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JP5142829B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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JP5142829B2 JP2008142352A JP2008142352A JP5142829B2 JP 5142829 B2 JP5142829 B2 JP 5142829B2 JP 2008142352 A JP2008142352 A JP 2008142352A JP 2008142352 A JP2008142352 A JP 2008142352A JP 5142829 B2 JP5142829 B2 JP 5142829B2
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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、放送用テレビカメラ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、銀塩写真用カメラ等に好適なものである。
近年、テレビカメラ、銀塩フィルム用カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系には、高ズーム比でしかも高い光学性能(高解像力)を有したズームレンズであることが要望されている。
高い光学性能を有するズームレンズであるためには、まず球面収差やコマ収差等の単色(単波長)での像性能に関わる諸収差が良く補正されていることが必要である。更に、白色光の照明光を用いたときに得られる像に色にじみがないように色収差が十分良く補正されていることが必要である。
又、高ズーム比のズームレンズであることは、撮影領域の拡大の為必要である。
一般に高ズーム比化を図るために、望遠端のズーム位置での焦点距離をより長くすると、広角側のズーム位置では諸収差のうち倍率色収差が多く発生し、又望遠側のズーム位置では倍率色収差及び軸上色収差が多く発生してくる。そのため色収差として、一次スペクトルのみならず、二次スペクトルでの補正を良好に行うことが高画質な像性能を得るために重要になっている。
一般にズームレンズでは、レンズ全長(第1面から像面までの距離、光学全長ともいう)を短縮すればするほど軸上色収差及び倍率色収差などの色収差が多く発生し、光学性能が低下してくる。
特にテレフォトタイプ(望遠タイプ)のズームレンズでは、焦点距離を長い方に伸ばすほど色収差が拡大し、レンズ全長の短縮に伴う色収差が増大してくる。
色収差の発生を低減する方法として、異常部分分散材料より成るレンズを用いた色消し方法が一般的によく知られている。
テレフォトタイプ(望遠タイプ)のズームレンズとして、物体側より像側に順に、正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群構成のズームレンズが知られている。この4群ズームレンズにおいて異常分散性材料より成るレンズを用いて色収差を補正したものが知られている(特許文献1〜4)。
特開2000−321499号公報 特開平8−248317号公報 特開2001−194590号公報 特開2002−62478号公報
デジタルカメラやビデオカメラ等において、高解像度(高い光学性能)の画像を得るには、白色光の照明下において色にじみ具合や像の解像感の良否を大きく左右する色収差を十分補正したズームレンズを用いることが必要である。
特に広角側において倍率色収差を良好に補正したズームレンズを用いることが必要である。
色収差の補正用に用いられている蛍石等の大きな異常分散特性を有する材料は、一般に材料の屈折率が低い。このためズームレンズおいてこれらの硝材より成るレンズを用いて所望の二次スペクトルの補正を行うためには各レンズ群内のレンズ構成及びレンズの材料を適切に設定することが必要となる。
光学材料として、蛍石のようなアッベ数の大きい低分散ガラスより成るレンズを用いたズームレンズでは、レンズ面の屈折力を大きく変化させないと色収差が変化しない。このため、高ズーム比のズームレンズでは色収差の補正と、球面収差、コマ収差、非点収差などの諸収差を全ズーム範囲でバランス良く補正することができるレンズ構成とすることが重要となる。
例えば、前述した4群ズームレンズにおいて、全ズーム域及び全フォーカス域(全物体距離範囲)にわたり、高い光学性能を得るには、変倍用の第2レンズ群やフォーカス用の第1レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要となる。更に第1、第2レンズ群の各レンズに用いる材料を適切に設定することが重要となる。
第1レンズ群や第2レンズ群のレンズ構成、例えばパワーや用いる材料の選択が不適切であると、色収差を良好に補正し、全ズーム域及び全フォーカス域にわたり高い光学性能を得るのが困難になる。
本発明は、全ズーム域及び全フォーカス域にわたって、高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きくなるように、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が光軸上を移動するズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は正の屈折力の前群と正の屈折力の後群より構成され、前記前群はフォーカシングに際して不動であり、前記後群はフォーカシングに際して移動し、前記後群が有する正レンズの1つをPRレンズとし、前記第2レンズ群が有する負レンズの1つをN2レンズとするとき、前記PRレンズと前記N2レンズの各材料は、アッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
