JP5254086B2 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents
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Description
0.3<(d3w−d3t)/(d1t−d1w)<0.8
ただし、
d1w:広角端での第1レンズ群と第2レンズ群との軸上間隔
d1t:望遠端での第1レンズ群と第2レンズ群との軸上間隔
d3w:広角端での第3レンズ群と第4レンズ群との軸上間隔
d3t:望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群との軸上間隔
0.826≦(d3w−d3t)/(d1t−d1w)<1.05 ……(1)
そして、さらに、次の好ましい構成を適宜採用して満足することで、レンズ全長の短縮化、小型化および広角化がより容易となる。
0.7<IH/fw<0.9 ……(2)
N1>1.90 ……(3)
ν1<24 ……(4)
本発明による撮像装置では、本発明の小型化の図られた高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いて、装置全体としての小型化が図られる。
図1(A),(B),(C)は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例のレンズ構成に対応している。なお、図1(A)は無限遠合焦状態でかつ広角端(最短焦点距離状態)での光学系配置、図1(B)は無限遠合焦状態でかつ中間域(中間焦点距離状態)での光学系配置、図1(C)は無限遠合焦状態でかつ望遠端(最長焦点距離状態)での光学系配置に対応している。同様にして、後述の第2ないし第6の数値実施例のレンズ構成に対応する第2ないし第6の構成例の断面構成を、図2(A),(B),(C)〜図6(A),(B),(C)に示す。図1(A),(B),(C)〜図6(A),(B),(C)において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号Diについては、変倍に伴って変化する部分の面間隔D8,D13,D16,D21,D23のみ符号を付す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では図1(A),(B),(C)に示した第1の構成例を基本にして説明する。
0.80<(d3w−d3t)/(d1t−d1w)<1.05 ……(1)
0.7<IH/fw<0.9 ……(2)
N1>1.90 ……(3)
ν1<24 ……(4)
0.4<ΔMW/fw<1.0 ……(5)
このズームレンズでは、第1レンズ群G1内に配置された反射部材によって光路が折り曲げられる屈曲光学系の構成とされていることで、良好な光学性能を維持しつつ、光学系の厚さ方向の長さが抑えられ、撮像装置に組み込んだときの薄型化が容易となる。また、物体側から順に、屈折力が正、負、正、正、正の5つのレンズ群を配設し、変倍時に第2レンズ群G2、第4レンズ群G4、および第5レンズ群G5を移動するようになされた5群方式のズームレンズにおいて、変倍時のレンズ群の移動量および移動軌跡の最適化が適切になされている。また、レンズ構成の最適化、特に第1レンズ群G1のレンズ構成の最適化が適切になされている。これにより、変倍全域での諸収差の劣化を抑えつつ、レンズ全長が短く抑えられる。また、第1レンズ群G1の外径を抑えて小型化と広角化との実現が容易となる。
以下、上記した条件式に関する作用および効果をより詳細に説明する。
N1>1.98 ……(3)’
ν1<22 ……(4)’
[表1]〜[表3]は、図1(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に[表1]にはその基本的なレンズデータを示し、[表2]および[表3]にはその他のデータを示す。[表1]に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係るズームレンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜25)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1(C)において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndiの欄には、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との間のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。[表1]にはまた、諸データとして、広角端および望遠端における全系の近軸焦点距離f(mm)、画角(2ω)およびFナンバー(FNO.)の値についても示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h2)1/2}+ΣAn・hn ……(A)
(n=3以上の整数)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
An:第n次の非球面係数
以上の実施例1に係るズームレンズと同様にして、図2(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、[表4]〜[表6]に示す。また同様にして、図3(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3として、[表7]〜[表9]に示す。同様にして、図4(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例4として、[表10]〜[表12]に示す。同様にして、図5(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例5として、[表13]〜[表15]に示す。同様にして、図6(A),(B),(C)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例6として、[表16]〜[表18]に示す。
Claims (7)
- 物体側より順に、変倍および合焦の際に固定で正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍の際に移動する負の屈折力の第2レンズ群と、変倍および合焦の際に固定で正の屈折力を有する第3レンズ群と、変倍の際に移動する正の屈折力の第4レンズ群と、変倍の際に移動すると共に合焦機能を有する正の屈折力の第5レンズ群とが配設され、
広角端から望遠端へと変倍させる際に、前記第5レンズ群が、まず物体側に移動した後、途中で像側へと反転して物体側に凸の弧状の移動軌跡を描くように移動するようになされ、かつ、物体距離が無限遠の状態における前記第5レンズ群の位置が、広角端よりも望遠端において像側に位置するように移動し、
前記第1レンズ群が物体側より順に、負の屈折力を有する前群と光路を折り曲げる反射部材と正の屈折力を有する後群とで構成され、前記前群は少なくとも1面が非球面形状を有する非球面レンズからなり、
かつ、以下の条件式を満足する
ことを特徴とするズームレンズ。
0.826≦(d3w−d3t)/(d1t−d1w)<1.05 ……(1)
ただし、
d1w:広角端での第1レンズ群と第2レンズ群との軸上間隔
d1t:望遠端での第1レンズ群と第2レンズ群との軸上間隔
d3w:広角端での第3レンズ群と第4レンズ群との軸上間隔
d3t:望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群との軸上間隔
とする。 - 変倍時に、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群が、互いに異なる移動方向で、かつ共に線形直線移動するようになされている
ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - さらに以下の条件式を満足する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
0.7<IH/fw<0.9 ……(2)
ただし、
IH:最大像高
fw:広角端での全系の焦点距離
とする。 - 前記第1レンズ群中の前記後群は、正の屈折力を有する2枚のレンズからなり、前記2枚のレンズのうち少なくとも物体側のレンズが、外径形状の一部を切り欠いた形状で構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 前記第1レンズ群において、前記後群の前記2枚のレンズのうち少なくとも物体側のレンズが、少なくとも前記前群の前記非球面レンズに近接している側において外径形状の一部を切り欠いた形状で構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。 - さらに以下の条件式を満足する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
N1>1.90 ……(3)
ν1<24 ……(4)
ただし、
N1:第1レンズ群中の前群を構成する非球面レンズのd線における屈折率
ν1:第1レンズ群中の前群を構成する非球面レンズのd線におけるアッベ数
とする。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のズームレンズと、
前記ズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
を備えたことを特徴とする撮像装置。
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