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JP5003631B2 - 側突用エアバッグ装置 - Google Patents

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JP5003631B2 JP2008205785A JP2008205785A JP5003631B2 JP 5003631 B2 JP5003631 B2 JP 5003631B2 JP 2008205785 A JP2008205785 A JP 2008205785A JP 2008205785 A JP2008205785 A JP 2008205785A JP 5003631 B2 JP5003631 B2 JP 5003631B2
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Description

本発明は、車両の外側方から衝撃が加わった場合に、車両用シートに着座している乗員の外側方近傍でエアバッグを膨張展開させて乗員を拘束し、その乗員を上記衝撃から保護するようにした側突用エアバッグ装置に関するものである。
車両のサイドドアなどのボディサイド部に対し側突による衝撃が外側方から加わった場合に、その衝撃から乗員を保護する装置として、側突用エアバッグ装置が知られている。この装置は、インフレータ、リテーナ及びエアバッグなどにより構成されている。インフレータは、外周面のほぼ全周にわたって複数のガス噴出孔が設けられたほぼ円柱状のガス噴出部を有しており、側突による車両外側方からの衝撃に応じてガス噴出孔から膨張用ガスを噴出する。リテーナは、インフレータをその外側方から覆った状態に保持する筒状の壁部を有している。壁部の前記ガス噴出部の近傍には、同ガス噴出部からの膨張用ガスの通過を許容する開口部が設けられている。
そして、側突用エアバッグ装置による保護対象が乗員の腰部、胸部及び肩部等である場合には、前記インフレータ、リテーナ及びエアバッグは、車両用シートにおけるシートバック(背もたれ部)の外側部に収納される。エアバッグは、その一方の端部(固定用端部)において、インフレータ及びリテーナとともにシートバック内のシートフレームに固定される。
上記側突用エアバッグ装置では、側突によりボディサイド部に外側方から衝撃が加わると、インフレータのガス噴出部から膨張用ガスが噴出されてエアバッグ内に供給される。この膨張用ガスの供給により、エアバッグがその固定用端部を残した状態でシートバックから前方へ飛び出し、車両用シートに着座している乗員とボディサイド部との間の隙間を通り、乗員の側部(腰部、胸部及び肩部など)を保護し得る大きさ・形状に膨張・展開する。このエアバッグにより乗員が拘束され、ボディサイド部を通じて乗員へ伝わる外側方からの衝撃が緩和される。
上記の側突用エアバッグ装置として、特許文献1に開示されたものが提案されている。このエアバッグ装置は、図18に示すように車両用シートのシートバック14の上部から乗員の肩部及び胸部を保護するエアバッグ71が膨張展開されるとともに、シートバック14の下部から乗員の腰部を保護するエアバッグ72が膨張展開されるように構成されている。
特表2008‐509042号公報
ところが、図18に示す側突用エアバッグ装置は、乗員の肩部と胸部を保護するエアバッグ71が1つのチャンバを有する構造であるた、次のような問題があった。即ち、一般に人体側部の耐衝撃性においては、肩部がそれよりも下側の部分の胸部よりも勝っていることが知られている。このため、エアバッグ71の膨張展開によって乗員に作用する衝撃は、胸部において肩部よりも小さいことが望ましい。従って、膨張展開状態のエアバッグ71のチャンバの圧力を胸部の保護を基準とし、肩部の保護には適さない低い圧力に設定する必要があるため、肩部の保護性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、乗員の腰部、胸部及び肩部の保護を適正に行うことができる側突用エアバッグ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートバックのドア側側部に内蔵された単一のインフレータと、該インフレータから噴射される膨張用ガスにより膨張されてシートバックの側部への空間に展開されるエアバッグとを備え、前記エアバッグは乗員の腰部を保護する腰部保護エアバッグ、胸部を保護する胸部保護エアバッグ及び肩部を保護する肩部保護エアバッグに分離され、前記胸部保護エアバッグの展開速度が前記肩部保護エアバッグ及び腰部保護エアバッグの展開速度よりも遅くする展開速度遅延手段を設け、前記腰部保護エアバッグ及び肩部保護エアバッグは、共に蛇腹折り構造に形成され、前記胸部保護エアバッグはロール巻き構造に形成されて前記展開速度遅延手段としての機能が付与されていることを要旨とする。
上記構成によれば、胸部保護エアバックが膨張用ガスによって、折り畳み(縮小)状態から膨張展開される行程において、展開速度遅延手段によって胸部保護エアバッグの膨張展開速度が腰部保護エアバッグ及び肩部保護エアバッグの膨張展開速度よりも遅くなる。このため、腰部保護エアバッグ及び肩部保護エアバッグによる乗員の腰部及び肩部の拘束による保護を胸部の保護に先行して適時に行うことがで、乗員の腰部、胸部及び肩部の保護を適正に行うことができる。
