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JP5846997B2 - 膜形成用組成物、表面洗浄方法、放射性物質除去方法、表面保護方法、及び膜 - Google Patents

膜形成用組成物、表面洗浄方法、放射性物質除去方法、表面保護方法、及び膜 Download PDF

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Description

本発明は、膜形成用組成物、表面洗浄方法、放射性物質除去方法、表面保護方法、及び膜に関する。
汚れた壁面等を洗浄する方法として、いわゆるパック洗浄法が注目されている。パック洗浄法とは、膜形成性のポリマーを含有する膜形成用組成物を汚れた壁面等に塗布し、塗膜が乾燥してできた膜を該壁面から剥離するものである。この方法によれば、壁面の汚れは剥離した膜側に付着する。
上記パック洗浄法では壁面に形成した膜の剥離が困難になる場合があったが、特許文献1にはパック洗浄法において、剥離が容易な膜を形成する技術が開示されている。
特開平10−314688号公報
特許文献1に記載の膜形成用組成物を、特許文献1に記載の方法で用いれば、壁面の汚れを容易に取り除ける。しかし、特許文献1に記載の膜形成用組成物では、膜形成性のポリマーの主成分はポリビニルアルコールであるため、膜に耐水性がほとんど無い。このため、この膜形成用組成物を屋外で使用するのには、雨等で形成した膜を濡らさないようにする等の注意が必要である。また、ポリビニルアルコールを主成分として含む膜は剥離の際にちぎれやすいという問題もあるため、特許文献1では多層膜を壁面に形成している。
膜形成用組成物で形成される膜に耐水性が求められることは、上記の用途以外であっても多い。そこで、本発明の第一の課題は、耐水性のある膜を形成する膜形成用組成物を提供することである。
また、膜形成用組成物で形成される膜であって、膜形成後に剥離することが前提となっている場合には、容易に剥離可能な膜であることが求められる。さらに、膜形成の手間を考慮すれば単独層の膜で剥離容易性を実現することが求められる。そこで、本発明の第二の課題は、単層であっても容易に剥離可能であり、屋外で使用可能な膜を形成するための技術を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、膜形成用組成物がゴム(A)とポリビニルアルコール(B)とを含む液状であり、この組成物中のゴム(A)の含有量がポリビニルアルコール(B)の含有量よりも多ければ上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には本発明は以下のものを提供する。
(1) ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)とを含む液状であり、前記ゴム(A)の含有量が、前記ポリビニルアルコール(B)の含有量よりも多い膜形成用組成物。
(2) 前記ゴム(A)と前記ポリビニルアルコール(B)との含有比率は質量比((B)/(A))で0.01以上0.3以下である(1)に記載の膜形成用組成物。
(3) 全固形分に対して、前記ゴム(A)の含有量と前記ポリビニルアルコール(B)の含有量との合計が60質量%以上である(1)又は(2)記載の膜形成用組成物。
(4) 前記ゴム(A)は天然ゴムである(1)から(3)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(5) 天然ゴムラテックスを含む(1)から(4)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(6) さらに、水不溶性粉体(C)を含む(1)から(5)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(7) 前記水不溶性粉体(C)は放射性物質吸着能を有する粉体である(6)記載の膜形成用組成物。
