JP4974062B2 - 創薬スクリーニング方法 - Google Patents
創薬スクリーニング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4974062B2 JP4974062B2 JP2008057209A JP2008057209A JP4974062B2 JP 4974062 B2 JP4974062 B2 JP 4974062B2 JP 2008057209 A JP2008057209 A JP 2008057209A JP 2008057209 A JP2008057209 A JP 2008057209A JP 4974062 B2 JP4974062 B2 JP 4974062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus error
- error signal
- objective lens
- actuator
- well plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
自動焦点装置が知られている。この装置では、顕微鏡の対物レンズの焦点位置からのずれ
を検出し、そのずれの検出信号に応じて圧電素子等のアクチュエータにより対物レンズを
移動させ、合焦させている。
図4において、創薬スクリーニング装置1は、観察光学系10および焦点誤差検出光学系20からなる光学系を備えている。
ウエルプレート5で反射された焦点誤差検出光は、対物レンズ11を介してダイクロイックミラー12に戻り、ここで分岐してハーフミラー23を通過して、コリメータレンズ27aおよびシリンドリカルレンズ27を通過し、4分割フォトダイオード25で受光される。ダイクロイックミラー12を透過した焦点誤差検出光は顕微鏡13に入射し、顕微鏡13においてウエルプレート5に載置された試料の観察像が得られる。
り除去されきれなかったウエルプレート5の側からの観察光を遮断する。
図4においては、フィルタ28において観察光を遮断し、フィルタ28を経由した焦点誤差検出光のみが4分割フォトダイオード25に入射する。
おり、図5(a)は合焦時の形状、図5(b)は焦点が遠い場合の形状、図5(c)は焦
点が近い場合の形状をそれぞれ示している。フォトダイオード25の領域25aの出力
レベルを「A」、領域25bの出力レベルを「B」、領域25cの出力レベルを「C」、
領域25dの出力レベルを「D」とすると、「(A+C)−(B+D)」を演算すること
で、焦点誤差(フォーカスエラー)検出信号を得ることができる。
図6(a)において、まず1番目のウェル穴で従来技術と同様に、対物レンズ11をZ軸方向にスキャンさせ、S字状の焦点誤差信号を検出し、合焦位置に合わせる。
図6(c)において、焦点誤差信号の変位量より、ウェル底面の変位量を計算し、その変位量の分だけ、対物レンズを駆動させ、合焦とする。
このような創薬スクリーニング装置としては下記の特許文献が知られている。
特開2005−102629
隣接する観察点のウェルプレートのたわみによるZ方向位置の差が、この引込範囲より大きい場合、この方式では、合焦が出来ない。
焦点誤差検出光学系により得られる焦点誤差信号を用いて観察光学系の合焦を行う顕微鏡を備えた創薬スクリーニング方法において、
観察対象に対向して配置された対物レンズと、
該対物レンズをZ軸方向に駆動するアクチュエータと、
前記対物レンズと前記観察対象が配置されたウェルプレートの底面との間に生じる焦点誤差信号を検出する焦点誤差検出器と、
前記焦点誤差信号を入力するサーボアンプと、
前記アクチュエータからの駆動量情報と前記焦点誤差信号を入力し、前記ウェルプレートの駆動部に対して駆動指令を発する情報処理部と、
前記情報処理部から出力される任意駆動信号と前記サーボアンプから出力されるサーボ駆動信号を前記報処理部からの切換指令により切換える切換スイッチと、
を備え、下記の工程を含むことを特徴とする創薬スクリーニング方法
記
1)ウェルプレートの底部の一点にアクチュエータに固定された対物レンズを近づけて該対物レンズの焦点をS字状の焦点誤差信号を得られる範囲に配置する工程、
2)前記S字状の焦点誤差信号を得られる範囲内で、サーボ駆動により前記対物レンズを焦点誤差信号がゼロになる位置に移動する工程、
3)前記焦点誤差信号がゼロになるアクチュエータの位置を記憶して任意駆動に切替える工程、
4)アクチュエータを任意駆動して予め定めた撮影位置まで対物レンズを移動させて観察対象の撮影を行う工程、
5)撮影後、前記記憶した焦点誤差信号がゼロになる位置までアクチュエータを戻す工程、
6)焦点誤差信号がゼロになった位置でサーボ駆動に切り替える工程。
7)次に撮影する観察対象が配置されたウェルプレートの底部までサーボ駆動により焦点誤差信号のゼロ位置に追従して移動する工程、
8)前記3)〜7)を繰り返す。
対物レンズとウェルプレートの底面のたわみに起因して生じる焦点誤差信号を検出する焦点誤差検出器、焦点誤差信号を入力するサーボアンプ、アクチュエータからの駆動量情報と焦点誤差信号を入力し、ウェルプレートの駆動部に対して駆動指令を発する情報処理部、情報処理部から出力される任意駆動信号とサーボアンプから出力されるサーボ駆動信号を報処理部からの切換指令により切換える信号切替え器を備えており、
図1(a)において、11は対物レンズ、16はアクチュエータ、20は焦点誤差検出器、33は情報処理部、34はサーボアンプ、36は切換スイッチである。
図1(c)は対物レンズ11がウェルプレートの底面5aに対して非合焦状態となってΔZずれている状態を示し、焦点誤差信号のZ−Vで示すS字カーブにおける出力がV1となっている。
ここで、予め定めた撮影位置とはウェルの底に滴下された試料の位置であり、ウェルプレートの底面5aから所定の距離を移動させた位置である。なお、ここではウェルプレートの厚さと観察対象の位置は変わらないものとする。
図3(a)において、ウェルプレートの四隅と4辺の中間および中央部において、対物レンズのZ軸方向のスキャンを行い、合焦位置におけるアクチュエータのZ軸駆動量から、ウェルのその点におけるZ軸座標を求める。この9点のZ軸座標を元にウェルの曲面を求め、マッピングを行う。
従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
4 焦点調整部(焦点調整手段)
5 ウェルプレート
10 観察光学系
11 対物レンズ
12 ダイクロイックミラー
16 アクチュエータ
20 焦点誤差検出光学系(合焦手段)
21 レーザダイオード
22 レンズ群
23 ハーフミラー
25 4分割フォトダイオード(焦点誤差信号生成手段)
27 シリンドリカルレンズ
27a コリメータレンズ
28 フィルタ
30 制御回路
32 XYステージ
33 情報処理部
34 サーボアンプ
35 メモリ
36 切換スイッチ
40 カメラ
40a 共焦点スキャナ
Claims (1)
- 焦点誤差検出光学系により得られる焦点誤差信号を用いて観察光学系の合焦を行う顕微鏡を備えた創薬スクリーニング方法において、
観察対象に対向して配置された対物レンズと、
該対物レンズをZ軸方向に駆動するアクチュエータと、
前記対物レンズと前記観察対象が配置されたウェルプレートの底面との間に生じる焦点誤差信号を検出する焦点誤差検出器と、
前記焦点誤差信号を入力するサーボアンプと、
前記アクチュエータからの駆動量情報と前記焦点誤差信号を入力し、前記ウェルプレートの駆動部に対して駆動指令を発する情報処理部と、
前記情報処理部から出力される任意駆動信号と前記サーボアンプから出力されるサーボ駆動信号を前記報処理部からの切換指令により切換える切換スイッチと、
を備え、下記の工程を含むことを特徴とする創薬スクリーニング方法。
記
1)ウェルプレートの底部の一点にアクチュエータに固定された対物レンズを近づけて該対物レンズの焦点をS字状の焦点誤差信号を得られる範囲に配置する工程、
2)前記S字状の焦点誤差信号を得られる範囲内で、サーボ駆動により前記対物レンズを焦点誤差信号がゼロになる位置に移動する工程、
3)前記焦点誤差信号がゼロになるアクチュエータの位置を記憶して任意駆動に切替える工程、
4)アクチュエータを任意駆動して予め定めた撮影位置まで対物レンズを移動させて観察対象の撮影を行う工程、
5)撮影後、前記記憶した焦点誤差信号がゼロになる位置までアクチュエータを戻す工程、
6)焦点誤差信号がゼロになった位置でサーボ駆動に切り替える工程。
7)次に撮影する観察対象が配置されたウェルプレートの底部までサーボ駆動により焦点誤差信号のゼロ位置に追従して移動する工程、
8)前記3)〜7)を繰り返す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008057209A JP4974062B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 創薬スクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008057209A JP4974062B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 創薬スクリーニング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009216741A JP2009216741A (ja) | 2009-09-24 |
JP4974062B2 true JP4974062B2 (ja) | 2012-07-11 |
Family
ID=41188721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008057209A Active JP4974062B2 (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 創薬スクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4974062B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3526122B2 (ja) * | 1996-01-26 | 2004-05-10 | 株式会社リコー | 形状測定装置 |
JP4322992B2 (ja) * | 1999-03-17 | 2009-09-02 | オリンパス株式会社 | 合焦装置 |
JP2001296467A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-26 | Olympus Optical Co Ltd | 自動焦点検出装置 |
JP3736278B2 (ja) * | 2000-04-12 | 2006-01-18 | 松下電器産業株式会社 | 生化学物質の観察方法 |
JP4388298B2 (ja) * | 2003-04-18 | 2009-12-24 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム |
JP4847690B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2011-12-28 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム |
JP2005284118A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動焦点制御装置及び自動焦点制御方法 |
JP2007271979A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Yokogawa Electric Corp | 生物顕微鏡 |
-
2008
- 2008-03-07 JP JP2008057209A patent/JP4974062B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009216741A (ja) | 2009-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4919307B1 (ja) | 基板検査装置及びマスク検査装置 | |
JP4121849B2 (ja) | 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 | |
JP5207213B2 (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP4021183B2 (ja) | 合焦状態信号出力装置 | |
WO2014069053A1 (ja) | 画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法 | |
JP2013003333A (ja) | 顕微鏡装置 | |
JP2011123518A (ja) | 顕微鏡システム及び観察方法 | |
JP2020106841A (ja) | 平面状傾斜パターン表面を有する較正物体を用いて可変焦点距離レンズシステムを較正するためのシステム及び方法 | |
JP2010101959A (ja) | 顕微鏡装置 | |
JP4974060B2 (ja) | 創薬スクリーニング方法 | |
JPH09281384A (ja) | オートフォーカス制御装置 | |
JP2001091821A (ja) | 顕微鏡用オートフォーカスシステム | |
JP2007271979A (ja) | 生物顕微鏡 | |
JP4974062B2 (ja) | 創薬スクリーニング方法 | |
TWI574072B (zh) | 自動對焦系統及其對焦方法 | |
JP4962769B2 (ja) | 3次元顕微鏡システム | |
JP2017003827A (ja) | 顕微鏡装置、制御方法および制御プログラム | |
JP4877588B2 (ja) | 合焦補正方法 | |
JP2013088570A (ja) | 顕微鏡装置 | |
JP4792269B2 (ja) | 顕微鏡のフォーカス維持装置及び顕微鏡装置 | |
JP4614907B2 (ja) | 顕微鏡 | |
JP2005284118A (ja) | 自動焦点制御装置及び自動焦点制御方法 | |
JP4684646B2 (ja) | オートフォーカス方法 | |
JP4974059B2 (ja) | 自動焦点制御システム | |
JP2012078727A (ja) | 共焦点顕微鏡および該共焦点顕微鏡による自動焦点調節方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120319 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4974062 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120401 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420 Year of fee payment: 3 |