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JPH07233106A - モノヨウ素化芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

モノヨウ素化芳香族化合物の製造方法

Info

Publication number
JPH07233106A
JPH07233106A JP6048004A JP4800494A JPH07233106A JP H07233106 A JPH07233106 A JP H07233106A JP 6048004 A JP6048004 A JP 6048004A JP 4800494 A JP4800494 A JP 4800494A JP H07233106 A JPH07233106 A JP H07233106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aromatic compound
monoiodinated
compound
reaction
iodine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6048004A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nukada
克己 額田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6048004A priority Critical patent/JPH07233106A/ja
Publication of JPH07233106A publication Critical patent/JPH07233106A/ja
Priority to US08/907,968 priority patent/US5856596A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/383Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/392Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by crystallisation; Purification or separation of the crystals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/04Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
    • C07C209/06Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of halogen atoms
    • C07C209/10Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of halogen atoms with formation of amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings or from amines having nitrogen atoms bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 毒性の強いアミノ化合物を使用せず、また、
コストアップにつながるモノヨード体の蒸留を行うこと
なく、安価で、高純度な芳香族化合物のモノヨウ素化合
物を製造する方法を提供する。 【構成】 本発明のモノヨウ素化芳香族化合物の製造方
法は、ヨウ素酸又は過ヨウ素酸とヨウ素を用い、水と酢
酸の混合溶剤中で、2か所以上がヨウ素化されうる芳香
族化合物をヨウ素化する反応において、反応するヨウ素
原子の原子数と芳香族化合物の分子数の比が1未満であ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族化合物のモノヨ
ウ素化物を収率よく、高純度に製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電荷発生層と電荷輸送層を積層し
た構成の電子写真用有機感光体の開発が盛んに行われて
いる。電荷輸送層に用いる電荷輸送材料としては、特公
昭37−16096号公報に開示された様なピラゾリン
化合物、USP3,180,730号明細書に開示され
た様なトリアリールアミン化合物、特開昭58−198
043号公報に開示された様なスチルベン化合物、特公
昭55−42380号公報に開示された様なヒドラゾン
化合物、特公昭34−5466号公報に開示された様な
オキサジアゾール化合物、特開昭63−314554号
公報に開示された様なブタジエン化合物など種々の化合
物が知られている。このなかでも特にトリアリールアミ
ン化合物は電荷の輸送性(モビリティー)が高く、特に
注目されており、近年、特開平1−280763号公
報、特開平2−178666号公報、特開平2−178