(8) 構造物表面を洗浄するために用いられる(1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(9) 構造物表面及び/又は地表面に存在する放射性物質を除去するために用いられる(1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(10) 構造物表面及び/又は地表面に一時的な表面保護膜を形成するために用いられる(1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物。
(11) (1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面に塗布して一時的な膜を形成する膜形成工程と、前記膜を剥離する剥離工程と、を備える表面洗浄方法。
(12) 前記膜形成工程において、前記膜を単独層として形成する(11)記載の表面洗浄方法。
(13) 屋外構造物の表面洗浄に適用する(11)又は(12)に記載の表面洗浄方法。
(14) (1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面及び/又は地表面に塗布して一時的な膜を形成する膜形成工程と、前記膜を剥離する剥離工程と、を備える放射性物質除去方法。
(15) (1)から(7)のいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面及び/又は地表面に塗布して一時的な表面保護膜を形成する表面保護方法。
(16) ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)とを含有し、前記ゴム(A)の含有量が、前記ポリビニルアルコール(B)の含有量よりも多い膜であって、前記膜の厚さが0.01mm以上20mm以下であり、JIS K−6251に準拠する方法で測定された破断点伸長度が150%以上1300%以下である膜。
本発明によれば、構造物の表面に単層の膜を形成した場合であっても、膜をその表面から容易に剥離して回収することができる。また、本発明によれば、耐水性のある膜が構造物の表面に形成されるため、上記構造物が屋外に置かれて膜が雨等で濡れても問題が生じにくい。
本発明の膜形成用組成物の使用方法を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
<膜形成用組成物>
本発明の膜形成用組成物は、ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)とを含む液状であり、ゴム(A)の含有量がポリビニルアルコール(B)の含有量よりも多い。ゴム(A)の含有量が多くなることで、形成される膜に耐水性が付与される。また、ゴム(A)の含有量が多くなることで、膜が伸びやすくなり、また、膜の強度も強くなり、膜の剥離時に膜がちぎれにくくなる。このため、構造物の表面に形成される膜が単独層であっても、その表面から容易に膜を剥離して回収できる。そして、ゴム(A)で膜の伸びを調整しつつ、ポリビニルアルコール(B)で構造物の表面への接着性を調整することで、構造物の表面に充分に接着し、容易に剥離可能な膜を形成できる。以下、本発明の膜形成用組成物に含まれる成分について説明する。
[ゴム(A)]
ゴム(A)は膜に伸びと耐水性を付与できればよいため、(A)成分の種類は特に限定されず、天然ゴム、合成ゴムのいずれも使用可能である。また、ゴム(A)として架橋させたものを用いてもよいし、架橋させるタイミングも特に限定されない。架橋剤、架橋助剤等の成分も一般的なものを使用可能である。
天然ゴムとしては、パラゴムノキ(hevea brasiliensis)に代表されるゴムの木から採取した天然ゴムラテックス液から天然ゴムを分取して、シート状、ブロック状、粉状等の形状にしたものが挙げられる。このようなものであれば、薫製して乾燥させたものであっても薫製せずに乾燥させたものであってもよい。天然ゴムの主成分はcis−1,4−ポリイソプレンである。
天然ゴムの分子量は、1万以上200万以下の範囲に分布していることが好ましい。
ゴム(A)が天然ゴムであれば、合成ゴムの場合と比較して膜がより伸びやすくなり、膜の剥離時に膜がちぎれにくいため好ましい。特に、天然ゴムを含む天然ゴムラテックスを膜形成組成物が含有すれば、膜が伸びやすくなるという上記効果はさらに高まる。なお、天然ゴムラテックスにはアンモニアが含まれる場合があり、膜からの臭気が問題になる可能性もあるが、クエン酸やギ酸等の酸成分を、天然ゴムラテックスや膜形成用組成物に配合することでこの問題は容易に解消できる。
