JPH0852760A - 印刷化粧積層材 - Google Patents
印刷化粧積層材Info
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- JPH0852760A JPH0852760A JP18857694A JP18857694A JPH0852760A JP H0852760 A JPH0852760 A JP H0852760A JP 18857694 A JP18857694 A JP 18857694A JP 18857694 A JP18857694 A JP 18857694A JP H0852760 A JPH0852760 A JP H0852760A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14778—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the article consisting of a material with particular properties, e.g. porous, brittle
- B29C45/14811—Multilayered articles
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0018—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds having particular optical properties, e.g. fluorescent or phosphorescent
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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- B29K2995/0026—Transparent
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造過程に射出成形を利用する印刷化粧積層
材において、その裏面に成形される樹脂のヒケ等の跡が
表面に表われることを防止する。 【構成】 射出成形されてなる合成樹脂製の基材12上
に、少なくとも、金属若しくは熱硬化性樹脂若しくは高
融点熱可塑性樹脂からなる強化層16と、印刷層20
と、表面から印刷層を視認しえる透明樹脂層22とが積
層されている。 【効果】 基材に形成されるヒケ等による影響の化粧表
面への発現が防止され、印刷化粧積層材として外観品質
が向上する。
材において、その裏面に成形される樹脂のヒケ等の跡が
表面に表われることを防止する。 【構成】 射出成形されてなる合成樹脂製の基材12上
に、少なくとも、金属若しくは熱硬化性樹脂若しくは高
融点熱可塑性樹脂からなる強化層16と、印刷層20
と、表面から印刷層を視認しえる透明樹脂層22とが積
層されている。 【効果】 基材に形成されるヒケ等による影響の化粧表
面への発現が防止され、印刷化粧積層材として外観品質
が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家具や家屋の内装材、
外装材、自動車用の内装化粧パネル等として用いられる
印刷化粧積層材に関し、印刷層の下方に強化層を設けた
ことにより、ヒケの跡等が表面に発現することを防止し
たものである。
外装材、自動車用の内装化粧パネル等として用いられる
印刷化粧積層材に関し、印刷層の下方に強化層を設けた
ことにより、ヒケの跡等が表面に発現することを防止し
たものである。
【0002】
【従来の技術】文字や模様などが印刷されることにより
付された合成樹脂成形体からなる印刷化粧積層材が、各
種の内装材や外装材、例えば、自動車用の内装化粧パネ
ル、家電製品等の化粧パネル等として使用されている。
こうした合成樹脂成形品を製造する際には、成形品を所
定の形状に成形後に、その表面に転写、塗装ホットスタ
ンピング等を施すことがなされていたが、これらの方法
によるものであると、製造困難である上に、印刷した図
柄が表面に露呈しているので、図柄が剥げ落ちることな
どがあった。
付された合成樹脂成形体からなる印刷化粧積層材が、各
種の内装材や外装材、例えば、自動車用の内装化粧パネ
ル、家電製品等の化粧パネル等として使用されている。
こうした合成樹脂成形品を製造する際には、成形品を所
定の形状に成形後に、その表面に転写、塗装ホットスタ
ンピング等を施すことがなされていたが、これらの方法
によるものであると、製造困難である上に、印刷した図
柄が表面に露呈しているので、図柄が剥げ落ちることな
どがあった。
【0003】そこで、これらの不具合を解決するものと
して、真空成形と射出成形を併用した手段が、特公昭5
0−19132号に示されている。それは、まず、図柄
の印刷された平板状の合成樹脂製フィルム又はその積層
体を用意する。この合成樹脂製フィルムは、真空成形に
用いられ得る材料が使用可能であって、硬質・軟質ビニ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが適用され
る。次に、この合成樹脂製フィルムを真空成型用兼射出
成型用雌金型に、印刷面が雌金型側と反対側になるよう
に固定し、真空成形を行う。その後、雄金型を真空成形
した合成樹脂製フィルムが密着されている雌金型に合体
