JP5516120B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP5516120B2 JP5516120B2 JP2010140248A JP2010140248A JP5516120B2 JP 5516120 B2 JP5516120 B2 JP 5516120B2 JP 2010140248 A JP2010140248 A JP 2010140248A JP 2010140248 A JP2010140248 A JP 2010140248A JP 5516120 B2 JP5516120 B2 JP 5516120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- mass
- particles
- parts
- fluoride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/09307—Encapsulated toner particles specified by the shell material
- G03G9/09314—Macromolecular compounds
- G03G9/09321—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/09307—Encapsulated toner particles specified by the shell material
- G03G9/09342—Inorganic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/0935—Encapsulated toner particles specified by the core material
- G03G9/09357—Macromolecular compounds
- G03G9/09364—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/09392—Preparation thereof
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
金属フッ化物(MFx):フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)、フッ化バリウム(BaF2)、フッ化アルミニウム(AlF3)の何れかの化合物
2.前記静電荷像現像用トナーが少なくとも水系媒体中で樹脂を凝集・融着させて形成されたものであることを特徴とする前記1に記載の静電荷像現像用トナー。
(1)先ず、検量線作成用の試料として、スチレンパウダー100質量部に既知量のフッ化マグネシウムを添加してフッ素元素測定用ペレットを作製する。
(2)次で、作製したフッ素元素測定用ペレットを蛍光X線分析し、スチレンパウダー中のフッ化マグネシウムについて、各ペレットから得られるピーク強度より、検量線を作成する。
(3)その後、特定のトナーを蛍光X線分析し、得られたピーク強度を検量線と照合することにより、フッ化マグネシウムの含有量が定量される。
本発明のトナーは、例えば、以下のような工程を経て作製することができる。
(1)重合性単量体に離型剤を溶解或いは分散する液を調製する工程
(2)重合性単量体を重合してコア用樹脂粒子を作製する工程
(3)水系媒体中でコア用樹脂粒子と着色剤粒子を多価金属イオンの存在下で凝集・融着させてコア粒子を作製する工程
(4)コア粒子の分散液中に、シェル用樹脂粒子と金属フッ化物を添加してコア粒子表面にシェル用樹脂粒子と金属フッ化物を融着させてコア・シェル構造のトナー母体粒子を形成する工程
(5)トナー母体粒子の分散液からトナー母体粒子を固液分離し、当該トナー母体粒子から界面活性剤などを除去する固液分離・洗浄工程
(6)洗浄されたトナー母体粒子を乾燥する乾燥工程
(7)乾燥処理されたトナー母体粒子に外添剤を添加してトナーを作製する工程
以下、各工程について説明する。
(1)分散液を調製する工程
この工程では、重合性単量体に離型剤を溶解或いは分散させた液を調製する工程である。
(2)コア用樹脂粒子を作製する工程
この工程の好適な一例においては、臨界ミセル濃度(CMC)以下の界面活性剤を含有した水系媒体中に、上記液を添加し、機械的エネルギーを加えて液滴を形成させ、次いで水溶性のラジカル重合開始剤を添加し、当該液滴中において重合反応を進行させ、樹脂を形成する。尚、前記液滴中に油溶性重合開始剤が含有されていてもよい。このような重合工程においては、機械的エネルギーを付与して強制的に乳化(液滴の形成)処理が必須となる。かかる機械的エネルギーの付与手段としては、ホモミキサー、超音波、マントンゴーリンなどの強い撹拌又は超音波振動エネルギーの付与手段を挙げることができる。
(3)コア粒子を作製する工程
コア粒子の作製は、水系媒体中でコア用樹脂粒子と着色剤を多価金属イオンの存在下で凝集・融着させ、コア用樹脂粒子同士を塩析/融着して作製することができる。又、コア粒子を作製する工程においては、コア用樹脂粒子や着色剤とともに、離型剤粒子や荷電制御剤などの内添剤微粒子を凝集・融着させることができる。
(4)トナー母体粒子を形成する工程
この工程では、コア粒子の分散液中にシェル用樹脂粒子と金属フッ化物の分散液を添加してコア粒子表面にシェル用樹脂粒子と金属フッ化物を融着させてトナー母体粒子を形成する。
(5)固液分離・洗浄工程
先ずトナー母体粒子の分散液を冷却処理する。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではない。
(6)乾燥工程
この工程は、洗浄処理されたケーキを乾燥処理し、乾燥されたトナー母体粒子を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。乾燥されたトナー母体粒子の水分は、1.0質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは0.5質量%以下とされる。尚、乾燥処理されたトナー母体粒子同士が、弱い粒子間引力で凝集している場合には、当該凝集体を解砕処理してもよい。ここに、解砕処理装置としては、ジェットミル、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル、フードプロセッサー等の機械式の解砕装置を使用することができる。
(7)トナーを作製する工程
この工程は、乾燥されたトナー母体粒子に外添剤を混合し、トナーを作製する工程である。
コア粒子を形成するコア用樹脂粒子は、少なくともカルボキシル基を有する重合性単量体とその他の重合性単量体を重合し作製したものである。
シェル用樹脂粒子を形成する樹脂は、コア用樹脂粒子と同様の重合性単量体を用いることができる。
着色剤としてはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を任意に使用することができ、カーボンブラックとしてはチャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用される。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マグネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まないが熱処理することにより強磁性を示す合金、例えばマンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用いることができる。
離型剤としては、従来公知のものを用いることができる。好ましくは、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどのポリオレフィンワックス、パラフィンワックス、サゾールワックスなどの長鎖炭化水素系ワックス、ジステアリルケトンなどのジアルキルケトン系ワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス、トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラミリステート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18−オクタデカンジオールジステアレート、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエートなどのエステル系ワックス、エチレンジアミンジベヘニルアミド、トリメリット酸トリステアリルアミドなどのアミド系ワックスなどが挙げられる。
トナーには、必要に応じて荷電制御剤を含有してもよい。荷電制御剤としては、公知の化合物を用いることができる。
トナーには、流動性、帯電性、クリーニング性などを改良するために、流動化剤、クリーニング助剤などの外添剤を含有してもよい。
本発明のトナーは、磁性又は非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。本発明のトナーを一成分現像剤として用いる場合は、非磁性一成分現像剤、或いはトナー中に0.1〜0.5μm程度の磁性粒子を含有させて磁性一成分現像剤としたものが挙げられ、何れも使用することができる。又、本発明のトナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。又、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなる樹脂分散型キャリアなど用いてもよい。
本発明で用いられる画像形成装置は、少なくとも感光体の表面を帯電させる帯電手段、帯電された感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段、感光体上の静電潜像をトナーにて現像してトナー像を形成する現像手段、感光体上のトナー像を中間転写体上に転写する一次転写手段、中間転写体上に転写されたトナー像を転写材に転写する二次転写手段、転写材に転写されたトナー像を加熱ローラと加圧ベルトとで構成される定着装置を用いて転写材上に熱定着する手段を有する。
先ず、金属フッ化物の分散液を調製した。
(金属フッ化物分散液1の調製)
界面活性剤ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム30質量部をイオン交換水2500質量部に溶解した。この溶液を撹拌しながら、フッ化マグネシウム(MgF2)150質量部を添加し、次で、分散装置「SCミル」(三井鉱山社製)を用いて流量約1kg/分にて5時間循環分散処理することにより、「金属フッ化物分散液1」を調製した。この「金属フッ化物分散液1」中のフッ化マグネシウム粒子の数平均粒子径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子社製)を用いて測定したところ100nmであった。
金属フッ化物分散液1の調製で用いたフッ化マグネシウムを、フッ化カルシウム(CaF2)に変更した以外は同様の方法で「金属フッ化物分散液2」を調製した。この「金属フッ化物分散液2」中のフッ化カルシウム粒子の数平均粒子径は110nmであった。
金属フッ化物分散液1の調製で用いたフッ化マグネシウムを、フッ化アルミニウム(AlF3)に変更した以外は同様の方法で「金属フッ化物分散液3」を調製した。この「金属フッ化物分散液3」中のフッ化アルミニウム粒子の数平均粒子径は100nmであった。
(着色剤分散液1の作製)
ドデシル硫酸ナトリウム90質量部をイオン交換水1600質量部に撹拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、カーボンブラック(リーガル330R:キャボット社製)420質量部を徐々に添加し、次いで、撹拌装置「クレアミックス」(エム・テクニック(株)製)を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の分散液を作製した。これを、「着色剤分散液1」とする。
第一段重合
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4質量部とイオン交換水3000質量部を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温した。昇温後、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水200質量部に溶解させたものを添加し、液温75℃とし、下記単量体を含む混合液を1時間かけて滴下後、75℃にて2時間加熱、撹拌することにより重合を行い、樹脂粒子を調製した。これを「樹脂粒子(1A)」とする。
