JP5944786B2 - 車両用スライドレール装置 - Google Patents
車両用スライドレール装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5944786B2 JP5944786B2 JP2012176573A JP2012176573A JP5944786B2 JP 5944786 B2 JP5944786 B2 JP 5944786B2 JP 2012176573 A JP2012176573 A JP 2012176573A JP 2012176573 A JP2012176573 A JP 2012176573A JP 5944786 B2 JP5944786 B2 JP 5944786B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- upper rail
- lock
- lower rail
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 20
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 10
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 6
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
左右のアッパレールには、左右方向の軸回りに回転可能なロックレバーが支持してある。ロックレバーは、ロック溝と係合するロック位置と、ロック溝の下端開口から下方に脱出してロック溝との係合を解除するアンロック位置との間を上下方向に回転可能であり、付勢手段によってロック位置側に回転付勢されている。ロックレバーがロック位置に移動していずれかのロック溝と係合すると、アッパレールのロアレールに対するスライドが規制される。一方、乗客がロックレバーを操作してアンロック位置に移動させると、ロックレバーがロック溝との係合を解除するので、アッパレールがロアレールに対してスライド可能になる。
このときのロアレールとアッパレールの変形量が大きい場合には、ロアレールの内面とアッパレールの外面とに接触していたベアリングボールがロアレール内で移動し、アッパレールを支持する機能を喪失してしまう。するとシートに掛かった乗客の反動(衝突による衝撃によって一旦シートから上方へ浮き上がった乗客が重力によって再びシートに着座することにより発生する下向きの荷重)によってアッパレールがロアレールに対して下降するので、乗客がロックレバーを操作していないにも拘わらず、ロック位置に位置していたロックレバーが係合していたロック溝の下端開口から下方に脱出し、アッパレールとロアレールのロック状態が不意に解除されてしまうおそれがある。
しかし、ロック解除規制手段がアッパレールのロアレールに対する下降量を規制することにより、ロック溝に係合していたロック部材を該ロック溝内にとどまらせるので、アッパレールとロアレールのロック状態が不意に解除されてしまうおそれを低減できる。
図示を省略した自動車(車両)の車内床面には2つのスライドレール装置10が左右に並べて設けてあり、スライドレール装置10(アッパレール30)の上面にはシート(図示略)が固定してある。以下のスライドレール装置10の説明は、左側(運転席:本実施形態の左右方向は自動車を前方から見たときの方向である)のスライドレール装置10に基づいて説明する。
スライドレール装置10は大きな構成要素として、左右一対のレールユニット20と、左右のレールユニット20の前端部同士を接続するループハンドル60と、を具備している。左右のレールユニット20は互いに左右対称であり、かつループハンドル60が左右対称形状なので、スライドレール装置10は全体として左右対称である。
左右のレールユニット20は以下の構造である。
レールユニット20は車内床面に対して固定したロアレール21を有している。ロアレール21は前後方向に延びかつ上面が開口した金属製のチャンネル材であり、略水平な底壁22と、底壁22の左右両側部から上方に延びる左右一対の外壁部23と、左右の外壁部23の上縁部から内側に延びる左右一対の天井部24と、左右の天井部24の内側縁部から下方に延びる左右一対の内壁部25と、を具備している。図4等に示すように、左右の内壁部25の上縁部(天井部24に接続する部分)は前後方向に延びる基端支持部26となっている。左右の内壁部25の下縁部には、その上端部が基端支持部26に接続する多数のロック歯27が前後方向に等間隔で並べて形成してあり、隣り合うロック歯27の間に下端が開放したロック溝28が形成してある。