また、各エアバッグの折り畳み構造を変更するのみで、胸部保護エアバッグに展開速度遅延手段としての機能を容易に付与することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1において、前記インフレータは、前記胸部保護エアバッグ内の第1チャンバへ膨張用ガスを供給する位置に設けられ、前記胸部保護エアバッグ内の第1チャンバと、腰部保護エアバッグ内の第2チャンバとは、第1連通路によって連通され、前記第1チャンバと、肩部保護エアバッグ内の第3チャンバとは、第2連通路によって連通されていることを要旨とする。
上記構成によれば、インフレータから胸部保護エアバッグの第1チャンバに噴射された膨張用ガスが、該第1チャンバの膨張遅延動作によって下部連通路及び上部連通路を通して腰部保護エアバッグの第2チャンバ及び肩部保護エアバッグの第3チャンバに供給される動作が促進され、腰部保護エアバッグ及び肩部保護エアバッグの膨張展開動作をより迅速に行い、乗員の腰部及び肩部の保護をより適正に行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項において、前記第1連通路には、前記第2チャンバから第1チャンバにガスが逆流するのを阻止する第1逆止弁が設けられ、前記第2連通路には、前記第3チャンバから第1チャンバにガスが逆流するのを阻止する第2逆止弁が設けられていることを要旨とする。
上記構成によれば、腰部保護エアバッグの第2チャンバ及び肩部保護エアバッグの第3チャンバの膨張用ガスが胸部保護エアバッグの第1チャンバに逆流することはない。このため、胸部保護エアバッグの第1チャンバの圧力よりも腰部保護エアバッグの第2チャンバ及び肩部保護エアバッグの第3チャンバの圧力を高く保持でき、乗員の高圧力を必要とする腰部及び肩部の拘束による保護をさらに適正に行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項において、前記胸部保護エアバッグのロール巻き方向は、該エアバッグの展開動作においてロール巻き状態のエアバッグのボティサイド部側の外周面が該ボティサイド部の内側面に押圧されるように設定されていることを要旨とする。
上記構成によれば、ロール巻き状態の胸部保護エアバッグの展開動作において該エアバッグの外周面が車両のボティサイド部の内側面に押圧されながら巻き戻されるので、乗員の胸部の車外側の側面に対する胸部保護エアバッグの衝突が適正に行われ、胸部の保護を適正に行うことができる。
本発明によれば、乗員の腰部、胸部及び肩部の保護を適正に行うことができる。
以下、本発明を具体化した側突用エアバッグ装置の一実施形態を図1〜図12にしたがって説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方として説明する。
図1〜図3のいずれかに示すように、車両においてボティサイド部11の車内側(図2の上側)の近傍には車両用シート12が配置されている。ここで、ボティサイド部11とは、車両の側部に配置された部材を示す。例えば、前席に対応するボティサイド部11は、フロントドア、センターピラー(Bピラー)などである。又、後の席に対応するボティサイド部11は、サイドドア(リアドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リアクォータなどである。
前記車両用シート12は、シートクッション(座部)13と、そのシートクッション13の後側から起立し、かつ傾き調整機構(図示略)を有するシートバック(背もたれ部)14とを備えて構成されている。前記シートバック14の車外側の側部には収納部15が設けられており、該収納部15には側突用エアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュールAMが収納されている。前記収納部15の位置は、前記車両用シート12に着座した乗員Pの外側方近傍となる。前記エアバッグモジュールAMは、図4に示すようにエアバッグ20及びインフレータアセンブリ40を主要な構成部材として備えている。
次に、これらの構成部材の各々について説明する。ここで、本実施形態では、エアバッグモジュールAM及びその構成部材について「上下方向」、「前後方向」というときは、車両用シート12のシートバック14を基準としている。シートバック14の起立する方向を「上下方向」とし、この方向に対し車両のほぼ前後方向に直交する方向を「前後方向」としている。通常、シートバック14は後方へ傾斜した状態で使用されることから、「上下方向」は厳密には鉛直方向ではなく、多少傾斜している。同様に「前後方向」は厳密には水平方向ではなく、多少傾斜している。
〔エアバッグ20〕
