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JP2001296467A - 自動焦点検出装置 - Google Patents

自動焦点検出装置

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Publication number
JP2001296467A
JP2001296467A JP2000110974A JP2000110974A JP2001296467A JP 2001296467 A JP2001296467 A JP 2001296467A JP 2000110974 A JP2000110974 A JP 2000110974A JP 2000110974 A JP2000110974 A JP 2000110974A JP 2001296467 A JP2001296467 A JP 2001296467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
offset
objective lens
focus
stage
sample
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000110974A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoneyama
貴 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000110974A priority Critical patent/JP2001296467A/ja
Priority to CNB001288741A priority patent/CN1168567C/zh
Publication of JP2001296467A publication Critical patent/JP2001296467A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を高めることができる自動焦点検出装
置を提供する。 【解決手段】 標本2を載置したステージ3に対峙して
対物レンズ9を配置し、対物レンズ9を介して標本2に
対する合焦状態を検出し、この結果に応じて対物レンズ
9とステージ3の相対距離を変化させるステージ駆動装
置15を制御して対物レンズ9を自動的に合焦させるA
Fユニット10を設けるとともに、このAFユニット1
0での合焦位置を所定のオフセット範囲で変化させる光
学系を有する合焦位置オフセット機能を有し、合焦位置
の変化がオフセット範囲を超えるとAFユニット10で
のAFを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡などの光学
機器に用いられる自動焦点検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、顕微鏡などの光学機器には、自動
焦点検出(以下、AFと称する。)技術を適用したもの
が多く見られるようになっている。
【0003】特に、顕微鏡では、能率のよい標本観察を
行う上で、重要な機能として多くの機種に採用されてい
る。ところが、顕微鏡は、その特有の光学特性を有する
ため、AF技術を開発する上で大きな問題を有してい
る。その一つに、AFによりピント合わせを行っている
標本上の位置と検鏡者が実際に着目している標本上の位
置とが異なることが挙げられ、特に、NAの大きい高倍
対物レンズを使用した顕微鏡の場合、対物レンズの焦点
深度がサブミクロンと非常に浅いのに対し、例えば細胞
などの標本の場合、薄いものでも数μmであるため、A
Fによる標本上の合焦位置と検鏡者が着目する標本上の
研究対象となっている位置が一致しないことが多々生じ
る。
【0004】そこで、従来では、特開昭62−1234
16号公報に開示されるようにAFによる標本上の合焦
位置と検鏡者が着目する標本上の位置が異なるような場
合、検鏡者が焦準をずらしてピント位置を変える、所
謂、手動による焦点検出(以下、MFと称する。)に移
行することで、AFを自動的に解除するようにしたもの
がある。
【0005】ところが、このようにしたものでは、MF
によるピント合わせのし直しで、その都度AFが解除さ
れるため、同一標本上の他の位置を観察したいような場
合は、再度AFをかけ直さなければならず、操作が面倒
になるという問題があった。
【0006】このため、従来、特開平11−95091
号公報に開示されるようにAF中にMF操作を行うと、
AFを解除することなく、AFによるオフセットをかけ
るようにしたものが考えられている。
【0007】図9は、このようなAFのオフセットの概
念を説明するための図で、ステージ44上に載置された
サンプル43の光像を対物レンズ40を介して結像レン
ズ41で結像させ、AFセンサ42で撮像するととも
に、観察位置Xで目視による観察を可能にしている。
【0008】この状態で、ステージ44とともにサンプ