667号公報、特開平2−178668号公報、特開平
2−178669号公報、特開平2−178670号公
報、特開平2−190862号公報、特開平2−190
863号公報、特開平2−230255号公報、特開平
3−78755号公報、特開平3−78756号公報、
特開平3−78757号公報、特開平3−114058
号公報、特開平4−133064号公報、特開平4−1
93852号公報、特開平4−312558号公報、特
開平5−19509号公報、特開平5−80550号公
報、特開平5−313386号公報などに種々のトリア
リールアミン化合物が提案されている。
【0003】これらトリアリールアミン化合物は、一般
によく知られているアリールアミン化合物とハロゲン化
アリールの銅触媒を用いたカップリング反応で合成する
ことができる。ハロゲン化アリールはハロゲンとして、
臭素、ヨウ素があげられるが、最終段階のカップリング
(アミンの三級化)反応では、臭化物は著しく反応性が
低いため、ヨウ化物を用いるのが一般的である。これら
芳香族化合物のヨウ素化合物は、Ann.634、84
(1960)に示されたように、ヨウ素酸とヨウ素を用
い、水と酢酸の混合溶剤中で硫酸触媒でヨウ素化する
か、日本化学雑誌92,1021(1971)に示され
たように、過ヨウ素酸とヨウ素を用い、水と酢酸の混合
溶剤中で硫酸触媒でヨウ素化するか、あるいは、Bul
l.Soc.Chim.,634(1940)に示さ
れたように、対応するアミノ化合物からのサンドマイヤ
ー(Sandmeyer)反応などで合成することがで
きる。
【0004】ところで、特開平1−280763号公報
に開示されたビフェニルアミン化合物、特開平2−19
0862号公報に開示されたターフェニルアミン化合
物、特開平2−190863号公報に開示されたピレニ
ルアミン化合物、特開平2−230255号公報に開示
されたフルオレニルアミン化合物等では、モノヨードビ
フェニル、モノヨードターフェニル、モノヨードピレ
ン、モノヨードフルオレンを中間体として用いるが、こ
れらモノヨード化合物も前述の方法と同様にして合成で
きる。しかしながら、サンドマイヤー(Sandmey
er)反応で合成する場合、ジヨード体の生成は防げる
が、対応するアミノ化合物は非常に毒性が強く、取扱い
に注意を要し、また、反応後の処理が煩雑で、収率も低
いため、好ましくない。
【0005】一方、ヨウ素酸又は過ヨウ素酸によりヨウ
素化する反応は非常に容易であるが、モノヨード体生成
とジヨード体生成との反応選択性が低いため、混合物と
なってしまう。そして、モノヨード体生成とジヨード体
生成との混合物を用いてアミノ化反応を行った場合、生
成物も混合物となってしまう。生成物中の不純物は、電
荷輸送材料の電気的特性に著しく影響をおよぼすため、
精製が必要であるが、これらは一般に分子量が大きく、
蒸留などによる精製は困難であり、カラム精製など、非
常にコストのかかる方法で行う必要がある。また、ヨウ
素は高価であり、多くのジヨード体を生じることはコス
トアップにつながる。また、モノヨード体とジヨード体
では、ジヨード体の溶解度が著しく低いため、約10%
程度以上ジヨード体を含む場合には、工業的に操作が簡
単で、コストメリットの大きい再結晶ではジヨード体が
除けず、精製不可能で、蒸留による精製が必要となる。
ところが、モノヨード体の蒸留は沸点が高く、融点も高
いため、高い真空度が必要となり、かつ固体蒸留とな
る。また、多量のジヨード体を含む場合には、飛沫混入
により単蒸留ではモノヨード体の混入が起こり、純度低
下をまねき、分留が必要となるため、操作が煩雑とな
り、大幅なコストアップにつながる。
【0006】また、Ann.634,84(1960)
には、芳香族化合物の飽和溶液でヨウ素化反応を行うこ
とによりモノヨード体生成の選択性を上げるとの記載が
あるが、電荷輸送材料の原料として十分な純度のものを
安価に得ることはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点を改良し、毒性の強いアミノ化合物を使用せず、
また、コストアップにつながるモノヨード体の蒸留を行
うことなく、安価で、高純度な芳香族化合物のモノヨウ
素化合物を製造する方法を提供するものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】ヨウ素酸又は過ヨウ素
酸とヨウ素を用い、水と酢酸の混合溶剤中で芳香族化合
物をヨウ素化する反応において、反応するヨウ素原子の
原子数と芳香族化合物の分子数の比率、酢酸と水の比
率、精製方法について鋭意検討した結果、反応するヨウ
素原子の原子数と芳香族化合物の分子数の比率を1未
満、好ましくは0.8未満、より好ましくは0.5未満
とすることにより高純度のモノヨウ素化物が得られるこ
とを見いだした。また、水の割合を増やすことでモノヨ
ウ素化物の生成比率が増加し、再結晶のみで高純度のモ
ノヨウ素化物が得られることを見いだした。また、蒸留
精製と組み合せることで、さらに高純度なモノヨウ素化
物が高収率で得られることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0009】以下に本発明をさらに詳しく説明する。ヨ
ウ素化反応は、水と酢酸の混合溶剤中に所定量のヨウ素
酸又は過ヨウ素酸とヨウ素、芳香族化合物、および必要
に応じて触媒を加えた後、加熱撹拌する。水と酢酸の混
合溶媒は、芳香族化合物1gに対し1〜100mlで用
いるが、少なすぎると反応が円滑に進みにくく、また、
多すぎると後処理に手間がかかるため、2〜30mlの
範囲が好ましい。水と酢酸の比率は、水1mlに対し酢
酸0.5〜100mlで用いるが、水が多すぎると芳香
族化合物が溶解せず反応が進みにくくなる。また、水が
少ないとヨウ素化された芳香族化合物の溶解性も高くな
り、ジヨウ素化がおこりやすくなるため、0.5〜10
ml用いるのが好ましく、より好ましくは0.8〜5m
lの範囲である。
【0010】ヨウ素酸、過ヨウ素酸は反応により生じる
ヨウ化水素を酸化し、反応が円滑に進行する作用をして
おり、ヨウ素酸はモル比でヨウ素の1/2.5以上、過
ヨウ素酸はモル比でヨウ素の1/3.5以上用いる。過
ヨウ素酸は、2水和物あるいは水溶液を用いることがで
きるが、安全性上水溶液を用いることが好ましい。所望
により使用される触媒としては、硫酸、ニトロシル硫
酸、硫酸と硝酸の混酸などの無機酸、p−トルエンスル
ホン酸などの有機酸、過酢酸や過硫酸ナトリウムなどの
過酸化物が用いられるが、硫酸が安価でニトロ化などの
副反応も起こらないため好ましい。触媒の量としては芳
香族炭化水素化合物1部に対し0.01部以上、好まし
くは0.1部以上用いる。反応は加熱撹拌して行うが、
ヨウ素には昇華性があり、反応器の上部に析出するた
め、80℃以上に加熱し、溶媒蒸気の還流により析出を
防ぎながら反応させることが好ましい。反応の終了はヨ
ウ素の色の消滅により確認できる。
【0011】反応終了後、反応混合物を室温に冷却し、
生成物を分離し、塩化メチレン、トルエン、酢酸エチル
等の適当な有機溶媒に溶解し、有機層を希チオ硫酸ナト
リウム水溶液、希炭酸ナトリウム等で洗浄した後、十分
に水洗、乾燥し、溶媒を留去する。ついで残渣を適当な
有機溶媒を用いて再結晶する。再結晶の溶媒としては、
酢酸エチル、トルエン、エタノール等を単独または混合
したものが使用される。特に、酢酸エチル、トルエン、
酢酸エチルとエタノールの混合溶媒、トルエンとエタノ
ールの混合溶媒の使用が好ましい。再結晶により高純度
のモノヨウ素化芳香族化合物を得ることができる。再結
晶に用いる有機溶媒は任意のものを任意の量用いること
ができる。再結晶に先立ちモノヨウ素化芳香族化合物を
蒸留により精製することによって、さらに高純度のモノ
ヨウ素化芳香族化合物を得ることができる。また、過剰
の未反応芳香族化合物のみを蒸留により除き再結晶を行
うことによって、原料のリサイクルが可能であり、ま
た、高沸点のモノヨウ素化芳香族化合物を蒸留すること
なく高純度のモノヨウ素化芳香族化合物を得ることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、実施例で具体的に示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。 実施例1 100mlのフラスコに、ビフェニル18.32g(1
19mmol)、氷酢酸50ml、蒸留水50ml、濃
硫酸3.2ml、ヨウ素6.26g(24.7mmo
l)、過ヨウ素酸2水和物2.30g(10.0mmo
l)を加え、オイルバス中、バス温約105℃で4時間
反応させた。ヨウ素色が消滅したのち、室温まで冷却
後、析出した結晶をろ別し、塩化メチレン約50mlに
溶解し、希Na2 2 3 溶液、希Na2 CO3 溶液、
および蒸留水で洗浄したのち、乾燥した。純度はHPL
Cで決定した。ビフェニル/4−ヨードビフェニル/
4,4′−ジヨードビフェニル=38.62%/60.
47%/0.91%であった。 カラム:Inertsil ODS 5μm,4.6×
250mm Solvent:MeOH−100% 流速:1.5ml/min 検出波長:254nm なお、この条件では、反応するヨウ素原子の原子数と芳
香族化合物の分子数の比(簡単のため、以下ヨウ素/基
質比とする)は59.4mmol/119mmol=
0.5である。また、モノヨウ素化とジヨウ素化の反応
選択性の指標として4−ヨードビフェニル/4,4′−
ジヨードビフェニル比(簡単のため、以下モノ−体/ジ
−体比とする)をとった。その結果を表1に示す。ま
た、ヨウ素/基質比とモノ−体/ジ−体比の関係を図1
に示す。
【0013】実施例2〜9および比較例1 ビフェニル、氷酢酸、蒸溜水の量を表1に示す通りに変
化させ、生成物の純度を求めた。その結果を表1に示
す。また、ヨウ素/基質比とモノ−体/ジ−体比の関係
を図1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】実施例10(精製法1) 実施例1で得られた混合物を、酢酸エチル/エタノール
=10ml/5mlから再結晶して4−ヨードビフェニ
ル10.78g(収率64.8%、ビフェニル/4−ヨ
ードビフェニル/4,4′−ジヨードビフェニル=3.