60<νd
−0.0015×νd+0.6425<θgF
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全ズーム域及び全フォーカス域において高い光学性能を有したズームレンズを実現することができる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1以上のレンズ群を含む後続レンズ群を有している。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きくなるように、少なくとも第2レンズ群が光軸上を移動する。
第1レンズ群はフォーカス(フォーカシング)に際して不動の正の屈折力の前群とフォーカスに際して移動する正の屈折力の後群とを有している。
後述する本発明の各実施例において、後続レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群で構成されている。
尚、後続レンズ群は第3レンズ群のみで構成されていても良い。又、第4レンズ群の像側に1以上のレンズ群を有し、3以上のレンズ群で構成されていても良い。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。
図2(A)、(B)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端における物体距離無限遠(基準状態)と物体距離1.5mのときの収差図である。
図3(A)、(B)はそれぞれ実施例1のズームレンズの望遠端(長焦点距離端)における物体距離無限遠と物体距離1.5mのときの収差図である。
図4は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。
図5(A)、(B)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図6(A)、(B)はそれぞれ実施例2のズームレンズの望遠端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図7は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。
図8(A)、(B)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図9(A)、(B)はそれぞれ実施例3のズームレンズの望遠端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図10は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。
図11(A)、(B)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図12(A)、(B)はそれぞれ実施例4のズームレンズの望遠端における物体距離無限遠時と物体距離1.5mのときの収差図である。
図13は、本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
LRは1以上のレンズ群を有する後続レンズ群である。L1は正の屈折力の第1レンズ群である。L2はズーミング時に可動の負の屈折力の第2レンズ群(バリエータレンズ群)である。L3はズーミング時に可動であり、変倍に伴う像面位置の変動を補正する正の屈折力の第3レンズ群(コンベンセーターレンズ群)である。L4は結像のための第4レンズ群(リレーレンズ群)である。
第3、第4レンズ群L3、L4は後続レンズ群LRの一部を構成している。L1Fはフォーカスに際して不動(固定)の正の屈折力の前群である。L1Rはフォーカスに際して移動する正の屈折力の後群である。前群L1Fと後群L1Rは第1レンズ群L1の一部を構成している。
SPは開放Fナンバーを規制する開口絞りであり、第4レンズ群L4の物体側に配置されている。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際には像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。
球面収差図において、実線、2点鎖線、点線、1点鎖線は各々d線、g線、C線、F線である。非点収差図においてΔMd、ΔSdはd線でのメリディオナル像面、サジタル像面である。非点収差図においてΔMg、ΔSgはg線でのメリディオナル像面、サジタル像面である。FnoはFナンバー、Yは像高である。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように各レンズ群を移動させている。
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。
各実施例のズームレンズは物体側から像側へ順に、フォーカスレンズ群(変倍レンズ群)を含む正の屈折力の第1レンズ群L1、変倍系である負の屈折力の第2レンズ群L2と正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群から構成されている。
第1レンズ群L1は正の屈折力の前群L1Fと正の屈折力の後群L1Rにより成っている。
広角端から望遠端へのズーミングに際しては、次のとおり各レンズ群間隔が変化する。広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が増加、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が減少、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が減少するように各レンズ群が移動している。
