JP2017002575A - アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 - Google Patents
アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017002575A JP2017002575A JP2015118110A JP2015118110A JP2017002575A JP 2017002575 A JP2017002575 A JP 2017002575A JP 2015118110 A JP2015118110 A JP 2015118110A JP 2015118110 A JP2015118110 A JP 2015118110A JP 2017002575 A JP2017002575 A JP 2017002575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- nut
- screw
- hole
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
【課題】アンカーを施工する際の作業効率を改善し、施工コストの上昇を抑える。
【解決手段】アンカー1は、軸部2の一端側に形成される第1螺子部3と、軸部2の他端側に形成される第2螺子部4と、第2螺子部4の端部に形成され、第2螺子部4の直径よりも細幅に凸設又は凹設される係合部6と、第2螺子部4に予め装着されるナット7とを有する。アンカー1は、係合部6とナット7との双方にアンカー施工具10が係合した状態でアンカー施工具10が回転されることに伴い、軸部2とナット7とが一体的に回転して第1螺子部3を孔にねじ込んでいき、第1螺子部3が孔に対して所定深さねじ込まれたときに係合部6がアンカー施工具10との係合状態を離脱し、軸部2が回転しない状態でナット7が回転することにより、ナット7の端面がスラブ表面に接合して締着した状態に施工される。
【選択図】図3
【解決手段】アンカー1は、軸部2の一端側に形成される第1螺子部3と、軸部2の他端側に形成される第2螺子部4と、第2螺子部4の端部に形成され、第2螺子部4の直径よりも細幅に凸設又は凹設される係合部6と、第2螺子部4に予め装着されるナット7とを有する。アンカー1は、係合部6とナット7との双方にアンカー施工具10が係合した状態でアンカー施工具10が回転されることに伴い、軸部2とナット7とが一体的に回転して第1螺子部3を孔にねじ込んでいき、第1螺子部3が孔に対して所定深さねじ込まれたときに係合部6がアンカー施工具10との係合状態を離脱し、軸部2が回転しない状態でナット7が回転することにより、ナット7の端面がスラブ表面に接合して締着した状態に施工される。
【選択図】図3
Description
本発明は、アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法に関し、特に天井スラブに対して好適にアンカーを施工することができる技術に関する。
従来、天井スラブなどに取り付け可能な後施工タイプのアンカーとして、例えば特許文献1に開示されたようなアンカーがある。この従来のアンカーは、天井スラブなどのスラブ表面に設けられた孔にコーンナットと拡張スリーブとを取り付けた軸部先端を挿入し、軸部に設けられた頭部を回転させることにより、コーンナットを拡張スリーブの内側に進入させて拡張スリーブを拡開させ、拡開した拡張スリーブを孔の内壁に係合させた状態に取り付けられる。この従来のアンカーの頭部には破断溝が設けられており、頭部を回転させる際のトルクが所定値以上になると破断溝が破断するため、拡張スリーブが孔の内壁に対して強固に固定された状態を破断溝の破断によって把握することができる。そのため、この従来のアンカーは、スラブ表面に形成された孔に対して安定した強度で取り付けることが可能であり、しかも施工し易いという利点がある。
また上記の他、スラブ表面に設けられた孔に後施工可能なアンカーとして、例えば特許文献2に開示されたようなねじ込み式のアンカーがある。この従来のアンカーは、軸部の一端側に第1螺子部を有し、他端側に第2螺子部を有する構成であり、スラブ表面に形成された孔に対し、一端側に設けられた第1螺子部をねじ込んでいくことにより、スラブ表面に取り付けられる。
ところで、上記特許文献1に記載された従来のアンカーは、安定した強度での取り付けが可能であり、しかも施工し易いという利点があるものの、部品点数が多いため、コストが高くなるという問題がある。
これに対し、上記特許文献2に記載された従来のアンカーは、軸部の一端側に第1螺子部を有し、他端側に第2螺子部を有する構成であるため、部品点数が少なく、コストが安くなるという利点がある。
しかし、上記特許文献2に記載された従来のアンカーは、天井スラブへの施工には適さない。なぜなら、ねじ込み式のアンカーは、スラブ表面に形成された孔にねじ込んで固定するだけであるため、孔に対して十分な強度で取り付けることができないからである。それ故、仮にねじ込み式のアンカーを天井スラブに形成された孔にねじ込んで使用すると、例えば地震発生時にねじ込んだ部分が緩み、アンカーが孔から離脱してしまう可能性がある。