アッパレール30の一部を構成するアッパリンフォース12は、天井部31aの上面に接触しかつリベット18を介して天井部31aに固定される固定部13と、固定部13の左右両側縁部から上向きに延びた部分から下方に向かって延びる左右一対の下向延出部14と、左側の下向延出部14の後端部から後方に延びる後方延長部15と、を具備している。後方延長部15の後端近傍部は右側に向けて曲折してあり、後方延長部15の後端部は後方延長部15の前部に比べて一段右側に位置する後端ストッパ16(ロック解除規制手段)となっている。図12〜図20等に示すように左右の下向延出部14及び後方延長部15(後端ストッパ16)の下端面は、正面視で基部31の側方に位置しており、かつ、アッパレール30の天井部31a及び固定部13の下面より下方に位置している。
さらに運転席の右側のアッパレール30の上面には、アッパリンフォース12を上方から覆う態様で、金属製のベルトアンカーブラケット19がボルトにより固定してある。ベルトアンカーブラケット19の後部にはアンカー(図示略。シートベルトと係脱する部材)を固定するためのアンカー固定部19aが形成してある。
アッパレール30の一部を構成するインナリンフォース45は、天井部31aの下面に接触しかつリベット18を介して天井部31aに固定される固定部46と、固定部46の左右両側縁部から下向きに延びる一対の側部47(側壁)と、左右の側部47の後部から下向きに延びる一対の下向延出部48と、を具備している。図12に示すように左右の側部47(及び下向延出部48)は、アッパレール30の基部31の左右の側壁部と隙間をもって対向している。
ロック解除レバー40は金属板をプレス成形した前後方向に延びかつ下面が開口した金属製のチャンネル材であり、左右一対の側壁41を具備している。図2、図4、図9、図10等に示すようにロック解除レバー40の上面には左右方向に延びる回転接触凸部42が突設してある。またロック解除レバー40の後端部には左右一対の略水平なバネ押圧片43がそれぞれ突設してあり、左右の側壁41の前部(回転接触凸部42より前方に位置する部分)の下縁部には上向きのバネ掛け溝44が凹設してある。
ロックバネ50は金属製の線材を曲折加工した左右対称な部材である。ロックバネ50の左右両側部の長手方向の中央部よりやや後方に位置する部分には外側に向かって略水平に延びる前後一対のロック部51が形成してある。ロック部51より後方に位置する部分(ただし後端部を除く)は自由状態において略水平であり、ロック部51より前方に位置する部分は自由状態において略水平である。ロックバネ50の前端には左右一対の前端係止片52が外向き略水平に突設してあり、ロックバネ50の後端部は側面視で上向きに傾斜する後端係止部53を構成している。
ロック解除レバー40はアッパレール30の前端開口部(基部31の前端部と下側支持部38の間)から略全体をアッパレール30内に収納してあり、回転接触凸部42が基部31の天井面に接触している(図9、図10の接触部P参照。ロック解除レバー40の上面における回転接触凸部42以外の部分と基部31の天井面の間には空間が形成されている)。図5〜図7、図9、及び、図10に示すようにロックバネ50は、後端係止部53を係止片36に係止し(図9の三角印を参照)、左右両側部のロック部51よりやや前側に位置する部分を左右の係止片37にそれぞれ係止し(図9の三角印を参照)、各ロック部51を対応する前後動規制溝34に下方から係合し、さらに左右の前端係止片52を下方からバネ掛け溝44に係止してあり、ロックバネ50の一対のロック部51の間に位置する部分の上面にバネ押圧片43が上方から当接している。このようにしてロックバネ50をアッパレール30及びロック解除レバー40に取り付けると、ロックバネ50はアッパレール30に対して、ロックバネ50の後端係止部53と係止片36の係止が解除されず、かつ、前端係止片52がバネ掛け溝44との係止を維持する微小範囲内で前後方向に移動可能となる。またロックバネ50は弾性変形することにより上向きの付勢力(弾性力)を発生するため(図9の↑印を参照)、この付勢力によってロック解除レバー40の回転接触凸部42が基部31の天井部31aに押しつけられ、ロック解除レバー40は天井部31aと回転接触凸部42の接触部Pを中心にして回転接触凸部42回りに(左右方向の仮想回転軸回りに)回転可能となり、ロック解除レバー40の前端部に上向きの外力を掛けないときロック解除レバー40は図9に示すロック位置に保持される。一方、ロックバネ50の付勢力に抗してロック解除レバー40の前端部に上向きの外力を掛けるとロック解除レバー40は図10に示すアンロック位置まで回転する。するとロック解除レバー40のバネ押圧片43が一対のロック部51の間に位置する部分を下方に押し下げるので、各ロック部51が対応するロック溝28から下方に脱出する(図8に仮想線で描かれたロック部51を参照)。
このようにしてレールユニット20を組み立てると、ロック部51の上端からロック溝28の下端までの上下方向の直線距離(ロック解除ストローク)がL1となり、後端ストッパ16(及び、下向延出部14、後方延長部15)の下端から、その直下に位置する天井部24の上面までの上下方向の直線距離がL1より小さいL2となる。
