JPH0610790Y2 - 青果物鮮度保持材 - Google Patents
青果物鮮度保持材Info
- Publication number
- JPH0610790Y2 JPH0610790Y2 JP1988128772U JP12877288U JPH0610790Y2 JP H0610790 Y2 JPH0610790 Y2 JP H0610790Y2 JP 1988128772 U JP1988128772 U JP 1988128772U JP 12877288 U JP12877288 U JP 12877288U JP H0610790 Y2 JPH0610790 Y2 JP H0610790Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fruits
- vegetables
- freshness
- paper
- ethylene gas
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、青果物鮮度保持材に関するものである。
果物、野菜等の生鮮食品は鮮度を生命とし、その貯蔵、
輸送等の流通過程で、腐敗変色、萎縮等の老化を防止
し、長期にわたって鮮度を保持することを必要とされ
る。
輸送等の流通過程で、腐敗変色、萎縮等の老化を防止
し、長期にわたって鮮度を保持することを必要とされ
る。
生鮮食品の鮮度低下は、青果類においては、箱詰め、袋
詰め等の密封状態もしくはそれに近い状態で、青果類か
ら発生するエチレンガス等による過熱、呼吸作用による
水蒸気の結露等が原因で起こる。また、水分の過度の蒸
散も、生鮮食品の鮮度低下の原因となる。
詰め等の密封状態もしくはそれに近い状態で、青果類か
ら発生するエチレンガス等による過熱、呼吸作用による
水蒸気の結露等が原因で起こる。また、水分の過度の蒸
散も、生鮮食品の鮮度低下の原因となる。
生鮮食品の鮮度低下を防ぐための従来の技術としては、
例えば、高吸水性高分子材料を紙または不織布の間に挟
着したシートとエチレンガス吸着除去剤を紙または不織
布の小袋に充填した鮮度保持材の2種類の材を箱詰めあ
るいは袋詰めした青果物の輸送形態中に入れることが知
られている。
例えば、高吸水性高分子材料を紙または不織布の間に挟
着したシートとエチレンガス吸着除去剤を紙または不織
布の小袋に充填した鮮度保持材の2種類の材を箱詰めあ
るいは袋詰めした青果物の輸送形態中に入れることが知
られている。
また本考案者らは先に、高吸水性高分子材料とエチレン
ガス吸着除去剤からなる混合物を適当な包装材の間に挟
着一体化した青果物鮮度保持材を考案しており、これは
箱詰めあるいは袋詰めした青果物の輸送形態中に入れる
のに適している。
ガス吸着除去剤からなる混合物を適当な包装材の間に挟
着一体化した青果物鮮度保持材を考案しており、これは
箱詰めあるいは袋詰めした青果物の輸送形態中に入れる
のに適している。
上記従来の技術においては、2種類の材を青果物の包装
形態中に入れなくてはならず、手間がかかる、あるいは
どちらか1種類の材を入れ忘れるという問題点がある。
また、青果物の輸送中にエチレンガス吸着剤を入れた小
袋が破れたり、穴があいたりして、中のエチレンガス吸
着剤が青果物表面に付着して、見た目を悪くしたり、エ
チレンガス吸着剤の臭素が青果物を汚染する危険性があ
る。さらに、小袋中のエチレンガス吸着剤を人が誤食す
る危険性も問題となっている。
形態中に入れなくてはならず、手間がかかる、あるいは
どちらか1種類の材を入れ忘れるという問題点がある。
また、青果物の輸送中にエチレンガス吸着剤を入れた小
袋が破れたり、穴があいたりして、中のエチレンガス吸
着剤が青果物表面に付着して、見た目を悪くしたり、エ
チレンガス吸着剤の臭素が青果物を汚染する危険性があ
る。さらに、小袋中のエチレンガス吸着剤を人が誤食す
る危険性も問題となっている。
また高吸水性高分子材料とエチレンガス吸着除去剤から
なる混合物を適当な包装材の間に挟着したものについて
は、これを箱詰めあるいは袋詰めした青果物の輸送形態
中に入れる場合、青果物由来の結露水等による水分が多
いと、水分が高吸水性高分子材料のみならずエチレンガ
ス吸着除去剤にも吸着し、エチレンガス吸着除去剤の性
能が低下すると言う問題点がある。
なる混合物を適当な包装材の間に挟着したものについて
は、これを箱詰めあるいは袋詰めした青果物の輸送形態
中に入れる場合、青果物由来の結露水等による水分が多
いと、水分が高吸水性高分子材料のみならずエチレンガ
ス吸着除去剤にも吸着し、エチレンガス吸着除去剤の性
能が低下すると言う問題点がある。
本考案は上記の問題点を解決するため、包装材、高吸収
性高分子材料からなる層、分離層、エチレンガス吸着除
去剤からなる層、包装材が順次積層され一体化されてい
る青果物鮮度保持材であって、分離層がプラスチックフ
ィルムまたは紙とプラスチックの積層体である青果物鮮
度保持材とすることを特徴とするものである。
性高分子材料からなる層、分離層、エチレンガス吸着除
去剤からなる層、包装材が順次積層され一体化されてい
る青果物鮮度保持材であって、分離層がプラスチックフ
ィルムまたは紙とプラスチックの積層体である青果物鮮
度保持材とすることを特徴とするものである。
これにより、2種類の材を青果物の包装形態中に入れる
手間が省け、さらに誤食する恐れもなくなる。
手間が省け、さらに誤食する恐れもなくなる。
また、高吸水性高分子材料、エチレンガス吸着除去剤お
よび吸湿剤は、熱押圧等により包装材の間に挟着一体化
されている為、不織布、紙またはプラスチックフィルム
等の包装材に穴があいても中の粉粒がこぼれることがな
い。
よび吸湿剤は、熱押圧等により包装材の間に挟着一体化
されている為、不織布、紙またはプラスチックフィルム
等の包装材に穴があいても中の粉粒がこぼれることがな
い。
さらに、本考案のものは高吸水性高分子材料とエチレン
ガス吸着除去剤がプラスチックフィルムまたは紙とプラ
スチックの積層体である分離層を挟んで別々の層である
ため、青果物由来の結露水等による水分が多い場合にも
水分は高吸水性高分子材料にのみ吸収され、エチレンガ
ス吸着除去剤の性能低下の恐れも全くない。
ガス吸着除去剤がプラスチックフィルムまたは紙とプラ
スチックの積層体である分離層を挟んで別々の層である
ため、青果物由来の結露水等による水分が多い場合にも
水分は高吸水性高分子材料にのみ吸収され、エチレンガ
ス吸着除去剤の性能低下の恐れも全くない。
以下に本考案を図面によって詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面図であり、
1,5は包装材、2は高吸水性高分子材料からなる層、
3は分離層、4はエチレンガス吸着除去剤からなる層で
ある。
1,5は包装材、2は高吸水性高分子材料からなる層、
3は分離層、4はエチレンガス吸着除去剤からなる層で
ある。
分離層3としては、プラスチックフィルムまたは紙とプ
ラスチックの積層体を用いることができる。プラスチッ
クフィルムとしてはポリオレフィン、ポリエステル、ポ
リアミド等の熱可塑性樹脂またはそれらの積層体を用い
ることができる。紙とプラスチックの積層体としては、
紙にポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等のプ
ラスチックをエクストルージョンコートしたものあるい
は紙とプラスチックフィルムの貼合体を用いることがで
きる。
ラスチックの積層体を用いることができる。プラスチッ
クフィルムとしてはポリオレフィン、ポリエステル、ポ
リアミド等の熱可塑性樹脂またはそれらの積層体を用い
ることができる。紙とプラスチックの積層体としては、
紙にポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等のプ
ラスチックをエクストルージョンコートしたものあるい
は紙とプラスチックフィルムの貼合体を用いることがで
きる。
包装材1および5としては、透水性を有する材料であれ
ば何でも使用できるが、紙を用いるか、あるいは第2図
に示すように内層12を紙とし外層11を不織布とするのが
好ましい。包装材として紙のみを使用した場合、得られ
た青果物鮮度保持材が強度などの点で不十分であれば必
要に応じて他の包装材、例えば不織布の袋に入れて使用
することもできる。
ば何でも使用できるが、紙を用いるか、あるいは第2図
に示すように内層12を紙とし外層11を不織布とするのが
好ましい。包装材として紙のみを使用した場合、得られ
た青果物鮮度保持材が強度などの点で不十分であれば必
要に応じて他の包装材、例えば不織布の袋に入れて使用
することもできる。
包装材として用いる紙としては坪量16〜60g/m2のティッ
シュペーパーのような柔らかい紙を重ねたもの等が例示
できる。不織布としては、その一部または全部が熱可塑
性樹脂の不織布であり、例えば、レーヨン、バルブ等の
繊維にポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の
樹脂が含浸または混入した不織布、またはポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリアミド等の繊維からなる不織布
が使用され、坪量15〜100g/m2のものが好ましい。
シュペーパーのような柔らかい紙を重ねたもの等が例示
できる。不織布としては、その一部または全部が熱可塑
性樹脂の不織布であり、例えば、レーヨン、バルブ等の
繊維にポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の
樹脂が含浸または混入した不織布、またはポリオレフィ
ン、ポリエステル、ポリアミド等の繊維からなる不織布
が使用され、坪量15〜100g/m2のものが好ましい。
エチレンガス吸着除去剤としては活性炭を用いることが
できる。また臭素を吸着させた炭素分子篩、特に好まし
くは4〜6Åのミクロ孔を有するもの、あるいは臭素酸
ナトリウムまたは臭素酸カリウムを溶解した酸性水を活
性炭に加えて反応させた後、乾燥、粉砕した5〜500μ
の粒径ものは、水分の影響が少ない、即ち、吸着したエ
チレンガスを水分の存在下で放出することが少ないため
望ましい。エチレン吸着除去剤からなる層には、系内の
水蒸気によるエチレンガス吸着剤の性能低下を防止する
ために吸湿剤を加えておいてもよい。吸湿剤としては、
一般に用いられている吸湿剤、例えばシリカゲル、塩化
カルシウム、ゼオライト等を用いることができる。
できる。また臭素を吸着させた炭素分子篩、特に好まし
くは4〜6Åのミクロ孔を有するもの、あるいは臭素酸
ナトリウムまたは臭素酸カリウムを溶解した酸性水を活
性炭に加えて反応させた後、乾燥、粉砕した5〜500μ
の粒径ものは、水分の影響が少ない、即ち、吸着したエ
チレンガスを水分の存在下で放出することが少ないため
望ましい。エチレン吸着除去剤からなる層には、系内の
水蒸気によるエチレンガス吸着剤の性能低下を防止する
ために吸湿剤を加えておいてもよい。吸湿剤としては、
一般に用いられている吸湿剤、例えばシリカゲル、塩化
カルシウム、ゼオライト等を用いることができる。
高吸水性高分子材料としては、ゼンプン・アクリル酸塩
のグラフト重合体、カルボキシメチルセルロース架橋
体、ポリアクリルニトリル加水分解物、架橋ポリアクリ
ル塩酸、変性ポリビニルアルコール、アクリル塩酸・ア
クリルアミド共重合体またはイソブチレン・無水マレイ
ン酸共重合体等の高吸水性を有する樹脂が挙げられる。
上記の2種類以上を用いることも可能である。高吸水性
高分子材料の量は、シート1m2あたり0.1〜200g/m2の範
囲内が望ましく、特に1〜50g/m2の範囲内が望ましい。
のグラフト重合体、カルボキシメチルセルロース架橋
体、ポリアクリルニトリル加水分解物、架橋ポリアクリ
ル塩酸、変性ポリビニルアルコール、アクリル塩酸・ア
クリルアミド共重合体またはイソブチレン・無水マレイ
ン酸共重合体等の高吸水性を有する樹脂が挙げられる。
上記の2種類以上を用いることも可能である。高吸水性
高分子材料の量は、シート1m2あたり0.1〜200g/m2の範
囲内が望ましく、特に1〜50g/m2の範囲内が望ましい。
エチレンガス吸着除去剤からなる層、高吸水性高分子材
料からなる層にはそれぞれ包装材の間に挟着させる為の
バインダーとして、ポリオレフィン、ポリエステル、ポ
リアミド等の熱可塑性樹脂粉末を混合しておくことがで
きる。
料からなる層にはそれぞれ包装材の間に挟着させる為の
バインダーとして、ポリオレフィン、ポリエステル、ポ
リアミド等の熱可塑性樹脂粉末を混合しておくことがで
きる。
包装材1および5として紙を用い、包装材3としてプラ
スチックフィルムを用いて、本考案の青果物鮮度保持材
を製造するには、例えば次のような方法をとることがで
きる。
スチックフィルムを用いて、本考案の青果物鮮度保持材
を製造するには、例えば次のような方法をとることがで
きる。
紙の上に、高吸水性高分子材料とバインダーを均一に散
布しプラスチックフィルムまたは紙とプラスチックの積
層体を重ね、水分吸収層を作成し、該水分吸収層上にエ
チレンガス吸着除去剤、バインダー(及び吸湿剤)を均
一に散布し紙を重ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟
着方法によって挟着一体化する。製造された積層体を一
定サイズにカッティングし、本考案の青果物鮮度保持材
を得る。これを不織布により作成したパウチに入れ、開
口部をヒートシールする。
布しプラスチックフィルムまたは紙とプラスチックの積
層体を重ね、水分吸収層を作成し、該水分吸収層上にエ
チレンガス吸着除去剤、バインダー(及び吸湿剤)を均
一に散布し紙を重ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟
着方法によって挟着一体化する。製造された積層体を一
定サイズにカッティングし、本考案の青果物鮮度保持材
を得る。これを不織布により作成したパウチに入れ、開
口部をヒートシールする。
また、第2図に示すように、包装材の内層を紙とし外層
を不織布とする場合は、次のような方法をとることがで
きる。
を不織布とする場合は、次のような方法をとることがで
きる。
紙の上に、高吸水性高分子材料とバインダーを均一に散
布してプラスチックフィルムまたは紙とプラスチックの
積層体を重ね、水分吸収層を作成し、該水分吸収層上に
エチレンガス吸着除去剤、バインダー(及び吸湿剤)を
均一に散布し紙を重ね合わせ、さらに両側に不織布を重
ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟着方法によって挟
着一体化する。
布してプラスチックフィルムまたは紙とプラスチックの
積層体を重ね、水分吸収層を作成し、該水分吸収層上に