具体的には、第2レンズ群L2は光軸上を像側に単調に移動し、第3レンズ群L3は像側に凸状の軌跡を描くように移動している。
図1、図4の実施例1、2では広角端から望遠端のズーミングに際して第1レンズ群L1の前群L1Fと後群L1Rの間隔が大きくなるように、後群L1Rが光軸上を像側へ移動している。
無限遠物体から有限距離物体に変化した時の合焦(フォーカス)に際しては、第1レンズ群L1の後群L1Rを光軸方向に移動させることで行っている。
図1、図4の実施例1、2ではズーミング時に第1レンズ群L1の後群L1Rを移動することで望遠端において第1レンズ群L1の後群L1Rを通過する光束の高さを低くしている。これにより合焦に使用する第1レンズ群L1の後群L1Rの口径(有効径)を小さくし、第1レンズ群L1を軽量にしている。それにより合焦の為の駆動機構を小型にし、負荷を軽減している。
各実施例では、物体側から像側へ順に、前群L1Fは物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズ、物体側が凸でメニスカス形状の正レンズより成っている。
又、後群L1Rは物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズより成っている。
又、第2レンズ群L2は像側の面が凹形状の負レンズ、両凹形状の負レンズと正レンズとを接合した接合レンズ、物体側の面が凹形状の負レンズより成っている。
各実施例において、後群L1Rが有する正レンズのうちの1つをPRレンズとし、第2レンズ群L2が有する負レンズのうちの1つをN2レンズとする。
そしてPRレンズ及びN2レンズの材料のアッベ数をνd、部分分散比をθgFとする。
このとき、PRレンズ及びN2レンズは共に、
60<νd ・・・(1)
−0.0015×νd+0.6425<θgF ・・・(2)
なる条件を満足している。
各実施例のズームレンズでは、全ズーム域、全フォーカス域(全物体距離範囲)において色収差を良好に補正し高い光学性能を得ている。このため、第1レンズ群L1の後群L1Rに配置したPRレンズと第2レンズ群L2に配置したN2レンズの材料に各々条件式(1)、(2)を満足する異常分散ガラスを使用している。
合焦に使用される正の屈折力の後群L1Rに異常分散ガラスから成るPRレンズを配置して、望遠端側で顕著となる有限距離物体への合焦時の軸上色収差、倍率色収差の発生を抑えている。
このとき、広角端側において倍率色収差が過剰となるので第2レンズ群L2にも異常分散ガラスから成るN2レンズを配置して倍率色収差を補正している。各実施例のズームレンズにおいては、第2レンズ群L2は広角端で軸外光束がレンズ面の高い位置を通り、望遠端では軸外光束がレンズ面の低い位置を通る。
そこで第2レンズ群L2に異常分散ガラスから成るN2レンズを配置することで、第1レンズ群L1の後群L1Rに異常分散ガラスから成るPRレンズを配置したことで発生する広角端における倍率色収差を補正している。
条件式(1)、(2)を満足するような異常分散性の材料を後群L1RのPRレンズと第2レンズ群L2のN2レンズに使用し、これによって各色収差をより良好に補正し、全ズーム域、全フォーカス域において高い光学性能を得ている。
尚、材料のアッベ数νdと部分分散比θgFは、フラウンフォーファー線のg線、F線、d線、C線に対する屈折率をそれぞれng、nF、nd、nCとする。このとき、以下で表される。
νd=(nd−1)/(nF−nC)
θgF=(ng−nF)/(nF−nC)
条件式(1)は後群L1RのPRレンズと第2レンズ群L2のN2レンズの材料のアッベ数の条件を示している。条件式(1)の範囲を超えて材料のアッベ数が小さくなると、一次スペクトルでの色消しが不十分となり望ましくない。
条件式(2)は後群L1RのPRレンズと第2レンズ群L2のN2レンズの材料の異常分散性の条件を示している。条件式(2)の範囲を超えて材料の部分分散比が小さくなると、二次スペクトルでの色消しが不十分となり望ましくない。
以上のような構成とすることで、各実施例のズームレンズは、全ズーム域、全フォーカス域で十分に色収差の補正がされた高い光学性能を実現している。
各実施例では以上のように構成することによって、全ズーム域及び全フォーカス域において高い光学性能を得ているが更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。
後群L1RのPRレンズの焦点距離をfp、第2レンズ群L2のN2レンズの焦点距離をfnとする。広角端において無限遠物体に合焦しているときの第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。
広角端における全系の焦点距離をfwとする。
広角端及び望遠端における、N2レンズの像側の面から開口絞りSPの開口面までの光軸上の距離をそれぞれdnw、dntとする。
無限遠物体に合焦しているときの第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の広角端及び望遠端における合成焦点距離をそれぞれf12w、f12tとする。
前群の焦点距離をf1f、後群の焦点距離をf1rとする。
このとき、
0.9<fp/f1<1.8 ・・・(3)
1.5<fn/f2<2.4 ・・・(4)
0.8<f1/fw<1.7 ・・・(5)
0.2<|f2/fw|<0.60 ・・・(6)
1.5<dnw/dnt ・・・(7)
2.1<f12t/f12w<3.2 ・・・(8)
f12w<0 ・・・(9)
0.6<f1r/f1f<1.2 ・・・(10)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
条件式(3)は第1レンズ群L1の後群L1Rの異常分散性の材料から成るPRレンズの収差補正能力のバランスを取るための条件式である。条件式(3)の下限を超えてPRレンズの屈折力が強くなると、色収差の補正能力は高くなるものの、球面収差や非点隔差などの収差が大きくなり、これを補正するのが困難となる。
条件式(3)の上限を超えてPRレンズの屈折力が弱くなると、色収差の補正能力が小さくなり望ましくない。
条件式(4)は第2レンズ群L2の異常分散性の材料から成るN2レンズの収差補正能力のバランスを取るための条件式である。条件式(4)の下限を超えてN2レンズの屈折力が強くなると、色収差の補正能力は高くなるものの、コマ収差や非点隔差などの収差が大きくなり補正困難となる。条件式(4)の上限を超えてN2レンズの屈折力が弱くなると、色収差の補正能力が小さくなり望ましくない。
条件式(5)、(6)はズームレンズ全体の大きさと収差補正のバランスを取るための条件式である。
条件式(5)の下限を超えて第1レンズ群L1の屈折力が強くなると、第2レンズ群L2以降の光学系の小型化に寄与するものの、球面収差や非点隔差が大きくなりこれらの補正が困難となる。
条件式(5)の上限を超えて第1レンズ群L1の屈折力が弱くなると、光学系の全長が伸びてきて、全体が大型化するため望ましくない。
条件式(6)の下限を超えて第2レンズ群L2の屈折力が強くなる、コマ収差や非点隔差などの収差の発生が大きくなり、これらの補正が困難となると同時に、第3レンズ群L3以降のレンズ径が大きくなり大型化するため望ましくない。条件式(6)の上限を超えて第2レンズ群L2の屈折力が弱くなると、変倍に必要な移動量が増えて光学全長が伸びてきて、全体が大型化するため望ましくない。
条件式(7)は第2レンズ群L2のN2レンズの広角端における倍率色収差の補正を効果に行うための条件式である。条件式(7)の範囲を超えて広角端において、第2レンズ群L2のN2レンズの開口絞りSPからの距離が望遠端に比べて小さくなると、N2レンズを通過する広角端における軸外光束の高さが不十分となる。この結果、異常分散性の材料より成るN2レンズの倍率色収差の補正への寄与が小さくなり望ましくない。
条件式(8)は第1レンズ群L1の後群L1RのPRレンズと第2レンズ群L2のN2レンズによる色収差を効果的に行いつつ、高ズーム比化をバランス良く図るための条件式である。
条件式(9)はこの時、合成焦点距離f12wが負の値を取ることを示している。条件式(8)の下限を超えて広角端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の合成焦点距離が大きくなると、全系の広角端でのレトロフォーカス傾向が弱くなる屈折力配置となってしまい、ズーム比を高くするのが困難となる。
また同時に、第2レンズ群L2のN2レンズによる広角端における倍率色収差の補正効果が弱くなり望ましくない。条件式(8)の上限を超えて広角端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の合成焦点距離が小さくなると、第3レンズ群L3以降のレンズ群が大型化すると共に、第2レンズ群L2で発生する負の諸収差の補正が困難となり望ましくない。
条件式(10)は第1レンズ群L1の後群L1Rの合焦能力及び諸収差の補正能力に関する条件式である。
条件式(10)の下限を超えて第1レンズ群L1の後群L1Rの屈折力が強くなると、球面収差や非点隔差などの収差の発生が大きくなりこれらを補正するのが困難となる。
また条件式(10)の上限を超えて第1レンズ群L1の後群L1Rの屈折力が弱くなると、合焦のために光軸上を移動する距離が大きくなり光学系が大型化する。更に、近距離物体への合焦時の色収差の変化が増大し、これを補正するのが困難となる。
以上のような構成を取ることで、各実施例のズームレンズは良好なる光学性能を得ているが、更に好ましくは前述の条件式(1)から(8)、(10)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
70<νd ・・・(1a)
−0.0015×νd+0.6475<θgF ・・・(2a)
1.0<fp/f1<1.6 ・・・(3a)
1.6<fn/f2<2.2 ・・・(4a)
0.9<f1/fw<1.6 ・・・(5a)
0.25<|f2/fw|< 0.55 ・・・(6a)
1.7<dnw/dnt ・・・(7a)
2.3<f12t/f12w<3.0 ・・・(8a)
0.7<f1r/f1f<1.1 ・・・(10a)
各実施例では、以上の如く構成することによって倍率色収差の2次スペクトルを始めとする諸収差を良好に補正することができて、全ズーム域、全フォーカス域にわたり高画質の像が得られるズームレンズを得ている。
次に本発明のズームレンズを用いた一眼レフカメラシステムの実施例を図13を用いて説明する。
図13において10は一眼レフカメラ本体、11は本発明による撮影レンズを搭載した交換レンズである。12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録するフィルムや光電変換素子などの撮像面、13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系である。14は交換レンズ11からの被写体像を撮像面12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像とした後、接眼光学系17で拡大して観察する。
撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は撮像面12に形成される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明では、ズームレンズを一眼レフカメラ交換レンズ等の光学機器に適用することにより、高い光学性能を有した光学機器を実現できる。
尚、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single Lens Reflex)カメラにも同様に適用することができる。
以下に実施例1〜4に各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示す。riは物体側から第i番目の面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の部材肉厚又は空気間隔である。ndiとνdiはそれぞれ第i番目の光学部材のd線を基準とした屈折率と、アッベ数である。BFは最終レンズ面から像面までの距離を空気換算した値である。
又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
数値実施例1
f= 72.1〜 194.0 FNo=1: 2.9〜 2.9 2ω=33.4°〜12.7°

r 1= 289.168 d 1= 2.80 n 1=1.74950 ν 1=35.3
r 2= 113.925 d 2= 0.96
r 3= 136.073 d 3= 8.52 n 2=1.49700 ν 2=81.5
r 4= -299.563 d 4= 0.10
r 5= 73.100 d 5= 6.66 n 3=1.49700 ν 3=81.5
r 6= 190.324 d 6= 可変
r 7= 51.002 d 7= 2.20 n 4=1.80518 ν 4=25.4
r 8= 43.113 d 8= 1.55
r 9= 51.352 d 9= 8.51 n 5=1.49700 ν 5=81.5
r10=-15551.359 d10= 可変
r11= -1008.202 d11= 1.40 n 6=1.80400 ν 6=46.6
r12= 34.486 d12= 5.76
r13= -81.184 d13= 1.40 n 7=1.49700 ν 7=81.5
r14= 37.378 d14= 5.33 n 8=1.84666 ν 8=23.9
r15= 352.647 d15= 2.83
r16= -57.635 d16= 1.40 n 9=1.69680 ν 9=55.5
r17=-199731.253 d17= 可変
r18= 153.392 d18= 5.04 n10=1.67790 ν10=55.3
r19= -90.419 d19= 0.15
r20= 1051.897 d20= 6.50 n11=1.49700 ν11=81.5
r21= -41.538 d21= 1.45 n12=1.83400 ν12=37.2
r22= -104.544 d22= 可変
r23= 0.000(絞り) d23= 0.39
r24= 59.410 d24= 3.24 n13=1.80400 ν13=46.6
r25= 173.026 d25= 0.49
r26= 42.341 d26= 3.38 n14=1.77250 ν14=49.6
r27= 62.133 d27= 1.85
r28= 350.253 d28= 1.60 n15=1.74000 ν15=28.3
r29= 34.471 d29= 6.87 n16=1.49700 ν16=81.5
r30= -135.210 d30= 3.70
r31= 260.157 d31= 3.69 n17=1.80518 ν17=25.4
r32= -64.844 d32= 1.40 n18=1.58313 ν18=59.4
r33= 33.633 d33= 4.89
r34= -67.742 d34= 1.40 n19=1.74400 ν19=44.8
r35= 1881.652 d35= 3.46
r36= 192.183 d36= 4.01 n20=1.80400 ν20=46.6
r37= -73.493 d37= 2.48
r38= 164.169 d38= 8.87 n21=1.48749 ν21=70.2
r39= -29.142 d39= 2.00 n22=1.83400 ν22=37.2
r40= -391.790 d40= 4.90
r41= 78.138 d41= 3.40 n23=1.83400 ν23=37.2
r42= 306.537

焦点距離 72.12 135.00 193.98
Fナンハ゛ー 2.9 2.9 2.9
画角2ω 33.4 18.2 12.7
像高 21.6 21.6 21.6
レンス゛全長 183.4 183.4 183.4
BF 54.0 54.0 54.0
可変間隔
d 6 10.72 26.51 33.79
d 10 1.58 13.45 17.30
d 17 29.09 14.44 1.09
d 22 17.39 4.38 6.62

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
1前 177.28
1後 142.23
2 -25.82
3 82.46
4 102.36
数値実施例2
f= 72.1〜 194.0 FNo=1: 2.9〜 2.9 2ω=33.4°〜12.7°

r 1= 314.575 d 1= 2.80 n 1=1.74950 ν 1=35.3
r 2= 117.542 d 2= 0.96
r 3= 141.139 d 3= 8.36 n 2=1.49700 ν 2=81.5
r 4= -300.657 d 4= 0.15
r 5= 75.124 d 5= 6.81 n 3=1.49700 ν 3=81.5
r 6= 218.609 d 6= 可変
r 7= 51.382 d 7= 2.30 n 4=1.80518 ν 4=25.4
r 8= 43.180 d 8= 1.43
r 9= 50.611 d 9= 8.60 n 5=1.49700 ν 5=81.5
r10= 33115.608 d10= 可変
r11= -1003.993 d11= 1.40 n 6=1.80400 ν 6=46.6
r12= 34.333 d12= 5.79
r13= -81.909 d13= 1.40 n 7=1.49700 ν 7=81.5
r14= 36.914 d14= 5.39 n 8=1.84666 ν 8=23.9
r15= 341.176 d15= 2.84
r16= -57.998 d16= 1.40 n 9=1.69680 ν 9=55.5
r17= 3742.480 d17= 可変
r18= 169.934 d18= 4.88 n10=1.67790 ν10=55.3
r19= -93.961 d19= 0.15
r20= 594.797 d20= 6.28 n11=1.43387 ν11=95.1
r21= -45.332 d21= 0.09
r22= -44.317 d22= 1.60 n12=1.80100 ν12=35.0
r23= -93.196 d23= 可変
r24= 0.000(絞り) d24= 0.40
r25= 52.860 d25= 3.55 n13=1.80400 ν13=46.6
r26= 160.464 d26= 0.20
r27= 51.230 d27= 3.52 n14=1.77250 ν14=49.6
r28= 82.622 d28= 1.70
r29= 4742.170 d29= 1.60 n15=1.74000 ν15=28.3
r30= 37.278 d30= 7.58 n16=1.49700 ν16=81.5
r31= -114.057 d31= 3.20
r32= 205.849 d32= 3.65 n17=1.80518 ν17=25.4
r33= -72.004 d33= 1.40 n18=1.58313 ν18=59.4
r34= 33.673 d34= 4.87
r35= -69.300 d35= 1.40 n19=1.74400 ν19=44.8
r36= 1788.356 d36= 3.46
r37= 181.747 d37= 3.83 n20=1.80400 ν20=46.6
r38= -82.196 d38= 3.16
r39= 265.558 d39= 8.91 n21=1.48749 ν21=70.2
r40= -27.996 d40= 2.00 n22=1.83400 ν22=37.2
r41= -193.240 d41= 5.00
r42= 81.384 d42= 3.31 n23=1.83400 ν23=37.2
r43= 307.388

焦点距離 72.14 135.00 193.97
Fナンハ゛ー 2.9 2.9 2.9
画角2ω 33.4 18.2 12.7
像高 21.6 21.6 21.6
レンス゛全長 184.7 184.7 184.7
BF 54.1 54.1 54.1
可変間隔
d 6 10.68 26.38 33.38
d 10 1.58 13.38 17.34
d 17 28.81 14.37 1.08
d 23 18.32 5.25 7.59

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
1前 177.23
2後 142.00
3 -25.70
4 83.94
5 100.65
数値実施例3
f= 72.1〜 194.0 FNo=1: 2.9〜 2.9 2ω=33.4°〜12.7°

r 1= 154.603 d 1= 2.80 n 1=1.74950 ν 1=35.3
r 2= 91.834 d 2= 1.82
r 3= 128.277 d 3= 6.26 n 2=1.49700 ν 2=81.5
r 4= 46844.402 d 4= 0.10
r 5= 70.062 d 5= 6.77 n 3=1.49700 ν 3=81.5
r 6= 161.284 d 6= 可変
r 7= 65.841 d 7= 2.20 n 4=1.80518 ν 4=25.4
r 8= 55.595 d 8= 2.14
r 9= 73.336 d 9= 8.10 n 5=1.49700 ν 5=81.5
r10= -1126.078 d10= 可変
r11= -290.777 d11= 1.40 n 6=1.80400 ν 6=46.6
r12= 37.504 d12= 5.60
r13= -73.093 d13= 1.40 n 7=1.49700 ν 7=81.5
r14= 41.486 d14= 5.07 n 8=1.84666 ν 8=23.9
r15= 799.700 d15= 2.56
r16= -62.272 d16= 1.40 n 9=1.69680 ν 9=55.5
r17= -415.694 d17= 可変
r18= 168.431 d18= 4.78 n10=1.67790 ν10=55.3
r19= -71.564 d19= 0.15
r20= 522.779 d20= 5.96 n11=1.49700 ν11=81.5
r21= -42.691 d21= 1.45 n12=1.83400 ν12=37.2
r22= -143.417 d22= 可変
r23= 0.000(絞り) d23= 0.47
r24= 65.579 d24= 3.69 n13=1.80400 ν13=46.6
r25= 486.072 d25= 0.20
r26= 55.792 d26= 4.53 n14=1.77250 ν14=49.6
r27= 119.673 d27= 1.72
r28= -280.885 d28= 1.60 n15=1.74000 ν15=28.3
r29= 42.162 d29= 8.01 n16=1.49700 ν16=81.5
r30= -92.505 d30= 3.20
r31= 6746.347 d31= 4.01 n17=1.80518 ν17=25.4
r32= -56.524 d32= 1.40 n18=1.58313 ν18=59.4
r33= 36.693 d33= 4.77
r34= -68.887 d34= 1.40 n19=1.74400 ν19=44.8
r35= 1408.706 d35= 3.59
r36= 206.280 d36= 3.77 n20=1.80400 ν20=46.6
r37= -86.805 d37= 4.46
r38= 262.909 d38= 9.45 n21=1.48749 ν21=70.2
r39= -30.304 d39= 2.00 n22=1.83400 ν22=37.2
r40= -99.893 d40= 5.00
r41= 108.663 d41= 2.68 n23=1.83400 ν23=37.2
r42= 282.792 d42= 可変

焦点距離 72.13 135.00 193.98
Fナンハ゛ー 2.9 2.9 2.9
画角2ω 34.0 18.2 12.7
像高 21.6 21.6 21.6
レンス゛全長 181.6 181.6 181.6
BF 56.1 56.1 56.1
可変間隔
d 6 14.69 14.69 14.69
d 10 2.00 27.55 36.60
d 17 24.93 12.70 1.08
d 22 14.05 0.72 3.28

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
1前 212.43
2後 196.35
3 -28.05
4 80.89
5 98.56
数値実施例4
f= 72.1〜 194.0 FNo=1: 2.9〜 2.9 2ω=33.4°〜12.7°

r 1= 178.396 d 1= 2.80 n 1=1.74950 ν 1=35.3
r 2= 96.817 d 2= 1.92
r 3= 141.267 d 3= 6.63 n 2=1.49700 ν 2=81.5
r 4= -796.577 d 4= 0.10
r 5= 70.062 d 5= 6.78 n 3=1.49700 ν 3=81.5
r 6= 160.912 d 6= 可変
r 7= 60.738 d 7= 2.20 n 4=1.75520 ν 4=27.5
r 8= 52.804 d 8= 2.43
r 9= 71.240 d 9= 8.45 n 5=1.43387 ν 5=95.1
r10= -708.169 d10= 可変
r11= -297.561 d11= 1.40 n 6=1.80400 ν 6=46.6
r12= 37.661 d12= 5.57
r13= -71.442 d13= 1.40 n 7=1.49700 ν 7=81.5
r14= 41.860 d14= 5.23 n 8=1.84666 ν 8=23.9
r15= 852.898 d15= 2.51
r16= -62.738 d16= 1.40 n 9=1.69680 ν 9=55.5
r17= -418.998 d17= 可変
r18= 173.450 d18= 4.69 n10=1.67790 ν10=55.3
r19= -72.652 d19= 0.15
r20= 883.115 d20= 5.85 n11=1.49700 ν11=81.5
r21= -42.273 d21= 1.45 n12=1.83400 ν12=37.2
r22= -132.104 d22= 可変
r23= 0.000(絞り) d23= 0.39
r24= 62.489 d24= 3.69 n13=1.80400 ν13=46.6
r25= 346.067 d25= 0.20
r26= 56.940 d26= 5.26 n14=1.77250 ν14=49.6
r27= 121.261 d27= 1.67
r28= -292.931 d28= 1.60 n15=1.74000 ν15=28.3
r29= 41.019 d29= 8.00 n16=1.49700 ν16=81.5
r30= -94.863 d30= 3.20
r31= 2600.152 d31= 4.01 n17=1.80518 ν17=25.4
r32= -56.623 d32= 1.40 n18=1.58313 ν18=59.4
r33= 37.268 d33= 4.66
r34= -70.799 d34= 1.40 n19=1.74400 ν19=44.8
r35= 1687.221 d35= 3.60
r36= 199.804 d36= 3.81 n20=1.80400 ν20=46.6
r37= -85.157 d37= 4.81
r38= 218.272 d38= 9.53 n21=1.48749 ν21=70.2
r39= -30.190 d39= 2.00 n22=1.83400 ν22=37.2
r40= -117.780 d40= 5.00
r41= 99.886 d41= 2.80 n23=1.83400 ν23=37.2
r42= 265.603

焦点距離 72.13 135.00 193.98
Fナンハ゛ー 2.9 2.9 2.9
画角2ω 34.0 18.2 12.7
像高 21.6 21.6 21.6
レンス゛全長 183.9 183.9 183.9
BF 55.1 55.1 55.1
可変間隔
d 6 15.00 15.00 15.00
d 10 1.98 27.47 36.56
d 17 24.90 12.73 1.08
d 22 14.04 0.73 3.28

ズームレンズ群データ
群 焦点距離
1前 209.80
2後 201.45
3 -28.10
4 82.56
5 96.77
本発明の数値実施例1の広角端でのレンズ断面図。 本発明の数値実施例1の広角端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例1の望遠端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例2の広角端でのレンズ断面図。 本発明の数値実施例2の広角端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例2の望遠端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例3の広角端でのレンズ断面図。 本発明の数値実施例3の広角端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例3の望遠端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例4の広角端でのレンズ断面図 本発明の数値実施例4の広角端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の数値実施例4の望遠端での基準状態、物体距離1.5m合焦時の収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L1F 前群
L1R 後群
LR 後続レンズ群
SP 開口絞り
IP 像面
d d線
g g線
C C線
F F線
ΔMd d線のメリディオナル像面
ΔMd d線のサジタル像面
ΔMg g線のメリディオナル像面
ΔMg g線のサジタル像面
Y 像高
Fno Fナンバー

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きくなるように、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が光軸上を移動するズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は正の屈折力の前群と正の屈折力の後群より構成され、前記前群はフォーカシングに際して不動であり、前記後群はフォーカシングに際して移動し、前記後群が有する正レンズの1つをPRレンズとし、前記第2レンズ群が有する負レンズの1つをN2レンズとするとき、前記PRレンズと前記N2レンズの各材料は、アッベ数をνd、部分分散比をθgFとするとき、
    60<νd
    −0.0015×νd+0.6425<θgF
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記PRレンズの焦点距離をfp、前記N2レンズの焦点距離をfn、広角端において無限遠物体に合焦しているときの前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.9<fp/f1<1.8
    1.5<fn/f2<2.4
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端における全系の焦点距離をfw、広角端において無限遠物体に合焦しているときの前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき
    0.8<f1/fw<1.7
    0.2<|f2/fw|<0.60
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群の像側に開口絞りを有し前記N2レンズの像側のレンズ面から前記開口絞りの開口面までの広角端と望遠端における光軸上の距離をそれぞれdnw、dntとするとき、
    1.5<dnw/dnt
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 無限遠物体に合焦しているときの前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の広角端望遠端における合成焦点距離をそれぞれf12w、f12tとするとき、
    2.1<f12t/f12w<3.2
    f12w<0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記前群の焦点距離をf1f、前記後群の焦点距離をf1rとするとき、
    0.6<f1r/f1f<1.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. ズーミングに際して、前記前群は不動であり、前記後群は移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第2レンズ群は像側へ単調に移動し、前記第3レンズ群は像側へ凸状の軌跡を描いて移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記前群は、物体側から像側へ順に、物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側のレンズ面が凸形状の正レンズ、物体側が凸でメニスカス形状の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 前記後群は、物体側から像側へ順に、物体側が凸でメニスカス形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、像側のレンズ面が凹形状の負レンズ、両凹形状の負レンズと正レンズとを接合した接合レンズ、物体側のレンズ面が凹形状の負レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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