またロック解除レバー40がロック位置に位置するときは、図8の実線で示すように各ロック部51が対応する前後動規制溝34及びロック溝28に下方から係合するので、アッパレール30のロアレール21に対するスライドは規制される。一方、ロック解除レバー40をアンロック位置まで下方に回転させると、図8の仮想線で示すように各ロック部51が係合していたロック溝28から下方に脱出するので、アッパレール30はロアレール21に対してスライド可能となる。
アッセンブリされた左右一対のレールユニット20は、互いを平行にしかつ互いの前後位置を合わせた上で(アッパレール30のロアレール21に対するスライド位置も一致させる)、アッパレール30の上面にシート(図示略)の座部が固定される。
ループハンドル60は金属製のパイプ材を曲げ加工したものであり、左右方向に延びる操作部61と、左右両端部に設けた後方に向かって直線的に延びる一対の後端接続部62と、操作部61の左右両端部と左右の後端接続部62とを接続する一対の湾曲部と、を具備している。ループハンドル60は、左右の後端接続部62を左右のロック解除レバー40の前端部に対してそれぞれ固定してある。
乗客が手で操作部61を掴んでループハンドル60全体を上方に回転させると、この回転力が後端接続部62からロック解除レバー40の前端部に伝わりロック解除レバー40が後端接続部62と一緒に上方に回転する。するとロック位置に位置していたロック解除レバー40がアンロック位置まで回転するので、ロアレール21に対するスライドが規制されていたアッパレール30がロアレール21に対してスライド可能となる。
また乗客がロアレール21の上面開口からライター等の小物をリアプロテクタ39より後方に位置するロアレール21の内部空間(底壁22の上面)に落とした場合に、アッパレール30をロアレール21に対して後方にスライドさせると、リアプロテクタ39が当該小物を後方に押圧する。すると小物は前端傾斜面57aから落下物排出用固定部材57の上面に載り、落下物排出用固定部材57の上面を後方に向かってスライドし、ロアレール21の後端開口からロアレール21の後方に排出される。
さらにロアレール21及びアッパレール30は、上記の最大変形状態を経た後に、乗客の反動によってアッパレール30がロアレール21に対して下降した最終変形状態になる(図18〜図20参照)。
上記のようにロアレール21の外壁部23とアッパレール30の立上り壁32との間に形成された左右の空間に位置していたリテーナ55(ベアリングボール56)が下方に滑り落ちると、各ベアリングボール56が(外壁部23、及び)立上り壁32に及ぼしていた支持力が喪失する。そのため、一時的にロアレール21に対して浮き上がった乗客が反動により下方に落ちることによりアッパレール30が下向きに押圧されると、ベアリングボール56による支えを失ったアッパレール30がロアレール21に対して下降する(図18〜図20参照)。アッパレール30がベアリングボール56による支えを失うタイミングが上記最大変形状態と最終変形状態の間のいずれのタイミングであっても、ロック部51が対応するロック溝28の下端開口から下方に脱落する前に、後端ストッパ16の下端が直下に位置する天井部24に当接する。特に本実施形態では後方延長部15の後端部に、後方延長部15の前部に比べて内側に位置する後端ストッパ16を形成し、ロアレール21及びアッパレール30が変形したときに天井部24の中で初期状態からの上昇量が最も大きくなる天井部24の内側縁部の直上に後端ストッパ16を位置させているので、アッパレール30のロアレール21に対する下降量が極めて小さいときに後端ストッパ16の下端が直下に位置する天井部24の内側端部に当接する。そのため上記正面衝突によってロアレール21とアッパレール30の間のロック状態が不意に解除されてしまうおそれを低減できる。
なお、正面衝突によるロアレール21の後端部及びアッパレール30の変形量は、理論上、アッパレール30が後端位置に位置するときに最も大きくなるが、アッパレール30が後端位置以外の位置に位置する状態で正面衝突が生じた場合においてもロアレール21及びアッパレール30が変形するので、この場合においてもアッパリンフォース12(後端ストッパ16)は有効に機能する。
本実施形態のレールユニット20’’は、アッパリンフォース12’’、インナリンフォース45’’、及び、落下物排出用固定部材57’’の形状が第1の実施形態のものと異なる。
アッパリンフォース12’’(アッパレール固定部材)の下向延出部14’’の上下寸法は下向延出部14より短く、下向延出部14’’の下端は固定部13の下面が位置する平面上に位置している。さらにアッパリンフォース12’’は後方延長部15及び後端ストッパ16を具備していない。インナリンフォース45’’の左右の下向延出部48の下面の前端部には、下方に向かって延びる下端ストッパ49がそれぞれ突設してある。アッパリンフォース12’’とインナリンフォース45’’(アッパレール固定部材)は、第1の実施形態と同様に、リベット18を用いてアッパレール30に固定してある。
落下物排出用固定部材57’’の上面には、その前端から後端まで直線的に延びる左右一対の逃げ溝59が凹設してある。さらに左右の逃げ溝59の間に位置する部位は、周辺部に対して上方に突出した当接用突部59a(当接部)を構成している。落下物排出用固定部材57’’は、第1の実施形態と同様に、スナップを利用して底壁22の後端近傍部に固定してある。
さらにロアレール21及びアッパレール30は、上記の最大変形状態を経た後に、乗客の反動によってアッパレール30がロアレール21に対して下降した最終変形状態になる(図28、図29参照)。
上記のようにロアレール21の外壁部23とアッパレール30の立上り壁32との間に形成された左右の空間に位置していたリテーナ55(ベアリングボール56)が下方に滑り落ちると、各ベアリングボール56が(外壁部23、及び)立上り壁32に及ぼしていた支持力が喪失するので、一時的にロアレール21に対して浮き上がった乗客が反動により下方に落ちることによりアッパレール30が下向きに押圧されると、ベアリングボール56による支えを失ったアッパレール30がロアレール21に対して下降する(図28、図29参照)。アッパレール30がベアリングボール56による支えを失うタイミングが上記最大変形状態と最終変形状態の間のいずれのタイミングであっても、ロック部51が対応するロック溝28の下端開口から下方に脱落する前に、下端ストッパ49(ロック解除規制手段)の下端が直下に位置する当接用突部59aの上面に当接する。そのため上記正面衝突によってロアレール21とアッパレール30の間のロック状態が不意に解除されてしまうおそれを低減できる。
なお、本実施形態のインナリンフォース45’’の下端ストッパ49及び落下物排出用固定部材57’’(当接用突部59a)も、第1の実施形態と同様に、アッパレール30が後端位置以外の位置に位置する状態で正面衝突が生じた場合においても有効に機能する。
例えば、一つのアッパリンフォース12の左右の下向延出部14の後端部に後方延長部15及び後端ストッパ16を形成してもよく、この場合は下向延出部14の後端部が「ロック解除規制手段」として機能する。また、後端ストッパ16のみを省略してもよく、この場合は後方延長部15の後端部が「ロック解除規制手段」として機能する。
また、(左右の、又は、左右いずれかの)下向延出部14の前端部に前方に向かって延びる前方延長部(後方延長部15に対応するもの)及び前端ストッパ(後端ストッパ16に対応するもの。この前端ストッパは省略可能)を形成してもよい。このようにすれば、シートに乗客が着座しているスライドレール装置10のベルトアンカーブラケット19(アンカー固定部19a)に固定したアンカーにシートベルトの係止端部を係止した状態で、アッパレール30を上記前端位置に位置させたときに(前端位置以外でもよい)、スライドレール装置10を搭載した自動車の後部に別の自動車が衝突(後突)することにより、アッパレール30の前部がロアレール21に対して上方に移動してロアレール21(天井部24)の前端部に衝突したときに、ロアレール21とアッパレール30の間のロック状態が不意に解除されてしまうおそれを低減できる。
同様に、ロアレール21(底壁22)の前部に落下物排出用固定部材57’’を固定すれば、スライドレール装置10を搭載した自動車の後部に別の自動車が衝突(後突)することにより、アッパレール30の前部がロアレール21に対して上方に移動してロアレール21(天井部24)の前端部に衝突したときに、ロアレール21とアッパレール30の間のロック状態が不意に解除されてしまうおそれをインナリンフォース45’’の下端ストッパ49と落下物排出用固定部材57’’によって低減できる。
さらに、リテーナ55及びベアリングボール56の代わりのアッパレール支持手段として別の部材、例えば、立上り壁32の外面と外壁部23の内面にそれぞれ接触する合成樹脂製のシューを利用してもよい。
12 12’’ アッパリンフォース(アッパレール)(アッパレール固定部材)
13 固定部
14 下向延出部(ロック解除規制手段)
15 後方延長部(ロック解除規制手段)
16 後端ストッパ(ロック解除規制手段)(ストッパ)
18 リベット
19 ベルトアンカーブラケット
19a アンカー固定部
20 20’’ レールユニット
21 ロアレール
22 底壁
23 外壁部
24 天井部
25 内壁部
26 基端支持部
27 ロック歯
28 ロック溝
30 アッパレール
31 基部
31a 天井部
32 立上り壁
33 被ロック壁
34 前後動規制溝
35 規制片
36 37 係止片
38 下側支持部
39 リアプロテクタ
40 ロック解除レバー(ロック操作レバー)
41 側壁
42 回転接触凸部
43 バネ押圧片
44 バネ掛け溝
45 45’’ インナリンフォース(アッパレール)(アッパレール固定部材)
46 固定部
47 側部(側壁)
48 下向延出部
49 下端ストッパ(ロック解除規制手段)
50 ロックバネ(ロック部材)
51 ロック部
52 前端係止片
53 後端係止部
55 リテーナ(アッパレール支持手段)
56 ベアリングボール(アッパレール支持手段)
57 57’’ 落下物排出用固定部材
57a 前端傾斜面
58 中央仕切壁
59 逃げ溝
59a 当接用突部(当接部)
60 ループハンドル
61 操作部
62 後端接続部
P 接触部
Claims (5)
- 前後方向に延びかつ上面が開放したチャンネル構造をなし、車両床面に対して移動不能なロアレールと、
シートを支持し、かつ、少なくとも一部が上記ロアレールの内部空間内に位置する、上記ロアレールに対して前後方向にスライド可能なアッパレールと、
上記ロアレールの内部空間に配設した、上記アッパレールの底面が上記ロアレールの底面から上方に離間するように、上記アッパレールを上記ロアレールに対してスライド可能として支持するアッパレール支持手段と、
上記ロアレールに前後方向に並べて形成した、上下方向に延びかつ下端が開放した複数のロック溝と、
上記アッパレールと一緒に前後方向にスライドし、かつ、いずれかの上記ロック溝に対して選択的に係脱可能なロック部材と、
を備え、
上記ロアレール及び上記アッパレールが変形することに起因して上記アッパレール支持手段が上記アッパレールを支持する機能を喪失したときに、上記アッパレールの上記ロアレールに対する下降量を規制することにより、いずれかの上記ロック溝に対して係合している上記ロック部材を該ロック溝内にとどまらせるロック解除規制手段を備えることを特徴とする車両用スライドレール装置。 - 請求項1記載の車両用スライドレール装置において、
上記アッパレールが、左右方向に対向する一対の側壁を有し、かつ下面が開放したチャンネル構造であり、
該アッパレールの内面に、一対の上記側壁の内面に対して左右の側面がそれぞれ対向する、下面が開放したチャンネル構造のアッパレール固定部材を固定し、
上記ロアレールの底面に、上方に向かって突出する当接部を形成し、
上記アッパレール固定部材が、上記アッパレール支持手段が上記アッパレールを支持する機能を喪失したときに上記当接部の直上に位置する上記ロック解除規制手段を有する車両用スライドレール装置。 - 請求項1記載の車両用スライドレール装置において、
上記ロアレール及び上記アッパレールの変形前において、上記ロック部材のロック解除ストロークがL1であり、
上記アッパレールが、上記ロアレール及び上記アッパレールの変形前においてL1より小さいL2だけ上記ロアレールから上方に離間する上記ロック解除規制手段を有する車両用スライドレール装置。 - 請求項1または3記載の車両用スライドレール装置において、
上記アッパレールに対して移動不能なアッパレール固定部材が、該アッパレールの側方において該アッパレールの上面より低い位置に向かって下向きに延び、かつ、上記ロアレールの直上に位置する上記ロック解除規制手段を備える車両用スライドレール装置。 - 請求項4記載の車両用スライドレール装置において、
上記ロアレールが、底壁の左右両側縁部から上方に延びる左右一対の外壁部と、左右の該外壁部の上縁部から互いに近づく方向に延びる一対の天井部と、を備え、
上記ロック解除規制手段の前端又は後端に、該ロック解除規制手段のその他の部位に比べて上記ロアレールの幅方向の中央部側に位置し、かつ、上記天井部の直上に位置するストッパを備える車両用スライドレール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176573A JP5944786B2 (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 車両用スライドレール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176573A JP5944786B2 (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 車両用スライドレール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014034292A JP2014034292A (ja) | 2014-02-24 |
JP5944786B2 true JP5944786B2 (ja) | 2016-07-05 |
Family
ID=50283547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012176573A Active JP5944786B2 (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 車両用スライドレール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5944786B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6333627B2 (ja) * | 2014-05-27 | 2018-05-30 | シロキ工業株式会社 | 車両用シートスライド装置のロック解除装置及びロック解除方法 |
