JP6235328B2 - 車両用シートのスライドレール装置 - Google Patents
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Description
前記摺動レール組立体は、
ロアレールと、
前記ロアレールに対し摺動可能に取り付けられたアッパーレールと、
前記ロアレールに対して前記アッパーレールをロックするためのロック部材と、
前記操作レバーの端部アームを前記アッパーレールに保持するためのレバースプリングと、を備えており、
前記ロアレールは、複数のロック歯が形成された側壁部を有し、
前記ロック部材は、バネ弾性を有する長尺な部材であって、前記操作レバーの端部アームと係合可能な前端部と、前記アッパーレールに固定される後端部と、前記ロアレールのロック歯に係合可能な係合部とを有しており、
前記アッパーレールは、左右の側壁部を連結する長尺な平板状の基部を有すると共に、前記アッパーレールの基部には、その前端部付近において当該基部の下面側に突設された第1の支点突部と、前記第1の支点突部から間隔を隔てた位置において当該基部の下面側に突設された第2の支点突部とが設けられており、
前記レバースプリングが前記操作レバーの端部アームを前記アッパーレールの基部に向けて付勢することで前記操作レバーの端部アームが前記第1及び第2の支点突部に当接すると共に、当該端部アームの先端が、ロアレールに対しアッパーレールをロックするロック配置状態にある前記ロック部材の前端部と係合するような初期姿勢となるように、前記操作レバーが、前記レバースプリングによって前記アッパーレールに保持されており、
前記初期姿勢にある操作レバーが上向きに引き上げ操作された場合、左右それぞれの摺動レール組立体では、前記レバースプリングの付勢力に抗して前記操作レバーの端部アームが第1の支点突部を旋回中心として旋回すると共に、第2の支点突部から離れた端部アームの先端が前記ロック部材の前端部を押し下げて、ロアレールに対するアッパーレールのロックが解除され、
左右の摺動レール組立体のうちの一方の側の摺動レール組立体の後端部が、他方の側の摺動レール組立体の後端部よりも相対的に高い位置に持ち上がるという非常時には、
後端部が持ち上がった一方の側の摺動レール組立体にあっては、当該一方の側の摺動レール組立体の後端部の持ち上がりに追従して当該一方の側の端部アームが下向き旋回することでロック解除が回避され、他方の側の摺動レール組立体にあっては、前記操作レバーが前記初期姿勢から下向き旋回するに伴い、当該他方の側の端部アームがレバースプリングの付勢力に抗して第2の支点突部を旋回中心として旋回し、前記ロック部材の前端部を押し下げないことでロック状態が維持され、かくして前記非常時にキャンセル機能が確保されることを特徴とするスライドレール装置である。
前記レバースプリングは、前記アッパーレールに装着される後端部と、前記操作レバーの端部アームと係合可能な前端部とを有する線材状のバネとして構成されており、
前記レバースプリングの前端部は、前記第1の支点突部と第2の支点突部との間の位置において前記操作レバーの端部アームに係合しており、前記操作レバーの端部アームは、当該レバースプリングによって、端部アームをアッパーレール基部に向けて付勢するように保持されている、ことを特徴とする。
前記第1及び第2の支点突部は、前記アッパーレールの平板状基部の一部を切り曲げて形成された切り曲げ部として提供されている、ことを特徴とする。
前記第1の支点突部は、前記操作レバーの端部アームを受け入れるべく略半円形状に切り欠き形成されたアーム受承部を有している、ことを特徴とする。
通常時、操作レバーは、各端部アームがアッパーレール基部の下面側に突設された第1及び第2の支点突部に当接する初期姿勢をとっており、この初期姿勢では、ロック部材がロアレールに対しアッパーレールをロックするロック状態にある(図10参照)。搭乗者が初期姿勢にある操作レバー(より具体的には、二つの端部アームを連結している連結部分)を上向きに引き上げ操作すると、レバースプリングの付勢力に抗して操作レバーの端部アームが第1の支点突部を旋回中心として旋回すると共に、第2の支点突部から離れた端部アームの先端がロック部材の前端部をロック部材の弾性に抗して押し下げる(図11(A)参照)。すると、ロック部材の係合部とロアレールのロック歯との間の係合が解除され、ロアレールに対するアッパーレールのロックが解除される。その後、搭乗者が操作レバーから手を離すと、操作レバー自体の重み(重力)、レバースプリングの付勢力およびロック部材の復元力に基づいて、操作レバーはロック解除姿勢から初期姿勢に復帰し、ロアレールに対するアッパーレールのロック状態が再び確保される。
請求項3の発明によれば、上記キャンセル機能を確保しつつ操作レバーの保持に関与するところの、アッパーレールに突設された第1及び第2の支点突部の構造を簡素化することができる。
請求項4の発明によれば、操作レバーの端部アームが略半円形状のアーム受承部に受承されることで、操作レバーの姿勢(初期姿勢を含む)が安定する。
