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JPH08312485A - 船外機用エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

船外機用エンジンの燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH08312485A
JPH08312485A JP7122802A JP12280295A JPH08312485A JP H08312485 A JPH08312485 A JP H08312485A JP 7122802 A JP7122802 A JP 7122802A JP 12280295 A JP12280295 A JP 12280295A JP H08312485 A JPH08312485 A JP H08312485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pump
engine
fuel pump
vapor separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7122802A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kato
雅彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
Priority to JP7122802A priority Critical patent/JPH08312485A/ja
Priority to US08/651,771 priority patent/US5855197A/en
Publication of JPH08312485A publication Critical patent/JPH08312485A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/08Feeding by means of driven pumps electrically driven
    • F02M37/10Feeding by means of driven pumps electrically driven submerged in fuel, e.g. in reservoir
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M37/20Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by means for preventing vapour lock
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペースを満足しつつ、消費電力を小さく
抑えることができる船外機用エンジンの燃料噴射装置を
提供すること。 【構成】 船体側の燃料タンクから船外機側のベーパー
セパレータ(燃料溜り)25に燃料を供給し、該燃料を
前記ベーパーセパレータ25内に設けられた燃料ポンプ
28によって船外機用エンジンに設けられたインジェク
タに圧送してこれを噴射する船外機用エンジンの燃料噴
射装置において、前記燃料ポンプ28をローラベーン式
ポンプ或は複数のウェスコ式ポンプで構成する。本発明
によれば、燃料ポンプ28として消費電力の小さなロー
ラベーン式ポンプ或は小型の複数のウェスコ式ポンプを
用いたため、該燃料ポンプ28を駆動するための素子や
ハーネス等が小型化し、省スペースを満足しつつ、消費
電力を小さく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機用エンジンの燃
料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機用エンジンの燃料噴射装置は、船
体側の燃料タンクから船外機側の燃料溜りに燃料を供給
し、該燃料を前記燃料溜り内に設けられた燃料ポンプに
よって船外機用エンジンに設けられたインジェクタに圧
送してこれを噴射するものである。
【0003】ここで、従来の燃料溜り(以下、ベーパー
セパレータと称す)125の構成を図25に示すが、該
ベーパーセパレータ125は上面が開口する容器状の本
体126と該本体126の上部に被着された蓋体127
とでタンクを構成しており、これには燃料ポンプ128
が内蔵されている。
【0004】而して、船体側の不図示の燃料タンクから
の燃料は不図示の低圧ポンプを経て燃料供給口129か
らベーパーセパレータ125内に供給され、オイル供給
口140から供給されるオイルと共にフィルター134
を通過して燃料ポンプ128に吸引される。そして、燃
料ポンプ128に吸引された燃料は燃料ポンプ128に
よって昇圧されて燃料吐出口138から不図示のエンジ
ンに圧送され、不図示のインジェクタから吸気通路に噴
射されてエンジン燃焼室での燃焼に供される。尚、図2
5において、133はフロート、130は燃焼に供され
なかった燃料をベーパーセパレータ125に戻すための
燃料戻し口、132はベーパー逃がし口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は燃料
