JPH07217503A - 車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置 - Google Patents
車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置Info
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- JPH07217503A JPH07217503A JP6009518A JP951894A JPH07217503A JP H07217503 A JPH07217503 A JP H07217503A JP 6009518 A JP6009518 A JP 6009518A JP 951894 A JP951894 A JP 951894A JP H07217503 A JPH07217503 A JP H07217503A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/0025—Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
- F02D41/003—Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
- B60K15/03504—Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
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- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給油スイッチ類が一切不要でありながら、給
油に際しエンジンを停止するのを忘れても、いわゆる満
タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを介して
車外に流出するのを未然に防止できると共に、給油ガン
の給油自動停止装置も確実に作動させることができる車
両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置を提供す
る。 【構成】 燃料タンク1内の上部空間1bとキャニスタ
2とを連通する蒸発燃料通路3に設置されたプレッシャ
コントロールバルブ19を、エンジン作動中でかつ燃料
タンク内上部空間1bの圧力が所定値以上の場合には開
き、エンジン停止中には閉じるように開閉制御する電子
制御ユニット8が、車速センサ及び圧力センサ18の検
出信号に基づき、エンジン作動中であっても車両停止状
態でかつ燃料タンク内上部空間1bの圧力が略大気圧と
なったと判断した場合には、その時点から給油に要する
所定時間が経過するまで上記プレッシャコントロールバ
ルブ19を閉じるように構成した車両用燃料タンクの蒸
発燃料通路開閉制御装置。
油に際しエンジンを停止するのを忘れても、いわゆる満
タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを介して
車外に流出するのを未然に防止できると共に、給油ガン
の給油自動停止装置も確実に作動させることができる車
両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置を提供す
る。 【構成】 燃料タンク1内の上部空間1bとキャニスタ
2とを連通する蒸発燃料通路3に設置されたプレッシャ
コントロールバルブ19を、エンジン作動中でかつ燃料
タンク内上部空間1bの圧力が所定値以上の場合には開
き、エンジン停止中には閉じるように開閉制御する電子
制御ユニット8が、車速センサ及び圧力センサ18の検
出信号に基づき、エンジン作動中であっても車両停止状
態でかつ燃料タンク内上部空間1bの圧力が略大気圧と
なったと判断した場合には、その時点から給油に要する
所定時間が経過するまで上記プレッシャコントロールバ
ルブ19を閉じるように構成した車両用燃料タンクの蒸
発燃料通路開閉制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に装備される燃料
タンクの上部空間とキャニスタとを連通する蒸発燃料通
路の開閉制御装置に関する。
タンクの上部空間とキャニスタとを連通する蒸発燃料通
路の開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に装備される燃料タンク内の上部空
間とキャニスタとを連通する蒸発燃料通路にプレッシャ
コントロールバルブ(PCV)を設置したものが、従来
一般に知られている。
間とキャニスタとを連通する蒸発燃料通路にプレッシャ
コントロールバルブ(PCV)を設置したものが、従来
一般に知られている。
【0003】ここで、前記プレッシャコントロールバル
ブは、電子制御ユニットにより開閉制御されるもので、
一般に、エンジン作動中には燃料タンク内上部空間の圧
力が所定値以上となった場合に蒸発燃料通路を開いて燃
料タンクの内圧上昇を防止し、エンジン停止中には蒸発
燃料通路を閉じて蒸発燃料の大気流出を防止するように
制御されている。
ブは、電子制御ユニットにより開閉制御されるもので、
一般に、エンジン作動中には燃料タンク内上部空間の圧
力が所定値以上となった場合に蒸発燃料通路を開いて燃
料タンクの内圧上昇を防止し、エンジン停止中には蒸発
燃料通路を閉じて蒸発燃料の大気流出を防止するように
制御されている。
【0004】従ってこの従来例では、エンジン作動中に
おいて燃料タンク内上部空間の圧力が所定値以上となる
と、プレッシャコントロールバルブが蒸発燃料通路を開
くことで、燃料タンク内上部空間に充満した蒸発燃料は