ねじ込み式のアンカーが孔から離脱してしまうことを防止するためには、例えばねじ込み式のアンカーの第1螺子部を孔にねじ込んだ後、スラブ表面から突出した状態となる第2螺子部にナットを取り付け、そのナットをスラブ表面に対して強固に締め付けておくことが必要である。しかし、その場合、作業者は、ねじ込み式のアンカーを孔にねじ込む作業を行った後、第2螺子部にナットを取り付け、スパナなどを用いてナットを締め回す作業を行わなければならず、作業効率が著しく低下する。特に、天井スラブへ施工する場合、それらの作業を床面から行うことが難しいため、足場を組んだり、或いは、昇降リフトを用いて高所作業を行うことが必要となる。それ故、ねじ込み式のアンカー自体は安価であるにもかかわらず、施工コストが上昇するという問題がある。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決すべく、作業性に優れ、しかも施工コストの上昇を抑えることができるようにしたアンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、アンカー(1,1a)であって、軸部(2)の一端側に高さの異なる複数の螺子山(3a,3b)が形成された第1螺子部(3)と、前記軸部(2)の他端側に形成される第2螺子部(4)と、前記軸部(2)の他端側であって前記第2螺子部(4)の端部に形成され、前記第2螺子部(4)の直径よりも細幅に凸設又は凹設される係合部(6)と、前記第2螺子部(4)に予め装着されるナット(7,8)と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアンカー(1,1a)において、前記係合部(6)と前記ナット(7,8)との双方にアンカー施工具(10,30)が係合した状態で前記アンカー施工具(10,30)が回転されることに伴い、前記軸部(2)と前記ナット(7,8)とが一体的に回転して前記軸部(2)の一端側に形成された前記第1螺子部(3)がスラブ表面に形成された孔にねじ込まれ、前記第1螺子部(3)が前記孔に対して所定深さねじ込まれたときに前記係合部(6)が前記アンカー施工具(10,30)との係合状態を離脱し、前記アンカー施工具(10,30)が更に回転されることに伴い、前記軸部(2)が回転しない状態で前記ナット(7,8)が回転して前記第2螺子部(4)を前記スラブ表面に向かって進行し、前記ナット(7,8)の端面が前記スラブ表面に接合した状態に施工されることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、軸部(2)の一端側に形成される第1螺子部(3)と、前記軸部(2)の他端側に形成される第2螺子部(4)と、前記軸部(2)の他端側の端部に前記第2螺子部(4)の直径よりも幅細に凸設又は凹設される係合部(6)と、前記第2螺子部(4)に予め装着されるナット(7,8)とを有するアンカー(1,1a)を、スラブ表面に形成された孔にねじ込んで施工するアンカー施工具(10,30)であって、一端側に前記アンカー(1,1a)の前記第1螺子部(3)を突出させた状態で前記ナット(7,8)の装着された前記第2螺子部(4)を挿入可能な装着孔(12)が形成され、他端側に回転工具の先端を係合させた状態に装着可能な係合孔(18)が形成された施工具本体を有し、前記装着孔(12)の底部に、前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)と係合する第1の係合部(14,19)が形成され、前記装着孔(12)の内壁に、前記ナット(7,8)の側面と係合する第2の係合部(15)が形成されることを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、軸部(2)の一端側に形成される第1螺子部(3)と、前記軸部(3)の他端側に形成される第2螺子部(4)と、前記軸部(2)の他端側の端部に前記第2螺子部(4)の直径よりも幅細に凸設又は凹設される係合部(6)と、前記第2螺子部(4)に予め装着されるナット(7,8)とを有するアンカー(1,1a)を、スラブ表面に形成された孔にねじ込んで施工するアンカー施工方法であって、前記アンカー(1,1a)の前記ナット(7,8)が装着された前記第2螺子部(4)を挿入可能な装着孔(12)が形成されたアンカー施工具(10,30)の前記装着孔(12)に前記アンカー(1,1a)を差し込み、前記アンカー(1,1a)の前記第1螺子部(3)を突出させた状態で前記装着孔(12)の底部に形成された第1の係合部(14,19)を前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)に係合させると共に、前記装着孔(12)の内壁に形成された第2の係合部(15)を前記ナット(7,8)の側面に係合させる工程と、前記第1の係合部(14,19)が前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)に係合し、且つ、前記第2の係合部(15)が前記ナット(7,8)の側面に係合した状態で前記アンカー施工具(10,30)を回転させることにより、前記軸部(2)と前記ナット(7,8)とを供回りさせて前記アンカー(1,1a)の前記第1螺子部(3)を前記孔にねじ込んでいき、前記装着孔(12)の周縁部先端を前記スラブ表面に接触させる工程と、前記装着孔(12)の周縁部先端が前記スラブ表面に接触した後、前記第1の係合部(14,19)が前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)に係合し、且つ、前記第2の係合部(15)が前記ナット(7,8)の側面に係合した状態で前記アンカー施工具