ポンプ128として比較的小型のウェスコ式ポンプ(通
常、燃料溜り内の燃料に漬けて用いられる所謂インタン
ク用のポンプ)を使用していたため、スペースの有効利
用の点からは有利である反面、該燃料ポンプ128を小
型化すると、所要の燃料吐出量を確保するためにはその
回転数を増加させる必要があり、必然的に消費電力が増
してしまう。そして、燃料ポンプ128の消費電力が増
すと消費電流も増大し、これに伴って燃料ポンプ駆動用
の素子やハーネス等が等比級数的に大きくなり、コスト
及びスペース上不利となる。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、省スペ
ースを満足しつつ、消費電力を小さく抑えることができ
る船外機用エンジンの燃料噴射装置を提供することにあ
る。
【0007】又、図25に示す従来のベーパーセパレー
タ125にあっては、燃料ポンプ128を内蔵していた
ため、該燃料ポンプ128にトラブルが発生した場合
等、メンテナンスの必要が生じたときにはベーパーセパ
レータ125を分解する必要があったため、サービス性
に欠けるという面があった。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、サービ
ス性に優れた船外機用エンジンの燃料噴射装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、船体側の燃料タンクから船
外機側の燃料溜りに燃料を供給し、該燃料を前記燃料溜
り内に設けられた燃料ポンプによって船外機用エンジン
に設けられたインジェクタに圧送してこれを噴射する船
外機用エンジンの燃料噴射装置において、前記燃料ポン
プをローラベーン式ポンプ或は複数のウェスコ式ポンプ
で構成したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記燃料ポンプをローラベーン式ポンプで
構成するとともに、該燃料ポンプの上下端をシール部材
を介して前記燃料溜りに弾性支持せしめたことを特徴と
する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記燃料ポンプの外側方を全周に亘って覆
うとともに、燃料タンクから燃料溜りへの燃料供給口と
燃料ポンプとを仕切る隔壁を設け、該隔壁の内周面と燃
料ポンプの外周面との間にシール部材を介在させたこと
を特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、船体側の燃料タン
クから船外機側の燃料溜りに燃料を供給し、該燃料を船
外機側に設けられた燃料ポンプによって船外機用エンジ
ンに設けられたインジェクタに圧送してこれを噴射する
船外機用エンジンの燃料噴射装置において、前記燃料ポ
ンプを前記燃料溜りの外周壁に着脱可能に取り付けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、船体側の燃料タン
クから船外機側の燃料溜りに燃料を供給し、該燃料を船
外機側に設けられた燃料ポンプによって船外機用エンジ
ンに設けられたインジェクタに圧送してこれを噴射する
船外機用エンジンの燃料噴射装置において、前記燃料溜
りを第1燃料溜りとしてこれに連通する第2燃料溜りを
設け、該第2燃料溜りに前記燃料ポンプの少なくとも吸
込口を着脱可能に臨ませたことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記第1燃料溜りを支持するブラケットで
前記第2燃料溜りを支持するとともに、該ブラケットを
エンジンに支持せしめたことを特徴とする。
【0015】
【作用】燃料噴射装置の燃料ポンプとしてはウェスコ式
ポンプの他にローラベーン式ポンプ(通常、燃料溜り外
の燃料経路に配置される所謂インライン用のポンプ)が
使用されているが、このローラベーン式ポンプ内の燃料
通路は気密性が高い構造を有するために低回転でも所要
の吐出量を確保することができ、従って、その消費電力
及び消費電流は比較的小さく、これを駆動するための素
子やハーネス等が小さくて済む。
【0016】従って、請求項1記載の発明によれば、燃
料ポンプとして消費電力及び消費電流の小さなローラベ
ーン式ポンプを用いるため、燃料ポンプ駆動用の素子や
ハーネス等が小型化し、省スペースを実現しながら、消
費電力を小さく抑えることができる。
【0017】又、請求項1記載によれば、小型のウェス
コ式ポンプを複数設けるため、各ウェスコ式ポンプを駆
動するための素子やハーネス等が等比級数的に小さくな
り、同様に省スペースを実現しながら、消費電力を小さ
く抑えることができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、燃料に対す
るシール性が不十分な面があるローラベーン式ポンプの
上下端をシール部材を介して燃料溜りに支持せしめたた
め、該燃料ポンプ内部への燃料の浸入を防ぐことができ
るとともに、燃料ポンプの耐久性向上を図ることができ
る。
【0019】請求項3記載の発明によれば、燃料溜り内
での燃料の泡立ちが隔壁によって阻止されるため、燃料
