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JP6047382B2 - アンカーおよびアンカー施工方法 - Google Patents

アンカーおよびアンカー施工方法 Download PDF

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JP6047382B2 JP2012257321A JP2012257321A JP6047382B2 JP 6047382 B2 JP6047382 B2 JP 6047382B2 JP 2012257321 A JP2012257321 A JP 2012257321A JP 2012257321 A JP2012257321 A JP 2012257321A JP 6047382 B2 JP6047382 B2 JP 6047382B2
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Description

本発明は、コンクリート建築物や構造物など各種躯体に取り付けられるアンカー、および、そのアンカーの施工方法に関する。
コンクリート建築物などにおいて既設の天井構造物に、空気調和機や照明器具、各種配管などの吊り下げ物を取り付ける場合、その吊り下げ物を支持するためのアンカーが天井構造物に固定される。また、このようなアンカーは、天井構造物に限られず、壁面や床面などに固定されることもある。従来、この種のアンカーとして、例えば特許文献1および2に記載されたものが知られている。
例えば特許文献1のアンカーは、鉄筋の先端部にかしめ一体化され、先端から軸方向に沿って延びる複数本のスリットが設けられた拡張スリーブと、この拡張スリーブの先端部に小径端部が圧入された円錐台状のコーンナットとを備えたものである。このアンカーの施工は、アンカーをコーンナット側からコンクリート孔に差し込み、コーンナットの先端が孔の底部に当接した状態で鉄筋をハンマーなどで打ち込むことにより行う。この打ち込みにより、コーンナットが拡張スリーブ内に圧入され、この圧入に伴い拡張スリーブの先端部がコーンナットのテーパ面に沿って径方向外側に拡張し、コンクリート孔の内壁を押圧するので、アンカーが躯体に固定される。
また特許文献2のアンカーは、コンクリート孔内に圧入固定されるアンカーソケットと、該アンカーソケットの一端部開口から螺入するアンカーボルトとを備えている。アンカーソケットの他端部には、スリットが形成されている。またアンカーボルトの軸部の先端部には、アンカーソケットの他端部の内周面に圧入して該他端部を拡張させるヘッドが一体的に設けられている。このアンカーの施工は、アンカーソケットを他端部からコンクリート孔に先に差し込んでおき、その状態でアンカーボルトをアンカーソケットの一端部開口から螺入していく。アンカーボルトの螺入により、アンカーボルトの先端部に設けられたヘッドがアンカーソケットの他端部を拡張させることにより、アンカーが躯体に固定される。
特開平10−231583号公報 特開平10−110475号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなアンカーは、天井構造物に固定するためのアンカーとしては適さない。なぜなら、特許文献1のアンカーは、天井構造物に吊設される鉄筋と、拡張スリーブの先端部に圧入するコーンナットとが構造上分離しているため、例えば地震などにより天井構造物に大きな振動が作用すると、コーンナットが拡張スリーブの内側から離脱してしまい、鉄筋の先端部に一体化された拡張スリーブが天井構造物から落下する可能性があるからである。
また特許文献1のアンカーは、鉄筋をハンマーなどで打ち込むことによってコーンナットを拡張スリーブ内に圧入して施工するものであるため、施工作業中又は施工後においてアンカーが十分な強度で躯体に固定されているか否かを確認することが難しいという問題もある。
これに対し、上記特許文献2のアンカーは、アンカーボルトに対してアンカーソケットを拡張させるヘッドが一体的に設けられているので、アンカーボルトが抜け落ちることはない。そのため、特許文献2のアンカーは、特許文献1のアンカーのように天井構造物からアンカーが落下する可能性がなく、天井構造物にも取り付けることができる。
しかしながら、特許文献2のようなアンカーを施工する際には、まずコンクリート孔に対してアンカーソケットをハンマーなどで叩きながら圧入していき、アンカーソケットの挿入が終了すると、その後、アンカーソケットの一端部開口からアンカーボルトをスパナなどのツールを用いてねじ込んでいくことが必要となる。つまり、特許文献2のアンカー施工時には、ハンマーなどで叩く作業と、スパナなどのツールを用いてアンカーボルトをねじ込んでいく作業との2つの作業を行わなければならず、作業効率が悪いと問題がある。
