JP4962185B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
ここで、仮に主エアバッグ及び補助エアバッグが一緒に折り畳まれていると、主エアバッグ及び補助エアバッグを互いに異なる方向(補助エアバッグ:車内側、主エアバッグ:車両前側)へ膨張展開させることが難しい。
この点、請求項1に記載の発明によれば、主エアバッグから独立して折り畳まれた補助エアバッグは、主エアバッグの影響を受けることなく、インフレータからのガスにより折り状態を解消(展開)しながら、後フレーム部と中間パッド部との間で膨張展開する。この膨張する補助エアバッグによって、中間パッド部の外側部寄りの箇所が押圧されて車両前側へ膨らみ、シートバックにもたれている乗員が背中を車両の斜め前方内側へ押されて車内側へ移動させられる。
また、インフレータからのガスにより補助エアバッグが上記のように膨張展開し始めると、外サイドフレーム部を受圧部として機能させることも可能である。この機能発揮により、ガスの圧力が、車両前後方向に延びるように位置している外サイドフレーム部によって受け止められて、車内側へ向かう反力が発生し、補助エアバッグが後フレーム部と中間パッド部との間で確実に膨張展開するようになる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1つに記載の発明において、前記後フレーム部の車両後側には前記補助エアバッグ内のガスの圧力を受け、車両前方へ向かう反力を発生させる受圧板が配置されていることを要旨とする。
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図14を参照して説明する。
なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の後進方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車両の車幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。また、各図において、「前」は車両前側を、「後」は車両後側を、「内」は車両内側を、「外」は車両外側をそれぞれ示している。
ここで、シートバック14の各部を区別するために、同シートバック14の車内側の部分を内側部16といい、車外側の部分を外側部17といい、内外両側部16,17間の部分を中間部18というものとする。内外各側部16,17の前部は、中間部18よりも車両前側へ張り出したサイドサポート部19となっている。両サイドサポート部19,19は、車両用シート12に着座してシートバック14にもたれた乗員Pの車幅方向の動きを規制するように乗員Pをサポートするためのものである。
エアバッグは、主エアバッグ50及び補助エアバッグ60を備えて構成されている。主エアバッグ50は、折り畳まれた状態で配置され、インフレータアセンブリ70からのガスによりシートバック14の外側部17から車両前方へ飛び出し、ボディサイド部11と車両用シート12に着座している乗員Pとの間で膨張展開するエアバッグである(図14参照)。主エアバッグ50は、一般的なサイドエアバッグ装置に用いられるエアバッグに該当する。一方、補助エアバッグ60は、インフレータアセンブリ70からのガスにより、後フレーム部RFと、その車両前側に位置する中間パッド部31との間で膨張して、同中間パッド部31における上記外側部17寄りの箇所Aを車両前方へ押圧するエアバッグである。
主エアバッグ50及び補助エアバッグ60は、両孔53,63を合致させた状態で、両孔53,63を取り囲むように設けられた内結合部66によって連結されている。第1実施形態では、内結合部66は、主エアバッグ50の裏側の基布52と補助エアバッグ60の表側の基布61とについて、両孔53,63の周囲を縫糸で縫合することにより形成されている。なお、内結合部66は、上記縫糸を用いた縫合とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって形成されてもよい。両孔53,63及び内結合部66により、主エアバッグ50の内部と補助エアバッグ60の内部とを連通させる連通孔部67が構成されている。