スチレン 532質量部
n−ブチルアクリレート 200質量部
メタクリル酸 68質量部
n−オクチルメルカプタン 16質量部
第二段重合
下記単量体を含む混合液を攪拌しながら80℃に加熱し、この混合液にパラフィンワックス(融点:73℃)170質量部を溶解させ、ワックス含有単量体混合液を調製した。
スチレン 180質量部
n−ブチルアクリレート 110質量部
メタクリル酸 20質量部
n−オクチルメルカプタン 3質量部
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ポリオキシエチレン(2)ドデシルエーテル硫酸ナトリウム2質量部をイオン交換水3000質量部に溶解させた溶液を仕込み、80℃に加熱後、前記樹脂粒子(1A)を固形分換算52質量部と、前記ワックス含有単量体混合液を添加し、循環経路を有する機械式分散機「CLEARMIX」(エム・テクニック(株)製)により、1時間混合分散させ、乳化粒子(油滴)を含む分散液を調製した。
第三段重合
更に、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水200質量部に溶解させた溶液を添加し、80℃の温度条件下に、
スチレン 390質量部
n−ブチルアクリレート 235質量部
メタクリル酸 44質量部
n−オクチルメルカプタン 10質量部
からなる単量体を含む混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合を行った後、28℃まで冷却し樹脂粒子を得た。これを「コア用樹脂粒子1」とする。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ドデシル硫酸ナトリウム1.7質量部とイオン交換水3000質量部を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温した。昇温後、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水200質量部に溶解させたものを添加し、液温80℃とし、下記単量体混合液を2時間かけて滴下後、80℃にて2時間加熱、撹拌することにより重合を行い、樹脂粒子を調製した。これを「シェル用樹脂粒子1」とする。
n−ブチルアクリレート 120質量部
メタクリル酸 60質量部
n−オクチルメルカプタン 22質量部
(凝集・融着工程)
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、「コア用樹脂粒子1」を固形分換算で392質量部と、イオン交換水1100質量部と、「着色剤分散液1」200質量部を仕込み、液温を30℃に調整した後、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム60質量部をイオン交換水60質量部に溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間保持した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて80℃まで昇温し、80℃を保持したまま粒子成長反応を継続した。この状態で、「コールターマルチサイザ3」にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準におけるメディアン径が6μmになった時点で、塩化ナトリウム40質量部をイオン交換水160質量部に溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、更に、熟成工程として液温度80℃にて1時間にわたり加熱撹拌することにより粒子間の融着を進行させ、「コア粒子1」を形成した。
次いで、「シェル用樹脂粒子1」を固形分換算で44質量部と「金属フッ化物分散液1」を固形分換算で14.8質量部を同時に添加し、80℃にて2時間にわたり撹拌を継続し、「金属フッ化物」を取り込みつつ「シェル用樹脂粒子1」の粒子を「コア粒子1」の表面に融着させシェル層を形成させた。その後、塩化ナトリウム150質量部をイオン交換水600質量部に溶解した水溶液を添加し熟成処理を行い、所望の円形度になった時点で30℃に冷却してコア・シェル構造のトナー母体粒子を作製した。
上記で作製した粒子をバスケット型遠心分離機で固液分離し、トナー母体粒子のウェットケーキを形成した。このウェットケーキを、前記バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで40℃のイオン交換水で洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して「トナー母体粒子1」を作製した。
上記で得られたトナー母体粒子1に、疎水性シリカ(数平均1次粒子径=12nm)を1質量%及び疎水性チタニア(数平均1次粒子径=20nm)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合して、「トナー1」を作製した。
トナー1の作製において、シェリング工程における「金属フッ化物分散液1」の添加量を、表1のように変更した以外は同様にして、「トナー2〜4、9、10」を作製した。
トナー1の作製において、シェリング工程における「金属フッ化物分散液1(MgF2」を、「金属フッ化物分散液2(CaF2)」25.1質量部(固形分換算)に変更した以外は同様にして、「トナー5」を作製した。
トナー1の作製において、シェリング工程における「金属フッ化物分散液1(MgF2」を、「金属フッ化物分散液3(AlF3)」25.1質量部(固形分換算)に変更した以外は同様にして、「トナー6」を作製した。
(凝集・融着工程)
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、「コア用樹脂粒子1」を固形分換算で392質量部と、「金属フッ化物分散液1」を固形分換算で25.1質量部と、イオン交換水1100質量部と、「着色剤分散液1」200質量部を仕込み、液温を30℃に調整した後、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム60質量部をイオン交換水60質量部に溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間保持した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて80℃まで昇温し、80℃を保持したまま粒子成長反応を継続した。この状態で、「コールターマルチサイザ3」にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準におけるメディアン径が6μmになった時点で、塩化ナトリウム40質量部をイオン交換水160質量部に溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、更に、熟成工程として液温度80℃にて1時間にわたり加熱撹拌することにより粒子間の融着を進行させ、「コア粒子7」を形成した。
次いで、「シェル用樹脂粒子1」を固形分換算で44質量部添加し、80℃にて2時間にわたり撹拌を継続し、「シェル用樹脂粒子1」の粒子を「コア粒子7」の表面に融着させシェル層を形成させた。その後、塩化ナトリウム150質量部をイオン交換水600質量部に溶解した水溶液を添加し熟成処理を行い、所望の円形度になった時点で30℃に冷却した。
生成した粒子をバスケット型遠心分離機で固液分離し、トナー母体粒子のウェットケーキを形成した。このウェットケーキを、前記バスケット型遠心分離機で濾液の電気伝導度が5μS/cmになるまで40℃のイオン交換水で洗浄し、その後「フラッシュジェットドライヤー」(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して「トナー母体粒子7」を作製した。
上記で得られたトナー母体粒子に、疎水性シリカ(数平均1次粒子径=12nm)を1質量%及び疎水性チタニア(数平均1次粒子径=20nm)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合して、「トナー7」を作製した。
下記材料を「ヘンシェルミキサー」(三井鉱山社製)で十分混合した後、混合物を2軸押出混練機「PCM」(池貝社製)で溶融混練し、迅速に冷却した後、「フェザーミル」(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した。
カーボンブラック「モーガルL」(キャボット社製) 32質量部
ポリエチレンワックス(融点:89℃) 12質量部
金属フッ化物「MgF2」 23.4質量部
(外添剤処理工程)
上記で得られたトナー母体粒子8に、疎水性シリカ(数平均1次粒子径=12nm)を1質量%及び疎水性チタニア(数平均1次粒子径=20nm)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合して、「トナー8」を作製した。
トナー1の作製において、シェリング工程で添加した金属フッ化物分散液1を、添加しなかった以外は同様にして、「トナー11」を作製した。
フェライトコア100質量部とシクロヘキシルメタクリレート/メチルメタクリレート(共重合比5/5)の共重合体樹脂粒子を5質量部とを、撹拌羽根付き高速混合機に投入し、120℃で30分間撹拌混合して機械的衝撃力の作用でフェライトコアの表面に樹脂コート層を形成し、体積基準メディアン径50μmのキャリアを得た。
デジタルカラー複合機「bizhub PRO C500」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ製)に、上記で作製したトナーと現像剤を順番に装填し、高温高湿(30℃、85%RH)の環境でA4上質紙(坪量64g/m2)に30万枚プリント後、その環境に36時間複合機を保管した。
ベタ画像濃度は、白紙に対するプリント画像の相対反射濃度を画像の四隅と中央部の合計5ヶ所について測定し、その平均値で評価した。ベタ画像の濃度測定は、「Macbeth RD918」(マクベス社製)を用いて行った。画像濃度は1.20以上を実用上問題ないレベルと判断する。
ハーフトーン画像ムラは、ハーフトーン画像の白紙に対する相対反射濃度を感光体の軸方向に5カ所について測定し評価した。ハーフトーン画像の濃度測定は、「Macbeth RD918」(マクベス社製)を用いて測定した。
2Y、2M、2C、2K 帯電手段
3Y、3M、3C、3K 露光手段
4Y、4M、4C、4K 現像手段
5Y、5M、5C、5K 一次転写手段としての一次転写ローラ
5A 二次転写手段としての二次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K 二次転写体のクリーニング手段
7 無端ベルト状中間転写体ユニット
24 定着装置
Claims (4)
- 下記の金属フッ化物(MFx)の少なくとも1つを、静電荷像現像用トナー全質量に対して3〜10質量%含有することを特徴とする静電荷像現像用トナーであって、
該静電荷像現像用トナーがコア部とシェル層からなるコア・シェル構造を有し、
該シェル層が水系媒体中でコア部表面に樹脂粒子と前記金属フッ化物とを融着して形成されたものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー:
金属フッ化物(MFx):フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)、フッ化バリウム(BaF2)、フッ化アルミニウム(AlF3)の何れかの化合物。 - 前記コア部が少なくとも水系媒体中で樹脂を凝集・融着させて形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記静電荷像現像用トナーが、静電荷像現像用トナー100質量部に対して外添剤を0.05〜5質量部含有していることを特徴とする請求項1または2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記金属フッ化物がフッ化マグネシウム、フッ化カルシウムであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010140248A JP5516120B2 (ja) | 2009-06-29 | 2010-06-21 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009153564 | 2009-06-29 | ||
JP2009153564 | 2009-06-29 | ||
JP2010140248A JP5516120B2 (ja) | 2009-06-29 | 2010-06-21 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011028246A JP2011028246A (ja) | 2011-02-10 |
JP5516120B2 true JP5516120B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=43381125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010140248A Active JP5516120B2 (ja) | 2009-06-29 | 2010-06-21 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100330491A1 (ja) |
JP (1) | JP5516120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6475849B2 (ja) * | 2015-09-15 | 2019-02-27 | 日本板硝子株式会社 | 光拡散透過シート及び複合粒子の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2767840B2 (ja) * | 1988-11-18 | 1998-06-18 | ミノルタ株式会社 | 静電荷現像用トナー |
EP0649065B1 (en) * | 1993-08-27 | 1999-03-03 | Minolta Co., Ltd. | Chargeability-relating member comprising carix allene compound |
EP1584989B1 (en) * | 2004-03-23 | 2011-09-21 | Seiko Epson Corporation | Use of a toner |
-
2010
- 2010-06-16 US US12/816,598 patent/US20100330491A1/en not_active Abandoned
- 2010-06-21 JP JP2010140248A patent/JP5516120B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100330491A1 (en) | 2010-12-30 |
JP2011028246A (ja) | 2011-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017167440A (ja) | 二成分現像剤用トナー及びこれを用いた画像形成方法 | |
JP2014098846A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
US8084175B2 (en) | Electrophotographic toner set | |
JP2000267334A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法 | |
JP2004287182A (ja) | 画像形成方法、画像形成装置およびトナーカートリッジ | |
JP2009151060A (ja) | 静電荷像現像用トナーとその製造方法、及び画像形成装置 | |
JP2006030760A (ja) | 静電像現像用トナー | |
JP2011123344A (ja) | 静電潜像現像用トナーと画像形成方法 | |
JP2003330220A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 | |
JP2003202699A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JPWO2004088431A1 (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP2011170229A (ja) | 静電荷像現像用トナー、及び、トナーの製造方法 | |
JP2009168963A (ja) | 非磁性トナー | |
JP5516120B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2008268565A (ja) | 静電荷像現像用トナー、及びその製造方法 | |
JP4544053B2 (ja) | トナー、トナーの製造方法 | |
JP2012003176A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2010210862A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP5358972B2 (ja) | 画像形成方法及び光沢度合い対応の静電荷像現像用トナー | |
JP6690361B2 (ja) | オートリファイニング現像方式における補給用キャリアおよび補給用二成分現像剤ならびに画像形成方法 | |
JP5696583B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2009025600A (ja) | 電子写真現像剤 | |
JP2009251484A (ja) | トナー | |
JP2012173375A (ja) | 2成分現像剤とそれを用いた現像方法及び画像形成装置 | |
JP2009009113A (ja) | 電子写真用トナー、電子写真用トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121220 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130207 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140317 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5516120 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |