JP4544053B2 - トナー、トナーの製造方法 - Google Patents
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Description
樹脂粒子と着色剤粒子を会合融着させて形成された会合粒子分散液に、
ラジカル重合性単量体を含有する油相を添加し、
該会合粒子分散液中で該ラジカル重合性単量体を重合させ、
会合粒子の表面に該重合により生成される樹脂を被覆してシェルを形成する、
工程を経て作製されるトナーであって、
該シェルに含有される樹脂の親水化度が、前記会合粒子に含有される樹脂の親水化度よりも高いことを特徴とするトナー。
前記シェルに含有される樹脂の親水化度をSb、前記会合粒子に含有される樹脂の親水化度をSaとしたときに、
Sb−Sa≧5
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のトナー。
前記トナーは、体積基準におけるメディアン径が2乃至7μm、平均円形度が0.920乃至0.975であり、
該シェルの厚さが10乃至200nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
前記シェルに含有される樹脂が、架橋構造を有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー。
樹脂粒子と着色剤粒子を会合融着させて形成された会合粒子分散液に、
ラジカル重合性単量体を含有する油相を添加し、
該会合粒子分散液中で該ラジカル重合性単量体を重合して、
該会合粒子表面に該重合により生成される樹脂を被覆する、
工程を有し、
会合粒子表面に被覆された樹脂の親水化度が、該会合粒子に含有される樹脂の親水化度よりも高いことを特徴とするトナーの製造方法。
また、平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせた値を全粒子数で除して算出した値である。
=SA・(a/100)+SB・(b/100)+SC・(c/100)
ここで、単量体にスチレン、n−ブチルアクリレート、メタクリル酸を用い、単量体の比率が異なる2つの共重合体A、Bの親水性を比較する。なお、スチレンの20℃における溶解度を0.24(g/リットル)、n−ブチルアクリレートの溶解度を2(g/リットル)、メタクリル酸の溶解度を89(g/リットル)とする。
親水化度A=0.24×(73/100)+2×(25/100)+89×(2/100)
=2.45
となる。
親水化度B=0.24×(70/100)+2×(25/100)+89×(5/100)
=5.12
となり、共重合体Bが共重合体Aよりも高い親水化度を有することが確認される。
(1)ワックスをラジカル重合性単量体に溶解或いは分散する溶解/分散工程
(2)樹脂微粒子の分散液を調製するための重合工程
(3)水系媒体中で樹脂微粒子と着色剤粒子を会合させ、会合したこれらの粒子を融着させてコア粒子(会合粒子)を得る会合・融着工程
(4)コア粒子(会合粒子)分散液中に、ラジカル重合性単量体を添加し、ラジカル重合を行ってシェルを形成して着色粒子を作製するシェル化工程
(5)冷却された着色粒子分散液から当該着色粒子を固液分離し、当該着色粒子から界面活性剤などを除去する洗浄工程
(6)洗浄処理された着色粒子を乾燥する乾燥工程
必要に応じ
(7)乾燥処理された着色粒子に外添剤を添加する工程が含まれていてもよい。
この重合工程の好適な一例においては、臨界ミセル濃度(CMC)以下の界面活性剤を含有した水系媒体中に、前記エステル化合物の混合物を溶解或いは分散含有したラジカル重合性単量体溶液を添加し、機械的エネルギーを加えて液滴を形成させ、次いで水溶性のラジカル重合開始剤を添加し、当該液滴中において重合反応を進行させる。尚、前記液滴中に油溶性重合開始剤が含有されていてもよい。このような重合工程においては、機械的エネルギーを付与して強制的に乳化(液滴の形成)処理が必須となる。かかる機械的エネルギーの付与手段としては、ホモミキサー、超音波、マントンゴーリンなどの強い攪拌又は超音波振動エネルギーの付与手段を挙げることができる。
前記会合・融着工程で行われる代表的な方法としては、たとえば、重合工程により得られた樹脂微粒子(着色又は非着色の樹脂微粒子)を塩析させると同時に融着を行う塩析/融着法が挙げられる。また、当該会合・融着工程では、樹脂微粒子や着色剤微粒子とともに、ワックス微粒子や荷電制御剤などの内添剤微粒子なども融着させることができる。
シェル化工程では、ラジカル重合性単量体を会合粒子分散液(コア粒子分散液)中に滴下してコア粒子に吸着させた後、コア粒子分散液を重合可能な温度に昇温して、開始剤を添加することにより重合反応を開始し、該重合反応によりコア粒子表面に薄い樹脂層からなるシェルを形成させる。このように、コア粒子に吸着した単量体を重合することによりコア表面には均一にシェルが形成され、コアが表面に露出していないトナーが得られる。
この工程は、前記着色粒子の分散液を冷却処理(急冷処理)する工程である。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
この固液分離・洗浄工程では、上記の工程で所定温度まで冷却された着色粒子の分散液から当該着色粒子を固液分離する固液分離処理と、固液分離されたトナーケーキ(ウエット状態にある着色粒子をケケーキ状に凝集させた集合物)から界面活性剤や塩析剤などの付着物を除去する洗浄処理とが施される。ここに、濾過処理方法としては、遠心分離法、ヌッチェ等を使用して行う減圧濾過法、フィルタープレス等を使用して行う濾過法など特に限定されるものではない。
この工程は、洗浄処理されたトナーケーキを乾燥処理し、乾燥された着色粒子を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、攪拌式乾燥機などを使用することが好ましい。乾燥された着色粒子の水分は、5質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは2質量%以下とされる。尚、乾燥処理された着色粒子同士が、弱い粒子間引力で凝集している場合には、当該凝集体を解砕処理してもよい。ここに、解砕処理装置としては、ジェットミル、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル、フードプロセッサー等の機械式の解砕装置を使用することができる。
この工程は、乾燥された着色粒子に必要に応じ外添剤を混合し、トナーを作製する工程である。
1.トナーの作製
(1)コア用樹脂粒子の作製
(第1段重合)
スチレン(モノマー組成比72%) 180.0g
n−ブチルアクリレート(モノマー組成比27%) 67.5g
メタクリル酸(モノマー組成比1%) 2.5g
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 7.0g
からなる単量体混合液を撹拌装置を取り付けたステンレス釜に入れ、そこにペンタエリスリトールテトラベヘン酸エステル100gを付加し、70℃に加温し溶解させて単量体混合液を調製した。
上記のようにして得た樹脂粒子分散液1Aに、過硫酸カリウム12gをイオン交換水220gに溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下に、
スチレン(モノマー組成比72%) 328g
n−ブチルアクリレート(モノマー組成比27%) 123g
メタクリル酸(モノマー組成比1%) 4.6g
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 7.5g
からなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合を行った後、28℃まで冷却し樹脂粒子分散液1Bを得た。この樹脂粒子Bのガラス転位温度は41℃、親水化度は1.60、重量平均分子量は30000であった。
ドデシル硫酸ナトリウム90gをイオン交換水1600gに撹拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、カーボンブラック(リーガル330R:キャボット社製)400gを徐々に添加し、次いで、機械式分散機CLEARMIX(エム・テクニック(株)製)を用いて分散処理することにより、着色剤分散液Bkを調製した。この着色剤分散液Bkにおける着色剤粒子の粒子径を、電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子(株)製)を用いて測定したところ、110nmであった。
着色剤分散液Bkの調製で用いたカーボンブラック(リーガル330R:キャボット社製)400gを「C.I.ピグメントブルー15:3」200gに変更した以外は同様にして着色剤分散液Cを調製した。また、「C.I.ピグメントレッド122」340gに変更して着色剤分散液Mを、「C.I.ピグメントイエロー74」360gに変更して着色剤分散液Yを調製した。これらの着色剤分散液の着色剤粒子の粒子径を、電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子(株)製)を用いて測定したところ、いずれも110nmであった。
樹脂粒子分散液1B 2000g
イオン交換水 670g
着色剤分散液Bk 400g
上記を温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器に入れて撹拌し、液温を30℃に調製した後、この溶液に5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。
(2)シェルの形成
上記コア粒子分散液に、
スチレン 36.92g
n−ブチルアクリレート 11.44g
メタクリル酸 3.64g
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 1.3g
の単量体混合液を滴下してコア粒子に吸着させた。そして、過硫酸カリウム14.8gをイオン交換水400gに溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下にて重合を3時間行った。その後、液温30℃まで冷却し、塩酸を添加してpHを4.0に調整し、撹拌を停止した。このようにして、コア粒子表面にシェルを被覆させたコア・シェル構造の着色粒子1Bkを作製した。
(3)洗浄・乾燥工程
作製した着色粒子1Bkの分散液をバスケット型遠心分離機「MARKIII 型式番号60×40」(松本機械(株)製)で固液分離し、トナー母体のウェットケーキを作製した。該ウェットケーキを前記バスケット型遠心分離機でろ液の電気伝導度が5μS/cmになるまで洗浄し、その後、「フラッシュジェットドライヤ(セイシン企業(株)製)」に移し、水分量が0.5質量%となるまで乾燥して着色粒子1Bkを得た。
(4)トナー1の作製
上記で得られた着色粒子1に、疎水性シリカ(数平均1次粒径=12nm、疎水化度=68)を1質量%、および、疎水性酸化チタン(数平均1次粒子径=20nm、疎水化度=63)を0.3質量%添加し、ヘンシェルミキサーにより混合して、トナー1Bkを作製した。トナー1Bkの体積基準におけるメディアン径(μm)、平均円形度、シェル層膜厚、およびコア、シェル樹脂の親水性の比較を表1、2に示す。
(5)トナー2〜15、18、19の作製
上記トナー1(1Bk)のシェル形成工程で使用された単量体混合液を表2に示す添加量に変更したほかは同様にしてコア・シェル構造の着色粒子2(2Bk)を作製し、外添剤添加処理を経てトナー2(2Bk、2C、2M、2Y)を作製した。なお、カラートナー2C、2M、2Yの物性値は黒色トナー2Bkと同じ結果が得られた。
(6)比較用トナー16の作製
上記トナー1のシェル形成工程の代わりに下記の工程によるシェル形成にしたほかは同様にして比較用のトナー16を作製した。
(シェル用樹脂粒子の作製)
攪拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたステンレス釜(SUS釜)に、ドデシル硫酸カリウム8gをイオン交換水3000gに溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら液温80℃に昇温させた。
n−ブチルアクリレート(モノマー組成比 22%) 177g
メタクリル酸 (モノマー組成比 2%) 16g
n−オクチル−3−メルカプトプロピオネート 5.5g
この樹脂粒子分散液(2L)を構成する樹脂粒子は、11,000にピーク分子量を有し、重量平均粒径は128nmであった。
(シェルの形成)
樹脂粒子分散液(2L)96g(固形分換算)をコア粒子となる樹脂粒子Bの分散液に添加し、3時間にわたり加熱攪拌を継続して樹脂粒子B表面に樹脂粒子(2L)を融着させた。そして、塩化ナトリウム40.2gを加え、8℃/分の条件で30℃まで冷却し、塩酸を添加してpHを2.0に調整して攪拌を停止した。生成された融着粒子分散液を濾過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄した後、40℃の温風で乾燥し、外添剤処理を行ってコア・シェル構造を有する比較用のトナー16(16Bk、16C、16M、16Y)を得た。
(7)比較用トナー17の作製
スチレン78質量部及びn−ブチルアクリレート22質量部からなる単量体(得られる共重合体の計算Tg=50℃)と、カーボンブラック(テグサ社製、商品名プリンテックス150T)7質量部、帯電制御剤(保土ヶ谷化学社製、商品名スピロンブラックTRH)1質量部、ジビニルベンゼン0.3質量部を、室温のボールミルで分散させて、コア用単量体混合物の均一混合液を得た。なお、上記均一混合液の単量体成分の親水化度Saは0.63である。
表2に記載の各トナーに、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを混合し、トナー濃度が6%となるように調整して現像剤1(1Bk、1C、1M、1Y)〜19(19Bk、19C、19M、19Y)を調製した。そして、現像剤1〜現像剤15による下記評価を実施例1〜15、現像剤16〜現像剤19を用いたものを比較例1〜4とした。
2.評価実験
(1)評価装置
評価装置としては、図2に記載の画像形成工程を有するMagicolor5440DL(コニカミノルタ(株)製)を用いて評価を行った。なお、定着速度は245mm/sec(約50枚/分(A4版、横送り))で、熱ロール表面温度を150℃とした。
(2)評価項目
上記評価機機内の現像器に近い場所に温度センサを設置し、機内温度をモニタリングする装置に接続させた後、評価機の機内温度が65℃になるまで連続両面プリントを実施した。機内温度が65℃になった時点で、画素率が10%の画像(画素率が7%の文字画像、人物顔写真、ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1/4等分にあるオリジナル画像)をプリントアウトし、以下の評価を行った。
上記オリジナル画像のプリント物を以下の評価にて判定した。
○(良):ベタ黒画像上で、スジ状に若干濃度が薄くなっている箇所がある程度
△(可):ベタ黒画像上で、白スジが数本あるものの、プリンター画像等の実画像では目立たなく、使用上問題ないレベル
×(不可):実画像においても白スジが確認でき、使用上不可レベル
〈カブリ〉
上記オリジナル画像のプリント物におけるベタ白画像上でのカブリの発生を評価した。カブリ濃度の測定は、まず印字されていない白紙をマクベス反射濃度計「RD−918」を用いて20ヶ所の絶対画像濃度を測定して平均値を算出し白紙濃度とする。次に、評価用形成画像のベタ白画像部分について、同様に20ヶ所の絶対画像濃度を測定して平均値を算出し、この平均濃度から白紙濃度を引いた値をカブリ濃度として評価した。カブリ濃度が0.010以下であれば、カブリは実用的に問題ないと評価した。
○:0.006以下
△:0.010以下
×:0.010より大きい値
〈細線再現性〉
機内温度が65℃になったときに、2ドットラインの画像信号に対応する細線画像を形成し、作成されたトナー画像のライン幅を、印字評価システム「RT2000」(ヤーマン社製)によって測定した。100μm幅の細線を作成するように設定しておき、1枚目と3000枚目のプリントで形成されたライン幅の変動を評価した。評価は、10倍のルーペを用いて目視観察を用いて行い、1枚目のプリントはいずれのサンプルも100μmの細線を形成していた。評価は以下のとおり
◎:線幅の変動が7μm未満
○:線幅の変動が7μm以上15μm未満
×:線幅の変動が15μm以上
〈トナーの凝集〉
機内温度が65℃になってから引き続き、1000枚の連続プリントを行った後に現像装置内に残存するトナーを20g取り出し、目開き45μmのフルイで篩い、フルイ上に残存した凝集物の量(個数)で評価した。評価は以下のとおり
◎:フルイ上の凝集物の量が、0乃至5個未満
○:フルイ上の凝集物の量が、6個以上10個未満
△:フルイ上の凝集物の量が、10個以上30個未満
×:フルイ上の凝集物の量が、30個以上。
2 中間転写ベルト
3 バイアスローラ
5、6、7、8 現像器
9 中間転写クリーナー
P 転写材
T トナー、トナー画像
A コア
B シェル
C 着色剤相
D ワックス相
Claims (5)
- 樹脂粒子と着色剤粒子を会合融着させて形成された会合粒子分散液に、
ラジカル重合性単量体を含有する油相を添加し、
該会合粒子分散液中で該ラジカル重合性単量体を重合させ、
会合粒子の表面に該重合により生成される樹脂を被覆してシェルを形成する、
工程を経て作製されるトナーであって、
該シェルに含有される樹脂の親水化度が、前記会合粒子に含有される樹脂の親水化度よりも高いことを特徴とするトナー。 - 前記シェルに含有される樹脂の親水化度をSb、前記会合粒子に含有される樹脂の親水化度をSaとしたときに、
Sb−Sa≧5
の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のトナー。 - 前記トナーは、体積基準におけるメディアン径が2乃至7μm、平均円形度が0.920乃至0.975であり、
該シェルの厚さが10乃至200nmであることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。 - 前記シェルに含有される樹脂が、架橋構造を有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー。
- 樹脂粒子と着色剤粒子を会合融着させて形成された会合粒子分散液に、
ラジカル重合性単量体を含有する油相を添加し、
該会合粒子分散液中で該ラジカル重合性単量体を重合して、
該会合粒子表面に該重合により生成される樹脂を被覆する、
工程を有し、
会合粒子表面に被覆された樹脂の親水化度が、該会合粒子に含有される樹脂の親水化度よりも高いことを特徴とするトナーの製造方法。
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