図5及び図8(C)の少なくとも一方に示すように、インフレータアセンブリ70は、ガス発生源としてのインフレータ71と、そのインフレータ71の外側に装着されたリテーナ73とを備えて構成されている。インフレータ71は略円柱状をなしており、その内部にはガス発生剤(図示略)が収容されている。このタイプ(パイロタイプ)のインフレータ71では、ガス発生剤の燃焼反応によってガスが生成される。インフレータ71の上部には、生成したガスを径方向外方へ噴出するガス噴出口72が設けられている。インフレータ71の下端部には、同インフレータ71への制御信号の印加配線となるハーネス(図示略)が接続されている。
そして、インフレータアセンブリ70は、補助エアバッグ60内に配置されている。リテーナ73のボルト75が、上記裏側の基布62のボルト挿通孔64,64に挿通されて補助エアバッグ60の外部に露出している。この状態では、図8(B)に示すように、円柱状をなすインフレータ71は、その軸線L1が上下方向に延びるようにリテーナ73とともに補助エアバッグ60内に配置されている。連通孔部67は、インフレータ71の軸線L1に沿う方向(軸線方向)について、ガス噴出口72とは反対側の端部(この場合、下端部)の近傍に位置していて、ガス噴出口72から下方へ大きく離れている。
上記エアバッグモジュールAMは、展開状態の主エアバッグ50及び補助エアバッグ60がそれぞれ折り畳まれることによりコンパクトな形態(以下「収納用形態」という)にされている。ここでは、図5に示すように主エアバッグ50及び補助エアバッグ60はともに蛇腹折りされている。蛇腹折りは、主エアバッグ50及び補助エアバッグ60の各展開方向についての前端部から後端部に向けて一定幅ずつ交互に折り方向を変えながら折り返す折り方である。
(1)エアバッグとして、シートバック14から車両前方へ飛び出してボディサイド部11及び乗員P間で膨張する主エアバッグ50に加え、後フレーム部RFと中間パッド部31との間で膨張して、中間パッド部31における外側部17寄りの箇所Aを車両前方へ押圧する補助エアバッグ60を用いている(図4参照)。そのため、補助エアバッグ60によって乗員Pを車内側へ移動させることで、ボディサイド部11と乗員Pとの間の狭い空間S1を車幅方向に拡げることができる。主エアバッグ50による乗員Pの拘束をより確実に行い、車両の側方からの衝撃に対する乗員Pの保護性能の向上を図ることができる。
(a)外サイドフレーム部22は、上記第1実施形態とは異なる形状を有するものであってもよい。例えば、外サイドフレーム部22は、断面円形、断面矩形等のパイプ状をなすものであってもよい。また、エアバッグモジュールAMは外サイドフレーム部22に直接取付けられてもよいが、ブラケット等を介して外サイドフレーム部22に間接的に取付けられてもよい。
(c)ガスが充填されることなく展開させられた状態の主エアバッグ50及び補助エアバッグ60は、それぞれ上記第1実施形態とは異なる折り方で折り畳まれてもよい。こうした折り方としては、例えば、中折り(カクタス折り)、ロール折り等が挙げられる。中折りは、エアバッグの端の部分を、他の部分(中間部分)の内側に位置するように折り返す折り方である。また、ロール折りは、エアバッグの一方の端部を中心とし、その周りに他の部分を巻回させる折り方である。
(e)インフレータアセンブリ70は第1実施形態とは異なる姿勢で補助エアバッグ60内に配置されてもよい。例えば、インフレータアセンブリ70は、インフレータ71のガス噴出口72が下側となる姿勢で配置されてもよい。
(f)ミリ波データ等の側突予測用センサを用いて車両の側突を予測し、その予測結果に基づき、側突に先立ちインフレータ71を作動させるようにしてもよい。この場合には、第1実施形態よりも早い時期から補助エアバッグ60に膨張を開始させ、乗員Pを車内側へ移動させることができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図15及び図16を参照して説明する。
上記第2実施形態では、ガス供給を受けた補助エアバッグ60が膨張して折り状態を解消(展開)し始めるときには、同補助エアバッグ60の展開方向が前部ガイド部材85及び後部ガイド部材88によって車内側へ規制される。補助エアバッグ60の膨張初期には、同補助エアバッグ60が、ともに車両前後方向に対し略直交する前部ガイド面86A及び後部ガイド面89Aに沿って後フレーム部RF及び中間パッド部31間に確実に導かれる。また、膨張初期に展開方向が規制されると、補助エアバッグ60は、その後も規制された展開方向に向けて膨張展開し続ける。そのため、補助エアバッグ60が後フレーム部RF及び中間パッド部31間とは異なる方向、例えば車両前側等へ膨張展開する現象が起こりにくい。
(5)前部ガイド面86Aを有する前部ガイド部材85を前サイドパッド部32の車両後側の近傍に配置し、後部ガイド面89Aを有する後部ガイド部材88を後フレーム部RFの車両前側の近傍に配置している。このため、補助エアバッグ60の膨張初期に同補助エアバッグ60を後フレーム部RF及び中間パッド部31間に確実に導くことができる。
(i)前部ガイド部材85及び後部ガイド部材88は、補助エアバッグ60が最初に膨張する方向を車内側に規制するものであればよい。この条件を満たす範囲内で、前部ガイド部材85及び後部ガイド部材88の形状、大きさ(長さ)、数等を適宜変更してもよい。例えば、前部ガイド部材85の本体部86は、図15よりも短いものであってもよいし、その逆に長いものであってもよい。後部ガイド部材88の本体部89についても同様である。
(k)後部ガイド部材88は第2実施形態とは異なる箇所に固定されてもよい。例えば、後部ガイド部材88は、外サイドフレーム部22に代えて後フレーム部RFに固定されてもよい。
次に、本発明を具体化した第3実施形態について、図20及び図21を参照して説明する。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態と同様の箇所、部材等については同一の符号を付して説明を省略する。
なお、上記のように力布77の一部の位置を変更しても、そのことが力布77の本来の機能を損なうことはないか、又はあったとしてわずかである。
(6)既設の力布77を帯状部材として利用し、その一部(部分77A)を、車幅方向に延びて補助エアバッグ60及び主エアバッグ50間の隙間G(通路100)を通るように配置している。そのため、膨張する主エアバッグ50による前サイドパッド部32の破断を補助する力布77本来の機能を損なうことなく、力布77には、補助エアバッグ60の膨張初期の展開方向を規制する機能をも発揮させることができる。
なお、第3実施形態は、上述した(a)〜(g)と同様に変更されて実施されてもよい。そのほかにも、第3実施形態は次のように変更されて実施されてもよい。
次に、本発明を具体化した第4実施形態について、図23及び図24を参照して説明する。
上記第4実施形態では、ガス供給を受けた補助エアバッグ60が膨張して折り状態を解消(展開)し始めるときには、同補助エアバッグ60の展開方向が帯状部材91によって車内側へ規制される。帯状部材91は補助エアバッグ60の膨張等の影響を受けにくく、伸びにくい。帯状部材91による補助エアバッグ60の展開方向の規制により、補助エアバッグ60の膨張初期には、同補助エアバッグ60が後フレーム部RF及び中間パッド部31間に確実に導かれる。また、膨張初期に展開方向が規制されると、補助エアバッグ60は、その後も規制された展開方向に向けて膨張展開し続ける。そのため、補助エアバッグ60が後フレーム部RF及び中間パッド部31間とは異なる方向へ膨張展開する現象が起こりにくい。
従って、第4実施形態によれば、上述した(1)〜(3),(6)と同様の効果が得られる。なお、上記(6)については、これに相当する次の(6A)の効果が得られる。
(n)帯状部材91は、インフレータアセンブリ70及び補助エアバッグ60の外サイドフレーム部22に対する固定箇所とは異なる箇所で、その外サイドフレーム部22に固定されてもよい。
次に、参考例について、図25及び図26を参照して説明する。
参考例では、補助エアバッグ60は上下両帯状部材92,92により展開させられた状態に保持される。そのため、補助エアバッグ60のシートバック14への組み付けに際し、同補助エアバッグ60がシートバック14内の適正位置からずれた箇所に組み付けられる現象が起こりにくい。また、後席の乗員Pの昇降時等にその乗員Pの脚等が前席のシートバック14の後面、特に上下に隣り合うワイヤフレーム部28,28間に触れて、補助エアバッグ60に対し、これを車幅方向へ移動させようとする力が作用したとしても、補助エアバッグ60は両帯状部材92,92によって展開状態に保持される。このため、補助エアバッグ60がシートバック14内の適正位置からずれる現象は起こりにくい。
(7)補助エアバッグ60が折り畳まれていると、その折り畳み部分は膨張展開の抵抗となる。この点、参考例では補助エアバッグ60が折り畳まれておらず、予め展開させられた状態で後フレーム部RF及び中間パッド部31間に配置されている。このため、折り畳まれている場合よりも膨張展開の抵抗となる要素が少なく、補助エアバッグ60を短時間で展開させることができる。
次に、本発明を具体化した第5実施形態について、図27及び図28を参照して説明する。
第5実施形態では、インフレータ71からガスが供給されて補助エアバッグ60が膨張する際、同補助エアバッグ60内のガスの圧力が受圧板93によって受け止められて、車両前方へ向かう反力F2が発生する。この反力F2により、中間パッド部31の外側部17寄りの箇所Aが押圧されて確実に車両前側へ膨らみ、シートバック14にもたれている乗員Pが背中を車両の斜め前方内側へ押されて車内側へ移動させられる。
(9)後フレーム部RFの車両後側の近傍に受圧板93を配置している。そのため、車両前方へ向かう反力F2を発生させ、中間パッド部31の外側部17寄りの箇所Aを押圧して車両前側へ確実に膨らませ、乗員Pを車内側へ確実に移動させることができる。
(p)第5実施形態の内容(受圧板93の設置)は、第1実施形態に対してだけではなく、上述した第2〜第4実施形態及び参考例に対して組み合わせられて実施されてもよい。この場合、上述した(i)〜(o)の変更が可能である。
次に、本発明を具体化した第6実施形態について、図29を参照して説明する。
第6実施形態では、主エアバッグ50と補助エアバッグ60とが互いに独立した状態で配置されている。主エアバッグ50の内部には主インフレータ94が配置され、補助エアバッグ60の内部には補助インフレータ95が配置されている。主インフレータ94は、外サイドフレーム部22の車外側に配置されて側壁部22Aに固定されている。補助インフレータ95は、外サイドフレーム部22の車内側に配置されて側壁部22Aに固定されている。
第6実施形態では、車両に対し側方から衝撃が加わると、シートバック14の外側部17において、まず補助インフレータ95から補助エアバッグ60にガスが供給され始める。このガスにより、補助エアバッグ60が、後フレーム部RFと中間パッド部31との間で膨張を開始する。補助エアバッグ60によって中間パッド部31の外側部17寄りの箇所Aが押圧されて車両前側へ膨らむ。シートバック14にもたれている乗員Pが背中を車両の斜め前方内側へ押されて車内側へ移動させられ、ボディサイド部11及び乗員P間の空間S1が車幅方向に拡げられる。
(10)互いに独立した状態で配置された主エアバッグ50及び補助エアバッグ60にそれぞれインフレータ(主インフレータ94、補助インフレータ95)を配置する構成を採用している。そして、補助インフレータ95→主インフレータ94の順に作動を開始させている。そのため、補助インフレータ95からのガスをまず補助エアバッグ60に供給し、同補助エアバッグ60を主エアバッグ50よりも早いタイミングで膨張させ始めることができる。ボディサイド部11及び乗員P間の空間S1を確実に車幅方向に拡げたうえで主エアバッグ50を膨張展開させることができる。
(q)第6実施形態の内容は、第1実施形態に対してだけではなく、上述した第2〜第5実施形態及び参考例に対して組み合わせられて実施されてもよい。この場合、上述した(i)〜(p)の変更が可能である。
Claims (11)
- 車両用シートのシートバックが、シートフレームと、そのシートフレームの近傍に配置されたシートパッドとを備え、同シートバックの車幅方向についての中間部では、前記シートフレームの後フレーム部が後部に位置し、前記シートパッドの中間パッド部が前部に位置する車両に適用され、
インフレータと、前記インフレータからのガスにより膨張するエアバッグとが、前記シートバックの少なくとも外側部に組み込まれたサイドエアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、
前記インフレータからのガスにより前記シートバックの前記外側部から車両前方へ飛び出し、車両のボディサイド部と前記車両用シートに着座した乗員との間で膨張する主エアバッグと、