(10,30)を回転させることにより、前記軸部(2)と前記ナット(7,8)とを供回りさせて前記アンカー(1,1a)の前記第1螺子部(3)を前記孔に更にねじ込んでいき、前記第1の係合部(14,19)を前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)から離脱させる工程と、前記第1の係合部(14,19)が前記アンカー(1,1a)に設けられた前記係合部(6)から離脱した後、前記第2の係合部(15)が前記ナット(7,8)の側面に係合した状態で前記アンカー施工具(10,30)を更に回転させることにより、前記ナット(7,8)を回転させて前記第2螺子部(4)に沿って進行させ、前記ナット(7,8)の端部を前記スラブ表面に締着固定させる工程と、を有することを特徴とする構成である。
本発明によれば、アンカーを孔にねじ込む工程と、ナットを締着する工程とを一度の作業で行うことができるため、作業性に優れており、しかも施工コストの上昇を抑えることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下において参照する各図面では互いに共通する部材に同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態におけるアンカー1を示す図であり、図1(a)はその外観図を、図1(b)はその縦断面図を示している。このアンカー1は、天井スラブなどのスラブ表面に形成された孔に対してねじ込むことにより施工されるものである。アンカー1は、鉄やステンレスなどの金属によって棒状に構成される軸部2と、その軸部2に装着される金属製のナット7とを備えて構成される。
図1は本発明の第1実施形態におけるアンカー1を示す図であり、図1(a)はその外観図を、図1(b)はその縦断面図を示している。このアンカー1は、天井スラブなどのスラブ表面に形成された孔に対してねじ込むことにより施工されるものである。アンカー1は、鉄やステンレスなどの金属によって棒状に構成される軸部2と、その軸部2に装着される金属製のナット7とを備えて構成される。
軸部2は、その一端2a側に高さの異なる大小2つの螺子山3a,3bが交互に形成された第1螺子部3と、他端2b側に一般的なメートル螺子の雄螺子4aが形成された第2螺子部4と、第2螺子部4の他端2b側の端面に形成された凹部5により構成される係合部6とを有する。係合部6として形成される凹部5は、第2螺子部4よりも幅細に形成され、その周囲内壁が四角或いは六角状の形状を有している。尚、本実施形態では、凹部5が六角状に凹設されている場合を例示する。また第2螺子部4に形成された雄螺子4aはメートル螺子であるため螺子山の角度が60度であるのに対し、第1螺子部3に形成される2つの螺子山3a,3bの角度はいずれもメートル螺子の螺子山の角度よりも大きく、60度を超える角度に形成される。
ナット7は、例えば六角ナットとして構成され、その軸中心にメートル螺子の雌螺子7aが形成されており、軸方向に所定長さを有する。このナット7は、軸方向の長さが一般的なナットよりも長いロングナットとして構成され、軸部2に形成された第2螺子部4よりも長尺のナットであり、例えば第2螺子部4の2倍程度の長さを有している。ナット7は、例えばその上端が第2螺子部4の上端と中央の間に位置するように、予め第2螺子部4に装着される。図1(b)では、ナット7の上端が第2螺子部4のほぼ中央に位置するように装着された場合を例示している。これにより、軸部2の端部2bに形成された係合部6は、図1(b)に示すように第2螺子部4に装着されたナット7の内側に位置するようになる。
図2は上記アンカー1を施工する際に用いられるアンカー施工具10の一例を示す図であり、図2(a)はその外観斜視図を、図2(b)はその縦割り断面図を示している。このアンカー施工具10は、概略円筒状に構成され、軸方向に所定長さを有している。そしてアンカー施工具10の上端面11にはアンカー1を挿入して装着するための装着孔12が形成されており、下端面17には電動式などの回転工具の先端を係合させた状態に装着可能な係合孔18が形成される。装着孔12は、その上部が所定半径を有する円形孔16となっており、下部がアンカー1に装着されたナット7の外形に適合する六角孔15として構成される。そして六角孔15の底部中央には上端面11に向かって突設された六角柱状の係合突起14が形成されている。係合突起14及び六角孔15はアンカー1に係合させるために設けられた係合部13である。すなわち、係合突起14は、アンカー1の他端2b側の端面に形成された凹部5により構成される係合部6と係合する第1の係合部として構成され、六角孔15は、アンカー1のナット7の側面と係合する第2の係合部として構成される。またアンカー施工具10の下端面17に形成された係合孔18は、例えば六角孔として構成され、六角柱状の工具先端を挿入して回転工具と係合する。
図2に示すように装着孔12は、アンカー施工具10の上端面11から深さH1を有し、その底部に深さH2の六角孔15が形成される。また係合突起14は、装着孔12の底部から高さH3を有している。ここで、H1、H2及びH3の関係は、例えばH1>H2>H3である。すなわち、装着孔12の底部に形成される六角孔15の深さH2は、係合突起14の高さH3よりも大きくなるように形成される。また回転工具と係合する係合孔18の深さはH4である。そして本実施形態では、アンカー施工具10の上端面11から係合突起14の先端までの長さ(H1−H3)が、アンカー1の軸部2に形成された第2螺子部4の長さとほぼ同じ長さとなるように形成される。
図3は、アンカー施工具10にアンカー1を装着した状態を示す断面図である。作業者は、アンカー1を施工する際、図3に示すようにアンカー1をアンカー施工具10に装着する。すなわち、作業者は、アンカー施工具10の装着孔12に対してアンカー1のナット7の部分を挿入することにより、アンカー1をアンカー施工具10に装着する。このとき、ナット7の側面をアンカー施工具10の六角孔15に係合させると共に、アンカー施工具10の係合突起14をアンカー1の軸部2の他端2bに六角孔として形成された凹部5に挿入した状態に係合させる。尚、図3では、ナット7の下端が装着孔12の底部に接触している場合を例示しているが、これに限られるものではなく、係合突起14の先端14aがアンカー1の凹部5に挿入された状態のときにナット7の下端が装着孔12の底部から浮いた状態となっていても構わない。そして作業者は、アンカー1をアンカー施工具10に装着した後、図3に示すようにアンカー1の上端から軸部2に対してワッシャー20を更に取り付ける。このワッシャー20は、例えばナット7の上端面に載置された状態となる。
続いて図4乃至図9を参照しつつ、アンカー1を天井スラブ100の表面101に形成された孔102に施工する手順について説明する。まず作業者は、図4に示すようにアンカー1が装着されたアンカー施工具10の下端面17に形成された係合孔18に対し、回転工具の回転軸103の先端を挿入装着する。ここで、回転軸103として例えば数メートル程度の長尺状のものを用いることにより、作業者は床面に居ながら施工作業を行うことができるようになり、作業効率が良い。そして作業者は、アンカー施工具10に回転軸103をセットした状態でアンカー1の先端2aを天井スラブ100の表面101に形成した孔102に接合させ、回転工具を駆動する。これにより、図5に示すように回転軸103が右周り方向(R方向)に回転するので、アンカー施工具10がそれと共に回転する。
アンカー1は、軸部2の下端に形成された凹部5にアンカー施工具10の係合突起14が係合しているため、アンカー施工具10の回転に伴い、軸部2を回転させる。これにより、アンカー1の軸部2に形成された第1螺子部3が、図5に示すように孔102に対してねじ込まれていく。このとき、第1螺子部3の大小2つの螺子山3a,3bのうち、大きい螺子山3aは孔102の内壁を削りながら孔102の奥部に向かって進行し、小さい螺子山3bは孔102の内壁に当接した状態で軸ぶれなどを防止するガイド機能を発揮する。また大きい螺子山3aと小さい螺子山3bとの間には孔102の内壁と若干の隙間を生じるので、大きい螺子山3aによって削られた屑をその隙間に収容することができる。しかも、その隙間においてアンカー1のねじ込みによる圧力を削り屑に付与することで、アンカー1をより強固に固定することができるようになる。
またアンカー1の第2螺子部4に装着されているナット7もアンカー施工具10の六角孔15と係合しているため、軸部2が回転することに伴い、軸部2と一体的に回転する。つまり、この段階では、アンカー1における軸部2とナット7との相対的位置関係に変化は生じない。そしてアンカー1の第1螺子部3が孔102にねじ込まれていくことに伴い、アンカー施工具10は、その上端部を天井スラブ100の表面101に対して次第に接近させていく。
そして図6に示すようにアンカー施工具10の上端部10aが天井スラブ100の表面101に接触した状態となった後も、作業者は、回転工具の駆動を継続させる。これにより、回転軸103が右回り方向への回転を継続するので、軸部2とナット7とは供回りし続ける。その結果、軸部2に形成された第1螺子部3は、孔102に対して更に深くねじ込まれる。このとき、アンカー施工具10の上端部10aが天井スラブ100の表面101と接触する状態であるため、アンカー施工具10は孔102の軸方向に対して固定された状態である。そのため、アンカー施工具10の回転によって第1螺子部3が更に深くねじ込まれていくと、アンカー1は、アンカー施工具10の内側を孔102の奥部に向かって進行する。
そして第1螺子部3のほぼ全体が孔102にねじ込まれ、孔102の表面から第2螺子部4が突出した状態に至ると、図7に示すようにアンカー施工具10の係合突起14がアンカー1の軸部2に形成された凹部5から離脱する。その結果、回転軸103が回転することによる回転力が軸部2に伝達されなくなるため、軸部2は孔102にねじ込まれた状態で固定される。一方、軸部2が固定された状態となった後も、アンカー施工具10が回転することによる回転力は依然として六角孔15と係合しているナット7に伝達される。そのため、係合突起14の先端が軸部2の凹部5から離脱し、軸部2が回転しなくなった後においても、ナット7はアンカー施工具10と共に回転し、ナット7が第2螺子部4に沿って上昇する。
ナット7が第2螺子部4に沿って上昇し、図8に示すようにワッシャー20を挟んだ状態で天井スラブ100の表面101に当たると、アンカー施工具10を回転させるトルクが急激に上昇する。その回転トルクが所定値以上になると、ナット7が天井スラブ100の表面101に対して強固に締め付けられるのでアンカー1の取り付け強度が増し、天井スラブ100に対してアンカー1が良好に取り付けられた状態となる。そしてアンカー施工具10を下方に引き抜くと、図9に示すように天井スラブ100に対してアンカー1が施工された状態となる。本実施形態のアンカー1は、上述のように軸部2の第1螺子部3に形成した大きい螺子山3aの角度がメートル螺子の螺子山の角度よりも大きく、60度を超える角度に形成されているため、図9に示すように施工が完了した状態では、螺子山3aが天井スラブ100から削り取った部分の面積を一般的なメートル螺子よりも大きくすることができるので、螺子山3aと天井スラブ100との接触面積が大きくなり、摩擦力増加によるアンカー1の抜け止め効果を発揮する構造である。加えて、第2螺子部4に予め装着しているナット7を締め付けて天井スラブ100の表面101と接合させた状態にして強固に固定するため、ナット7の締め付けによってアンカー1の固定強度がより一層増大する。それ故、仮に大規模地震が発生した場合でも、アンカー1をねじ込んだ部分が緩んでしまうことを良好に防止でき、アンカー1が孔102から離脱してしまうことを未然に防止することが可能性である。
図9に示すようにアンカー1の施工が完了した後、ナット7の下半分の雌螺子部分7bに対し、吊りボルト105を装着する。そして吊りボルト105に対して空気調和機や天井パネル枠、各種配管構造などの天井構造物を取り付ける作業が別途行われる。
以上のように本実施形態では、ねじ込み式のアンカー1を施工する際、上述したアンカー施工具10を用いることで、アンカー1の第2螺子部4にナット7を予め装着した状態のままでアンカー1を孔102に施工することができる。すなわち、ナット7を装着したアンカー1をそのままアンカー施工具10の装着孔12に挿入して取り付け、アンカー施工具10の係合孔18に回転工具の回転軸103を係合させて回転工具を駆動することにより、アンカー1を孔102に施工することができる。このとき、アンカー施工具10の係合孔18に装着する回転軸103として長尺状のものを用いることにより、作業者は、床面に居ながら施工作業を行うことができるため、足場を組んだり、昇降リフトを用いたりする必要が無く、効率的に作業を進めることが可能である。また作業者は、回転工具を駆動してアンカー1を孔102に施工するときには、回転軸103のトルクが所定値以上となるまで回転工具の駆動を継続させることにより、アンカー1の第1螺子部3を孔102にねじ込む工程と、ナット7を天井スラブ100の表面101に接合させた状態に締め付ける工程とを一連の作業で同時に行うことが可能であり、効率よくアンカー1の施工が完了する。したがって、本実施形態のアンカー1及びアンカー施工具10を用いれば、従来よりも作業時間が短くなり、施工コストの上昇を抑えることができるようになる。
(第2実施形態)
図10は本発明の第2実施形態におけるアンカー1aを示す図であり、図10(a)はその外観図を、図10(b)はその縦断面図を示している。このアンカー1aは、第1実施形態と同様に、天井スラブなどのスラブ表面に形成された孔に対してねじ込むことにより施工されるものであり、鉄やステンレスなどの金属によって棒状に構成される軸部2と、その軸部2に装着される金属製のナット8とを備えて構成される。
図10は本発明の第2実施形態におけるアンカー1aを示す図であり、図10(a)はその外観図を、図10(b)はその縦断面図を示している。このアンカー1aは、第1実施形態と同様に、天井スラブなどのスラブ表面に形成された孔に対してねじ込むことにより施工されるものであり、鉄やステンレスなどの金属によって棒状に構成される軸部2と、その軸部2に装着される金属製のナット8とを備えて構成される。
軸部2は、第1実施形態と同様、その一端2a側に高さの異なる大小2つの螺子山3a,3bが交互に形成された第1螺子部3と、他端2b側に一般的なメートル螺子の雄螺子4aが形成された第2螺子部4とを有している。また本実施形態の軸部2は、第2螺子部4の他端2b側の端面に形成された凸部9により構成される係合部6を有している。係合部6として形成される凸部9は、第2螺子部4よりも幅細に形成され、その四角状或いは六角状の形状で下方に突出させたものである。尚、本実施形態では、凸部9が六角状に凸設されている場合を例示する。ナット8は、例えば一般的な六角ナットとして構成される。このナット8は、例えば第2螺子部4のほぼ中央に位置するように、予め第2螺子部4に装着される。
図11は上記アンカー1aを施工する際に用いられるアンカー施工具30の一例を示す図であり、アンカー施工具30に対してアンカー1aを装着した状態を示している。アンカー施工具30は、概略円筒状に構成され、軸方向に所定長さを有している。そして第1実施形態と同様に、アンカー施工具30の上端面にはアンカー1aを挿入して装着するための装着孔12が形成されており、下端面には電動式などの回転工具の先端を係合させた状態に装着可能な係合孔18が形成される。装着孔12は、その上部が所定半径を有する円形孔となっており、下部がアンカー1aに装着されたナット8の外形に適合する六角孔15として構成される。そして六角孔15の底部中央には、アンカー1aの他端2b側に形成された凸部9と係合する凹部19が形成されている。凹部19は、アンカー1aの凸部9と係合する係合部である。
作業者は、アンカー1aを施工する際、図11に示すようにアンカー1aをアンカー施工具30に装着する。すなわち、作業者は、アンカー施工具30の装着孔12に対してアンカー1aのナット8が装着された第2螺子部4を挿入することにより、アンカー1aをアンカー施工具30に装着する。このとき、ナット8の側面をアンカー施工具30の六角孔15に係合させると共に、アンカー施工具30の凹部19に対してアンカー1aの軸部2の他端2bに形成された凸部9を挿入した状態に係合させる。そして作業者は、アンカー1aをアンカー施工具30に装着した後、図11に示すようにアンカー1aの上端から軸部2に対してワッシャー20を更に取り付ける。
続いて図12乃至図16を参照しつつ、アンカー1aを天井スラブ100の表面101に形成された孔102に施工する手順について説明する。まず作業者は、図12に示すようにアンカー1aが装着されたアンカー施工具30の下端面に形成された係合孔18に対し、回転工具の回転軸103の先端を挿入装着する。第1実施形態でも説明したように回転軸103として例えば数メートル程度の長尺状のものを用いることにより、作業者は床面に居ながら施工作業を行うことができるようになり、作業効率が良い。そして作業者は、アンカー施工具30に回転軸103をセットした状態でアンカー1aの先端2aを天井スラブ100の表面101に形成した孔102に接合させ、回転工具を駆動する。これにより、図13に示すように回転軸103が右周り方向(R方向)に回転するので、アンカー施工具10がそれと共に回転する。
アンカー1aは、軸部2の下端に形成された凸部9がアンカー施工具30の凹部19に係合しているため、アンカー施工具30の回転に伴い、軸部2を回転させる。これにより、アンカー1の軸部2に形成された第1螺子部3が、図12に示すように孔102に対してねじ込まれていく。またアンカー1aの第2螺子部4に装着されているナット8もアンカー施工具30の六角孔15と係合しているため、軸部2が回転することに伴い、軸部2と一体的に回転する。つまり、この段階では、アンカー1aにおける軸部2とナット8との相対的位置関係に変化は生じない。そしてアンカー1aの第1螺子部3が孔102にねじ込まれていくことに伴い、アンカー施工具30は、その上端部を天井スラブ100の表面101に対して次第に接近させていく。
そして図13に示すようにアンカー施工具30の上端部が天井スラブ100の表面101に接触した状態となった後も、作業者は、回転工具の駆動を継続させる。これにより、回転軸103が右回り方向への回転を継続するので、軸部2とナット7とは供回りし続ける。その結果、軸部2に形成された第1螺子部3は、孔102に対して更に深くねじ込まれる。このとき、アンカー施工具30の上端部が天井スラブ100の表面101と接触しているため、アンカー施工具30は孔102の軸方向に対して固定された状態である。そのため、アンカー施工具30の回転によって第1螺子部3が更に深くねじ込まれていくと、アンカー1aは、アンカー施工具30の内側を孔102の奥部に向かって上昇していく。
そして第1螺子部3のほぼ全体が孔102にねじ込まれ、孔102の表面から第2螺子部4が突出した状態に至ると、図14に示すようにアンカー1aの凸部9がアンカー施工具30の凹部19から離脱する。その結果、回転軸103の回転力が軸部2に伝達されなくなるため、軸部2は孔102にねじ込まれた状態で固定される。一方、軸部2が固定された状態となった後も、アンカー施工具30が回転することによる回転力は依然として六角孔15と係合しているナット8に伝達される。そのため、凸部9が凹部19から離脱し、軸部2が回転しなくなった後においても、ナット8はアンカー施工具30と共に回転し、ナット8が第2螺子部4に沿って上昇する。
ナット8が第2螺子部4に沿って上昇し、図15に示すようにワッシャー20を挟んだ状態で天井スラブ100の表面101に当たると、アンカー施工具30を回転させるトルクが急激に上昇する。その回転トルクが所定値以上になると、ナット8が天井スラブ100の表面101に対して強固に締め付けられるのでアンカー1aの取り付け強度が増し、天井スラブ100に対してアンカー1aが良好に取り付けられた状態となる。そしてアンカー施工具30を下方に引き抜くと、図16に示すように天井スラブ100に対してアンカー1aが施工された状態となる。
本実施形態のアンカー1aは、第1実施形態と同様に、軸部2の第1螺子部3に形成した大きい螺子山3aの角度がメートル螺子の螺子山の角度よりも大きく、60度を超える角度に形成されているため、図16に示すように施工が完了した状態において螺子山3aと天井スラブ100との接触面積が大きくなり、摩擦力増加によるアンカー1の抜け止め効果を発揮する。加えて、第2螺子部4に予め装着しているナット8を締め付けて天井スラブ100の表面101と接合させた状態にして強固に固定するため、ナット8の締め付けによってアンカー1aの固定強度がより一層増大する。それ故、仮に大規模地震が発生した場合でも、アンカー1aをねじ込んだ部分が緩んでしまうことを良好に防止でき、アンカー1aが孔102から離脱してしまうことを未然に防止することが可能性である。そして図13に示すようにアンカー1aの施工が完了した後、ナット8の下方に露出している第2螺子部4の雄螺子4aに対し、天井構造物を取り付ける作業が別途行われる。
以上のように本実施形態では、ねじ込み式のアンカー1aを施工する際、上述したアンカー施工具30を用いることで、アンカー1aの第2螺子部4にナット8を予め装着した状態のままでアンカー1aを孔102に施工することができる。すなわち、ナット8を装着したアンカー1aをそのままアンカー施工具30の装着孔12に挿入して取り付け、アンカー施工具30の係合孔18に回転工具の回転軸103を係合させて回転工具を駆動することにより、アンカー1aを孔102に施工することができる。このとき、アンカー施工具30の係合孔18に装着する回転軸103として長尺状のものを用いることにより、作業者は、床面に居ながら施工作業を行うことができるため、足場を組んだり、昇降リフトを用いたりする必要が無く、効率的に作業を進めることが可能である。また作業者は、回転工具を駆動してアンカー1aを孔102に施工するときには、回転軸103のトルクが所定値以上となるまで回転工具の駆動を継続させることにより、アンカー1aの第1螺子部3を孔102にねじ込む工程と、ナット8を天井スラブ100の表面101に接合させた状態に締め付ける工程とを一連の作業で同時に行うことが可能であり、効率よくアンカー1aの施工が完了する。したがって、本実施形態のアンカー1a及びアンカー施工具30を用いれば、従来よりも作業時間が短くなり、施工コストの上昇を抑えることができるようになる。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態において説明したものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態において説明したものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では主として天井スラブ100に対してアンカー1,1aを施工する場合について説明したが、上述したアンカー1,1aの施工対象は天井スラブに限られるものではない。すなわち、壁面や床面に形成した孔に対してアンカー1,1aを施工する場合であっても、第1螺子部3を孔にねじ込む工程と、ナット7,8をスラブ表面に接合させた状態に締め付ける工程とを一連の作業で同時に行うことが可能であり、作業効率を向上させることができるものである。
1,1a アンカー
10,30 アンカー施工具
3 第1螺子部
4 第2螺子部
7,8 ナット
5 凹部(係合部)
6 係合部
9 凸部(係合部)
12 装着孔
14 係合突起(第1の係合部)
15 六角孔(第2の係合部)
19 凹部(第1の係合部)
10,30 アンカー施工具
3 第1螺子部
4 第2螺子部
7,8 ナット
5 凹部(係合部)
6 係合部
9 凸部(係合部)
12 装着孔
14 係合突起(第1の係合部)
15 六角孔(第2の係合部)
19 凹部(第1の係合部)
Claims (4)
- 軸部の一端側に高さの異なる複数の螺子山が形成された第1螺子部と、
前記軸部の他端側に形成される第2螺子部と、
前記軸部の他端側であって前記第2螺子部の端部に形成され、前記第2螺子部の直径よりも細幅に凸設又は凹設される係合部と、
前記第2螺子部に予め装着されるナットと、
を備えることを特徴とするアンカー。 - 前記係合部と前記ナットとの双方にアンカー施工具が係合した状態で前記アンカー施工具が回転されることに伴い、前記軸部と前記ナットとが一体的に回転して前記軸部の一端側に形成された前記第1螺子部がスラブ表面に形成された孔にねじ込まれ、前記第1螺子部が前記孔に対して所定深さねじ込まれたときに前記係合部が前記アンカー施工具との係合状態を離脱し、前記アンカー施工具が更に回転されることに伴い、前記軸部が回転しない状態で前記ナットが回転して前記第2螺子部を前記スラブ表面に向かって進行し、前記ナットの端面が前記スラブ表面に接合した状態に施工されることを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
- 軸部の一端側に形成される第1螺子部と、前記軸部の他端側に形成される第2螺子部と、前記軸部の他端側の端部に前記第2螺子部の直径よりも幅細に凸設又は凹設される係合部と、前記第2螺子部に予め装着されるナットとを有するアンカーを、スラブ表面に形成された孔にねじ込んで施工するアンカー施工具であって、
一端側に前記アンカーの前記第1螺子部を突出させた状態で前記ナットの装着された前記第2螺子部を挿入可能な装着孔が形成され、他端側に回転工具の先端を係合させた状態に装着可能な係合孔が形成された施工具本体を有し、
前記装着孔の底部に、前記アンカーに設けられた前記係合部と係合する第1の係合部が形成され、
前記装着孔の内壁に、前記ナットの側面と係合する第2の係合部が形成されることを特徴とするアンカー施工具。 - 軸部の一端側に形成される第1螺子部と、前記軸部の他端側に形成される第2螺子部と、前記軸部の他端側の端部に前記第2螺子部の直径よりも幅細に凸設又は凹設される係合部と、前記第2螺子部に予め装着されるナットとを有するアンカーを、スラブ表面に形成された孔にねじ込んで施工するアンカー施工方法であって、
前記アンカーの前記ナットが装着された前記第2螺子部を挿入可能な装着孔が形成されたアンカー施工具の前記装着孔に前記アンカーを差し込み、前記アンカーの前記第1螺子部を突出させた状態で前記装着孔の底部に形成された第1の係合部を前記アンカーに設けられた前記係合部に係合させると共に、前記装着孔の内壁に形成された第2の係合部を前記ナットの側面に係合させる工程と、
前記第1の係合部が前記アンカーに設けられた前記係合部に係合し、且つ、前記第2の係合部が前記ナットの側面に係合した状態で前記アンカー施工具を回転させることにより、前記軸部と前記ナットとを供回りさせて前記アンカーの前記第1螺子部を前記孔にねじ込んでいき、前記装着孔の周縁部先端を前記スラブ表面に接触させる工程と、
