JP2960841B2 - 盗難防止装置 - Google Patents
盗難防止装置Info
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- JP2960841B2 JP2960841B2 JP21588893A JP21588893A JP2960841B2 JP 2960841 B2 JP2960841 B2 JP 2960841B2 JP 21588893 A JP21588893 A JP 21588893A JP 21588893 A JP21588893 A JP 21588893A JP 2960841 B2 JP2960841 B2 JP 2960841B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体と、それに差し込
み接続される棒状部を備えた取付具とが設けられ、前記
筐体内に、警報出力手段と、前記棒状部が前記筐体に差
し込み接続されたときに前記警報出力手段を出力停止状
態とし、且つ、前記棒状部が前記筐体から離脱されたと
きに前記警報出力手段を出力作動状態とするように、前
記警報出力手段に対する通電を制御するスイッチ手段と
が設けられた盗難防止装置に関する。
み接続される棒状部を備えた取付具とが設けられ、前記
筐体内に、警報出力手段と、前記棒状部が前記筐体に差
し込み接続されたときに前記警報出力手段を出力停止状
態とし、且つ、前記棒状部が前記筐体から離脱されたと
きに前記警報出力手段を出力作動状態とするように、前
記警報出力手段に対する通電を制御するスイッチ手段と
が設けられた盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、店舗に展示され
た商品等の盗難防止対象物に対して、取付具の棒状部を
筐体に差し込み接続する状態で取り付けて使用する。こ
の盗難防止装置を、取付具の棒状部を筐体から強制的に
引き抜く等して不正に盗難防止対象物から取り外すと、
スイッチ手段が警報出力手段に対する通電を制御して、
警報出力手段を出力作動状態に制御する。警報出力手段
は、出力作動状態になると、例えば、警報出力として自
らが警報音等の警報を発するか、あるいは、別体に設け
られた警報器等を作動させる信号を出力する。これによ
り上記のような不正行為を顕在化させ、盗難防止対象物
を盗難を未然に防止するのである。
た商品等の盗難防止対象物に対して、取付具の棒状部を
筐体に差し込み接続する状態で取り付けて使用する。こ
の盗難防止装置を、取付具の棒状部を筐体から強制的に
引き抜く等して不正に盗難防止対象物から取り外すと、
スイッチ手段が警報出力手段に対する通電を制御して、
警報出力手段を出力作動状態に制御する。警報出力手段
は、出力作動状態になると、例えば、警報出力として自
らが警報音等の警報を発するか、あるいは、別体に設け
られた警報器等を作動させる信号を出力する。これによ
り上記のような不正行為を顕在化させ、盗難防止対象物
を盗難を未然に防止するのである。
【0003】ところで、上記のスイッチ手段による警報
出力手段に対する通電の制御は、従来、取付具の棒状部
を金属にて構成し、棒状部を筐体内に差し込み接続する
に伴って、棒状部が筐体内に設けられた二つの電極端子
に接触してこれらの電極端子を短絡させ、棒状部が筐体
から離脱するに伴って、上記の二つの電極端子を開放さ
せることで行っていた。
出力手段に対する通電の制御は、従来、取付具の棒状部
を金属にて構成し、棒状部を筐体内に差し込み接続する
に伴って、棒状部が筐体内に設けられた二つの電極端子
に接触してこれらの電極端子を短絡させ、棒状部が筐体
から離脱するに伴って、上記の二つの電極端子を開放さ
せることで行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、取付具を筐体に取り付けた状態において、筐体内
部の電気回路と接続した金属の棒状部が筐体から突出す
ることになる。このような状態では、棒状部が外部の静
電気を拾って筐体内の電気回路を破壊してしまう場合が
あった。本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであ
って、その目的は、外部の静電気で筐体内の電気回路が
破壊されるのを抑制した盗難防止装置を提供することに
ある。
では、取付具を筐体に取り付けた状態において、筐体内
部の電気回路と接続した金属の棒状部が筐体から突出す
ることになる。このような状態では、棒状部が外部の静
電気を拾って筐体内の電気回路を破壊してしまう場合が
あった。本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであ
って、その目的は、外部の静電気で筐体内の電気回路が
破壊されるのを抑制した盗難防止装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、筐体と、それに差し込み接続される棒状部を備えた
取付具とが設けられ、前記筐体内に、警報出力手段と、
前記棒状部が前記筐体に差し込み接続されたときに前記
警報出力手段を出力停止状態とし、且つ、前記棒状部が
前記筐体から離脱されたときに前記警報出力手段を出力
作動状態とするように、前記警報出力手段に対する通電
を制御するスイッチ手段とが設けられたものであって、
その第1特徴構成は、前記スイッチ手段は、前記棒状部
が前記筐体に差し込み接続されるに伴って押し移動され
て、前記警報出力手段を出力停止状態とする停止操作状
態となり、且つ、前記警報出力手段を出力作動状態とす
る出力操作状態側に復帰付勢された接点開閉用の導電性
の被操作部を備え、その被操作部と前記棒状部とを電気
的絶縁状態にする絶縁手段が設けられている点にある。
は、筐体と、それに差し込み接続される棒状部を備えた
取付具とが設けられ、前記筐体内に、警報出力手段と、
前記棒状部が前記筐体に差し込み接続されたときに前記
警報出力手段を出力停止状態とし、且つ、前記棒状部が
前記筐体から離脱されたときに前記警報出力手段を出力
作動状態とするように、前記警報出力手段に対する通電
を制御するスイッチ手段とが設けられたものであって、
その第1特徴構成は、前記スイッチ手段は、前記棒状部
が前記筐体に差し込み接続されるに伴って押し移動され
て、前記警報出力手段を出力停止状態とする停止操作状
態となり、且つ、前記警報出力手段を出力作動状態とす
る出力操作状態側に復帰付勢された接点開閉用の導電性
の被操作部を備え、その被操作部と前記棒状部とを電気
的絶縁状態にする絶縁手段が設けられている点にある。
【0006】第2特徴構成は、上記第1特徴構成におい
て、前記絶縁手段は、前記筐体に差し込み接続された前
記棒状部にて押し移動される絶縁体と、その絶縁体と前
記被操作部との間に介在されて、前記絶縁体が前記棒状
部にて押し移動されるに伴って前記被操作部を前記停止
操作状態に押し移動し、且つ、前記被操作部が前記停止
操作状態に移動された後において前記絶縁体が前記被操
作部側へ接近移動することを許容するスプリングとを備
えて構成されている点にある。
て、前記絶縁手段は、前記筐体に差し込み接続された前
記棒状部にて押し移動される絶縁体と、その絶縁体と前
記被操作部との間に介在されて、前記絶縁体が前記棒状
部にて押し移動されるに伴って前記被操作部を前記停止
操作状態に押し移動し、且つ、前記被操作部が前記停止
操作状態に移動された後において前記絶縁体が前記被操
作部側へ接近移動することを許容するスプリングとを備
えて構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、取付具の棒状
部が筐体に差し込み接続されると、導電性の被操作部が
押し移動されて、警報出力手段を出力停止状態とする停
止操作状態となる。この状態は、盗難防止装置を盗難防
止対象物に取り付けた状態であり、警報出力手段は出力
を停止し、警報が発せられることはない。次に、棒状部
が強制的に筐体から離脱されると、導電性の被操作部が
復帰付勢力により警報出力手段を出力作動状態とする出
力操作状態となる。出力作動状態となった警報出力手段
は警報を出力して、盗難防止装置が不正に取り外された
ことを知らせるのである。上記の如くスイッチ手段を構
成する被操作部は、取付部の棒状部が筐体に差し込み接
続されるに伴って押し移動されるのであるが、被操作部
と棒状部とは絶縁手段によって電気的に絶縁されている
ので、棒状部が静電気を帯電している他物に接触したよ
うな場合でも、その静電気が被操作部に伝わることがな
い。
部が筐体に差し込み接続されると、導電性の被操作部が
押し移動されて、警報出力手段を出力停止状態とする停
止操作状態となる。この状態は、盗難防止装置を盗難防
止対象物に取り付けた状態であり、警報出力手段は出力
を停止し、警報が発せられることはない。次に、棒状部
が強制的に筐体から離脱されると、導電性の被操作部が
復帰付勢力により警報出力手段を出力作動状態とする出
力操作状態となる。出力作動状態となった警報出力手段
は警報を出力して、盗難防止装置が不正に取り外された
ことを知らせるのである。上記の如くスイッチ手段を構
成する被操作部は、取付部の棒状部が筐体に差し込み接
続されるに伴って押し移動されるのであるが、被操作部
と棒状部とは絶縁手段によって電気的に絶縁されている
ので、棒状部が静電気を帯電している他物に接触したよ
うな場合でも、その静電気が被操作部に伝わることがな
い。
【0008】本発明の第2特徴構成によれば、取付具の
棒状部が筐体に差し込み接続されると、絶縁体が棒状部
によって押し移動され、その絶縁体の移動がスプリング
を介して被操作部に伝達され、結果的に被操作部が押し
移動される。被操作部は押し移動されて停止操作状態に
なるのであるが、被操作部が停止操作状態になった後に
おいても、スプリングには未だ絶縁体が被操作部側へ接
近移動することを許容する余裕が残っている。これによ
り、絶縁体の位置を、被操作部が停止操作状態になった
時点の位置よりも若干被操作部に接近した位置に維持し
ておくことで、棒状体がその差し込み方向いおいて多少
ぐらつくことがあっても、被操作部は停止操作状態を確
実に維持できる。
棒状部が筐体に差し込み接続されると、絶縁体が棒状部
によって押し移動され、その絶縁体の移動がスプリング
を介して被操作部に伝達され、結果的に被操作部が押し
移動される。被操作部は押し移動されて停止操作状態に
なるのであるが、被操作部が停止操作状態になった後に
おいても、スプリングには未だ絶縁体が被操作部側へ接
近移動することを許容する余裕が残っている。これによ
り、絶縁体の位置を、被操作部が停止操作状態になった
時点の位置よりも若干被操作部に接近した位置に維持し
ておくことで、棒状体がその差し込み方向いおいて多少
ぐらつくことがあっても、被操作部は停止操作状態を確
実に維持できる。
【0009】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、棒状部が静
電気を帯電している他物に接触したような場合でも、そ
の静電気が被操作部に伝わることがないので、筐体内の
電気回路もその静電気の影響を受けることがなく、外部
の静電気で筐体内の電気回路が破壊されるのを抑制した
盗難防止装置を提供するに至った。上記第2特徴構成に
よれば、上記第1特徴構成による効果に加え、棒状部が
その差し込み方向いおいて多少ぐらつくことがあって
も、被操作部は停止操作状態を確実に維持できるので、
盗難防止装置を安定に動作させることができ、盗難防止
装置の信頼性を一層向上できる。
電気を帯電している他物に接触したような場合でも、そ
の静電気が被操作部に伝わることがないので、筐体内の
電気回路もその静電気の影響を受けることがなく、外部
の静電気で筐体内の電気回路が破壊されるのを抑制した
盗難防止装置を提供するに至った。上記第2特徴構成に
よれば、上記第1特徴構成による効果に加え、棒状部が
その差し込み方向いおいて多少ぐらつくことがあって
も、被操作部は停止操作状態を確実に維持できるので、
盗難防止装置を安定に動作させることができ、盗難防止
装置の信頼性を一層向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の盗難防止装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図2(イ)の平面図及び図2
(ロ)の側面図に示すように、盗難防止装置としての検
出具1は、筐体2を盗難防止対象物である商品等に取り
付ける取付具である取付ピン3とからなる。
に基づいて説明する。図2(イ)の平面図及び図2
(ロ)の側面図に示すように、盗難防止装置としての検
出具1は、筐体2を盗難防止対象物である商品等に取り
付ける取付具である取付ピン3とからなる。
【0011】取付ピン3は、図2(ロ)、図3(ロ)及
び図4(ロ)に示すように、金属製の棒状部3Aと棒状
部3Aの一端を保持する樹脂製の頭部3Bとからなり、
棒状部3Aの頭部3Bに保持される側の端部には、頭部
3Bに覆われ且つ棒状部3Aの軸芯と直交する状態で円
板状の金属板3aが取り付けられ、棒状部3Aの先端部
分には、筐体2と係合するための係合用凹部3bが形成
されている。取付ピン3の頭部3Bの外形形状は、全体
としては略球形で、棒状部3Aの取り付け側を平面とし
てあり、頭部3Bを下方に位置させて起立姿勢で置いた
ときでも取付ピン3は転倒し、棒状部3Aの先端が上向
きの姿勢で静止してしまうことがない。
び図4(ロ)に示すように、金属製の棒状部3Aと棒状
部3Aの一端を保持する樹脂製の頭部3Bとからなり、
棒状部3Aの頭部3Bに保持される側の端部には、頭部
3Bに覆われ且つ棒状部3Aの軸芯と直交する状態で円
板状の金属板3aが取り付けられ、棒状部3Aの先端部
分には、筐体2と係合するための係合用凹部3bが形成
されている。取付ピン3の頭部3Bの外形形状は、全体
としては略球形で、棒状部3Aの取り付け側を平面とし
てあり、頭部3Bを下方に位置させて起立姿勢で置いた
ときでも取付ピン3は転倒し、棒状部3Aの先端が上向
きの姿勢で静止してしまうことがない。
【0012】筐体2を例えば衣類等の商品に取り付ける
ときは、図4(ロ)に示すように、取付ピン3の棒状部
3Aを服地を通して筐体2に接続して取り付ける。筐体
2内には、図1に示すように、LEDランプ20と、圧
電ブザー21と、コイルL,コンデンサC及び抵抗器R
からなる共振アンテナ22と、共振アンテナ22が受信
状態になると受信信号を出力するアンテナ入力回路23
と、取付ピン3の挿脱に伴って入り切りする検知スイッ
チSと、検知スイッチSが切り状態のときに取付ピン離
脱信号を出力する取付ピン入力回路24と、アンテナ入
力回路23からの受信信号又は取付ピン入力回路24か
らの取付ピン離脱信号が入力されると制御信号を出力す
るスイッチング回路25と、スイッチング回路25から
の制御信号が入力するとパルス発振を開始する発振回路
26と、スイッチング回路25からの制御信号が入力す
ると発振回路26の発振パルス数のカウントを開始し設
定カウント数を超えるとカウント完了信号を出力するカ
ウンタ27と、カウンタ27のカウント完了信号が入力
されるとスイッチング回路25を前記受信信号又は前記
取付ピン離脱信号が入力された状態に維持するラッチ回
路28と、カウンタ27のカウント完了信号が入力され
るとLEDランプ20を点灯させ且つ圧電ブザー21を
鳴らせるブザー・LEDドライバ29と、筐体2内の各
回路に電力を供給する電池Vと、電池Vから各回路への
電力供給を入り切りする電源スイッチ6とが備えられて
いる。
ときは、図4(ロ)に示すように、取付ピン3の棒状部
3Aを服地を通して筐体2に接続して取り付ける。筐体
2内には、図1に示すように、LEDランプ20と、圧
電ブザー21と、コイルL,コンデンサC及び抵抗器R
からなる共振アンテナ22と、共振アンテナ22が受信
状態になると受信信号を出力するアンテナ入力回路23
と、取付ピン3の挿脱に伴って入り切りする検知スイッ
チSと、検知スイッチSが切り状態のときに取付ピン離
脱信号を出力する取付ピン入力回路24と、アンテナ入
力回路23からの受信信号又は取付ピン入力回路24か
らの取付ピン離脱信号が入力されると制御信号を出力す
るスイッチング回路25と、スイッチング回路25から
の制御信号が入力するとパルス発振を開始する発振回路
26と、スイッチング回路25からの制御信号が入力す
ると発振回路26の発振パルス数のカウントを開始し設
定カウント数を超えるとカウント完了信号を出力するカ
ウンタ27と、カウンタ27のカウント完了信号が入力
されるとスイッチング回路25を前記受信信号又は前記
取付ピン離脱信号が入力された状態に維持するラッチ回
路28と、カウンタ27のカウント完了信号が入力され
るとLEDランプ20を点灯させ且つ圧電ブザー21を
鳴らせるブザー・LEDドライバ29と、筐体2内の各
回路に電力を供給する電池Vと、電池Vから各回路への
電力供給を入り切りする電源スイッチ6とが備えられて
いる。
【0013】上記構成の回路は、電源スイッチ6が入り
操作された状態で、取付ピン3が筐体2から引き抜かれ
て離脱した場合や、検出具1が例えば店舗の出入口の両
側に設置される図6に示すような一対のパネル状の発信
器Oの設置箇所を通過した場合に、筐体2に収納されて
いる圧電ブザー21が鳴り、警報を出力するように構成
されている。尚、発振器Oとしては、上記の一対のパネ
ル状のもののうちの片方を出入口の片側に設定しても良
いし、又出入口の床面上に設置しても良い。
操作された状態で、取付ピン3が筐体2から引き抜かれ
て離脱した場合や、検出具1が例えば店舗の出入口の両
側に設置される図6に示すような一対のパネル状の発信
器Oの設置箇所を通過した場合に、筐体2に収納されて
いる圧電ブザー21が鳴り、警報を出力するように構成
されている。尚、発振器Oとしては、上記の一対のパネ
ル状のもののうちの片方を出入口の片側に設定しても良
いし、又出入口の床面上に設置しても良い。
【0014】以下、上記のような場合に圧電ブザー21
が鳴り出すまでの過程を簡単に説明する。先ず、取付ピ
ン3が筐体2から離脱して、検知スイッチSが入り状態
から切り状態になると、取付ピン入力回路24はスイッ
チング回路25に取付ピン離脱信号を出力する。スイッ
チング回路25は、取付ピン離脱信号を受け取っている
間、発振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り、
その制御信号を受けている間、発振回路26はパルス発
振し、カウンタ27は発振回路26の発振パルス数をカ
ウントする。そして、制御信号が停止すると、発振回路
26はパルス発振を停止し、カウンタ27はカウントを
停止しパルスカウント数をリセットする。カウンタ27
は、予め設定されているパルス数のカウントを完了する
毎にラッチ回路26及びブザー・LEDドライバ29に
対してカウント完了信号として一個のパルス信号を送
る。このカウンタ完了信号を送出した時点から、それま
での警報の出力を停止していた出力停止状態から、警報
を出力する出力作動状態に移行する。
が鳴り出すまでの過程を簡単に説明する。先ず、取付ピ
ン3が筐体2から離脱して、検知スイッチSが入り状態
から切り状態になると、取付ピン入力回路24はスイッ
チング回路25に取付ピン離脱信号を出力する。スイッ
チング回路25は、取付ピン離脱信号を受け取っている
間、発振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り、
その制御信号を受けている間、発振回路26はパルス発
振し、カウンタ27は発振回路26の発振パルス数をカ
ウントする。そして、制御信号が停止すると、発振回路
26はパルス発振を停止し、カウンタ27はカウントを
停止しパルスカウント数をリセットする。カウンタ27
は、予め設定されているパルス数のカウントを完了する
毎にラッチ回路26及びブザー・LEDドライバ29に
対してカウント完了信号として一個のパルス信号を送
る。このカウンタ完了信号を送出した時点から、それま
での警報の出力を停止していた出力停止状態から、警報
を出力する出力作動状態に移行する。
【0015】ブザー・LEDドライバ29はこのカウン
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路はカウンタ27のカウント完了信号を受け取っ
て、スイッチング回路25を前記取付ピン離脱信号を受
けた状態に維持し、これによりスイッチング回路25は
発振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り続け
る。つまり、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチ
ング回路25が取付ピン離脱信号を受け取った後、カウ
ンタ27が設定パルス数のカウントを完了してから、圧
電ブザー21を鳴らせ、LEDランプ20を発光させ
る。これにより、取付ピン離脱信号を一定時間継続して
受け取らないと圧電ブザー21及びLEDランプ20は
動作せず、ノイズ等による誤動作を防止している。
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路はカウンタ27のカウント完了信号を受け取っ
て、スイッチング回路25を前記取付ピン離脱信号を受
けた状態に維持し、これによりスイッチング回路25は
発振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り続け
る。つまり、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチ
ング回路25が取付ピン離脱信号を受け取った後、カウ
ンタ27が設定パルス数のカウントを完了してから、圧
電ブザー21を鳴らせ、LEDランプ20を発光させ
る。これにより、取付ピン離脱信号を一定時間継続して
受け取らないと圧電ブザー21及びLEDランプ20は
動作せず、ノイズ等による誤動作を防止している。
【0016】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、取付ピン入力回路24からの取付ピ
ン離脱信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制
御信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作さ
れるまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完
了信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20
はカウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続
ける。検出具1が発信器Oの設置箇所を通過した場合
は、共振アンテナ22が発信器Oからの電波によって起
電力を生じ、アンテナ入力回路23はその起電力を検出
して、スイッチング回路25に受信信号を出力する。ス
イッチング回路25が受信信号を受け取った後の各回路
の動作は、上記の取付ピン3が離脱した場合と同様であ
り、説明は省略する。従って、LEDランプ20、圧電
ブザー21、取付ピン入力回路24、スイッチング回路
25、発信回路26、カウンタ27、ラッチ回路28及
びブザー・LEDドライバ29は、警報出力手段Aとし
て機能し、検知スイッチSは警報出力手段Aに対する通
電を制御するスイッチ手段として機能する。
を送り出した後は、取付ピン入力回路24からの取付ピ
ン離脱信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制
御信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作さ
れるまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完
了信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20
はカウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続
ける。検出具1が発信器Oの設置箇所を通過した場合
は、共振アンテナ22が発信器Oからの電波によって起
電力を生じ、アンテナ入力回路23はその起電力を検出
して、スイッチング回路25に受信信号を出力する。ス
イッチング回路25が受信信号を受け取った後の各回路
の動作は、上記の取付ピン3が離脱した場合と同様であ
り、説明は省略する。従って、LEDランプ20、圧電
ブザー21、取付ピン入力回路24、スイッチング回路
25、発信回路26、カウンタ27、ラッチ回路28及
びブザー・LEDドライバ29は、警報出力手段Aとし
て機能し、検知スイッチSは警報出力手段Aに対する通
電を制御するスイッチ手段として機能する。
【0017】以下、取付ピン3の筐体2への取付構造を
説明する。取付ピン3は、図3乃至図5に示すように、
筐体2の内壁に接して設けられたジャックユニット4の
ピン挿入孔40に挿入された状態で筐体2に取り付けら
れる。ジャックユニット4には、図3乃至図5に示すよ
うに、ピン挿入孔40に挿入された取付ピン3と係合し
て抜け止めをする釣針状のロックバネ41が設けられ、
ロックバネ41の取付ピン3挿入方向の奥側箇所には検
知スイッチSが設けられている。
説明する。取付ピン3は、図3乃至図5に示すように、
筐体2の内壁に接して設けられたジャックユニット4の
ピン挿入孔40に挿入された状態で筐体2に取り付けら
れる。ジャックユニット4には、図3乃至図5に示すよ
うに、ピン挿入孔40に挿入された取付ピン3と係合し
て抜け止めをする釣針状のロックバネ41が設けられ、
ロックバネ41の取付ピン3挿入方向の奥側箇所には検
知スイッチSが設けられている。
【0018】ロックバネ41の材質は金属で、その両端
部41a,41bが接近又は離間する方向に弾性を有す
る。ロックバネ41はその屈曲部41cにおいて、ジャ
ックユニット4の本体から突出するバネ係止用凸部49
に係止され、ロックバネ41の端部41aはジャックユ
ニット4の本体に固定されている。ロックバネ41のも
う一方の端部41bと屈曲部41cとの中間部分には、
後述するように取付ピン3の係合用凹部3bと係合する
凸部41dがピン挿入孔40に出退可能に設けられてい
る。
部41a,41bが接近又は離間する方向に弾性を有す
る。ロックバネ41はその屈曲部41cにおいて、ジャ
ックユニット4の本体から突出するバネ係止用凸部49
に係止され、ロックバネ41の端部41aはジャックユ
ニット4の本体に固定されている。ロックバネ41のも
う一方の端部41bと屈曲部41cとの中間部分には、
後述するように取付ピン3の係合用凹部3bと係合する
凸部41dがピン挿入孔40に出退可能に設けられてい
る。
【0019】検知スイッチSは、図7に示すように、異
径の筒を二段に重ねた形状としてあり、取付ピン3挿入
方向の奥側の端部には鍔48aが形成されている。検知
スイッチSの内部には、鍔48aの内側の面に一端を固
定されたコイルスプリング48bと、コイルスプリング
48bの他端側を保持する金属板48cと、金属板48
cにおけるコイルスプリング48bの端部を保持する面
と反対側の面に一端を固定されたコイルスプリング48
dと、コイルスプリング48dの他端側を保持し、取付
ピン3の棒状部3Aと金属板48cとを電気的に絶縁す
る絶縁体である樹脂板48eが備えられている。従っ
て、樹脂板48e及び樹脂板48eと金属板48cとの
間に介在するコイルスプリング48dは、棒状部3Aと
金属板48cとを電気的絶縁状態にする絶縁手段Iとし
て機能する。金属板48cは、筐体2に挿入された取付
ピン3の先端のテーパ部3cと接触しないように中央部
が円形に切除されており、又、樹脂板48eは、取付ピ
ン3の先端のテーパ部3cを支持するように中央部が円
形に切除されている。又、金属板48cは、検知スイッ
チSの側壁部を貫通して突出しており、検知スイッチS
の側壁部はその突出した部分の取付ピン3挿脱方向への
移動を許容するように部分的に切除されている。
径の筒を二段に重ねた形状としてあり、取付ピン3挿入
方向の奥側の端部には鍔48aが形成されている。検知
スイッチSの内部には、鍔48aの内側の面に一端を固
定されたコイルスプリング48bと、コイルスプリング
48bの他端側を保持する金属板48cと、金属板48
cにおけるコイルスプリング48bの端部を保持する面
と反対側の面に一端を固定されたコイルスプリング48
dと、コイルスプリング48dの他端側を保持し、取付
ピン3の棒状部3Aと金属板48cとを電気的に絶縁す
る絶縁体である樹脂板48eが備えられている。従っ
て、樹脂板48e及び樹脂板48eと金属板48cとの
間に介在するコイルスプリング48dは、棒状部3Aと
金属板48cとを電気的絶縁状態にする絶縁手段Iとし
て機能する。金属板48cは、筐体2に挿入された取付
ピン3の先端のテーパ部3cと接触しないように中央部
が円形に切除されており、又、樹脂板48eは、取付ピ
ン3の先端のテーパ部3cを支持するように中央部が円
形に切除されている。又、金属板48cは、検知スイッ
チSの側壁部を貫通して突出しており、検知スイッチS
の側壁部はその突出した部分の取付ピン3挿脱方向への
移動を許容するように部分的に切除されている。
【0020】ジャックユニット4本体における検知スイ
ッチSの取付面4aには、二分割された電極端子4b,
4cが形成されている。この電極端子4b,4cは、図
1に示すように、夫々筐体2内に備えられた取付ピン入
力回路24に接続されている。ピン挿入孔40の隣接部
には、ピン挿入孔40のピン挿入方向に垂直な方向にジ
ャックユニット4を貫通する状態で延びるセットボタン
ピン挿入孔30が設けられている。セットボタンピン挿
入孔30内には、セットボタンピン挿入孔30内を摺動
自在のセットボタンピン31が配置され、セットボタン
ピン挿入孔30の筐体2内方側端部の開口にはセットボ
タンピン31に押し操作されて揺動する金属製のコンタ
クトバネ32が一端をジャックユニット4に固定される
状態で備えられている。
ッチSの取付面4aには、二分割された電極端子4b,
4cが形成されている。この電極端子4b,4cは、図
1に示すように、夫々筐体2内に備えられた取付ピン入
力回路24に接続されている。ピン挿入孔40の隣接部
には、ピン挿入孔40のピン挿入方向に垂直な方向にジ
ャックユニット4を貫通する状態で延びるセットボタン
ピン挿入孔30が設けられている。セットボタンピン挿
入孔30内には、セットボタンピン挿入孔30内を摺動
自在のセットボタンピン31が配置され、セットボタン
ピン挿入孔30の筐体2内方側端部の開口にはセットボ
タンピン31に押し操作されて揺動する金属製のコンタ
クトバネ32が一端をジャックユニット4に固定される
状態で備えられている。
【0021】セットボタンピン31は、図8(イ)及び
同図におけるE−E断面を示す図8(ロ)に示すよう
に、筐体2の外部から押し操作される被操作部31a
と、押し操作されたときにセットボタンピン31をセッ
トボタンピン挿入孔30内の特定箇所に位置決めする位
置決め部31bと、セットボタンピン31をセットボタ
ンピン31挿入方向と反対方向に復帰付勢するコイルス
プリング44を収納するバネ収納部31cとから成る。
バネ収納部31cは、図9に示すように、一方の面が開