エチレンガス吸着除去剤、バインダー(及び吸湿剤)を
均一に散布し紙を重ね合わせ、さらに両側に不織布を重
ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟着方法によって挟
着一体化する。
上記製造工程で用いる熱加圧挟着方法としては、 加熱エンボスロールと加熱エンボスロール間、 加熱エンボスロールと加熱ロール間、 加熱エンボスロールとロール間、 加熱ロールと加熱ロール間、または 加熱ロールとロール間、 を通し、上記青果物鮮度保持材又は青果物鮮度保持材の
一部を一体化する方法がある。
一部を一体化する方法がある。
本考案の青果物鮮度保持材又は青果物の箱詰め、袋詰
め、トレー包装の際に、そのまま青果物の間に挿入して
使用されるが、乾燥しやすい野菜については青果物鮮度
保持材にあらかじめ水を吸収させ使用する場合がある。
め、トレー包装の際に、そのまま青果物の間に挿入して
使用されるが、乾燥しやすい野菜については青果物鮮度
保持材にあらかじめ水を吸収させ使用する場合がある。
青果物が、青果物表面の結露水により傷みやすい物につ
いては防壜フィルムとの併用が望ましい。
いては防壜フィルムとの併用が望ましい。
実施例1 坪量25g/m2の紙(メーテル社製 MSP25)の上にエチレ
ンガス吸着除去剤(武田工業社製 モルシーボン NGP6
/8)の粉砕品10g/m2、バインダー(東レ社製 ケミット
R272S)を0.5g/m2の量で均一に散布し、さらに紙にポ
リエチレンをコートしたもの(メーテルMSP25に三井日
石ポリマー社製M-16Pを30μの厚みでエクストルージョ
ンコートしたもの)をポリエチレンコート面を内側にし
て被せ加熱エンボスロールを通し、挟着一体化する(加
熱エンボスロール温度160℃)。
ンガス吸着除去剤(武田工業社製 モルシーボン NGP6
/8)の粉砕品10g/m2、バインダー(東レ社製 ケミット
R272S)を0.5g/m2の量で均一に散布し、さらに紙にポ
リエチレンをコートしたもの(メーテルMSP25に三井日
石ポリマー社製M-16Pを30μの厚みでエクストルージョ
ンコートしたもの)をポリエチレンコート面を内側にし
て被せ加熱エンボスロールを通し、挟着一体化する(加
熱エンボスロール温度160℃)。
上記挟着一体化したものの紙にポリエチレンをコートし
たものの上に高吸水性高分子材料(製鉄化学社製 アク
アキープ10SHP)を20g/m2、バインダー(東レ社製ケミ
ットR272S)を1.0g/m2の量で均一に散布し、さらに紙を
被せ、加熱エンボスロールを通し挟着一体化する(加熱
エンボスロール温度160℃)。
たものの上に高吸水性高分子材料(製鉄化学社製 アク
アキープ10SHP)を20g/m2、バインダー(東レ社製ケミ
ットR272S)を1.0g/m2の量で均一に散布し、さらに紙を
被せ、加熱エンボスロールを通し挟着一体化する(加熱
エンボスロール温度160℃)。
これを320×210mmにカッティングし、不織布(クラレ社
製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サイド部
に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サイド部
をギアロールにより、ヒートシールする。エンド部はシ
ールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟着一体
化し、エンド部においてカッティングする。
製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サイド部
に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サイド部
をギアロールにより、ヒートシールする。エンド部はシ
ールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟着一体
化し、エンド部においてカッティングする。
比較例1 坪量25g/m2の紙(メーテル社製MSP25)の上に高吸水性
高分子材料(製鉄化学社製 アクアキープ10SHP)を20g
/m2、バインダー(東レ社製 ケミットR272S)を1g/m2
の量で均一に散布し、さらにポリエチレンをコートした
紙を被せ加熱エンボスロールを通し挟着一体化する(加
熱エンボスロール温度160℃)。
高分子材料(製鉄化学社製 アクアキープ10SHP)を20g
/m2、バインダー(東レ社製 ケミットR272S)を1g/m2
の量で均一に散布し、さらにポリエチレンをコートした
紙を被せ加熱エンボスロールを通し挟着一体化する(加
熱エンボスロール温度160℃)。
上記原紙を320×210mmにカッティングし、不織布(クラ
レ社製 NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サ
イド部に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サ
イド部をギアロールにより、ヒートシールする。エンド
部はシールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟
着一体化し、エンド部においてカッティングする。
レ社製 NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サ
イド部に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サ
イド部をギアロールにより、ヒートシールする。エンド
部はシールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟
着一体化し、エンド部においてカッティングする。
比較例2 坪量25g/m2の紙(メーテル社製MSP25)の上にエチレン
ガス吸着除去剤(武田工業社製 モルシーボン NGP6/
8)の粉砕品10g/m2、高吸水性高分子材料(製鉄化学社
製 アクアキープ10SHP)を20g/m2、バインダー(東レ
社製 ケミット R272S)を1.5g/m2の量で均一に散布
し、ポリエチレンをコートした紙を被せ挟着一体化する
(加熱エンボスロール温度160℃)。
ガス吸着除去剤(武田工業社製 モルシーボン NGP6/
8)の粉砕品10g/m2、高吸水性高分子材料(製鉄化学社
製 アクアキープ10SHP)を20g/m2、バインダー(東レ
社製 ケミット R272S)を1.5g/m2の量で均一に散布
し、ポリエチレンをコートした紙を被せ挟着一体化する
(加熱エンボスロール温度160℃)。
これを320×210mmにカッティングし、不織布(クラレ社
製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サイド部
に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サイド部
をギアロールにより、ヒートシールする。エンド部はシ
ールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟着一体
化し、エンド部においてカッティングする。
製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サイド部
に折り込む。さらに上部より不織布を給紙し、サイド部
をギアロールにより、ヒートシールする。エンド部はシ
ールバーによりヒートシールし、さらに全体を挟着一体
化し、エンド部においてカッティングする。
実験例1 実施例1、比較例1および比較例2のサンプルを50×50
mmにカッティングし、バイアル瓶(125ml容)に入れ、
瓶中にエチレンガス濃度が300ppmになるようにエチレン
ガスを封入する。ガスクロマトグラフィーによりエチレ
ンガス濃度を測定した。
mmにカッティングし、バイアル瓶(125ml容)に入れ、
瓶中にエチレンガス濃度が300ppmになるようにエチレン
ガスを封入する。ガスクロマトグラフィーによりエチレ
ンガス濃度を測定した。
実験例2 実施例1、比較例1および比較例2のサンプルを50×50
mmにカッティングし、バイアル瓶(125ml容)に入れ水
を吸収させ、瓶中にエチレンガス濃度が300ppmになるよ
うにエチレンガスを封入する。
mmにカッティングし、バイアル瓶(125ml容)に入れ水
を吸収させ、瓶中にエチレンガス濃度が300ppmになるよ
うにエチレンガスを封入する。
実験例1と同様にガスクロマトグラフィーによりエチレ
ンガス濃度を測定した。
ンガス濃度を測定した。
実験例1、2の結果を第1表に示す。
〔考案の効果〕 以上述べたように、本考案の青果物鮮度保持材を用いれ
ば、手間がかからずに簡単に青果物の鮮度を保持するこ
とができ、またエチレン吸着除去剤が高吸水性高分子材
料と共に一体化されているため、袋の裂け等により、エ
チレン吸着除去剤が青果物を汚染したり、人が誤食する
のを防止することができる。またエチレン吸着除去剤の
層と高吸水性高分子材料の層がプラスチックフィルムま
たは紙とプラスチックの積層体である分離層を挟んで別
々に分かれているため、水分によるエチレン吸着除去剤
の性能低下の心配もない。
ば、手間がかからずに簡単に青果物の鮮度を保持するこ
とができ、またエチレン吸着除去剤が高吸水性高分子材
料と共に一体化されているため、袋の裂け等により、エ
チレン吸着除去剤が青果物を汚染したり、人が誤食する
のを防止することができる。またエチレン吸着除去剤の
層と高吸水性高分子材料の層がプラスチックフィルムま
たは紙とプラスチックの積層体である分離層を挟んで別
々に分かれているため、水分によるエチレン吸着除去剤
の性能低下の心配もない。
第1図は本考案の一実施例である青果物鮮度保持材一部
断面図、第2図は他の実施例の一部断面図を示す。 1……包装材、2……高吸収性高分子材料からなる層、
3……分離層、4……エチレンガス吸着除去剤からなる
層、5……包装材、11……包装材外層、12……包装材内
層
断面図、第2図は他の実施例の一部断面図を示す。 1……包装材、2……高吸収性高分子材料からなる層、
3……分離層、4……エチレンガス吸着除去剤からなる
層、5……包装材、11……包装材外層、12……包装材内
層
Claims (6)
- 【請求項1】包装材、高吸収性高分子材料からなる層、
分離層、エチレンガス吸着除去剤からなる層、包装材が
順次積層され一体化されている青果物鮮度保持材であっ
て、 分離層がプラスチックフィルムまたは紙とプラスチック
の積層体であることを特徴とする青果物鮮度保持材。 - 【請求項2】エチレン吸着除去剤からなる層に吸湿剤を
混入したことを特徴とする請求項1記載の青果物鮮度保
持材。 - 【請求項3】包装材が紙、または内層を紙とし外層を不
織布としたものであることを特徴とする請求項1又は2
記載の青果物鮮度保持材。 - 【請求項4】エチレンガス吸着剤が活性炭であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載の青果物鮮
度保持材。 - 【請求項5】エチレンガス吸着剤が、臭素を吸着させた
4〜6Åのミクロ孔を有する炭素分子篩であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかの項記載の青果物鮮度
保持材。 - 【請求項6】エチレンガス吸着剤が、臭素酸ナトリウム
または臭素酸カリウムを溶解した酸性水を活性炭に加え
て反応させた後、乾燥させたものであることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかの項記載の青果物鮮度保持
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128772U JPH0610790Y2 (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 青果物鮮度保持材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128772U JPH0610790Y2 (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 青果物鮮度保持材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249884U JPH0249884U (ja) | 1990-04-06 |
JPH0610790Y2 true JPH0610790Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31382424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988128772U Expired - Lifetime JPH0610790Y2 (ja) | 1988-10-03 | 1988-10-03 | 青果物鮮度保持材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610790Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4628767B2 (ja) * | 2004-12-09 | 2011-02-09 | 特種東海製紙株式会社 | 汚染ガス除去紙 |
JP6933314B1 (ja) * | 2021-01-14 | 2021-09-08 | 東洋紡株式会社 | 汚染拡散抑制シート |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60190231A (ja) * | 1984-03-10 | 1985-09-27 | Honshu Paper Co Ltd | エチレン及びアセトアルデヒド吸収剤、並びにその製造方法 |
JPS62262944A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-16 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 青果物の鮮度保持剤 |
JPS6363339A (ja) * | 1986-09-02 | 1988-03-19 | Topy Ind Ltd | 鮮度保持用シ−ト材 |
-
1988
- 1988-10-03 JP JP1988128772U patent/JPH0610790Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249884U (ja) | 1990-04-06 |
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