JP6133923B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
また、この場合、ABSモジュール(33)と制動手段(32)を接続する配管ホース(36)がダウンフレーム(13)を左右に横切って配索されることから、操向ハンドル(21)を転舵することで左右のフロントフォーク(22)がヘッドパイプ(11)を中心としていずれの方向に旋回するときにも、配管ホース(36)の全長を必要以上に長くすることなく充分な弛みを維持することができる。
この場合、車体側に取り付けられるABSモジュール(33)が前輪(Wf)よりも下方にないため、ABSモジュール(33)に接続される配管ホース(36)を前輪(Wf)との干渉を避けるために上方側に大きく迂回させて配索する必要がなくなる。したがって、この構成を採用することにより、配管ホース(36)をより短縮することができる。
この場合、ABSモジュール(33)から延びる接続部材(45)の接続部(45a)の前方側にダウンフレーム(13)が配置されないため、接続部(45a)や配管ホース(36)にダウンフレーム(13)を迂回させるための特殊な構造を用いる必要がなくなる。このため、配管ホース(36)の配索の自由度が高まる。
この場合、ABSモジュール(33)の車幅方向外側がサイドカウル(55)によって覆われるため、ABSモジュール(33)を外部から保護することができるとともに、ABSモジュール(33)が外部から見え難くなることから外からの見栄えも向上する。
この場合、ダウンフレーム(13)に取り付けられるブラケット(65)によってサイドカウル(55)を強固に支持することができるうえ、ブラケット(65)に設けられたモジュールカバー(70)によってABSモジュール(33)の前方側が覆われるため、ABSモジュール(33)の前方側をモジュールカバー(70)によって保護することができる。
この場合、ABSモジュール(33)から制動手段(32)に向かう配管ホース(36)が前輪(Wf)側のみとなるため、ABSモジュール(33)に接続される配管ホース(36)を短く、かつ簡素なものとすることができる。
この場合、ABSモジュール(33)がエンジン(2)の上方かつ前方に配置されることから、メインフレーム(12)の下方に搭載されるエンジン(2)が空冷式であっても、エンジン(2)の冷却性能を高く維持することができる。
この実施形態に係る鞍乗型車両は、エンジン2によって後輪Wrが駆動されるオフロードタイプの自動二輪車である。以下、この実施形態の鞍乗型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後斜め下方へ延出するメインフレーム12と、ヘッドパイプ11上のメインフレーム12との連結部の下方位置から下方に延出するダウンフレーム13と、メインフレーム12の後部領域の左右の側部から下方に湾曲して延出する一対のセンターフレーム14と、を備えている。センターフレーム14の下端部同士は車幅方向に延出するクロスパイプ15によって結合されている。車体フレームFは、さらにメインフレーム12の後部から車体後方側に向かって延出する左右一対のシートフレーム16と、左右の各センターフレーム14のクロスパイプ15よりも上方側の下部領域と左右の対応するシートフレーム16の後部領域とを連結するサポートフレーム17と、を備えている。
メインフレーム12の下方でダウンフレーム13とセンターフレーム14に挟まれた領域には、エンジン2及び変速機23を有するパワーユニットPUが取り付けられている。エンジン2はクランク軸を収容するクランクケース26の上部にシリンダブロック27が一体に結合される。変速機23はエンジン2のクランクケース26の後部に一体に結合されており、変速機23にはエンジン2の動力を外部に取り出すための図示しない出力軸が設けられている。なお、この実施形態に係る自動二輪車1においては、エンジン2は空冷式のものが採用されている。
ABSモジュール33は、図5に示すように、エンジン2の上方かつ前方の、燃料タンク50の下方位置において、ダウンフレーム13の右側部に取り付けられている。具体的には、メインフレーム12の前縁部とダウンフレーム13の上縁部の間には締結プレート38が溶接固定されており、その締結プレート38の右側面にブラケット35が締結固定されている。そして、ABSモジュール33は、このブラケット35に締結して保持されている。なお、ABSモジュール33は、ブラケット35に対して3点でラバーマウントされ、車体側に確実に締結しつつ、振動を吸収する構造としている。こうして、ブラケット35に取り付けられたABSモジュール33は、図1に示すように、前輪Wfの上端部よりも上方側に位置されている。なお、図1中の線Lは、前輪Wfの上端部を通る水平線である。
また、この実施形態に係る自動二輪車1においては、前輪Wfの制動手段であるブレーキキャリパ32は前輪Wfの左側の側部において左側のフロントフォーク22に支持されている。
上流側の接続部材44は、ABSモジュール33の上部から前方に突出した後に、ダウンフレーム13に沿うように上方側に略L字状に屈曲している。上流側の接続部材44の上方側に屈曲した端部には、マスターシリンダに接続される上流側の配管ホース40が接続されている。また、下流側の接続部材45は、ABSモジュール33の上部の上流側の接続部材44より車幅方向内側位置から車両前方側に向かって突出している。下流側の接続部材45の接続部45aには、ブレーキキャリパ32に接続される下流側の配管ホース36が接続されている。下流側の接続部材45の接続部45aは、図5に示すように、車両側面視でダウンフレーム13と重なるようにダウンフレーム13の車幅方向外側に配置されている。
なお、ハンドルロック受け部48は、操向ハンドル21が設定角度以上に転舵されたときに、ダウンフレーム13に設けられたハンドルロック部49と当接することにより、操向ハンドル21の転舵角度を規制する部分である。保持部47bは、ハンドルロック受け部48から離間するように固定部47aから左下前方に延出しているため、操向ハンドル21の強転舵時にハンドルロック受け部48がハンドルロック部49と当接する場合でも、配管ホース36がハンドルロック受け部48とハンドルロック部の間に挟み込まれることはない。また、保持部47bは、フロントフォーク22の近傍で配管ホース36を保持するため、フロントフォーク22が上下に伸び縮みする際に、配管ホース36の動きを規制することができる。
さらに、この実施形態に係る自動二輪車1においては、ABSモジュール33が、エンジン2の上方かつ前方に配置されることから、ABSモジュール33が前輪Wfの接地部から上方に大きく離間し、小石や泥、水等の前輪Wfからの跳ね上げ物がABSモジュール33方向に飛散しにくくなる。したがって、ABSモジュール33を前輪Wfからの跳ね上げ物から保護することができる。
なお、ここで説明した実施形態においては、ABSモジュール33がダウンフレーム13の右側側部に取り付けられ、ブレーキキャリパ32が左側のフロントフォーク22に取り付けられているが、逆に、ABSモジュール33がダウンフレーム13の左側側部に取り付けられ、ブレーキキャリパ32が右側のフロントフォーク22に取り付けられる構造としても良い。
2…エンジン
11…ヘッドパイプ
12…メインフレーム
13…ダウンフレーム
22…フロントフォーク
32…ブレーキキャリパ(制動手段)
33…ABSモジュール
36…配管ホース
45…接続部材
45a…接続部
50…燃料タンク
55…サイドカウル
65…ブラケット
70…モジュールカバー
Wf…前輪
Claims (7)
- ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)と、
前記メインフレーム(12)の下方で前記ヘッドパイプ(11)から下方に延びるダウンフレーム(13)と、
前記メインフレーム(12)の下方側で前記ダウンフレーム(13)に支持されるエンジン(2)と、
前記エンジン(2)の上方側で前記メインフレーム(12)に支持される燃料タンク(50)と、
前記ヘッドパイプ(11)に転舵可能に保持されて下端で前輪(Wf)を回転自在に支持する左右一対のフロントフォーク(22)と、
前記フロントフォーク(22)に保持されて前記前輪(Wf)に制動力を付与する制動手段(32)と、
前記制動手段(32)に配管ホース(36)を介して接続されるABSモジュール(33)と、を備える鞍乗型車両において、
前記ABSモジュール(33)は、前記エンジン(2)の上方かつ前方で、前記燃料タンク(50)の下方に配置され、
前記ABSモジュール(33)は、前記ダウンフレーム(13)の左右のいずれか一方側の側部に取り付けられ、
前記制動手段(32)は、前記一対のフロントフォーク(22)の左右のいずれかで前記ダウンフレーム(13)の他方側と同じ側に取り付けられ、
前記配管ホース(36)は、前記ダウンフレーム(13)を左右に横切って前記ABSモジュール(33)と前記制動手段(32)を接続していることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記ABSモジュール(33)は、前記前輪(Wf)よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記ABSモジュール(33)における前記配管ホース(36)と、前記ABSモジュール(33)から延びる接続部材(45)の接続部(45a)は、車両側面視で前記ダウンフレーム(13)と重なるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
- 前記ダウンフレーム(13)の車幅方向外側を覆うサイドカウル(55)を有し、
前記ABSモジュール(33)は、側面視で前記サイドカウル(55)と車幅方向内側で重なるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。 - 前記ダウンフレーム(13)には、前記サイドカウル(55)を係止するブラケット(65)が取り付けられ、
当該ブラケット(65)に、前記ABSモジュール(33)を前方側から被うモジュールカバー(70)が一体に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。 - 前記ABSモジュール(33)は、前輪専用のモジュールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
- 前記エンジン(2)は、空冷式エンジンであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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