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JPH0765253A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

Info

Publication number
JPH0765253A
JPH0765253A JP21588293A JP21588293A JPH0765253A JP H0765253 A JPH0765253 A JP H0765253A JP 21588293 A JP21588293 A JP 21588293A JP 21588293 A JP21588293 A JP 21588293A JP H0765253 A JPH0765253 A JP H0765253A
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JP
Japan
Prior art keywords
alarm sound
sound output
housing
output means
piezoelectric buzzer
Prior art date
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Application number
JP21588293A
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English (en)
Other versions
JP2949014B2 (ja
Inventor
Hiromasa Tonai
博征 藤内
Masaaki Takeshita
正昭 竹下
Kenji Uchida
賢二 内田
Tsutomu Ida
勉 井田
Mitsuhiko Nakajima
光彦 中島
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Priority to JP21588293A priority Critical patent/JP2949014B2/ja
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Priority to KR1019940701661A priority patent/KR100193461B1/ko
Priority to DE69421265T priority patent/DE69421265T2/de
Priority to EP94925003A priority patent/EP0667600B1/en
Priority to EP94925004A priority patent/EP0667601A4/en
Priority to KR1019950701683A priority patent/KR100193460B1/ko
Priority to US08/428,241 priority patent/US5656998A/en
Priority to PCT/JP1994/001405 priority patent/WO1995006922A1/ja
Priority to CA 2147747 priority patent/CA2147747A1/en
Priority to US08/432,141 priority patent/US5844484A/en
Priority to KR1019950701660A priority patent/KR100193462B1/ko
Priority to PCT/JP1994/001406 priority patent/WO1995006923A1/ja
Priority to EP94925005A priority patent/EP0667602B1/en
Priority to CA 2147748 priority patent/CA2147748A1/en
Priority to PCT/JP1994/001407 priority patent/WO1995006924A1/ja
Priority to US08/428,108 priority patent/US5610587A/en
Priority to CA002147746A priority patent/CA2147746A1/en
Priority to TW83107960A priority patent/TW278169B/zh
Priority to TW083107962A priority patent/TW255030B/zh
Priority to TW83107961A priority patent/TW257855B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的は、盗難防止装置の誤動作を防止して、
信頼性の向上を図ることにある。 【構成】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体2に、