図1〜図3のいずれかに示すように、エアバッグ20は乗員Pの腰部Ppを保護する腰部保護エアバッグ21、胸部Ptを保護する胸部保護エアバッグ22及び肩部Psを保護する肩部保護エアバッグ23により構成されている。各エアバッグ21〜23は、図4に示すように、上下二箇所に形成された切り込みS1,S2によって個別に折り畳み可能に分離され、基端部において互いに連結されている。そして、各エアバッグ21〜23は、衝撃が車両の外側方からボティサイド部11に加わった時に、膨張用ガスによりそれぞれ膨張展開する。そして、図1及び図2に示すように、各エアバッグ21,22,23は、それらに共通の固定用端部20Aを前記収納部15内に残した状態で同収納部15からほぼ前方へ向けて飛びだし、車両用シート12及びボティサイド部11間の隙間G1で膨張展開することにより乗員Pを拘束して上記衝撃から保護する。エアバッグ20は、車両前方を展開方向前方として膨張展開する。
図4及び図5のいずれか一方に示すように、エアバッグ20はほぼ上下方向へ延びる後側の辺26において互いに接続された1対の基布24,25を幅方向に重ね合わせ、両基布24,25を袋状となるように結合させることにより形成されている。
前記基布24,25としては、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸やポリアミド糸などを用いて形成した織布などが適している。両基布24,25の形状・大きさは、エアバッグ20が車両用シート12及びボティサイド部11間で膨張展開したときに、車両用シート12に着座している乗員Pの外側方近傍で、腰部Ppから胸部Pt及び肩部Psに対応する広い領域を占有し得るように設定されている。なお、エアバッグ20は互いに独立した1対の基布24,25を車幅方向に重ね合わせ、両基布24,25を袋状となるように結合させて形成したものであってもよい。
図4に示すように、両基布24,25は結合部27によって結合されている。前記結合部27は、両基布24,25を縫糸で縫着することによって形成されている。なお、結合部27は上記縫糸とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって形成されてもよい。この結合部27は両基布24,25の周縁部に設けられている。両基布24,25間であって結合部27によって囲まれた第1〜第3チャンバ28,29,30は、順に前記胸部保護エアバッグ22、腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23のチャンバとなっている。第1〜第3チャンバ28〜30は、膨張用ガスGによってそれぞれ個別に膨張する。前記胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28の後部、すなわち上記後側の辺26の近傍部分は、固定用端部20Aとなっている。
前記胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28と、腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29とは前記固定用端部20A寄りの両基布24,25の隙間によって形成された下部連通路31によって連通されている。前記胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28と、肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30とは、前記固定用端部20A寄りの両基布24,25の隙間によって形成された上部連通路32によって連通されている。
前記腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29は、乗員Pの主として腰部Ppの外側方近傍において、比較的高い外圧で膨張展開して同腰部Ppを拘束及び保護する。又、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28は、乗員Pの主として胸部Ptの外側方近傍において、上記第2チャンバ29よりも低い内圧で膨張展開して胸部Ptなどを保護する。さらに、肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30は、乗員Pの主として肩部Psの外側方近傍において、前記第1チャンバ28よりも高い内圧で膨張展開してPsなどを保護する。
〔インフレータアセンブリ40〕
図4に示すように、インフレータアセンブリ40はガス発生源としてのインフレータ41と、そのインフレータ41を外側から覆うリテーナ42とを備えて構成されている。インフレータ41の主要部は、ほぼ上下方向に細長い円柱状をなす本体部43によって構成されており、その内部には、外部からの作動信号に応じて反応して膨張用ガスGを生ずるガス発生剤(図示略)が収容されている。前記本体部43の上側にはコネクタ部44が設けられており、インフレータ41への作動信号の印加配線となるハーネス(図示略)がコネクタ部44に接続されている。前記本体部43の下側には、ほぼ円柱状をなし、かつ本体部43よりも小径のガス噴出部45が設けられている。このガス噴出部45にはガス発生剤が発生した膨張用ガスGを外部へ噴出する複数のガス噴出孔46が設けられている。なお、インフレータ41として、上記ガス発生剤を用いたタイプに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断して膨張用ガスGを放出させるタイプが用いられても良い。