蒸発燃料通路を通りキャニスタ内に流入して吸着され
る。また給油のためエンジンを停止すると、プレッシャ
コントロールバルブが蒸発燃料通路を閉じることで、い
わゆる満タン状態まで給油しても、燃料が蒸発燃料通路
からキャニスタを介して車外に流出することがなく、給
油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
おいて燃料タンク内上部空間の圧力が所定値以上となる
と、プレッシャコントロールバルブが蒸発燃料通路を開
くことで、燃料タンク内上部空間に充満した蒸発燃料は
蒸発燃料通路を通りキャニスタ内に流入して吸着され
る。また給油のためエンジンを停止すると、プレッシャ
コントロールバルブが蒸発燃料通路を閉じることで、い
わゆる満タン状態まで給油しても、燃料が蒸発燃料通路
からキャニスタを介して車外に流出することがなく、給
油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
においては、給油に際しエンジンを停止するのを忘れて
エンジン作動状態のまま給油すると、給油の進行に伴い
燃料タンク内上部空間の圧力が上昇して所定値以上とな
った場合に、プレッシャコントロールバルブが蒸発燃料
通路を開いてしまう。その結果、いわゆる満タン状態と
なっても給油ガンの給油自動停止装置は作動せず、過剰
に給油された燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを介し
て車外に流出する虞がある。
においては、給油に際しエンジンを停止するのを忘れて
エンジン作動状態のまま給油すると、給油の進行に伴い
燃料タンク内上部空間の圧力が上昇して所定値以上とな
った場合に、プレッシャコントロールバルブが蒸発燃料
通路を開いてしまう。その結果、いわゆる満タン状態と
なっても給油ガンの給油自動停止装置は作動せず、過剰
に給油された燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを介し
て車外に流出する虞がある。
【0006】もっとも、実開平5−6144号、実開平
5−6455号、特開平5−10215号の各公報に記
載のように、給油ガンの挿入によりオンする給油センサ
や給油スイッチにより給油時を判定してプレッシャコン
トロールバルブを閉じるように構成すれば、このような
事態は回避することができる。しかしこの場合には、給
油センサや給油スイッチを別途設けなければならず、そ
れだけ構造が複雑化するという問題が生じる。
5−6455号、特開平5−10215号の各公報に記
載のように、給油ガンの挿入によりオンする給油センサ
や給油スイッチにより給油時を判定してプレッシャコン
トロールバルブを閉じるように構成すれば、このような
事態は回避することができる。しかしこの場合には、給
油センサや給油スイッチを別途設けなければならず、そ
れだけ構造が複雑化するという問題が生じる。
【0007】そこで本発明は、給油スイッチ類が一切不
要でありながら、給油に際しエンジンを停止するのを忘
れても、いわゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路から
キャニスタを介して車外に流出するのを未然に防止でき
ると共に、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動さ
せることができる車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉
制御装置を提供することを目的とする。
要でありながら、給油に際しエンジンを停止するのを忘
れても、いわゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路から
キャニスタを介して車外に流出するのを未然に防止でき
ると共に、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動さ
せることができる車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、燃料タンク内の上部空間とキャニスタとを連通する
蒸発燃料通路に設置されたプレッシャコントロールバル
ブを、エンジン作動中でかつ燃料タンク内上部空間の圧
力が所定値以上の場合には開き、エンジン停止中には閉
じるように開閉制御する電子制御ユニットを備えた車両
用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置において、上
記電子制御ユニットは、車速センサ及び圧力センサの検
出信号に基づき、エンジン作動中であっても車両停止状
態でかつ燃料タンク内上部空間の圧力が略大気圧となっ
たと判断した場合には、その時点から給油に要する所定
時間が経過するまで上記プレッシャコントロールバルブ
を閉じるように構成したことを手段とする。
は、燃料タンク内の上部空間とキャニスタとを連通する
蒸発燃料通路に設置されたプレッシャコントロールバル
ブを、エンジン作動中でかつ燃料タンク内上部空間の圧
力が所定値以上の場合には開き、エンジン停止中には閉
じるように開閉制御する電子制御ユニットを備えた車両
用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置において、上
記電子制御ユニットは、車速センサ及び圧力センサの検
出信号に基づき、エンジン作動中であっても車両停止状
態でかつ燃料タンク内上部空間の圧力が略大気圧となっ
たと判断した場合には、その時点から給油に要する所定
時間が経過するまで上記プレッシャコントロールバルブ
を閉じるように構成したことを手段とする。
【0009】
【作用】このような手段を採用した本発明による車両用
燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置では、エンジン
作動中に燃料タンク内に燃料が蒸発して燃料タンク内上
部空間の圧力が所定値以上となると、電子制御ユニット
がプレッシャコントロールバルブを開くことで、燃料タ
ンク上部空間とキャニスタとが蒸発燃料通路を介して連
通する。このため、エンジンの作動中であれば、燃料タ
ンク内上部空間に充満した蒸発燃料は、蒸発燃料通路を
通りキャニスタ内に流入して吸着される。
燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置では、エンジン
作動中に燃料タンク内に燃料が蒸発して燃料タンク内上
部空間の圧力が所定値以上となると、電子制御ユニット
がプレッシャコントロールバルブを開くことで、燃料タ
ンク上部空間とキャニスタとが蒸発燃料通路を介して連
通する。このため、エンジンの作動中であれば、燃料タ
ンク内上部空間に充満した蒸発燃料は、蒸発燃料通路を
通りキャニスタ内に流入して吸着される。
【0010】また、エンジンが停止すると、電子制御ユ
ニットがプレッシャコントロールバルブを閉じること
で、燃料タンク内上部空間とキャニスタとの連通が遮断
される。このため、燃料タンク内の蒸発燃料が不用意に
大気に流出することがないことは勿論のこと、エンジン
を停止して行う通常の給油時には、いわゆる満タン状態
まで給油しても、燃料がキャニスタを介して車外に流出
することがなく、給油ガンの給油自動停止装置も確実に
作動する。
ニットがプレッシャコントロールバルブを閉じること
で、燃料タンク内上部空間とキャニスタとの連通が遮断
される。このため、燃料タンク内の蒸発燃料が不用意に
大気に流出することがないことは勿論のこと、エンジン
を停止して行う通常の給油時には、いわゆる満タン状態
まで給油しても、燃料がキャニスタを介して車外に流出
することがなく、給油ガンの給油自動停止装置も確実に
作動する。
【0011】ここで、エンジン作動中に車両停止状態で
給油口が開かれて燃料タンク内上部空間の圧力が略大気
圧となると、電子制御ユニットが車速センサ及び圧力セ
ンサの検出信号に基づき、その時点から給油に要する所
定時間が経過するまでプレッシャコントロールバルブを
閉じることで、燃料タンク内上部空間とキャニスタとの
連通が給油に要する所定時間だけ遮断される。このた
め、給油に際しエンジンを停止するのを忘れても、いわ
ゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを
介して車外に流出することはなく、給油ガンの給油自動
停止装置も確実に作動する。
給油口が開かれて燃料タンク内上部空間の圧力が略大気
圧となると、電子制御ユニットが車速センサ及び圧力セ
ンサの検出信号に基づき、その時点から給油に要する所
定時間が経過するまでプレッシャコントロールバルブを
閉じることで、燃料タンク内上部空間とキャニスタとの
連通が給油に要する所定時間だけ遮断される。このた
め、給油に際しエンジンを停止するのを忘れても、いわ
ゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキャニスタを
介して車外に流出することはなく、給油ガンの給油自動
停止装置も確実に作動する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。一実施例による車両用燃料タン
クの蒸発燃料通路開閉制御装置の全体概略構成を示す図
1において、符号1は給油口1aを有する車両用の燃料
タンク、符号2は燃料タンク1内の上部空間1bに蒸発
燃料通路3を介して連通するキャニスタを示し、このキ
ャニスタ2は、パージ通路4を介してエンジン5の吸気
管6におけるスロットルバルブ7より下流側の箇所に連
通している。
して具体的に説明する。一実施例による車両用燃料タン
クの蒸発燃料通路開閉制御装置の全体概略構成を示す図
1において、符号1は給油口1aを有する車両用の燃料
タンク、符号2は燃料タンク1内の上部空間1bに蒸発
燃料通路3を介して連通するキャニスタを示し、このキ
ャニスタ2は、パージ通路4を介してエンジン5の吸気
管6におけるスロットルバルブ7より下流側の箇所に連
通している。
【0013】前記エンジン5は、電子制御ユニット8に
より燃料噴射量及び燃料噴射時期が制御されて吸気ポー
ト5a内に燃料噴射するインジェクタ9を吸気管6の下
流側に備えた電子制御エンジンであり、吸気管6のスロ
ットルバルブ7より上流側にはエアフローメータ10,
エアクリーナ11が順次設置され、排気管12には、O
2 センサ13、排気触媒14が順次設置されている。な
お、上記インジェクタ9は、図示省略した燃料供給路を
介して燃料タンク1に連通構成されている。
より燃料噴射量及び燃料噴射時期が制御されて吸気ポー
ト5a内に燃料噴射するインジェクタ9を吸気管6の下
流側に備えた電子制御エンジンであり、吸気管6のスロ
ットルバルブ7より上流側にはエアフローメータ10,
エアクリーナ11が順次設置され、排気管12には、O
2 センサ13、排気触媒14が順次設置されている。な
お、上記インジェクタ9は、図示省略した燃料供給路を
介して燃料タンク1に連通構成されている。
【0014】前記電子制御ユニット8は、図2に示すよ
うにCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート
がバスラインを介して相互に接続されたマイクロコンピ
ュータからなるもので、入力ポートに接続する複数のA
/Dコンバータ8a,8a,…及び波形整形回路8b、
出力ポートに接続する駆動回路8c,8c,8cがそれ
ぞれ組み込まれている。そしてこの電子制御ユニット8
の入力ポートには、前記スロットルバルブ7に付設され
てその開度を検出するスロットル開度センサ15からの
スロットル開度信号、前記エアフローメータ10からの
吸入空気量信号、及び前記O2 センサ13からの空燃比
信号がそれぞれA/Dコンバータ8a,8a,8aを介
して入力すると共に、エンジン5に付設されたクランク
角センサ16からのクランク角信号が波形整形回路8b
を介して入力している。また出力ポートに接続する駆動
回路8cを介して燃料噴射量制御信号及び燃料噴射時期
制御信号が前記インジェクタ9に出力されるようになっ
ている。
うにCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート
がバスラインを介して相互に接続されたマイクロコンピ
ュータからなるもので、入力ポートに接続する複数のA
/Dコンバータ8a,8a,…及び波形整形回路8b、
出力ポートに接続する駆動回路8c,8c,8cがそれ
ぞれ組み込まれている。そしてこの電子制御ユニット8
の入力ポートには、前記スロットルバルブ7に付設され
てその開度を検出するスロットル開度センサ15からの
スロットル開度信号、前記エアフローメータ10からの
吸入空気量信号、及び前記O2 センサ13からの空燃比
信号がそれぞれA/Dコンバータ8a,8a,8aを介
して入力すると共に、エンジン5に付設されたクランク
角センサ16からのクランク角信号が波形整形回路8b
を介して入力している。また出力ポートに接続する駆動
回路8cを介して燃料噴射量制御信号及び燃料噴射時期
制御信号が前記インジェクタ9に出力されるようになっ
ている。
【0015】ここで、前記電子制御ユニット8の入力ポ
ートには、例えば車輪速度や変速機出力軸の回転速度な
どから車速Vを検出する車速センサ17からの車速信
号、燃料タンク1内の上部空間に設置されてその内圧P
を検出する圧力センサ18からの内圧信号がそれぞれA
/Dコンバータ8a,8aを介して入力している。そし
てこの電子制御ユニット8の出力ポートに接続する駆動
回路8c,8cを介して開閉制御されるプレッシャコン
トロールバルブ(PCV)19及びパージソレノイドバ
ルブ20が設けられている。
ートには、例えば車輪速度や変速機出力軸の回転速度な
どから車速Vを検出する車速センサ17からの車速信
号、燃料タンク1内の上部空間に設置されてその内圧P
を検出する圧力センサ18からの内圧信号がそれぞれA
/Dコンバータ8a,8aを介して入力している。そし
てこの電子制御ユニット8の出力ポートに接続する駆動
回路8c,8cを介して開閉制御されるプレッシャコン
トロールバルブ(PCV)19及びパージソレノイドバ
ルブ20が設けられている。
【0016】前記プレッシャコントロールバルブ(PC
V)19は前記蒸発燃料通路3に介設されてこれを開閉
し、またパージソレノイドバルブ20は前記パージ通路
4に介設されてこれを開閉するようになっている。な
お、蒸発燃料通路3にはプレッシャコントロールバルブ
(PCV)19を迂回するバイパス通路21が設けら
れ、このバイパス通路21には圧力差に応じて双方向に
開くメカニカル式の2ウェイバルブ22が介設されてい
る。
V)19は前記蒸発燃料通路3に介設されてこれを開閉
し、またパージソレノイドバルブ20は前記パージ通路
4に介設されてこれを開閉するようになっている。な
お、蒸発燃料通路3にはプレッシャコントロールバルブ
(PCV)19を迂回するバイパス通路21が設けら
れ、このバイパス通路21には圧力差に応じて双方向に
開くメカニカル式の2ウェイバルブ22が介設されてい
る。
【0017】図3は前記電子制御ユニット8の機能を示
すブロック図であり、A/Dコンバータ8a,8a,8
aを介してそれぞれ入力するエアフローメータ10から
の吸入空気量信号、スロットル開度センサ15からのス
ロットル開度信号、O2 センサ13からの空燃比信号、
及び波形整形回路8bを介して入力するクランク角セン
サ16からのクランク角信号に基づき、駆動回路8cを
介してインジェクタ9に所定の燃料噴射量制御信号及び
燃料噴射時期制御信号を出力する燃料噴射制御部8dを
備えている。
すブロック図であり、A/Dコンバータ8a,8a,8
aを介してそれぞれ入力するエアフローメータ10から
の吸入空気量信号、スロットル開度センサ15からのス
ロットル開度信号、O2 センサ13からの空燃比信号、
及び波形整形回路8bを介して入力するクランク角セン
サ16からのクランク角信号に基づき、駆動回路8cを
介してインジェクタ9に所定の燃料噴射量制御信号及び
燃料噴射時期制御信号を出力する燃料噴射制御部8dを
備えている。
【0018】また前記電子制御ユニット8は、A/Dコ
ンバータ8aを介して入力するスロットル開度センサ1
5からのスロットル開度信号に基づき、アイドリング時
及び減速時を除くエンジン5の作動中に駆動回路8cを
介してパージソレノイドバルブ20に開制御信号を出力
し、それ以外のときには駆動回路8cを介してパージソ
レノイドバルブ20に閉制御信号を出力するパージソレ
ノイドバルブ開閉制御部8eを備えており、このパージ
ソレノイドバルブ開閉制御部8eによってパージソレノ
イドバルブ20はアイドリング時及び減速時を除くエン
ジン5の作動中にのみパージ通路4を開放するようにな
っている。
ンバータ8aを介して入力するスロットル開度センサ1
5からのスロットル開度信号に基づき、アイドリング時
及び減速時を除くエンジン5の作動中に駆動回路8cを
介してパージソレノイドバルブ20に開制御信号を出力
し、それ以外のときには駆動回路8cを介してパージソ
レノイドバルブ20に閉制御信号を出力するパージソレ