前記インフレータからのガスにより、前記後フレーム部及び前記中間パッド部間で膨張して、同中間パッド部における前記外側部寄りの箇所を車両前方へ押圧する補助エアバッグと
を備え、
前記シートバックの前記外側部内には、前記シートフレームの外サイドフレーム部が車両前後方向に延びるように位置しており、
前記補助エアバッグは、前記主エアバッグから独立して折り畳まれた状態で前記外サイドフレーム部の車内側近傍に配置されており、
前記主エアバッグは、前記外サイドフレーム部を基準に車両前側方向へ向けて折り畳まれるとともに、前記補助エアバッグは、前記外サイドフレーム部を基準に車両内側方向へ向けて折り畳まれ、
前記外サイドフレーム部は、前記補助エアバッグが膨張する際の、前記インフレータからのガスの受圧部として機能することを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 前記補助エアバッグは、前記主エアバッグよりも早く前記インフレータからのガスの供給を受けるように構成されている請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記主エアバッグ及び前記補助エアバッグは、前記主エアバッグの内部と前記補助エアバッグの内部とを連通させる連通孔部を介して相互に連結されており、
前記インフレータは、前記補助エアバッグ内に配置されている請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記インフレータは長尺状をなし、その一方の端部にガス噴出口を有しており、
前記連通孔部は、前記インフレータの軸線方向について、前記ガス噴出口とは反対側の端部の近傍に設けられている請求項3に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記補助エアバッグの少なくとも膨張初期に同補助エアバッグを前記後フレーム部及び前記中間パッド部間に導くガイド手段がさらに設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記ガイド手段は、前記後フレーム部の車両前側に配置され、かつ車両前後方向に対し略直交する後部ガイド面を有する後部ガイド部材を少なくとも備える請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記主エアバッグ及び前記補助エアバッグ間であって、前記連通孔部とは異なる箇所の隙間が利用され、
前記ガイド手段は、自身の一部が、車幅方向に延びて前記隙間を通るように配置された帯状部材により構成されている請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記シートパッドについて前記外側部に対応する箇所の周りには、低伸長性材料からなり、かつ膨張する主エアバッグによる同箇所の破断を補助する既設の帯体が配置されており、この帯体が前記帯状部材として用いられ、同帯体の一部が車幅方向に延びて前記隙間を通るように配置されている請求項7に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記帯状部材の一方の端部は、前記シートフレームについて前記シートバックの前記外側部内に位置する外サイドフレーム部に固定され、他方の端部は、前記シートフレームについて前記シートバックの内側部内に位置する内サイドフレーム部に固定されている請求項7に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記主エアバッグ及び前記補助エアバッグは互いに独立した状態で配置されており、
前記インフレータは、
前記主エアバッグ内に配置された主インフレータと、
前記補助エアバッグ内に配置され、かつ前記主インフレータに先立ち同補助エアバッグへのガスの供給を開始する補助インフレータと
を備える請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記後フレーム部の車両後側には前記補助エアバッグ内のガスの圧力を受け、車両前方へ向かう反力を発生させる受圧板が配置されている請求項1〜10のいずれか1つに記載のサイドエアバッグ装置。
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