せしめ、その雄金型に形成されている注入路から成形品
本体用合成樹脂を圧入し、一体品を成形する。この際の
成形品本体用合成樹脂には、射出成形に使用され得る合
成樹脂、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、アクリル樹
脂等が適用される。
して、真空成形と射出成形を併用した手段が、特公昭5
0−19132号に示されている。それは、まず、図柄
の印刷された平板状の合成樹脂製フィルム又はその積層
体を用意する。この合成樹脂製フィルムは、真空成形に
用いられ得る材料が使用可能であって、硬質・軟質ビニ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが適用され
る。次に、この合成樹脂製フィルムを真空成型用兼射出
成型用雌金型に、印刷面が雌金型側と反対側になるよう
に固定し、真空成形を行う。その後、雄金型を真空成形
した合成樹脂製フィルムが密着されている雌金型に合体
せしめ、その雄金型に形成されている注入路から成形品
本体用合成樹脂を圧入し、一体品を成形する。この際の
成形品本体用合成樹脂には、射出成形に使用され得る合
成樹脂、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、アクリル樹
脂等が適用される。
【0004】同様な製法を示すものとして、特開昭56
−127435号公報がある。その製法においては、各
種の印刷方法により印刷層の形成された印刷基材を用意
する。この印刷基材には、ABS樹脂、ポリスチレン、
アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等が使用される。そし
て、この印刷基材の印刷層側に、熱融着または接着剤等
により、透明な熱可塑性合成樹脂層を貼着し、さらに必
要に応じて、印刷基材の反対側に熱可塑性合成樹脂層を
コーティング等により形成し、図3に示すような、印刷
基材層18と印刷層20と透明樹脂層22の積層された
平板状の積層体25を得る。その後、この積層体25に
真空成形を施して3次元形状とし、印刷基材層18の裏
面に熱可塑性樹脂を射出成形して基材12を形成し、立
体的な印刷化粧積層材11を製造している。
−127435号公報がある。その製法においては、各
種の印刷方法により印刷層の形成された印刷基材を用意
する。この印刷基材には、ABS樹脂、ポリスチレン、
アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等が使用される。そし
て、この印刷基材の印刷層側に、熱融着または接着剤等
により、透明な熱可塑性合成樹脂層を貼着し、さらに必
要に応じて、印刷基材の反対側に熱可塑性合成樹脂層を
コーティング等により形成し、図3に示すような、印刷
基材層18と印刷層20と透明樹脂層22の積層された
平板状の積層体25を得る。その後、この積層体25に
真空成形を施して3次元形状とし、印刷基材層18の裏
面に熱可塑性樹脂を射出成形して基材12を形成し、立
体的な印刷化粧積層材11を製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
法で製造される印刷化粧積層材であると、射出成形での
合成樹脂によるヒケ、また裏面に形成されるリブやボス
の跡が、印刷化粧積層材の化粧表面に表われてしまうこ
とがあった。特に、化粧表面に透明樹脂が形成され、鏡
面仕上げにされているものほど、その裏面の樹脂のヒケ
が表面に目立ってしまう不具合があった。さらには、こ
の表面に表われてしまうヒケは、耐候試験によれば熱に
よる外観劣化が起こる傾向があるので、製品とされた印
刷化粧積層材が長年の使用に供されることによって、次
第に発現するおそれもある。
法で製造される印刷化粧積層材であると、射出成形での
合成樹脂によるヒケ、また裏面に形成されるリブやボス
の跡が、印刷化粧積層材の化粧表面に表われてしまうこ
とがあった。特に、化粧表面に透明樹脂が形成され、鏡
面仕上げにされているものほど、その裏面の樹脂のヒケ
が表面に目立ってしまう不具合があった。さらには、こ
の表面に表われてしまうヒケは、耐候試験によれば熱に
よる外観劣化が起こる傾向があるので、製品とされた印
刷化粧積層材が長年の使用に供されることによって、次
第に発現するおそれもある。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、製造過程に射出成形を利用する印刷化粧積層
材において、その裏面に成形される樹脂のヒケ等の跡が
表面に表われることを防止することにある。
たもので、製造過程に射出成形を利用する印刷化粧積層
材において、その裏面に成形される樹脂のヒケ等の跡が
表面に表われることを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷化粧積層材
は、射出成形されてなる合成樹脂製の基材上に、少なく
とも、金属若しくは熱硬化性樹脂若しくは高融点熱可塑
性樹脂からなる強化層と、印刷層と、表面から印刷層を
視認しえる透明樹脂層とが積層されていることを特徴と
するものである。
は、射出成形されてなる合成樹脂製の基材上に、少なく
とも、金属若しくは熱硬化性樹脂若しくは高融点熱可塑
性樹脂からなる強化層と、印刷層と、表面から印刷層を
視認しえる透明樹脂層とが積層されていることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】本発明の印刷化粧積層材においては、射出成形
