JPH0866918A - 穿孔装置 - Google Patents
穿孔装置Info
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- JPH0866918A JPH0866918A JP6205493A JP20549394A JPH0866918A JP H0866918 A JPH0866918 A JP H0866918A JP 6205493 A JP6205493 A JP 6205493A JP 20549394 A JP20549394 A JP 20549394A JP H0866918 A JPH0866918 A JP H0866918A
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- JP
- Japan
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- passage
- valve
- concrete wall
- adsorption
- fixing body
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面が垂直に形成された被穿孔体に孔をあけ
る際、被穿孔体へ作動部を迅速に着脱できるととも、作
動部の落下事故を抑制できる穿孔装置の提供。 【構成】 吸着固定体2と真空ホース4との間に開閉弁
21を介設し、吸着固定体2をコンクリート壁13の表
面に突き当てて開閉弁21を開き、真空ポンプ5の吸引
動作により吸着固定体2をコンクリート壁13の表面に
吸着させ、これによって、コンクリート壁13に作動部
11を装着する。また、コンクリート壁13に孔をあけ
た後、開閉弁21を閉じて上記の吸着固定体2の吸着状
態を解除することにより、作動部11をコンクリート壁
13から離脱させるようにした。
る際、被穿孔体へ作動部を迅速に着脱できるととも、作
動部の落下事故を抑制できる穿孔装置の提供。 【構成】 吸着固定体2と真空ホース4との間に開閉弁
21を介設し、吸着固定体2をコンクリート壁13の表
面に突き当てて開閉弁21を開き、真空ポンプ5の吸引
動作により吸着固定体2をコンクリート壁13の表面に
吸着させ、これによって、コンクリート壁13に作動部
11を装着する。また、コンクリート壁13に孔をあけ
た後、開閉弁21を閉じて上記の吸着固定体2の吸着状
態を解除することにより、作動部11をコンクリート壁
13から離脱させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被穿孔体に孔をあける
穿孔装置に係り、特に、コンクリート構造物に孔をあけ
るのに好適な穿孔装置に関する。
穿孔装置に係り、特に、コンクリート構造物に孔をあけ
るのに好適な穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は穿孔装置の従来例を示す正面図、
図9は図8の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリー
ト壁に装着する工程を説明する図である。
図9は図8の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリー
ト壁に装着する工程を説明する図である。
【0003】図8に示す従来の穿孔装置は、被穿孔体、
例えばコンクリート床1の表面に吸着可能な吸着固定体
2と、この吸着固定体2の下面全周に装着される吸着パ
ッキン2aと、コンクリート床1の表面と吸着固定体2
との間の空気を真空引き口3および真空ホース4を介し
て吸引する真空ポンプ5と、上記の吸着固定体2上に移
動可能に取付けられるベース板6aと、このベース板6
a上に固定され、被穿孔体すなわちコンクリート床1の
表面に対して垂直方向に立設される支柱6と、この支柱
6に沿って移動可能に設けられる可動支持体7と、この
可動支持体7を移動させるハンドル8と、上記の可動支
持体7に取付けられるダイヤモンドコアドリル9などと
からなっている。なお、上記の吸着固定体2、吸着パッ
キン2a、支柱6、ベース板6a、可動支持体7、ハン
ドル8およびダイヤモンドコアドリル9により、コンク
リート床1などの表面に着脱可能な作動部11が構成さ
れている。さらに、上記のダイヤモンドコアドリル9に
は、スピンドル9aを介して刃部9bが取付けられ、こ
の刃部9bは、コンクリート床1の穿孔部1aに対向し
ており、刃部9bの先端が穿孔動作により発熱すること
から、穿孔部1aの周囲に冷却水を受け入れる環状の水
受け体12が配置されている。
例えばコンクリート床1の表面に吸着可能な吸着固定体
2と、この吸着固定体2の下面全周に装着される吸着パ
ッキン2aと、コンクリート床1の表面と吸着固定体2
との間の空気を真空引き口3および真空ホース4を介し
て吸引する真空ポンプ5と、上記の吸着固定体2上に移
動可能に取付けられるベース板6aと、このベース板6
a上に固定され、被穿孔体すなわちコンクリート床1の
表面に対して垂直方向に立設される支柱6と、この支柱