また、天然ゴムは植物由来の材料であるため、石油資源を用いない点、生分解する点でも好ましい。
合成ゴムとしては、ジエン系重合体ゴム、オレフィン系重合体ゴム、アクリルゴム、及びシリコーンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。これらの合成ゴムは単独で用いてもよく、又は組み合わせて用いてもよい。
膜形成用組成物中のゴム(A)の含有量は特に限定されないが、全固形分に対して45質量%以上80質量%以下であることが好ましい。45質量%以上であれば、構造物の表面に形成される膜が非常に伸びやすい膜になるため好ましい。80質量%以下であれば、ポリビニルアルコール(B)による膜の接着力を調整しやすい等、(A)成分以外の成分により膜質を調整しやすいため好ましい。より好ましい(A)成分の上記含有量は50質量%以上70質量%以下である。最も好ましくは51.2質量%以上63.8質量%以下である。
[ポリビニルアルコール(B)]
ポリビニルアルコール(B)は、ポリ酢酸ビニルを重合させた重合体をケン化することで得ることができる。(B)成分の重合度は特に限定されないが500以上5000以下であることが好ましく、より好ましくは500以上3000以下である。また、(B)成分のケン化度は80モル%以上99モル%以下であることが好ましい。
ポリビニルアルコール(B)は、膜に対して構造物表面への接着力を付与する成分である。膜の接着力が強くなることは、構造物表面の汚れ等を膜により除去しようとする場合に、汚れを取り除きやすいという点で好ましい。一方、この接着力が強くなりすぎると、構造物の表面から膜を剥離しにくくなり、膜の剥離時に膜がちぎれる可能性もある。このため、膜形成用組成物の用途に応じて、(B)成分の種類、使用量等を適宜設定する必要がある。
また、ポリビニルアルコール(B)は水を取り込みやすい高分子であるため、(B)成分の含有量が多くなると、構造物の表面に膜形成用組成物を塗布して塗膜を形成後、これを乾燥させるまでに時間がかかる。また、(B)成分は膜の強度を低下させやすいため、(B)成分の含有量が多すぎると、膜の強度が不足し、剥離時に膜がちぎれる等の問題が生じる可能性がある。これらの問題は、膜形成用組成物に含まれるゴム(A)の含有量が(B)成分よりも多いことで抑えられる。
膜形成用組成物を用いて塗布した塗膜の乾燥性、膜形成用組成物により形成される膜の強度の観点から、ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)との含有比率は質量比((B)/(A))で0.01以上0.3以下であることが好ましい。より好ましい上記質量比は、0.03以上0.25以下である。最も好ましい上記質量比は0.036以上0.2以下である。
このように、ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)との組み合わせで、膜に接着性を付与しつつ、強度等も付与することができる。このようにして膜の強度、接着性を調整するため、膜の主成分が(A)成分と(B)成分を合わせたものであることが好ましい。膜における、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との合計が好ましい量となるように、膜形成用組成物の全固形分に対する(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との合計が60質量%以上であることが好ましい。より好ましくは60質量%以上85質量%以下である。
また、ポリビニルアルコール(B)の含有量が多くなると膜の耐水性が低下する。膜に充分な耐水性を付与する観点から(B)成分の含有量は、全固形分に対して15質量%以下であることが好ましい。
また、膜形成用組成物のpHが10以下の場合、ポリビニルアルコール(B)は、ゴム(A)を組成物中に安定して存在させる働きを有する。具体的には、(A)成分は酸性下で凝固する場合があるが、組成物中で(B)成分が(A)成分の周囲を取り囲むことで、(A)成分は膜形成用組成物中に安定して存在することができる。例えば、後述する酸性白土を含有するとpHが上記の範囲になる。