一方、図4に示すように、リテーナ42は、膨張用ガスGの流れを整えるディフューザとして機能するとともに、エアバッグ20と一緒にシートバック14内のシートフレーム16に固定する機能を有する部材である。リテーナ42はインフレータ41をその外側から覆った状態に保持する筒状の壁部47を有している。壁部47の下部外周面は開放されており、壁部47の下端は開放端47Aとなっている。
前記壁部47には、リテーナ42を車両、より詳しくは前記シートフレーム16に取り付けるための係止部材として、複数本(本実施形態では二本)のボルト48( 図11参照)が固定されている。これらのボルト48は、前記ガス噴出部45の軸線と直交する方向であって、車幅方向内側へ向けて伸びている。
前記壁部47において開放端47Aよりも上側、かつインフレータ41のガス噴出部45の近傍には、ガス噴出部45からの膨張用ガスGの一部の通過を許容する開口部49が設けられている。前記開口部49は、インフレータ41における一部のガス噴出孔46を上記壁部47から第1チャンバ28に露出させている。
上記のように構成されたインフレータアセンブリ40は、図4に示すように、ガス噴出部45の軸線をほぼ上下方向に延びるように傾斜させた姿勢で、エアバッグ20の固定用端部20A近傍に配設されている。インフレータアセンブリ40の大部分は、第1チャンバ28内に収容されている。そして、前記壁部47の開放端47Aから下方に噴射された膨張用ガスGは、前記下部連通路31に向かって噴射され、開口部49から噴射された膨張用ガスGは、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28に噴射される。
次に、図4〜図7に基づいて、前記エアバッグ20に形成された下部連通路31及び上部連通路32に設けられた逆止弁51,52について説明する。
図4において、下部連通路31に設けられた逆止弁51は、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28から下部連通路31を通して膨張用ガスGが腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29内へ供給されるのを許容し、第2チャンバ29から第1チャンバ28へのガスの逆流を阻止する。上部連通路32に設けられた逆止弁52は、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28から上部連通路32を通して膨張用ガスGが肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30内へ供給されるのを許容し、第3チャンバ30から第1チャンバ28へのガスの逆流を阻止する。
前記逆止弁51は織布などの布帛により上下両端を開放した筒状に形成されている。より詳しくは、図5、図6及び図7の少なくともいずれかに示すように、逆止弁51はエアバッグ20のほぼ上下方向へ延びる前記後側の辺26において互いに接続された一対の布帛53,54を車幅方向に重ね合わせ、両布帛53,54を上下両端が開放された筒状となるように結合させることにより形成されている。図5に示すように、車内側の布帛53は、その上端部において結合部55により車内側の基布24に結合されている。この結合部55は布帛53及び基布24を縫糸で縫着することにより形成されている。同様に、車外側の布帛54は、その上端部において結合部56により車外側の基布25に結合されている。この結合部56は布帛54及び基布25を縫糸で逢着することにより形成されている。
前記布帛53,54の車両の進行方向に関して前側縁部は、図6に示すように前記基布24,25を結合する結合部27の縫糸によって基布24,25に共縫いされている。図5には、布帛53,54が結合部27の縫糸によって共縫いされる箇所が表示されている。この二つの結合部27の下端27aを結ぶ直線Wよりも下方に位置する布帛53,54を可屈曲部53a,54aとしている。図6に示すように、前記布帛53,54の連結部57は、前記基布24,25の後側の辺26の内側に位置し、前記結合部55(56)よりも下方の連結部57は、結合部27によって基布24,25に共縫いされることなく、フリーの状態となっている。従って、前記可屈曲部53a,54aは、例えば前記直線Wを中心として、互いに重ね合わされた状態で、上方に屈曲可能になっている。
図7(a)に示すように下部連通路31に膨張用ガスGが供給される前の状態では、布帛53,54は互いに接触した扁平状態に保持されている。図7(b)に示すように第1チャンバ28側から下部連通路31に矢印で示すように膨張用ガスGが供給されると、膨張用ガスGにより布帛53,54が互いに離隔され、両布帛53,54の間の通路Tから腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29に供給される。そして、第2チャンバ29が最大容積となり、その内部圧力によって膨張用ガスGが第2チャンバ29から下部連通路31を通して第1チャンバ28側に逆流しようとした場合には、次のようにして、逆流が阻止される。即ち、図7(c)に示すように第2チャンバ29内の膨張用ガスGが基布24と布帛53の隙間及び基布25と布帛54の隙間に進入し、両布帛53,54が互いに接触されるとともに、布帛53,54の可屈曲部53a,54aが上方に屈曲されて、前記通路Tが無くなり、膨張用ガスGの逆流が防止される。