されてなる基材と化粧表面の層の間に、熱的に安定な剛
体である強化層が介在していることにより、基材に形成
されるヒケによる影響が、化粧表面に表われることが防
止される。
されてなる基材と化粧表面の層の間に、熱的に安定な剛
体である強化層が介在していることにより、基材に形成
されるヒケによる影響が、化粧表面に表われることが防
止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を更に理解しやすくするため、
実施例について説明する。かかる実施例は、本説明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。
実施例について説明する。かかる実施例は、本説明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。
【0010】〔実施例1〕図1に示す印刷化粧積層材1
0は、本発明の一実施例の印刷化粧積層材の層構成を示
すもので、射出成形されてなる合成樹脂製の基材12上
に、積層体24が形成されてなるもので、積層体24
は、接着層14と、金属材料からなる強化層16と、印
刷基材層18と、印刷層20と、表面から印刷層20を
視認しえる透明樹脂層22とが順に積層されて概略構成
されている。
0は、本発明の一実施例の印刷化粧積層材の層構成を示
すもので、射出成形されてなる合成樹脂製の基材12上
に、積層体24が形成されてなるもので、積層体24
は、接着層14と、金属材料からなる強化層16と、印
刷基材層18と、印刷層20と、表面から印刷層20を
視認しえる透明樹脂層22とが順に積層されて概略構成
されている。
【0011】基材12は、後述するように、成形された
積層体24をインサートした射出成形によって、積層体
24と一体に成形されるもので、各種の射出成形に適し
た材料、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹
脂、ポリアシド、セルローズ系プラスチック、ポリウレ
タン、ポリカーボネート、ABS−アクリルブレンド樹
脂、ABS−ポリカーボネートブレンド樹脂等、および
これらの発泡体などが適用される。
積層体24をインサートした射出成形によって、積層体
24と一体に成形されるもので、各種の射出成形に適し
た材料、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹
脂、ポリアシド、セルローズ系プラスチック、ポリウレ
タン、ポリカーボネート、ABS−アクリルブレンド樹
脂、ABS−ポリカーボネートブレンド樹脂等、および
これらの発泡体などが適用される。
【0012】接着層14は、積層体24と基材12の接
合をより確実ならしめるもので、基材12との一体化が
確実であれば、必ずしも必要なものではなく、ABS、
PVC、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リプロピレンなどの熱可塑性樹脂または各種の接着剤な
どが適用される。
合をより確実ならしめるもので、基材12との一体化が
確実であれば、必ずしも必要なものではなく、ABS、
PVC、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リプロピレンなどの熱可塑性樹脂または各種の接着剤な
どが適用される。
【0013】強化層16は、印刷基材層18の下部に形
成される熱的に安定な剛体で、アルミニウムなどの金属
薄板が適用される。また、強化層16は、金属材料に限
られるものではなく、熱的に安定である程度の強度を有
するものであれば、合成樹脂等も使用でき、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、耐熱ABS樹脂、
ナイロン、PPS、ポリカーボネート、PVC、アクリ
ルなどの熱硬化性樹脂が適用でき、また他の層に比べて
相対的に耐熱性の高い熱可塑性樹脂なら強化層の役割を
果せる。
成される熱的に安定な剛体で、アルミニウムなどの金属
薄板が適用される。また、強化層16は、金属材料に限
られるものではなく、熱的に安定である程度の強度を有
するものであれば、合成樹脂等も使用でき、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、耐熱ABS樹脂、
ナイロン、PPS、ポリカーボネート、PVC、アクリ
ルなどの熱硬化性樹脂が適用でき、また他の層に比べて
相対的に耐熱性の高い熱可塑性樹脂なら強化層の役割を
果せる。
【0014】印刷基材層18は、製品に応じた各種の図
柄が印刷されるもので、硬質ビニル、軟質ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹
脂、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリエステル、セルロ
ース系プラスチック、紙、不織布などが使用される。ま
た、その層厚は0.05〜5mm程度が好ましい。印刷層
20は、印刷基材層18上に印刷されてなるもので、グ
ラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、凸版印
刷などの各種の印刷方法が用いられ、単色もしくは複数
の色彩から構成される。