また、ポリビニルアルコール(B)は生分解性材料であるため、ゴム(A)として天然ゴムを用いれば、本発明の膜形成用組成物は非常に環境負荷の小さい材料になる。
[水不溶性粉体(C)]
本発明の膜形成用組成物は、上記ゴム(A)、ポリビニルアルコール(B)以外に水不溶性粉体(C)を含有してもよい。
水不溶性粉体(C)を含むことで、構造物表面に形成される膜の厚みを厚くすることができる。膜が厚くなると、膜の剥離時に膜がちぎれにくくなる等、水不溶性粉体(C)の使用により膜の強度を高めることができる。したがって、ポリビニルアルコール(B)の使用量を多くして、接着力の強い膜としても、水不溶性粉体(C)を使用することで、剥離時にちぎれにくい膜にすることができる。また、水不溶性粉体(C)を含むことで、膜形成用組成物の粘度が高まるため、膜形成用組成物の粘度調整に水不溶性粉体(C)を用いることができる。
水不溶性粉体(C)としては、無機粉末、有機粉末いずれでもよい。無機粉末としては、例えば無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、タルク、カオリン、ゼオライト、ステアリン酸亜鉛、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、活性炭等が挙げられる。有機粉末としては、ポリスチレン粒子、ポリメタクリル酸メチル粒子、シリコーン粒子等のポリマー粒子等が挙げられる。ただし、(C)成分はこれらに限定されるものではなく、1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。また、(C)成分の粒径は特に限定されないが、目安としては1μm以上100μm以下である。
水不溶性粉体(C)が特定の機能を有することで、構造物表面に形成される膜に特定の機能を付与することができる。例えば、水不溶性粉体(C)が放射性物質吸着能を有する場合には、膜は構造物の表面に存在する放射性物質をより接着しやすくなる。
放射性物質吸着能を有する水不溶性粉体(C)としては、酸性白土、クリストバライト、モンモリロナイト等の天然のシリカ化合物、アルミノシリケート、及びクリノプチロライトを初めとする天然のゼオライト等が挙げられる。
膜形成用組成物中の水不溶性粉体(C)の含有量は特に限定されず、(C)成分の配合目的に応じて適宜設定すればよいが、全固形分に対して、33質量%以上40質量%以下であることが好ましい。
[界面活性剤(D)]
本発明の膜形成用組成物は、上記必須成分以外に界面活性剤(D)を含んでもよい。(D)成分を含むことで、膜形成用組成物中におけるゴム(A)や水不溶性粉体(C)の安定性が高まる。膜形成用組成物中の(A)成分及び(C)成分の安定性を高める観点からは、ノニオン系界面活性剤の使用が特に好ましい。なお、ノニオン系界面活性剤以外のカチオン系界面活性剤やアニオン系界面活性剤を使用してもよい。
膜形成用組成物中の界面活性剤(D)の含有量は特に限定されず、ゴム(A)や水不溶性粉体(C)の種類や使用量に応じて適宜決定すればよい。
[増粘剤(E)]
本発明の膜形成用組成物は、上記必須成分以外に増粘剤(E)を含んでもよい。(E)成分を含むことで、膜形成用組成物の粘度を、膜形成組成物中の固形分量に依存せずに調整できる。膜形成組成物中の固形分量に依存せずに粘度を調整できることは、膜厚とは独立に膜形成組成物の粘度を調整できることを意味する。したがって、膜形成用組成物の粘度を考慮せずに、ゴム(A)やポリビニルアルコール(B)の使用量等を調整して、膜の伸びや接着力を調整しても、増粘剤(E)を用いれば膜形成用組成物の粘度を容易に所望の範囲に高めることができる。
増粘剤(E)の種類は特に限定されないが、増粘多糖類を用いることが好ましい。増粘多糖類としては、グアガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム、ジェランガム、カードラン、タマリンドガム、サイリウムシードガム、結晶セルロース、加工デンプン、ポリデキストロース等が挙げられる。これらの増粘多糖類は1種のみ用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