ノイドバルブ開閉制御部8eを備えており、このパージ
ソレノイドバルブ開閉制御部8eによってパージソレノ
イドバルブ20はアイドリング時及び減速時を除くエン
ジン5の作動中にのみパージ通路4を開放するようにな
っている。
【0019】ここで前記電子制御ユニット8には、本発
明に特有のものとして、蒸発燃料排出判定部8fと、給
油時判定部8gと、プレッシャコントロールバルブ開閉
制御部8hとが構成されている。
明に特有のものとして、蒸発燃料排出判定部8fと、給
油時判定部8gと、プレッシャコントロールバルブ開閉
制御部8hとが構成されている。
【0020】前記蒸発燃料排出判定部8fは、エンジン
5の作動中に圧力センサ18から入力する内圧信号に基
づいて燃料タンク1の上部空間1bの内圧Pが予め設定
された所定値P1 を超えており、蒸発燃料が充満してい
ると判定した場合にのみ、蒸発燃料排出判定信号を出力
し、それ以外の場合には蒸発燃料排出判定信号の出力を
停止するよう構成されている。
5の作動中に圧力センサ18から入力する内圧信号に基
づいて燃料タンク1の上部空間1bの内圧Pが予め設定
された所定値P1 を超えており、蒸発燃料が充満してい
ると判定した場合にのみ、蒸発燃料排出判定信号を出力
し、それ以外の場合には蒸発燃料排出判定信号の出力を
停止するよう構成されている。
【0021】また前記給油時判定部8gは、車速センサ
17から入力する車速信号に基づいて車両が停止状態に
あると判定し、かつ圧力センサ18から入力する内圧信
号に基づいて燃料タンク1の上部空間1bの内圧Pが略
大気圧P0 であると判定した場合にのみ、その判定時点
から給油に要するものとして予め設定された所定時間T
1 が経過するまで、給油時判定信号を出力し、それ以外
の場合には給油時判定信号の出力を停止するよう構成さ
れている。
17から入力する車速信号に基づいて車両が停止状態に
あると判定し、かつ圧力センサ18から入力する内圧信
号に基づいて燃料タンク1の上部空間1bの内圧Pが略
大気圧P0 であると判定した場合にのみ、その判定時点
から給油に要するものとして予め設定された所定時間T
1 が経過するまで、給油時判定信号を出力し、それ以外
の場合には給油時判定信号の出力を停止するよう構成さ
れている。
【0022】さらに前記プレッシャコントロールバルブ
開閉制御部8hは、蒸発燃料排出判定部8fからの蒸発
燃料排出判定信号に優先して給油時判定部8gからの給
油時判定信号を入力するように構成されており、この給
油時判定信号の入力時には前記プレッシャコントロール
バルブ19を閉じる閉信号を駆動回路8cを介してプレ
ッシャコントロールバルブ19に出力するようになって
いる。またこのプレッシャコントロールバルブ開閉制御
部8hは、蒸発燃料排出判定部8fから蒸発燃料排出判
定信号を入力した時のみ前記プレッシャコントロールバ
ルブ19を開く開信号を駆動回路8cを介してプレッシ
ャコントロールバルブ19に出力し、蒸発燃料排出判定
信号の入力がない場合には、閉信号を駆動回路8cを介
してプレッシャコントロールバルブ19に出力するよう
になっている。
開閉制御部8hは、蒸発燃料排出判定部8fからの蒸発
燃料排出判定信号に優先して給油時判定部8gからの給
油時判定信号を入力するように構成されており、この給
油時判定信号の入力時には前記プレッシャコントロール
バルブ19を閉じる閉信号を駆動回路8cを介してプレ
ッシャコントロールバルブ19に出力するようになって
いる。またこのプレッシャコントロールバルブ開閉制御
部8hは、蒸発燃料排出判定部8fから蒸発燃料排出判
定信号を入力した時のみ前記プレッシャコントロールバ
ルブ19を開く開信号を駆動回路8cを介してプレッシ
ャコントロールバルブ19に出力し、蒸発燃料排出判定
信号の入力がない場合には、閉信号を駆動回路8cを介
してプレッシャコントロールバルブ19に出力するよう
になっている。
【0023】次に、このように構成された一実施例によ
る車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置につ
き、その作用を図4のフローチャートを参照して説明す
る。電子制御ユニット8には、エンジン5の作動中に車
速センサ17からの車速信号、及び圧力センサ18から
の内圧信号が入力している。そして入力された車速信号
に基づき給油時判定部8gは車両が停止状態であるか否
かを判定している。さらに入力された内圧信号に基づ
き、給油時判定部8gは燃料タンク1内の上部空間1b
の内圧Pが略大気圧P0 となったか否かを判定し、蒸発
燃料排出判定部8fは燃料タンク1内の上部空間1bの
内圧Pが予め設定された所定値P1 を超えたか否かを判
定している。
る車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置につ
き、その作用を図4のフローチャートを参照して説明す
る。電子制御ユニット8には、エンジン5の作動中に車
速センサ17からの車速信号、及び圧力センサ18から
の内圧信号が入力している。そして入力された車速信号
に基づき給油時判定部8gは車両が停止状態であるか否
かを判定している。さらに入力された内圧信号に基づ
き、給油時判定部8gは燃料タンク1内の上部空間1b
の内圧Pが略大気圧P0 となったか否かを判定し、蒸発
燃料排出判定部8fは燃料タンク1内の上部空間1bの
内圧Pが予め設定された所定値P1 を超えたか否かを判
定している。
【0024】まず、ステップS1では、エンジン5が作
動中で、燃料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが予め
設定された所定値P1 を超えたか否かを蒸発燃料排出判
定部8fが判定する。ここで、燃料タンク1内の上部空
間1bに蒸発燃料が充満して内圧Pが所定値P1 を超え
ている場合には、ステップ1の判定はYESとなり、次
のステップ2へ進む。
動中で、燃料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが予め
設定された所定値P1 を超えたか否かを蒸発燃料排出判
定部8fが判定する。ここで、燃料タンク1内の上部空
間1bに蒸発燃料が充満して内圧Pが所定値P1 を超え
ている場合には、ステップ1の判定はYESとなり、次
のステップ2へ進む。
【0025】ステップ2では、蒸発燃料排出判定部8f
が蒸発燃料排出判定信号を出力し、この蒸発燃料排出判
定信号を入力したプレッシャコントロールバルブ開閉制
御部8hが駆動回路8cを介してプレッシャコントロー
ルバルブ(PCV)19に開信号を出力することで、プ
レッシャコントロールバルブ(PCV)19が開動作し
て蒸発燃料通路3を開放する。
が蒸発燃料排出判定信号を出力し、この蒸発燃料排出判
定信号を入力したプレッシャコントロールバルブ開閉制
御部8hが駆動回路8cを介してプレッシャコントロー
ルバルブ(PCV)19に開信号を出力することで、プ
レッシャコントロールバルブ(PCV)19が開動作し
て蒸発燃料通路3を開放する。
【0026】このようにエンジン5が作動中であり、か
つ燃料タンク1内の上部空間1bに蒸発燃料が充満して
内圧Pが所定値P1 を超えた場合には、蒸発燃料通路3
が自動的に開放されて燃料タンク1の上部空間1bとキ
ャニスタ2とが連通される。そこで、燃料タンク1内の
上部空間1bに充満した蒸発燃料は、蒸発燃料通路3を
通りキャニスタ2に流入して吸着され、上部空間1bの
内圧Pの上昇も所定値P1 以下に抑制される。そしてキ
ャニスタ2に吸着された蒸発燃料は、アイドリング時及
び減速時を除くエンジン5の作動中にパージソレノイド
バルブ20がパージ通路4を開放することにより、この
パージ通路4を介して吸気管6内に吸引される。
つ燃料タンク1内の上部空間1bに蒸発燃料が充満して
内圧Pが所定値P1 を超えた場合には、蒸発燃料通路3
が自動的に開放されて燃料タンク1の上部空間1bとキ
ャニスタ2とが連通される。そこで、燃料タンク1内の
上部空間1bに充満した蒸発燃料は、蒸発燃料通路3を
通りキャニスタ2に流入して吸着され、上部空間1bの
内圧Pの上昇も所定値P1 以下に抑制される。そしてキ
ャニスタ2に吸着された蒸発燃料は、アイドリング時及
び減速時を除くエンジン5の作動中にパージソレノイド
バルブ20がパージ通路4を開放することにより、この
パージ通路4を介して吸気管6内に吸引される。
【0027】前記ステップ1の判定がNOであってエン
ジン5が作動中の場合には、ステップ3に進む。このス
テップ3では、蒸発燃料排出判定部8fが蒸発燃料排出
判定信号の出力を停止することから、プレッシャコント
ロールバルブ開閉制御部8hは駆動回路8cを介してプ
レッシャコントロールバルブ(PCV)19に閉信号を
出力し、こうしてプレッシャコントロールバルブ(PC
V)19が閉動作して蒸発燃料通路3を遮断する。
ジン5が作動中の場合には、ステップ3に進む。このス
テップ3では、蒸発燃料排出判定部8fが蒸発燃料排出
判定信号の出力を停止することから、プレッシャコント
ロールバルブ開閉制御部8hは駆動回路8cを介してプ
レッシャコントロールバルブ(PCV)19に閉信号を
出力し、こうしてプレッシャコントロールバルブ(PC
V)19が閉動作して蒸発燃料通路3を遮断する。
【0028】そしてステップ4では給油のため車両が一
旦停止し、給油口1aを開けたか否かを判断するため
に、燃料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが略大気圧
P0 となったか否かを給油時判定部8gが判定する。こ
こで給油のため燃料タンク1の給油口1aを開くと、燃
料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが略大気圧P0 と
なることから、ステップ4の判定はYESとなり、プレ
ッシャコントロールバルブ(PCV)19は閉動作を保
持したままステップ5へ進む。
旦停止し、給油口1aを開けたか否かを判断するため
に、燃料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが略大気圧
P0 となったか否かを給油時判定部8gが判定する。こ
こで給油のため燃料タンク1の給油口1aを開くと、燃
料タンク1内の上部空間1bの内圧Pが略大気圧P0 と
なることから、ステップ4の判定はYESとなり、プレ
ッシャコントロールバルブ(PCV)19は閉動作を保
持したままステップ5へ進む。
【0029】ステップ5では、車速センサ17からの車
速進号に基づき車両が停止状態にあるか否かの確認を行
う。これは、後で述べる給油に要するものとして予め設
定された所定時間T1 が経過する前に給油を終了して走
行を開始した場合には、ステップ1に戻り燃料タンク1
内の上部空間1bの内圧Pが予め設定された所定値P1
を超えたか否かを判定する必要があるためである。ステ
ップ5で車両が停止していてYESの判定をした場合に
は、給油時判定部8gが給油時判定信号を出力し、プレ
ッシャコントロールバルブ(PCV)19は閉動作のま
ま蒸発燃料通路3を遮断状態に保持する。そしてこの蒸
発燃料通路3の遮断状態は、給油に要するものとして予
め設定された所定時間T1 が経過するまで継続される
(ステップS6)。
速進号に基づき車両が停止状態にあるか否かの確認を行
う。これは、後で述べる給油に要するものとして予め設
定された所定時間T1 が経過する前に給油を終了して走
行を開始した場合には、ステップ1に戻り燃料タンク1
内の上部空間1bの内圧Pが予め設定された所定値P1
を超えたか否かを判定する必要があるためである。ステ
ップ5で車両が停止していてYESの判定をした場合に
は、給油時判定部8gが給油時判定信号を出力し、プレ
ッシャコントロールバルブ(PCV)19は閉動作のま
ま蒸発燃料通路3を遮断状態に保持する。そしてこの蒸
発燃料通路3の遮断状態は、給油に要するものとして予
め設定された所定時間T1 が経過するまで継続される
(ステップS6)。
【0030】このように給油のため車両が停止し、燃料
タンク1の給油口1aが開かれる場合には、エンジン5
が作動中であっても、即ちエンジン5を停止するのを忘
れても、給油に要するものとして予め設定された所定時
間T1 が経過するまでは蒸発燃料通路3が自動的に遮断
されるのであり、いわゆる満タンに給油しても燃料が蒸
発燃料通路3からキャニスタ2側に流出することがな
く、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
タンク1の給油口1aが開かれる場合には、エンジン5
が作動中であっても、即ちエンジン5を停止するのを忘
れても、給油に要するものとして予め設定された所定時
間T1 が経過するまでは蒸発燃料通路3が自動的に遮断
されるのであり、いわゆる満タンに給油しても燃料が蒸
発燃料通路3からキャニスタ2側に流出することがな
く、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
【0031】また、前記ステップ4で、燃料タンク1の
給油口1aが開かれないことにより燃料タンク1内の上
部空間1bの内圧Pが略大気圧P0 とならず、このため
判定がNOの場合には、ステップ1に戻る。
給油口1aが開かれないことにより燃料タンク1内の上
部空間1bの内圧Pが略大気圧P0 とならず、このため
判定がNOの場合には、ステップ1に戻る。
【0032】また、エンジンを停止して行う通常の給油
時には、プレッシャコントロールバルブ(PCV)19
は、常時閉であり、このため蒸発燃料通路3は遮断され
ているので、いわゆる満タン状態まで給油しても、燃料
が蒸発燃料通路3からキャニスタ2側に流出することが
なく、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
時には、プレッシャコントロールバルブ(PCV)19
は、常時閉であり、このため蒸発燃料通路3は遮断され
ているので、いわゆる満タン状態まで給油しても、燃料
が蒸発燃料通路3からキャニスタ2側に流出することが
なく、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動する。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、車両
停止状態において給油口が開かれて燃料タンク内上部空
間の圧力が略大気圧となると、車速センサ及び圧力セン
サの検出信号に基づき電子制御ユニットがその時点から
給油に要する所定時間が経過するまでプレッシャコント
ロールバルブを閉じるので、給油に際しエンジンを停止
するのを忘れても、給油に要する所定時間だけは燃料タ
ンク内上部空間とキャニスタとの連通を遮断することが
でき、いわゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキ
ャニスタを介して車外に流出するのを未然に防止できる
と共に、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動させ
ることができる。
停止状態において給油口が開かれて燃料タンク内上部空
間の圧力が略大気圧となると、車速センサ及び圧力セン
サの検出信号に基づき電子制御ユニットがその時点から
給油に要する所定時間が経過するまでプレッシャコント
ロールバルブを閉じるので、給油に際しエンジンを停止
するのを忘れても、給油に要する所定時間だけは燃料タ
ンク内上部空間とキャニスタとの連通を遮断することが
でき、いわゆる満タン状態で燃料が蒸発燃料通路からキ
ャニスタを介して車外に流出するのを未然に防止できる
と共に、給油ガンの給油自動停止装置も確実に作動させ
ることができる。
【0034】また、本発明によれば、従来必要であった
給油スイッチ類を一切不要とすることができ、構造を簡
素化することができる。
給油スイッチ類を一切不要とすることができ、構造を簡
素化することができる。
【図1】本発明の一実施例の全体構成を概略的に示す構
成図である。
成図である。
【図2】一実施例における電子制御ユニットの入出力構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】一実施例における電子制御ユニットの機能ブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】一実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
る。
1 燃料タンク 1a 給油口 1b 上部空間 2 キャニスタ 3 蒸発燃料通路 4 パージ通路 5 エンジン 5a 吸気ポート 6 吸気管 7 スロットルバルブ 8 電子制御ユニット 8a A/Dコンバータ 8b 波形整形回路 8c 駆動回路 8d 燃料噴射制御部 8e パージソレノイドバルブ開閉制御部 8f 蒸発燃料排出判定部 8g 給油時判定部 8h プレッシャコントロールバルブ開閉制御部 9 インジェクタ 10 エアフローメータ 11 エアクリーナ 12 排気管 13 O2 センサ 14 排気触媒 15 スロットル開度センサ 16 クランク角センサ 17 車速センサ 18 圧力センサ 19 プレッシャコントロールバルブ 20 パージソレノイドバルブ 21 バイパス通路 22 2ウェイバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 37/00 301 H 311 A
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンク内の上部空間とキャニスタと
を連通する蒸発燃料通路に設置されたプレッシャコント
ロールバルブを、エンジン作動中でかつ燃料タンク内上
部空間の圧力が所定値以上の場合には開き、エンジン停
止中には閉じるように開閉制御する電子制御ユニットを
備えた車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置に
おいて、 上記電子制御ユニットは、車速センサ及び圧力センサの
検出信号に基づき、エンジン作動中であっても車両停止
状態でかつ燃料タンク内上部空間の圧力が略大気圧とな
ったと判断した場合には、その時点から給油に要する所
定時間が経過するまで上記プレッシャコントロールバル
ブを閉じるように構成したことを特徴とする車両用燃料
タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009518A JPH07217503A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置 |
US08/371,368 US5479905A (en) | 1994-01-31 | 1995-01-11 | Fuel vapor control system and the method thereof |
GB9501651A GB2285972B (en) | 1994-01-31 | 1995-01-27 | Fuel vapour control system and method |
DE19502832A DE19502832C2 (de) | 1994-01-31 | 1995-01-30 | Kraftstoffdampfsteuerungssystem und -verfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6009518A JPH07217503A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217503A true JPH07217503A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11722487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6009518A Pending JPH07217503A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両用燃料タンクの蒸発燃料通路開閉制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5479905A (ja) |
JP (1) | JPH07217503A (ja) |
DE (1) | DE19502832C2 (ja) |
GB (1) | GB2285972B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112498099A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-03-16 | 重庆金康赛力斯新能源汽车设计院有限公司 | 一种加油控制方法及系统 |
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US4903672A (en) * | 1989-02-27 | 1990-02-27 | General Motors Corporation | Fuel tank overfill prevention |
JPH02129948U (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-26 | ||
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-
1994
- 1994-01-31 JP JP6009518A patent/JPH07217503A/ja active Pending
-
1995
- 1995-01-11 US US08/371,368 patent/US5479905A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-01-27 GB GB9501651A patent/GB2285972B/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-01-30 DE DE19502832A patent/DE19502832C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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GB2285972B (en) | 1997-05-21 |
DE19502832C2 (de) | 2000-04-13 |
DE19502832A1 (de) | 1995-08-31 |
GB9501651D0 (en) | 1995-03-15 |
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