特定箇所に設置された発信器から発信する情報伝達用の
媒体を受信する受信手段22と、その受信手段22の検
出情報に基づいて、警報音を出力する警報音出力手段2
1とが設けられている盗難防止装置において、前記警報
音出力手段21が、前記発信器から発信する情報伝達用
の媒体を発しないように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止対象物に取り
付けられる筐体に、特定箇所に設置された発信器から発
信する情報伝達用の媒体を受信する受信手段と、その受
信手段の検出情報に基づいて、警報音を出力する警報音
出力手段とが設けられている盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、例えば店頭に展
示されている商品等の盗難防止対象物に取り付けられた
状態で使用され、その状態の盗難防止対象物を店外等に
持ち出そうとすると警報音を発するものである。つま
り、かかる盗難防止装置には、特定箇所に設置された発
信器から発信する情報伝達用の媒体を受信する受信手段
と、その受信手段の検出情報に基づいて、警報音を出力
する警報音出力手段とが設けられているので、例えば、
発信器を店の出入口に設置しておけば、盗難防止装置が
取り付けられた盗難防止対象物を店外に持ち出そうとす
ると、発信器から発信する情報伝達用の媒体を受信手段
が受信することとなり、その結果、警報音出力手段が警
報音を出力するのである。上記発信器から発信する情報
伝達用の媒体としては、一般に、電波が使用されてお
り、警報音出力手段としては、従来、電磁型ブザーが使
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、警
報音出力手段に電磁型ブザーを使用しているため、電磁
型ブザーのコイル磁界により発生する電波を、他の盗難
防止装置の受信手段が受信してしまい、誤動作を起こし
てしまう虞があった。つまり、従来の警報音出力手段
は、発信器から発信する情報伝達用の媒体と同じ媒体を
発しているため、警報音出力手段より発する媒体により
他の盗難防止装置の受信手段が誤動作してしまう、とい
う虞があった。このため、一般には、警報音出力手段の
駆動周波数(警報音の周波数)と受信手段の受信周波数
とが異なる周波数帯となるように配慮しているが、それ
でも、各盗難防止装置が近接して設けられていると、上
記のような誤動作を起こしてしまうという問題があっ
た。本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、盗難防止装置の誤動作を防止して、信
頼性の向上を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、盗難防止対象物に取り付けられる筐体に、特定箇所
に設置された発信器から発信する情報伝達用の媒体を受
信する受信手段と、その受信手段の検出情報に基づい
て、警報音を出力する警報音出力手段とが設けられてい
るものであって、その第1特徴構成は、前記警報音出力
手段が、前記発信器から発信する情報伝達用の媒体を発
しないように構成されている点にある。第2特徴構成
は、上記第1特徴構成において、前記警報音出力手段
が、圧電型ブザーにて構成されている点にある。第3特
徴構成は、上記第2特徴構成において、前記筐体内に、
前記警報音出力手段への電力を供給するボタン電池と前
記警報音出力手段とが対向して設けられ、前記電池の電
極に接続する端子と前記警報音出力手段の電極に接続す
る端子とを備えた平板状のターミナル部が、前記電池と
前記警報音出力手段との間に設けられている点にある。
第4特徴構成は、上記第1、第2又は第3特徴構成にお
いて、前記警報音出力手段が、警報音として、間欠音を
出力するように構成されている点にある。第5特徴構成
によれば、上記第1、第2、第3又は第4特徴構成にお
いて、前記警報音出力手段から出力した警報音を、前記
筐体の外部に放出するための音放出用の開口部が、前記
筐体の側面に設けられている点にある。第6特徴構成に
よれば、上記第5特徴構成において、前記筐体内に、そ
の筐体内の部品が前記開口部から外部に露出するのを遮
蔽する遮蔽壁が設けられている点にある。
【0005】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、警報音出力手
段が作動して警報音を発しても、特定箇所に設置された
発信器から発信する情報伝達用の媒体と同じ媒体を発し
ないので、例え各盗難防止装置が近接して設けられてい
ても、警報音出力手段の作動により他の盗難防止装置の
受信手段を誤動作させてしまうということがないのであ
る。第2特徴構成によれば、警報音出力手段に圧電型ブ
ザーを用いているので、警報音出力手段を薄く且つ軽く
することができる。第3特徴構成によれば、ボタン電池
と圧電型ブザーとを対向して設け、そのボタン電池と圧
電型ブザーとの間に、ボタン電池の電極に接続する端子
と圧電型ブザー電極に接続する端子とを備えた平板状の
ターミナル部を設けているので、3種類の平板状の部品
