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JP6544296B2 - 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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JP6544296B2 JP2016104931A JP2016104931A JP6544296B2 JP 6544296 B2 JP6544296 B2 JP 6544296B2 JP 2016104931 A JP2016104931 A JP 2016104931A JP 2016104931 A JP2016104931 A JP 2016104931A JP 6544296 B2 JP6544296 B2 JP 6544296B2
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Description

本発明は、無端状のベルトと、トナー像を転写する複数の転写ローラーと、を有する転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、種々の画像形成装置が提案されているが、その中に、複数の画像形成部により各色のトナー像を順次重ね合わせてフルカラー画像を形成するタンデム式のカラー画像形成装置がある。さらに、タンデム式のカラー画像形成装置には、無端状の搬送ベルトにより搬送されてくる記録媒体上に各画像形成部で形成されたトナー像を転写する直接転写方式と、複数の画像形成部により無端状の中間転写ベルト(ベルト)上にトナー像を順次重ね合わせた(一次転写した)後、記録媒体上に一度に転写(二次転写)する中間転写方式とがある。
中間転写方式のタンデム式カラー画像形成装置では、モノクロ画像を出力するモノクロモードにおいてはブラックトナーのみを用いた画像形成が行われる。このモノクロモード時にブラック以外のイエロー、マゼンタ、シアンの各画像形成部の像担持体を中間転写ベルトに接触させたままにすると、イエロー、マゼンタ、シアンの像担持体に接触することで中間転写ベルトが汚れたり、中間転写ベルトの駆動トルクが不必要に大きくなったりする不具合が発生する。
そこで、モノクロモード時にブラック以外のイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部の像担持体を中間転写ベルトから離間させる方法が知られている。例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの像担持体に中間転写ベルトを挟んで一次転写ローラー(転写ローラー)を圧接させるカラーモードと、ブラックの像担持体のみに中間転写ベルトを挟んで一次転写ローラーを圧接させ、他の一次転写ローラーは離間させるモノクロモードと、全ての一次転写ローラーを離間させる待機モードと、を切り換え可能とした画像形成装置が知られている。
なお、全ての像担持体に中間転写ベルトを挟んで一次転写ローラーを圧接させるカラーモードと、ブラックの像担持体のみに中間転写ベルトを挟んで一次転写ローラーを圧接させるモノクロモードと、全ての一次転写ローラーを離間させる待機モードと、を切り換え可能とした画像形成装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2012−159571号公報
ところで、上記従来の画像形成装置では、例えば待機モードからカラーモードに移行する場合、モノクロモードを介して又はモノクロモードを介さずに、カラーモードに移行する。例えば、待機モードからモノクロモードを介してカラーモードに移行する場合、ブラックに対応する一次転写ローラーが中間転写ベルトに圧接された状態(モノクロモード)から、ブラック以外のイエロー、マゼンタ、シアンに対応する3本の一次転写ローラーを中間転写ベルトに同時に圧接させる。また、待機モードからモノクロモードを介さずにカラーモードに移行する場合、全ての一次転写ローラーが中間転写ベルトから離間された状態(待機モード)から、全て(4本)の一次転写ローラーを中間転写ベルトに同時に圧接させる。
このように、3本又は4本の一次転写ローラーを中間転写ベルトに同時に圧接させると、中間転写ベルトに急激に大きな負荷がかかるので、中間転写ベルトの回転の挙動が安定するまで時間がかかるという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ベルトの回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することが可能な転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の転写ユニットは、複数の画像形成部に沿って移動する無端状のベルトと、ベルトを回動する駆動ローラーと、ベルトに従動して回転するとともにベルトに所定の張力を付与する従動ローラーと、駆動ローラー及び従動ローラーを回転可能に支持するユニット本体と、ベルトを挟んで各画像形成部に配置された像担持体に対向配置され、像担持体上に形成されたトナー像をベルト上に転写する複数の転写ローラーと、各転写ローラーの回転軸の両端部を回転可能に支持するとともに、転写ローラーがベルトに対して接離する第1方向にそれぞれ独立して往復移動可能な複数の軸受ホルダーと、複数の軸受ホルダーを、転写ローラーがベルトに対して圧接する圧接方向に押圧する押圧部材と、を備える。押圧部材は、全ての転写ローラーをベルトから離間させる待機モードと、特定の画像形成部に配置された像担持体に対向配置される転写ローラーのみをベルトに圧接させる第1モードと、全ての転写ローラーをベルトに圧接させる第2モードと、を切り替え可能である。特定の画像形成部以外の画像形成部に配置された像担持体に対向配置される複数の転写ローラーは、2段階以上の圧接動作でベルトに圧接される。
本発明の第1の構成によれば、特定の画像形成部以外の画像形成部に配置された像担持体に対向配置される複数の転写ローラーは、2段階以上の圧接動作でベルトに圧接される。これにより、第2モードに移行する際に、時間差を設けて転写ローラーをベルトに圧接させることができるので、ベルトに急激に大きな負荷がかかるのを抑制することができる。このため、ベルトの回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することができるので、印刷待ち時間を短縮することができる。
また、ベルトの回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することができ、印刷待ち時間を短縮することができるので、頻繁に(例えば毎ジョブ終了後に)待機モードに移行することが可能となる。このため、ベルトにかかる負荷を頻繁に解除することができるので、ベルトの長寿命化を実現することができる。
本発明の一実施形態の中間転写ユニットが搭載される画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニットを下方向から見た外観斜視図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニット内の軸受ホルダーおよびスライダー周辺の構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニットのスライダーおよび軸受ホルダーを図3の紙面手前側から見た図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニットの軸受ホルダーの構造を示した斜視図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニットの軸受ホルダーおよびスライダーを示した側面図であり、一次転写ローラーが中間転写ベルトから離間している状態を示した図である。 本発明の一実施形態の中間転写ユニットの軸受ホルダーおよびスライダーを示した側面図であり、一次転写ローラーが中間転写ベルトに圧接されている状態を示した図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の中間転写ユニット30が搭載される画像形成装置100の構成を示す概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では左側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において反時計回りに回転する中間転写ベルト(ベルト)8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳された後、二次転写ローラー9の作用によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写され、さらに、定着ユニット13において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12a及びレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9と後述する中間転写ベルト8の駆動ローラー11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング部7a、7b、7c及び7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a〜4dから各現像装置3a〜3dにトナーが補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー(転写ローラー)6a〜6dに所定の転写電圧を付与することにより、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等がクリーニング部7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の従動ローラー10と、下流側の駆動ローラー11とに掛け渡されており、駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで駆動ローラー11とこれに隣接して設けられた二次転写ローラー9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、中間転写ベルト8上のフルカラー画像が転写紙P上に転写される。トナー像が転写された転写紙Pは用紙搬送路18を通過して定着ユニット13へと搬送される。
