部
材（２ｃ）を持つ脚立の開閉と開脚時の支持・設定は１
対の梯子を連結する２個の連結板（２ｄ）のうち，一方
の該連結板下部に支承された縦ガイド（２ｅ）上に上下
自在に可動なガイド台部材を設け，相対する梯子支柱
（２）上部近傍にステー（２ｆ）を設け，該ステーとガ
イド台部材間に横部材（２ｇ）を対称に連結し，開脚時
に該横部材が一直線となり該ガイド台部材が縦ガイド下
部に停止し支持・設定され，閉脚時に該ガイド台部材が
縦ガイド上部に上昇し該ステーが互いに閉じる構造を有
し，脚立上の作業者の安全を確保する為の安全装置
（３）は，作業者の命綱としての安全帯（３ａ）の端部
を連結するフック部材を上部に有するポール（３ｂ）
と，底部にストッパを有する該ポールを通じて側壁に止
め部材を設けたポールガイド（３ｃ）内部を該ポールが
係止・貫通自在に構成し，該連結板に支承したポール支
持部材（３ｄ）により該ポールガイドを支持し，そして
作業者が作業台上でドリル・照明器具等の電気器具を使
用しても，それらのコード類が脚立の該梯子支柱等に絡
まり脚立が転倒しないように，該電気器具に給電する為
の給電分岐コンセント（４）を該梯子支柱上部に設置
し，該梯子支柱の下部及び上部にそれぞれ開口部（２
ｉ）を設け，該給電分岐コンセントからの電源コード
（４ａ）を上部の該開口部から入れて該梯子支柱内部を
通じて下部の該開口部から取り出し，該電源コードの端
部のプラグを所定の電源に接続する事を特徴とする。
【００２３】本発明の実施例１において，図２は転倒防
止機能付脚立の収納状態の側面図であり，安全装置
（３）とポール（３ｂ）を収納し，脚立を閉脚した状態
を示し，該安全装置を収納するには，ポールガイド（３
ｃ）下部の止め部材を緩め該ポールを下ろし，脚立の閉
脚には縦ガイド（２ｅ）上の横部材（２ｇ）を連結した
ガイド台部材を押し上げ該梯子支柱を閉じて確保する事
が出来る。
【００２４】本発明の実施例１において，図３は転倒防
止機能付脚立の吸盤及びその離脱機構の説明用一部欠載
拡大正面図であり，吸盤（１）は上部に固着した金属製
の支持部材（１ａ′）を有し，梯子支柱（２）の下端部
の開口部に長方形の枠から成る固定部材（１ａ）を挿入
しネジ部材等で固定し，該固定部材の枠内に該吸盤の支
持部材を挿入し，該固定部材の枠下部に該支持部材を踏
み部材（２ｂ）と平行な方向に揺動自在にネジ部材等で
枠着し，該吸盤の上周辺部に吸盤中空部と連通する孔を
設け，該孔に脱着自在な栓部材（１ｇ）を挿入し，該梯
子支柱上部近傍の踏み部材中央内部に外部から回転ハン
ドル（１ｊ）により回転自在なプーリ（１ｉ）を枠着
し，該踏み部材の両端梯子支柱下部に設けた２個の該吸
盤の栓部材上部に固着したワイア（１ｈ）をそれぞれの
該梯子支柱と固定部材との間を通し，該梯子支柱及び踏
み部材内部を連通し，該プーリの溝部に固定し，該回転
ハンドルを図に示す矢印方向に回転すれば，該ワイアが
栓部材を引っ張り該吸盤の孔から抜けて，該孔から空気
が流入する事により，２個の該吸盤の同時離脱作用が生
じる事を特徴とする。
【００２５】本発明の実施例２において，スライド型吸
盤は金属製の固定部材（１ａ）の先端部に，下方に開口
部を有する中空凹部を持つ可撓性を有するゴム・樹脂製
の吸盤（１）を収納し，該吸盤上部に上下可動自在なピ
ストン（１ｂ）の端部に連結し，他端を該ピストンを上
下動する為の吸盤レバー（１ｃ）に連結し，該吸盤レバ
ーを図４（Ａ）の矢印の様に水平に倒すと，該吸盤の中
空凹部の体積が拡大し吸着状態となり，図４（Ｂ）の様
に垂直にすると該中空凹部の体積が縮小し吸着が開放さ
れる離脱機能を有し，該固定部材の他端は，下部先端に
キャップ（２ａ）を被装した下部近傍の梯子支柱（２）
内部のレール溝（２ｈ）に上下スライド自在に格納した
スライド連結部材（１ｅ）により連結された２個のスラ
イド台部材（１ｄ）の下段の該スライド台部材に固定さ
れ，該スライド連結部材に回転自在に挟持した固定レバ
ー（１ｆ）により，図５（Ａ）の矢印の様に足などで下
方に倒すと，該固定レバーの先端部が該レール溝の底部
を押圧し該スライド台部材が該梯子支柱の所定の位置に
一体的に固定され，図５（Ｂ）の矢印の様に上げると，
該スライド台部材がスライド自在に開放される構造を有
する事を特徴とする。
【００２６】
【発明の効果】本発明は，以上説明した様な形態で実施
され，以下に記載される様な効果を有する。
【００２７】本発明の転倒防止機能付脚立において，滑
らかな床上で使用できる吸着或いは離脱機構を持つ吸盤
を梯子支柱の下部に一体として取り付けているので，滑
らかな床表面に強く吸いつき，該脚立の前後左右のブレ
や滑り・転倒を防止する効果を有し，梯子支柱から張り
出した部材が無いので，屋内での作業のような狭いスペ
ースでの作業に適応できる効果を有する。
【００２８】本発明の転倒防止機能付脚立に用いる吸盤
は，該吸盤の上周辺部に吸盤中空部と連通する孔を設
け，該孔に脱着自在な栓部材を挿入し，複数個の該吸盤
の栓部材上部に固着したワイア等を用いて該吸盤の同時
離脱作用を得る事もでき，使用時には該栓部材で孔を閉
鎖し，脚立を置くだけで吸着し，作業者が脚立の上に乗
れば更に荷重がかかって吸着力が増大し，転倒しにくく
なる効果を有する。
【００２９】本発明の転倒防止機能付脚立において，吸
盤としてスライド型吸盤を装備する事により，足等を用
いた吸盤レバーの簡単な操作で強制的に該吸盤を脱着自
在にする事ができ，更に該吸盤が固定されたスライド台
部材を，足等を用いた固定レバーの簡単な操作で梯子支
柱の所定の位置に固定・開放し，吸盤の取り付けを上下
方向にスライド式に取り付ける事により，段差を有する
床面にも対処する事が出来る効果を有する。
【００３０】本発明の転倒防止機能付脚立には，作業者
の安全帯を連結するフック部材を有する安全装置をも装
備でき，ポール上部のフック部材に更にロープ・ベルト
等で天井等の部分に連結する事により，万一バランスを
崩しても転倒拡大を防止する二重安全装置としての効果
を有する。
【００３１】本発明の転倒防止機能付脚立に装備する安
全装置は，ポールガイド下部の止め部材を緩めポールを
下ろし，安全装置と該ポールを収納し脚立を閉脚し，転
倒防止機能付脚立全体をコンパクトに収納し，一体とし
て持ち運ぶ事が出来る効果を有する。
【００３２】本発明の転倒防止機能付脚立において，梯
子支柱等の素材が金属製素材の場合には，表面に絶縁塗
装を施し，或いは絶縁素材を用いて製作する事により，
電気器具等を作業台で用いる場合，漏電等を防止し安心
して作業を遂行する効果を有する。
【００３３】本発明の転倒防止機能付脚立において，作
業者が作業台で用いる電気器具に給電する為の給電分岐
コンセントを梯子支柱上部近傍に設置する事により，作
業台上で電気器具を使用しても不要なコードがないた
め，昇り降りや作業中，コードに足や道具を引っかける
事がなく，より安全に使用でき，且つ作業の効率化の上
昇をはかる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例１を示す，使用状態の転倒防
止機能付脚立の正面図。
【図２】この発明の実施例１を示す，転倒防止機能付脚
立の収納状態の側面図。
【図３】この発明の実施例１を示す，転倒防止機能付脚
立の吸盤及びその離脱機構の説明用一部欠載拡大正面
図。
【図４】この発明の実施例２を示す転倒防止機能付脚立
の，（Ａ）は装備したスライド型吸盤が吸着状態の一部
欠載拡大背面図，及び（Ｂ）は吸着開放状態の同背面
図。
【図５】この発明の実施例２を示す転倒防止機能付脚立
の，（Ａ）は装備したスライド型吸盤がスライド固定状
態の一部欠載拡大側面図，及び（Ｂ）はスライド開放状
態の同側面図。
【符号の説明】
１ 吸盤 １ａ 固定部材 １ａ′支持部材 １ｂ ピストン １ｃ 吸盤レバー １ｄ スライド台部材 １ｅ スライド連結部材 １ｆ 固定レバー １ｇ 栓部材 １ｈ ワイア １ｉ プーリ １ｊ 回転ハンドル ２ 梯子支柱 ２ａ キャップ ２ｂ 踏み部材 ２ｃ 台部材 ２ｄ 連結板 ２ｅ 縦ガイド ２ｆ ステー ２ｇ 横部材 ２ｈ レール溝 ２ｉ 開口部 ３ 安全装置 ３ａ 安全帯 ３ｂ ポール ３ｃ ポールガイド ３ｄ ポール支持部材 ４ 給電分岐コンセント ４ａ 電源コード ５ 電気工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000231925 日本コムシス株式会社 東京都港区高輪３丁目23番14号 (72)発明者 奥田 康之 広島県福山市草戸町４丁目21−12−５ (72)発明者 土橋 一隆 奈良市法蓮町970 (72)発明者 石田 康則 兵庫県高砂市米田町925−２ (72)発明者 藤岡 正達 大阪府豊中市春日町４−６−24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】下方に開口部を有する中空凹部を持つ可撓
    性を有する吸盤（１）を固定部材（１ａ）を介して，吸
    着或いは離脱機構を持つ該吸盤の開口下面が作業床と平
    行接触するように梯子支柱（２）の下部に一体的に取り
    付け，該梯子支柱の間に複数の踏み部材（２ｂ）を設
    け，上部に作業台としての台部材（２ｃ）を持つ脚立の
    開閉と開脚時の支持・設定は１対の梯子を連結する２個
    の連結板（２ｄ）のうち，一方の該連結板下部に支承さ
    れた縦ガイド（２ｅ）上に上下自在に可動なガイド台部
    材を設け，相対する梯子支柱上部近傍にステー（２ｆ）
    を設け，該ステーとガイド台部材間に横部材（２ｇ）を
    対称に連結し，開脚時に該横部材が一直線となり該ガイ
    ド台部材が縦ガイド下部に停止し支持・設定され，閉脚
    時に該ガイド台部材が縦ガイド上部に上昇し，該ステー
    が互いに閉じる構造を有する事を特徴とする転倒防止機
    能付脚立。
  2. 【請求項２】下方に開口部を有する中空凹部を持つ可撓
    性を有する吸盤（１）を固定部材（１ａ）を介して，吸
    着或いは離脱機構を持つ該吸盤の開口下面が作業床と平
    行接触するように梯子支柱（２）の下部に一体的に取り
    付け，該梯子支柱の間に複数の踏み部材（２ｂ）を設
    け，上部に作業台としての台部材（２ｃ）を持つ脚立の
    開閉と開脚時の支持・設定は１対の梯子を連結する２個
    の連結板（２ｄ）のうち，一方の該連結板下部に支承さ
    れた縦ガイド（２ｅ）上に上下自在に可動なガイド台部
    材を設け，相対する梯子支柱上部近傍にステー（２ｆ）
    を設け，該ステーとガイド台部材間に横部材（２ｇ）を
    対称に連結し，開脚時に該横部材が一直線となり該ガイ
    ド台部材が縦ガイド下部に停止し支持・設定され，閉脚
    時に該ガイド台部材が縦ガイド上部に上昇し，該ステー
    が互いに閉じる構造を有する脚立に，安全帯（３ａ）の
    端部を連結するフック部材を上部に有するポール（３
    ｂ），及び，底部にストッパを有する該ポールを係止・
    貫通自在に通し，側壁に止め部材を設けたポールガイド
    （３ｃ）とで構成し，両側の該梯子支柱を連結する該連
    結板に支承したポール支持部材（３ｄ）により該ポール
    ガイドを支持する安全装置（３）を設ける事を特徴とす
    る転倒防止機能付脚立。
  3. 【請求項３】下方に開口部を有する中空凹部を持つ可撓
    性を有する吸盤（１）を固定部材（１ａ）を介して，吸
    着或いは離脱機構を持つ該吸盤の開口下面が作業床と平
    行接触するように梯子支柱（２）の下部に一体的に取り
    付け，該梯子支柱の間に複数の踏み部材（２ｂ）を設
    け，上部に作業台としての台部材（２ｃ）を持つ脚立の
    開閉と開脚時の支持・設定は１対の梯子を連結する２個
    の連結板（２ｄ）のうち，一方の該連結板下部に支承さ
    れた縦ガイド（２ｅ）上に上下自在に可動なガイド台部
    材を設け，相対する梯子支柱上部近傍にステー（２ｆ）
    を設け，該ステーとガイド台部材間に横部材（２ｇ）を
    対称に連結し，開脚時に該横部材が一直線となり該ガイ
    ド台部材が縦ガイド下部に停止し支持・設定され，閉脚
    時に該ガイド台部材が縦ガイド上部に上昇し，該ステー
    が互いに閉じる構造を有する脚立に，作業台で用いる電
    気器具（５）に給電する為の給電分岐コンセント（４）
    を該梯子支柱上部近傍に設置し，該梯子支柱の下部及び
    上部にそれぞれ開口部（２ｉ）を設け，該給電分岐コン
    セントからの電源コード（４ａ）を上部の該開口部から
    入れて該梯子支柱内部を通じて下部の該開口部から取り
    出し，該電源コードの端部のプラグを所定の電源に接続
    する電気的安全装置を装備する事を特徴とする転倒防止
    機能付脚立。
  4. 【請求項４】下方に開口部を有する中空凹部を持つ可撓
    性を有する吸盤（１）を固定部材（１ａ）を介して，吸
    着或いは離脱機構を持つ該吸盤の開口下面が作業床と平
    行接触するように梯子支柱（２）の下部に一体的に取り
    付け，該梯子支柱の間に複数の踏み部材（２ｂ）を設
    け，上部に作業台としての台部材（２ｃ）を持つ脚立の
    開閉と開脚時の支持・設定は１対の梯子を連結する２個
    の連結板（２ｄ）のうち，一方の該連結板下部に支承さ
    れた縦ガイド（２ｅ）上に上下自在に可動なガイド台部
    材を設け，相対する梯子支柱上部近傍にステー（２ｆ）
    を設け，該ステーとガイド台部材間に横部材（２ｇ）を
    対称に連結し，開脚時に該横部材が一直線となり該ガイ
    ド台部材が縦ガイド下部に停止し支持・設定され，閉脚
    時に該ガイド台部材が縦ガイド上部に上昇し，該ステー
    が互いに閉じる構造を有する脚立に，安全帯（３ａ）の
    端部を連結するフック部材を上部に有するポール（３
    ｂ），及び，底部にストッパを有する該ポールを係止・
    貫通自在に通し，側壁に止め部材を設けたポールガイド
    （３ｃ）とで構成し，両側の該梯子支柱を連結する該連
    結板に支承したポール支持部材（３ｄ）により該ポール
    ガイドを支持する安全装置（３）を設け，更に，作業台
    で用いる電気器具（５）に給電する為の給電分岐コンセ
    ント（４）を該梯子支柱上部近傍に設置し，該梯子支柱
    の下部及び上部にそれぞれ開口部（２ｉ）を設け，該給
    電分岐コンセントからの電源コード（４ａ）を上部の該
    開口部から入れて該梯子支柱内部を通じて下部の該開口
    部から取り出し，該電源コードの端部のプラグを所定の
    電源に接続する電気的安全装置を装備する事を特徴とす
    る転倒防止機能付脚立。
JP20960997A 1997-07-18 1997-07-18 転倒防止機能付脚立 Expired - Fee Related JP2852740B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960997A JP2852740B1 (ja) 1997-07-18 1997-07-18 転倒防止機能付脚立

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960997A JP2852740B1 (ja) 1997-07-18 1997-07-18 転倒防止機能付脚立

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2852740B1 JP2852740B1 (ja) 1999-02-03
JPH1136765A true JPH1136765A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16575647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20960997A Expired - Fee Related JP2852740B1 (ja) 1997-07-18 1997-07-18 転倒防止機能付脚立

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2852740B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106837160A (zh) * 2016-03-24 2017-06-13 茹朝贵 一种维修梯的底座
CN110374487A (zh) * 2019-07-08 2019-10-25 王颖 一种建筑装修用防侧翻梯架
CN110541668A (zh) * 2019-10-03 2019-12-06 季彪 一种可以防止滑落的水果采摘梯
JP7065248B1 (ja) * 2021-12-20 2022-05-11 秀光 本永 昇降兼退避用ユニット、昇降兼退避用ユニットの設置方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102011544B (zh) * 2010-11-29 2014-07-30 天津市电力公司 多用途安全带固定梯凳架
CN112908182B (zh) * 2021-03-17 2023-04-21 清展科技股份有限公司 屏幕装置之角码结构
CN113213313B (zh) * 2021-06-02 2022-04-12 美嘉智选电梯有限公司 一种电梯轿厢

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106837160A (zh) * 2016-03-24 2017-06-13 茹朝贵 一种维修梯的底座
CN106837160B (zh) * 2016-03-24 2018-09-11 中山市元亨家居用品有限公司 一种维修梯的底座
CN110374487A (zh) * 2019-07-08 2019-10-25 王颖 一种建筑装修用防侧翻梯架
CN110541668A (zh) * 2019-10-03 2019-12-06 季彪 一种可以防止滑落的水果采摘梯
JP7065248B1 (ja) * 2021-12-20 2022-05-11 秀光 本永 昇降兼退避用ユニット、昇降兼退避用ユニットの設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2852740B1 (ja) 1999-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5830114A (en) Variable incline folding exerciser
US8104578B2 (en) Stepladder folding twin-step
JP2852740B1 (ja) 転倒防止機能付脚立
AU2019101404A4 (en) Fire outdoor rescue hardware lift
WO2004091993A3 (en) Hand truck, step ladder and dolly device
US7195102B2 (en) Telescopic stool
CN113082595A (zh) 一种多功能体育锻炼健身装置
MXPA02005391A (es) Metodo de montaje para una barandilla en un andamio de armazon.
KR20210041778A (ko) 밸런스 웨이트를 이용하는 수동식 고소작업대
JP2989166B2 (ja) アルミニウム製可搬式作業台
CN211952183U (zh) 一种投影设备的安装装置
JPH01226687A (ja) 昇降路足場装置
CN108497698B (zh) 一种升降桌
CN208670955U (zh) 一种新型装灯辅助装置
KR200269028Y1 (ko) 사다리가 구비된 다용도 공구함
CN113694486B (zh) 一种便携式可折叠防摆动登高板
CN219691466U (zh) 一种便于快速安装的工作爬梯
JPH09268786A (ja) 手動式昇降床装置
KR101420407B1 (ko) 비상탈출장치용 안전사다리
CN220769340U (zh) 一种可快速拆卸的折叠式爬梯
JP2020169459A (ja) ゴンドラ用タラップ
KR100294806B1 (ko) 각도조정이 가능한 고가용 작업대
KR200494941Y1 (ko) 사다리
CN216305807U (zh) 建筑施工用折叠梯
KR102250101B1 (ko) 접이식 고소작업대

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370