ル43を上下動させることで、サンプル43のピントの
合った像がAFセンサ42に投影され、また、AFセン
サ42と観察位置Xの同焦がとれている状態では、AF
をかけることで観察位置Xによりサンプル43のピント
の合った像の観察も可能になる。ここで、AFセンサ4
2を図示a方向に移動し、観察位置XとAFセンサ42
の同焦をずらすと、AFセンサ42に投影されるサンプ
ル43の光像は、デフォーカスするため、AF制御によ
りAFセンサ42にピントの合った像を投影するように
ステージ44は図示a’方向に移動される。この状態で
は、観察位置Xは、移動しないため、この観察位置Xで
は、サンプル43の下側のぼけた像を観察することにな
る。一方、AFセンサ42を図示b方向に移動すると、
上述したと同様な動作によりステージ44を図示b’方
向に移動され、観察位置Xでは、サンプル43の上側の
ぼけた像を観察するようになる。
【0009】このことから、AFセンサ42の位置を図
示aまたはb方向にずらしてAFをかける位置を自由に
変えることにより、例えば多層構造のサンプル43の高
さの異なる各層についてピントの合った像を観察位置X
で観察できる、所謂、AFのオフセット機能が得られ
る。これにより、AFによりピント合わせを行っている
サンプル43上の位置と検鏡者が実際に着目している位
置とが異なるような場合も、AFにオフセットをかける
ことにより着目位置に対するAFが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−95091号公報に開示されるAFのオフセットは、
無限にかけられるものでないため、着目する位置にオフ
セットをかけきれない場合がある。例えば、AFにより
ピント合わせを行っているサンプル43上の位置と検鏡
者が着目する位置の高さ方向の位置関係が大きく離れて
いて、オフセットをかけられる範囲を超えているような
場合で、この場合は、検鏡者がAF動作をオフして、改
めてMF操作によりピント合わせを行わなければなら
ず、検鏡者に面倒な作業を強いいるという問題を生じ、
また、ある位置でAFにオフセットをかけて観察を行っ
た後、オフセットを必要としない位置に移動したような
場合は、オフセットを解除するための操作が改めて必要
になるなど、操作が煩雑になるという問題があった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、操作性を高めることができる自動焦点検出装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
観察体を載置したステージと、前記ステージに載置した
観察体に対峙して配置された対物レンズと、これらステ
ージと対物レンズの少なくとも一方を駆動する駆動手段
と、前記対物レンズを介して前記観察体に対する合焦状
態を検出し、この検出結果に応じて前記駆動手段を制御
して前記対物レンズを自動的に合焦させる自動合焦手段
と、前記自動合焦手段での合焦位置を所定のオフセット
範囲で変化可能にする合焦位置オフセット手段とを具備
し、前記合焦位置オフセット手段による合焦位置の変化
が前記オフセット範囲を超えると前記自動合焦手段の制
御を解除することを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記自動合焦手段は、前記対物レンズを介
して前記観察体からの光を検出する光検出手段を有し、
前記合焦位置オフセット手段は、前記光検出手段での前
記観察体からの光の結像位置を所定のオフセット範囲で
変化させる光学手段を有することを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記前記合焦位置オフセット手段
による合焦位置のオフセットを強制的に解除するオフセ
ット解除手段を有することを特徴としている。
【0015】この結果、本発明によれば、AFにより合
焦を行っている観察体上の位置と検鏡者が着目する位置
が異なるような場合、AFのオフセット範囲であれば、
AFを解除することなく着目位置の観察が可能になると
ともに、オフセット範囲を超えると、自動的にAFを解
除するようにできる。
【0016】また、本発明によれば、AFにオフセット
がかかっている状態からスイッチ操作のみで、簡単にオ
フセットを強制的に解除するようにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は、本発明の自
動焦点検出装置が適用される顕微鏡の概略構成を示して
いる。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体
1には、観察体である標本2を載置したステージ3が上
下方向に移動可能に設けられている。また、顕微鏡本体
1には、落射照明用の光源4が設けられている。そし
て、光源4からの照明光は、NDフィルタ5、開口絞り
6、視野絞り7を介してキューブ8で反射され、対物レ
ンズ9を透過して標本2に照射され、また、標本2から
の光像は、対物レンズ9、キューブ8を透過してAFユ
ニット10に入射され、さらに、TVカメラや写真撮影