ポンプへの気泡の吸引が防がれる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、燃料ポンプ
を燃料溜りの外周壁に着脱可能に取り付けたため、該燃
料ポンプのメンテナンス時に燃料溜りを分解することな
く燃料ポンプを容易に取り外すことができ、当該燃料噴
射装置のサービス性が高められるとともに、燃料ポンプ
が燃料溜り内の燃料によって冷却されるために該燃料ポ
ンプの耐久性が高められる。尚、燃料ポンプは燃料溜り
の外周壁に直接接触しても間接的に接触しても良い。
【0021】請求項5記載の発明によれば、第1燃料溜
りと、これに連通する第2燃料溜りを設け、該第2燃料
溜りに燃料ポンプの少なくとも吸込口を着脱可能に臨ま
せたため、該燃料ポンプのメンテナンス時に比較的大容
量の第1燃料溜りを分解することなく燃料ポンプを容易
に取り外すことができ、当該燃料噴射装置のサービス性
が高められる。
【0022】請求項6記載の発明によれば、第1燃料溜
りを支持するブラケットを利用して第2燃料溜りを支持
したため、該第2燃料溜りの支持構造が簡略化される。
【0023】
【実施例】
[第1発明]以下に第1発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0024】<第1実施例>図1は第1発明の第1実施
例に係る燃料噴射装置の燃料溜り(以下、ベーパーセパ
レータと称す)の縦断面図、図2は同ベーパーセパレー
タの平面図、図3は船外機の側面図、図4は船外機用エ
ンジンの平断面図である。
【0025】先ず、図3に基づいて船外機50の全体構
成を概説すると、該船外機50はクランプブラケット5
1によって船体60の船尾板60aに取り付けられてお
り、その上部のハウジング52内にはエンジン1が収納
されている。又、船外機50の下部には推進装置53が
設けられており、該推進装置53は前記エンジン1によ
って回転駆動されるプロペラ54を備えている。
【0026】次に、前記エンジン1の構成の詳細を図4
に基づいて説明する。
【0027】本実施例に係るエンジン1は2サイクルV
型6気筒エンジンであって、そのクランク軸2は縦方向
(図4の紙面垂直方向)に長く配されている。又、この
エンジン1のシリンダブロック3にはV形を成す計6つ
のシリンダ4が縦方向に並設されており、各シリンダ4
内にはピストン5が水平方向に摺動自在に嵌装されてい
る。そして、各ピストン5はコンロッド6を介して前記
クランク軸2に連結されている。
【0028】更に、前記シリンダブロック3の各シリン
ダ4で囲まれるVバンク内には排気マニホールド7が設
けられており、該排気マニホールド7は排気ポート7a
として各シリンダ4内に開口している。
【0029】又、シリンダブロック3にはシリンダヘッ
ド8がそれぞれ被着されており、各シリンダヘッド8に
は各気筒毎に点火プラグ9が螺着されている。
【0030】一方、シリンダブロック3の他端面に被着
されたクランクケース10にはプレート11を介して吸
気マニホールド12が接続されており、該吸気マニホー
ルド12には吸気ダクト13が接続されている。尚、吸
気ダクト13は開口部13aを介してハウジング52内
に開口している。
【0031】而して、上記吸気マニホールド12に各気
筒毎に設けられた吸気通路14は各気筒のクランク室1
5に連なっているが、各吸気通路14の途中にはスロッ
トル弁16がそれぞれ設けられている。各スロットル弁
16は弁軸16aと該弁軸16aに支持された円板状の
弁体16bとで構成され、計6つのスロットル弁16は
連結ロッド17によって連結されており、これらは一体
的に開閉する。尚、最上段のスロットル弁16の弁軸1
6aの端部にはスロットルセンサー18が取り付けられ
ている。
【0032】又、上記各吸気通路14の前記スロットル
弁16の下流(吸気の流れ方向に対して下流)には、ク
ランク室15方向への吸気(混合気)の流れを許容する
リード弁19が設けられており、吸気マニホールド12
には各気筒毎にインジェクタ20が斜めに取り付けられ
ている。そして、縦方向に配列された計6つのインジェ
クタ20は縦方向に長く配された燃料レール21にそれ
ぞれ接続されており、これらの端部に形成された燃料噴
射口はそれぞれ各吸気通路14に開口している。
【0033】更に、吸気マニホールド12の一側方には
ダイヤフラムポンプ等の低圧ポンプ22と燃料フィルタ
23が配設されている。又、吸気マニホールド12の他
側部にはボス部12aが一体に形成されており、該吸気
マニホールド12にはそのボス部12aに螺合するボル
ト24によってベーパーセパレータ25が取り付けられ
ている。
【0034】而して、本発明に係る燃料噴射装置は前記
インジェクタ20、ベーパセパレータ25等を含んで構
成されるが、ここで、ベーパーセパレータ25の構成の
詳細を図1及び図2に基づいて説明する。
【0035】ベーパーセパレータ25は、上面が開口す
る容器状の本体26と該本体26の上部に被着された蓋
体27とでタンクを構成しており、これの一側には燃料
ポンプ28が内蔵されている。
【0036】ところで、ベーパーセパレータ25内には
本体26と蓋体27とで囲まれる空間Sが形成される
が、蓋体27には空間Sに開口する燃料供給口29、燃
料戻し口30、オイル戻し口31、ベーパー逃がし口3
2等が設けられており、空間S内にはフロート33及び