前記上部連通路32に設けられた逆止弁52は前記逆止弁51とほぼ同様に構成されているので、異なる構成について以下に説明する。
図5に示すように、逆止弁52は、基布24,25の間に後側の辺26がなく、水平方向に分離されているので、布帛53,54も二枚に分離されている。このため、前記布帛53,54の車両の後側の端縁53b,54bが前記結合部27の縫糸による共縫いではなく、別の縫糸によって連結される。前記結合部55,56は、布帛53,54の下端縁に設けられ、可屈曲部53a,54aは布帛53,54の上部に設けられている。このように逆止弁52の布帛53,54は、逆止弁51の布帛53,54と上下逆の状態になっていて、逆止弁として機能する際に、可屈曲部53a,54aが下方に屈曲される。逆止弁52のその他の構成は、前記逆止弁51の構成と同様である。
次に、図4、図8〜図11に基づいて、シートバック14の収納部15に格納された折り畳み(縮小)状態の側突用エアバッグ装置の構成について説明する。
図4は側突用エアバッグ装置のエアバッグ20が膨張しないで展開された状態を示す。この状態において、胸部保護エアバッグ22をその先端縁Sからロール状に巻き上げて、図8及び図9(a)に示すように円柱状のロール巻き構造とする。このとき、図9(a)に示すように、胸部保護エアバッグ22は、中心部に巻き込まれた先端縁Sを基準として、反時計回り方向に巻回される渦巻き状にしている。このロール巻き構造により、胸部保護エアバッグ22が膨張展開時に矢印で示すように車外側において巻き戻されるようにしている。
次に、図4に示す前記腰部保護エアバッグ21を車両の進行方向後方に向かって蛇腹状に折り畳んで、図8及び図9(b)に示すように、蛇腹折り構造を形成する。この蛇腹折り構造は、腰部保護エアバッグ21の屈曲部21aが車外側と車内側に交互に表れ、かつ前記各屈曲部21aの間にある平面部21bが車両の前後方向と直交するようになっている。肩部保護エアバッグ23を前記腰部保護エアバッグ21と同様に前記車両の進行方向後方に向かって蛇腹状に折り畳んで、蛇腹折り構造を形成する。この蛇腹折り構造も、肩部保護エアバッグ23の屈曲部23aが車外側と車内側に交互に表れ、かつ前記各屈曲部23aの間にある平面部23bが車両の前後方向と直交するようになっている。
図8に示す蛇腹折り構造の腰部保護エアバッグ21を斜め上方に向かってさらに蛇腹状に折り畳んで図10に示すように蛇腹折り構造を形成する。この蛇腹折り構造は、腰部保護エアバッグ21の屈曲部21cが車両の前後方向に交互に表れ、前記屈曲部21cの間にある平面部21dが斜め上下方向と直交するようになっている。同様に、図8に示す蛇腹折り構造の肩部保護エアバッグ23を斜め下方に向かってさらに蛇腹状に折り畳んで図10に示すように蛇腹折り構造を形成する。この蛇腹折り構造は、肩部保護エアバッグ23の屈曲部23cが車両の前後方向に交互に表れ、前記屈曲部23cの間にある平面部23dが斜め上下方向と直交するようになっている。
この実施形態では、胸部保護エアバッグ22の折り畳み状態をロール巻き構造とし、腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23の折り畳み状態を蛇腹折り構造とすることにより、折り畳み構造を相違させている。そして、膨張用ガスGによりロール巻き構造の胸部保護エアバッグ22の膨張展開速度が、蛇腹折り構造の腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23の膨張展開速度よりも遅くなるようにし、胸部保護エアバッグ22に対し展開速度遅延手段としての機能を付与している。
図10に示すように折り畳まれた各エアバッグ21〜23は、各エアバッグの膨張展開動作により容易に破断されるラッピングシート61によって包装された状態で、図11に示すように、シートバック14の収納部15に収納される。そして、エアバッグモジュールAMは、リテーナ42に固定されたボルト48において、シートバック14内のシートフレーム16に挿通され、ナット17によって締め付けられている。なお、このボルト48の取付方向はエアバッグ20の展開方向に直交している。
側突用エアバッグ装置は、前述したエアバッグモジュールAMの他に図1に示す衝撃センサ65及び制御装置66を備えている。衝撃センサ65は加速度センサなどからなり、車両のボティサイド部11などに取り付けられている。衝撃センサ65はボティサイド部11に外側方から加えられる衝撃を検出する。制御装置66は衝撃センサ65からの検出信号に基づきインフレータ41の作動を制御する。
次に、前記のように構成された側突用エアバッグ装置の動作について説明する。
車両のボティサイド部11に所定値以上の衝撃が加わり、それが衝撃センサ65によって検出されると、その検出信号に基づき、制御装置66からインフレータ41に対し、これを作動させるための作動信号が出力される。この作動信号に応じて、インフレータ41では、ガス発生剤が高温高圧の膨張用ガスGを発生し、この膨張用ガスGがガス噴出部45の複数のガス噴出孔46からリテーナ42の壁部47の開放端47Aを通して下部連通路31に向かって噴射され、逆止弁51を通して蛇腹折りされた腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29に膨張用ガスGが供給されて該エアバッグ21が膨張展開される。
ガス噴出部45のガス噴出孔46から噴射された膨張用ガスGは、ロール巻き状態の胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28内にも噴出され、該エアバッグ22が膨張展開される。これと同時に、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28内の膨張用ガスGは、上部連通路32に設けた逆止弁52を通り、蛇腹折り状態の肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30に噴射され、肩部保護エアバッグ23が膨張展開される。
前述したように、胸部保護エアバッグ22は展開速度が遅いロール巻き構造であるため、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28の容積が増大する速度が遅いので、第1チャンバ28に噴射された膨張用ガスGは下部及び上部連通路31,32を通して腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29及び肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30に進入し易くなる。このため、胸部保護エアバッグ22の膨張展開速度よりも腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23の膨張展開速度が促進される。そして、前記腰部及び肩部保護エアバッグ21,23の第2及び第3チャンバ29,30に進入した膨張用ガスGは、第2及び第3チャンバ29,30の容積が最大となった後、逆止弁51,52により胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28への逆流が共に阻止され、両チャンバ29,30の内圧が低下するのが阻止される。又、インフレータ41から胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28への膨張用ガスGの供給が停止されると、第1チャンバ28の膨張用ガスGによる圧力の上昇が停止される。このため、腰部及び肩部保護エアバッグ21,23の第2及び第3チャンバ29,30の圧力P29,P30が胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28の圧力P28よりも高くなる。又、図4に示すように、インフレータ41のガス噴出部45のガス噴出孔46が下部連通路31の逆止弁51を指向するように、かつ逆止弁51に近接して設けられ、腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29への膨張用ガスGの噴射が下部連通路31に向かって行われる。このため、腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29の圧力P29が肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30の圧力P30よりも高くなる。この結果、第1〜第3チャンバ28〜30の圧力P28、P29、P30の間には、P29>P30>P28の関係となる。従って、腰部及び肩部保護エアバッグ21,23によって乗員Pの腰部Pp及び肩部Psがそれぞれに適した圧力で拘束されて適正に保護される。又、乗員Pの胸部Ptは内圧の最も低い胸部保護エアバッグ22によって適正に保護される。
なお、前記各エアバッグ21,22,23に対し、図示しないがベントホールを設けるようにしてもよい。このベントホールを設けた場合には、膨張展開が終了した後、膨張用ガスGがベントホールを通して徐々に外部に排出される。
上記実施形態の側突用エアバッグ装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、腰部保護エアバッグ21、胸部保護エアバッグ22及び肩部保護エアバッグ23をそれぞれ個別に折り畳み可能に分離形成し、胸部保護エアバッグ22を膨張展開速度が遅いロール巻き構造とし、腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23を膨張展開速度が共に速い蛇腹折り構造とした。又、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28と、腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29とを下部連通路31により連通し、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28と、肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30とを上部連通路32により連通した。さらに、単一のインフレータ41のガス噴出部45から噴射された膨張用ガスGを胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28及び腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29にそれぞれ噴射するようにした。このため、ガス噴出部45から胸部保護エアバッグ22の展開速度が遅い第1チャンバ28に噴射された膨張用ガスGが、該第1チャンバ28から第2チャンバ29及び第3チャンバ30に供給される動作が促進されて、腰部及び肩部保護エアバッグ21,23の膨張展開速度を共に速くすることができ、乗員Pの胸部Ptよりも早期に拘束が必要な腰部Pp及び肩部Psを適時に拘束して保護することができる。
(2)上記実施形態では、前記腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23は、共に展開速度が速い蛇腹折り構造に形成され、前記胸部保護エアバッグ22は展開速度が遅いロール巻き構造に形成されて前記展開速度遅延手段としての機能が付与されている。このため、各エアバッグ21〜23の折り畳み構造を変更するのみ、胸部保護エアバッグ22に展開速度遅延手段としての機能を容易に付与することができる。
(3)上記実施形態では、前記下部連通路31に逆止弁51を設け、上部連通路32に逆止弁52を設けたので、腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29から胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28への膨張用ガスGの逆流が阻止されるとともに、肩部保護エアバッグ23の第3チャンバ30から第1チャンバ28への膨張用ガスGの逆流が阻止される。又、インフレータ41のガス噴出部45から膨張用ガスGの一部が腰部保護エアバッグ21の第2チャンバ29に下部連通路31を通して直接噴射されるようにした。このため、第1〜第3チャンバ28〜30の圧力P28、P29、P30の関係を前述したように、P29>P30>P28に設定することができ、乗員Pの腰部Pp、胸部Pt及び肩部Psにそれぞれ適した拘束・保護を行うことができる。
(4)上記実施形態では、前記胸部保護エアバッグ22を、図9(a)に示すように、ロール巻き構造に形成するとともに、胸部保護エアバッグ22のロール巻き方向を、中心部に位置する先端縁Sを基準とし、該基準から外側に行くに従い、反時計回り方向に巻回される渦巻き構造とした。このため、図12に示すように、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28に膨張用ガスGが供給されて、胸部保護エアバッグ22が膨張展開される過程で、車外側において巻き戻され、胸部保護エアバッグ22がボティサイド部11の内面に沿って展開される。従って、展開最終段階において胸部保護エアバッグ22の先端縁Sがボティサイド部11の内面に接触されることとなり、該先端縁Sが乗員Pに衝突しないので、胸部Ptの保護を適正に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図13に示すように、前記胸部保護エアバッグ22の折り畳み構造を蛇腹折り構造とする。この蛇腹折り構造は、胸部保護エアバッグ22の屈曲部21aが車外側と車内側に交互に表れ、かつ前記各屈曲部22aの間にある平面部22bが車両の前後方向と直交するようになっている。そして、胸部保護エアバッグ22の膨張展開速度を遅くするために、所定張力が作用した場合に破断する展開速度遅延手段を構成する例えば合成樹脂製のバンド67を、前記胸部保護エアバッグ22及びリテーナ42の外周側に巻着するようにしてもよい。同様の目的で、図14に示すように胸部保護エアバッグ22を蛇腹折り構造の一種であり、かつ展開速度が速いカクタス折り構造とする。このカクタス折り構造は、胸部保護エアバッグ22の車内側と車外側の基布24,25をそれぞれ蛇腹折りし、前記各屈曲部22aの間にある平面部22bが車両の進行方向に対し若干傾斜するようにしたものである。そして、胸部保護エアバッグ22の先端縁と、例えばリテーナ42とを、所定の張力が作用した場合に破断する展開速度遅延手段を構成するテザー68により連結するようにしてもよい。
・図15に示すように、胸部保護エアバッグ22を図14に示すカクタス折り構造と同様のカクタス折り構造とし、各屈曲部22aの突合せ部を縫糸あるいは接着剤などで結合して、結合部69を形成してもよい。この場合には、胸部保護エアバッグ22の第1チャンバ28に所定の圧力の膨張用ガスGが供給された場合に、結合部69が破断若しくは剥離されて分離し、胸部保護エアバッグ22の展開速度が他のエアバッグ21,23よりも遅くなる。
・図16に示すように、前記胸部保護エアバッグ22を屈曲部22aが車両の前後に位置し、かつ前記屈曲部22aの間にある平面部22bが前後方向と平行になるように蛇腹折りする。そして、前記テザー68と同様に胸部保護エアバッグ22の先端と後端側(例えばリテーナ42)をテザー68により連結して、胸部保護エアバッグ22の先端と後端側との距離を短くし、前記テザー68により胸部保護エアバッグ22の膨張展開速度が遅くなるようにしてもよい。
・図17に示すように、前記胸部保護エアバッグ22を蛇腹折り構造とし、基布24,25を前記結合部69と同様に結合することにより、胸部保護エアバッグ22の展開速度を遅くするようにしてもよい。
・図示しないが、前記腰部保護エアバッグ21及び肩部保護エアバッグ23をそれぞれ図15に示すようなカクタス折り構造としたり、図16に示すような蛇腹折り構造としたりしてもよい。
・逆止弁51,52を省略してもよい。この場合にも、胸部保護エアバッグ22の膨張展開速度よりも腰部及び肩部保護エアバッグ21,23の膨張展開速度が速いので、乗員Pの早期の拘束が必要な肩部Ps及び腰部Ppの拘束を適時に行うことができる。
・前記各エアバッグ21〜23の各チャンバ28〜30を完全に独立させ、単一のインフレータ41から各チャンバに膨張用ガスGをそれぞれ個別に供給するようにしてもよい。
この発明を具体化した1実施形態において、側突用エアバッグ装置が装備された車両用シートの概略側面図。 車両用シート及びボディサイド部の位置関係を示す概略平断面図。 車両用シート及びボディサイド部の位置関係を示す概略縦断面図。 エアバッグの展開状態のエアバッグモジュールを示す概略側面図。 平面状に広げられた一対の基布とインフレータアセンブリとを示す概略正面図。 逆止弁の構造を示す部分斜視図。 (a)〜(c)は、逆止弁の動作を説明する縦断面図。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための概略側面図。 (a)は図8の1−1線拡大断面図、(b)は図8の2−2線拡大断面図。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための概略側面図。 エアバッグモジュールの収納部への収納状態を示す平断面図。 胸部保護エアバッグの展開動作を説明するための平断面図。 この発明の別の実施形態を示すエアバッグモジュールの概略平面図。 この発明の別の実施形態を示すエアバッグモジュールの概略平面図。 この発明の別の実施形態を示すエアバッグモジュールの概略平面図。 この発明の別の実施形態を示すエアバッグモジュールの概略平面図。 この発明の別の実施形態を示す概略平面図。 従来の側突用エアバッグ装置の側面図。
符号の説明
G…膨張用ガス、P…乗員、Pp…腰部、Ps…肩部、Pt…胸部、11…ボティサイド部、14…シートバック、21…腰部保護エアバッグ、22…胸部保護エアバッグ、23…肩部保護エアバッグ、28…第1チャンバ、29…第2チャンバ、30…第3チャンバ、41…インフレータ。

Claims (4)

  1. シートバックのドア側側部に内蔵された単一のインフレータと、該インフレータから噴射される膨張用ガスにより膨張されてシートバックの側部への空間に展開されるエアバッグとを備え、
    前記エアバッグは乗員の腰部を保護する腰部保護エアバッグ、胸部を保護する胸部保護エアバッグ及び肩部を保護する肩部保護エアバッグに分離され、
    前記胸部保護エアバッグの展開速度が前記肩部保護エアバッグ及び腰部保護エアバッグの展開速度よりも遅くする展開速度遅延手段を設け、
    前記腰部保護エアバッグ及び肩部保護エアバッグは、共に蛇腹折り構造に形成され、前記胸部保護エアバッグはロール巻き構造に形成されて前記展開速度遅延手段としての機能が付与されている
    ことを特徴とする側突用エアバッグ装置。
  2. 請求項1において、前記インフレータは、前記胸部保護エアバッグ内の第1チャンバへ膨張用ガスを供給する位置に設けられ、前記胸部保護エアバッグ内の第2チャンバと、腰部保護エアバッグ内の第1チャンバとは、第1連通路によって連通され、前記第1チャンバと、肩部保護エアバッグ内の第3チャンバとは、第2連通路によって連通されていることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
  3. 請求項において、前記第1連通路には、前記第2チャンバから第1チャンバにガスが逆流するのを阻止する第1逆止弁が設けられ、前記第2連通路には、前記第3チャンバから第1チャンバにガスが逆流するのを阻止する第2逆止弁が設けられていることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
  4. 請求項において、前記胸部保護エアバッグのロール巻き方向は、該エアバッグの展開動作においてロール巻き状態のエアバッグのボティサイド部側の外周面が該ボティサイド部の内側面に押圧されるように設定されていることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
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