DE102014211993B4 (de) | 2014-06-23 | 2019-09-05 | Lear Corporation | Sitzschienenanordnung mit Lastaufnahmestrukturen und Fahrzeugsitzanordnung |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000233671A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-08-29 | Delta Kogyo Co Ltd | スライダーの剥離防止構造 |
JP2002154354A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シートスライド装置 |
JP4774913B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2011-09-21 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートスライド装置およびその組み立て方法 |
-
2012
- 2012-08-09 JP JP2012176573A patent/JP5944786B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014034292A (ja) | 2014-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5632727B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5613744B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5613743B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5734890B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5647507B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5650180B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
US7204558B2 (en) | Automobile headrest | |
JP2014037173A (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
KR101391858B1 (ko) | 잠금 푸시 버튼을 갖는 충돌 반응성 머리 받침 | |
JP5944786B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
US8047611B2 (en) | Headrest bushing and vehicle seat using the same | |
JP5689863B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5710234B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
WO2014192422A1 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP6235328B2 (ja) | 車両用シートのスライドレール装置 | |
JP5662127B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP5587709B2 (ja) | 車両用スライドシートのループハンドル取付構造 | |
JP6385805B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP2015054652A (ja) | 車両用スライドシート装置 | |
JP4354481B2 (ja) | 自動車座席用スライド部材、このスライド部材を備えた車両用座席及び自動車 | |
JP6575182B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2014012439A (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP2018052398A (ja) | シートスライド装置 | |
JP2023173012A (ja) | シートスライド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150130 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5944786 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |