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JP3444125B2 - 内燃機関の蒸発燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料制御装置

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JP3444125B2
JP3444125B2 JP35779396A JP35779396A JP3444125B2 JP 3444125 B2 JP3444125 B2 JP 3444125B2 JP 35779396 A JP35779396 A JP 35779396A JP 35779396 A JP35779396 A JP 35779396A JP 3444125 B2 JP3444125 B2 JP 3444125B2
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internal combustion
combustion engine
control
valve
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武 向井
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の蒸発燃
料制御装置に係り、特に、内燃機関の運転中に燃料タン
クに給油した場合の運転性の悪化を防止し得て、内燃機
関がラフアイドル運転になり、また、エンジンストップ
に至ることを防止し得る内燃機関の蒸発燃料制御装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】車両において、燃料タンク等から大気中
に漏洩する蒸発燃料は、炭化水素(HC)を多量に含み
大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損失
にも連ながることから、これを防止するための各種の技
術が知られている。その代表的なものとして、活性炭な
どの吸着剤を収容したキャニスタに燃料タンクの蒸発燃
料を吸着させ、内燃機関の運転時に離脱させて内燃機関
の吸気系に供給する蒸発燃料制御装置がある。 【0003】このような蒸発燃料制御装置としては、例
えば、特開平5−321774号公報、特開平6−11
7336号公報に開示されるものがある。 【0004】特開平5−321774号公報に開示され
る蒸発燃料制御装置は、アイドル運転の場合にキャニス
タに吸着された蒸発燃料をパージデューティ比に基づい
て吸気系にパージする際に、蒸発燃料のパージ量に対応
して燃料量を補正するための減量補正係数を設定し、こ
の減量補正係数と所定値とを加減算することにより空燃
比を制御してパージを行うパージ制御方法において、前
記所定値として異なる2つの設定値を設定し、パージ中
の蒸発燃料の濃度を判定し、判定された濃度の高低に応
じて前記設定値を切り替えて前記減量補正係数と所定値
とを加減算するものである。 【0005】特開平6−117336号公報に開示され
る蒸発燃料制御装置は、アイドル運転を検出した場合
に、吸気系に対する蒸発燃料の供給を禁止する制御手段
を設けたものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の蒸発
燃料制御装置においては、内燃機関の運転中に燃料タン
クに給油した場合に、燃料タンク内に発生する多量の燃
料蒸気及び空気を、キャニスタを介して大気に放出して
いる。 【0007】このとき、蒸発燃料制御装置は、内燃機関
が運転中であるので、パージ弁を制御しており、キャニ
スタから吸気系に蒸発燃料を供給している。 【0008】このため、蒸発燃料供給装置は、内燃機関
の運転中に燃料タンクに給油した場合に、吸気系に濃度
の濃い蒸発燃料を供給することになり、内燃機関の運転
を悪化させてラフアイドル運転になり、エンジンストッ
プに至る不都合がある。 【0009】 【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、燃料タンクに一端側を連
通するエバポ通路の他端側をキャニスタに連通して設
け、このキャニスタに一端側を連通するパージ通路の他
端側を内燃機関の吸気系に連通して設け、前記パージ通
路の途中にパージ弁を設け、このパージ弁を前記内燃機
関の運転状態に応じて制御することにより前記吸気系に
供給する蒸発燃料量を調整する内燃機関の蒸発燃料制御
装置において、前記内燃機関始動後の経過時間が設定時
間以上且つ車速が設定車速以下となって前記内燃機関が
アイドル運転中であることを検出するとともに前記吸気
系に供給される蒸発燃料の濃度の時間変化率が設定値以
上となって前記燃料タンクに給油中であることを検出し
た場合に前記パージ弁の制御を前記内燃機関の運転状態
に応じた制御から前記アイドル運転中且つ給油中である
ことに応じた制御に変更する制御手段を設けたことを特
徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】この発明の蒸発燃料供給装置は、
制御手段によって、内燃機関始動後の経過時間が設定時
間以上且つ車速が設定車速以下となって内燃機関がアイ
ドル運転中であることを検出するとともに吸気系に供給
される蒸発燃料の濃度の時間変化率が設定値以上となっ
て燃料タンクに給油中であることを検出した場合に、パ
ージ弁の制御を内燃機関の運転状態に応じた制御からア
イドル運転中且つ給油中であることに応じた制御に変更
する。 【0011】これにより、蒸発燃料制御手装置は、内燃
機関がアイドル運転中且つ燃料タンクに給油中であるこ
とを検出した場合に、パージ弁の制御を、内燃機関の運
転状態に応じた通常の制御から、アイドル運転中且つ給
油中であることに応じた制御に変更して、例えば、パー
ジ弁の電源をOFFして閉鎖するように制御し、あるい
は、パージ弁の開度を小さくするようにデューティを制
御することにより、吸気系に供給される蒸発燃料量を低
減し、濃度の濃い蒸発燃料が吸気系に供給されることを
防止することができる。 【0012】 【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図3は、この発明の実施例を示すものであ
る。図2において、2は車両(図示せず)に搭載される
内燃機関、4はエアクリーナ、6はスロットルボディ、
8はサージタンク、10は吸気マニホルド、12は吸気
通路、14はスロットル弁、16は燃料噴射弁、18は
排気マニホルド、20は燃料タンクである。 【0013】燃料タンク20には、内部に給油管22の
一端側の出口24を開口して設け、外部に給油管22の
他端側の給油口26を開口して設け、この給油口26に
給油キャップ28を着脱可能に設けている。給油管22
は、給油路30を形成する。燃料タンク20の燃料は、
図示しない燃料ポンプにより燃料通路を介して前記燃料
噴射弁16に供給される。 【0014】この内燃機関2は、蒸発燃料制御装置32
を設けている。蒸発燃料制御装置32は、燃料タンク2
0に一端側を連通するエバポ通路を設けている。この実
施例の蒸発燃料制御装置32は、第1〜第4エバポ通路
34〜40を設けている。 【0015】第1エバポ通路34は、一端側を燃料タン
ク20に連通して設けている。第1エバポ通路34の一
端側は、燃料タンク20内の燃料量によって上下動する
第1フロート弁42により開閉される。第1エバポ通路
34の他端側は、キャニスタ44に連通されている。 【0016】第1エバポ通路34の途中には、給油時蒸
発燃料制御弁46を設けている。給油時蒸発燃料制御弁
46は、図3に示す如く、第1エバポ通路34に設けた
弁口48と、この弁口48を開閉する弁体50と、この
弁体50を弁口48に対して接離可能に支持するダイヤ
フラム52と、このダイヤフラム52により仕切りられ
た圧力室54と、弁口48を閉鎖する方向に弁体50を
付勢するばね56と、からなる。 【0017】前記圧力室54は、連絡通路58により給
油路30の給油口26側に連通している。給油時蒸発燃
料制御弁46は、給油路30から圧力室54に作用する
圧力と燃料タンク20のタンク内圧とにより第1エバポ
通路34を開閉する。 【0018】前記第2エバポ通路36は、一端側を燃料
タンク20に連通して設けている。第2エバポ通路36
の一端側は、燃料タンク20内の燃料量によって上下動
する第2フロート弁60により開閉される。第2エバポ
通路36の他端側は、キャニスタ44に連通されてい
る。第2エバポ通路36の途中には、2ウェイ電磁弁6
2を設けている。 【0019】2ウェイ電磁弁62は、図3に示す如く、
第2エバポ通路36に設けた弁口64と、この弁口64
を開閉する弁体66と、この弁体66を弁口64に対し
て接離駆動するソレノイド68と、からなる。2ウェイ
電磁弁62は、内燃機関2の運転中に第2エバポ通路3
6を連通するように、ソレノイド68のON・OFFに
より開閉される。 【0020】前記第3エバポ通路38は、2ウェイ電磁
弁62を迂回して、一端側を第2エバポ通路36の燃料
タンク20側に連通するとともに他端側を第2エバポ通
路36のキャニスタ44側に連通している。第3エバポ
通路38の途中には、圧力制御弁70を設けている。 【0021】圧力制御弁70は、図3に示す如く、互い
に逆方向に指向する絞り72・74を設けている。圧力
制御弁70は、内燃機関2の停止時で燃料タンク20の
給油後に、燃料タンク20のタンク内圧が設定圧に達す
ると、第3エバポ通路38を連通するように動作する。 【0022】前記第4エバポ通路40は、一端側を連絡
通路58に連通し、他端側を第3エバポ通路38の連通
する部分よりもキャニスタ44側の第2エバポ通路36
に連通している。第4エバポ通路40の途中には、圧力
調整弁76を設けている。圧力調整弁76は、図3に示
す如く、互いに逆方向に指向する絞り78・逆止め弁8
0からなる。 【0023】前記蒸発燃料制御装置32は、キャニスタ
44に一端側を連通するパージ通路82を設けている。
パージ通路82は、他端側を内燃機関2の吸気系である
スロットル弁14下流側のサージタンク8の吸気通路1
2に連通している。パージ通路82の途中には、パージ
弁84を設けている。パージ弁84は、例えば、電源の
ON・OFFにより開閉される電磁弁やデューティによ
り開度を調整される電磁弁(図示せず)等からなり、内
燃機関2の運転状態に応じてサージタンク8に供給する
蒸発燃料量を調整する。 【0024】前記蒸発燃料制御装置32は、キャニスタ
44に一端側を連通する大気連絡通路86を設けてい
る。大気連絡通路86の他端側は、図示しない車両のフ
レーム内等において大気に開放されている。大気連絡通
路86には、大気側にエアクリーナ88を設け、キャニ
スタ44側に大気遮断弁90を設けている。 【0025】エアクリーナ88は、図3に示す如く、エ
アフィルタ92を内蔵している。大気遮断弁90は、図
3に示す如く、大気連絡通路86に設けた弁口94と、
この弁口94を開閉する弁体96と、この弁体96を弁
口94に対して接離駆動するソレノイド98と、からな
る。大気遮断弁90は、ソレノイド98への電源のON
・OFFにより大気連絡通路86を開閉し、内燃機関2
の運転中にキャニスタ44に大気を導入して蒸発燃料を
離脱する。 【0026】キャニスタ44は、第1〜第4エバポ通路
34〜40により燃料タンク20の蒸発燃料を導入して
吸着保持し、吸着保持した蒸発燃料を大気導入通路86
から導入する大気により離脱放出し、内燃機関2の吸気
通路12に供給する。 【0027】前記燃料噴射弁16と2ウェイ電磁弁62
とパージ弁84と大気遮断弁90とは、蒸発燃料制御装
置32の制御手段100に接続されている。制御手段1
00には、燃料タンク20の燃料レベル(燃料量)を検
出するレベルゲージ102、燃料タンク20のタンク内
圧を検出する圧力センサ104が接続されている。 【0028】また、制御手段100には、内燃機関2の
始動を検出するようイグニションスイッチ106と、ス
ロットル弁14のスロットル開度を検出するスロットル
センサ108と、車速を検出する車速センサ110と、
キャニスタ44からサージタンク8に供給される蒸発燃
料の濃度を検出する濃度センサ112と、等が接続され
ている。 【0029】制御手段100は、レベルゲージ102〜
濃度センサ112から入力する運転状態を示す信号によ
って、内燃機関2の運転中に燃料噴射弁16を運転状態
に応じて制御することにより供給する燃料噴射量を調整
し、また、内燃機関2の運転中にパージ弁84を運転状
態に応じて制御することによりキャニスタ44から離脱
されて吸気通路12に供給される蒸発燃料量を調整す
る。 【0030】この蒸発燃料制御装置32は、制御手段1
00にレベルゲージ102〜濃度センサ112から運転
状態を示す信号を入力し、この制御手段100によっ
て、内燃機関2がアイドル運転中であることを検出する
とともに燃料タンク20に給油中であることを検出した
場合に、パージ弁84の制御を、前記内燃機関の運転状
態に応じた通常の制御から、アイドル運転中且つ給油中
であることに応じた制御に変更するものである。 【0031】制御手段100は、内燃機関2の始動後の
経過時間や車速等によってアイドル運転中を検出し、ま
た、燃料タンク20の燃料レベルやタンク内圧、蒸発燃
料の濃度等によって給油中を検出する。 【0032】即ち、前記制御手段100は、例えば、内
燃機関2の始動後の経過時間T1が設定時間T2以上且
つ車速V1が設定車速V2以下の場合にアイドル運転中
であることを検出し、燃料タンク20の燃料レベルLの
時間変化率ΔL1が設定値ΔL2以上且つこの設定値Δ
L2以上の燃料レベルLの増側への時間変化率ΔL1の
継続時間T3が設定時間T4以上の場合に燃料タンク2
0に給油中であることを検出する。 【0033】また、前記制御手段100は、内燃機関2
の始動後の経過時間T1が設定時間T2以上且つ車速V
1が設定車速V2以下の場合にアイドル運転中であるこ
とを検出し、燃料タンク20のタンク内圧Pの高側への
時間変化率ΔP1が設定値ΔP2以上の場合に燃料タン
ク20に給油中であることを検出する。 【0034】あるいは、前記制御手段100は、内燃機
関2の始動後の経過時間T1が設定時間T2以上且つ車
速V1が設定車速V2以下の場合にアイドル運転中であ
ることを検出し、吸気系のサージタンク8に供給される
蒸発燃料の濃度Dの濃側への時間変化率ΔD1が設定値
ΔD2以上(つまり空燃比がリッチ)の場合に燃料タン
ク20に給油中であることを検出する。具体的には、供
給される蒸発燃料のパージ濃度学習値や、フィードバッ
ク補正値、その他等により給油中であることを検出す
る。 【0035】制御手段100は、アイドル運転中且給油
中の場合に、例えばパージ弁84の電源をOFFして閉
鎖するように制御し、あるいは、パージ弁84の開度を
小さくするようにデューティを制御する。なお、図3に
おいて、符号114は給油路30の給油口26側に設け
た給油ガイド、符号116は給油ガイド114に設けた
給油開閉弁、符号118は給油路30の途中に設けた逆
止め弁、符号120は給油路30の出口24を給油され
た燃料により閉鎖するための燃料受けである。 【0036】次に作用を説明する。 【0037】蒸発燃料制御装置32は、図1に示す如
く、制御がスタート(200)すると、内燃機関2がア
イドル運転中であるか否かを判断(202)する。 【0038】この判断(202)においては、イグニシ
ョンスイッチ106及び車速センサ110の信号によっ
て、内燃機関2の始動後の経過時間T1が設定時間T2
以上となり且つ車速V1が設定車速V2以下である場合
に、アイドル運転中であると判断する。 【0039】前記判断(202)がNOの場合は、エン
ド(214)にする。この判断(202)がYESの場
合は、燃料タンク20に給油中であるか否かを判断(2
04)する。 【0040】この判断(204)においては、例えば、
レベルゲージ102の信号によって、燃料タンク20の
燃料レベルLの時間変化率ΔL1が設定値ΔL2以上と
なり且つこの設定値ΔL2以上の燃料レベルLの時間変
化率ΔL1の継続時間T3が設定時間T4以上となった
場合に、燃料タンク20に給油中であると判断する。 【0041】また、この判断(204)においては、圧
力センサ104の信号によって、燃料タンク20のタン
ク内圧Pの時間変化率ΔP1が設定値ΔP2以上となっ
た場合に、燃料タンク20に給油中であると判断する。 【0042】あるいは、この判断(204)において
は、濃度センサ112の信号によって、サージタンク8
に供給される蒸発燃料の濃度Dの時間変化率ΔD1が設
定値ΔD2以上となった場合に、燃料タンク20に給油
中であると判断する。 【0043】この判断(204)がNOの場合は、パー
ジ弁84の制御を内燃機関2の運転状態に応じた通常の
制御(212)とし、エンド(214)にする。この判
断(204)がYESの場合は、パージ弁84の制御を
通常の制御からアイドル運転中且つ給油中であることに
応じた制御に変更(206)する。 【0044】このアイドル運転中且つ給油中であること
に応じた制御(206)においては、例えば、パージ弁
84の電源をOFFして閉鎖するように制御し、あるい
は、パージ弁84の開度を小さくするようにデューティ
をd1%からd2%に制御し、サージタンク8に供給さ
れる蒸発燃料量を少なくする。 【0045】ついで、燃料タンク20に給油中であるか
否かを判断(208)する。この判断(208)におい
ては、前記判断(204)と同じ基準により判断され
る。 【0046】この判断(208)がNOの場合は、パー
ジ弁84の制御を内燃機関2の運転状態に応じた通常の
制御(212)に復帰し、エンド(214)にする。こ
の判断(208)がYESの場合は、給油が終了したか
否かを判断(210)する。この給油終了の判断(21
0)は、前記判断(204)・(208)と同じ基準の
否定により判断する。 【0047】この判断(210)がNOの場合は、前記
判断(208)にリターンする。この判断(210)が
YESの場合は、パージ弁84の制御を内燃機関2の運
転状態に応じた通常の制御(212)に復帰させ、エン
ド(214)にする。 【0048】このように、蒸発燃料供給装置32は、制
御手段100によって、内燃機関2がアイドル運転中で
あることを検出するとともに燃料タンク20に給油中で
あることを検出した場合に、パージ弁84の制御を内燃
機関2の運転状態に応じた制御からアイドル運転中且つ
給油中であることに応じた制御に変更する。 【0049】これにより、蒸発燃料制御装置32は、内
燃機関2がアイドル運転中且つ燃料タンク20に給油中
であることを検出した場合に、パージ弁84の制御を、
内燃機関2の運転状態に応じた通常の制御から、アイド
ル運転中且つ給油中であることに応じた制御に変更し
て、例えば、パージ弁84を閉鎖するように制御し、あ
るいは、パージ弁84の開度を小さくするように制御す
ることにより、吸気通路12に供給される蒸発燃料量を
低減し、濃度の濃い蒸発燃料が吸気系に多量に供給され
ることを防止することができる。 【0050】このため、この内燃機関2の蒸発燃料制御
装置32は、内燃機関2の運転中に燃料タンク20に給
油した場合の運転性の悪化を防止することができ、内燃
機関2がラフアイドル運転になり、また、エンジンスト
ップに至ることを防止することができる。 【0051】 【発明の効果】このように、この発明の蒸発燃料供給装
置は、内燃機関がアイドル運転中且つ燃料タンクに給油
中であることを検出した場合に、パージ弁の制御を、内
燃機関の運転状態に応じた通常の制御から、アイドル運
転中且つ給油中であることに応じた制御に変更して、例
えば、パージ弁を閉鎖するように制御し、あるいは、パ
ージ弁の開度を小さくするように制御することにより、
吸気系に供給される蒸発燃料量を低減し、濃度の濃い蒸
発燃料が吸気系に供給されることを防止することができ
る。 【0052】このため、この内燃機関の蒸発燃料制御装
置は、内燃機関の運転中に燃料タンクに給油した場合の
運転性の悪化を防止することができ、内燃機関がラフア
イドル運転になり、また、エンジンストップに至ること
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】内燃機関の蒸発燃料制御装置の実施例を示す制
御のフローチャートである。 【図2】蒸発燃料制御装置のシステム構成図である。 【図3】蒸発燃料制御装置の要部構成図である。 【符号の説明】 2 内燃機関 20 燃料タンク 32 蒸発燃料制御装置 34 第1エバポ通路 36 第2エバポ通路 38 第3エバポ通路 40 第4エバポ通路 42 第1フロート弁 44 キャニスタ 46 給油時蒸発燃料制御弁 62 2ウェイ電磁弁 70 圧力制御弁 76 圧力調整弁 82 パージ通路 84 パージ弁 86 大気連絡通路 88 エアクリーナ 90 大気遮断弁 100 制御手段 102 レベルゲージ 104 圧力センサ 106 イグニションスイッチ 108 スロットルセンサ 110 車速センサ 112 濃度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/08 301 B60K 15/077 F02M 37/00 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃料タンクに一端側を連通するエバポ通
    路の他端側をキャニスタに連通して設け、このキャニス
    タに一端側を連通するパージ通路の他端側を内燃機関の
    吸気系に連通して設け、前記パージ通路の途中にパージ
    弁を設け、このパージ弁を前記内燃機関の運転状態に応
    じて制御することにより前記吸気系に供給する蒸発燃料
    量を調整する内燃機関の蒸発燃料制御装置において、
    記内燃機関始動後の経過時間が設定時間以上且つ車速が
    設定車速以下となって前記内燃機関がアイドル運転中で
    あることを検出するとともに前記吸気系に供給される蒸
    発燃料の濃度の時間変化率が設定値以上となって前記燃
    料タンクに給油中であることを検出した場合に前記パー
    ジ弁の制御を前記内燃機関の運転状態に応じた制御から
    前記アイドル運転中且つ給油中であることに応じた制御
    に変更する制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関
    の蒸発燃料制御装置。
JP35779396A 1996-12-27 1996-12-27 内燃機関の蒸発燃料制御装置 Expired - Fee Related JP3444125B2 (ja)

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