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JP5990116B2 - コネクタの防水構造 - Google Patents

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JP5990116B2
JP5990116B2 JP2013041764A JP2013041764A JP5990116B2 JP 5990116 B2 JP5990116 B2 JP 5990116B2 JP 2013041764 A JP2013041764 A JP 2013041764A JP 2013041764 A JP2013041764 A JP 2013041764A JP 5990116 B2 JP5990116 B2 JP 5990116B2
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、コネクタの防水構造に係り、特に、シールド電線を接続するものに関する。
従来、図5〜図7に示すようなコネクタの防水構造201が知られている。
従来のコネクタの防水構造201では、シールド電線203とシールド編組線204との編組線カシメ部205を、シールキャップ207とゴム栓209とで防水している。また、従来のコネクタの防水構造201では、ハウジング側は、シリコン樹脂211をポッティングすることで防水している。
また、従来、特許文献1に示すような防水構造が知られている。
特許文献1に記載の防水構造では、シールド電線のシールド接続部および端子と芯線との接続部の防水をするために、シールド電線のシールド編組線に接続されたシールドターミナルをパッキンに被着し、また、シールド電線の周囲に形成されたエラストマ部を含めハウジングをインサート成形している。
特開2011−222398号公報
ところで、従来のコネクタの防水構造201では、ポッティングしたシリコン樹脂211が固まるまである程度の時間を要し、防水構造201を備えたコネクタの生産性が悪いという問題がある。
なお、シリコン樹脂211が固まるまで傾いていない場所に保管する必要があり、この保管場所のためのスペースが必要になる。また、シリコン樹脂211の内部に気泡が入り込んで防水性が低下するおそれがあるが、シリコン樹脂211が固まってしまうと、シリコン樹脂211の内部に気泡が存在するか否か容易には確認することができない。
また、特許文献1に示すような防水構造を備えたコネクタでは、シールド電線のそれぞれにエラストマ部を設けなければならず、製造コストが増える。そこで、その代替として図7で示す圧着部213のみをにポッティングすることも考えられるが、この場合には、シールキャップ207が必要になり、部品点数が多くなってしまうという問題がる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来よりも部品点数が少なく生産性が高いコネクタの防水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ハウジングと、前記ハウジングから延出しているシールド電線と、筒状に形成され、前記シールド電線が内側を通るようにして一端部が前記ハウジングに係合し、他端部が前記シールド電線のシールド編組線に接合されているシールドターミナルと、リング状に形成され、前記ハウジングと前記シールドターミナルとの係合部の隙間をシールするシール材と、筒状に形成され、前記シールドターミナルの他端側の部位が内側に入り込むようにして一端部が前記シールドターミナルに係合し、前記シールド電線が内側を通過するようにして他端部が前記シールド電線の外側被覆体に係合し、前記各係合によって、前記シールドターミナルと前記シールド編組線との接合部をシールするシールキャップとを有するコネクタの防水構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタの防水構造において、筒状部を備え、前記シールド電線が前記筒状部の内側を通り前記シールドターミナルと前記シールキャップとが前記筒状部の内側に入り込むようにして、前記ハウジングに設置されているシールドシェルを有し、前記シールド電線は、前記シールドシェルから延出し始める部位が電線カバーを介して前記シールドシェルの筒状部で支持されているコネクタの防水構造である。
