JP5156294B2 - 建設機械のメインフレームおよびこれを備えた建設機械 - Google Patents
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Description
すなわち、上記公報に開示された建設機械のメインフレームでは、作業機や作業機駆動用シリンダから付与される外力によって応力が集中しやすい部位を鋳物一体成形することで、メインフレームとして十分な強度を確保している。しかし、このようなメインフレームの構成では、近年のオペレータの快適性等を考慮したキャブの大型化に対して適切な対応が可能とは言い難い。
これにより、延伸部上に配置される、例えば、ROPS(転倒時保護構造(Rollover Protective Structure))ブラケット等の重量物の形状を簡素化することができるとともに、これらの重量物を安定して支持することができる。
また、ここでは、上述した比較的重量が大きい部品が載置される延伸部の幅方向における外側に、板金部を設けている。
これにより、鋳物一体成形された延伸部上には、燃料タンクやROPSブラケット等の重量物を、板金部にはそれよりも軽量な作動油タンクやバッテリ等を、それぞれ適切に載置することができる。
ここでは、メインフレームにおいて上記延伸部が形成される部分として、ピボットシャフト等を支持する第2フレームを特定している。
これにより、上述したように、メインフレームにおいて十分な強度を確保しつつ、キャブの大型化にも対応可能なフレーム構造を構成することができるという、上記と同様の効果を得ることができる。
本実施形態のブルドーザ10は、図1〜図3に示すように、キャブ11、前方外装12、左右の走行装置13,14、燃料タンク15、作動油タンク16、作業装置20、バッテリ30(図8参照)およびメインフレーム40(図4参照)を備えている。
作業装置20は、ブレード21および油圧シリンダ22を有しており、油圧シリンダ22が伸縮することでブレード21を所望の方向へ傾けたり、移動させたりする。
本実施形態のブルドーザ10は、図4に示すように、メインフレーム40に対して、前方外装12、図示しない左右一対のトラックフレーム、燃料タンク15、作動油タンク16およびキャブ11が取り付けられている。なお、トラックフレームについては、説明の便宜上図4には示していないが、メインフレーム40を挟んで左右一対のトラックフレームが設けられているものとする。
メインフレーム40は、図4に示すように、ブルドーザ10の中心に配置された船底形状のフレームであって、その前部にエンジンを搭載している。また、メインフレーム40は、左右両端にピボットシャフト31を有しており、このピボットシャフト31に対して左右のトラックフレームが取り付けられる。
(1)
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40は、ブルドーザ10の骨格部分を構成しており、図6〜図8に示すように、船底形状を有するハルフレーム41と、ハルフレーム41の両側面にそれぞれ取り付けられる左右一対のフェンダフレーム42a,42bと、フェンダフレーム42a,42bの上部において幅方向に延伸するように鋳物一体成形された延伸部51a,51bと、を備えている。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図7および図8に示すように、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51bが、略水平方向に沿った載置面を有している。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図7および図8に示すように、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51b上に、燃料タンク15やキャブ11を支持するROPSブラケット43a,43bを溶接等によって固定している。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図6等に示すように、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51bにおける幅方向外側に、板金部材44a,44bを溶接等によって取り付けている。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図8に示すように、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51bの幅方向外側に取り付けられた板金部材44a,44b上に、作動油タンク16やバッテリ30を載置している。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図6および図7に示すように、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51b上に溶接等によって固定されるROPSブラケット43a,43bを、略四角柱の形状になるように形成している。
本実施形態のブルドーザ10のメインフレーム40では、図4に示すように、フェンダフレーム42a,42bの外側面に対して、それぞれピボットシャフト31を取り付けている。
本実施形態のブルドーザ10は、図1〜図4に示すように、上述したメインフレーム40を、内部に備えている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51bの幅方向外側に、それぞれ板金部材44a,44bを取り付けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、フェンダフレーム42a,42bにおいて、ピボットシャフト31が支持される構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、フェンダフレームにおいて、ピボットシャフト以外にもファイナルドライブ等を支持するような構成であってもよい。
上記実施形態では、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51b上に載置される重量物として、燃料タンク15やROPSブラケット43a,43bだけを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、メインフレーム40上に載置される部品のうち、比較的重量が大きい他の部品を延伸部上に配置するようにしてもよい。
上記実施形態では、フェンダフレーム42a,42bの上部に形成された延伸部51a,51bにおける外側に取り付けられた板金部材44a,44b上に載置される部品として、作動油タンク16やバッテリ30だけを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、メインフレーム40上に載置される部品のうち、比較的重量が小さい他の部品を板金部材上に配置するようにしてもよい。
上記実施形態では、本発明にかかるメインフレーム40が搭載される建設機械として、ブルドーザ10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
11 キャブ
12 前方外装
12a 排気管
13,14 走行装置
13a,14a 履帯
15 燃料タンク
16 作動油タンク
20 作業装置
21 ブレード
22 油圧シリンダ
30 バッテリ
31 ピボットシャフト
40 メインフレーム
41 ハルフレーム(第1フレーム)
42a,42b フェンダフレーム(第2フレーム)
43a,43b ROPSブラケット
43c,43d マウント部
44a,44b 板金部材(板金部)
51a,51b 延伸部
Claims (3)
- 建設機械の骨格部分を構成するメインフレームであって、
前記建設機械の中心部分に配置され、断面形状が略U字形状の船底形状を有する第1フレームと、
前記第1フレームの略U字形状の左右の側面にそれぞれ配置されており、前記建設機械の走行装置が取り付けられる側面を構成する左右一対の第2フレームと、
前記建設機械のフェンダ部分に相当する前記第2フレームの上端部分において幅方向外側に向かって延伸するように、前記第2フレームとともに鋳物一体成形された左右一対の延伸部と、
前記左右一対の延伸部における前記幅方向外側にそれぞれ取り付けられた左右一対の板金部と、を備え、
前記左右一対の延伸部には、前記建設機械のキャブの四隅のうちの後方の2隅を支持する略四角柱形状のROPSブラケットがそれぞれ配置されるとともに、単一の燃料タンクがまたがるように配置されており、
前記左右一対の板金部材の上面には、作動油タンク、バッテリが少なくとも配置される、
建設機械のメインフレーム。 - 前記第2フレームは、ピボットシャフトを少なくとも支持する、
請求項1に記載の建設機械のメインフレーム。 - 請求項1または2に記載の建設機械のメインフレームを備えている、
建設機械。
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