JP7264117B2 - 鋼部品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の要旨は次の通りである。
Si:0.01~0.70質量%、
Mn:0.30~1.50質量%、
P:0.1質量%以下、
S:0.5質量%以下、
Cr:0.30~2.00質量%、
Al:0.010~0.080質量%および
N:0.0250質量%以下
を含み、残部はFe及び不可避的不純物の成分組成と、マルテンサイトおよび残留オーステナイトの合計の面積率が90%以上の組織と、を有する鋼からなる鋼部分と、該鋼部分の表面に密着して存在する硬質被膜とを有し、
前記硬質被膜の直下の前記鋼部分に浸炭層または浸炭窒化層の硬化層を有し、
前記硬質被膜の直下の前記鋼部分と前記硬質被膜との界面の十点平均粗さが1~5μmであり、
前記硬質被膜は、チタン炭化物(TiC)、チタン窒化物(TiN)、チタン炭窒化物(TiCN)、クロム窒化物(CrN)、バナジウム炭化物(VC)および硬質炭素膜(ダイヤモンドライクカーボン)のいずれか1種以上である鋼部品。
Mo:0.30質量%未満、
Cu:1質量%以下、
Ni:1質量%以下および
B:0.01質量%以下
のうちから選ばれる1種以上を含有する前記1から4のいずれかに記載の鋼部品。
Ti:0.1質量%以下、
Nb:0.1質量%以下、
V:0.1質量%以下、
Hf:0.1質量%以下、
Ta:0.1質量%以下および
Se:0.3質量%以下
のうちから選ばれる1種以上を含有する前記1から5のいずれかに記載の鋼部品。
7.前記成分組成は、さらに、
Sn:0.1質量%以下および
Sb:0.1質量%以下
のいずれか1種または2種を含有する前記1から6のいずれかに記載の鋼部品。
Pb:0.3質量%以下および
Bi:0.3質量%以下、
のいずれか1種または2種を含有する前記1から7のいずれかに記載の鋼部品。
まず、鋼部品は、鋼を素材とした部品であり、すなわち鋼部分を有する。この鋼部分の成分組成の限定理由について、成分元素毎に説明する。
C:0.10~0.35質量%
Cは、浸炭熱処理後の焼入れにより中心部の硬度を高めるために、0.10質量%以上とすることが好ましい。一方、含有量が0.35質量%を超えると、焼入れ後の芯部の靭性が低下するため、C量は0.35質量%以下の範囲とする。好ましくは0.13~0.27質量%の範囲、より好ましくは0.15~0.25%の範囲である。
Siは、脱酸剤として必要であり、少なくとも0.01質量%で添加する。一方、Siの過剰な添加は、浸炭層や浸炭窒化層の表層における、Siの優先酸化を促進し、粒界酸化層を形成させてしまう。かような粒界酸化層はPVDまたはCVD処理において、被膜と鋼材との密着を阻害するため、これを避けるにはSiの上限を0.70質量%に規定する。好ましくは0.05~0.65質量%、より好ましくは0.10~0.35質量%である。
Mnは、焼入性の向上に有効な元素で有り、少なくとも0.30質量%で添加する。一方、Mnの過剰な添加は、固溶強化による変形抵抗の上昇を招くため、上限を1.50質量%とする。好ましくは0.40~1.30質量%であり、より好ましくは0.70~1.20質量%である。
Pは、結晶粒界に偏析し、靭性を低下させるため、その混入は低いほど望ましいが、0.1質量%までは許容される。好ましくは、0.02質量%以下である。また、下限については特に限定せずとも問題はないが、無駄な低P化は精錬時間の増長や精錬コストを上昇させてしまうため、0.003質量%以上とすることが好ましい。
Sは、硫化物系介在物として存在し、被削性の向上に有効な元素であるが、過剰な添加は冷間鍛造性の低下を招くため、上限を0.5質量%とする。また、下限については特に限定しないが、過度の低S化は精錬コストを上昇させてしまうため、0.003質量%以上とすることが好ましい。より好ましくは0.004~0.300質量%であり、さらには0.005~0.090質量%である。
Crは、焼入性と焼戻し軟化抵抗の向上に寄与し、さらには炭化物の球状化促進にも有用な元素であるが、含有量が0.30質量%に満たないと、その添加効果に乏しい。一方、2.00質量%を超えると、過剰浸炭や残留オーステナイトの生成を促進し、疲労強度に悪影響を与える。よって、Cr量は0.30~2.00質量%の範囲にする。好ましくは0.7~1.9質量%の範囲、より好ましくは0.80~1.24質量%である。