本発明によれば、従来よりも部品点数が少なく生産性が高いコネクタの防水構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るコネクタの防水構造が採用されているコネクタの斜視図である。 図1におけるII矢視図である。 図2におけるIII−III断面を示す図である。 図3におけるIV部の拡大図である。 従来のコネクタの防水構造が採用されているコネクタの斜視図である。 従来のコネクタの防水構造が採用されているコネクタの断面図である。 図6におけるVII部の拡大図である。
本発明の実施形態に係るコネクタの防水構造(端子のシール構造)1が採用されているコネクタ3は、たとえば、A/C用の高圧コネクタであり、車載用のインバータに設置されて使用される。
以下、説明の便宜のために、コネクタ3における所定の一方向を前後方向とし、この前後方向に対して直交する所定の一方向を上下方向とし、前後方向と上下方向とに対して直交する所定の一方向を横方向とする。
コネクタの防水構造1は、図1〜図4で示すように、ハウジング5とシールド電線7とシールドターミナル9とシール材11とシールキャップ13とを備えて構成されている。
ハウジング5は、たとえば、絶縁性の合成樹脂で構成されている。また、ハウジング5は、ハウジング本体部15と他機器係合部17とシールドターミナル係合部19とを備えて構成されている。他機器係合部17は、ハウジング本体部15の前方上側に設けられている。コネクタ3がインバータ等の他の機器に設置されるときに他機器係合部17が他の機器と係合するようになっている。
シールドターミナル係合部19には、シールドターミナル9が係合するようになっている。また、シールドターミナル係合部19は、ハウジング本体部15の後方でハウジング本体部15の下側に突出して設けられている。シールドターミナル係合部19は高さ寸法が小さい円柱状に形成されている。シールドターミナル係合部19の軸(中心軸)の延伸方向は、上下方向になっている。
シールド電線7は、芯線21と内側被覆体23とシールド編組線25と外側被覆体27とを備えて、たとえば細長い円柱状に形成されている。芯線21は、金属等の導線で構成されており、内側被覆体23は絶縁性の合成樹脂で構成されており芯線21を覆っている。シールド編組線25は、金属等の素線を編んで筒状に形成されており、内側被覆体23を覆っている。外側被覆体27は絶縁性の合成樹脂を構成されておりシールド編組線25を覆っている。
シールド電線7は、上下方向に延伸しており、長手方向の一端部(上端部)が(長手方向の一端部で外側被覆体27とシールド編組線25とが除かれていることで露出している芯線21と内側被覆体23とが)ハウジング5内に入り込んでいる。また、シールド電線7(芯線21と内側被覆体23とシールド編組線25と外側被覆体27)の長手方向の他端部(下側の部位)はハウジング5から延出している。
シールド電線7は、ハウジング5のシールドターミナル係合部19の下端から下方に延伸している。シールドターミナル係合部19の軸とシールド電線7の軸(中心軸)とはお互いが一致している。
シールドターミナル9は、金属等の導電性の材料で筒状に形成されている。また、シールドターミナル9は、延出しているシールド電線7が内側を通るようにして、軸の延伸方向(上下方向)の一端部(上端部)がハウジング5(シールドターミナル係合部19)に係合しており、軸の延伸方向(上下方向)の他端部(下端部)が延出しているシールド電線7のシールド編組線25に接合されている。
すなわち、シールドターミナル9の上端部の内側にシールドターミナル係合部19が入り込んでいる。また、シールドターミナル9は、シールドターミナル係合部19の下端から下側に突出している。シールドターミナル9の突出長さは、シールド電線7の延出長さよりも短くなっている。シールド電線7の中心軸とシールドターミナル9の中心軸とはお互いがほぼ一致している。
シール材11は、ゴム等の絶縁性と弾性とを備えた材料でリング状に形成されている。そして、シール材(たとえばOリング)11は、ハウジング5とシールドターミナル9との間の隙間のシールをするためにハウジング5(シールドターミナル係合部19)とシールドターミナル9との間に設けられている。
シールドターミナル係合部19の外周には、リング状の凹部29が設けられており、Oリング11は凹部29に入り込んでいる。そして、Oリング11が設置されたシールドターミナル係合部19にシールドターミナル9が設置された状態では、Oリング11の内周がリング状の凹部29の底面に接触し、Oリング11の外周がシールドターミナル9の内面に接触し、上述したシールがなされている。
シールキャップ13は、ゴム等の非導電性(絶縁性)の材料で筒状に形成されている。また、シールキャップ13は、シールドターミナル9の軸の延伸方向の他端側の部位(中間部から他端にかけての部位)が内側に入り込むようにして、軸の延伸方向の一端部がシールドターミナルに係合している。
シールキャップ13は、ハウジング5から離れた側にシールドターミナル9よりも長く延びている。延出しているシールド電線7がシールキャップ13の内側を通過するようにして、シールキャップ13の軸の延伸方向の他端部がシールド電線7の外側被覆体27に係合している。そして、上述した各係合によって、シールドターミナル9とシールド編組線25との接合部31が、シールキャップ13の軸の延伸方向の中間部でシールキャップ13の内側に位置して、シールドターミナル9とシールド編組線25との接合部31がシールされている。
さらに説明すると、筒状のシールキャップ13の軸(中心軸)の延伸方向は、上下方向になっている。シールキャップ13は、この上端部がシールドターミナル9の上下方向の中間部に係合している。すなわち、シールキャップ13の長手方向の一端部(上端部)の内側にシールドターミナル9の縦方向の中間部が入り込んでいる。なお、シールキャップ13の下端は、シールドターミナル9の下端よりも下方に位置しており、シールド電線7は、シールキャップ13よりもさらに下方に延びている。シールド電線7の中心軸とシールキャップ13の中心軸とがお互いがほぼ一致している。
シールキャップ13の上端部がシールドターミナル9に係合することで、シールキャップ13の上端部とシールキャップ13の上端部が係合しているシールドターミナル9の部位とが、水等を通す隙間が存在しない状態で密着している。また、シールキャップ13の下端部がシールド電線7の外側被覆体27に係合することで、シールキャップ13の下端部とシールキャップ13の下端部が係合している外側被覆体27の部位とが、水等を通す隙間が存在しない状態で密着している。
そして、ハウジング5とOリング11とシールドターミナル9とシールキャップ13とシールド電線7とにより、シールキャップ13の内側に円筒状の閉空間33が形成されている。この閉空間33内に、ハウジング5から延出しているシールド電線7の所定の部位(シールキャップ13の下端部に係合している部位からハウジング5に入り込む部位)と、シールドターミナル9とシールド編組線25との接合部31とが存在することで、シールド電線7の所定の部位と接合部31とがシールされている。すなわち、シールド電線7の所定の部位と接合部31とが存在している閉空間33内には外部から水等が入り込まないようになっている。なお、閉空間33は、シールドターミナル9により2つの部屋になっている(図4参照)。
コネクタ3は、上述したように、車載されている他の機器に設置されて使用されるようになっている。コネクタ3が他の機器に設置された状態では、コネクタ3は防水されていおり、コネクタ3の内部に水等が入り込まないようになっている。
すなわち、ハウジング5の他機器係合部(フード部)17の外周に設けられているパッキン35でシールされていることで、ハウジング5のフード部17には、外部から水等が入り込まないようになっている。さらに、シールド電線7の上端部がたとえばインサート成形によってハウジング5内に入り込んでいることで、ハウジング5側からも、閉空間33内に水等が入り込まないようになっている(図3や図4において閉空間33の上方からハウジング5等を通って水等が入り込まないようになっている)。
そして、コネクタ3では、ハウジング5の防水とシールド電線7の防水とが共用化されている。従来のものでは、シールドターミナルとシールド編組線との接合部のシールと、端子とシールド電線の芯線とが接続されている部位とのシールとが独立してなされている。すなわち、従来のものでは、シールドターミナルとシールド編組線との接合部が存在している閉空間と、端子とシールド電線の芯線とが接続されている部位が存在している閉空間とがつながっておらず独立している。
これに対して、コネクタ3では、シールドターミナル9とシールド編組線25との接合部31が存在している閉空間33が、シールド電線7にインサート成形されたハウジング5と、Oリング11と、シールドターミナル9と、シールキャップ13と、ハウジング5から延出しているシールド電線7とでシールされており、閉空間33内に水等が入り込まないようになっている。
また、コネクタの防水構造1は、シールドシェル37を備えて構成されている。シールドシェル37は、金属等の導電性の材料で構成されており、シールドシェル筒状部39を備えており、ハウジング5に設置されている。そして、延出しているシールド電線7がシールドシェル筒状部39の内側を通り、シールドターミナル9とシールキャップ13とがシールドシェル筒状部39の内側に入り込んでいる。シールドターミナル9はシールドシェル37に接触し導通している。これにより、シールド電線7のシールド編組線25とシールドシェル37とはお互いが導通している。
シールド電線7は、シールドシェル37から延出し始める部位が、筒状の電線カバー(シールド電線7を保持する電線カバー)41を介してシールドシェル37のシールドシェル筒状部39(筒状部39下端の開口部)で支持されている。
コネクタの防水構造1についてさらに詳しく説明する。
ハウジング5の下方で突出している円柱状のシールドターミナル係合部19は、2つ設けられており、横方向にならんでいる。一対のシールドターミナル係合部19のそれぞれから、シールド電線7が延出している。すなわち、ハウジング5からは、2本のシールド電線7が延出している。
コネクタ3の他機器係合部17内には、端子47とヒューズ49とが設けられている。端子47は、コネクタ3が他の機器に設置されたときに他の機器の端子に接合されるようになっている。端子47も2つ設けられており、横方向にならんでいる。一対のシールド電線7は、前述したようにハウジング5内に入り込んでいる。そして、ハウジング5内に入り込んでいる一対のシールド電線7のうちの一方のシールド電線7の芯線は、一対の端子47のうちの一方の端子47に接続されており、ハウジング5内に入り込んでいる一対のシールド電線7のうちの他方のシールド電線の芯線は、一対の端子47のうちの他方の端子に接続されている。ヒューズ49は、一対の端子47の間に設けられている。
シールドシェル37は、殻状(一定の厚さをもった立体形状)に形成されており、前側シールドシェル43と後側シールドシェル45とに分割されている。
前側シールドシェル43は、半円柱側面形状のものを2つつなげた形状になっている。後側シールドシェル45は、枡状部51と前側突出部53と下側突出部55とを備えて構成されている。下側突出部55は、前側シールドシェル43と同形状に形成されている。
シールドシェル37がハウジング5に設置された状態では、前側シールドシェル43と後側シールドシェル45の下側突出部55とが突き合わされて、シールドシェル筒状部39が形成され、シールドシェル筒状部39がハウジング5のシールドターミナル係合部19とこの下方に位置しているシールキャップ13(シールドターミナル9とシールド電線7の所定の部位とを含む)とを覆っている。枡状部51は、ハウジング本体部15の後側を覆っている。
シールドシェル37の筒状部39の軸(中心軸)の延伸方向は、すでに理解されるように、上下方向になっている。シールドシェル筒状部39の中心軸とシールド電線7の中心軸はお互いがほぼ一致している。また、シールドシェル筒状部39は、シールドターミナル係合部19の下端よりも下側に突出している。シールドシェル筒状部39の下端は、シールキャップ13の下端よりも下方に位置しており、シールド電線7は、シールドシェル筒状部39下端の開口部を通ってさらに下方に延伸している。
電線カバー41はリング状に形成されており、シールドシェル筒状部39の下端の円形状の開口部の内周に設置されている。そして、一対の鍔部57で、下端が縮径しているシールドシェル筒状部39下端の開口部とこの近傍の部位を挟み込み、シールドシェル筒状部39下端の開口部で、電線カバー41がシールドシェル37に一体的に設置されている。
電線カバー41の外周は、シールドシェル筒状部39の開口部に接しており、電線カバー41の内周はシールド電線7に接している。これにより、シールド電線7が電線カバー41を介してシールドシェル37に支持されている。
シールド電線7の上端から下方に所定の距離だけ離れている部位を第1の部位とし、上端から下方に第1の部位よりもさらに離れている部位を第2の部位とし、上端から下方に第2の部位よりもさらに離れている部位を第3の部位とし、上端から下方に第3の部位よりもさらに離れている部位を第4の部位とする。
シールド電線7は、上端と第1の部位との間は、芯線21だけになっている。第1の部位と第3の部位との間は、外側被覆体27とシールド編組線25とが除去されて芯線21と内側被覆体23だけになっている。第3の部位と第4の部位との間は、外側被覆体27が除去されている。第2の部位よりも上側の部位が、ハウジング5内に入り込んでいる。ハウジング内に入り込んでいる芯線21は、たとえば、バスバ59を介して端子47に接続されている。
なお、コネクタ3では、シールド電線7の第2の部位から上の部分、バスバ59、端子47の後側の部位は、インサート成形によってハウジング5に埋め込まれてハウジング5と一体化しているが、インサート成形以外の方法によって、シールド電線7の第2の部位から上の部分等が、ハウジング5に入り込み設置されていてもよい。たとえば、ハウジング5を分割構造とし、分割されているハウジングの構成部品(予め成形された構成部品)を組立等することで、シールド電線7の第2の部位から上の部分等を、ハウジング5に設置するようにしてもよい。
シールドターミナル9は、大径部61と中径部63と小径部65とを備えて構成されている。大径部61と中径部63との間は円板状の連結部67でつながっており、中径部63と小径部65との間は円板状の連結部69でつながっている。
そして、大径部61が上側に位置し小径部65が下側に位置し中径部63が大径部61と小径部65との間に位置し、大径部61の内側に、ハウジング5のシールドターミナル係合部19が入り込んで、ハウジング5に係合している。小径部65は、シールド編組線25で囲まれている。小径部65を囲んでいるシールド編組線25は、シールドパイプ71で囲まれている。
また、シールドパイプ71でカシメることで、小径部65とシールド編組線25とシールドパイプ71とが一体化して、シールドターミナル9とシールド編組線25とがお互いに接続されている。
シールキャップ13は、大内径部73と小内径部75とを備えて構成されている。シールキャップ13の外径はほぼ一定の値になっている。
そして、大内径部73が上側に位置し小内径部75が下側に位置し、大内径部73の上端側の部位の内側に、シールドターミナル9の中径部63が入り込んで、大内径部73の上端側の部位とシールドターミナル9の中径部63とがお互いに密着し、シールがなされている。
また、小内径部75の上端は上下方向で、第4の部位(シールド電線7の外側被覆体27の上端)よりも下方に位置している。そして、小内径部75の内側にシールド電線7が入り込んで、小内径部75とシールド電線7の外側被覆体27とがお互いに密着し、シールがなされている。なお、シールドパイプ71によってシールドターミナル9の小径部65とシールド編組線25とお互いに接続されている接合部31は、上下方向で、大内径部73の上端側の部位と小内径部75との間に存在している。
シールキャップ13の上端は、シールドターミナル9の大径部61の下端(連結部67)に接しており、シールキャップ13の下端は、電線カバー41に接している。これにより、シールキャップ13の上下方向の移動は規制されている。
シールドシェル37の筒状部39は、シールドターミナル9とシールキャップ13とを囲んでおり、シールドターミナル9の大径部61とシールドシェル筒状部39とはお互いが接触している。これにより、シールドシェル37とシールド編組線25とが、シールドターミナル9を介してお互いに導通している。
また、シールドシェル筒状部39には、他の部位よりも内径が小さくなっている環状の縮径部(シールキャップ押圧部)77が設けられている。縮径部77は、上下方向で、シールドターミナル9の中径部63のところ(シールキャップ13の大内径部73の上端側の部位の中間)に設けられており、シールドシェル筒状部39の周方向で断続的に設けられている凹部(内側に凹んでいる部位)で構成されている。そして、縮径部77は、シールキャップ13の大内径部73が縮径するように、シールキャップ13をシールドターミナル9の中径部63側に付勢している。これにより、縮径部77で押圧されている部位で、シールキャップ13とシールドターミナル9の中径部63との密着度が高まっており、シール性が一層向上している。
また、シールキャップ13の所定の部位(大内径部73の所定の部位)の外周には、リング状の溝79が複数設けられている。上記所定の部位は、上下方向で、シールドターミナル9の中径部63の下端と、小内径部75の上端との間に位置している。
各溝79は上下方向で所定の間隔をあけて設けられており、溝79の底部では、シールキャップ13の外径が他の部位の外径よりも小さくなっている。
複数の溝79が上下方向にならんでいることで、溝79が設けられているシールキャップ13の部位の外形はベローズ状(ジャバラ状)になっている。これにより、シールキャップ13の曲がりによる隙間(シールド電線7の外側被覆体27とシールキャップ13の小内径部75との間の隙間)が発生し難くなっている。
コネクタ3では、シールドターミナル9の大径部61とハウジング5のシールドターミナル係合部19との間がOリング11でシールされており、シールドターミナル9の中径部63とシールキャップ13の大内径部73の上側の部位との間がシールされており、シールド電線7の外側被覆体27とシールキャップ13の小内径部75との間がシールされているので、シールド電線7のシールド編組線25とシールドターミナル9の小径部65とが接続されている接合部31が、閉空間33内に存在しており、この閉空間33内に外部から水等が入り込まないようになっている。
コネクタの防水構造1(コネクタ3)によれば、Oリング11とシールキャップ13とでシールがなされており、ポッティグが別途されていないので、従来のものよりも部品点数が少なく生産性が高くなっている。
すなわち、従来のコネクタの防水構造201では、ポッティングしたシリコン樹脂が固まるまである程度の時間を要し、防水構造を備えたコネクタの生産性が悪くなるが、本願の実施形態に係るコネクタの防水構造1では、ポッティグがさなれないので、ポッティグに使用される樹脂が固まるまで傾いていな場所に保管する必要が無く、また、樹脂の内部に気泡が入り込んで防水性が低下するおそれが無くなる。
また、コネクタの防水構造1によれば、シールド電線7が電線カバー41を介してシールドシェル37の筒状部39に支持されているので、シールド電線7に曲げモーメントが加わった場合であっても、シールド電線7が曲がり難く、防水性の低下が抑制される。
1 コネクタの防水構造
5 ハウジング
7 シールド電線
9 シールドターミナル
11 シール材
25 シールド編組線
27 外側被覆体
31 シールドターミナルとシールド編組線との接合部
37 シールドシェル
39 シールドシェルの筒状部

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングから延出しているシールド電線と、
    筒状に形成され、前記シールド電線が内側を通るようにして一端部が前記ハウジングに係合し、他端部が前記シールド電線のシールド編組線に接合されているシールドターミナルと、
    リング状に形成され、前記ハウジングと前記シールドターミナルとの係合部の隙間をシールするシール材と、
    筒状に形成され、前記シールドターミナルの他端側の部位が内側に入り込むようにして一端部が前記シールドターミナルに係合し、前記シールド電線が内側を通過するようにして他端部が前記シールド電線の外側被覆体に係合し、前記各係合によって、前記シールドターミナルと前記シールド編組線との接合部をシールするシールキャップと、
    を有することを特徴とするコネクタの防水構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタの防水構造において、
    筒状部を備え、前記シールド電線が前記筒状部の内側を通り前記シールドターミナルと前記シールキャップとが前記筒状部の内側に入り込むようにして、前記ハウジングに設置されているシールドシェルを有し、
    前記シールド電線は、前記シールドシェルから延出し始める部位が電線カバーを介して前記シールドシェルの筒状部で支持されていることを特徴とするコネクタの防水構造。
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