56%/95.67%/0.77%)を得た。さらに酢
酸エチル/エタノール=10ml/5mlから再結晶し
て、4−ヨードビフェニル8.09g(収率48.6
%、ビフェニル/4−ヨードビフェニル/4,4′−ジ
ヨードビフェニル=0.15%/99.74%/0.1
1%)を得た。蒸留を行わず、再結晶のみにより精製を
行う方法を精製法1とする。
【0016】実施例11(精製法2) 実施例1と同様に反応処理を行った後、過剰のビフェニ
ルを減圧蒸留で除き(約100℃/0.55mmH
g)、残渣を酢酸エチル/エタノール=10ml/5m
lから再結晶して4−ヨードビフェニル11.26g
(収率67.6%、ビフェニル/4−ヨードビフェニル
/4,4′−ジヨードビフェニル=0.34%/99.
06%/0.60%)を得た。過剰の芳香族化合物を減
圧蒸留により除いた後、残渣を再結晶し精製を行う方法
を精製法2とする。
【0017】実施例12(精製法3) 実施例1と同様に反応処理を行った後、4−ヨードビフ
ェニルを減圧蒸留により精製し(約140℃/0.21
mmHg)、さらに酢酸エチル/エタノール=10ml
/5mlから再結晶して4−ヨードビフェニル12.5
0g(収率75.0%、ビフェニル/4−ヨードビフェ
ニル/4,4′−ジヨードビフェニル=0.10%/9
9.90%/0.0%)を得た。モノヨウ素化芳香族化
合物を減圧蒸留により精製した後、さらに再結晶し精製
を行う方法を精製法3とする。
【0018】比較例2 比較例1で得られた混合物を精製法1により精製した。
精製後のモノ−体/ジ−体比は9.8であり、かえって
4,4′−ジヨードビフェニルの比率が高くなってしま
っている。 比較例3 比較例1と同様にして得られた混合物を精製法3と同様
な方法により精製した。精製後のモノ−体/ジ−体比は
242.7(収率63.3%、ビフェニル/4−ヨード
ビフェニル/4,4′−ジヨードビフェニル=0.08
%/99.51%/0.41%)で、反応後の4,4′
−ジヨードビフェニルの割合が多いため、精製法3と同
様に行っても4,4′−ジヨードビフェニルの混入が生
じている。
【0019】応用例1 3,3′,4,4′−テトラメチルジフェニルアミン
4.9g、実施例11で得られた4−ヨードビフェニル
6.0g、無水炭酸カリウム3.0g、硫酸銅5水和物
0.2g、n−トリデカン2mlを50mlの3ツ口フ
ラスコに入れ、窒素気流下、220℃で23時間反応し
たのち、約80℃に冷却後、n−ヘキサン50mlを加
え、活性アルミナ35gに通し、さらに活性アルミナを
n−ヘキサン250mlで溶出した。溶剤を減圧留去し
た。残渣を酢酸エチル/エタノールの混合溶剤で再結晶
して、N,N−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−4
−ビフェニルアミン5.9g(74%、純度99.6
%、m.p.=119〜120.5℃)を得た。この純
度は電荷輸送剤として用いるには十分な純度である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように有機感光
体の電荷輸送材料を合成する重要な中間体であるモノヨ
ウ素化芳香族化合物が高純度、高収率、低コストで得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヨウ素/基質比とモノ−体/ジ−体比の関係
を示すグラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨウ素酸又は過ヨウ素酸とヨウ素を用
    い、水と酢酸の混合溶剤中で、2か所以上がヨウ素化さ
    れうる芳香族化合物をヨウ素化するモノヨウ素化芳香族
    化合物の製造方法において、反応するヨウ素原子の原子
    数と芳香族化合物の分子数の比が1未満であることを特
    徴とするモノヨウ素化芳香族化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 ヨウ素化反応後、蒸留により精製するこ
    とを特徴とする請求項1記載のモノヨウ素化芳香族化合
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 ヨウ素化反応後、過剰の芳香族化合物を
    蒸留により除いた後、残渣を再結晶し、モノヨウ素化芳
    香族化合物を精製することを特徴とする請求項1記載の
    モノヨウ素化芳香族化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 ヨウ素化反応後、再結晶のみにより、モ
    ノヨウ素化芳香族化合物を精製することを特徴とする請
    求項1記載のモノヨウ素化芳香族化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 酢酸と水の比が5以下であることを特徴
    とする請求項1記載のモノヨウ素化芳香族化合物の製造
    方法。
JP6048004A 1994-02-23 1994-02-23 モノヨウ素化芳香族化合物の製造方法 Pending JPH07233106A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6048004A JPH07233106A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 モノヨウ素化芳香族化合物の製造方法
US08/907,968 US5856596A (en) 1994-02-23 1997-08-11 Process for preparing mono-iodinated aromatic compound

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