(ボタン電池、圧電型ブザー、ターミナル部)を重ねた
状態で筐体内に配設することができる。第4特徴構成に
よれば、警報音出力手段が、警報音としての間欠音を発
するので、店員等が警報音を認識する上で、警報音を認
識し易いものとすることができると共に、随時警報音を
出力するに較べ、盗難防止装置の消費電力を抑えること
ができるに到った。第5特徴構成によれば、警報音出力
手段から出力した警報音が、筐体の側面の開口部より放
出されるので、警報音放出用の開口部を筐体正面あるい
は底面に設けるに較べ、開口部を塞ぎ難いものとするこ
とができる。つまり、盗難防止装置の薄型化を図ると、
筐体正面及び底面に較べ、筐体側面は幅の狭い形状に構
成することとなるが、警報音放出用の開口部を筐体正面
あるいは底面に設けると、指等で簡単に開口部を塞ぐ
(このような行為により、警報音を出さないようにす
る)ことができるが、開口部を筐体側面に設けることに
より、開口部を塞ぎ難いものとすることができるのであ
る。第6特徴構成によれば、筐体内の部品が警報音放出
用の開口部から外部に露出するのを遮蔽する遮蔽壁が設
けられているので、開口部から挿入された異物の筐体内
への進入を前記遮蔽壁により防止することができるので
ある。尚、筐体内で発生した警報音は、遮蔽壁を迂回し
て開口部へと導かれて、筐体外へ放出されることとな
る。
【0006】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、警報音
出力手段の作動により他の盗難防止装置の受信手段を誤
動作させることがないので、盗難防止装置の誤動作を防
止することができ、よって、盗難防止装置の信頼性の向
上を図ることができるに到った。第2特徴構成によれ
ば、警報音出力手段を薄く且つ軽くすることができるの
で、盗難防止装置の一層の薄型化及び軽量化を図ること
ができるに到った。第3特徴構成によれば、3種類の平
板状の部品(ボタン電池、圧電型ブザー、ターミナル
部)を重ねた状態で筐体内に配設することができるの
で、盗難防止装置の一層の薄型化を図ることができるに
到った。第4特徴構成によれば、盗難防止装置の警報音
を認識し易いものとすることができると共に、盗難防止
装置の消費電力を抑えることができるので、盗難防止装
置のより一層の効率アップを図ることができるに到っ
た。第5特徴構成によれば、開口部を塞ぎ難いものとす
ることができるので、開口部を指等で塞いで警報音を出
さないようにして盗難防止対象物を店外等へ持ち去ろう
とする盗難予備行為を極力防止することができるに到っ
た。第6特徴構成によれば、開口部から挿入された異物
の筐体内への進入を遮蔽壁により防ぐことができるの
で、開口部に異物を挿入して筐体内の部品を破壊しよう
とする盗難予備行為を極力防止することができるに到っ
た。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。盗難防止装置としてのセンサタグ1は、図2に示
すように、筐体2の上面(接当面)2cを盗難防止対象
物Eに接当させて取り付けるものである。尚、図2
(イ)は、センサタグ1の斜視図であり、図2(ロ)
は、センサタグ1の背面2nを示している。センサタグ
1には、接当面2cから突出する突出位置に復帰付勢さ
れた揺動式の被操作部3aを備えたスイッチ3が設けら
れており、そのスイッチ3は、被操作部3aの揺動操作
によりON・OFFするように構成されているので、ス
イッチ3の被操作部3aが盗難防止対象物Eの存否によ
り揺動操作されて、スイッチ3がON・OFFされるこ
とにより、センサタグ1が盗難防止対象物Eより取り外
されたか否かを検出することができるように構成されて
いる。
【0008】センサタグ1の筐体2内には、図1に示す
ように、LEDランプ(チップLED)20と、圧電ブ
ザー(圧電型ブザー)21と、コイル,コンデンサ及び
抵抗からなる共振アンテナ22と、共振アンテナ22が
受信状態になると受信信号を出力するアンテナ入力回路
23と、スイッチ3がOFF状態になるとその状態を示
すOFF信号を出力するスイッチ入力回路24と、アン
テナ入力回路23からの受信信号又はスイッチ入力回路
24からのOFF信号が入力されると制御信号を出力す
るスイッチング回路25と、スイッチング回路25から
の制御信号が入力するとパルス発振を開始する発振回路
26と、スイッチング回路25からの制御信号が入力す
ると発振回路26の発振パルス数のカウントを開始し設
定カウント数を超えるとカウント完了信号を出力するカ
ウンタ27と、カウンタ27のカウント完了信号が入力
されるとスイッチング回路25を前記受信信号又は前記
OFF信号が入力された状態に維持するラッチ回路28
と、カウンタ27のカウント完了信号が入力されるとL
EDランプ20を点灯させ且つ圧電ブザー21を鳴らせ
るブザー・LEDドライバ29と、筐体2内の各回路に
電力を供給する平板状のボタン電池Vと、ボタン電池V
から各回路への電力供給を入り切りする電源スイッチ6
とが備えられている。
【0009】上記構成の回路は、電源スイッチ6が入り
操作された状態で、スイッチ3がOFFされた場合や、
センサタグ1が例えば店舗の出入口の両側に設置される
図19に示すような一対のパネル状の発信器Oの設置箇
所を通過した場合に、筐体2に収納されている圧電ブザ
ー21が鳴るように構成されている。尚、図2中、10
は、圧電ブザー21からの音を筐体2外へ放出するため
の開口部であり、筐体2の側面2nに設けられている。
【0010】以下、圧電ブザー21が鳴り出すまでの過
程を簡単に説明する。スイッチ3がON状態になるよう
に盗難防止対象物Eに取り付けて、動作状態にセット
(スイッチ6を入り操作)したセンサタグ1が、盗難防
止対象物Eより取り外されると、スイッチ3がOFF状
態となり、そのOFF状態をスイッチ入力回路24が検
出する。スイッチ入力回路24は、スイッチ3のOFF
状態を検出すると、スイッチング回路25にそのOFF
信号を出力する。
【0011】スイッチング回路25は、スイッチ入力回
路24からのOFF信号を受け取っている間、発振回路
26及びカウンタ27に制御信号を送り、その制御信号
を受けている間、発振回路26はパルス発振し、カウン
タ27は発振回路26の発振パルス数をカウントする。
そして、制御信号が停止すると、発振回路26はパルス
発振を停止し、カウンタ27はカウントを停止しパルス
カウント数をリセットする。カウンタ27は、予め設定
されているパルス数のカウントを完了する毎にラッチ回
路26及びブザー・LEDドライバ29に対してカウン
ト完了信号として一個のパルス信号を送る。
【0012】ブザー・LEDドライバ29は、このカウ
ント完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を間
欠的に鳴らせる(間欠音を出力する)と共に、LEDラ
ンプ20を点滅させる。一方、ラッチ回路28はカウン
タ27のカウント完了信号を受け取って、スイッチング
回路25を前記OFF信号を受けた状態に維持し、これ
によりスイッチング回路25は発振回路26及びカウン
タ27に制御信号を送り続ける。つまり、ブザー・LE
Dドライバ29は、スイッチング回路25がOFF信号
を受け取った後、カウンタ27が設定パルス数のカウン
トを完了してから、圧電ブザー21を鳴らせ、LEDラ
ンプ20を発光させる。これにより、OFF信号を一定
時間継続して受け取らないと圧電ブザー21及びLED
ランプ20は動作せず、ノイズ等による誤動作を防止し
ている。
【0013】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、ワイヤユニット入力回路24からの
OFF信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制
御信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作さ
れるまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完
了信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20
はカウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続
ける。
【0014】一方、センサタグ1が発信器Oの設置箇所
を通過した場合には、共振アンテナ22が発信器Oから
の電波によって起電力を生じ、アンテナ入力回路23は
その起電力を検出して、スイッチング回路25に受信信
号を出力する。スイッチング回路25が受信信号を受け
取った後の各回路の動作は、上記のスイッチ3がOFF
状態となった場合と同様であり、説明は省略する。
【0015】従って、共振アンテナ22は、特定箇所に
設置された発振器Oから発信する情報伝達用の媒体(電
波)を受信する受信手段として機能し、圧電ブザー21
は、受信手段(共振アンテナ22)の受信情報に基づい
て、警報音を出力する警報音出力手段として機能すると
共に、特定箇所に設置された発振器Oから発信する情報
伝達用の媒体(電波)を発しないように構成されてい
る。
【0016】以下、各部品の構成及び動作を説明する。
筐体2は、図3及び図4に示すように、ボトムケース2
aとトップケース2bとより構成されている。ボトムケ
ース2aには、スイッチ3,LEDランプ20,アンテ
ナ22,及び種々の電子部品を搭載した回路基板30
と、ジャックユニット4と、ボタン電池Vのプラス電極
接続用の端子31と、ボタン電池Vとが、組み込まれて
いる。トップケース2bには、圧電ブザー21を収納す
るスピーカハウジング32と、圧電ブザー21と、平板
状のターミナル部33と、LEDランプ20からの光を
放出するLEDウインド(光窓)34と、スライダー5
とが、組み込まれている。そして、各部品を備えたボト
ムケース2aとトップケース2bとを、超音波接着する
ことにより、図2に示すセンサタグ1が構成されてい
る。従って、ボタン電池Vと圧電ブザー21とが対向し
て設けられ、ボタン電池Vと圧電ブザー21との間に、
ターミナル部33が設けられている。
【0017】スイッチ3の被操作部3aは、図6に示す
ように、コイルバネ3dにて、相反する2方向e1 ,e
2 に揺動自在に、且つ、接当面2cから突出する突出位
置に復帰付勢されている。更に、コイルバネ3dは、ス
イッチ3の端子3bと端子3cを断続させる接続片とし
て機能する。つまり、コイルバネ3dのコイル中央部は
端子3bに常に接触しており、被操作部3aがコイルバ
ネ3dの端部を押し下げると、コイルバネ3dの端部が
端子3cと接触するように構成されている。尚、図6
(イ)は、スイッチ3の斜視図、図6(ロ)は、スイッ
チ3の断面図である。
【0018】スピーカハウジング32は、図7に示すよ
うに、圧電ブザー21と図8に示すターミナル部33と
を圧入するように構成されると共に、圧電ブザー21よ
り発生させた音は開口部32aより外部へ放出されるよ
うに構成されている。図中、32bは、筐体2内の部品
が開口部10から外部に露出するのを遮蔽する、つまり
開口部10から異物の挿入を防止する遮蔽壁である。タ
ーミナル部33には、図8に示すように、スピーカハウ
ジング32に圧入された際に、圧電ブザー21の電極
(+,−)に接続される端子33a,33bと、ボトム
ケース2aとトップケース2bを超音波接着した際に、
ボタン電池Vのマイナス電極に接続される端子33cと
を備えている。尚、図7(イ)は、スピーカハウジング
32の斜視図、図7(ロ)は、スピーカハウジング32
の背面図、図8の(イ)は、ターミナル部33の斜視
図、図8の(ロ)は、ターミナル部33の底面図であ
る。
【0019】筐体2の角部に設けられているLEDウイ
ンド34には、図9に示すように、1つのLEDランプ
20からの光を、LEDウインド34が接する筐体2の
側面2d,2e方向に分光する傾斜面34a,34bが
設けられている。
【0020】ジャックユニット4には、図10に示すよ
うに、キーK(図18参照)のラック部K1を挿入する
キー挿入孔41と、キーKの突出ピンK2を挿入するセ
ットボタンピン挿入孔42とが設けられている。キー挿
入孔41には、図12に示すように、ラック部K1のキ
ー挿入孔41への挿入に伴って回動操作されるピニオン
ギヤ43と、セットボタンピン挿入孔42に備えられた
セットボタンピン45(図11参照)の移動を阻止する
ための移動阻止バネ44が備えられている。ピニオンギ
ヤ43は、一部がキー挿入孔41に突出し、他の一部が
ジャックユニット4の外部に突出する状態で、ジャック
ユニット4本体に回動自在に枢支されている。尚、図1
0(イ)は、ジャックユニット4の斜視図、図10
(ロ)は、ジャックユニット4の側面図である。
【0021】セットボタンピン挿入孔42には、セット
ボタンピン挿入孔42内を摺動自在のセットボタンピン
45が配置され、セットボタンピン挿入孔42の端部に
は、セットボタンピン45に押し操作されて上下揺動す
る金属製のコンタクトバネ46が設けられている。セッ
トボタンピン45は、図11に示すように、筐体2の外
部から押し操作される被操作部45aと、セットボタン
ピン45をセットボタンピン挿入孔42内の特定箇所に
位置決めする位置決め部45bと、セットボタンピン4
5をセットボタンピン45挿入方向と反対方向に復帰付
勢するコイルスプリング47を収納するバネ収納部45
cと、コンタクトバネ46を上下揺動させるべくコンタ
クトバネ46を押し操作する端部45gとから成る。
尚、図11(イ)は、セットボタンピン45の平面図、
図11(ロ)は、セットボタンピン45の断面図であ
る。
【0022】バネ収納部45cとセットボタンピン挿入
孔42の内壁とで形成される空間内には、図13に示す
ように、セットボタンピン挿入孔42の内壁から突出す
る状態で、セットボタンピン45の摺動方向での移動を
規制する突出部42aが形成されている。尚、コイルス
プリング47は、図13に示すように、バネ収納部45
cの内壁と突出部42aとの間に配置されているので、
上述の如くセットボタンピン45をセットボタンピン4
5の挿入方向と反対方向に復帰付勢させることとなる。
【0023】セットボタンピン45の位置決め部45b
には、位置決め用凸部45dがその突出方向に出退可能
に弾性を有するように形成され、セットボタンピン45
が押し操作された状態で位置決め用凸部45dに係合す
る係合用凹部42bが、セットボタンピン挿入孔42の
内壁に設けられている。セットボタンピン45が押し操
作された状態では、セットボタンピン45の端部45g
がコンタクトバネ46に接当し、コンタクトバネ46を
上下揺動させる。この揺動によりコンタクトバネ46の
遊端側の端部は回路基板30に接触し、よって、回路基
板30上の2端子を短絡させることとなる。この2端子
の短絡により、電池Vからの筐体2内の各回路への通電
が実行されるので、このコンタクトバネ46が、図1に
おける電源スイッチ6に相当することとなる。
【0024】ジャックユニット4には、図12及び図1
3に示すように、移動阻止バネ44が設けられている。
移動阻止バネ44は、細い金属棒にて弾性変形可能に形
成してあり、一端部をキー挿入孔41の一側部に固定し
て基端側とし、他端部を弾性変形により揺動自在な遊端
側44aとしてある。移動阻止バネ44の遊端側端部4
4aは、図13に示すように、セットボタンピン45が
押し操作された状態では、セットボタンピン45のバネ
収納部45cの外面に形成した係合部45eに対して移
動阻止バネ44の弾性作用により押圧されており、移動
阻止バネ44の基端側端部と遊端側端部44aとの途中
部分44bは、キー挿入孔41を横切る状態としてあ
る。
【0025】トップケース2bには、ジャックユニット
4のピニオンギヤ43と噛合するラック部5aを備えた
スライダー5(図14参照)が設けられている。スライ
ダー5は、図5に示すように、その基部5bがトップケ
ース2bの内壁に設けられたガイド部2fとスライド移
動自在に係合し、矢印A,Bにて示す双方向にスライド
移動自在であり、又、ラック部5aと基部5bとの間の
途中部分から延出する弾性変形可能な延出部5cの先端
部分をトップケース2bの係止部2gに係止させる構成
として、延出部5cの弾性作用により矢印A方向に復帰
付勢させている。尚、図中、2h及び2iは、スライダ
ー5の傾き防止用の突出片であり、2jは、スピーカハ
ウジング32保持用の突出片であり、2kは、端子33
a,33bと回路基板30上の端子との接触を補強する
ための突出片であり、ボトムケース2aとトップケース
2bを超音波接着した際に、突出片2kにて端子33
a,33bを回路基板側へと押し圧するように構成され
ている。
【0026】次に、センサタグ1の作動を開始させるた
め、キーKの突出ピンK2にてセットボタンピン45を
押し操作して、電源スイッチ6を入り操作し、その入り
操作された状態で電源スイッチ6を保持する機構につい
て説明する。当初、セットボタンピン45は、移動阻止
バネ44の遊端側端部がセットボタンピン45の係合部
45fに係合した状態で、図15に示す位置に保持され
ている。
【0027】キーKの突出ピンK2にてジャックユニッ
ト4内のセットボタンピン45の被操作部45aを奥に
押し込むと、図16に示すように、セットボタンピン4
5の端部45gがコンタクトバネ46に接当し、コンタ
クトバネ46を下側に揺動させる。この揺動によりコン
タクトバネ46の遊端側の端部は回路基板の接触し、回
路基板上の二つの端子を短絡させる。これにより、電源
スイッチ6が入り操作され、電池Vから本体ケース10
2内の各回路への通電が開始される。このとき、セット
ボタンピン45が押し込まれると、コイルスプリング4
7が圧縮されて、セットボタンピン45を筐体2の外方
側(セットボタンピン45の挿入方向と反対方向)に押
し戻そうと作用するが、セットボタンピン45の係合用
凸部45dとセットボタンピン挿入孔42の係合用凹部
42dとが係合すると共に、キー挿入孔41から延びる
移動阻止バネ44の遊端側先端部44aがバネ収納部4
5cの外面の係合部45eと係合し、よって、コイルス
プリング47の付勢力に抗してその位置を維持させるこ
ととなる。
【0028】次に、センサタグ1の作動を停止させるべ
く、電源スイッチ6を切り操作する操作機構について説
明する。図16に示す状態において、キー挿入孔41に
ラック部K1を挿入すると、そのラック部K1により、
キー挿入孔41を横切る状態で設けられている移動阻止
バネ44を押圧すると共に、ラック部K1と歯合するピ
ニオンギヤ43を回転させる。ラック部K1にて移動阻
止バネ44の途中部分44bを押圧すると、移動阻止バ
ネ44の途中部分44bはキー挿入孔41の壁部に押し
つけられることとなり、その結果、移動阻止バネ44の
遊端側端部44aが下側へ揺動されて、その遊端側端部
44aとセットボタンピン45の係合部45eとの係合
が解除される。ラック部K1にてピニオンギヤ43を回
転させると、図17に示すように、ピニオンギヤ43の
回転によって、ピニオンギア43と噛合するラック部5
aを備えたスライダー5が矢印Bの方向に移動する。ス
ライダー5には、スライダー5の矢印Bの方向へのスラ
イド移動に伴ってセットボタンピン45の端部45gに
接当する押さえ部5dとが備えられており、押さえ部5
dがセットボタンピン45の端部45gを押すと、セッ
トボタンピン45が筐体2外方側(セットボタンピン4
5の挿入方向と反対方向)に移動し、セットボタンピン
45の係合用凸部45dとセットボタンピン挿入孔42
の係合用凹部42bとの係合が解除される。
【0029】この結果、バネ収納部45c内のコイルス
プリング47の復帰付勢力により、セットボタンピン4
5は、突出ピンK2が挿入される前の状態(図15の状
態)に復帰し、コンタクトバネ46は回路基板上の二つ
の端子と離間し、電池Vから筐体2内の各回路への通電
を停止することとなる。尚、矢印Bの方向へのスライド
移動したスライダー5は、ラック部K1がキー挿入孔4
2より抜き操作されるに伴い、延出部5cの弾性作用に
より矢印A方向に復帰付勢されて、もとの位置(図15
の位置)に戻る。尚、図15,図16,及び図17の
(イ)は、平面視における断面図、図15,図16,及
び図17の(ロ)は、側面視における断面図である。
【0030】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、警報音出力手段として、圧電ブザ
ー(圧電型ブザー)21が設けられているが、圧電型の
ものに限定されるものではなく、例えば静電型等、その
他の方式のブザー(但し、電波を発しないもの)にて構
成するようにしても良い。 上記実施例では、開口部10が、筐体2の側面2n
に設けられているが、その他の側面(例えば、側面2
d)にも警報音放出用の開口部を設けるようにしても良
い。このことにより、簡単に開口部を塞ぐことができな
り、警報音を鳴らないようにして盗難防止対象物を店外
等へ持ち去ろうとする盗難予備行為を確実に防止するこ
とができることとなる。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる盗難防止装置の概略構
成図
【図2】本発明の実施例にかかる盗難防止装置外観説明
【図3】本発明の実施例にかかるボトムケース構成部品
説明斜視図
【図4】本発明の実施例にかかるトップケース構成部品
説明斜視図
【図5】本発明の実施例にかかるトップケース平面図
【図6】本発明の実施例にかかるスイッチ説明図
【図7】本発明の実施例にかかるスピーカハウジング外
観説明図
【図8】本発明の実施例にかかるターミナル部外観説明
【図9】本発明の実施例にかかるLEDウインド斜視図
【図10】本発明の実施例にかかるジャックユニット外
観説明図
【図11】本発明の実施例にかかるセットボタンピンの
構成説明図
【図12】本発明の実施例にかかるジャックユニット断
面説明図
【図13】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図14】本発明の実施例にかかるスライダー外観説明
【図15】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図16】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図17】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図18】本発明の実施例にかかるキーの外観図
【図19】本発明の実施例にかかる発信器の外観斜視図
【符号の説明】
2 筐体 10 開口部 21 警報音出力手段 22 受信手段 32b 遮蔽壁 33 ターミナル部 O 発信器 V ボタン電池
フロントページの続き (72)発明者 井田 勉 群馬県富岡市宇田250―1 (72)発明者 中島 光彦 長野県上伊那郡南箕輪村字中の原9608

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体
    (2)に、特定箇所に設置された発信器(O)から発信
    する情報伝達用の媒体を受信する受信手段(22)と、
    その受信手段(22)の検出情報に基づいて、警報音を
    出力する警報音出力手段(21)とが設けられている盗
    難防止装置であって、 前記警報音出力手段(21)が、前記発信器(O)から
    発信する情報伝達用の媒体を発しないように構成されて
    いる盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記警報音出力手段(21)が、圧電型
    ブザーにて構成されている請求項1記載の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記筐体(2)内に、前記警報音出力手
    段(21)への電力を供給するボタン電池(V)と前記
    警報音出力手段(21)とが対向して設けられ、 前記電池(V)の電極に接続する端子と前記警報音出力
    手段(21)の電極に接続する端子とを備えた平板状の
    ターミナル部(33)が、前記電池(V)と前記警報音
    出力手段(21)との間に設けられている請求項2記載
    の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記警報音出力手段(21)が、警報音
    として、間欠音を出力するように構成されている請求項
    1、2又は3記載の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記警報音出力手段(21)から出力し
    た警報音を、前記筐体(2)の外部に放出するための音
    放出用の開口部(10)が、前記筐体(2)の側面に設
    けられている請求項1、2、3又は4記載の盗難防止装
    置。
  6. 【請求項6】 前記筐体(2)内に、その筐体(2)内
    の部品が前記開口部(10)から外部に露出するのを遮
    蔽する遮蔽壁(32b)が設けられている請求項5記載
    の盗難防止装置。
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