放した箱状に形成され、このバネ収納部31cとセット
ボタンピン挿入孔30の内壁とで形成される空間内へセ
ットボタンピン挿入孔30の内壁から突出する状態で突
出部43が形成されている。又、箱状のバネ収納部31
cの底部には、後述の移動阻止バネ47の先端部分と係
合するための、セットボタンピン31の摺動方向に並ん
だ二つの係合部31e,31fが形成されている。
同図におけるE−E断面を示す図8(ロ)に示すよう
に、筐体2の外部から押し操作される被操作部31a
と、押し操作されたときにセットボタンピン31をセッ
トボタンピン挿入孔30内の特定箇所に位置決めする位
置決め部31bと、セットボタンピン31をセットボタ
ンピン31挿入方向と反対方向に復帰付勢するコイルス
プリング44を収納するバネ収納部31cとから成る。
バネ収納部31cは、図9に示すように、一方の面が開
放した箱状に形成され、このバネ収納部31cとセット
ボタンピン挿入孔30の内壁とで形成される空間内へセ
ットボタンピン挿入孔30の内壁から突出する状態で突
出部43が形成されている。又、箱状のバネ収納部31
cの底部には、後述の移動阻止バネ47の先端部分と係
合するための、セットボタンピン31の摺動方向に並ん
だ二つの係合部31e,31fが形成されている。
【0022】コイルスプリング44は、バネ収納部31
cにおける筐体2外方側の内壁と突出部43との間に配
置され、上述の如くセットボタンピン31をセットボタ
ンピン31の挿入方向と反対方向に復帰付勢する。セッ
トボタンピン31の位置決め部31bには、位置決め用
凸部31dがその突出方向に出退可能に弾性を有するよ
うに形成され、セットボタンピン31が筐体2内方側に
押し操作された状態で、位置決め用凸部31dに係合す
る係合用凹部30aがセットボタンピン挿入孔30の内
壁に設けられている。
cにおける筐体2外方側の内壁と突出部43との間に配
置され、上述の如くセットボタンピン31をセットボタ
ンピン31の挿入方向と反対方向に復帰付勢する。セッ
トボタンピン31の位置決め部31bには、位置決め用
凸部31dがその突出方向に出退可能に弾性を有するよ
うに形成され、セットボタンピン31が筐体2内方側に
押し操作された状態で、位置決め用凸部31dに係合す
る係合用凹部30aがセットボタンピン挿入孔30の内
壁に設けられている。
【0023】セットボタンピン31が筐体2内方側に押
し操作された状態では、セットボタンピン31の筐体2
内方側の端部がコンタクトバネ32に接当し、コンタク
トバネ32を揺動させる。この揺動によりコンタクトバ
ネ32の遊端側の端部は回路基板の接触し、図4(ロ)
に示すように、回路基板上に形成された二つの電極端子
6a,6bを短絡させる。これにより、電池Vから筐体
2内の各回路に通電されるのであり、このコンタクトバ
ネ32及び二つの電極端子6a,6bが図1における電
源スイッチ6に相当する。
し操作された状態では、セットボタンピン31の筐体2
内方側の端部がコンタクトバネ32に接当し、コンタク
トバネ32を揺動させる。この揺動によりコンタクトバ
ネ32の遊端側の端部は回路基板の接触し、図4(ロ)
に示すように、回路基板上に形成された二つの電極端子
6a,6bを短絡させる。これにより、電池Vから筐体
2内の各回路に通電されるのであり、このコンタクトバ
ネ32及び二つの電極端子6a,6bが図1における電
源スイッチ6に相当する。
【0024】セットボタンピン挿入孔30のピン挿入孔
40と反対側箇所には、後述する取付ピン3の係合解除
用キーKを挿入するキー挿入孔45が設けられている。
キー挿入孔45には、図10に示すように、係合解除用
キーKのキー挿入孔45への挿入に伴って回動操作され
るピニオンギヤ46と、セットボタンピン挿入孔30に
備えられたセットボタンピン31の移動を阻止するため
の移動阻止バネ47が備えられている。
40と反対側箇所には、後述する取付ピン3の係合解除
用キーKを挿入するキー挿入孔45が設けられている。
キー挿入孔45には、図10に示すように、係合解除用
キーKのキー挿入孔45への挿入に伴って回動操作され
るピニオンギヤ46と、セットボタンピン挿入孔30に
備えられたセットボタンピン31の移動を阻止するため
の移動阻止バネ47が備えられている。
【0025】ピニオンギヤ46は、その歯が係合解除用
キーKの挿入方向に対して垂直に延びる方向にジャック
ユニット4本体側に回動自在に支持され、且つ、一部が
キー挿入孔45に突出し他の一部がジャックユニット4
の外部に突出する状態としてある。又、ピニオンギヤ4
6は、図3(イ)において紙面に垂直な方向に、若干量
移動可能に支持してあり、キー挿入口45に係合解除用
キーKが挿入されていない状態では、キー挿入口45内
方側に位置して、後述のスライダー5のラック部5aと
噛合しないようにしてある。
キーKの挿入方向に対して垂直に延びる方向にジャック
ユニット4本体側に回動自在に支持され、且つ、一部が
キー挿入孔45に突出し他の一部がジャックユニット4
の外部に突出する状態としてある。又、ピニオンギヤ4
6は、図3(イ)において紙面に垂直な方向に、若干量
移動可能に支持してあり、キー挿入口45に係合解除用
キーKが挿入されていない状態では、キー挿入口45内
方側に位置して、後述のスライダー5のラック部5aと
噛合しないようにしてある。
【0026】移動阻止バネ47は細い金属棒にて弾性変
形可能に形成してあり、一端部をキー挿入孔45の開口
付近の一側部に固定し、弾性変形により揺動自在として
ある。移動阻止バネ47の遊端側端部は、セットボタン
ピン31の摺動方向における位置に応じて、セットボタ
ンピン31の係合部31e,31fの何れかと移動阻止
バネ47の弾性作用により押圧された状態で係合し、コ
イルスプリング44の付勢力によりセットボタンピン3
1が筐体2外方側に摺動移動するのを阻止している。
尚、図20では係合部31fに対して係合している状態
を示している。移動阻止バネ47の基端側端部と遊端側
端部との途中部分は、キー挿入孔45を横切る状態とし
てある。
形可能に形成してあり、一端部をキー挿入孔45の開口
付近の一側部に固定し、弾性変形により揺動自在として
ある。移動阻止バネ47の遊端側端部は、セットボタン
ピン31の摺動方向における位置に応じて、セットボタ
ンピン31の係合部31e,31fの何れかと移動阻止
バネ47の弾性作用により押圧された状態で係合し、コ
イルスプリング44の付勢力によりセットボタンピン3
1が筐体2外方側に摺動移動するのを阻止している。
尚、図20では係合部31fに対して係合している状態
を示している。移動阻止バネ47の基端側端部と遊端側
端部との途中部分は、キー挿入孔45を横切る状態とし
てある。
【0027】ジャックユニット4の筐体2内方側箇所に
は、図10に示す状態でジャックユニット4のピニオン
ギヤ46と噛合するラック部5aを備えた図11(イ)
及び図11(ロ)に示すスライダー5が設けられてい
る。スライダー5は、その基部5bが筐体2の内壁に設
けられた図示しないガイド部とスライド移動自在に係合
し、図3乃至図5において矢印Pにて示す方向つまり係
合解除用キーKの挿抜方向にスライド移動自在であり、
又、ラック部5aと基部5bとの間の途中部分から延出
する弾性変形可能な延出部5cの先端部分を筐体2側に
係止させる構成として、延出部5cの弾性作用により筐
体内方側に復帰付勢してある。尚、図3乃至図5では図
面を見易くするため、延出部5cを省略してある。
は、図10に示す状態でジャックユニット4のピニオン
ギヤ46と噛合するラック部5aを備えた図11(イ)
及び図11(ロ)に示すスライダー5が設けられてい
る。スライダー5は、その基部5bが筐体2の内壁に設
けられた図示しないガイド部とスライド移動自在に係合
し、図3乃至図5において矢印Pにて示す方向つまり係
合解除用キーKの挿抜方向にスライド移動自在であり、