柄が印刷されるもので、硬質ビニル、軟質ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹
脂、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリエステル、セルロ
ース系プラスチック、紙、不織布などが使用される。ま
た、その層厚は0.05〜5mm程度が好ましい。印刷層
20は、印刷基材層18上に印刷されてなるもので、グ
ラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、凸版印
刷などの各種の印刷方法が用いられ、単色もしくは複数
の色彩から構成される。
【0015】尚、図1に示す積層体24では、印刷を印
刷基材層18上に行っているが、必ずしもこれに限られ
るものではなく、強化層16上に直接、印刷層20を形
成するようにしてもかまわない。すなわち、強化層16
が印刷基材層18を兼用するわけであるが、この場合、
その材料としては、強化層16に適用するものを使用し
なければならない。
刷基材層18上に行っているが、必ずしもこれに限られ
るものではなく、強化層16上に直接、印刷層20を形
成するようにしてもかまわない。すなわち、強化層16
が印刷基材層18を兼用するわけであるが、この場合、
その材料としては、強化層16に適用するものを使用し
なければならない。
【0016】透明樹脂層22は、透明であるものが使用
されるが、必ずしも完全に透明である必要はなく、透明
樹脂層22の上方から、透明樹脂層22の下部にある印
刷層20が所定量だけ透けて見えるようなものであれば
良い。この透明樹脂層22は、印刷層20の剥離や、損
傷を防いだり、また光沢を付与する役割を果すもので、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリアセタール、アクリル系
樹脂などが適用される。
されるが、必ずしも完全に透明である必要はなく、透明
樹脂層22の上方から、透明樹脂層22の下部にある印
刷層20が所定量だけ透けて見えるようなものであれば
良い。この透明樹脂層22は、印刷層20の剥離や、損
傷を防いだり、また光沢を付与する役割を果すもので、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリアセタール、アクリル系
樹脂などが適用される。
【0017】尚、接着層14の代りとして又はその上
に、不織布や木材などからなる多孔質材の裏打材を設け
ることなども適宜行われてもかまわない。
に、不織布や木材などからなる多孔質材の裏打材を設け
ることなども適宜行われてもかまわない。
【0018】上記構成の印刷化粧積層材10は、例え
ば、次のようにして製造され得る。まず、平板状の、接
着層14、強化層16と、印刷層20の形成された印刷
基材層18、透明樹脂層22をそれぞれ用意し、打抜き
等を施して、各々を所定の形状とする。次に、これらを
積層して、プレス機等により圧接し、各層を接着すると
共に、3次元に成形し、立体形状の積層体24を形成す
る。この際、各層を打ち抜いた後に、プレス成形を行っ
たが、プレス成形及び各層の接着を行った後に、まとめ
て打抜き等を施して形状を整える工程を経ても良い。次
に、この積層体24を図2に示すような、型機構26の
下型28内の所定の位置に嵌め込み、装着する。そし
て、ノズル32の注入孔34から上型30に形成されて
いる注入路36を経て熱可塑性樹脂をキャビテイ内に圧
入し、積層体24の裏面に、これと一体になるように基
材12を射出成形する。そして、基材12の冷却固化後
に、上型30を開き、基材12上に積層体24の形成さ
れた印刷化粧積層材10を得ることができる。
ば、次のようにして製造され得る。まず、平板状の、接
着層14、強化層16と、印刷層20の形成された印刷
基材層18、透明樹脂層22をそれぞれ用意し、打抜き
等を施して、各々を所定の形状とする。次に、これらを
積層して、プレス機等により圧接し、各層を接着すると
共に、3次元に成形し、立体形状の積層体24を形成す
る。この際、各層を打ち抜いた後に、プレス成形を行っ
たが、プレス成形及び各層の接着を行った後に、まとめ
て打抜き等を施して形状を整える工程を経ても良い。次
に、この積層体24を図2に示すような、型機構26の
下型28内の所定の位置に嵌め込み、装着する。そし
て、ノズル32の注入孔34から上型30に形成されて
いる注入路36を経て熱可塑性樹脂をキャビテイ内に圧
入し、積層体24の裏面に、これと一体になるように基
材12を射出成形する。そして、基材12の冷却固化後
に、上型30を開き、基材12上に積層体24の形成さ
れた印刷化粧積層材10を得ることができる。
【0019】上記本実施例の印刷化粧積層材10である
と、印刷層20が基材12と透明樹脂層22の間に埋設
されているので、印刷層20が剥離したり、また外力な
どによって損傷を受けたりすることがない。また、基材
12を射出成形により成形しているが、印刷層20と基
材12の間に強度の高い強化層16が介在していること
から、基材12のヒケの跡、特に裏面に形成されるリブ
やボスの跡などが、透明樹脂層22側の表面に発現する
ことが防止されるので、仕上り外観が飛躍的に向上す
る。特に、透明樹脂層22を鏡面仕上げとしても、ヒケ
による外観不良が生じにくく、美観が向上する。
と、印刷層20が基材12と透明樹脂層22の間に埋設
されているので、印刷層20が剥離したり、また外力な
どによって損傷を受けたりすることがない。また、基材
12を射出成形により成形しているが、印刷層20と基
材12の間に強度の高い強化層16が介在していること
から、基材12のヒケの跡、特に裏面に形成されるリブ
やボスの跡などが、透明樹脂層22側の表面に発現する
ことが防止されるので、仕上り外観が飛躍的に向上す
る。特に、透明樹脂層22を鏡面仕上げとしても、ヒケ
による外観不良が生じにくく、美観が向上する。
【0020】
【発明の効果】本発明の印刷化粧積層材は、射出成形さ
れてなる合成樹脂製の基材上に、少なくとも、金属若し
くは熱硬化性樹脂若しくは耐熱性のある熱可塑性樹脂か
らなる強化層と、印刷層と、表面から印刷層を視認しえ
る透明樹脂層とが積層されたものなので、この強化層の
介在が、基材に形成されるヒケ等による影響の化粧表面
への発現を防止し、印刷化粧積層材として外観品質が向
上する。
れてなる合成樹脂製の基材上に、少なくとも、金属若し
くは熱硬化性樹脂若しくは耐熱性のある熱可塑性樹脂か
らなる強化層と、印刷層と、表面から印刷層を視認しえ
る透明樹脂層とが積層されたものなので、この強化層の
介在が、基材に形成されるヒケ等による影響の化粧表面
への発現を防止し、印刷化粧積層材として外観品質が向
上する。
【図1】 本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の製造過
程の射出成形を示す側断面図である。
程の射出成形を示す側断面図である。
【図3】 従来例の印刷化粧積層材を示す概略構成図で
ある。
ある。
10・・・印刷化粧積層材、12・・・基材、16・・・強化
層、18・・・印刷基材層、20・・・印刷層、22・・・透明
樹脂層、24・・・積層体、25・・・積層体。
層、18・・・印刷基材層、20・・・印刷層、22・・・透明
樹脂層、24・・・積層体、25・・・積層体。
Claims (1)
- 【請求項1】 射出成形されてなる合成樹脂製の基材上
に、少なくとも、金属若しくは熱硬化性樹脂若しくは高
融点熱可塑性樹脂からなる強化層と、印刷層と、表面か
ら印刷層を視認しえる透明樹脂層とが積層されているこ
とを特徴とする印刷化粧積層材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18857694A JPH0852760A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 印刷化粧積層材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18857694A JPH0852760A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 印刷化粧積層材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0852760A true JPH0852760A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16226105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18857694A Pending JPH0852760A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 印刷化粧積層材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0852760A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10278068A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-20 | Nippon Name Plate Kogyo Kk | 自動車用オ−トマチックシフトパネルの製造方法 |
JP2001182215A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-03 | Bridgestone Corp | ユニットルームの天井パネル |
JP2001193218A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-07-17 | Bridgestone Corp | ユニットルームの収納パネル |
JP2004528193A (ja) * | 2000-09-22 | 2004-09-16 | バーゼル、ポリオレフィン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 積層複合材及びその製造方法 |
JP2008310186A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Yazaki Corp | 表示装置 |
CN102725141A (zh) * | 2010-01-21 | 2012-10-10 | 日东电工株式会社 | 透明膜及其利用 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18857694A patent/JPH0852760A/ja active Pending
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