フィルタ34が設けられている。又、本体26の底部に
はオイル供給口40が設けられている。
【0037】而して、本実施例では前記燃料ポンプ28
はローラベーン式ポンプで構成されており、これは本体
26に一体に形成された隔壁26aによってそのその全
周が覆われており、その上部と下部はシールリング3
5,36を介して蓋体27と本体26によって弾性支持
されている。そして、この燃料ポンプ28の吸込側(下
端側)は吸入管37によって前記フィルタ34に接続さ
れており、吐出側(上端側)には燃料吐出口38が開口
するとともに、電源ターミナル39が立設されている。
尚、燃料吐出口38は不図示の燃料配管を介して前記燃
料レール21(図4参照)に接続されており、燃料レー
ル21は不図示の燃料配管を介してベーパーセパレータ
25の燃料戻し口30に接続されている。
【0038】次に、本発明に係る燃料噴射装置の作用を
説明する。
【0039】船体60(図3参照)側に設置された不図
示の燃料タンクに収容された燃料は前記低圧ポンプ22
(図4参照)によって燃料フィルタ23を経て図1及び
図2に示すベーパーセパレータ25に送られ、燃料供給
口29から空間S内に供給される。
【0040】他方、燃料ポンプ28は電源ターミナル3
9から電力の供給を受けて回転駆動されており、空間S
内に供給された燃料とオイル供給口40から空間Sに供
給されたオイルはフィルタ34を通過して吸入管37か
ら燃料ポンプ28に吸引されて昇圧される。そして、燃
料ポンプ28によって昇圧された燃料は燃料吐出口38
から吐出され、不図示の燃料配管及び燃料レール21を
経て各インジェクタ20(図4参照)に供給され、各イ
ンジェクタ20から各吸気通路14内に適当なタイミン
グで噴射されて燃焼に供される。尚、燃焼に供されなか
った余剰の燃料は不図示の燃料配管を経て燃料戻し口3
0からベーパーセパレータ25に戻される。又、高回転
域等で燃料消費量が増えてベーパーセパレータ25内の
燃料量が所定値以下になるとフロート33が降下し、船
体60側の燃料タンク内の燃料が燃料供給口29を通っ
てベーパーセパレータ25内に補給される。
【0041】ところで、本実施例において燃料ポンプ2
8として使用されるローラベーン式ポンプは気密性が高
い構造を有するために低回転でも所要の吐出量を確保す
ることができ、その消費電力及び消費電流は比較的小さ
く、これを駆動するための素子やハーネス等が小さくて
済む。従って、本実施例によれば、省スペースを実現し
ながら、燃料ポンプ28の消費電力を小さく抑えること
ができる。
【0042】又、本実施例においては、燃料に対するシ
ール性が不十分な面があるローラベーン式の燃料ポンプ
28の上下端がシールリング35,36を介してベーパ
ーセパレータ25に弾性支持されるため、該燃料ポンプ
28内への燃料の浸入が防がれるとともに、シール部材
35,36による弾性支持によって燃料ポンプ28の耐
久性向上が図られる。
【0043】ところで、燃料タンク内の燃料が燃料供給
口29を通ってベーパーセパレータ25内に供給される
際、燃料が泡立つためにベーパーセパレータ25内にベ
ーパーが発生し、これが燃料ポンプ28の吸込口に向か
って流れようとするが、本実施例では燃料ポンプ28の
外側方を全周に亘って隔壁26aに覆ったため、燃料ポ
ンプ28の吸込口へのベーパーの吸引が阻止される。
尚、隔壁26aはシール部材35,36を介在させるた
めに設けたものであって、特別に設けられたものではな
く、これによって燃料ポンプ28の吸込口へのベーパー
の吸引を阻止して該燃料ポンプ28による燃料の吐出を
確実に行うことができる。
【0044】<第2実施例>次に、第1発明の第2実施
例を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本実
施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図6は同ベ
ーパーセパレータの平面図であり、これらの図において
は図1及び図2に示したと同一要素には同一符号を付し
ており、以下、それらについての説明は省略する。
【0045】本実施例はベーパーセパレータ25の両側
にローラベーン式の燃料ポンプ28を各々設けたもので
あって、他の構成は第1実施例のそれと同じである。
【0046】而して、本実施例では2台のローラベーン
式ポンプ28を設けたため、各燃料ポンプ28を小型化
することができ、燃料ポンプ28の1台当たりの消費電
流を約半分に抑えることができ、各々を駆動するための
素子やハーネス等を等比級数的に小さくすることができ
る。例えば、各燃料ポンプ28について素子やハーネス
等を第1実施例のそれらの大きさの約1/4に小さくす
ることができるため、2台の燃料ポンプ28について素
子やハーネス等を1/2(1/4+1/4)に小型化す
ることができ、省スペースをより効果的に実現すること
ができる。
【0047】<第3実施例>次に、第1の第3実施例を
図7及び図8に基づいて説明する。尚、図7は本実施例
に係るベーパーセパレータの縦断面図、図8は同ベーパ
ーセパレータの平面図であり、これらの図においても図
1及び図2に示したと同一要素には同一符号を付してい
る。
【0048】本実施例においても燃料ポンプ28として
ローラベーン式ポンプを使用しているが、この燃料ポン
プ28をベーパーセパレータ25の略中央部にフロート
33を貫通する状態で設置しており、フロート33は該
燃料ポンプ28を通すためにリング状に成形されている
(図8参照)。これにより、ベーパーセパレータ25を
更に小型化することができる。尚、他の構成は第1実施
例のそれと同様である。
【0049】而して、本実施例においても燃料ポンプ2
8として消費電力及び消費電流の小さなローラベーン式
ポンプを使用するため、第1実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0050】<第4実施例>次に、第1発明の第4実施
例を図9及び図10に基づいて説明する。尚、図9は本
実施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図10は
同ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図にお
いても図1及び図2に示したと同一要素には同一符号を
付している。
【0051】本実施例では前記第2実施例と同様にベー
パーセパレータ25の両側に燃料ポンプ28を配設して
いるが、各燃料ポンプ28にはウェスコ式ポンプを使用
している。
【0052】而して、ウェスコ式ポンプは第1乃至第3
実施例において使用したローラベーン式ポンプに比べて
小型化が可能である反面、回転数が高いために消費電力
及び消費電流が大きくなる。
【0053】然るに、本実施例ではウェスコ式燃料ポン
プ28を2台設けているため、各ウェスコ式燃料ポンプ
28を駆動するための素子やハーネス等が等比級数的に
小さくなり、各素子やハーネス等の大きさが従来の約1
/4となり、全体として(即ち、2台の燃料ポンプ28
について)約1/2(1/4+1/4)の大きさに抑え
ることができる。従って、本実施例によれば、第1乃至
第3実施例と同様の効果が得られる。尚、本実施例では
2台の燃料ポンプ28を適当に離して設置したため、互
いに熱的悪影響を及ぼし合うことがない。 [第2発明]以下に第2発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0054】<第1実施例>図11は第2発明の第1実
施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図12は同
ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図におい
ても図1及び図2に示したと同一要素には同一符号を付
している。
【0055】本実施例においては、燃料ポンプ28とし
てローラベーン式ポンプを使用し、これをベーパーセパ
レータ25の外側に着脱可能に取り付けている。即ち、
燃料ポンプ28はベーパーセパレータ25の本体26と
蓋体27の側部に形成された円弧面にその外周面の一部
が接触する形で設置され、円弧状のバンド41をこれに
巻いて該バンド41の両端をボルト42によって本体2
6に締結することによって着脱可能に取り付けられてい
る。
【0056】而して、燃料ポンプ28に何らかのトラブ
ルが発生したためにこれのメンテナンスの必要が生じた
場合等には、ボルト42を取り外してバンド41による
燃料ポンプ28の固定を解除すれば、ベーパーセパレー
タ25を分解することなく燃料ポンプ28を容易に取り
外してこれを新しいものと交換すること等ができるた
め、サービス性が著しく高められる。
【0057】又、本実施例では、燃料ポンプ28がベー
パーセパレータ25に接触しているため、該燃料ポンプ
28はベーパーセパレータ25内の燃料によって十分冷
却され、その温度上昇が防がれて耐久性が高められる。
尚、ベーパーセパレータ25内の燃料は循環しているた
め、これが燃料ポンプ28の熱を奪っても、ベーパーー
セパレータ25内の燃料の温度が大きく上昇することは
ない。
【0058】ところで、本実施例においても、燃料ポン
プ28としてローラベーン式ポンプを使用しているた
め、第1発明の第1実施例と同様に省スペースを実現し
つつ、消費電力を小さく抑えることができるという効果
が得られる。
【0059】<第2実施例>次に、第2発明の第2実施
例を図13及び図14に基づいて説明する。尚、図13
は本実施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図1
4は同ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図
においては図11及び図12に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0060】本実施例ではベーパーセパレータ25の両
外側にローラベーン式の燃料ポンプ28を着脱可能に取
り付けたものであって、他の構成は第1実施例のそれと
同じである。
【0061】而して、本実施例においても各燃料ポンプ
28をベーパーセパレータ25に着脱可能に取り付けた
ため、メンテナンス時にはベーパーセパレータ25を分
解することなく燃料ポンプ28を容易に取り外すことが
でき、高いサービス性が得られる。
【0062】又、本実施例では2台のローラベーン式燃
料ポンプ28を設けたため、第1発明の第2実施例と同
様に各燃料ポンプ28を小型化することができ、各々を
駆動するための素子やハーネス等を等比級数的に小さく
することができ、省スペースを効果的に実現できる。
【0063】<第3実施例>次に、第2発明の第3実施
例を図15及び図16に基づいて説明する。尚、図15
は本実施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図1
6は同ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図
においても図11及び図12に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0064】本実施例は燃料ポンプ28としてウェスコ
式ポンプを用い、これをベーパーセパレータ25の外側
部に着脱可能に取り付けたものである。
【0065】ところで、一般にウェスコ式ポンプはその
吸込側の一部が燃料に浸漬している必要があるため、本
実施例ではベーパーセパレータ25の本体26の一部を
上方に向かって開口せしめ、この開口部に燃料ポンプ2
8を嵌め込んでその周囲をシールリング36でシールす
るとともに、該燃料ポンプ28の下面に突設された座2
8aを吸入管37に着脱可能に差し込むようにしてい
る。尚、燃料ポンプ28はバンド41によってベーパー
セパレータ25に着脱可能に取り付けられるが、該燃料
ポンプ28とバンド41の間にはゴム製の緩衝材43が
介設されている。
【0066】而して、本実施例においても各燃料ポンプ
28をベーパーセパレータ25に対して着脱可能に取り
付けられているため、そのメンテナンスが容易化し、高
いサービス性が得られる。
【0067】<第4実施例>次に、第2発明の第4実施
例を図17及び図18に基づいて説明する。尚、図17
は本実施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図1
8は同ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図
においても図11及び図12に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0068】本実施例ではベーパーセパレータ25の両
外側にウェスコ式の燃料ポンプ28を各々着脱可能に取
り付けたものであって、他の構成は第3実施例のそれと
同じであるため、第3実施例と同様の効果が得られる。
【0069】又、本実施例では2台のウェスコ式燃料ポ
ンプ28を設けたため、第1発明の第4実施例と同様に
各燃料ポンプ28を駆動するための素子やハーネス等が
等比級数的に小さくなり、省スペースを効果的に実現で
きる。 [第3発明] <第1実施例>次に、第3発明の第1実施例を図19乃
至図21に基づいて説明する。尚、図19は本実施例に
係るベーパーセパレータの縦断面図、図20は同ベーパ
ーセパレータの平面図、図21は同ベーパーセパレータ
のエンジンへの取付構造を示す破断平面図である。
【0070】本実施例では、ベーパーセパレータ25の
本体26を一体に形成して成るブラケット44の一側に
燃料溜り(第2の燃料溜り)45を形成し、その上方に
燃料ポンプ28の嵌め込み部44a(図20参照)を形
成している。又、本体26の一部には突起26aが一体
に形成されている。
【0071】上記燃料溜り45の上面は開口しており、
該燃料溜り45とベーパーセパレータ25の空間Sとは
連通管46によって連通されている。尚、ベーパーセパ
レータ25内にはバッフルプレート47が設けられてい
るが、このバッフルプレート47は不図示の燃料タンク
或はインジェクタ20(図21参照)から戻った燃料が
ベーパーセパレータ25に流入する際に発生する気泡を
消して燃料ポンプ28がエアーを吸引するのを防ぐため
のものである。
【0072】而して、本実施例では燃料ポンプ28とし
てウェスコ式ポンプが用いられており、該燃料ポンプ2
8はベーパーセパレータ25の外側に着脱可能に取り付
けられている。即ち、燃料ポンプ28はその外周の一部
が前記嵌め込み部44aに嵌め込まれ、他の外周部には
半リング状のゴム製緩衝材48が嵌め込まれ、その外側
に被着された保持部材49によって着脱可能に取り付け
られている。尚、保持部材49の一端は図20に示すよ
うに突起26aと緩衝材48の間に嵌め込まれ、他端が
ボルト42によってブラケット44に取り付けられてお
り、その上端には燃料ポンプ28の上方への抜けを防ぐ
ためのストッパ49aが形成されている。
【0073】上述のように燃料ポンプ28が着脱可能に
取り付けられた状態においては、図19に示すように、
燃料ポンプ28の下端に設けられた燃料吸込口は燃料溜
り45内に開口しており、燃料ポンプ28と燃料溜り4
5の間にはシールリング36が介設されている。尚、燃
料ポンプ28の燃料吸込口にはフィルタ34が取り付け
られている。
【0074】而して、本実施例においても燃料ポンプ2
8がベーパーセパレータ25の外側に着脱可能に取り付
けられるため、メンテナンス時にはベーパーセパレータ
を分解することなく燃料ポンプ28を容易に取り外すこ
とができ、高いサービス性が確保される。
【0075】ここで、ベーパーセパレータ25のエンジ
ン1への取付構造を図21に示すが、本実施例ではベー
パーセパレータ25及び燃料溜り45を一体に形成して
成るブラケット44を吸気マニホールド12に突設され
たボス部12aにボルト24によって取り付けるように
している。尚、ボルト24とブラケット44の間にはス
リーブ55を介してゴム製のグロメット56が介設され
ている。
【0076】而して、本実施例ではベーパーセパレータ
25を一体に形成して成るブラケット44にも燃料溜り
45を形成し、このブラケット44をエンジン1側に取
り付けるようにしたため、燃料溜り45の支持構造が簡
略化される。尚、本実施例ではベーパーセパレータ25
をブラケット44に一体に形成したが、両者を別体に構
成しても良い。
【0077】<第2実施例>次に、第3発明の第2実施
例を図22に示すが、本実施例は燃料溜り45の形状の
みが第3発明の第1実施例と異なっており、他の構成は
第3発明の第1実施例と同一である。従って、本実施例
においても第3発明の第1実施例と同様の効果が得られ
る。
【0078】<第3実施例>次に、第3発明の第3実施
例を図23及び図24に基づいて説明する。尚、図23
は本実施例に係るベーパーセパレータの縦断面図、図2
4は同ベーパーセパレータの平面図であり、これらの図
においては図19及び図20に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0079】本実施例においても、第3発明の第1及び
第2実施例と同様にブラケット44に燃料溜り45の本
体が一体に形成されているが、ウェスコ式の燃料ポンプ
28は燃料溜り45の本体内に収納されて不図示の取付
手段によって着脱可能に取り付けられており、その上部
は本体上部に被着された蓋体57によって覆われてい
る。尚、燃料溜り45の本体と蓋体57との間及びベー
パーセパレータ25の本体26と蓋体27との間には不
図示のシール用ガスケットが介設されている。
【0080】而して、メンテナンスに際して燃料ポンプ
28を取り外す必要が生じた場合には、蓋体57を取り
外した後に不図示の取付手段を取り外せば、ベーパーセ
パレータ25を分解することなく燃料ポンプ28を容易
に取り外すことができ、サービス性が一段と高められ
る。
【0081】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、船体側の燃料タンクから船外機側
の燃料溜りに燃料を供給し、該燃料を前記燃料溜り内に
設けられた燃料ポンプによって船外機用エンジンに設け
られたインジェクタに圧送してこれを噴射する船外機用
エンジンの燃料噴射装置において、前記燃料ポンプをロ
ーラベーン式ポンプ或は複数のウェスコ式ポンプで構成
したため、該燃料噴射装置の省スペースを満足しつつ、
消費電力を小さく抑えることができるという効果が得ら
れる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、燃料に対す
るシール性が不十分な面があるローラベーン式ポンプの
上下端をシール部材を介して燃料溜りに支持せしめたた
め、該燃料ポンプ内部への燃料の浸入を防ぐことができ
るとともに、燃料ポンプの耐久性向上を図ることができ
るという効果が得られる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、燃料溜り内
での燃料の泡立ちが隔壁によって阻止されるため、燃料
ポンプへの気泡の吸引が防がれるという効果が得られ
る。
【0084】請求項4記載の発明によれば、燃料ポンプ
を燃料溜りの外周壁に着脱可能に取り付けたため、該燃
料ポンプのメンテナンス時に燃料溜りを分解することな
く燃料ポンプを容易に取り外すことができ、当該燃料噴
射装置のサービス性が高められるとともに、燃料ポンプ
が燃料溜り内の燃料によって冷却されるために該燃料ポ
ンプの耐久性が高められるという効果が得られる。
【0085】請求項5記載の発明によれば、第1燃料溜
りと、これに連通する第2燃料溜りを設け、該第2燃料
溜りに燃料ポンプの少なくとも吸込口を着脱可能に臨ま
せたため、該燃料ポンプのメンテナンス時に比較的大容
量の第1燃料溜りを分解することなく燃料ポンプを容易
に取り外すことができ、当該燃料噴射装置のサービス性
が高められるという効果が得られる。
【0086】請求項6記載の発明によれば、第1燃料溜
りを支持するブラケットを利用して第2燃料溜りを支持
したため、該第2燃料溜りの支持構造が簡略化されると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の第1実施例に係る燃料噴射装置のベ
ーパーセパレータの縦断面図である。
【図2】第1発明の第1実施例に係るベーパーセパレー
タの平面図である。
【図3】船外機の側面図である。
【図4】船外機用エンジンの平断面図である。
【図5】第1発明の第2実施例に係るベーパーセパレー
タの縦断面図である。
【図6】第1発明の第2実施例に係るベーパーセパレー
タの平面図である。
【図7】第1発明の第3実施例に係るベーパーセパレー
タの縦断面図である。
【図8】第1発明の第3実施例に係るベーパーセパレー
タの平面図である。
【図9】第1発明の第4実施例に係るベーパーセパレー
タの縦断面図である。