装置などの撮像部11に入射されるとともに、接眼レン
ズ12に導かれるようになっている。
【0019】ステージ3には、ステージモータ14が接
続されている。このステージモータ14は、AFユニッ
ト10のデフォーカス信号に基づいて、制御手段である
CPU13の指示によりステージ駆動装置15を介して
駆動され、この駆動によりステージ3を上下動させて標
本2と対物レンズ9との相対距離を変化させるようにし
ている。
【0020】キューブ8には、キューブモータ16が接
続されている。このキューブモータ16は、CPU13
の指示によりキューブ駆動装置17を介して駆動され、
検鏡方法に合ったキューブ8を光路中に挿入するように
している。
【0021】対物レンズ9は、倍率の異なるものが複数
個レボルバ91に取付けられており、このレボルバ91
には、レボルバモータ18が接続されている。このレボ
ルバモータ18もCPU13の指示によりレボルバ駆動
装置19を介して駆動され、所定倍率の対物レンズ9を
光路中に挿入するようにしている。
【0022】CPU13には、検鏡者が操作する外部コ
ントローラ20が接続されている。
【0023】図2は、このような外部コントローラ20
の詳細を示すもので、スイッチ201a、201bは、
対物レンズ9または開口絞り6を制御するためのもの
で、スイッチ202は、これら制御のいずれかを選択す
るものである。この場合、どちらの制御が選択されてい
るかは、スイッチ202に内蔵された図示しないLED
の点灯の有無により確認できるようになっている。スイ
ッチ203a〜203dは、検鏡方法に応じたキューブ
8の切換え操作するもので、これらスイッチ203a〜
203dのいずれかを操作することにより検鏡に適した
キューブ8が選択される。JOGダイアル204は、A
F動作がオフの間は、ステージ3の上下動の操作ダイア
ルになっており、AF動作がオンの間は、後述するよう
にAFにかけるオフセット量を制御可能になっている。
スイッチ205は、AF制御のオンオフを操作するもの
である。この場合、スイッチ205には、LEDが内蔵
されていて、AFがオフされている状態で消灯し、合焦
状態で点灯し、標本を見失っている状態では点滅するな
ど、AFの状態確認を可能にしている。スイッチ206
は、AF追従中に標本2を見失ったときに操作するもの
で、このスイッチ206を操作すると、AFのオン/オ
フを操作することなく、標本2に対するAF制御を開始
することができる。スイッチ207は、ステージ3の退
避/復帰を操作するもので、標本2の交換の際にステー
ジ3と対物レンズ9の間を十分に離して安全な交換作業
をできるようにしている。また、このスイッチ207に
は、LEDが内蔵されていて、このLEDの点灯状況に
よって現在のステージ3の状態が退避中であるかを確認
できるようにしている。さらに、このスイッチ207が
AF中に操作されると、AFが強制的に解除され、ステ
ージ退避が行われるようにもなっている。JOGダイア
ル208は、光量の調光と、微分干渉観察でのレボルバ
91内のリタデーションプリズムの調節を行うものであ
る。スイッチ209は、JOGダイアル208での調光
とリタデーション調節の切換えを行うものである。この
場合、微分干渉観察以外の検鏡時には、調光のみで、他
への切換えはできないようになっている。また、このス
イッチ209には、LEDが内蔵されていて、その点灯
状態により現在のJOGダイアル208が調光あるいは
リタデーション調節のどちらの操作が可能であるかを確
認できるようになっている。そして、表示部210は、
対物レンズ情報や開口絞りの状況あるいはエラーコード
が表示されるもので、検鏡者にシステムの状況を通知可
能にしている。なお、外部コントローラ20には、図示
しないブザーが内蔵されていて、音によっても検鏡者に
システム状況を通知できるようにしている。
【0024】図3は、AFユニット10におけるAF動
作を説明する図である。
【0025】この場合、レーザ光源101から発光され
たP偏光のレーザ光は、コリメートレンズ102で平行
光となり、この平行光の光束の半分を遮断するための遮
蔽板103を介して偏光ビームスプリッタ104に入射
する。この偏光ビームスプリッタ104は、遮蔽板10
3で遮断されなかった光束のうちのP偏光成分は90°
反射、S偏光成分は透過するような特性を有している。
そして、偏光ビームスプリッタ104で反射されたレー
ザ光は、結像レンズ105、105’を介し1/4波長
板106を透過して円偏光となり、対物レンズ9の光軸
上に配置されたダイクロイックミラー107でレーザ光
の波長のみが反射し、対物レンズ9を介して標本2に入
射する。また、標本2から反射したレーザ光は、ダイク
ロイックミラー107で反射し、1/4波長板106を
透過してS偏光成分となり、結像レンズ105、10
5’を介して偏光ビームスプリッタ104を透過し、結
像レンズ108により光検出手段の積分型受光素子から
なる2分割ディテクタ109にスポット像として結像さ
れる。
【0026】この場合、2分割ディテクタ109に入射
する標本2からのスポット像と標本2の合焦との関係
は、図4に示すようになる。図4(a)は、標本2が合
焦位置に存在する場合の2分割ディテクタ109に結像
されるスポット像を示すもので、この場合のスポット像
は、2分割ディテクタ109のセンサA、Bに均等な範
囲で光軸の中心に結像される。また、同図(b)は、標
本2が合焦位置より上側、つまり対物レンズ9に近い場
合の2分割ディテクタ109に結像されるスポット像を
示すもので、この場合のスポット像は、中心位置よりセ
ンサA側に片寄って結像され、さらに、同図(c)は、
標本2が合焦位置より下側、つまり対物レンズ9から遠
い場合の2分割ディテクタ109に結像されるスポット
像を示すもので、この場合のスポット像は、中心位置よ
りセンサB側に片寄って結像される。そして、図3
(a)に示すように2分割ディテクタ109の各センサ
A、Bの出力Pa、Pbは、比較器110に入力され、
図4(a)の状態では、Pa=Pbにより合焦状態が検
出され、同図(b)では、Pa>Pbにより標本2が合
焦位置より上側に存在することが検出され、さらに、P
a<Pbにより標本2が合焦位置より下側に存在するこ
とが検出され、これら出力をデフォーカス信号としてス
テージ駆動装置15によりステージ3を上下動させるこ
とにより、AF動作が行われる。
【0027】図5は、このようなAF動作に対するAF
のオフセットを説明する図である。この場合のAFのオ
フセットは、光学手段として結像レンズ105を光軸方
向に移動することにより、反射レーザ光の像位置を変化
させ、AFの同焦位置を変えることによって行われる。
この場合、結像レンズ105は、レンズ支持枠21に支
持されている。このレンズ支持枠21は、ガイド22に
沿って結像レンズ105の光軸方向に移動可能になって
いる。レンズ支持枠21に対向させてリニアモータ23
が配置されている。このリニアモータ23は、モータ軸
24を有し、上述した外部コントローラ20のJOGダ
イアル204の回転量に応じた信号によりモータ軸24
を結像レンズ105の光軸方向に沿って直線往復移動さ
せるようになっている。リニアモータ23のモータ軸2
4の先端には、ばね25の引っ張り力によりレンズ支持
枠21が当接され、モータ軸24の図示左方向の移動に
よりばね25の引っ張り力に抗してレンズ支持枠21を
図示A方向に移動させるとともに、モータ軸24の図示
右方向の移動によりばね25の引っ張り力によりレンズ
支持枠21を図示B方向に移動させるようにしている。
この場合、リニアモータ23により移動されるレンズ支
持枠21は、センサ26により検出される位置を初期位
置として、この初期位置を基準にして光路上の対物レン
ズ9の種類に応じたAFのオフセット範囲に相当する結
像レンズ105の移動量OSが設定されている。この対
物レンズ9に応じた移動量OSのデータは、予めレボル
バ91に設けられた対物レンズ9ごとに記憶されてい
て、光路上に位置される対物レンズ9のデータが読み出
され、このデータによりリニアモータ23が駆動されて
結像レンズ105の移動量OSが設定される。
【0028】次に、このように構成された実施の形態の
動作を説明する。
【0029】まず、AFがオフの場合、図6(a)のフ
ローチャートが実行される。この場合、ステップ601
で、外部コントローラ20のJOGダイアル204が操
作されたか判断される。ここで、JOGダイアル204
を操作していなければ、ステップ601の動作が維持さ
れる。一方、JOGダイアル204を操作すると、ステ
ップ602で、レボルバ駆動装置19の駆動内容から光
路中の対物レンズ9の種類が検出され、ステップ603
で、ステージ駆動装置15により光路中の対物レンズ9
に応じてステージ3が上下方向に駆動され、手動による
焦点検出制御が行われる。
【0030】次に、外部コントローラ20のスイッチ2
5によりAFがオンされると、図6(b)のフローチャ
ートが実行される。
【0031】この場合、ステップ604で、AFが開始
されると、ステップ605で、合焦と判断されるまで、
ステップ606で、図3で述べたAFユニット10の2
分割ディテクタ109の出力に応じてステージ駆動装置
15によりステージ3が上下方向に駆動される。
【0032】そして、ステップ605で、合焦が判断さ
れた状態で、標本2上の合焦位置と検鏡者が着目する位
置が異なるような場合、検鏡者が外部コントローラ20
のJOGダイアル204を操作する。すると、ステップ
607で、JOGダイアル204の操作が判断され、ス
テップ608に進む。ステップ608では、レボルバ駆
動装置19の駆動内容から光路中の対物レンズ9の種類
が検出されるとともに、この検出された対物レンズ9の
種類の種類に応じたAFのオフセット範囲に相当する結
像レンズ105の移動量OSが設定される。この場合、
図5に示すように、光路上に位置される対物レンズ9の
予め記憶されたデータが読み出され、このデータにより
リニアモータ23が駆動されてセンサ26により検出さ
れる初期位置を基準にして結像レンズ105の移動量O
Sが設定される。
【0033】この状態で、JOGダイアル204を回転
操作すると、この回転量に応じてリニアモータ23のモ
ータ軸24が直線移動し、結像レンズ105がレンズ支
持枠21とともに、その光軸方向の図示AまたはB方向
に移動されることにより、AFの同焦位置が変えられ、
標本2上の検鏡者が着目する位置に対してAFがかけら
れる。この場合、JOGダイアル204での回転操作と
ともに、ステップ609で、AFのオフセットが移動量
OSの限界、つまりリミットに達しているかを判断す
る。この場合、リミットに達していなければ、JOGダ
イアル204の回転操作により、ステップ610で、さ
らに結像レンズ105がその光軸方向に駆動され、検鏡
者の着目する位置へのオフセットが続けてかけられる。
【0034】ここで、JOGダイアル204の回転操作
によりオフセットをかけつづけても、検鏡者の着目する
位置に到達しないような場合、ステップ609で、AF
のオフセットは、移動量OSのリミットに達していると
判断される。すると、ステップ611に進み、リミット
であることを通知したかを判断し、これまで通知してい
なければ、ステップ612で、検鏡者にオフセットがこ
れ以上かけられないことを通知し、ステップ605に戻
って上述したと同様な動作を繰り返す。一方、すでに通
知済みである場合は、ステップ613で、AFをオフに
して、図6(a)に示すステップ601に戻り、手動に
よる焦点検出制御に移行される。
【0035】従って、このようにすれば、AFにより合
焦を行っている標本2上の位置と検鏡者が着目する位置
が異なるような場合、AFのオフセット範囲であれば、
AFを解除することなく着目位置の観察が可能になると
ともに、オフセット範囲を超えると、自動的にAFを解
除するようにできるので、AF動作とオフセット動作の
間の切換えに複雑な操作を必要とすることなくなり、安
定した観察状態を維持できるとともに、検鏡の際の操作
性を高めることができる。
【0036】なお、上述した実施の形態では、結像レン
ズの駆動によりオフセット補正を行う例を述べたが、デ
ィテクタ側を駆動させる構成としても同様な効果を期待
できる。また、上述した実施の形態では、ステージ3を
上下動させる例を述べたが、対物レンズ9を上下動させ
る構成としても同様な効果を期待できる。さらに、上述
した実施の形態では、音により検鏡者に対してオフセッ
トのリミットである状態を通知したが、ホストコンピュ
ータの場合は、リミット到達時とAF解除時には、コマ
ンドにより通知するようにすれば、ホストコンピュータ
時の利便性を高めることができる。
【0037】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。この場合、第1の実施の形態
で述べた図1から図5については同様なので、これらの
図を援用するものとする。
【0038】この場合、図2に示す外部コントローラ2
0にオフセット解除とAFのサーチを兼ねたスイッチ2
11を有しているものとする。そして、図8に示すよう
に試料30表面に凹凸を有するとともに、凸面301に
配線パターン31a、凹面302に配線パターン32a
をそれぞれ形成したものについて合焦制御を行う例を示
している。
【0039】いま、外部コントローラ20のスイッチ2
11によりAFサーチをオンすると、図7のフローチャ
ートが実行される。
【0040】この場合、ステップ700で、AFが開始
されると、ステップ701で、合焦と判断されるまで、
ステップ703で、図3で述べたAFユニット10の2
分割ディテクタ109の出力に応じてステージ駆動装置
15によりステージ3が上下方向に駆動される。
【0041】その後、ステップ701で、合焦が判断さ
れるが、この合焦を判断された位置が図8に示す凸面3
01であるとすると、この凸面301の観察を終了し、
次に、試料30を動かさずに検鏡者が凹面302を観察
したい場合、AF中に外部コントローラ20のJOGダ
イアル204を操作する。すると、ステップ703で、
JOGダイアル204の操作が判断され、ステップ70
4で、JOGダイアル204の回転量に応じて、結像レ
ンズ105がレンズ支持枠21とともに、その光軸方向
に移動することにより、AFの同焦位置が変えられ、凹
面302に対してAFがかけられる。
【0042】次に、凹面302を観察を終了し、試料3
0を移動して、凸面301’を観察しようとした場合、
このままではオフセットがかかっているので、凹面30
2’に焦点が合ってしまう。そこで、ステップ705
で、外部コントローラ20のスイッチ211によりオフ
セット解除をオンすると、ステップ706で、結像レン
ズ105は、初期位置に戻され、ステップ702に戻
り、このステップ702で、合焦が判断されるまで、A
F制御を行うことにより、凸面301’に対してAFが
かけられる。
【0043】従って、このようにすれば、AFにオフセ
ットがかかっている状態からスイッチ211をオンする
のみで、オフセットを強制的に解除するとともに、最初
のAF状態に簡単に戻すことができるので、つまり、A
Fにオフセットをかけて検鏡者が着目する位置を観察し
た後に、簡単にオフセットを解除するようにできるの
で、常に安定した観察状態を保持できるとともに、検鏡
の際の操作性をさらに高めることができる。
【0044】なお、上述した実施の形態では、サーチス
イッチとオフセット解除スイッチを同一のスイッチとし
たが、これらを別々に分けるようにしてもよい。また、
オフセット解除スイッチが押されない状態でAFをオフ
するまでは、各対物レンズに応じたオフセット量を記憶
し、オフセット解除スイッチが押された場合には、光路
中にある対物レンズのオフセットのみを解除し、その他
の対物レンズのオフセット量は保持し、AFがオフされ
ると、全ての対物レンズのオフセットがクリアされるよ
うにすれは、使い勝手が更に向上する。また、いくつか
のオフセット位置を記憶しておき、検鏡者がいずれかの
オフセット位置を選択するようにすれば、さらに利便性
を高めることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、操作
性を高めることができる自動焦点検出装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる外部コントロー
ラの概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられるAFユニットの
AF動作を説明するための図。
【図4】第1の実施の形態におけるAF動作を説明する
ための図。
【図5】第1の実施の形態におけるAFのオフセットを
説明するための図。
【図6】第1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図8】第2の実施の形態が適用される試料を説明する
ための図。
【図9】従来のAFのオフセットの概念を説明するため
の図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体 2…標本 3…ステージ 4…光源 5…NDフィルタ 6…開口絞り 7…視野絞り 8…キューブ 9…対物レンズ 91…レボルバ 10…AFユニット 101…レーザ光源 102…コリメートレンズ 103…遮蔽板 104…偏光ビームスプリッタ 105.105’…結像レンズ 106…波長板 107…ダイクロイックミラー 108…結像レンズ 109…分割ディテクタ 110…比較器 11…撮像部 12…接眼レンズ 13…CPU 14…ステージモータ 15…ステージ駆動装置 16…キューブモータ 17…キューブ駆動装置 18…レボルバモータ 19…レボルバ駆動装置 20…外部コントローラ 201a.201b…スイッチ 202…スイッチ 203a〜203d…スイッチ 204…JOGダイアル 205…スイッチ 206…スイッチ 207…スイッチ 208…JOGダイアル 209…スイッチ 210…表示部 211…スイッチ 21…レンズ支持枠 22…ガイド 23…リニアモータ 24…モータ軸 25…スイッチ 26…センサ 30…試料 31a…配線パターン 32a…配線パターン 301…凸面 302…凹面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察体を載置したステージと、 前記ステージに載置した観察体に対峙して配置された対
    物レンズと、 これらステージと対物レンズの少なくとも一方を駆動す
    る駆動手段と、 前記対物レンズを介して前記観察体に対する合焦状態を
    検出し、この検出結果に応じて前記駆動手段を制御して
    前記対物レンズを自動的に合焦させる自動合焦手段と、 前記自動合焦手段での合焦位置を所定のオフセット範囲
    で変化可能にする合焦位置オフセット手段とを具備し、 前記合焦位置オフセット手段による合焦位置の変化が前
    記オフセット範囲を超えると前記自動合焦手段の制御を
    解除することを特徴とする自動焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記自動合焦手段は、前記対物レンズを
    介して前記観察体からの光を検出する光検出手段を有
    し、 前記合焦位置オフセット手段は、前記光検出手段での前
    記観察体からの光の結像位置を所定のオフセット範囲で
    変化させる光学手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の自動焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記前記合焦位置オフセット手段による
    合焦位置のオフセットを強制的に解除するオフセット解
    除手段を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の自動焦点検出装置。
JP2000110974A 1999-09-24 2000-04-12 自動焦点検出装置 Withdrawn JP2001296467A (ja)

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