JP5709613B2 - 不正防止キャップ - Google Patents
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Description
さらに、ヒンジキャップを容器本体に装着し、容器として内容物を使用した後、キャップと容器本体との分別廃棄に手間がかからず、構造も簡単で、コストの安い不正防止キャップを提供することを目的とする。
図1、2において、Aは容器本体の口筒部に装着するキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して開閉可能に取り付けられた蓋体である。
キャップ本体Aは、内筒3の外周と、外周壁部4の内周により、容器本体の口筒部を挟持するとともに、外周壁部4の係合突部10が口筒部の外周に係合し、また、蓋係合部2の下面が口筒部の上面に当接することで容器本体に装着される。
係合突部10の外周切り込み部11に対応する位置には、内周切り込み部13が縦方向に刻設されている。
また、端面11aと終端面11bとの間には、外周壁部4に、わずかに周方向に幅を持ち、薄肉外周壁14を形成している。
ヒンジCの反対側の終端面11bでは、蓋係合部2と外周壁部4を強固に連結する終端連結部17が形成されている。
両方の傾斜連結部21は、ヒンジCの反対側から見て、上端側部が広く、下端側部が狭い、逆ハの字を形成するように傾斜して外周壁部4側に向かうとともに、封緘部20の反対側端が破断可能な弱化部22を介して外周壁部4の外周に連設されている。
外周壁26のヒンジCの反対側には、外周に、開蓋時に指先が引掛かるような適切な形状の指掛け凹部31が凹設され、下端面に、外周壁部4のスリット溝16に挿入される円弧状の突部32が垂設されている。
キャップ本体Aの封緘部材5の封緘部20の封緘突部24は、指掛け凹部31を覆うように形成されている。
容器の生産過程においては、まず、キャップを生産し、キャップ本体Aに蓋体Bを閉蓋する。
また、キャップ本体Aの蓋係合部2の上部外周と蓋体Bの係合部30の内周が係合し、未開封状態として閉蓋される。
その際、本発明のキャップでは、キャップ本体Aの封緘部材5の封緘突部24が、円弧状に形成されているので、多数入れられたキャップの封緘突部24同士が、図7に示すように、互いの内側に侵入し、噛み込み、引っ張り合って、封緘部材5を外周壁部4から外してしまうことを防止することができる。
また、封緘リブ27の側面の端部が湾曲したものに比べ、封緘部材5内側面と封緘リブ27のキャップ本体Aの挿入口aより上方に突出する部分との間の隙間を小さくすることができるので、横側の隙間から、多数入れられた他のキャップの封緘突部24や他の部分が封緘部材5の内方に侵入し、噛み込み、引っ張り合ったりすることを防止することができる。
その際、閉蓋状態を維持しているのが、キャップ本体Aの蓋係合部2と蓋体Bの係合部30との係合のみとなり、簡単に開蓋することができる。
その際には、キャップを開蓋し、蓋体Bを把持し外方に引っ張ると、外周壁部4のヒンジCとの連設部位が引っ張られて変形し、上部薄肉部15が上方から引き裂かれ、スリット溝16の底面18の位置まで破断される。
さらに蓋体Bを引っ張ると、上部薄肉部15の引き裂きが、薄肉外周壁14に移り、縦方向に薄肉外周壁14の下部を引き裂いていくとともに、周方向引き裂きラインを形成する弱化連結部19aが破断を始める。
弱化連結部19aは極薄肉または切れ目が入れられているので、縦方向引き裂きラインが引き裂かれるとともに周方向引き裂きラインが引き裂かれ始める時、両引き裂きラインを同時に引き裂く力は大きくならず、縦方向引き裂きラインから周方向引き裂きラインへとスムーズに破断を進めることができる。
そして、弱化連結部19aの終端までは容易に破断が進行して、蓋体Bはキャップ本体Aから大きく離れ、さらに移行連結部19bで引き裂き力を増大させながら定常連結部19cに至ると一定の引き裂き力で破断が進行していく。
蓋体Bがキャップ本体Aから大きく離れると、蓋体Bを引っ張る力が入れやすくなるため、移行連結部19bから引き裂き力が増大しても容易に破断することができる。
また、弱化連結部19aに切れ目を入れた場合は、極薄肉とした場合より破断を容易に行うことができるが、キャップの強度とシール性を低下させるので、切れ目を入れるかどうかは、容器に充填する内容物の種類など必要性に応じて適宜選択すればよい。
スリット溝16の円弧範囲を大きくして、終端連結部17の円弧範囲を小さくすれば、キャップを分離する力が小さくてすむが、キャップの強度やシール性は低下するので、スリット溝16の円弧範囲は、キャップ強度や内容物の種類との兼ね合いで適宜決定すればよい。
B 蓋体
C ヒンジ
a 挿入口
2 蓋係合部
3 内筒
4 外周壁部
5 封緘部材
6 隔壁
7 プルリング
8 除去部
10 係合突部
11 外周切り込み部
11a 端面
11b 終端面
12 薄肉底壁
13 内周切り込み部
14 薄肉外周壁
15 上部薄肉部
16 スリット溝
17 終端連結部
18 底面
19 連結部
19a 弱化連結部
19b 移行連結部
19c 定常連結部
20 封緘部
21 傾斜連結部
22 弱化部
23 係止切欠け
23a 係止下面
24 封緘突部
25 頂壁
26 外周壁
27 封緘リブ
27a 曲面
27b 平坦側面
27c 傾斜側面
28 密封筒
30 係合部
31 指掛け凹部
32 突部
33 係止突部
33a 上面
33b 傾斜面
Claims (3)
- 容器本体の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体とヒンジによって開閉可能に連結された蓋体とからなるヒンジキャップにおいて、
キャップ本体は、注出筒と、蓋体と係合する蓋係合部と、蓋係合部の外縁に連設され、上端にヒンジを連設した外周壁部と、ヒンジの反対側に、外周壁部の外周から間隔を隔てて円弧状の幅広の挿入口を形成するように連設される円弧状の封緘部材とを具え、
外周壁部には、ヒンジの近傍に縦方向に切り込み部が設けられ、
外周壁部と蓋係合部の間には、切り込み部の両側に、所定円周角の円弧範囲にわたって上方に開口を有するスリット溝が凹設され、
切り込み部は、ヒンジ側に、径方向に形成された端面と、該端面から周方向にわずかに離れたヒンジと反対側に、外周に向け広がるように傾斜した終端面とを形成し、端面と終端面との間の外周壁部に、薄肉外周壁を形成し、
切り込み部の端面とスリット溝の間は、破断可能な上部薄肉部が形成され、終端面とスリット溝の間は、外周壁部と蓋係合部を連結する終端連結部が形成され、
スリット溝の底面には、外周壁部と蓋係合部を連結する破断可能な薄肉の連結部が設けられ、
封緘部材は、ヒンジの反対側の中央部から両側に延びる円弧状に形成され、幅広の封緘部と、封緘部の両側端から外周壁部の外周に向かう傾斜連結部とからなり、
封緘部には、下部に、下端の両側から切り込まれた係止切欠けと、上端に、両側から中央部付近に向かい上方に突設された封緘突部とが設けられ、
両側の傾斜連結部は、破断可能な弱化部を介して外周壁部の外周に連設され、
蓋体は、頂壁と、所定の位置にヒンジが連設される外周壁と、外周壁のヒンジの反対側の外周下部に連設され、閉蓋時にキャップ本体の外周壁部の挿入口に挿入され、封緘部材の封緘部に係合する封緘リブが設けられ、
外周壁には、ヒンジの反対側の外周に、指掛け凹部が凹設され、
封緘リブの外面下端部には、閉蓋時に、上部がキャップ本体の封緘部の係止切欠けに係合する係止突部が配設されていることを特徴とする不正防止キャップ。 - 封緘リブの外面上部には、指掛け凹部の外面下部から連続する曲面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の不正防止キャップ。
- 封緘リブの両側面は、上部の平坦側面と、平坦側面の下端から、閉蓋時に、キャップ本体の封緘部材のそれぞれの傾斜連結部の傾斜する内方面に係合する形状の傾斜側面が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の不正防止キャップ。
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