定着ユニット13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着ユニット13を通過した転写紙Pは一旦排出ローラー15方向に搬送され、転写紙Pの後端が分岐部14を通過した後に排出ローラー15を逆回転させるとともに分岐部14の搬送方向を切り換えることで、転写紙Pの後端から両面搬送路20に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ニップ部に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラー9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着ユニット13に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の一実施形態の中間転写ユニット30を下方向から見た外観斜視図、図3は、本発明の一実施形態の中間転写ユニット30内の軸受ホルダー38a〜38hおよびスライダー37a、37b周辺の構造を示す斜視図である。
中間転写ユニット(転写ユニット)30は、2枚の側面フレーム31、32及び上面フレーム(図示せず)で構成されるユニット本体34と、側面フレーム31、32の間に支持された一次転写ローラー6a〜6d、従動ローラー10、駆動ローラー11、これらの各ローラーに張架された無端状の中間転写ベルト8等により構成されている。
側面フレーム31、32にはスライダー(押圧部材)37a、37bが水平方向(第2方向)に摺動可能に支持されている。一次転写ローラー6a〜6dの回転軸の両端部は軸受ホルダー38a〜38hに回転可能に支持されており、軸受ホルダー38a〜38hは側面フレーム31、32に対し上下方向(第1方向、一次転写ローラー6a〜6dが中間転写ベルト8に対して接離する方向)にそれぞれ独立して移動可能に支持されている。また、従動ローラー10、駆動ローラー11は、側面フレーム31、32に回転可能に支持されている。
中間転写ユニット30の内部にはシャフト46が配置されており、シャフト46の両端部にはピニオンギア47a、47bが固定されている。シャフト46には、装置本体に設けられた図示しないギア列を介して回転駆動力が伝達される。
ピニオンギア47a、47bは、それぞれスライダー37a、37bの下面に形成されたラック48と噛み合う位置に配置されており、ピニオンギア47a、47bを正逆回転させることでスライダー37a、37bを水平方向に往復移動可能となっている。シャフト46、及びピニオンギア47a、47bは、スライダー37a、37bを往復移動させるスライダー駆動機構(押圧部材駆動機構)を構成する。
図4は、本発明の一実施形態の中間転写ユニット30のスライダー37a、37bおよび軸受ホルダー38a〜38hを図3の紙面手前側から見た図である。スライダー37aおよび37bの内側面には、8つの押圧リブ51〜58が形成されている。各押圧リブ51〜58は、水平方向に延びる1つの下段部51a〜58aと、下段部51a〜58aに繋がる1つの傾斜部51b〜58bと、を有する。
図5は、本発明の一実施形態の中間転写ユニット30の一次転写ローラー6bの軸受ホルダー38d周辺の構造を示した斜視図である。なお、軸受ホルダー38a〜38c、38e〜38hについても軸受ホルダー38dと全く同様の構成であるため説明を省略する。
軸受ホルダー38dは、ホルダー本体55と、ホルダー本体55に対し上下に摺動可能に支持される軸受部57と、ホルダー本体55の上部と軸受部57との間に配置されるコイルバネ(付勢部材)60とで構成されている。軸受部57は、一次転写ローラー6a〜6dの回転軸を回転可能に支持するとともに、コイルバネ60の付勢力によって下方向に付勢されている。
また、ホルダー本体55の上端部には、スライダー37b側に突出するV字状(又は逆三角形状)の当接部55aが形成されている。図5および図6に示すように、当接部55aが押圧リブ54から離間した状態では、一次転写ローラー6bの他方端部(軸受ホルダー38d側の端部)は、中間転写ベルト8から離間している。一方、図5および図6の状態からスライダー37bが左方向にスライドすると、当接部55aが押圧リブ54の傾斜部54bによって下方向(圧接方向、一次転写ローラー6a〜6dが中間転写ベルト8に対して圧接する方向)に押圧され、軸受ホルダー38dが下方向に移動する。そして、図7に示すように、当接部55aが押圧リブ54の下段部54aに押圧された状態では、一次転写ローラー6bの他方端部(軸受ホルダー38d側の端部)は、中間転写ベルト8に圧接されている。
ここで、図4に示すように、軸受ホルダー38a〜38hと押圧リブ51〜58の下段部51a〜58aとの水平方向の離間距離W1〜W8は、互いに異なるように構成されている。具体的には、離間距離W1〜W8は、W1>W2>W3>W4>W5>W6>W7>W8を満たしている。これにより、スライダー37aおよび37bを図4の左方向にスライドさせた際に、軸受ホルダー38a〜38hは互いに時間差を有して押圧リブ51〜58に当接するとともに下方に移動する。また、離間距離W1〜W8同士の差は、ラック48のラック歯のピッチよりも大きい。
次に、本実施形態の中間転写ユニット30における一次転写ローラー6a〜6dの動作について説明する。
待機モードにおいては、スライダー37a、37bは、押圧リブ51〜58が軸受ホルダー38a〜38hを押圧しない位置に配置されている。これにより、一次転写ローラー6a〜6dが中間転写ベルト8から離間しているため、中間転写ベルト8のテンションが緩められ、中間転写ベルト8の変形や伸びが抑制される。
モノクロモード(第1モード)においては、ブラックの画像形成部(特定の画像形成部)Pdのみを用いて画像形成を行うため、一次転写ローラー6dを、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1dに圧接する必要がある。
そこで、待機モードからモノクロモードへ移行する場合、スライダー37a、37bを図4の状態から所定量だけ左方向にスライドさせることにより、軸受ホルダー38g、38hを押圧リブ57、58の下段部57a、58aに配置する。これにより、軸受ホルダー38g、38hは下方向に移動し、一次転写ローラー6dが中間転写ベルト8に圧接される。
このとき、離間距離W8は離間距離W7よりも小さいので、一次転写ローラー6dの他方端部(軸受ホルダー38h側の端部)が中間転写ベルト8に圧接されてから時間差を設けて、一次転写ローラー6dの一方端部(軸受ホルダー38g側の端部)が中間転写ベルト8に圧接される。
なお、カラー用の一次転写ローラー6a〜6cは、中間転写ベルト8から離間した位置に留まっているため、感光体ドラム1a〜1c表面の残留トナーによる中間転写ベルト8の汚れを抑制することができる。また、中間転写ベルト8を回動する駆動ローラー11の駆動トルクが不必要に増大するおそれもなくなる。
カラーモード(第2モード)においては、4つの画像形成部Pa〜Pdで画像形成を行うため、4本の一次転写ローラー6a〜6dを、それぞれ中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1a〜1dに圧接する必要がある。
そこで、モノクロモードからカラーモードへ移行する場合、スライダー37a、37bをモノクロモード時よりもさらに左方向にスライドさせることにより、軸受ホルダー38a〜38fを押圧リブ51〜56の下段部51a〜56aに配置する。これにより、軸受ホルダー38a〜38fは下方向に移動し、一次転写ローラー6a〜6cが中間転写ベルト8に圧接される。このようにして、全ての一次転写ローラー6a〜6dが中間転写ベルト8に圧接される。
このとき、離間距離W1〜W6は、W1>W2>W3>W4>W5>W6を満たすので、一次転写ローラー6cの他方端部(軸受ホルダー38f側の端部)、一方端部(軸受ホルダー38e側の端部)、一次転写ローラー6bの他方端部(軸受ホルダー38d側の端部)、一方端部(軸受ホルダー38c側の端部)、一次転写ローラー6aの他方端部(軸受ホルダー38b側の端部)、一方端部(軸受ホルダー38a側の端部)は、互いに時間差を設けて中間転写ベルト8に圧接される。
なお、カラーモードから待機モードへ移行する場合、スライダー37a、37bおよび軸受ホルダー38a〜38hは上記とは逆に動作する。
本実施形態では、上記のように、ブラック以外の画像形成部Pa〜Pcに配置された感光体ドラム1a〜1cに対向配置されるカラー用の複数の一次転写ローラー6a〜6cは、2段階以上(ここでは6段階)の圧接動作で中間転写ベルト8に圧接される。これにより、カラーモードに移行する際に、時間差を設けて一次転写ローラー6a〜6cを中間転写ベルト8に圧接させることができるので、中間転写ベルト8に急激に大きな負荷がかかるのを抑制することができる。このため、中間転写ベルト8の回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することができるので、印刷待ち時間を短縮することができる。
また、中間転写ベルト8の回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することができ、印刷待ち時間を短縮することができるので、頻繁に(例えば毎ジョブ終了後に)待機モードに移行することが可能となる。このため、中間転写ベルト8にかかる負荷を頻繁に解除することができるので、中間転写ベルト8の長寿命化を実現することができる。
また、上記のように、全ての一次転写ローラー6a〜6dが、互いに異なるタイミングで中間転写ベルト8に圧接される。これにより、中間転写ベルト8に急激に大きな負荷がかかるのをより抑制することができる。
また、上記のように、一次転写ローラー6a〜6dは、中間転写ベルト8の移動方向(水平方向)に沿って順番に(ここでは図3の右側から順に)中間転写ベルト8に圧接される。これにより、中間転写ベルト8に急激に大きな負荷がかかるのをより抑制することができる。
また、上記のように、一次転写ローラー6a〜6dの一方端部と他方端部とが、互いに異なるタイミングで中間転写ベルト8に圧接される。これにより、中間転写ベルト8に急激に大きな負荷がかかるのをより抑制することができる。
また、上記のように、スライダー37a、37bを水平方向に移動させることによって、押圧リブ51〜58が当接部55aを押圧し、軸受ホルダー38a〜38hが圧接方向に移動する。これにより、一次転写ローラー6a〜6dを容易に中間転写ベルト8に圧接させることができる。
また、上記のように、ブラック以外の一次転写ローラー6a〜6cの回転軸を支持する軸受ホルダー38a〜38fの少なくとも2つ(ここでは全て)は、水平方向における当接部55aと下段部51a〜58aとの間の離間距離W1〜W6が互いに異なるように配置されている。これにより、軸受ホルダー38a〜38fに支持される一次転写ローラー6a〜6cの端部を、容易に時間差を設けて中間転写ベルト8に圧接させることができる。
また、上記のように、離間距離W1〜W8同士の差は、ラック48のラック歯のピッチよりも大きい。これにより、一次転写ローラー6a〜6dを中間転写ベルト8に圧接させる際の振動が、1ピッチ内で2回以上生じるのを防止することができるので、中間転写ユニット30に大きな振動が生じるのを抑制することができる。
また、上記のように、カラーモードからモノクロモード(又は待機モード)へ移行する場合、一次転写ローラー6a〜6cは時間差を設けて中間転写ベルト8から離間するので、中間転写ベルト8にかかる負荷が急激に変化するのを抑制することができる。これにより、モノクロモード(又は待機モード)へ移行する場合も、中間転写ベルト8の回転の挙動が安定するまでの時間を短縮することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、カラープリンターに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、カラー複写機、デジタル複合機等の、中間転写ベルトと複数の一次転写ローラーとを有する中間転写ユニットを備えた種々の画像形成装置に本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、全ての軸受ホルダー38a〜38hを互いに異なるタイミングで押圧する例について示したが、軸受ホルダー38a〜38hを押圧するタイミングを全て異ならせなくてもよい。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
6a〜6d 一次転写ローラー(転写ローラー)
8 中間転写ベルト(ベルト)
10 従動ローラー
11 駆動ローラー
30 中間転写ユニット(転写ユニット)
34 ユニット本体
37a、37b スライダー(押圧部材)
38a〜38h 軸受ホルダー
47a、47b ピニオンギア
48 ラック
51〜58 押圧リブ
51a〜58a 下段部
51b〜58b 傾斜部
55 ホルダー本体
55a 当接部
57 軸受部
60 コイルバネ(付勢部材)
100 画像形成装置
Pa〜Pd 画像形成部
W1〜W8 離間距離

Claims (5)

  1. 複数の画像形成部に沿って移動する無端状のベルトと、
    前記ベルトを回動する駆動ローラーと、
    前記ベルトに従動して回転するとともに前記ベルトに所定の張力を付与する従動ローラーと、
    前記駆動ローラー及び前記従動ローラーを回転可能に支持するユニット本体と、
    前記ベルトを挟んで前記各画像形成部に配置された像担持体に対向配置され、前記像担持体上に形成されたトナー像を前記ベルト上に転写する複数の転写ローラーと、
    前記各転写ローラーの回転軸の両端部を回転可能に支持するとともに、前記転写ローラーが前記ベルトに対して接離する第1方向にそれぞれ独立して往復移動可能な複数の軸受ホルダーと、
    前記複数の軸受ホルダーを、前記転写ローラーが前記ベルトに対して圧接する圧接方向に押圧する押圧部材と、
    を備え、
    前記押圧部材は、全ての前記転写ローラーを前記ベルトから離間させる待機モードと、特定の前記画像形成部に配置された前記像担持体に対向配置される前記転写ローラーのみを前記ベルトに圧接させる第1モードと、全ての前記転写ローラーを前記ベルトに圧接させる第2モードと、を切り替え可能であり、
    前記特定の画像形成部以外の前記画像形成部に配置された前記像担持体に対向配置される複数の前記転写ローラーは、2段階以上の圧接動作で前記ベルトに圧接され
    全ての前記転写ローラーが、互いに異なるタイミングで前記ベルトに圧接され、
    前記転写ローラーは、前記ベルトの移動方向に沿って順番に前記ベルトに圧接され、
    ブラックの画像形成部に配置された前記像担持体に対向配置される前記転写ローラーが最初に前記ベルトに圧接され、
    前記転写ローラーの一方端部と他方端部とが、互いに異なるタイミングで前記ベルトに圧接されることを特徴とする転写ユニット。
  2. 前記押圧部材を前記第1方向と交差する第2方向に往復移動させる押圧部材駆動機構を備え、
    前記押圧部材は、前記軸受ホルダーを押圧する押圧リブを有し、
    前記軸受ホルダーは、前記押圧部材の押圧リブに前記圧接方向に押圧される当接部を有するホルダー本体と、前記ホルダー本体に摺動可能に支持される軸受部と、前記軸受部と前記ホルダー本体との間に配置される付勢部材と、によって構成され、
    前記押圧部材駆動機構が前記押圧部材を前記第2方向の一方に移動させることによって、前記押圧リブが前記当接部を押圧し、前記軸受ホルダーが前記圧接方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の転写ユニット。
  3. 前記押圧リブは、前記押圧部材が前記第2方向の一方に移動することにより前記当接部を前記圧接方向に移動させる傾斜部と、前記傾斜部の下端に連結され前記第2方向に延びる下段部と、を有し、
    前記軸受ホルダーの当接部を前記下段部に配置することによって、前記転写ローラーが前記ベルトに圧接され、
    前記特定の画像形成部以外の前記画像形成部に配置された前記像担持体に対向配置される複数の前記転写ローラーの回転軸を支持する軸受ホルダーの少なくとも2つは、前記第2方向における前記当接部と前記下段部との間の離間距離が互いに異なるように配置されていることを特徴とする請求項に記載の転写ユニット。
  4. 前記押圧部材駆動機構は、回転可能に設けられたピニオンギアを有し、
    前記押圧部材は、前記ピニオンギアと係合するとともに、前記第2方向に延びるラックを有し、
    前記軸受ホルダーの少なくとも2つの前記離間距離同士の差は、前記ラックのラック歯のピッチよりも大きいことを特徴とする請求項に記載の転写ユニット。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の転写ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
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