Alは、酸化物を形成し脱酸に有効な元素であるとともに粗大化な酸化物系介在物の生成を抑止する作用を有するが、含有量が0.010質量%に満たないと、その添加効果に乏しい。しかし、過剰な添加は介在物の増加を招き、疲労破壊の起点を増やし、低疲労強度の原因となることから、上限を0.080質量%とする。好ましくは、0.015~0.080質量%であり、より好ましくは0.015~0.060質量%である。また、Bと組み合わせて固溶Bによる焼入れ性向上も疲労強度向上に効果的であり、その場合は0.035~0.070質量%の範囲が好適である。
Nは、Alと結合し窒化物(AlN)を形成する。かようなAlNは微細に析出し浸炭加熱時の結晶粒を微細化させ疲労特性を改善させる作用を有する。しかし、過剰な添加は鋳造後の鋼片表面割れを招くため、0.0250質量%を上限とする。下限については特に限定しないが、過度の低N化は精錬コストを上昇させてしまうため、0.0010%以上とすることが好ましい。より好ましくは0.0015~0.0180質量%であり、さらには0.0020~0.0150質量%である。
以上説明した元素以外の残部はFeおよび不可避的不純物である。
Mo:0.30質量%未満、
Cu:1質量%以下、
Ni:1質量%以下および
B:0.01質量%以下
のうちから選ばれる1種以上
Moは、焼入性と焼戻し軟化抵抗性の向上に寄与し、さらには浸炭異常層を低減する効果も示し、有用な元素であるため添加してもよい。しかし、含有量が0.30質量%以上では、焼入性が過剰となり、圧延後の硬度が上昇し、鍛造性や被削性が低下する懸念がある。そのため、Mo含有量は0.30質量%未満の範囲に制限することが好ましい。なお、Moによる上記の焼入性、焼戻し軟化抵抗性の向上、浸炭異常層の低減の各効果を発現させるためには、Moは0.01質量%以上で含有されることが好ましい。さらに、好ましくは0.03~0.25質量%の範囲である。より好ましくは0.05~0.22質量%である。
Cuは、焼入性の向上に寄与する元素である。この効果を得るためには、Cuは0.01質量%以上で含有されることが好ましい。一方、Cu含有量が1質量%を超えると、圧延材の表面肌が荒れてしまい、疵として残存する懸念がある。そこで、Cu量は1質量%以下の範囲に限定することが好ましい。より好ましくは0.015~0.500質量%の範囲である。更に好ましくは0.03~0.30質量%である。
Niは、焼入性の向上に寄与するとともに、靱性の向上に有用な元素である。これらの効果を得るためには、Niは0.01質量%以上で含有されることが好ましい。一方、1質量%を超えて含有されても、上記の効果が飽和する。よって、Ni含有量は1質量%以下の範囲に限定することが好ましい。より好ましくは0.015~0.500質量%の範囲である。更に好ましくは0.03~0.30質量%である。
Bは、粒界に偏析し、拡散型変態を抑制することで、焼入性の向上に有効であり、加えて粒界を強化し、疲労亀裂の発生および進展を抑制し疲労強度を向上させる効果もある。Bによるこの効果を得るためには、0.0003質量%以上でBを含有させることが好ましい。一方、0.01質量%を超えると、靱性が低下するため、B量は0.01質量%以下の範囲に限定することが好ましい。より好ましくは、0.0005~0.0050質量%の範囲である。更に好ましくは0.0007~0.0020質量%である。
Nb:0.1質量%以下、
Ti:0.1質量%以下、
V:0.1質量%以下、
Hf:0.1質量%以下、
Ta:0.1質量%以下および
Se:0.3質量%以下
のうちから選ばれる1種または2種以上
Nbの添加は浸炭時の結晶粒粗大化を抑制して疲労特性を改善させる作用がある。しかし、0.1質量%を超えて添加しても、その効果は飽和し経済的に不利となるため、Nb含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.080質量%である。
さらに好ましくは、0.01~0.06質量%である。
Tiの添加は、鋳造後の表面割れを抑制する効果がある。しかし、0.1質量%を超えて添加しても、その効果は飽和し経済的に不利となるため、Ti含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.080質量%である。さらに好ましくは、0.01~0.06質量%である。
Vは、鋼中でVCを形成し、浸炭熱処理時のオーステナイト粒径の粗粒化をピン止め効果により抑制する。Vによるこの効果を得るためには、少なくとも0.003質量%以上でVを含有させることが好ましい。一方、0.1質量%を超えて添加しても、結晶粒の粗大化防止効果は飽和する一方で、合金コストが高価となるばかりである。よって、V含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.080質量%である。さらに好ましくは、0.01~0.06質量%である。
Hfは、鋼中で炭化物を形成し、浸炭熱処理時のオーステナイト粒径の粗粒化をピン止め効果により抑制する。Hfによるこの効果を得るためには、少なくとも0.003質量%でHfを添加することが好ましい。一方、0.1質量%を超えて添加すると、鋳造凝固時に粗大な析出物を生成し、粗粒化抑制能の低下や疲労強度の劣化を招くおそれがあるため、Hfの含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.060質量%である。さらに好ましくは、0.01~0.05質量%である。
Taは、鋼中で炭化物を形成し、浸炭熱処理時のオーステナイト粒径の粗粒化をピン止め効果により抑制する。Taによるこの効果を得るためには、少なくとも0.003質量%でTaを添加することが好ましい。一方、0.1質量%を超えて添加すると、鋳造凝固時に割れを生じやすくなり、圧延および鍛造後でも疵が残存してしまう懸念があるため、Taの含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.060質量%である。さらに好ましくは、0.01~0.05質量%である。
Seは、MnやCuと結合し、鋼中に析出物として分散する。Se析出物は浸炭熱処理温度域で析出物成長がほとんど起こらず安定に存在しており、オーステナイト粒径のピン止め効果が高い。このため、Se添加は結晶粒の粗大化防止に有効であるが、この効果を得るためには、少なくとも0.001質量%以上でSeを添加することが好ましい。一方、0.3質量%を超えて添加しても、結晶粒の粗大化防止効果は飽和する。このため、Se含有量は0.3質量%とすることが好ましい。より好ましくは、0.005~0.100質量%である。さらに好ましくは、0.008~0.090質量%である。
Sn:0.1質量%以下および
Sb:0.1質量%以下のうちから選ばれる1種以上を含有
Sb:0.1質量%以下
Sbは、鋼材表面の脱炭を抑制し、表面硬度の低下を防止するために有効な元素である。この効果を発現させるためには、Sbは0.0003質量%以上含有させることが好ましい。一方、過剰な添加は鍛造性を劣化させることから、Sbの含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.001~0.050質量%であり、更に好ましくは、0.0015~0.0350質量%である。
Snは、鋼材表面の耐食性を向上させるために有効な元素である。耐食性向上の観点からは、Snは0.003質量%以上含有させることが好ましい。一方、過剰な添加は鍛造性を劣化させることから、Snの含有量は0.1質量%以下とすることが好ましい。より好ましくは、0.0010~0.0500質量%であり、更に好ましくは、0.0015~0.0350質量%である。
Pb:0.3質量%以下および
Bi:0.3質量%以下のうちから選ばれる1種以上を含有
PbおよびBiは、切削時の切屑を微細化する効果があり、切屑処理性を向上させる場合、これらの元素添加が有効である。この効果を得るために、PbおよびBiはそれぞれ0.01質量%以上の添加が好ましい。しかしながら、これらの元素を過度に添加しても切屑処理性の向上効果は飽和し経済的に不利となる。従って、合金コスト上昇を抑えるため、PbおよびBi量の上限値をそれぞれ0.3質量%とする。より好ましいPb量およびBi量はそれぞれ0.01~0.20質量%、更には0.01~0.10質量%である。
以下、これらの要件毎に説明する。
本発明の鋼部品は、マルテンサイトと残留オーステナイトの合計の面積率が90%以上の組織であることが肝要である。なぜなら、鋼の強度確保に必要なためである。マルテンサイトおよび残留オーステナイトの合計の面積率は、好ましくは95%以上であり、100%であってもよい。残部の組織は特に限定されない。
鋼部品は、鋼部分の表面、すなわち、鋼部分における硬質被膜を付着させる部位を浸炭層または浸炭窒化層による硬化層とする。なぜなら、浸炭処理または浸炭窒化処理にて鋼部品の表面を硬化することによって、疲労強度が向上するためである。
さらに、前記硬化層上に鉄炭化物および鉄窒化物以外の硬質被膜を有することが肝要である。前記硬化層上に鉄炭化物および鉄窒化物の硬質被膜を形成すると、硬質被膜にポーラスが生成することで硬質被膜が剥離しやすくなり、疲労特性が低下する。前記硬化層上に鉄炭化物および鉄窒化物以外の硬質被膜を付与すると、硬質膜にポーラスが生成することがなく、硬質被膜の有する接触疲労寿命向上効果を得ることができる。
硬質被膜の直下の鋼部分と硬質被膜との界面における表面粗さは、十点平均粗さで1~5μmとする。すなわち、前記硬質被膜は、浸炭熱処理後に精密な研磨加工を行うなどして硬質被膜を形成する対象物の表面の粗さが過度に小さくなると、被膜と該対象物との密着性が低下する。一方で、対象物表面の粗さが過度に大きくなると、接触疲労寿命が低下する傾向が現れる。従って、硬質被膜付与前の対象物の表面粗さは、十点平均粗さで1~5μmとする。
上記した鋼部品は、鋼素材を、鍛造および切削またはそれらの複合にて所望の形状に加工した後、浸炭処理または浸炭窒化処理を施して浸炭層または浸炭窒化層からなる硬化層を形成し、該硬化層上に硬質被膜をPVD処理またはCVD処理にて被成することにより製造できる。
まず、浸炭処理は、炭素ポテンシャル0.5~1.2%の浸炭雰囲気において、830℃以上の温度よりの条件にて焼入れ、油中の条件にて冷却する。その後、120℃以上の焼戻し処理を施してもよい。
表3にローラーピッチング試験の結果を示すように、本発明に従えば、長寿命の疲労特性を有する鋼部品が得られる。
Claims (8)
- C:0.10~0.35質量%、
Si:0.01~0.70質量%、
Mn:0.30~1.50質量%、
P:0.1質量%以下、
S:0.5質量%以下、
Cr:0.30~2.00質量%、
Al:0.010~0.080質量%および
N:0.0250質量%以下
を含み、残部はFe及び不可避的不純物の成分組成と、マルテンサイトおよび残留オーステナイトの合計の面積率が90%以上の組織と、を有する、鋼素材を、鍛造および切削また はそれらの複合にて所望の形状に加工した後、浸炭処理または浸炭窒化処理を施して浸炭 層または浸炭窒化層からなる硬化層を形成し、表面粗さ(十点平均粗さ)が1~5μmで ある該硬化層上にチタン炭化物(TiC)、チタン窒化物(TiN)、チタン炭窒化物(TiCN) 、クロム窒化物(CrN)、バナジウム炭化物(VC)および硬質炭素膜(ダイヤモンドライク カーボン)のいずれか1種以上の硬質被膜を形成し、該硬質被膜の形成後に焼入れ焼戻し
処理をすることなく鋼部品とする鋼部品の製造方法。 - 前記硬化層のビッカース硬さHsと前記硬質被膜のビッカース硬さHfとの比Hf/Hsが2.0以上10.0以下である請求項1に記載の鋼部品の製造方法。
- 前記硬質被膜が硬質炭素膜であり、かつ前記硬化層のビッカース硬さHsと前記硬質被膜のビッカース硬さHfとの比Hf/Hsが3.8以上10.0以下である請求項1または2に
記載の鋼部品の製造方法。 - 前記硬質被膜は、厚さが0.2μm 以上25.0μm以下である請求項1から3のいずれかに記載の鋼部品の製造方法。
- 前記成分組成は、さらに、
Mo:0.30質量%未満、
Cu:1質量%以下、
Ni:1質量%以下および
B:0.01質量%以下
のうちから選ばれる1種以上を含有する請求項1から4のいずれかに記載の鋼部品の製造 方法。 - 前記成分組成は、さらに、
Ti:0.1質量%以下、
Nb:0.1質量%以下、
V:0.1質量%以下、
Hf:0.1質量%以下、
Ta:0.1質量%以下および
Se:0.3質量%以下
のうちから選ばれる1種以上を含有する請求項1から5のいずれかに記載の鋼部品の製造 方法。 - 前記成分組成は、さらに、
Sn:0.1質量%以下および
Sb:0.1質量%以下
のいずれか1種または2種を含有する請求項1から6のいずれかに記載の鋼部品の製造方 法。 - 前記成分組成は、さらに、
Pb:0.3質量%以下および
Bi:0.3質量%以下、
のいずれか1種または2種を含有する請求項1から7のいずれかに記載の鋼部品の製造方 法。
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