前記装着孔の周縁部先端が前記スラブ表面に接触した後、前記第1の係合部が前記アンカーに設けられた前記係合部に係合し、且つ、前記第2の係合部が前記ナットの側面に係合した状態で前記アンカー施工具を回転させることにより、前記軸部と前記ナットとを供回りさせて前記アンカーの前記第1螺子部を前記孔に更にねじ込んでいき、前記第1の係合部を前記アンカーに設けられた前記係合部から離脱させる工程と、
前記第1の係合部が前記アンカーに設けられた前記係合部から離脱した後、前記第2の係合部が前記ナットの側面に係合した状態で前記アンカー施工具を更に回転させることにより、前記ナットを回転させて前記第2螺子部に沿って進行させ、前記ナットの端部を前記スラブ表面に締着固定させる工程と、
を有することを特徴とするアンカー施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015118110A JP2017002575A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015118110A JP2017002575A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017002575A true JP2017002575A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57753620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015118110A Pending JP2017002575A (ja) | 2015-06-11 | 2015-06-11 | アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017002575A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018145619A (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-20 | エヌパット株式会社 | 拡張アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
US10252383B2 (en) | 2016-03-15 | 2019-04-09 | Fanuc Corporation | Bolting tool and bolt mounting jig |
-
2015
- 2015-06-11 JP JP2015118110A patent/JP2017002575A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10252383B2 (en) | 2016-03-15 | 2019-04-09 | Fanuc Corporation | Bolting tool and bolt mounting jig |
JP2018145619A (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-20 | エヌパット株式会社 | 拡張アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6047382B2 (ja) | アンカーおよびアンカー施工方法 | |
JP2012026571A (ja) | アンカー | |
JP6202448B2 (ja) | インサートアンカーボルトの取付治具 | |
JP2017002575A (ja) | アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 | |
JP2006507450A (ja) | 前面取付型保持機構 | |
JP2008179991A (ja) | 足場用壁つなぎ取付ボルト | |
JP2010007849A (ja) | 締結具 | |
JP6246575B2 (ja) | あと施工アンカー、アンカー施工具および施工方法 | |
KR20110046071A (ko) | 세트 앵커볼트 | |
KR20160008803A (ko) | 앵커볼트 조립체 | |
JP6608685B2 (ja) | 拡張アンカー | |
TWI688713B (zh) | 金屬膨脹錨栓 | |
KR101582258B1 (ko) | 세트 앵커 볼트 | |
KR20170002262A (ko) | 고정안정성 증대용 결합면을 갖는 고정구 세트 | |
JP5670265B2 (ja) | アンカーボルト、アンカー金具、連結ナットおよび締付ナット | |
KR200308005Y1 (ko) | 콘크리트용 앵커볼트 | |
JP6667808B2 (ja) | アンカー、アンカー施工具及びその施工方法 | |
KR200358617Y1 (ko) | 건축외장용 석재 고정구 | |
WO2017175659A1 (ja) | 吊りボルト支持金具 | |
KR200498294Y1 (ko) | 앙카볼트 조립체 | |
KR200343672Y1 (ko) | 앵커볼트 | |
JP7267813B2 (ja) | アンカー、アンカー抜取用工具、アンカーユニット、アンカーの撤去方法 | |
JP5061012B2 (ja) | 接続具 | |
JP5004605B2 (ja) | ボルト受け金物及び木製骨組部材の接合部構造 | |
JP2017201095A (ja) | アンカー、アンカー施工具及びその施工方法 |