【図10】第1発明の第4実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図11】第2発明の第1実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図12】第2発明の第1実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図13】第2発明の第2実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図14】第2発明の第2実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図15】第2発明の第3実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図16】第2発明の第3実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図17】第2発明の第4実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図18】第2発明の第4実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図19】第3発明の第1実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図20】第3発明の第1実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図21】第3発明の第1実施例に係るベーパーセパレ
ータのエンジンへの取付構造を示す破断平面図である。
【図22】第3発明の第2実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図23】第3発明の第3実施例に係るベーパーセパレ
ータの縦断面図である。
【図24】第3発明の第3実施例に係るベーパーセパレ
ータの平面図である。
【図25】従来のベーパーセパレータの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 船外機用エンジン 22 インジェクタ 25 ベーパーセパレータ(燃料溜り、第1燃料
溜り) 26a 隔壁 28 燃料ポンプ 29 燃料供給口 35,36 シールリング(シール部材) 44 ブラケット 45 燃料溜り(第2燃料溜り) 50 船外機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体側の燃料タンクから船外機側の燃料
    溜りに燃料を供給し、該燃料を前記燃料溜り内に設けら
    れた燃料ポンプによって船外機用エンジンに設けられた
    インジェクタに圧送してこれを噴射する船外機用エンジ
    ンの燃料噴射装置において、前記燃料ポンプをローラベ
    ーン式ポンプ或は複数のウェスコ式ポンプで構成したこ
    とを特徴とする船外機用エンジンの燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料ポンプをローラベーン式ポンプ
    で構成するとともに、該燃料ポンプの上下端をシール部
    材を介して前記燃料溜りに弾性支持せしめたことを特徴
    とする請求項1記載の船外機用エンジンの燃料噴射装
    置。
  3. 【請求項3】 前記燃料ポンプの外側方を全周に亘って
    覆うとともに、燃料タンクから燃料溜りへの燃料供給口
    と燃料ポンプとを仕切る隔壁を設け、該隔壁の内周面と
    燃料ポンプの外周面との間にシール部材を介在させたこ
    とを特徴とする請求項2記載の船外機用エンジンの燃料
    噴射装置。
  4. 【請求項4】 船体側の燃料タンクから船外機側の燃料
    溜りに燃料を供給し、該燃料を船外機側に設けられた燃
    料ポンプによって船外機用エンジンに設けられたインジ
    ェクタに圧送してこれを噴射する船外機用エンジンの燃
    料噴射装置において、前記燃料ポンプを前記燃料溜りの
    外周壁に着脱可能に取り付けたことを特徴とする船外機
    用エンジンの燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 船体側の燃料タンクから船外機側の燃料
    溜りに燃料を供給し、該燃料を船外機側に設けられた燃
    料ポンプによって船外機用エンジンに設けられたインジ
    ェクタに圧送してこれを噴射する船外機用エンジンの燃
    料噴射装置において、前記燃料溜りを第1燃料溜りとし
    てこれに連通する第2燃料溜りを設け、該第2燃料溜り
    に前記燃料ポンプの少なくとも吸込口を着脱可能に臨ま
    せたことを特徴とする船外機用エンジンの燃料噴射装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1燃料溜りを支持するブラケット
    で前記第2燃料溜りを支持するとともに、該ブラケット
    をエンジンに支持せしめたことを特徴とする請求項5記
    載の船外機用エンジンの燃料噴射装置。
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