増粘多糖類は、膜形成用組成物中で増粘多糖類が凝集することを防ぐために、水溶性可塑剤とともに用いることが好ましい。水溶性可塑剤としては、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、2,3−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール等が挙げられる。
膜形成用組成物中の増粘剤(E)の含有量は、特に限定されず、所望の粘度に応じて適宜設定すればよい。
[水系分散媒(F)]
本発明の膜形成用組成物は液状であり、水以外の成分で液状にしてもよいが、水で液状になることが好ましい。膜形成用組成物が水の存在によって液状になることで、膜形成用組成物を構造物表面に塗布してなる塗膜の乾燥時に蒸発するのは溶剤ではなく水であるため、作業者の健康や環境の点で好ましい。なお、他の水系分散媒(F)としては、アルコール等が挙げられる。
膜形成用組成物中の水系分散媒(F)の含有量は特に限定されないが、水系分散媒(F)の含有量が増えると、膜形成用組成物の粘度が低下する。また、膜形成用組成物中の水系分散媒(F)の含有量が増えると、膜形成用組成物中の固形分量が低下する。したがって、所望の粘度や固形分量を考慮しながら水系分散媒(F)の含有量を適宜設定すればよい。
[その他の成分]
本発明の膜形成用組成物には、本発明の効果を害さない範囲で、上記必須成分、任意成分以外のその他の成分を含んでもよい。
[膜形成用組成物の製造方法]
本発明の膜形成用組成物の製造方法は特に限定されず、例えば、必要な成分を混合することで製造することができる。混合の際には、必要に応じて、超音波処理、撹拌処理、混練処理等を施してもよい。撹拌処理、混練処理には、例えば、ホモジナイザー、スパイラルミキサー、プラネタリーミキサー、ディスパーサー、ハイブリットミキサー等の撹拌又は混練装置が用いられる。
ゴム(A)の水溶液、ポリビニルアルコール(B)の水溶液等、水溶液の状態の原料を用いてもよい。特に、本発明においてはゴム(A)の水溶液として、天然ゴムを含む天然ゴムラテックスを原料として用いることが好ましい。
また、増粘多糖類を含む膜形成用組成物を製造する場合には、先ず、水溶性可塑剤中に増粘多糖類を分散させ、次いで、これを他の成分と混合することが好ましい。この方法を採用しなければ膜形成用組成物中で増粘多糖類が凝集するおそれがあるからである。
[膜形成用組成物の物性]
膜形成用組成物の粘度は特に限定されないが30,000mpa・s以下であることが好ましい。粘度が低ければ、膜形成用組成物が塗布される構造物の表面に凹凸があっても、凹凸に沿って膜を形成できる。粘度は、JIS K−7117:1987「プラスチック−液状、乳濁状又は分散状の樹脂−回転粘度計による見かけ粘度の測定方法」に準拠して測定する。また、粘度の測定条件は液温25℃で、ローター回転数6rpmである。また、膜形成用組成物の粘度は5,000mp・s以上であることが好ましい。粘度が低すぎると構造物の表面に塗布した塗膜が流れ落ち非常に薄い膜しか形成できない可能性がある。
また、上記の通り、水不溶性粉体(C)や増粘剤(E)を用いることで、膜形成用組成物中の固形分量を低下させなくても粘度を調整することができる。このように、膜形成用組成物の粘度調整が容易である結果、本発明の膜形成用組成物は、様々な種類の構造物の表面に好ましく適用することができる。
<膜形成用組成物の使用方法>
本発明の膜形成用組成物の使用方法は、構造物の表面の少なくとも一部に、本発明の膜形成用組成物を塗布して膜を形成する膜形成工程を有する。
[構造物]
構造物の種類は特に限定されず、本発明の膜形成用組成物は様々な構造物の表面に好適に適用することができる。構造物の材質も特に限定されず、例えば、ガラス、合成樹脂、アルミニウムその他の金属、タイル、土器、石器、陶器、磁器、木材、コンクリート、紙、ゴム、繊維、石材、土材、しっくい、塗料等で仕上げた構造物の表面にも膜を形成できる。
本発明の膜形成用組成物は、上記の通りゴム(A)を含むことが特徴であり、ゴム(A)を含むことで膜に耐水性が付与される。したがって、屋外に置かれる屋外構造物の表面にも好ましく膜を形成することができる。屋外に置かれる屋外構造物としては、建物、橋脚、トンネル内面、ガードレール、電柱等が挙げられる。
[膜形成工程]
膜形成工程は、上記構造物の表面に、膜形成用組成物を塗布して膜を形成する。膜を形成する方法は特に限定されないが、例えば、図1に示す手順で、構造物の表面に膜を形成することができる。
先ず、膜形成用組成物中に成分が沈殿している場合には、撹拌等を行って沈殿している成分を膜形成組成物中に分散させる。次いで、この膜形成用組成物を、構造物2の表面2aに塗布して塗膜3を形成する。ここで、図1にはロール塗布する様子を図示したが、塗布する方法は特に限定されず、刷毛塗り、スプレー塗布等の従来公知の他の方法を用いることもできる。この塗膜3を乾燥させることで膜4を形成できる。乾燥の方法は特に限定されず、乾燥機を用いてもよいし、一定時間放置することで乾燥させてもよい。
本発明の膜形成用組成物では、ポリビニルアルコール(B)の含有量が少ないため、塗膜に含まれる水分が少なくなり塗膜を乾燥させる時間が短くなる。したがって、本発明の膜形成用組成物を用いれば、短時間で膜を形成でき、作業の効率が高まる。また、ゴムが多量に含有されているために膜自体が白色に着色されており、膜自体の視認性にも優れる。
図1に示す膜4は単独層である。単独層であっても、本発明の膜形成用組成物を用いれば、膜4の充分な厚みにより充分な強度を付与でき、膜4が伸び、また、構造物2の表面に対する膜4の接着性も調整されているから、後述する剥離工程を容易に行える。特に、膜の厚さが0.01mm以上20mm以下であり、JIS K−6251の条件で測定される破断点伸長度が150%以上1300%以下、好ましくは300%以上900%以下である膜であれば、後述する用途に好ましく用いられる程度の接着力を有し、非常に容易に剥離可能な膜になる。なお、本発明は単層の膜4を形成する場合に限定されず、膜4上に他の層を形成しても良い。
[剥離工程]
次いで図1に示すように、必要に応じて膜4を剥離する。この際、例えば異物等の汚れ1が存在する構造物2の表面2aから、汚れ1が膜4側に移行して表面2aが洗浄できる。構造物2の表面と汚れとの間の接着力よりも、膜4と汚れとの接着力の方が強い。このため、剥離工程を行い、膜4を構造物2の表面2aから剥がすと、汚れ1は膜4とともに構造物2の表面から引き離される。このように、本発明の膜形成用組成物を用いて形成された膜は、構造物2の表面の洗浄に用いることができる。また、本発明の膜形成用組成物は固形分量を所望の範囲に設定しつつ粘度調整を容易に行えるため、構造物2の表面の凹凸に沿った膜を容易に形成できる。したがって、構造物2の表面の汚れを全体的に除去できる。また、上記の通り、膜4は耐水性を有するため、本発明の膜形成用組成物は屋外構造物の洗浄に特に好ましく用いることができる。また、構造物2の表面2aに凹凸があっても、図1に示すように凹凸に沿うように膜4を形成することができる。
また、構造物2の表面に放射性物質が存在している場合には、膜4と放射性物質が接着する。このため、後述する剥離工程を行うことで、構造物2の表面に存在する放射性物質は除去される。特に、放射性物質吸着能を有する水不溶性粉体(C)が膜形成用組成物1に含まれている場合には、膜4と接着する放射性物質の量が増え、構造物2の表面に存在する放射性物質の除去効率が高まる。また、膜4が凹凸に沿って形成されるため、放射性物質をくまなく除去できる。
ところで、地表面に放射性物質が存在する場合にも、この放射性物質を除去することが求められる。このような場合には、本発明の膜形成用組成物を用いて地表面に膜を形成して、この膜を剥離することで、放射性物質を除去できる。
さらに、膜4は一時的なシーリング膜として好ましく用いることができる。例えば、膜4の耐水性を活かして防水膜として利用することができる。また、構造物2に対する作業中に、構造物2の表面が汚染されないように保護する保護膜等として利用することもできる。
特に、工事等の作業の場合には、地表面を一時的に保護する必要があることも多いため、このような場合にも本発明の膜形成用組成物は好適に用いることができる。
また、構造物2の表面に形成された膜4を剥離しない場合もある。例えば、膜4を保護膜として利用した場合であって、保護の必要が無くなった後も膜を剥離しない場合にも好ましく使用できる。この場合、天然ゴム成分であれば自然に分解する。そして、上記の通り、本発明の膜形成用組成物は環境負荷の小さい材料から構成されるため、このように膜4を剥離しない場合であっても、膜4が環境に悪影響を与えることはほとんど無い。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<材料>
(A)天然ゴムラテックス:固形分62質量%、分子量は1万以上200万以下の範囲に分布(レヂテックス社製、「HANR−LATEX」)
(B)ポリビニルアルコール水溶液:ポリビニルアルコールを25質量%含む水溶液であり、ポリビニルアルコールのケン価度80〜84%、重合度500〜700(日本酢ビ・ポバール社製、「JL−05E」)
(C)炭酸カルシウム
(C2)酸性白土
<実施例1>
天然ゴムラテックス55質量%、ポリビニルアルコール水溶液5質量%、炭酸カルシウム15質量%、酸性白土3質量%、水22質量%を混合して、膜形成用組成物を製造した(ポリビニルアルコール/ゴムの質量比が0.091、全固形分量中のゴムとポリビニルアルコールの合計の質量割合が0.037%)。この膜形成用組成物をガラス板の表面に塗布してこの表面に塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで膜を形成した(0.5〜1mm)。膜は上記表面の凹凸に沿うように形成されていた。また、膜はガラス板の表面から容易に剥離することができた。表1には、膜形成用組成物の粘度、膜形成組成物中の固形分量、膜の破断点応力、破断点伸び、破断点伸長度(引張試験前の膜の長さを100%としたときの、引張試験で破断したときの膜の長さ(%))、剥離強度を示した。破断点応力、破断点伸び、破断点伸長度、剥離強度の導出方法は以下の通りである。
実施例1の膜からJIS4号ダンベル試験片を切り出した。引張試験機を用い、JIS K6251に準拠する方法、引張速度が500mm/minの条件で破断点応力、破断点伸び、破断点伸長度を導出した。
長さ350mmの帆布に上記実施例1で使用した膜形成用組成物を塗布し、厚み20mm、巾50mm、長さ150mmのベニヤ板上の長手方向に重ね合わせ、一日乾燥させ帆布とベニヤ板とを接着した(ベニヤと帆布の接着面積は37.5mm)。帆布とベニヤ板との接着物を試験片として、JIS K6854−2に準拠する方法で、23℃、180℃剥離、引張速度300mm/minの条件で剥離強度(kg)を導出した。
<比較例1>
膜形成用組成物であるポリビニルアルコール水溶液をガラス板の表面に塗布した後、直ちにその上に不織布を1枚置き、更に同じポリビニルアルコール水溶液を不織布に塗布して、そのまま一昼夜放置して中に不織布を含んだポリビニルアルコールの多層膜をガラス板の表面に形成した。多層膜の厚みは約0.4mmであった。表1には、膜形成用組成物の粘度、膜形成組成物中の固形分量、破断点応力、破断点伸び、破断点伸長度、剥離強度を示した。
Figure 0005846997
表1から、実施例の膜は伸びやすく、膜の接着強度も調整されているため容易に剥離できたと考えられる。また、実施例では膜形成用組成物の粘度を調整しても固形分量を多くできるため、塗工面積を広くしても厚い膜を形成できた。また、実施例では、膜に含まれるポリビニルアルコールの量が少ないため、耐水性に優れた膜となる。
<実施例2〜4、参考例1、2、比較例2>
表2に示す成分を表2に示す割合(単位は質量%)で混合して膜形成用組成物を製造した(なお、表3には全固形分に対する各成分の含有量等を示した(単位は質量%))。膜形成用組成物をPET板の表面に塗布し塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることで膜を形成し、膜形成用組成物の安定性、膜の伸び、膜の剥離性、膜の耐水性について評価を行った結果を表2に示した。
Figure 0005846997
※凝固のため製膜できず
Figure 0005846997

表2から、膜形成用組成物中のゴムの量とポリビニルアルコールの量と固形分量とを考慮することで、膜に接着性を付与しつつ容易に剥離できることが確認された。また、いずれの膜も耐水性が高く、特に実施例2〜3の膜は非常に高い耐水性を有する。なお、比較例3、4についても固形分量を調整して膜を厚くしたり、多層にしたりする等すれば、より高い評価になる可能性があると考えられる。
<実施例7>
除染対象物(コンクリート)の表面の線量当量率(μSv/h)と表面汚染密度(Kcpm)とを測定した。結果を表4に示した。
実施例1の膜形成用組成物をコンクリートの表面に塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させて実施例1と同じ乾燥膜厚の膜を形成した。そして、この膜を上記表面から剥離して回収した。
膜の剥離後のコンクリートの表面の線量当量率(μSv/h)と表面汚染密度(Kcpm)とを測定した。結果を表4に示した。また、この結果と膜形成前の結果とから除染率を算出した。
Figure 0005846997
表4から、本発明の膜形成用組成物で形成された膜は、放射性物質の除去に好適に使用できることが確認された。
1 汚れ
2 構造物
2a 表面
3 塗膜
4 膜

Claims (13)

  1. ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)と、無機の水不溶性粉体(C)と、を含む液状であり、
    前記ゴム(A)と前記ポリビニルアルコール(B)との含有比率は質量比((B)/(A))で0.01以上0.3以下であり、
    構造物表面及び/又は地表面に一時的な表面保護膜を形成後に剥離する、洗浄用の膜形成用組成物。
  2. 全固形分に対して、前記ゴム(A)の含有量と前記ポリビニルアルコール(B)の含有量との合計が60質量%以上である請求項1に記載の膜形成用組成物。
  3. 前記ゴム(A)は天然ゴムである請求項1又は2に記載の膜形成用組成物。
  4. 天然ゴムラテックスを含む請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物。
  5. 前記水不溶性粉体(C)は放射性物質吸着能を有する粉体であり、酸性白土、クリストバライト、天然のシリカ化合物、アルミノシリケート、及び、天然のゼオライト、より選択される一種以上である、請求項1から4のいずれか記載の膜形成用組成物。
  6. 構造物表面を洗浄するために用いられる請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物。
  7. 構造物表面及び/又は地表面に存在する放射性物質を除去するために用いられる請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物。
  8. 請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面に塗布して一時的な膜を形成する膜形成工程と、前記膜を剥離する剥離工程と、を備える表面洗浄方法。
  9. 前記膜形成工程において、前記膜を単独層として形成する請求項記載の表面洗浄方法。
  10. 屋外構造物の表面洗浄に適用する請求項8又は9に記載の表面洗浄方法。
  11. 請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面及び/又は地表面に塗布して一時的な膜を形成する膜形成工程と、前記膜を剥離する剥離工程と、を備える放射性物質除去方法。
  12. 請求項1からのいずれか記載の膜形成用組成物を構造物表面及び/又は地表面に塗布して一時的な表面保護膜を形成する表面保護方法。
  13. ゴム(A)とポリビニルアルコール(B)と無機の水不溶性粉体(C)とを含有し、
    前記ゴム(A)と前記ポリビニルアルコール(B)との含有比率は質量比((B)/(A))で0.01以上0.3以下であり、
    構造物表面及び/又は地表面に一時的な表面保護膜を形成後に剥離する、洗浄用の膜であって、
    前記膜の厚さが0.01mm以上20mm以下であり、JIS K−6251に準拠する方法で測定された破断点伸長度が150%以上1300%以下である膜。
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