6に沿って移動可能に設けられる可動支持体7と、この
可動支持体7を移動させるハンドル8と、上記の可動支
持体7に取付けられるダイヤモンドコアドリル9などと
からなっている。なお、上記の吸着固定体2、吸着パッ
キン2a、支柱6、ベース板6a、可動支持体7、ハン
ドル8およびダイヤモンドコアドリル9により、コンク
リート床1などの表面に着脱可能な作動部11が構成さ
れている。さらに、上記のダイヤモンドコアドリル9に
は、スピンドル9aを介して刃部9bが取付けられ、こ
の刃部9bは、コンクリート床1の穿孔部1aに対向し
ており、刃部9bの先端が穿孔動作により発熱すること
から、穿孔部1aの周囲に冷却水を受け入れる環状の水
受け体12が配置されている。
【0004】この従来の穿孔装置では、コンクリート床
1の表面上に吸着固定体2を配置し、真空ポンプ5を作
動させてコンクリート床1の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引することにより、吸着固定体2をコンクリ
ート床1の表面に吸着させる。その結果、このコンクリ
ート床1の表面に作動部11が装着されるとともに、こ
の作動部11のうちの支柱6が吸着固定体2およびベー
ス板6aを介して固定される。次いで、作動部11a近
傍の所定位置に水受け体12を配置し、この水受け体1
2の一端を図示しない押圧部材によりコンクリート床1
に向かって押圧するとともに、水受け体12の他端とコ
ンクリート床1の表面との間を図示しないゴム部材で密
閉した状態で、この水受け体12内に冷却水を供給す
る。そして、作業者がハンドル8を回転させることによ
り可動支持体7を支柱6に沿ってコンクリート床1の表
面に向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の
刃部9bをコンクリート床1に押し当てる。次いで、図
示しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させる
ことによりコンクリート床1の穿孔部1aに孔をあける
ようになっている。
1の表面上に吸着固定体2を配置し、真空ポンプ5を作
動させてコンクリート床1の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引することにより、吸着固定体2をコンクリ
ート床1の表面に吸着させる。その結果、このコンクリ
ート床1の表面に作動部11が装着されるとともに、こ
の作動部11のうちの支柱6が吸着固定体2およびベー
ス板6aを介して固定される。次いで、作動部11a近
傍の所定位置に水受け体12を配置し、この水受け体1
2の一端を図示しない押圧部材によりコンクリート床1
に向かって押圧するとともに、水受け体12の他端とコ
ンクリート床1の表面との間を図示しないゴム部材で密
閉した状態で、この水受け体12内に冷却水を供給す
る。そして、作業者がハンドル8を回転させることによ
り可動支持体7を支柱6に沿ってコンクリート床1の表
面に向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の
刃部9bをコンクリート床1に押し当てる。次いで、図
示しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させる
ことによりコンクリート床1の穿孔部1aに孔をあける
ようになっている。
【0005】また、図9に示すように、表面が垂直に形
成されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔
をあける際、まず真空ホース4の先端を吸着固定体2の
真空引き口3から取外して真空ポンプ5をコンクリート
床1上に配置する。次いで、作業者が一方の手で支柱6
を把持しながら作動部11の位置決めを行ない、吸着固
定体2をコンクリート壁13の表面に突き当てるととも
に、他方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体
2の真空引き口3に接続し、真空ポンプ5によりコンク
リート壁13の表面と吸着固定体2との間の空気を吸引
する。その結果、コンクリート壁13の表面に吸着固定
体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介して作動
部11がコンクリート壁13の表面に装着される。
成されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔
をあける際、まず真空ホース4の先端を吸着固定体2の
真空引き口3から取外して真空ポンプ5をコンクリート
床1上に配置する。次いで、作業者が一方の手で支柱6
を把持しながら作動部11の位置決めを行ない、吸着固
定体2をコンクリート壁13の表面に突き当てるととも
に、他方の手により真空ホース4を把持して吸着固定体
2の真空引き口3に接続し、真空ポンプ5によりコンク
リート壁13の表面と吸着固定体2との間の空気を吸引
する。その結果、コンクリート壁13の表面に吸着固定
体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介して作動
部11がコンクリート壁13の表面に装着される。
【0006】次いで、コンクリート壁13の表面の所定
位置に水受け体12を配置し、この水受け体12の一端
を図示しない押圧部材によりコンクリート壁13に向か
って押圧するとともに、水受け体12の他端とコンクリ
ート壁13の表面との間を図示しないゴム部材で密閉し
た状態で、この水受け体12内に冷却水を供給する。そ
して、作業者がハンドル8を回転させることにより可動
支持体7を支柱6に沿ってコンクリート壁13の表面に
向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の刃部
9bをコンクリート壁13に押し当てる。次いで、図示
しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させるこ
とによりコンクリート壁13に孔をあけるようになって
いる。
位置に水受け体12を配置し、この水受け体12の一端
を図示しない押圧部材によりコンクリート壁13に向か
って押圧するとともに、水受け体12の他端とコンクリ
ート壁13の表面との間を図示しないゴム部材で密閉し
た状態で、この水受け体12内に冷却水を供給する。そ
して、作業者がハンドル8を回転させることにより可動
支持体7を支柱6に沿ってコンクリート壁13の表面に
向かって移動させて、ダイヤモンドコアドリル9の刃部
9bをコンクリート壁13に押し当てる。次いで、図示
しない起動スイッチを投入して刃部9bを回転させるこ
とによりコンクリート壁13に孔をあけるようになって
いる。
【0007】このようにしてコンクリート壁13に孔を
あけた後、水受け体12をコンクリート壁13の表面か
ら取外した後、作業者が一方の手で支柱6を把持するこ
とにより作動部11を支えながら他方の手で真空ホース
4の先端を吸着固定体2の真空引き口3から取外すこと
によりコンクリート壁13の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引する状態が解除され、その結果、コンクリ
ート壁13から作動部11が離脱するので、この作動部
11をコンクリート床1上に降ろすようになっている。
あけた後、水受け体12をコンクリート壁13の表面か
ら取外した後、作業者が一方の手で支柱6を把持するこ
とにより作動部11を支えながら他方の手で真空ホース
4の先端を吸着固定体2の真空引き口3から取外すこと
によりコンクリート壁13の表面と吸着固定体2との間
の空気を吸引する状態が解除され、その結果、コンクリ
ート壁13から作動部11が離脱するので、この作動部
11をコンクリート床1上に降ろすようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の穿孔装置では、表面が垂直に形成されたコンクリー
ト壁13に孔をあける際、作業者が一方の手で吸着固定
体2、支柱6、可動支持体7およびダイヤモンドコアド
リル9などのかなりの重量を受けながら位置決め作業を
行なうとともに、他方の手により真空ホース4を把持し
て接続作業を行なう必要があるため、ダイヤモンドコア
ドリル9の位置決めが困難であり作業効率が劣るばかり
か、作業者が疲労しやすいという問題があった。また、
上記のコンクリート壁13に吸着固定体2を吸着させる
際や、コンクリート壁13から吸着固定体2を離脱させ
る際に、片手で作動部11を取り扱う時間が比較的長い
ことから作業者が誤って作動部11を落下させたり、あ
るいは真空ホース4の接続ミスのために作動部11が落
下するという懸念があり、作業の安全性向上が要望され
ていた。
来の穿孔装置では、表面が垂直に形成されたコンクリー
ト壁13に孔をあける際、作業者が一方の手で吸着固定
体2、支柱6、可動支持体7およびダイヤモンドコアド
リル9などのかなりの重量を受けながら位置決め作業を
行なうとともに、他方の手により真空ホース4を把持し
て接続作業を行なう必要があるため、ダイヤモンドコア
ドリル9の位置決めが困難であり作業効率が劣るばかり
か、作業者が疲労しやすいという問題があった。また、
上記のコンクリート壁13に吸着固定体2を吸着させる
際や、コンクリート壁13から吸着固定体2を離脱させ
る際に、片手で作動部11を取り扱う時間が比較的長い
ことから作業者が誤って作動部11を落下させたり、あ
るいは真空ホース4の接続ミスのために作動部11が落
下するという懸念があり、作業の安全性向上が要望され
ていた。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、表面が垂直に形
成された被穿孔体に穴をあける際、この被穿孔体への作
動部の着脱作業を迅速に行なえるとともに、この作動部
の落下事故を抑制することのできる穿孔装置を提供する
ことにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、表面が垂直に形
成された被穿孔体に穴をあける際、この被穿孔体への作
動部の着脱作業を迅速に行なえるとともに、この作動部
の落下事故を抑制することのできる穿孔装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定体、こ
の吸着固定体に立設される支柱、および、この支柱に沿
って移動可能に設けられるダイヤモンドコアドリルを含
む作動部と、上記吸着固定体と被穿孔体の表面との間の
空気を真空ホースを介して吸引する真空ポンプとを有
し、上記吸着固定体の上記被穿孔体の表面への吸着によ
りこの被穿孔体に上記作動部を装着した状態で、上記ダ
イヤモンドコアドリルで上記被穿孔体に孔をあける穿孔
装置において、手動操作により上記空気の通路を開閉す
る開閉弁を設けた構成にしてある。
本発明は、被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定体、こ
の吸着固定体に立設される支柱、および、この支柱に沿
って移動可能に設けられるダイヤモンドコアドリルを含
む作動部と、上記吸着固定体と被穿孔体の表面との間の
空気を真空ホースを介して吸引する真空ポンプとを有
し、上記吸着固定体の上記被穿孔体の表面への吸着によ
りこの被穿孔体に上記作動部を装着した状態で、上記ダ
イヤモンドコアドリルで上記被穿孔体に孔をあける穿孔
装置において、手動操作により上記空気の通路を開閉す
る開閉弁を設けた構成にしてある。
【0011】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、表面が
垂直に形成された被穿孔体に作動部を装着する際、まず
真空ポンプを所定位置に配置して、この真空ポンプと吸
着固定体とを真空ホースおよび開閉弁を介して接続する
とともにこの開閉弁を閉じておく。次いで、作業者が一
方の手で作動部を支えながら位置決めを行なうととも
に、他方の手で上記の開閉弁を手動操作して空気の通路
を開くことにより、この開閉弁を介して真空ポンプによ
り吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気が吸引さ
れ、その結果、被穿孔体の表面に吸着固定体が吸着され
るので、この吸着固定体を介して作動部が被穿孔体の表
面に装着される。次いで、この被穿孔体に孔をあけた
後、作業者が一方の手で作動部を支えながら他方の手で
開閉弁を手動操作して上記の空気の通路を閉じることに
より、吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
する状態が解除され、その結果、被穿孔体の表面から作
動部が離脱するので、この作動部を所定位置に降ろすよ
うになっている。これによって、表面が垂直に形成され
た被穿孔体に作動部を着脱するため、一方の手で作動部
を取り扱う際に、他方の手で真空ホースを接続する作業
を要せずに開閉弁の手動操作で済むことから、作動部の
着脱作業を迅速に行なうことができる。
垂直に形成された被穿孔体に作動部を装着する際、まず
真空ポンプを所定位置に配置して、この真空ポンプと吸
着固定体とを真空ホースおよび開閉弁を介して接続する
とともにこの開閉弁を閉じておく。次いで、作業者が一
方の手で作動部を支えながら位置決めを行なうととも
に、他方の手で上記の開閉弁を手動操作して空気の通路
を開くことにより、この開閉弁を介して真空ポンプによ
り吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気が吸引さ
れ、その結果、被穿孔体の表面に吸着固定体が吸着され
るので、この吸着固定体を介して作動部が被穿孔体の表
面に装着される。次いで、この被穿孔体に孔をあけた
後、作業者が一方の手で作動部を支えながら他方の手で
開閉弁を手動操作して上記の空気の通路を閉じることに
より、吸着固定体と被穿孔体の表面との間の空気を吸引
する状態が解除され、その結果、被穿孔体の表面から作
動部が離脱するので、この作動部を所定位置に降ろすよ
うになっている。これによって、表面が垂直に形成され
た被穿孔体に作動部を着脱するため、一方の手で作動部
を取り扱う際に、他方の手で真空ホースを接続する作業
を要せずに開閉弁の手動操作で済むことから、作動部の
着脱作業を迅速に行なうことができる。
【0012】また、一方の手で作動部を取り扱う時間を
短縮できるとともに真空ホースの接続ミスを回避できる
ことから、作動部の落下事故を抑制でき、したがって、
作業の安全性を向上できる。
短縮できるとともに真空ホースの接続ミスを回避できる
ことから、作動部の落下事故を抑制でき、したがって、
作業の安全性を向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の穿孔装置の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の穿孔装置の一実施例を示
す正面図、図2は図1の穿孔装置に備えられる制御弁の
部分を拡大して示す図、図3は図2の制御弁の部分を拡
大して示す側面図、図4は図2の開閉弁の断面図、図5
は図2の制御弁を閉じた状態を示す断面図、図6は図1
の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリート壁に装着
する工程を説明する図、図7は図1の穿孔装置によりコ
ンクリート壁に孔をあける工程を説明する図である。な
お、図1、図6、図7において前述した図8、図9に示
すものと同等のものには同一符号を付してある。すなわ
ち、1はコンクリート床、2は吸着固定体、2aは吸着
パッキン、3は真空引き口、4は真空ホース、5は真空
ポンプ、6は支柱、6aはベース板、7は可動支持体、
8はハンドル、9はダイヤモンドコアドリル、9aはス
ピンドル、9bは刃部、11は作動部、12は水受け
体、13はコンクリート壁である。
いて説明する。図1は本発明の穿孔装置の一実施例を示
す正面図、図2は図1の穿孔装置に備えられる制御弁の
部分を拡大して示す図、図3は図2の制御弁の部分を拡
大して示す側面図、図4は図2の開閉弁の断面図、図5
は図2の制御弁を閉じた状態を示す断面図、図6は図1
の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリート壁に装着
する工程を説明する図、図7は図1の穿孔装置によりコ
ンクリート壁に孔をあける工程を説明する図である。な
お、図1、図6、図7において前述した図8、図9に示
すものと同等のものには同一符号を付してある。すなわ
ち、1はコンクリート床、2は吸着固定体、2aは吸着
パッキン、3は真空引き口、4は真空ホース、5は真空
ポンプ、6は支柱、6aはベース板、7は可動支持体、
8はハンドル、9はダイヤモンドコアドリル、9aはス
ピンドル、9bは刃部、11は作動部、12は水受け
体、13はコンクリート壁である。
【0014】図1に示す本実施例の穿孔装置では、前述
した図8、図9に示す従来例と比べて、吸着固定体2の
真空引き口3と真空ホース4の一端との間に、手動操作
により開閉する開閉弁21が介設されている。この開閉
弁21は、図2に示すように、ケーシング22と、この
ケーシング22内に収納される回転バルブ23と、ケー
シング22の外部に設けられ、回転バルブ23の回転操
作を行なう操作レバー24とからなっている。上記のケ
ーシング22には、図4に示すように、真空ホース4に
接続される第1の通路22aと、真空引き口3に接続さ
れる第2の通路22bと、ケーシング22の外部、すな
わち大気中に接続される第3の通路22cとが形成され
ている。また、上記の回転バルブ23には、同図4に示
すように、上記の第1の通路22aと第2の通路22b
とを連通可能な連通路23aと、図5に示すように、こ
の通路23aから分岐され、上記の第3の通路22cに
接続可能な分岐路23bとが形成されている。
した図8、図9に示す従来例と比べて、吸着固定体2の
真空引き口3と真空ホース4の一端との間に、手動操作
により開閉する開閉弁21が介設されている。この開閉
弁21は、図2に示すように、ケーシング22と、この
ケーシング22内に収納される回転バルブ23と、ケー
シング22の外部に設けられ、回転バルブ23の回転操
作を行なう操作レバー24とからなっている。上記のケ
ーシング22には、図4に示すように、真空ホース4に
接続される第1の通路22aと、真空引き口3に接続さ
れる第2の通路22bと、ケーシング22の外部、すな
わち大気中に接続される第3の通路22cとが形成され
ている。また、上記の回転バルブ23には、同図4に示
すように、上記の第1の通路22aと第2の通路22b
とを連通可能な連通路23aと、図5に示すように、こ
の通路23aから分岐され、上記の第3の通路22cに
接続可能な分岐路23bとが形成されている。
【0015】この実施例にあっては、表面が垂直に形成
されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔を
あける際、図6に示すように、まず真空ポンプ5をコン
クリート床1上に配置して、この真空ポンプ5と吸着固
定体2の真空引き口3とを真空ホース4および開閉弁2
1を介して接続するとともにこの開閉弁21を図5に示
すように閉じておく。次いで、作業者が一方の手で支柱
6を把持することにより作動部11を支えながら位置決
めを行なうとともに、他方の手で上記の開閉弁21を開
く。この開閉弁21の開操作により、図4に示すよう
に、回転バルブ23の連通路23aを介してケーシング
22の第1の通路22aと第2の通路22bとが接続さ
れることから、開閉弁21を介して真空ポンプ5により
吸着固定体2とコンクリート壁13の表面との間の空気
が吸引される。その結果、コンクリート壁13の表面に
吸着固定体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介
して作動部11がコンクリート壁13の表面に装着され
る。次いで、図7に示すように、作業者がハンドル8を
回転させることにより支柱6に沿って可動支持体7をコ
ンクリート壁13の表面に向かって移動させると、ダイ
ヤモンドコアドリル9の刃部9bがコンクリート壁13
に押し当てられるので、この状態でダイヤモンドコアド
リル9を作動させて刃部9bを回転させることによりコ
ンクリート壁13に孔をあけるようになっている。
されたコンクリート壁13に上記の穿孔装置により孔を
あける際、図6に示すように、まず真空ポンプ5をコン
クリート床1上に配置して、この真空ポンプ5と吸着固
定体2の真空引き口3とを真空ホース4および開閉弁2
1を介して接続するとともにこの開閉弁21を図5に示
すように閉じておく。次いで、作業者が一方の手で支柱
6を把持することにより作動部11を支えながら位置決
めを行なうとともに、他方の手で上記の開閉弁21を開
く。この開閉弁21の開操作により、図4に示すよう
に、回転バルブ23の連通路23aを介してケーシング
22の第1の通路22aと第2の通路22bとが接続さ
れることから、開閉弁21を介して真空ポンプ5により
吸着固定体2とコンクリート壁13の表面との間の空気
が吸引される。その結果、コンクリート壁13の表面に
吸着固定体2が吸着されるので、この吸着固定体2を介
して作動部11がコンクリート壁13の表面に装着され
る。次いで、図7に示すように、作業者がハンドル8を
回転させることにより支柱6に沿って可動支持体7をコ
ンクリート壁13の表面に向かって移動させると、ダイ
ヤモンドコアドリル9の刃部9bがコンクリート壁13
に押し当てられるので、この状態でダイヤモンドコアド
リル9を作動させて刃部9bを回転させることによりコ
ンクリート壁13に孔をあけるようになっている。
【0016】このようにしてコンクリート壁13に孔を
あけた後、作業者は一方の手で支柱6を把持することに
より作動部11を支えながら、他方の手で開閉弁21の
操作レバー24を回転操作することにより開閉弁21を
閉じる。この開閉弁21の閉操作により、図5に示すよ
うに、ケーシング22の第1の通路22aが回転バルブ
23により塞がれて真空ポンプ5による空気の吸引が阻
止されるとともに、回転バルブ23の連通路23aおよ
び分岐路23bを介してケーシング22の第2の通路2
2bと第3の通路22cとが接続されることから、この
第3の通路22cを介して吸着固定体2が大気中と連通
して吸着固定体2の吸着状態が解除され、その結果、コ
ンクリート壁13の表面から作動部11が離脱するの
で、この作動部11をコンクリート床1上に降ろす。
あけた後、作業者は一方の手で支柱6を把持することに
より作動部11を支えながら、他方の手で開閉弁21の
操作レバー24を回転操作することにより開閉弁21を
閉じる。この開閉弁21の閉操作により、図5に示すよ
うに、ケーシング22の第1の通路22aが回転バルブ
23により塞がれて真空ポンプ5による空気の吸引が阻
止されるとともに、回転バルブ23の連通路23aおよ
び分岐路23bを介してケーシング22の第2の通路2
2bと第3の通路22cとが接続されることから、この
第3の通路22cを介して吸着固定体2が大気中と連通
して吸着固定体2の吸着状態が解除され、その結果、コ
ンクリート壁13の表面から作動部11が離脱するの
で、この作動部11をコンクリート床1上に降ろす。
【0017】このように構成した実施例では、表面が垂
直に形成されたコンクリート壁13に作動部11を着脱
するため、一方の手で作動部11を取り扱う際に、他方
の手で真空ホース4を接続する作業を要せずに開閉弁2
1の手動操作で済むことから、作動部11の着脱作業を
迅速に行なうことができる。また、一方の手で作動部1
1を取り扱う時間を短縮できるとともに真空ホース4の
接続ミスを回避できることから、作動部11の落下事故
を抑制でき、したがって、作業の安全性を向上できる。
直に形成されたコンクリート壁13に作動部11を着脱
するため、一方の手で作動部11を取り扱う際に、他方
の手で真空ホース4を接続する作業を要せずに開閉弁2
1の手動操作で済むことから、作動部11の着脱作業を
迅速に行なうことができる。また、一方の手で作動部1
1を取り扱う時間を短縮できるとともに真空ホース4の
接続ミスを回避できることから、作動部11の落下事故
を抑制でき、したがって、作業の安全性を向上できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、表
面が垂直に形成された被穿孔体に孔をあける際、この被
穿孔体への作動部の着脱を迅速に行なえるとともに、こ
の作動部の落下事故を抑制できる。したがって、上記の
被穿孔体に孔をあける作業の安全性や作業効率を向上で
き、かつ、作業者の疲労を少なくできるという効果があ
る。
面が垂直に形成された被穿孔体に孔をあける際、この被
穿孔体への作動部の着脱を迅速に行なえるとともに、こ
の作動部の落下事故を抑制できる。したがって、上記の
被穿孔体に孔をあける作業の安全性や作業効率を向上で
き、かつ、作業者の疲労を少なくできるという効果があ
る。
【図1】本発明の穿孔装置の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1の穿孔装置に備えられる制御弁の部分を拡
大して示す図である。
大して示す図である。
【図3】図2の制御弁の部分を拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図4】図2の開閉弁の断面図である。
【図5】図2の制御弁を閉じた状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図1の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリ
ート壁に装着する工程を説明する図である。
ート壁に装着する工程を説明する図である。
【図7】図1の穿孔装置によりコンクリート壁に孔をあ
ける工程を説明する図である。
ける工程を説明する図である。
【図8】穿孔装置の従来例を示す正面図である。
【図9】図8の穿孔装置に備えられる作動部をコンクリ
ート壁に装着する工程を説明する図である。
ート壁に装着する工程を説明する図である。
2 吸着固定体 4 真空ホース 5 真空ポンプ 6 支柱 9 ダイヤモンドコアドリル 11 作動部 13 コンクリート壁(被穿孔体) 21 開閉弁 22 ケーシング 22a 第1の通路 22b 第2の通路 22c 第3の通路 23 回転バルブ 23a 連通路 23b 分岐路 24 操作レバー
Claims (3)
- 【請求項1】 被穿孔体の表面に吸着可能な吸着固定
体、この吸着固定体に立設される支柱、および、この支
柱に沿って移動可能に設けられるダイヤモンドコアドリ
ルを含む作動部と、上記吸着固定体と被穿孔体の表面と
の間の空気を真空ホースを介して吸引する真空ポンプと
を有し、上記吸着固定体の上記被穿孔体の表面への吸着
によりこの被穿孔体に上記作動部を装着した状態で、上
記ダイヤモンドコアドリルで上記被穿孔体に孔をあける
穿孔装置において、手動操作により上記空気の通路を開
閉する開閉弁を設けたことを特徴とする穿孔装置。 - 【請求項2】 開閉弁を、真空ホースの先端と吸着固定
体との間に介設したことを特徴とする請求項1記載の穿
孔装置。 - 【請求項3】 開閉弁を、ケーシングと、このケーシン
グ内に回転可能に収納される回転バルブと、上記ケーシ
ングの外部に設けられ、回転バルブの回転操作を行なう
操作レバーとから構成し、上記ケーシングに、真空ホー
スに接続される第1の通路と、吸着固定体に接続される
第2の通路と、上記ケーシングの外部に接続される第3
の通路とを設けるとともに、上記回転バルブに、上記第
1の通路と第2の通路とを連通可能な連通路と、この連
通路から分岐され、上記第3の通路に接続可能な分岐路
とを設け、上記開閉弁の開操作により上記真空ホースと
上記吸着固定体とを上記第1の通路、連通路および第2
の通路を介して接続し、上記開閉弁の閉操作により上記
吸着固定体と上記ケーシングの外部とを上記第2の通
路、連通路、分岐路および第3の通路を介して接続する
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205493A JPH0866918A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205493A JPH0866918A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866918A true JPH0866918A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16507776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6205493A Pending JPH0866918A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866918A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113059376A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-02 | 静俏俏(广州)电子科技有限公司 | 一种钻孔角度定向钻孔设备 |
CN113084558A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-07-09 | 温州市乐达洁具有限公司 | —种水龙头阀芯孔加工工装 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6205493A patent/JPH0866918A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113059376A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-02 | 静俏俏(广州)电子科技有限公司 | 一种钻孔角度定向钻孔设备 |
CN113059376B (zh) * | 2021-04-01 | 2022-04-19 | 广东豪利达灯饰有限公司 | 一种钻孔角度定向钻孔设备 |
CN113084558A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-07-09 | 温州市乐达洁具有限公司 | —种水龙头阀芯孔加工工装 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |