以下の説明及び図面においては、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[画像形成装置100]
図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置100は、スキャナ機能、コピー機能、及び、ファクシミリ(以下「FAX」と記す。)機能等を備えるMFP(Multifunction Printer)である。画像形成装置100において、ユーザによって、スキャナモード、コピーモード及びFAXモード等を含む各種動作モードのうちのいずれかが選択されると、選択された動作モードに対応する各種処理が実行可能になる。
〈ハードウェア構成〉
[画像形成装置100の全体構成]
図1〜図3を参照して、画像形成装置100は、原稿読取部102、画像形成部104、給紙部106、排紙処理装置108、及び、操作ユニット120を含む。以下、コピーモード及びFAXモードにおける動作を説明することによって、画像形成装置100全体のハードウェア構成の説明とする。
−コピーモード−
本実施の形態において、コピーモードでは、主として、原稿読取部102及び画像形成部104が動作することによって、スキャンイン処理、モノクロコピー処理、及び、カラーコピー処理のうちのいずれかが実行される。
(スキャンイン処理)
ユーザによってコピーモードが選択され、スキャンイン処理の開始が指示されると、手動又はADF(Auto Document Feeder)によって原稿載置台に載置された原稿は、原稿読取部102によって読取られ、スキャンデータとして変換される。読取られたスキャンデータは、図3に示すCPU(Central Processing Unit)300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させる。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、RAM(Random Access Memory)308)に一時的に記憶される。
(通常のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ユーザによってコピーモードが選択された後、上記したスキャンイン処理が行なわれていない状態で、コピー処理の開始が指示されると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿が原稿読取部102によって読取られ、画像データに変換される。読取られた画像データはCPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、画像形成部104に対して出力される。
画像形成部104は、画像データに基づいて原稿画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷する。画像形成部104は、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と記す。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、及び図示しない除電装置等を含む。
画像形成部104には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられる。給紙部106は、用紙カセット240に収納される記録用紙、又は手差トレイ242に載置される記録用紙を1枚ずつ引出し、引出した記録用紙を画像形成部104の主搬送路236に向けて送り出す。給紙部106から給紙された記録用紙は、主搬送路236に沿って搬送される。
主搬送路236に沿って記録用紙が搬送される途中において、記録用紙は感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、さらに定着装置234を通過する。この過程において、記録用紙に対する原稿画像の印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転する。感光体ドラム222の表面は、クリーニング装置232と除電装置とによりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調する。そして、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査することで、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像する。これによって、トナー像が感光体ドラム222の表面に形成される。モノクロコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、モノクロトナーを供給する。カラーコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)からなるカラートナーを供給する。
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過する記録用紙に対し、感光体ドラム222の表面に形成されたトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙上に転写されたトナー像は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙に定着される。加熱ローラ248の温度は、定着装置234へ供給される電力によって、例えば加熱ローラ248内部に設けられるヒータを温めることで、定着に適した温度になるように制御されている。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
記録用紙の両面に原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が所定方向に回動され、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転された状態で主搬送路236へと再び搬送される。主搬送路236における再度の搬送途中において、記録用紙の裏面への原稿画像の印刷が行なわれる。印刷が行なわれた記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
上述のようにして原稿画像が印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれて、排紙トレイ246に排出されるか、又は、排紙処理装置108の各排紙トレイ110のいずれかに排出される。
排紙処理装置108では、複数の記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出する処理、記録用紙にパンチングする処理、及び、記録用紙にステープルする処理等を施す。排紙処理装置108は、例えば、複数部の印刷物を作成する場合には、各排紙トレイ110に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出し、排紙トレイ110毎に、排紙トレイ110上の記録用紙にパンチング処理又はステープル処理を施して印刷物を作成する。
(スキャンイン処理後のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ユーザによってコピーモードが選択され、上記したスキャンイン処理が行なわれた後で、コピー処理の開始が指示される場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、画像形成部104は、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータに基づいて、上記と同様にして印刷処理を行なう。
−FAXモード−
本実施の形態において、FAXモードでは、原稿読取部102及び図3に示すFAX通信部160が動作することによって、スキャンイン処理及びFAX送信処理が実行される。FAX通信部160が動作することによって、FAX通信処理が実行される。FAX通信部160及び画像形成部104が動作することによって、FAX受信処理が実行される。
(スキャンイン処理)
ユーザによってFAXモードが選択され、FAX処理の開始が指示されると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によって読取られ、スキャンデータに変換される。読取られたスキャンデータは、CPU300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させる。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶される。
(FAX送信処理)
ユーザによってFAXモードが選択された後、スキャンイン処理が行なわれていない状態で、FAX処理の開始が指示されると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によって読取られ、画像データに変換される。読取られた画像データは、CPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、FAX通信部160に対して出力される。
一方、ユーザによってFAXモードが選択され、上記したスキャンイン処理が行なわれた後で、FAX処理の開始が指示される場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータが、FAX通信部160に対して出力される。
送信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の回線を指定された送信先に接続し、入力された画像データ又はスキャンデータをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)に対して送信する。
(FAX通信処理)
回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部160は、送信側及び受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない、利用可能な最大能力での通信速度及び画像データの符号化/符号訂正方式等を決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160から受信側の画像形成装置100のFAX通信部160へとデータが送信される。送信が終了すると回線が切断される。
(FAX受信処理)
受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部104へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部104であっても構わない。画像形成部104は、上述したコピーモードにおける動作と同様にして、受信したデータから変換された画像データに基づく画像を記録用紙に印刷する。
〈電気的構成〉
図3を参照して、画像形成装置100は、操作ユニット120と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域を提供するハードディスクを含むHDD(Hard Disk Drive)302と、プログラムを実行する際に記憶領域を提供するRAM308と、を含む。
画像形成装置100はさらに、原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、操作ユニット120、HDD302、ROM306、RAM308、及び、ネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と記す。)304に接続されるバス310と、バス310に接続され、上記した各部を制御して画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300と、を含む。
HDD302には、原稿読取部102にてスキャンされた画像データ等の各種データが記憶される。ROM306には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムとともに、後述する、通常コピー処理、初回お試しコピー処理、及び第2回目以降のお試しコピー処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。ROM306にはさらに、各種動作モードの基本画面を表示するための基本画面データ、及び、各種設定画面を表示するための設定画面データが記憶される。
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。CPU300は、ROM306に格納されているコンピュータプログラムにしたがって画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。すなわち、原稿読取部102、画像形成部104、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130及び表示操作部140、HDD302、ROM306、並びに、RAM308等の各部に対する制御は、CPU300が所定のコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
図3を参照して、画像形成装置100のFAX通信部160には、画像データの送受信用に公衆回線が接続され、ネットワークI/F304には、ネットワーク回線が接続される。このネットワーク回線には、画像形成装置100をネットワーク対応のプリンタとして使用するコンピュータが接続されたり、インターネットを介して指定されたURLにより特定されるコンピュータが接続されたりする。このようにネットワーク回線を通じてインターネットに接続される画像形成装置100は、インターネットを介して、外部装置から必要な情報を取得することができる。
[画像形成装置100の操作ユニット120]
図1及び図3を参照して、操作ユニット120は、画像形成装置100の上部正面側に、ユーザが目視しやすいように傾斜して設けられる板状の操作パネルである。操作ユニット120は、操作ユニット120表面の中央部から左側領域にかけて配置されるタッチパネルディスプレイ130と、操作ユニット120表面の右側領域に配置される表示操作部140と、を含む。タッチパネルディスプレイ130と表示操作部140とは1つの筐体に保持され、操作ユニット120は全体として一体となるように構成される。操作ユニット120は、入出力インターフェイス(図示せず。)を介して、CPU300と通信を行なう。
タッチパネルディスプレイ130は、表示パネル132と、タッチパネル134とが重ねて構成されるタッチパネル一体型液晶表示装置である。表示パネル132には、例えば、画像形成装置100が実行可能な各種動作モードから所望の動作モードを選択するためのホーム画面、及び、基本動作モードにおける各種機能の設定変更等を行なうための基本画面が表示される。ここで、基本動作モードとは、画像データの印刷処理及び送信処理等を実行するための動作モードのことであり、本実施の形態では、コピーモード、FAXモード、及び、スキャナモードを示す。タッチパネルディスプレイ130の動作はCPU300によって制御される。例えば、表示パネル132に表示される画面にはソフトウェアキーが表示される。このソフトウェアキーをユーザが指で押下すると、タッチパネル134がその押下された位置を検出する。CPU300は、プログラム上でソフトウェアキーの表示位置とタッチパネル134が押された位置とを照合し、その照合結果に基づいて、動作モードの選択、各種機能の設定変更、及び、動作指示等を行なう。タッチパネルディスプレイ130のサイズ及び形状としては、特に限定されないが、例えば、1024ピクセル×600ピクセルの横長の長方形状のもの等を使用できる。
表示操作部140は、表示灯142、並びに、電源キー144、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記す。)146、及びホームキー148等の各種ハードウェアキーを含む。表示灯142は、例えばLED(Light Emitting Diode)を備え、画像形成装置100が電源オンであるときに点灯する。電源キー144は、画像形成装置100の電源のオン・オフを行なうためのキーである。
省エネキー146は、通常モードから省エネモードへの移行指示又は省エネモードから通常モードへの移行指示を行なうためのキーである。なお、省エネモードへの移行は、省エネキー146が押下された場合だけでなく、ユーザによる入力操作がない状態で所定時間が経過した場合においても実行される。ここで、通常モードとは、電源がオンの状態であって、全ての動作モードが実行可能な状態を示す。省エネモードとは、電源がオンの状態であって、一部の動作モードのみが実行可能な状態を示す。
ホームキー148は、ホーム画面(図示せず。)への移行指示を行なうためのキーである。ユーザによってホームキー148が押下されると、表示パネル132には、上記した基本動作モードを選択するためのソフトウェアキーを含むホーム画面(図示せず。)が表示される。
上記したホーム画面等に表示される、基本動作モードを選択するためのソフトウェアキーのうちのいずれかがユーザによって押下されると、表示パネル132には、選択された基本動作モードの基本画面が表示される。
[基本動作モードの基本画面]
以下、基本動作モードの基本画面の基本レイアウト構成を説明する。図4を参照して、基本動作モードの基本画面は、システム領域1000、機能設定/確認領域(以下「機能選択領域」と記す。)2000、プレビュー領域3000、アクションパネル領域4000、及び、タスクトリガー領域5000を含む5つの領域からなる。これらの5つの領域は、基本レイアウトにしたがって以下のように配置される。すなわち、システム領域1000は基本画面の最上部に配置される。プレビュー領域3000は基本画面の中央部に配置される。機能選択領域2000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して左側に配置される。アクションパネル領域4000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して右側上部に配置される。タクストリガー領域5000は、基本画面においてプレビュー領域3000に対して右側下部に配置される。上記した各種基本動作モードの基本画面を構成する5つの領域及び基本レイアウトは、全ての基本動作モードにおいて共通する。以下に、上記した基本動作モードの基本画面の一例として、コピーモードの基本画面について説明する。
[コピー基本画面500の初期画面]
図5に示すコピー基本画面500の初期画面は、ユーザによってコピーモードが選択されたときに、最初に表示パネル132に表示される画面である。図5を参照して、コピー基本画面500の初期画面において、システム領域1000には、コピーモードであることを示す「コピー」という文字列1102、及び、ログアウトを実行するためのログアウトキー1104等が表示される。このログアウトキー1104には、ログイン中のユーザ名が表示される。システム領域1000にはさらに、現在処理中のジョブ状況を表示する領域1106が設けられる。
機能選択領域2000には、コピーモードにおける各種機能の設定変更を行なうための各種設定キーが表示される。各種設定キーは、当該分野にて一般的に使用されるものであれば特に限定されない。本実施の形態では、各種設定キーとして、カラーモードを切替えるためのキー2102、原稿のサイズ等を変更するためのキー2104、コピー濃度を変更するためのキー2106、コピー倍率を変更するためのキー2108、使用する記録用紙のサイズ等を変更するためのキー2110、両面コピー機能を設定するためのキー2112、ステープルソート機能を設定するためのキー2114、及び、仕上げ機能を設定するためのキー2116が表示される。上記したキー2102〜2116には、対応する機能を表す簡単な絵柄及び文字列、並びに、現在の設定状況(初期画面の場合にはデフォルト設定)を示す文字列が表示される。例えば、キー2102には、カラーモードの切替え機能を表す絵柄と、「カラーモード」という文字列と、カラーモードにおけるデフォルト設定を示す「フルカラー」という文字列と、が表示される。ユーザによってキー2102〜2116のいずれかがタッチされた場合には、コピー基本画面500の前面には、押下されたキーに対応する設定画面(例えば、コピー部数設定画面、濃度設定画面、倍率設定画面、及び原稿設定画面(以上いずれも図示せず。)等)が表示される。
機能選択領域2000において、各種設定キー2102〜2116の下方には、各種設定キー2102〜2116の表示スタイルを変更するための変更キー2012,2014、及び、各種設定キー2102〜2116では設定変更不可能な他の機能の一覧(以下「機能リスト」と記す。)を表示させるためのキー2016が表示される。変更キー2012は、予め「お気に入り」登録された機能に関する設定キーのみを表示させるためのキーである。変更キー2014は、設定変更された機能に関する設定キーのみを表示させるためのキーである。本実施の形態では、変更キー2014が選択されており、機能選択領域2000には、予め「お気に入り」登録された機能に関する設定キーが表示されているものとする。
なお、機能選択領域2000において、表示対象の全ての設定キーを表示しきれない場合には、各種設定キーは上下方向にスクロール可能に表示される。このとき、キー2012〜2016の表示位置は固定されたままである。ユーザは、フリック操作(表示部分を所定方向に向けて指で軽く払う操作)等によって、各種設定キーの表示部分を上下方向にスクロールさせることができる。
プレビュー領域3000には、コピー部数を入力するための仮想テンキー群3102が表示される。仮想テンキー群3102は、0〜9までの数字キー及びクリア(C)キーを含む。仮想テンキー群3102は、常に、ウィンドウである背景領域3103内に表示される。背景領域3103内にはさらに、コピー部数を示す「部数」という文字列3104、及び、設定されたコピー部数を表す数値3105が表示される。初期画面においては、コピー部数を表す数値3105として、デフォルト設定である「1」が表示される。
プレビュー領域3000において、仮想テンキー群3102の下方には、画像形成装置100全体の現在の状況を示すミミック画像3106が表示される。ユーザは、このミミック画像3106に対してタッチ操作(表示部分を指で押下する操作)を行なうことで、コピー基本画面500の前面に対し、用紙設定画面を表示させることができる。なお、プレビュー領域3000には、スキャンイン処理の実行時には、原稿読取部102によって読取られたスキャンデータに基づくプレビュー画像が表示される。
アクションパネル領域4000には、コピーモードにおけるおすすめ機能を実行するための各種実行キー4102が表示される。ここで、おすすめ機能とは、ユーザによって選択された機能に対して過去に組合せて選択されたことのある機能を示す。初期画面には、コピーモードにおいて過去に選択されたことのある機能に対応する各種実行キー4102が表示される。各種実行キー4102は、当該分野にて一般的に使用されるものであれば特に限定されない。各種実行キー4102としては、例えば、使用する記録用紙に合わせてコピー倍率を自動的に選択するためのキー4102A、コピー処理と同時に画像データの送信を実行するためのキー4102B、及び、画像データのファイリングを実行するためのキー4102C等がある。上記した各種実行キー4102は、そのときの処理状況等に応じて適宜変更される。
タスクトリガー領域5000には、スキャンインキー5102、クリアオールキー5104、モノクロスタートキー5106、及び、カラースタートキー5108が表示される。以下、モノクロスタートキー5106及びカラースタートキー5108を、単にスタートキー5106,5108と記す場合がある。スキャンインキー5102は、原稿をスキャンし、得られたスキャンデータに基づくプレビュー画像をプレビュー領域3000に表示させるスキャンイン処理の実行を開始するためのキーである。クリアオールキー5104は、設定変更された機能及びパラメータ等を全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すためのキーである。モノクロスタートキー5106は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくモノクロコピー処理の実行を開始するためのキーである。カラースタートキー5108は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくカラーコピー処理の実行を開始するためのキーである。上記したように、本明細書では、スキャンイン処理によってスキャンされた画像データのことをスキャンデータと記すことで、他の画像データと区別する。
[設定変更がなされたときのコピー基本画面500]
ユーザは、上記した各種設定キー2102〜2116及び各種実行キー4102に対する入力操作によって、所望の機能の設定変更を行なうことができる。図6を参照して、設定変更がなされたときのコピー基本画面500の一例において、各種設定キー2102〜2116及び各種実行キー4102には、設定変更された内容が反映されて表示される。例えば、倍率自動選択機能及び自動一時保存機能がオンに設定された場合には、対応する実行キー4102A,4102D内には、所定のマークが表示される。また、背景領域3103内には、仮想テンキー群3102に対するユーザの入力操作によって設定されたコピー部数を示す数値(この場合「1」)3105が表示される。ユーザは、これらの表示を見ることによって、選択された機能を確認することができる。
[変更キー2016が押下されたときのコピー基本画面500]
図7及び図8を参照して、ユーザによって変更キー2016が押下されると、機能選択領域2000及びプレビュー領域3000の前面に、機能リスト6000が表示される。機能リスト6000は、上記した各種設定キー2102〜2116では設定変更不可能な各種機能の設定を行なうための各種設定キー6002を含む。機能リスト6000において、全ての設定キー6002を一度に表示しきれない場合には、機能リスト6000の右側に、垂直スクロールバー6004が表示される。ユーザは、この垂直スクロールバー6004を上下方向に移動させることで、機能リスト6000の表示を上下方向にスクロールさせることができる。図7及び図8は、スクロール前後の機能リスト6000の状態をそれぞれ示す。各種設定キー6002は、当該分野において一般的に使用されるものであれば特に限定されない。各種設定キー6002としては、例えば、ソート機能を設定するためのキー6002A、紙折り機能を設定するためのキー6002B、及び、お試しコピー機能を設定するためのキー6002C等がある。ここで、お試しコピー機能とは、複数部のコピーを行なう際に、最初に1部だけ印刷して内容を確認できるようにする機能を示す。ユーザによって押下され選択された設定キー6002の周りには、その設定キー6002を囲む囲み枠(図示せず。)が表示される。ユーザは、この囲み枠の有無によって、選択された機能を確認することができる。
機能選択領域2000において、機能リスト6000の下方には、上記した変更キー2012,2014、及び、アイコン化された状態のキー2016とともに、機能リスト6000の表示の終了を指示するための基本設定キー2018が表示される。ユーザによって基本設定キー2018が押下されると、機能リスト6000の表示が終了されるとともに、選択された機能がオンに設定される。さらに、機能選択領域2000に表示される基本設定キー2018は消去され、変更キー2016は、アイコン化された状態から元の状態に戻る。
〈ソフトウェア構成〉
(通常コピー処理)
図9に示す通常コピー処理を実現するためのプログラムは、表示パネル132に、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)が表示されるとともに起動される。なお、初期画面の表示後、ユーザによって機能の設定変更及びコピー部数の入力等が行なわれた場合には、表示パネル132には、設定変更後のコピー基本画面500(図6参照)が表示される。
図9を参照して、このプログラムは、スタートキー5106又は5108が押下されたか否かを判定するステップS101と、ステップS101にて、スタートキー5106又は5108が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部に対し、通常コピーを開始させるステップS102と、を含む。通常コピーが開始されると、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が行なわれた画像データに基づくモノクロ画像又はカラー画像を、設定されたコピー部数分印刷する。
図9及び図10を参照して、このプログラムはさらに、タスクトリガー領域5000に、スタートキー5106及び5108に代えて、通常コピーの中止を指示するためのコピー中止キー5200を表示させるとともに、コピー中止キー5200の近傍であってスキャンインキー5102の前面に、「コピー中です。」という、現在の処理状況を示すメッセージを含む吹出し画像5202を表示させるステップS103を含む。
図9及び図11を参照して、このプログラムはさらに、原稿読取部102による画像データの読取りが完了したか否かを判定するステップS104と、ステップS104にて、画像データの読取りが完了したと判定された場合(YESの場合)に実行され、タスクトリガー領域5000の表示を元の状態に戻すとともに、システム領域1000に、現在印刷を実行中であることを示す文字列1200と、印刷の中止を指示するための印刷中止キー1202を表示させるステップS105と、を含む。ここで、元の状態とは、スタートキー5106及び5108、並びに、スキャンインキー5102が表示される状態を示す。
このプログラムはさらに、ステップS104にて、画像データの読取りが完了していないと判定された場合(NOの場合)に実行され、コピー中止キー5200が押下されたか否かを判定するステップS106と、ステップS106にて、コピー中止キー5200が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、原稿読取部102による画像データの読取りを中止させるステップS107と、を含む。ステップS106にて、コピー中止キー5200が押下されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS104に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS101にて、スタートキー5106又は5108が押下されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5104が押下されたか否かを判定するステップS108と、ステップS108にて、クリアオールキー5104が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、全ての設定をデフォルト状態に戻すとともに、表示パネル132に、コピー基本画面500の初期画面を表示させるステップS109と、を含む。ステップS108にて、クリアオールキー5104が押下されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS101に戻る。
(初回お試しコピー処理)
図12に示す初回お試しコピー処理を実現するためのプログラムは、図8に示す設定キー6002Cが選択された状態で、基本設定キー2018が押下されることによって起動される。なお、基本設定キー2018の押下後、ユーザによって機能の設定変更及びコピー部数の入力等が行なわれた場合には、表示パネル132には、設定変更後のコピー基本画面500(例えば、図13参照)が表示される。
図12を参照して、このプログラムは、システム領域1000に、「お試しコピー中」という、お試しコピーモードであることを示す文字列1300を表示させるステップS200を含む。
このプログラムはさらに、カラースタートキー5108が押下されたか否かを判定するステップS201と、ステップS201にて、カラースタートキー5108が押下されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、モノクロスタートキー5106が押下されたか否かを判定するステップS202と、ステップS202にて、モノクロスタートキー5106が押下されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5104が押下されたか否かを判定するステップS203と、を含む。ステップS203にて、クリアオールキー5104が押下されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS201に戻る。
図12及び図14を参照して、このプログラムはさらに、ステップS201にて、カラースタートキー5108が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、背景領域3103内に表示されるコピー部数を表す数値を1減少させるステップS204と、タスクトリガー領域5000に、スタートキー5106及び5108に代えて、お試しコピーの中止を指示するためのコピー中止キー5400を表示させるとともに、コピー中止キー5400の近傍であってスキャンインキー5102の前面に、「お試しコピー中です。1部コピー後、設定の変更ができます。」という、現在の処理状況を示すメッセージを含む吹出し画像5402を表示させるステップS205と、を含む。
このプログラムはさらに、画像形成モードを示す変数Mに、フルカラーモードを表す「1」を代入するステップS206と、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部に対し、第1回目(すなわち、初回)のお試しコピーを実行させるステップS207と、を含む。ステップS207において、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくカラー画像を1部印刷する。なお、原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、一時的に記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に記憶される。
このプログラムはさらに、ステップS202にて、モノクロスタートキー5106が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、背景領域3103内に表示されるコピー部数を表す数値を1減少させるステップS208と、タスクトリガー領域5000に、スタートキー5106及び5108に代えて、コピー中止キー5400を表示させるとともに、コピー中止キー5400の近傍であって、スキャンインキー5102の前面に、吹出し画像5402を表示させるステップS209と、を含む。
このプログラムはさらに、変数Mに、モノクロモードを表す「0」を代入するステップS210と、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部に対し、第1回目のお試しコピーを実行させるステップS211と、を含む。ステップS211において、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくモノクロ画像を1部印刷する。なお、原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、一時的に記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に記憶される。
このプログラムはさらに、ステップS203にて、クリアオールキー5104が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、お試しコピー機能を含む全ての設定をデフォルト状態に戻すとともに、表示パネル132に、コピー基本画面500の初期画面を表示させるステップS212を含む。
[第1回目のお試しコピー終了時のコピー基本画面500]
図15を参照して、第1回目のお試しコピーが終了すると、タスクトリガー領域5000には、コピー中止キー5400に代えて、残りの部数の印刷の開始を指示するための印刷開始キー5500が表示されるとともに、スキャンインキー5102に代えて、第2回目以降のお試しコピーの開始を指示するためのお試しコピーキー5502が表示される。このお試しコピーキー5502の近傍であって、アクションパネル領域4000の前面には、「現在のコピーでよければ[印刷開始]で残り部数を出力します。[お試しコピー]でもう一度お試しコピーします。」という、印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502の説明を含む吹出し画像5504が表示される。印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502は、処理の実行開始を指示するためのスタートキーとして機能する。
〈ソフトウェア構成〉
(第2回目以降のお試しコピー処理)
図16に示す第2回目以降のお試しコピー処理を実現するためのプログラムは、第1回目のお試しコピーが終了することによって起動される。図16を参照して、このプログラムは、お試しコピーキー5502が押下されたか否かを判定するステップS301と、ステップS301にて、お試しコピーキー5502が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部に対し、変数Mの値に基づいて、第2回目以降のお試しコピーを実行させるステップS302と、を含む。ステップS302において、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくカラー画像(変数Mが「1」である場合)又はモノクロ画像(変数Mが「0」である場合)を1部印刷する。なお、原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、一時的に記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に記憶される。また、ステップS302の処理に同期して、コピー基本画面500は、後述する図17の状態に遷移する。
このプログラムはさらに、ステップS301にて、お試しコピーキー5502が押下されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、印刷開始キー5500が押下されたか否かを判定するステップS303と、ステップS303にて、印刷開始キー5500が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、画像形成部104等の画像形成装置100の各部に対し、変数Mの値に基づいて、残りの部数の印刷を開始させるステップS304と、を含む。ステップS304にて、残りの部数の印刷が開始されると、画像形成部104は、直前のお試しコピー時に記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶された画像データに基づいて、直前のお試しコピー時の設定内容が反映されたカラー画像又はモノクロ画像を残りの部数分印刷する。なお、ステップS304において、残りの部数の印刷が開始されると、コピー基本画面500は、後述する図18の状態に遷移する。そして、残りの部数の印刷が開始されてから3秒が経過すると、コピー基本画面500は、後述する図19の状態に遷移する。
このプログラムはさらに、残りの部数の印刷が全て完了したか否かを判定するステップS305と、ステップS305にて、残りの部数の印刷が全て完了したと判定された場合(YESの場合)に実行され、表示パネル132に対し、コピー基本画面500の待機画面を表示させるステップS306と、を含む。ここで、待機画面とは、次の処理の実行指示が可能な状態のコピー基本画面500を示す。
このプログラムはさらに、ステップS303にて、印刷開始キー5500が押下されていないと判定された場合(NOの場合)に実行され、クリアオールキー5104が押下されたか否かを判定するステップS307と、ステップS307にて、クリアオールキー5104が押下されたと判定された場合(YESの場合)に実行され、全ての設定をデフォルト設定に戻すとともに、表示パネル132に、コピー基本画面500の初期画面を表示させるステップS308と、を含む。ステップS307にて、クリアオールキー5104が押下されていないと判定された場合(NOの場合)には、制御はステップS301に戻る。
〈動作〉
図1〜図21を参照して、画像形成装置100は、以下のように動作する。以下の動作を除く、画像形成装置100の一般的な動作は、従来の画像形成装置の動作と同じである。なお、以下の動作において、画像形成装置100は、電源が投入された状態であるものとする。
(通常コピーを行なう場合の動作)
ユーザは、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、表示パネル132には、ホーム画面(図示せず。)が表示される。ユーザは、ホーム画面に表示される、コピーモードを選択するためのソフトウェアキーを押下する。コピーモードを選択するためのソフトウェアキーが押下されると、表示パネル132には、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)が表示される。
コピー基本画面500の初期画面を確認したユーザは、原稿載置台に印刷対象の原稿を載置するとともに、各種設定キー2102〜2116及び各種実行キー4102等に対する入力操作によって、所望の機能の設定変更を行なう。ユーザはさらに、仮想テンキー群3102に対する入力操作によって所望のコピー部数を設定する。本実施の形態において、ユーザは、倍率自動選択機能及び自動一時保存機能をオンに設定するとともに、コピー部数を「1」に設定する。表示パネル132には、設定変更後のコピー基本画面500(図6参照)が表示される。
所望のコピー部数の設定後、ユーザは、スタートキー5106又は5108を押下する。スタートキー5106又は5108が押下されると(ステップS101にてYES)、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部は、通常コピーを開始する(ステップS102)。通常コピーが開始されると、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データの読取りを開始する。図10を参照して、このとき、タスクトリガー領域5000には、スタートキー5106及び5108に代えて、コピー中止キー5200が表示される。コピー中止キー5200の近傍であってスキャンインキー5102の前面には、「コピー中です。」というメッセージを含む吹出し画像5202が表示される(ステップS103)。ユーザは、コピー中止キー5200を押下することで(ステップS106にてYES)、原稿読取部102による画像データの読取りを中止させることができる(ステップS107)。
原稿読取部102による画像データの読取りが完了すると(ステップS104にてYES)、画像形成部104は、読取られた画像データに基づくモノクロ画像又はカラー画像の印刷を開始する。図11を参照して、この印刷の開始に同期して、タスクトリガー領域5000の表示は元の状態に戻り、スタートキー5106及び5108、並びに、スキャンインキー5102が表示される。システム領域1000には、「印刷中」という文字列1200及び印刷中止キー1202が表示される(ステップS105)。ユーザは、印刷中止キー1202を押下することで、画像形成部103による印刷を中止させることができる。
コピー中止キー5200及び印刷中止キー1202が押下されることなく通常コピーが終了すると、ユーザは、設定したコピー部数分のモノクロ画像又はカラー画像を得ることができる。このとき、表示パネル132には、スタートキー5106又は5108が押下される前の状態のコピー基本画面500(図6参照)が表示される。
なお、ユーザによって、スタートキー5106及び5108が押下されることなくクリアオールキー5104が押下された場合には(ステップS108にてYES)、全ての設定がデフォルト状態に戻され、表示パネル132には、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)が表示される。
(お試しコピーを行なう場合の動作)
ユーザは、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、表示パネル132には、ホーム画面(図示せず。)が表示される。ユーザは、ホーム画面に表示される、コピーモードを選択するためのソフトウェアキーを押下する。コピーモードを選択するためのソフトウェアキーが押下されると、表示パネル132には、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)が表示される。
ユーザは、コピー基本画面500の初期画面を確認し、機能選択領域2000に表示されるキー2016を押下する。図7を参照して、キー2016が押下されると、機能選択領域2000及びプレビュー領域3000の前面に、機能リスト6000が表示される。表示された機能リスト6000には、お試しコピー機能を設定するための設定キー6002Cが表示されていない。したがって、ユーザは、機能リスト6000の右側に表示される垂直スクロールバー6004を下方向に移動させて、機能リスト6000の表示を下方向にスクロールさせる。これによって、機能リスト6000には、設定キー6002Cが表示されるようになる(図8参照)。
ユーザは、設定キー6002Cを押下する。設定キー6002Cが押下されると、設定キー6002Cの周りには囲み枠(図示せず。)が表示され、設定キー6002Cが選択された状態であることが示される。設定キー6002Cが選択された状態であることを確認したユーザは、基本設定キー2018を押下する。
基本設定キー2018が押下されると、機能リスト6000の表示が終了されるとともに、お試しコピー機能がオンに設定される。基本設定キー2018は消去され、キー2016は、アイコン化された状態から元の状態に戻る。また、システム領域1000には、「お試しコピー中」という、お試しコピーモードであることを示す文字列1300が表示される(ステップS200)。
ユーザは、原稿載置台に印刷対象の原稿を載置するとともに、各種設定キー2102〜2116及び各種実行キー4102に対する入力操作によって、所望の機能の設定変更を行なう。ユーザはさらに、仮想テンキー群3102に対する入力操作によって所望のコピー部数を設定する。本実施の形態において、ユーザは、倍率自動選択機能及び自動一時保存機能をオンに設定するとともに、コピー部数を「14」に設定する。表示パネル132には、設定変更後のコピー基本画面500(図13参照)が表示される。図13を参照して、実行キー4102A,4102D内には、所定のマークが表示される。また、背景領域3103内には、設定されたコピー部数を示す数値(この場合「14」)3105が表示される。
所望のコピー部数の設定後、ユーザは、カラースタートキー5108を押下する。図14を参照して、カラースタートキー5108が押下されると(ステップS201にてYES)、背景領域3103内に表示されるコピー部数を表す数値は、1減少されて「13」となる(ステップS204)。タスクトリガー領域5000には、スタートキー5106及び5108に代えて、コピー中止キー5400が表示される。このコピー中止キー5400の近傍であって、スキャンインキー5102の前面には、「お試しコピー中です。1部コピー後、設定の変更ができます。」という、現在の処理状況を示すメッセージを含む吹出し画像5402が表示される(ステップS205)。
CPU300は、変数Mに「1」を代入する(ステップS206)。原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部は、第1回目のお試しコピーを実行する(S207)。この第1回目のお試しコピーでは、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくカラー画像を1部印刷する。原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶される。
再び図14を参照して、上記動作において、ユーザが、カラースタートキー5108ではなくモノクロスタートキー5106を押下した場合には(ステップS202にてYES)、背景領域3103内に表示されるコピー部数を示す数値は、1減少されて「13」となる(ステップS208)。タスクトリガー領域5000には、スタートキー5106及び5108に代えて、コピー中止キー5400が表示される。このコピー中止キー5400の近傍であって、スキャンインキー5102の前面には、上記した吹出し画像5402が表示される(ステップS209)。
CPU300は、変数Mに「0」を代入する(ステップS210)。原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部は、第1回目のお試しコピーを実行する(ステップS211)。この第1回目のお試しコピーでは、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくモノクロ画像を1部印刷する。原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶される。
なお、ユーザは、コピー中止キー5400を押下することで、第1回目のお試しコピーを中止させることができる。また、ユーザは、スタートキー5106及び5108を押下することなく、クリアオールキー5104を押下することで(ステップS203にてYES)、お試しコピー機能を含む全ての設定をデフォルト状態に戻し、表示パネル132に、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)を表示させることができる(ステップS212)。
図15を参照して、第1回目のお試しコピーが終了すると、タスクトリガー領域5000には、コピー中止キー5400に代えて印刷開始キー5500が表示されるとともに、スキャンインキー5102に代えてお試しコピーキー5502が表示される。このお試しコピーキー5502の近傍であって、アクションパネル領域4000の前面には、「現在のコピーでよければ[印刷開始]で残り部数を出力します。[お試しコピー]でもう一度お試しコピーします。」という、印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502の説明を含む吹出し画像5504が表示される。
第1回目のお試しコピーによって得たカラー画像又はモノクロ画像を確認したユーザは、設定し直したい機能がある場合には、再度、各種設定キー2102〜2116及び各種実行キー4102に対する入力操作によって、所望の機能の設定変更を行なう。本実施の形態では、ユーザは、コピー倍率を変更するために、設定キー2108を押下するものとする。
図20を参照して、設定キー2108が押下されると、機能選択領域2000及びアクションパネル領域4000の前面には、倍率設定画面7000が表示される。この倍率設定画面7000の表示に同期して、吹出し画像5504は縮小される。この吹出し画像5504の縮小は、機能選択領域2000に表示される他の設定キーが押下された場合にも実行される。
ユーザは、倍率設定画面7000に対する入力操作によって所望のコピー倍率(本実施の形態では、70%)を設定した後、倍率設定画面7000に表示される閉じるボタン7002を押下する。「閉じる」ボタン7002が押下されると、コピー基本画面500において、倍率設定画面7000の表示が終了されるとともに、吹出し画像5504が縮小化された状態から元の状態(図15の状態)に戻る。また、設定キー2108の表示には、設定変更した内容(コピー倍率が「70%」であること)が反映される(図示せず。)。
ユーザは、設定キー2108の表示に、設定変更した内容が反映されていることを確認した後、お試しコピーキー5502を押下する。お試しコピーキー5502が押下されると(ステップS301にてYES)、原稿読取部102及び画像形成部104等の画像形成装置100の各部は、変数Mの値に基づいて、第2回目のお試しコピーを実行する(ステップS302)。すなわち、原稿読取部102は、原稿載置台に載置された原稿に基づく画像データを読取る。CPU300は、読取られた画像データに対して、現在の設定内容に基づいて各種画像処理を施す。画像形成部104は、各種画像処理が施された画像データに基づくカラー画像(変数Mが「1」である場合)又はモノクロ画像(変数Mが「0」である場合)を1部印刷する。原稿読取部102によって読取られ、画像処理が施された上記画像データは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶される。
図17を参照して、第2回目のお試しコピーの実行時には、機能選択領域2000及びプレビュー領域3000の前面には、「お試しコピー中です。1部コピー後、設定の変更ができます。」という、現在の処理状況を示すメッセージを含むウィンドウ8000が表示される。お試しコピーキー5502及び印刷開始キー5500は、グレーアウトし、使用不可能な状態となる。システム領域1000には、現在印刷を実行中であることを示す文字列1200と、印刷の中止を指示するための印刷中止キー1202と、が表示される。このとき、背景領域3103内に表示されるコピー部数を示す数値「13」は変更されずに維持される。ユーザは、印刷中止キー1202を押下することで、第2回目のお試しコピーを中止させることができる。
このようにして、ユーザは、納得のいくカラー画像又はモノクロ画像が得られるまで、上記と同様にしてお試しコピーを繰返し行なうことができる。本実施の形態では、ユーザは、第2回目のお試しコピーによって、納得のいくカラー画像又はモノクロ画像が得られたものとする。
第2回目のお試しコピーが終了すると、コピー基本画面500は、第2回目のお試しコピー開始直前の状態(図15において、設定キー2108に「70%」が表示されている状態)に戻る。すなわち、ウィンドウ8000、文字列1200、及び、印刷中止キー1202の表示が終了されるとともに、お試しコピーキー5502及び印刷開始キー5500は、グレーアウトした状態から元の状態に戻る。
ユーザは、印刷開始キー5500を押下する。印刷開始キー5500が押下されると(ステップS303にてYES)、画像形成部104等の画像形成装置100の各部は、変数Mの値に基づいて、残りの部数(本実施の形態では、13部)の印刷を開始する(ステップS304)。残りの部数の印刷が開始されると、画像形成部104は、第2回目のお試しコピー時に記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶された画像データに基づいて、第2回目のお試しコピー時の設定内容が反映されたカラー画像(変数Mが「1」の場合)又はモノクロ画像(変数Mが「0」の場合)を残りの部数分印刷する。
図18を参照して、残りの部数の印刷が開始されると、コピー基本画面500において、機能選択領域2000及びプレビュー領域3000の前面には、「コピーを予約しました。」という、現在の処理状況を示すメッセージを含むウィンドウ9000が表示される。お試しコピーキー5502及び印刷開始キー5500は、グレーアウトして使用不可能な状態となる。システム領域1000には、文字列1200及び印刷中止キー1202が表示される。ユーザは、印刷中止キー1202を押下することで、残りの部数の印刷を中止させることができる。背景領域3103内に表示されるコピー部数を示す数値は、印刷が1部終了する毎に、1ずつ減少していく。
図19を参照して、残りの部数の印刷が開始されてから3秒が経過すると、コピー基本画面500は、次の処理の実行予約が可能な状態に移行する。すなわち、ウィンドウ8000及び「お試しコピー中」という文字列の表示が終了される。タスクトリガー領域5000の表示は元の状態に戻り、スタートキー5106及び5108、並びに、スキャンインキー5102が表示される。背景領域3103内には、コピー部数を示す数値3105として「1」が表示される。文字列1200及び印刷中止キー1202は表示されたままである。ユーザは、印刷中止キー1202を押下することで、残りの部数の印刷を中止させることができる。この画面の表示によって、ユーザは、印刷開始キーを押下してから3秒後には、次の印刷のための入力操作を行なうことができるようになる。
残りの部数の印刷が全て完了すると(ステップS305にてYES)、表示パネル132には、コピー基本画面500の待機画面が表示される(ステップS306)。この待機画面は、図19に示すコピー基本画面500において、文字列1200及び印刷中止キー1202の表示が終了した状態の画面である。
なお、ユーザによって、お試しコピーキー5502及び印刷開始キー5500が押下されることなくクリアオールキー5104が押下された場合には(ステップS307にてYES)、全ての設定がデフォルト状態に戻され、表示パネル132には、コピー基本画面500の初期画面(図5参照)が表示される(ステップS308)。
また、本実施の形態において、3秒が経過したか否かの判断は、以下のようにして行なわれる。すなわち、印刷開始キー5500が押下されると、CPU300は、タイマ(図示せず。)をセットして、印刷開始キー5500が押下された後からの経過時間を計時する。そして、計測中の経過時間に基づいて、3秒が経過したか否かを判断する。
〈作用・効果〉
上記実施の形態によれば、操作ユニット120において、タッチパネルディスプレイ130は表示パネル132を有する。CPU300は、表示パネル132にスタートキー5106及び5108を表示させ、スタートキー5106又は5108に対する入力操作がなされたことに応答して、当該スタートキー5106又は5108に対応付けられる処理を起動する。CPU300はさらに、処理が起動されたことに応答して、スタートキー5106及び5108に対する入力操作を受付け不可能にし、処理が起動されてから所定時間が経過したときに、スタートキー5106又は5108に対する入力操作を受付け可能にする。
このように、スタートキー5106又は5108に対応付けられる処理が起動されたことに応答して、スタートキー5106及び5108に対する入力操作が受付け不可能になり、処理が起動されてから所定時間が経過したときに、スタートキー5106及び5108に対する入力操作が受付け可能になる。したがって、ユーザは、処理の実行中においても、次の処理の開始指示、すなわち次の処理の実行予約を行なうことができる。その結果、ユーザの利便性が向上する。
また上記実施の形態によれば、CPU300は、処理が起動されたことに応答して、表示パネル132に、スタートキー5106及び5108に代えて、コピー中止キー5200又は5400を表示させることで、スタートキー5106及び5108に対する入力操作を受付け不可能にする。CPU300は、コピー中止キー5200又は5400に対する入力操作がなされたことに応答して、処理の実行を中止させる。CPU300はさらに、コピー中止キー5200又は5400に対する入力操作がなされることなく、処理が起動されてから所定時間が経過したときに、表示パネル132に、コピー中止キー5200又は5400に代えて、スタートキー5106及び5108を表示させることで、スタートキー5106及び5108に対する入力操作を受付け可能にする。
このように、スタートキー5106及び5108に対する入力操作を受付け不可能なとき、すなわち処理が起動されてから所定時間が経過するまでの間には、スタートキー5106及び5108に代えて、処理の実行を停止させるためのコピー中止キー5200又は5400が表示される。したがって、スタートキー5106又は5108に対する入力操作を行なったユーザは、容易に、処理の実行の中止を指示することができる。
また上記実施の形態によれば、CPU300は、処理が起動されたことに応答して、スタートキーとして機能する印刷開始キー5500及びお試しコピーキーをグレーアウトすることで、印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502に対する入力操作を受付け不可能にする。CPU300はまた、処理が起動されたことに応答して、表示パネル132に印刷中止キー1202を表示させ、印刷中止キー1202に対する入力操作がなされたことに応答して、処理の実行を中止させる。CPU300はさらに、印刷中止キー1202に対する入力操作がなされることなく、処理が起動されてから所定時間が経過したときに、印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502をスタートキー5106及び5108、並びにスキャンインキー5102に戻すことで、スタートキー5106及び5108に対する入力操作を受付け可能にする。これによって、ユーザは、印刷開始キー5500及びお試しコピーキー5502に対する入力操作が受付け可能であるか否かを容易に知ることができる。また、ユーザは、処理の実行の停止を容易に指示することができる。
また上記実施の形態によれば、スタートキー5106,5108,5500及び5502、コピー中止キー5200及び5400、並びに、印刷中止キー1202は、表示パネル132の角部に表示される。これによって、ユーザは、上記した各種キー対する入力操作をより一層行ない易くなる。
また上記実施の形態によれば、CPU300は、処理が起動されたことに応答して、表示面に、吹出し画像5202,5402若しくは5504、又は、ウィンドウ8000若しくは9000を表示させる。これによって、ユーザは、処理に関する情報を容易に知ることができる。
また上記実施の形態によれば、吹出し画像5202又は5402は、コピー中止キー5200又は5400の近傍に表示される。これによって、ユーザは、処理に関する情報をより一層容易に知ることができる。
また上記実施の形態によれば、画像形成装置100は、上記した操作ユニット120と、操作ユニット120に接続され、操作ユニット120からの指示に応じて原稿の読取を行なって画像データに変換する原稿読取部102と、操作ユニット120及び原稿読取部102に接続され、操作ユニット120からの出力指示に応答して、原稿読取部102が出力する画像データに基づく画像を印刷する画像形成部104と、を含む。このように、画像形成装置100は、上記した操作ユニット120を含むので、ユーザは、印刷処理の実行中においても、次の印刷処理の開始指示、すなわち印刷処理の開始予約を行なうことができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
また上記実施の形態によれば、通常のコピー処理は、原稿読取部102による画像データの読取り処理、及び、読取処理に続いて実行される画像形成部104による印刷処理を含み、所定時間とは、原稿読取部102による原稿の読取りが完了するまでの時間である。これによって、ユーザは、原稿の読取りが完了した場合には、印刷処理の実行中においても、次の印刷処理の開始指示を行なうことができる。したがって、次の印刷処理の開始指示をより一層確実に行なうことができる。
また上記実施の形態によれば、CPU300は、スタートキー5106又は5108に対する入力操作がなされたことに応答して、モノクロ印刷処理又はカラー印刷処理を起動する。これによって、ユーザは、モノクロ印刷処理又はカラー印刷処理の実行中においても、次のモノクロ印刷処理又はカラー印刷処理の開始指示を行なうことができる。したがって、ユーザの利便性がより一層向上する。
なお、上記実施の形態においては、ユーザによって、コピー中止キー5200若しくは5400、又は、印刷中止キー1202が押下されると、対応する処理が中止されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、対応する処理が一時停止される構成であってもよい。
また上記実施の形態においては、画像データの読取りが完了した場合、又は、残りの部数の印刷が開始されてから3秒が経過した場合に、コピー基本画面500は、次の処理の実行予約が可能な状態(スタートキーに対する入力操作が受付け可能な状態)に移行したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、操作ユニット120に対する入力操作によって、移行のタイミングを示す所定時間が予め設定されてもよい。これによって、ユーザは、スタートキー5106,5108,5500及び5502に対する入力操作が受付け不可能になる時間を任意に設定することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、この発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。この発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。