図1は、本実施形態のスライドレール装置を備えた車両用シートの側面図であり、図2は、スライドレール装置の平面配置状況を示す概略平面図である。図1及び図2に示すように、車両用シートはシートクッション1及びシートバック2を備え、車体フロアFとシートクッション1との間にスライドレール装置3が設けられている。スライドレール装置3は、左右一対の摺動レール組立体4と、両組立体4を連結するように設けられた単一の操作レバー5とを備えている。
4 摺動レール組立体
5 操作レバー
10 ロアレール
11 ロアレールの基部
12 ロアレールの縦壁(ロアレールの側壁部)
13 ロアレールのフランジ部(ロアレールの側壁部)
14 ロアレールのロック歯
20 アッパーレール
21 アッパーレールの基部
22 アッパーレールの縦壁(アッパーレールの側壁部)
23 アッパーレールのフランジ部(アッパーレールの側壁部)
25 第1の切り曲げ部(第1の支点突部)
25a アーム受承部
26 第2の切り曲げ部(第2の支点突部)
30 ロックプレート(ロック部材)
31 ロックプレートの前端部
32 ロックプレートの後端部
33 ロックプレートのロック歯(係合部)
40 レバースプリング
41 レバースプリングの前端部
51 操作レバーの端部アーム
52 操作レバーの連結部
54 端部アームの先端
Claims (4)
- 左右一対の摺動レール組立体と、両摺動レール組立体のそれぞれに対応する二つの端部アームを有すると共に両摺動レール組立体を連結するように設けられた操作レバーとを備えたスライドレール装置であって、
前記摺動レール組立体は、
ロアレールと、
前記ロアレールに対し摺動可能に取り付けられたアッパーレールと、
前記ロアレールに対して前記アッパーレールをロックするためのロック部材と、
前記操作レバーの端部アームを前記アッパーレールに保持するためのレバースプリングと、を備えており、
前記ロアレールは、複数のロック歯が形成された側壁部を有し、
前記ロック部材は、バネ弾性を有する長尺な部材であって、前記操作レバーの端部アームと係合可能な前端部と、前記アッパーレールに固定される後端部と、前記ロアレールのロック歯に係合可能な係合部とを有しており、
前記アッパーレールは、左右の側壁部を連結する長尺な平板状の基部を有すると共に、前記アッパーレールの基部には、その前端部付近において当該基部の下面側に突設された第1の支点突部(25)と、前記第1の支点突部から間隔を隔てた位置において当該基部の下面側に突設された第2の支点突部(26)とが設けられており、
前記レバースプリングが前記操作レバーの端部アームを前記アッパーレールの基部に向けて付勢することで前記操作レバーの端部アームが前記第1及び第2の支点突部(25,26)に当接すると共に、当該端部アームの先端が、ロアレールに対しアッパーレールをロックするロック配置状態にある前記ロック部材の前端部と係合するような初期姿勢となるように、前記操作レバーが、前記レバースプリングによって前記アッパーレールに保持されており、
前記初期姿勢にある操作レバーが上向きに引き上げ操作された場合、左右それぞれの摺動レール組立体では、前記レバースプリングの付勢力に抗して前記操作レバーの端部アームが第1の支点突部(25)を旋回中心として旋回すると共に、第2の支点突部(26)から離れた端部アームの先端が前記ロック部材の前端部を押し下げて、ロアレールに対するアッパーレールのロックが解除され、
左右の摺動レール組立体のうちの一方の側の摺動レール組立体の後端部が、他方の側の摺動レール組立体の後端部よりも相対的に高い位置に持ち上がるという非常時には、
後端部が持ち上がった一方の側の摺動レール組立体にあっては、当該一方の側の摺動レール組立体の後端部の持ち上がりに追従して当該一方の側の端部アームが下向き旋回することでロック解除が回避され、他方の側の摺動レール組立体にあっては、前記操作レバーが前記初期姿勢から下向き旋回するに伴い、当該他方の側の端部アームがレバースプリングの付勢力に抗して第2の支点突部(26)を旋回中心として旋回し、前記ロック部材の前端部を押し下げないことでロック状態が維持され、かくして前記非常時にキャンセル機能が確保されることを特徴とするスライドレール装置。 - 前記レバースプリングは、前記アッパーレールに装着される後端部と、前記操作レバーの端部アームと係合可能な前端部とを有する線材状のバネとして構成されており、
前記レバースプリングの前端部は、前記第1の支点突部と第2の支点突部との間の位置において前記操作レバーの端部アームに係合しており、前記操作レバーの端部アームは、当該レバースプリングによって、端部アームをアッパーレール基部に向けて付勢するように保持されている、ことを特徴とする請求項1に記載のスライドレール装置。 - 前記第1及び第2の支点突部は、前記アッパーレールの平板状基部の一部を切り曲げて形成された切り曲げ部として提供されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドレール装置。
- 前記第1の支点突部は、前記操作レバーの端部アームを受け入れるべく略半円形状に切り欠き形成されたアーム受承部を有している、ことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のスライドレール装置。
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