JP4839991B2 - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、いずれの方法も、R、G及びBの3色を着色するために、同一の工程を3回繰り返す必要があり、コスト高になるという問題や、同様の工程を繰り返すため歩留まりが低下するという問題がある。
前記遮光層の開口部に、インクジェット法により各色の着色組成物を所定の配列となるように吐出することにより形成された複数色の着色層を具備し、前記着色組成物は、顔料及び熱硬化性樹脂を含み、前記熱硬化性樹脂のメルトインデックス(JISK7210;試験温度125℃、試験荷重2.16kgf)が20g〜100g/10分であり、ガラス転移点が120℃〜200℃であることを特徴とするカラーフィルタを提供する。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラーフィルタの製造方法を工程順に示す断面図である。
まず、図1(a)に示すように、透明基板1上に、隔壁を構成する光硬化性の遮蔽層2を設ける。
透明基板1は、カラーフィルタとしての透明性や、機械的強度の特性が満足するものであれば、ポリカーボネート、ポリエーテルサルフォン、及びポリアクリレート等のプラスチックシート及びプラスチックフィルムなどでもよいが、一般的にはガラス基板を用いることができる。ガラス基板は、透明性、強度、耐熱性、耐候性において優れており、好ましい。
装置としてDYNISCOMELT INDEXER(日本ダイニスコ株式会社製)を用い、125℃の温度、2.16kgfの圧力下で測定した。
接触式表面形状測定装置による膜厚プロファイル(画素内段差)測定および画素内色差(ΔEab)測定を行い、平滑性を評価した。
1.ブラックマトリクスの作製
ポリイミド前駆体(「セミコファインSP-510」:東レ(株)製)10重量部、カーボンブラック7.5重量部、NMP130重量部、分散剤(銅フタロシアニン誘導体)5重量部、開始剤5重量部及び撥インク剤(ポリアルキルシロキサン)0.5重量部をビーズミル分散機で冷却しながら3時間分散し、ブラックマトリクス組成物を調製した。
(A) 顔料分散ペーストの作製
カラーフィルタ作製に用いる着色組成物を着色する着色剤としては以下のものを使用した。
下記組成の混合物を均一に攪拌混合した後、直径0.5mmのガラスビーズを用いて、サンドミルで5時間分散した後、5μmのフィルタでろ過して赤色顔料分散ペーストを得た。
C.I.Pigment Red 177 4重量部
分散剤 :アピシア社製 ソルスパース20000 10重量部
溶剤 :2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテート 50重量部
b)緑色顔料分散ペーストの作製
組成が下記組成となるように赤色顔料分散ペーストと同様の方法で作製した。
黄色顔料:C.I.Pigment Yellow 150 4重量部
分散剤 :アピシア社製 ソルスパース20000 10重量部
溶剤 :2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテート 50重量部
c)青色顔料分散ペーストの作製
組成が下記組成となるように赤色顔料分散ペーストと同様の方法で作製した。
分散剤 :ビックケミー社製 DisperByk-111 10重量部
溶剤 :2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテート 50重量部
(B) 着色組成物の調製
様々なメルトインデックス及び80℃のガラス転移点を有する熱硬化性樹脂を用い、着色組成物を調製した。
合成例1
温度計、攪拌機、滴下漏斗およびエピクロルヒドリンと水との共沸混合物を濃縮分離するための装置をつけた3リットルの四つ口フラスコに、エピクロルヒドリン1388g(15mol)とビスフェノールA342g(1.5mol)を加える。攪拌しながら120℃に加熱して還流させ、これに40%カセイソーダ水溶液304gを3.5時間かけて加える。滴下終了後更に15分間加熱を続けて水を完全に留去してから未反応エピクロルヒドリンを留去する。
合成例1においてビスフェノールAを456g(2mol)に変更した以外は、合成例1と同様の方法で熱硬化性樹脂を得た。得られた樹脂のMI値は40g/10分、TMA法によるガラス転移点は165℃であった。
合成例1においてビスフェノールAを684g(3mol)に変更した以外は、合成例1と同様の方法で熱硬化性樹脂を得た。得られた樹脂のMI値は25g/10分、TMA法によるガラス転移点は182℃であった。
合成例1においてビスフェノールAを228g(1mol)に変更した以外は、合成例1と同様の方法で熱硬化性樹脂を得た。得られた樹脂のMI値は110g/10分、TMA法によるガラス転移点は145℃であった。
合成例1においてビスフェノールAを1140g(5mol)に変更した以外は、合成例1と同様の方法で熱硬化性樹脂を得た。得られた樹脂のMI値は15g/10分、TMA法によるガラス転移点は210℃であった。
(A)で作製した各色の顔料分散ペースト100gに対し、合成例1で作製した熱硬化性樹脂を50g、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルアセテー240gをよく攪拌して各色の着色組成物を調製した。
実施例1において合成例1で作製した熱硬化性樹脂を合成例2で作製した熱硬化性樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして各色の着色組成物を調製した。
実施例1において合成例1で作製した熱硬化性樹脂を合成例3で作製した熱硬化性樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして各色の着色組成物を調製した。
実施例1において合成例1で作製した熱硬化性樹脂を合成例4で作製した熱硬化性樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして各色の着色組成物を調製した。
実施例1において合成例1で作製した熱硬化性樹脂を合成例5で作製した熱硬化性樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして各色の着色組成物を調製した。
実施例1において合成例1で作製した熱硬化性樹脂50gを25gに変更した以外は、実施例1と同様にして各色の着色組成物を調製した。
Claims (3)
- 透明基板上に、所定のパターンの遮光層を形成する工程、及び前記遮光層の開口部に、各色の着色組成物をインクジェット法により所定の配列となるように吐出し、複数色の着色層を形成する工程を具備し、前記着色組成物は、顔料及び熱硬化性樹脂を含み、前記熱硬化性樹脂のメルトインデックス(JISK7210;試験温度125℃、試験荷重2.16kgf)が20g〜100g/10分であり、ガラス転移点が120℃〜200℃であり、前記着色組成物中の顔料対熱硬化性樹脂の固形分比率が、質量比で1:4〜3:2であることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂のメルトインデックス(JISK7210;試験温度125℃、試験荷重2.16kgf)が30〜90g/10分であり、ガラス転移点が150℃〜180℃であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記遮光層が撥水剤を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルタの製造方法。
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