また特許文献2のアンカーの場合にも、施工作業中又は施工後においてアンカーが十分な強度で躯体に固定されているか否かを確認することが難しいという問題もある。特にアンカーが天井構造物に施工された場合には、施工管理者がその施工後に床面から施工状態を点検しても施工不良のものを見つけ出すことが困難である。それ故、特許文献2のようなアンカーの場合は、作業者がアンカーボルトをねじ込んでいくときの回転トルクが一定値以上になることを条件として正常に施工が完了したことを把握せざるを得ないのが実情である。そして施工管理者が施工後に点検作業を行うときにも、施工されたアンカーを1つずつ、トルクレンチなどを用いて回転トルクが一定値以上であるか否かを点検していかなければならず、その作業負担が過大なものになると共に、その点検作業に多大な時間を要するという問題がある。
また施工現場によっては、天井構造物や壁面、床面などの躯体表面からボルトや異形鉄筋などを直接突出させた状態でアンカーを施工したいという要望もある。特許文献1のアンカーはそのような要望に応えられるものであるが、上述したように天井構造物への施工には適しておらず、また施工後の施工管理も難しいという問題があるため、好ましいものではない。また特許文献2のアンカーは、その施工後においてボルトや異形鉄筋などを直接突出させた状態となるものではない。つまり、特許文献2のアンカーは、その施工後にアンカーボルトの頭部に設けられた螺子孔に吊りボルトを別途装着しなければならないため、作業効率が悪く、好ましいものではない。
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、作業効率に優れ、施工後には躯体表面からボルトや鉄筋などの軸部を直接突出させた状態で施工でき、しかも施工状態を簡単に確認できるようにして施工後の点検作業を効率良く行えるようにしたアンカーを提供すると共に、そのようなアンカーの施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、アンカーであって、雄螺子が形成された軸部を有し、該軸部の基端部にボルト頭部が設けられたアンカーボルトと、前記軸部の先端部に挿入可能な筒状体の先端部に、縦割り溝によって外方向に拡張するように形成された拡張部を有する拡張スリーブと、内側に前記軸部に形成された雄螺子と螺合する貫通螺子孔を有し、外径が前記軸部の軸方向に沿って漸次縮小し、小径端部が前記拡張スリーブの先端部に嵌入した状態で前記軸部の先端部に装着されるコーンナットと、を備え、前記アンカーボルトは、前記軸部が、前記ボルト頭部に接続される太軸部と、前記太軸部の先端部側に設けられ、前記太軸部と同軸で且つ前記太軸部より小径の細軸部とから成り、前記太軸部と前記細軸部との間に段差を有し、前記太軸部に第1の雄螺子が形成されると共に、前記細軸部に前記コーンナットと螺合する第2の雄螺子が形成され、前記太軸部における前記ボルト頭部の近傍位置に、前記ボルト頭部に対して所定値以上のトルクが作用した場合に破断する縮径した破断部が形成された構成であり、前記拡張スリーブは、前記軸部の前記細軸部に挿入可能で且つ前記段差と接触する内径を有しており、前記アンカーボルトは、前記拡張スリーブ及び前記コーンナットが装着された前記細軸部が埋入孔に挿入された状態で前記ボルト頭部が回転することに伴い、前記軸部を回転させて前記段差に接触した状態の前記拡張スリーブの内側に前記コーンナットを進入させることにより前記拡張部を外方向に拡張させると共に、前記ボルト頭部に対して所定値以上のトルクが作用した場合に前記破断部を破断させて前記ボルト頭部を前記太軸部から分離し、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させた状態に施工することが可能であることを特徴としている。
上記構成を備えるアンカーは、天井構造物に施工される場合であっても、その天井構造物から落下する可能性がないため、その施工対象に何ら制約が生じない。またアンカーの施工が正常に完了すると、破断部が破断するため、ボルト頭部が取り除かれる。それ故、アンカーの施工状態を簡単に確認することができる。さらに破断部が破断した後には、太軸部の破断部よりも段差側の部分が施工された状態のままで残存するようになる。
また請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のアンカーにおいて、前記アンカーボルトが、前記細軸部の先端に軸中心を突出させた軸心突起を有することを特徴としている。
また請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のアンカーにおいて、前記アンカーボルトは、前記軸部と前記ボルト頭部とが分離形成され、前記軸部の基端部に設けられた多角形の凹部に前記ボルト頭部を嵌入装着することによって前記軸部よりも縮径した前記破断部を形成することを特徴としている。このような構成によれば、破断部が破断した破断面から軸部が腐蝕することを防止することができる。尚、軸部の腐蝕を良好に防止するためには、例えばボルト頭部を耐腐食性のある材質(ステンレスや真鍮など)で形成しても良いし、また軸部の基端部に設けられる凹部に耐腐食性のある塗料などを予め塗布しておくようにしも良い。
また請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のアンカーを施工する方法であって、施工対象となる躯体に対して前記細軸部の長さよりも深い埋入孔を穿孔し、前記埋入孔に対して前記アンカーを先端部から挿入して前記太軸部が前記躯体の表面から所定長さ突出するように設置し、前記ボルト頭部を回転させていくことによって前記コーンナットを前記拡張スリーブの内側に進入させて前記拡張部を外方向に拡張させ、前記拡張部を前記埋入孔の内壁に係合させると共に、前記ボルト頭部を前記所定値以上のトルクで回転させることによって前記破断部を破断させ、前記アンカーから前記ボルト頭部を取り除くことにより、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させることを特徴としている。
また請求項5にかかる発明は、請求項2に記載のアンカーを施工する方法であって、施工対象となる躯体に対して前記細軸部の長さよりも深い埋入孔を穿孔し、前記埋入孔に対して前記アンカーを先端部から挿入して前記軸心突起が前記埋入孔の底部中心を押圧する状態で前記太軸部が前記躯体の表面から所定長さ突出するように設置し、前記ボルト頭部を回転させていくことによって前記コーンナットを前記拡張スリーブの内側に進入させて前記拡張部を外方向に拡張させ、前記拡張部を前記埋入孔の内壁に係合させると共に、前記ボルト頭部を前記所定値以上のトルクで回転させることによって前記破断部を破断させ、前記アンカーから前記ボルト頭部を取り除くことにより、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させることを特徴としている。
本発明によれば、作業効率に優れ、施工後には躯体の表面からボルトや鉄筋などの軸部を直接突出させた状態で施工でき、しかも施工状態を簡単に確認できるようになるので施工後の点検作業を効率良く行うことができるようになる。
アンカーを構成する各部材を分解して示す斜視図である。 アンカーの各部材を組み付けた状態を示す斜視図である。 アンカーの各部材を組み付けた状態で示す縦断面図である。 アンカーの施工手順において第1の施工過程を示す図である。 アンカーの施工手順において第2の施工過程を示す図である。 アンカーの施工手順において第3の施工過程を示す図である。 埋入孔の深さが図4乃至図6よりも深い場合のアンカーの施工例を示す図である。 アンカーボルトの軸部とボルト頭部とを分離形成する変形例を示す図である。 図8の更なる変形例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下において参照する各図面では互いに共通する部材に同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態であるアンカー1を構成する各部材を分解して示す斜視図であり、図2は、アンカー1の各部材を組み付けた状態を示す斜視図である。また図3は、アンカー1の各部材を組み付けた状態で示す縦断面図である。
本実施形態におけるアンカー1は、図1に示すように、アンカーボルト2と、拡張スリーブ3と、コーンナット4とを備えて構成される金属製のアンカーである。このアンカー1は、コンクリート建築物や構造物など各種躯体に取り付けられて固定されるためのものであり、天井構造物や壁面、床面の何れにも適用可能である。
アンカーボルト2は、ボルト頭部5と軸部6とを有しており、それらが互いに連結された構成である。ボルト頭部5は、スパナやインパクトレンチなどのツールを装着できるようにするため、例えば六角柱の形状に形成される。また軸部6は、その基端部がボルト頭部5の端面に接続されている。
アンカーボルト2の軸部6は、ボルト頭部5に接続される太軸部6aと、その太軸部6aの先端部側に設けられ、太軸部6aと同軸で且つ太軸部6aよりも小径の細軸部6bとを有し、それら太軸部6aと細軸部6bの間に段差7を有している。例えば、図3に示すように、アンカーボルト2の軸方向の長さLに対し、軸部6の先端から所定長さL1の位置に段差7が設けられている。
そして細軸部6bには、少なくともその先端部側に、コーンナット4を装着するための雄螺子11が形成されると共に、さらにその先端には軸中心を円錐状に突出させた軸心突起6cが形成されている。また太軸部6aは、その一部を除き、そのほぼ全体が細軸部6bよりも大径の所定軸径を有している。この太軸部6aには、細軸部6bとの段差7から所定長さL2(図3参照)の位置に、軸径を縮径させて形成した破断部8が設けられている。そして太軸部6aには、その破断部8を除くほぼ全体に雄螺子12が形成されている。この太軸部6aは、アンカー1の施工が完了したとき、躯体表面から直接突出する部分となる。そのため、アンカー1の施工後には、太軸部6aに形成された雄螺子12に対してナットを直接取り付けることが可能である。
破断部8は、太軸部6aの外周部を、例えば図例の如く、矩形状に切り欠くことによって形成される。ただし、これに限定されるものではなく、破断部8は、三角形状に切り欠いて形成したものであっても良いし、円弧状に切り欠いて形成したものであっても構わない。また、細いスリット状の切り込みを入れることによって破断部8を構成しても良い。尚、破断部8は、太軸部6aがボルト頭部5に接続される基端部に設けられていても良い。
このような破断部8は、その最も縮径した部分の直径が予め設計された所定値となるように形成される。そしてボルト頭部5の回転操作が行われると、この縮径した破断部8に剪断応力が作用し、ボルト頭部5に対して所定値以上のトルクが作用すると破断部8にかかる剪断応力が限界値を超え、破断部8を破断させることができる構成となっている。
上記のようなアンカーボルト2の細軸部6bに対し、拡張スリーブ3とコーンナット4とが、軸部6の先端から順に挿入装着されることにより、アンカー1が構成される。
拡張スリーブ3は、アンカーボルト2の細軸部6bに挿通される筒状体20として構成される。その筒状体20の内径は、軸部6の細軸部6bを挿入可能であり、且つ、段差7と接触する内径となっている。つまり、拡張スリーブ3は、軸部6の先端から挿入されると、一方の端縁部3aが段差7と接触するので細軸部6bに留まり、太軸部6aには進行しないようになっている。また筒状体20の外径は、アンカーボルト2の太軸部6aの外径と略同一サイズとなるように形成される。尚、このような筒状体20は、必ずしも筒体で構成されるものに限られず、例えば板状鋼材を折曲加工することによって上記内径を有する筒状に形成したものであっても構わない。
そして拡張スリーブ3は、その筒状体20の先端部3bに、複数の縦割り溝21が設けられており、それら複数の縦割り溝21によって区切られた部分が径方向外側に拡張する拡張部22として構成されている。本実施形態では、拡張部22の外周面が平滑面となっているが、これに限らず、例えば周方向に1本乃至複数本のリブを形成したものであっても構わない。尚、拡張スリーブ3の先端部3bに設けられる拡張部22の数は、一般には3つ若しくは4つ程度であるが、5つ以上であっても構わない。このような拡張スリーブ3は、拡張部22の設けられた先端部3bがアンカーボルト2の軸部6の先端部を向くようにして細軸部6bに挿入装着される。
コーンナット4は、軸部6の細軸部6bに装着される。このコーンナット4は、外径が軸方向に沿って漸次縮小する略円錐台状の外形を有し、その周囲側面が滑らかなテーパ面となっている。コーンナット4は、その中心内側に軸部6の細軸部6bに形成された雄螺子11と螺合する貫通螺子孔4aを有している。このコーンナット4の小径端部4bは、拡張スリーブ3の先端部3bにおける内径よりも若干小さい直径となるように形成される。また他方の大径端部は、拡張スリーブ3の筒状体20の外径と略同一若しくは筒状体20の外径よりも若干大きい外径となるように形成される。そして図3に示すように、コーンナット4は、その小径端部4bが拡張スリーブ3の先端部3bに若干嵌入した状態で軸部6の細軸部6bに螺合装着される。
上記のように、アンカーボルト2に対し、拡張スリーブ3とコーンナット4とが順に軸部6の先端から細軸部6bに組み付けられることにより、施工前のアンカー1が構成される。このとき、図2および図3に示すように、アンカーボルト2の軸部6の先端に設けられた軸心突起6cがコーンナット4の端部から突出するように組み付けられることが好ましい。
次に、本実施形態におけるアンカー1の施工について説明する。図4、図5および図6は、アンカー1の施工手順の一例を示す図である。まず図4に示すように、コンクリートなどで構成された天井構造物などの躯体Sに、ドリルなどの工具を用いて、アンカー1を埋入設置するための埋入孔Hを穿孔する。この埋入孔Hは、アンカー1の軸部6の外径と同径の孔径ではなく、アンカー1の軸部6の外径よりも若干大きな孔径となるように穿孔する。ただし、アンカー1の軸部6の外径に対して孔径が大きくなり過ぎると、アンカー1を正常に施工することができない。そのため、埋入孔Hの孔径は、アンカー1の軸部6において最も太い部分の外径サイズ(例えば、拡張スリーブ3やコーンナット4の外径サイズ)よりも数パーセント程度大きな孔径として穿孔することが好ましい。
また埋入孔Hの深さDは、アンカーボルト2の太軸部6aの一部を埋入できる深さとすることが好ましい。すなわち、図3に示したように、アンカーボルト2の軸部6において先端から段差7までの細軸部6bの長さをL1としたとき、埋入孔Hの深さDは、D>L1となるように穿孔することが好ましい。これにより、埋入孔Hにアンカー1の軸部6を挿入したとき、太軸部6aの先端側一部を埋入孔Hに埋入させることができるので、アンカー1の施工後、躯体Sの表面から突出する軸部6に対して例えば横方向の外力が作用したとしても、その外力を埋入孔Hに埋入された太軸部6aで吸収することができるようになる。これに対し、太軸部6aの一部を埋入孔Hに埋入させていないときには、躯体Sの表面から突出する軸部6に対して例えば横方向の外力が作用すると、その外力を埋入孔Hに埋入された細軸部6bだけで吸収しなければならなくなり、細軸部6bが折れてしまう可能性がある。したがって、そのような細軸部6bの損傷を抑制するため、アンカーボルト2の太軸部6aの一部を埋入できるように埋入孔Hの深さDを、D>L1とすることが好ましい。
さらに好ましくは、埋入孔Hの深さDを、アンカー1の施工後、躯体Sの表面から軸部6を突出させる長さXに基づいて予め算出される深さにすることである。例えば、図3に示したように、アンカーボルト2の軸部6において先端から段差7までの長さがL1、その段差7から破断部8までの長さがL2であり、躯体Sの表面から長さXの軸部6を突出させるときには、埋入孔Hの深さDを、D=L1+L2−Xの数式で算出することができる。そのため、埋入孔Hは、上記数式によって算出される深さDとなるように穿孔することが好ましい。
尚、一般的なドリルなどの工具を使って埋入孔Hを穿孔すると、その底部は円錐状に切削され、底部中心が埋入孔Hの最深部となる。
次に、上記のようにして穿孔した埋入孔Hに対し、図4に示すように、アンカー1の軸部6を挿入する。このとき、埋入孔Hの孔径がアンカー1の軸部6の外径よりも若干大きいため、ハンマーなどを用いることなく、手作業で比較的スムーズに軸部6を挿入していくことができる。このとき、埋入孔Hが上記数式によって算出された深さDに穿孔されていれば、軸部6の先端が埋入孔Hの底部に当たるまで挿入する。そして軸部6の挿入が完了すると、アンカーボルト2の太軸部6aの先端側の一部が埋入孔Hに埋入された状態となる。この状態では、アンカー1の太軸部6a、拡張スリーブ3およびコーンナット4の外周部が埋入孔Hの内壁に接触又は近接した状態となる。
尚、拡張スリーブ3の肉厚は、アンカー1の軸部6が埋入孔Hに挿入されたとき、太軸部6aと埋入孔Hの内壁との隙間間隔よりも厚くしておくようにしても良い。
図4に示すようにアンカー1の軸部6が埋入孔Hに挿入された状態になると、次にアンカーボルト2のボルト頭部5にインパクトレンチなどのツールを装着し、アンカーボルト2のボルト頭部5を、図中矢印Rで示す方向(締め付け方向)に回転させる。
このとき、軸部6の先端が埋入孔Hの底部に当たっていれば、軸部6の軸心突起6cが埋入孔Hの底部中心と係合するので、アンカーボルト2のボルト頭部5を埋入孔Hに向かって押圧しながら回転操作を行うと、アンカーボルト2の先端における軸ブレが抑制されるため、比較的スムーズに回転操作を行うことができ、作業効率が向上するという利点がある。したがって、埋入孔Hの深さDを、上記数式によって算出される深さDとしておけば、作業効率が向上する。尚、天井構造物への施工の場合、作業者は延長ツールなどを使用して床面からの作業を行うことによって、アンカー1を埋入孔Hに挿入し、アンカーボルト2のボルト頭部5を回転させていくようにしても良い。
アンカーボルト2は、作業者によってボルト頭部5の回転操作が行われることに伴い、軸部6を回転させる。このとき、軸部6が若干傾いたり、或いは若干の軸ブレが生じたりするため、コーンナット4の大径端部の一部が埋入孔Hの内壁と接触する。そのため、コーンナット4は接触する埋入孔Hの内壁から抵抗を受け、軸部6が回転しても、その軸部6とは供回りしない。その結果、コーンナット4は、軸部6の回転に伴い、細軸部6bに形成された雄螺子11に沿って螺入進行してくようになり、細軸部6bを段差7に向かって移動するようになる。
コーンナット4はその小径端部4bが拡張スリーブ3の先端部3bに若干嵌入した状態であるため、コーンナット4が段差7に向かって移動を開始すると、拡張スリーブ3もまた段差7に向かって移動する。そして拡張スリーブ3の他方の端縁部3aが段差7に接触した状態になると、拡張スリーブ3の移動は規制され、段差7に接触した状態で拡張スリーブ3が位置決めされる。
尚、上述したように、拡張スリーブ3の肉厚を太軸部6aと埋入孔Hの内壁との隙間間隔よりも厚くしておけば、万一、拡張スリーブ3に段差7を乗り越える程の強い力が作用したとしても、太軸部6aと埋入孔Hの内壁との間には、拡張スリーブ3が進入できる隙間が存在しないため、拡張スリーブ3が段差7を乗り越えて太軸部6aの外周部に移動してしまうことを防止でき、拡張スリーブ3を段差7の位置に位置決めできるという利点がある。
そして更に引き続き、ボルト頭部5の回転操作が行われると、コーンナット4は、軸部6の回転に伴い、細軸部6bを段差7に向かって進行する。このとき、拡張スリーブ3は移動しないため、コーンナット4は、その小径端部4bから拡張スリーブ3の内側に向かって次第に進入していくようになる。これにより、コーンナット4は、図5に示すように、拡張スリーブ3の拡張部22を外側に拡張させる。拡張スリーブ3の拡張部22は、埋入孔Hの内壁を押圧するように径方向外側に拡張するので、この拡張によりアンカー1が埋入孔Hに固定されていく。
拡張スリーブ3の拡張部22が外側に拡張して埋入孔Hの内壁に接触するようになると、それ以後、ボルト頭部5に作用する回転力は、コーンナット4を拡張スリーブ3の内側に向かって進行させ、拡張部22を径方向外側に拡張させる力となって作用する。言い換えると、拡張スリーブ3の拡張部22が次第に大きく拡張していき、埋入孔Hの内壁に対する押圧力が増加していくと、それに伴ってコーンナット4が拡張スリーブ3の内側に向かって進行するのに必要な力も増加していくため、ボルト頭部5を回転させるために必要なトルクも増加する。
そして図5に示すように、拡張スリーブ3の拡張部22が十分に拡張することにより、十分な強度でアンカー1が埋入孔Hに固定されると、ボルト頭部5を回転させる際のトルクが所定値以上となる。そしてボルト頭部5に所定値以上のトルクが作用することにより、図6に示すようにアンカーボルト2の軸部6に形成された破断部8が破断し、アンカーボルト2のボルト頭部5が軸部6から分離される。つまり、このアンカー1は、アンカーボルト2の軸部6に形成された破断部8が破断してボルト頭部5が分離されることにより、十分な締め付け強度となって正常に施工が完了したことを作業者又は施工管理者に示すことができるものである。
このようなアンカー1は、ボルト頭部5の締め付けトルクが所定の下限値に満たない場合には締め付け不足となって十分な強度を確保することができず、施工不良となる。また、締め付けトルクが所定の上限値を越える場合にも過剰な締め付けとなって施工不良となる。つまり、この種のアンカー1は、十分な強度で固定される条件として締め付けトルクの下限値と上限値とが規定されるようになっている。そのため、本実施形態では、アンカーボルト2のボルト頭部5に対し、例えば上記下限値と上限値の中間値である最適なトルクが作用した場合に破断部8が破断するように破断部8の直径を予め設計した値に形成しておく。これにより、破断部8が破断したときには、アンカー1が最適な締め付けトルクで固定された状態となる。また、仮に破断部8が破断する時のトルクに多少の誤差が発生したとしても、そのトルクを下限値と上限値の範囲内に収めることができるようになり、締め付け不足や過剰な締め付けを良好に防止することができると共に、アンカー1を良好な状態で躯体Sに固定することができるようになる。
上記のようにして破断部8が破断すると、躯体Sに施工されたアンカー1からアンカーボルト2のボルト頭部5が取り除かれる。そのため、本実施形態では、このボルト頭部5を回収することにより、アンカー1の施工管理を行うことができるようになる。例えば、施工管理者は、作業者から、分離したボルト頭部5を回収し、天井構造物などに施工されたアンカー1の数と、その回収したボルト頭部5の数とが一致するか否かを確認し、それらの数が一致すれば全てのアンカー1が良好に施工されているということを把握できる。一方、それらの数が一致しない場合には、未施工又は施工不良のアンカー1が存在することになる。この場合、施工管理者は、天井構造物などを目視し、アンカー1の挿入されていない埋入孔Hや、ボルト頭部5が付着した状態のアンカー1を見つけ出すだけで、未施工や施工不良のアンカー1を特定することができる。このように本実施形態のアンカー1は、施工後であっても、目視により、その施工状態を簡単に点検することができるものである。
また、上記のように破断部8が破断してボルト頭部5が取り除かれると、躯体Sの表面から軸部6(太軸部6a)が所定長さX突出した状態となる。そのため、その突出した太軸部6aの雄螺子12に対して直接ナットなどを装着することにより、吊り下げ物をアンカー1が直接支持することができるようになる。つまり、本実施形態のアンカー1は、その施工後において吊りボルトなどを別途装着する必要がなく、躯体Sから突出した状態となる軸部6に対して直接吊り下げ物などを取り付けることができるので、作業効率が良い。
以上のように、本実施形態のアンカー1は、アンカーボルト2と、拡張スリーブ3と、コーンナット4とを備えて構成される。そしてアンカーボルト2は、その軸部6が、ボルト頭部5に接続される太軸部6aと、太軸部6aの先端部側に設けられる細軸部6bとから成り、太軸部6aと細軸部6bとの間に段差7を有し、細軸部6bにコーンナット4と螺合する雄螺子11が形成されると共に、太軸部6aの段差7から所定長さL2の位置に、ボルト頭部5に対して所定値以上のトルクが作用した場合に破断する縮径した破断部8が形成された構成である。また拡張スリーブ3は、軸部6の細軸部6bに挿入可能であり、且つ、段差7と接触する内径を有する構成である。そして本実施形態のアンカー1は、ボルト頭部5が回転することに伴い、軸部6を回転させ、段差7に接触した状態の拡張スリーブ3の内側にコーンナット4を進入させていくことにより拡張部22を外方向に拡張させ、ボルト頭部5に対して所定値以上のトルクが作用した場合に破断部8を破断させてボルト頭部5を分離する。
上記構成を有するアンカー1は、コーンナット4が軸部6の細軸部6bと螺合結合しているため、天井構造物へ施工された場合であっても、コーンナット4が拡張スリーブ3の内側から離脱することはなく、アンカー1が落下してしまうという不具合は生じない。また、アンカー1の施工時には、軸部6の外径よりも若干孔径の大きな埋入孔Hに対して施工することができるため、アンカー1を埋入孔Hに挿入するとき、ハンマーなどを用いる必要がなく、作業効率が良い。またアンカー1を埋入孔Hに挿入した後には、スパナやインパクトレンチなどのようなトルク管理機能のない一般的なツールを用いてボルト頭部5の締め付け作業を行うことにより、アンカー1を固定するこができるものである。つまり、作業者は、一般的なツールを用いる場合であっても、そのツールを用いてボルト頭部5の回転操作を行っていくだけで、アンカー1を固定することができ、しかもその施工作業中に、拡張スリーブ3が太軸部6aの外側に抜けてしまうことを防止することもできる。そして十分な強度で固定できると破断部8が破断してボルト頭部5が離脱するので、過剰な締め付けなどを抑制することができると共に、施工後の点検作業を簡単に行うことができるようになる。さらに、施工後には躯体Sの表面から軸部6を直接突出させた状態に施工できるので、アンカー施工後の作業においても作業効率が良くなるという利点がある。
さらに本実施形態のアンカー1においては、アンカーボルト2が、細軸部6bの先端に軸中心を突出させた軸心突起6cを有している。そのため、軸心突起6cを埋入孔Hの底部中心に押圧させた状態でボルト頭部5を回転させていくことによってアンカーボルト2の先端における軸ブレを抑制することができるため、作業効率が向上するという利点もある。
尚、上述したアンカー1は、本発明にかかるアンカーの一実施形態であり、その具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上述したアンカー1は、天井構造物に対して固定するアンカーとしても好適に使用し得るものであるが、その用途は必ずしも天井構造物への固定に限られるものではなく、壁面や床面であっても上記と同様である。
また上記実施形態においては、アンカー1を施工する際、上記数式によって算出される深さDの埋入孔Hを穿孔する場合を例示した。しかし、埋入孔Hの深さDは、上記数式によって算出される深さに限定するものではない。つまり、本実施形態のアンカー1は、細軸部6bの長さL1よりも深い埋入孔Hであれば、上記数式によって算出される深さよりも更に深い埋入孔Hであっても施工可能である。図7は、そのような深い埋入孔Hへのアンカー1の施工例を示す図である。埋入孔Hの深さDが上記数式によって算出される深さよりも更に深い場合、図7に示すように、躯体Sの表面から軸部6を長さXだけ突出させた状態に設置すると、軸部6の先端に設けられた軸心突起6cは、埋入孔Hの底部から浮いた状態となる。尚、このような設置状態とするためには、軸部6の側面に対し、塗料などを用いて、躯体Sの表面と同じレベルに設置するためのマーキングを設けておくことが好ましい。そして図7に示すような設置状態とした後、軸心突起6cが埋入孔Hの底部から浮いた状態のまま、ボルト頭部5の回転操作を行っていく。この場合、軸部6の先端を固定できないため、軸ブレが大きくなり、効率的に作業を進めることが難しくなるが、上記と同様に、コーンナット4の大径端部の一部が埋入孔Hの内壁と接触すると、コーンナット4が細軸部6bの雄螺子11に沿って螺入進行するようになる。そして拡張スリーブ3の拡張部22が拡張して内壁に接触すると、その後は安定してボルト頭部5の回転操作を行うことができるようになり、図7に示す位置にアンカー1を固定することができる。尚、このような施工を行う場合は、軸部6の先端に軸心突起6cを設ける必要がない。
ただし、図7に示すようなアンカー1の施工は、床面や地面に対する施工には適さない。なぜなら、床面や地面に穿孔した埋入孔Hにアンカー1を挿入すると、アンカー1が自重で底部まで落ち込んでしまい、軸心突起6cを底部から浮かせた状態のままで施工することが困難だからである。それ故、図7に示すような施工を行う場合は、その施工対象が壁面や天井構造物であることが好ましい。
また上述した実施形態では、アンカーボルト2の太軸部6aに雄螺子12を形成している場合を例示した。すなわち、アンカー1の施工後に躯体Sの表面からナットを装着するためのボルトを突出させたい場合には、上述した実施形態のように、太軸部6aに雄螺子12を形成しておくことが好ましい。しかし、躯体Sの表面から異形鉄筋などを突出させたいような場合には、太軸部6aを異形鉄筋などの構造にしておけば良いため、必ずしも太軸部6aに雄螺子12を形成しておくことは必須ではない。
また上述した実施形態では、アンカーボルト2に設けられる破断部8が軸部6及びボルト頭部5と一体的に形成された場合を例示した。そのような構成では、例えばアンカーボルト2がスチール製である場合、所定値以上のトルクが作用して破断部8が破断したときには、その破断面から軸部6の腐蝕が進行することが懸念される。そこで、次の図8及び図9に示すように、アンカーボルト2の軸部6とボルト頭部5とを分離形成するようにしても良い。
図8は、アンカーボルト2の軸部6とボルト頭部5とを分離形成する変形例を示す図である。この例では、図8(A)に示すように、スチール製の軸部6(太軸部6a)の端部に多角形の凹部6dが形成される。そしてボルト頭部5は、例えばステンレスや真鍮などの耐腐蝕性の強い材質で形成される。このボルト頭部5の一端には、図8(A)に示すように、軸部6の凹部6dに嵌入する多角柱状の軸部5aが設けられている。そして図8(B)に示すようにボルト頭部5の軸部5aが凹部6dに嵌入装着されると、その軸部5aが破断部8となる。このボルト頭部5に回転力が作用すると、破断部8に作用するトルクが所定値以上となるまでは軸部6が一体的に回転する。そして破断部8に作用するトルクが所定値以上になると、図8(C)に示すように、破断部8が破断する構成である。この例の場合、例えばボルト頭部5を耐腐蝕性の強い材質で形成していれば、破断部8が破断した後の破断面から軸部6が腐蝕していくことはない。また、ボルト頭部5をスチール製で構成した場合であっても、例えば軸部6の凹部6dに予め耐腐食性のある塗料などを塗布しておくことにより、仮に破断部8が破断した後にその破断面から腐蝕が進行しても、その腐蝕が軸部6まで侵食することを防止することができる。
また図9は、図8の更なる変形例を示す図である。この例では、軸部6の端部に多角形の凹部6dを形成する点は、図8と同様であり、軸部6と分離形成されるボルト頭部5が、図9(A)に示すように、その凹部6dに嵌入する多角柱状の軸部材によって構成される点が図8と異なる。そして図9(B)に示すように軸部材で構成されるボルト頭部5が凹部6dに嵌入装着されると、そのボルト頭部5自体が破断部8となる。このようなボルト頭部5に例えば専用工具9が装着され、回転力が作用すると、破断部8に作用するトルクが所定値以上となるまでは軸部6が一体的に回転する。そして破断部8に作用するトルクが所定値以上になると、図9(C)に示すように、破断部8が破断する。したがって、図9の例においても、例えばボルト頭部5を耐腐蝕性の強い材質で形成していれば、破断部8が破断した後の破断面から軸部6が腐蝕していくことはない。また、ボルト頭部5をスチール製で構成した場合であっても、例えば軸部6の凹部6dに予め耐腐食性のある塗料などを塗布しておくことにより、仮に破断部8が破断した後にその破断面から腐蝕が進行しても、その腐蝕が軸部6まで侵食することを防止することができる。
尚、図8及び図9に示した構成のアンカーであっても、その施工方法は上記実施形態で説明したものと同様である。
S 躯体
H 埋入孔
1 アンカー
2 アンカーボルト
3 拡張スリーブ
4 コーンナット
5 ボルト頭部
6 軸部
6a 太軸部
6b 細軸部
6c 軸心突起
6d 凹部
7 段差
8 破断部
11,12 雄螺子

Claims (5)

  1. 雄螺子が形成された軸部を有し、該軸部の基端部にボルト頭部が設けられたアンカーボルトと、
    前記軸部の先端部に挿入可能な筒状体の先端部に、縦割り溝によって外方向に拡張するように形成された拡張部を有する拡張スリーブと、
    内側に前記軸部に形成された雄螺子と螺合する貫通螺子孔を有し、外径が前記軸部の軸方向に沿って漸次縮小し、小径端部が前記拡張スリーブの先端部に嵌入した状態で前記軸部の先端部に装着されるコーンナットと、
    を備え、
    前記アンカーボルトは、前記軸部が、前記ボルト頭部に接続される太軸部と、前記太軸部の先端部側に設けられ、前記太軸部と同軸で且つ前記太軸部より小径の細軸部とから成り、前記太軸部と前記細軸部との間に段差を有し、前記太軸部に第1の雄螺子が形成されると共に、前記細軸部に前記コーンナットと螺合する第2の雄螺子が形成され、前記太軸部における前記ボルト頭部の近傍位置に、前記ボルト頭部に対して所定値以上のトルクが作用した場合に破断する縮径した破断部が形成された構成であり、
    前記拡張スリーブは、前記軸部の前記細軸部に挿入可能で且つ前記段差と接触する内径を有し、
    前記アンカーボルトは、前記拡張スリーブ及び前記コーンナットが装着された前記細軸部が埋入孔に挿入された状態で前記ボルト頭部が回転することに伴い、前記軸部を回転させて前記段差に接触した状態の前記拡張スリーブの内側に前記コーンナットを進入させることにより前記拡張部を外方向に拡張させ、前記ボルト頭部に対して所定値以上のトルクが作用した場合に前記破断部を破断させて前記ボルト頭部を前記太軸部から分離し、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させた状態に施工することが可能であることを特徴とするアンカー。
  2. 前記アンカーボルトは、前記細軸部の先端に軸中心を突出させた軸心突起を有することを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  3. 前記アンカーボルトは、前記軸部と前記ボルト頭部とが分離形成され、前記軸部の基端部に設けられた多角形の凹部に前記ボルト頭部を嵌入装着することによって前記軸部よりも縮径した前記破断部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のアンカーを施工する方法であって、
    施工対象となる躯体に対して前記細軸部の長さよりも深い埋入孔を穿孔し、前記埋入孔に対して前記アンカーを先端部から挿入して前記太軸部が前記躯体の表面から所定長さ突出するように設置し、前記ボルト頭部を回転させていくことによって前記コーンナットを前記拡張スリーブの内側に進入させて前記拡張部を外方向に拡張させ、前記拡張部を前記埋入孔の内壁に係合させると共に、前記ボルト頭部を前記所定値以上のトルクで回転させることによって前記破断部を破断させ、前記アンカーから前記ボルト頭部を取り除くことにより、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させることを特徴とするアンカー施工方法。
  5. 請求項2に記載のアンカーを施工する方法であって、
    施工対象となる躯体に対して前記細軸部の長さよりも深い埋入孔を穿孔し、前記埋入孔に対して前記アンカーを先端部から挿入して前記軸心突起が前記埋入孔の底部中心を押圧する状態で前記太軸部が前記躯体の表面から所定長さ突出するように設置し、前記ボルト頭部を回転させていくことによって前記コーンナットを前記拡張スリーブの内側に進入させて前記拡張部を外方向に拡張させ、前記拡張部を前記埋入孔の内壁に係合させると共に、前記ボルト頭部を前記所定値以上のトルクで回転させることによって前記破断部を破断させ、前記アンカーから前記ボルト頭部を取り除くことにより、前記太軸部を前記埋入孔から所定長さ突出させることを特徴とするアンカー施工方法。
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