JP5415295B2 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents
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かつ、以下の条件式を満足する。ただし、Nnは第1レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折率、fG1は第1レンズ群中の負レンズの焦点距離、fwは広角端での全系の焦点距離、f1は第1レンズ群の焦点距離、f2は第2レンズ群の焦点距離とする。
Nn>1.9 ……(1)
2.5<|fG1|/fw<3.5 ……(2)
2.5<f1/fw<3.2 ……(3)
1.306≦|f2|/fw<2.0 ……(5)
そして、さらに、次の好ましい構成を適宜採用して満足することで、広角化、高倍率化および薄型化がより容易となる。
νn<25.0 ……(4)
本発明による撮像装置では、本発明の広角化、高倍率化および薄型化の図られた高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いて、装置全体としての小型化が図られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1(A),(B)は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例のレンズ構成に対応している。なお、図1(A)は無限遠合焦状態でかつ広角端(最短焦点距離状態)での光学系配置、図1(B)は無限遠合焦状態でかつ望遠端(最長焦点距離状態)での光学系配置に対応している。同様にして、後述の第2ないし第6の数値実施例のレンズ構成に対応する第2ないし第6の構成例の断面構成を、図2(A),(B)〜図6(A),(B)に示す。図1(A),(B)〜図6(A),(B)において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号Diについては、変倍に伴って変化する部分の面間隔のみ符号を付す。
Nn>1.9 ……(1)
2.5<|fG1|/fw<3.5 ……(2)
2.5<f1/fw<3.2 ……(3)
νn<25.0 ……(4)
1.0<|f2|/fw<2.0 ……(5)
y/fw>0.8 ……(6)
図26,図27は、このズームレンズが搭載される撮像装置の一例として、デジタルスチルカメラを示している。特に図26は、このデジタルスチルカメラ10を前側から見た外観を示し、図27は、このデジタルスチルカメラ10を背面側から見た外観を示している。このデジタルスチルカメラ10は、その前面側の中央上部に、ストロボ光を照射するストロボ発光部21を備えている。また、その前面側においてストロボ発光部21の側方部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口22が設けられている。このデジタルスチルカメラ10はまた、上面側に、レリーズボタン23と電源ボタン24とを備えている。このデジタルスチルカメラ10はまた、背面側に、表示部25と操作部26,27とを備えている。表示部25は、撮像された画像を表示するためのものである。このデジタルスチルカメラ10では、レリーズボタン23を押圧操作することにより、1フレーム分の静止画の撮影が行われ、この撮影で得られる画像データがデジタルスチルカメラ10に装着されたメモリカード(図示せず)に記録される。
次に、以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
このズームレンズでは、第1レンズ群G1内に配置された反射部材(直角プリズムLP)によって光路が折り曲げられる屈曲光学系の構成とされていることで、良好な光学性能を維持しつつ、光学系の厚さ方向の長さが抑えられ、撮像装置に組み込んだときの薄型化が容易となる。そして、レンズ構成の最適化、特に第1レンズ群G1中の最も物体側の負レンズL11を高屈折率の非球面レンズにするなどして第1レンズ群G1のレンズ構成の最適化が適切になされている。これにより、第1レンズ群G1の外径を抑えつつ、広角、かつ変倍比5倍程度の高倍率でありながら、薄型で諸収差が良好に補正されたズームレンズ系を容易に実現できる。また、このズームレンズを搭載した撮像装置によれば、広角化、高倍率化および薄型化の図られた高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いるようにしたので、広角で良好な撮像性能を維持しつつ、装置全体としての薄型化を図ることができる。
より高い光学性能を得るためには、条件式(2)の数値範囲は、
2.5<|fG1|/fw<3.1 ……(2’)
であることが望ましい。
より高い光学性能を得るためには、条件式(3)の数値範囲は、
2.5<f1/fw<3.0 ……(3’)
であることが望ましい。
より高い光学性能を得るためには、条件式(5)の数値範囲は、
1.3<|f2|/fw<1.5 ……(5’)
であることが望ましい。
y/fw≒tanω
とみなせる(厳密にはディストーション等があるため、tanωと同じにはならない)。
[表1]〜[表3]は、図1(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に[表1]にはその基本的なレンズデータを示し、[表2]および[表3]にはその他のデータを示す。[表1]に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係るズームレンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜26)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1(B)において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。[表1]にはまた、諸データとして、広角端および望遠端における全系の近軸焦点距離f(mm)、画角(2ω)およびFナンバー(FNO.)の値についても示す。さらに最大像高y(mm)の値についても示す。
Z=C・h2/{1+(1−KA・C2・h2)1/2}+ΣAn・hn ……(A)
(n=3以上の整数)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
KA:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
An:第n次の非球面係数
以上の実施例1に係るズームレンズと同様にして、図2(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、[表4]〜[表6]に示す。また同様にして、図3(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3として、[表7]〜[表9]に示す。同様にして、図4(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例4として、[表10]〜[表12]に示す。同様にして、図5(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例5として、[表13]〜[表15]に示す。同様にして、図6(A),(B)に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例6として、[表16]〜[表18]に示す。
[表19]には、上述の各条件式に関する値を、各実施例についてまとめたものを示す。[表19]から分かるように、各条件式について、各実施例の値がその数値範囲内となっている。
図8(A)〜(D)はそれぞれ、実施例1に係るズームレンズにおける広角端での球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)および倍率色収差を示している。図9(A)〜(D)は中間域における同様の各収差を示し、図10(A)〜(D)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線(587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図および倍率色収差図には、波長460nm、波長615nmについての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、ωは半画角を示す。
Claims (4)
- 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とからなり、
前記第1レンズ群を変倍時に固定とし、少なくとも2つのレンズ群を光軸上で移動させて各群間隔を変化させることにより変倍を行うようになされ、
前記第1レンズ群は物体側より順に、負レンズと光路を折り曲げる反射部材と正レンズとを含み、前記第1レンズ群中の前記負レンズは、少なくとも1面が非球面形状とされ、
かつ、以下の条件式を満足する
ことを特徴とするズームレンズ。
Nn>1.9 ……(1)
2.5<|fG1|/fw<3.5 ……(2)
2.5<f1/fw<3.2 ……(3)
1.306≦|f2|/fw<2.0 ……(5)
ただし、
Nn:第1レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折率
fG1:第1レンズ群中の負レンズの焦点距離
fw:広角端での全系の焦点距離
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。 - さらに以下の条件式を満足する
ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
νn<25.0 ……(4)
ただし、
νn:第1レンズ群中の負レンズのd線におけるアッベ数
とする。 - 前記第4レンズ群を光軸上で移動させることにより合焦を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のズームレンズと、
前記ズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
を備えたことを特徴とする撮像装置。
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