又、ラック部5aと基部5bとの間の途中部分から延出
する弾性変形可能な延出部5cの先端部分を筐体2側に
係止させる構成として、延出部5cの弾性作用により筐
体内方側に復帰付勢してある。尚、図3乃至図5では図
面を見易くするため、延出部5cを省略してある。
【0028】次に、取付ピン3と筐体2との係合及び係
合の解除、更に、電池Vから筐体2内の各回路への通電
の入り切りの切り換えについて説明する。先ず、取付ピ
ン3と筐体2とを係合する際は、図3に示す取付ピン3
の係合が解除されている状態から、衣類の服地F等に取
付ピン3を通して、図4に示すように取付ピン3をジャ
ックユニット4のピン挿入孔40に挿入する。取付ピン
3をピン挿入孔40に設けられたコイルスプリング48
b,48dの付勢力に抗して挿入すると、取付ピン3の
係合用凹部3bにロックバネ41のピン挿入孔40内に
突出した凸部41dが係合し、コイルスプリング48
b,48dの付勢力によって取付ピン3が解除方向に移
動するのを阻止して係合状態を維持する。
合の解除、更に、電池Vから筐体2内の各回路への通電
の入り切りの切り換えについて説明する。先ず、取付ピ
ン3と筐体2とを係合する際は、図3に示す取付ピン3
の係合が解除されている状態から、衣類の服地F等に取
付ピン3を通して、図4に示すように取付ピン3をジャ
ックユニット4のピン挿入孔40に挿入する。取付ピン
3をピン挿入孔40に設けられたコイルスプリング48
b,48dの付勢力に抗して挿入すると、取付ピン3の
係合用凹部3bにロックバネ41のピン挿入孔40内に
突出した凸部41dが係合し、コイルスプリング48
b,48dの付勢力によって取付ピン3が解除方向に移
動するのを阻止して係合状態を維持する。
【0029】取付ピン3の係合用凹部3bとロックバネ
41の凸部41dとが係合するまでの挿入途中において
は、取付ピン3先端のテーパ部3cがジャックユニット
4側の樹脂板48eに接当し、コイルスプリング48
b,48dの付勢力に抗して更に取付ピン3が挿入され
ると、金属板48cが筐体2内方側に移動し、検知スイ
ッチSの取付面4aに形成された二分割された電極端子
4b,4cに接当しそれらを短絡する。これで、金属板
48cが、警報出力手段Aを出力停止状態とする停止操
作状態となったのである。従って、金属板48cは検知
スイッチSの接点開閉用の被操作部となっているのであ
る。金属板48cが二分割された電極端子4b,4cを
短絡させた時点では、コイルスプリング48dには未だ
縮み余裕があるようにしてあるので、樹脂板48eが金
属板48cに接近移動することを許容でき、更に取付ピ
ン3が挿入されて上記の取付ピン3とロックバネ41と
が係合する状態になる。これで、検出具1の商品への取
り付けが完了し、次に、検出具1を作動開始させる。
41の凸部41dとが係合するまでの挿入途中において
は、取付ピン3先端のテーパ部3cがジャックユニット
4側の樹脂板48eに接当し、コイルスプリング48
b,48dの付勢力に抗して更に取付ピン3が挿入され
ると、金属板48cが筐体2内方側に移動し、検知スイ
ッチSの取付面4aに形成された二分割された電極端子
4b,4cに接当しそれらを短絡する。これで、金属板
48cが、警報出力手段Aを出力停止状態とする停止操
作状態となったのである。従って、金属板48cは検知
スイッチSの接点開閉用の被操作部となっているのであ
る。金属板48cが二分割された電極端子4b,4cを
短絡させた時点では、コイルスプリング48dには未だ
縮み余裕があるようにしてあるので、樹脂板48eが金
属板48cに接近移動することを許容でき、更に取付ピ
ン3が挿入されて上記の取付ピン3とロックバネ41と
が係合する状態になる。これで、検出具1の商品への取
り付けが完了し、次に、検出具1を作動開始させる。
【0030】検出具1の作動を開始させるには、図12
(イ),(ロ)に示すような電源セット用治具Dを用い
て行う。電源セット用治具Dの突出ピンD1にてジャッ
クユニット4のセットボタンピン31の被操作部31a
を奥に押し込むと、セットボタンピン31の筐体2内方
側の端部31gがコンタクトバネ32に接当し、コンタ
クトバネ32を揺動させる。この揺動によりコンタクト
バネ32の遊端側の端部は回路基板に接触し、回路基板
上の二つの電極端子6a,6bを短絡させる。これによ
り、電池Vから筐体2内の各回路に通電が開始されるの
である。尚、セットボタンピン31が押し込まれていな
い状態では、セットボタンピン31の筐体2外方側端部
である被操作部31aが、セットボタンピン挿入孔30
の筐体2外方側の開口より若干没入した箇所に位置する
ように、バネ収納部31cの位置決め部31b側の端部
に接当する位置決め段部30bがセットボタンピン挿入
孔30の内壁に形成されている。
(イ),(ロ)に示すような電源セット用治具Dを用い
て行う。電源セット用治具Dの突出ピンD1にてジャッ
クユニット4のセットボタンピン31の被操作部31a
を奥に押し込むと、セットボタンピン31の筐体2内方
側の端部31gがコンタクトバネ32に接当し、コンタ
クトバネ32を揺動させる。この揺動によりコンタクト
バネ32の遊端側の端部は回路基板に接触し、回路基板
上の二つの電極端子6a,6bを短絡させる。これによ
り、電池Vから筐体2内の各回路に通電が開始されるの
である。尚、セットボタンピン31が押し込まれていな
い状態では、セットボタンピン31の筐体2外方側端部
である被操作部31aが、セットボタンピン挿入孔30
の筐体2外方側の開口より若干没入した箇所に位置する
ように、バネ収納部31cの位置決め部31b側の端部
に接当する位置決め段部30bがセットボタンピン挿入
孔30の内壁に形成されている。
【0031】又、このセットボタンピン31が押し操作
されると、移動阻止バネ47の遊端側の先端部が、セッ
トボタンピン31の係合部31eと係合している状態か
ら、図9に示すように、セットボタンピン31の係合部
31fと係合する状態に切り換わる。セットボタンピン
31がコンタクトバネ32の遊端側の端部を回路基板側
に揺動させる位置では、コイルスプリング44が圧縮さ
れて、セットボタンピン31を筐体2の外方側に押し戻
そうと作用するが、上記のように移動阻止バネ47の遊
端側の先端部とセットボタンピン31の係合部31fと
係合によってセットボタンピン31の摺動移動を阻止す
るとともに、セットボタンピン31の位置決め用凸部3
1dとセットボタンピン挿入孔30の係合用凹部30a
との係合によっても、セットボタンピン31の摺動移動
を阻止する。上記のようにして電源スイッチ6を入り状
態としているときに、取付ピン3を強制的に引き抜く
と、金属板48cは、コイルスプリング48bの復帰付
勢力により電極端子4b,4cから離間し、警報出力手
段Aを警報を出力する出力作動状態とする出力操作状態
となる。
されると、移動阻止バネ47の遊端側の先端部が、セッ
トボタンピン31の係合部31eと係合している状態か
ら、図9に示すように、セットボタンピン31の係合部
31fと係合する状態に切り換わる。セットボタンピン
31がコンタクトバネ32の遊端側の端部を回路基板側
に揺動させる位置では、コイルスプリング44が圧縮さ
れて、セットボタンピン31を筐体2の外方側に押し戻
そうと作用するが、上記のように移動阻止バネ47の遊
端側の先端部とセットボタンピン31の係合部31fと
係合によってセットボタンピン31の摺動移動を阻止す
るとともに、セットボタンピン31の位置決め用凸部3
1dとセットボタンピン挿入孔30の係合用凹部30a
との係合によっても、セットボタンピン31の摺動移動
を阻止する。上記のようにして電源スイッチ6を入り状
態としているときに、取付ピン3を強制的に引き抜く
と、金属板48cは、コイルスプリング48bの復帰付
勢力により電極端子4b,4cから離間し、警報出力手
段Aを警報を出力する出力作動状態とする出力操作状態
となる。
【0032】次に、図4に示す状態から、警報出力手段
Aを出力作動状態としないで、取付ピン3とジャックユ
ニット4との係合を解除するためには、図13に示す係
合解除用キーKを使用する。係合解除用キーKは、ジャ
ックユニット4のピニオンギヤ46に噛合するラック部
K1を備えており、図4に示す状態において、キー挿入
孔45にラック部K1を挿入すると、ラック部K1がピ
ニオンギヤ46を持ち上げてスライダー5のラック部5
aと噛合させるとともに、ラック部K1とピニオンギヤ
46とが噛合して、ラック部K1の挿入に伴ってピニオ
ンギヤ46が回転する。このピニオンギヤ46の回転に
よって、ピニオンギア46と噛合するラック部5aを備
えたスライダー5が図5において一点鎖線で示す位置か
ら実線で示す位置に移動する。尚、図10では、ピニオ
ンギヤ46の位置は、ラック部K1によって持ち上げら
れたときの位置を示してある。又、係合解除用キーKの
ラック部K1がキー挿入孔45に挿入されると、キー挿
入孔45を横切る状態で設けられている移動阻止バネ4
7を押圧して、移動阻止バネ47をキー挿入孔45の壁
部に押しつける。これにより、移動阻止バネ47の遊端
側の端部が揺動して、その遊端側の端部とセットボタン
ピン31の係合部31fとの係合が解除される。
Aを出力作動状態としないで、取付ピン3とジャックユ
ニット4との係合を解除するためには、図13に示す係
合解除用キーKを使用する。係合解除用キーKは、ジャ
ックユニット4のピニオンギヤ46に噛合するラック部
K1を備えており、図4に示す状態において、キー挿入
孔45にラック部K1を挿入すると、ラック部K1がピ
ニオンギヤ46を持ち上げてスライダー5のラック部5
aと噛合させるとともに、ラック部K1とピニオンギヤ
46とが噛合して、ラック部K1の挿入に伴ってピニオ
ンギヤ46が回転する。このピニオンギヤ46の回転に
よって、ピニオンギア46と噛合するラック部5aを備
えたスライダー5が図5において一点鎖線で示す位置か
ら実線で示す位置に移動する。尚、図10では、ピニオ
ンギヤ46の位置は、ラック部K1によって持ち上げら
れたときの位置を示してある。又、係合解除用キーKの
ラック部K1がキー挿入孔45に挿入されると、キー挿
入孔45を横切る状態で設けられている移動阻止バネ4
7を押圧して、移動阻止バネ47をキー挿入孔45の壁
部に押しつける。これにより、移動阻止バネ47の遊端
側の端部が揺動して、その遊端側の端部とセットボタン
ピン31の係合部31fとの係合が解除される。
【0033】スライダー5には、上記のスライダー5の
スライド移動に伴ってロックバネ41の端部41bに接
当する第1押さえ部5dとセットボタンピン31の筐体
2内方側端部に接当する第2押さえ部5eとが備えられ
ており、図5に示すように、第1押さえ部5dがロック
バネ41の端部41bを押すと、ロックバネ41の凸部
41dがピン挿入孔40から引退する状態に揺動する。
こうして、取付ピン3の係合用凹部3bとロックバネ4
1の凸部41dとの係合が解除され、取付ピン3は、検
知スイッチSのコイルスプリング48b,48dの付勢
力によって、筐体2外方側に押し出される。
スライド移動に伴ってロックバネ41の端部41bに接
当する第1押さえ部5dとセットボタンピン31の筐体
2内方側端部に接当する第2押さえ部5eとが備えられ
ており、図5に示すように、第1押さえ部5dがロック
バネ41の端部41bを押すと、ロックバネ41の凸部
41dがピン挿入孔40から引退する状態に揺動する。
こうして、取付ピン3の係合用凹部3bとロックバネ4
1の凸部41dとの係合が解除され、取付ピン3は、検
知スイッチSのコイルスプリング48b,48dの付勢
力によって、筐体2外方側に押し出される。
【0034】一方、スライダー5の第2押さえ部5eが
セットボタンピン31の筐体2内方側端部を押すと、セ
ットボタンピン31が筐体2外方側に移動し、セットボ
タンピン31の位置決め用凸部31dとセットボタンピ
ン挿入孔30の係合用凹部30aとの係合が解除され
る。この結果、バネ収納部31c内のコイルスプリング
44の復帰付勢力により、セットボタンピン31は、操
作部31aが押し込まれる前の状態に復帰し、コンタク
トバネ32は回路基板上の二つの端子と離間し、電池V
から筐体2内の各回路への通電を停止する。
セットボタンピン31の筐体2内方側端部を押すと、セ
ットボタンピン31が筐体2外方側に移動し、セットボ
タンピン31の位置決め用凸部31dとセットボタンピ
ン挿入孔30の係合用凹部30aとの係合が解除され
る。この結果、バネ収納部31c内のコイルスプリング
44の復帰付勢力により、セットボタンピン31は、操
作部31aが押し込まれる前の状態に復帰し、コンタク
トバネ32は回路基板上の二つの端子と離間し、電池V
から筐体2内の各回路への通電を停止する。
【0035】この通電が停止されるタイミングは、取付
ピン3の係合用凹部3bとロックバネ41の凸部41d
の係合が解除されて離間するタイミングより少し遅れる
ように構成してあり、係合解除用キーKの操作によって
取付ピン3をピン挿入孔40から抜くとき、一瞬圧電ブ
ザー21が鳴るようにしてあるので、この抜き操作と同
時に電池Vのバッテリーチェックを行える。
ピン3の係合用凹部3bとロックバネ41の凸部41d
の係合が解除されて離間するタイミングより少し遅れる
ように構成してあり、係合解除用キーKの操作によって
取付ピン3をピン挿入孔40から抜くとき、一瞬圧電ブ
ザー21が鳴るようにしてあるので、この抜き操作と同
時に電池Vのバッテリーチェックを行える。
【0036】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、警報出力手段Aは、音や光を警報
として直接発しているが、警報として電波による信号を
発信し、その発信した電波を受信して音や光等を発する
装置を他に設けて構成しても良い。
として直接発しているが、警報として電波による信号を
発信し、その発信した電波を受信して音や光等を発する
装置を他に設けて構成しても良い。
【0037】 上記実施例では、スイッチ手段Sは、
取付ピン3の棒状部3Aに押し操作される樹脂板48e
と金属板48cとの間にコイルスプリング48dを介在
させて構成として、金属板48cが停止操作状態となっ
た後も、樹脂板48eが金属板48cに接近移動するの
を許容しているが、金属板48cを弾性を有し、取付ピ
ン3側に凸の適当な形状に屈曲させた薄い板状として、
樹脂板48eが直接金属板48cを押す構成としても良
く、この場合でも、金属板48cが停止操作状態となっ
た後も、樹脂板48eが金属板48c側へ接近移動する
のを許容することができる。
取付ピン3の棒状部3Aに押し操作される樹脂板48e
と金属板48cとの間にコイルスプリング48dを介在
させて構成として、金属板48cが停止操作状態となっ
た後も、樹脂板48eが金属板48cに接近移動するの
を許容しているが、金属板48cを弾性を有し、取付ピ
ン3側に凸の適当な形状に屈曲させた薄い板状として、
樹脂板48eが直接金属板48cを押す構成としても良
く、この場合でも、金属板48cが停止操作状態となっ
た後も、樹脂板48eが金属板48c側へ接近移動する
のを許容することができる。
【0038】 上記実施例では、絶縁手段Iは、樹脂
板48eとコイルスプリング48dとを備え、絶縁体で
ある樹脂板48eによって取付ピン3の棒状部3Aと金
属板48cとを電気的絶縁状態にしているが、棒状部3
Aに又は金属板48cの取付ピン3側の面に絶縁膜を塗
布して電気的絶縁状態にしても良い。又、棒状部3A自
体を絶縁体で構成して電気的絶縁状態にしても良い。
板48eとコイルスプリング48dとを備え、絶縁体で
ある樹脂板48eによって取付ピン3の棒状部3Aと金
属板48cとを電気的絶縁状態にしているが、棒状部3
Aに又は金属板48cの取付ピン3側の面に絶縁膜を塗
布して電気的絶縁状態にしても良い。又、棒状部3A自
体を絶縁体で構成して電気的絶縁状態にしても良い。
【0039】 上記実施例では、絶縁体である樹脂板
48eは、板状の形状としているが、円柱状にする等種
々に変更可能である。又、樹脂板48e代わりにセラミ
ック板等を絶縁体として用いても良い。
48eは、板状の形状としているが、円柱状にする等種
々に変更可能である。又、樹脂板48e代わりにセラミ
ック板等を絶縁体として用いても良い。
【0040】 上記実施例では、検知スイッチSは、
いわゆるノーマルオープンタイプのスイッチを構成して
いるが、取付ピン3の押し操作でオン状態からオフ状態
に切り換わるいわゆるノーマルクローズタイプのスイッ
チとして構成しても良い。
いわゆるノーマルオープンタイプのスイッチを構成して
いるが、取付ピン3の押し操作でオン状態からオフ状態
に切り換わるいわゆるノーマルクローズタイプのスイッ
チとして構成しても良い。
【0041】 上記実施例では、スイッチ手段Sの被
操作部として金属板48cを用いているが、金属板48
cの代わりに導電性ゴム等を用いても良い。
操作部として金属板48cを用いているが、金属板48
cの代わりに導電性ゴム等を用いても良い。
【0042】 上記実施例では、一個の棒状部3Aを
有する取付ピン3にて検出具1を盗難防止対象物に取り
付ける場合を例示しているが、筐体に差し込み接続され
る棒状部を両端に備えたワイヤ状部材によって、検出具
1を盗難防止対象物に取り付けるものにも同様に適用で
きる。
有する取付ピン3にて検出具1を盗難防止対象物に取り
付ける場合を例示しているが、筐体に差し込み接続され
る棒状部を両端に備えたワイヤ状部材によって、検出具
1を盗難防止対象物に取り付けるものにも同様に適用で
きる。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施例にかかる概略構成図
【図2】本発明の実施例にかかる外観図
【図3】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図4】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図5】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図6】本発明の実施例にかかる発信器の外観斜視図
【図7】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図8】本発明の実施例にかかるセットボタンピンの拡
大図
大図
【図9】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図10】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図11】本発明の実施例にかかるスライダーの拡大図
【図12】本発明の実施例にかかる電源セット用治具の
拡大図
拡大図
【図13】本発明の実施例にかかる係合解除用キーの拡
大図
大図
2 筐体 3 取付具 3A 棒状部 48c 被操作部 48d スプリング 48e 絶縁体 A 警報出力手段 I 絶縁手段 S スイッチ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/00 - 15/02 H01H 13/52
Claims (2)
- 【請求項1】 筐体(2)と、それに差し込み接続され
る棒状部(3A)を備えた取付具(3)とが設けられ、 前記筐体(2)内に、警報出力手段(A)と、前記棒状
部(3A)が前記筐体(2)に差し込み接続されたとき
に前記警報出力手段(A)を出力停止状態とし、且つ、
前記棒状部(3A)が前記筐体(2)から離脱されたと
きに前記警報出力手段(A)を出力作動状態とするよう
に、前記警報出力手段(A)に対する通電を制御するス
イッチ手段(S)とが設けられた盗難防止装置であっ
て、 前記スイッチ手段(S)は、前記棒状部(3A)が前記
筐体(2)に差し込み接続されるに伴って押し移動され
て、前記警報出力手段(A)を出力停止状態とする停止
操作状態となり、且つ、前記警報出力手段(A)を出力
作動状態とする出力操作状態側に復帰付勢された接点開
閉用の導電性の被操作部(48c)を備え、 その被操作部(48c)と前記棒状部(3A)とを電気
的絶縁状態にする絶縁手段(I)が設けられている盗難
防止装置。 - 【請求項2】 前記絶縁手段(I)は、前記筐体(2)
に差し込み接続された前記棒状部(3A)にて押し移動
される絶縁体(48e)と、その絶縁体(48e)と前
記被操作部(48c)との間に介在されて、前記絶縁体
(48e)が前記棒状部(3A)にて押し移動されるに
伴って前記被操作部(48c)を前記停止操作状態に押
し移動し、且つ、前記被操作部(48c)が前記停止操
作状態に移動された後において前記絶縁体(48e)が
前記被操作部(48c)側へ接近移動することを許容す
るスプリング(48d)とを備えて構成されている請求
項1記載の盗難防止装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21588893A JP2960841B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 盗難防止装置 |
EP94925004A EP0667601A4 (en) | 1993-08-31 | 1994-08-25 | SECURITY DEVICE AGAINST THEFT. |
PCT/JP1994/001406 WO1995006923A1 (fr) | 1993-08-31 | 1994-08-25 | Dispositif antivol |
KR1019940701661A KR100193461B1 (ko) | 1993-08-31 | 1994-08-25 | 도난방지장치 |
CA 2147747 CA2147747A1 (en) | 1993-08-31 | 1994-08-25 | Antitheft device |
US08/428,108 US5610587A (en) | 1993-08-31 | 1994-08-25 | Theft preventive apparatus having an alarm output device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21588893A JP2960841B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 盗難防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765255A JPH0765255A (ja) | 1995-03-10 |
JP2960841B2 true JP2960841B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16679927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21588893A Expired - Fee Related JP2960841B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960841B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21588893A patent/JP2960841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0765255A (ja) | 1995-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |