JP4816345B2 - 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
静電潜像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
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Description
さらに、トナー中の微粉に含まれる結晶性樹脂含有量をより積極的に多くする方法も提案されている(例えば、特許文献4、5参照)。
すなわち請求項1に係る発明は、非結晶性樹脂と、融点が50〜100℃の結晶性樹脂と、を各々水系媒体中に分散して結晶性樹脂粒子及び非結晶性樹脂粒子として乳化する乳化工程と、前記結晶性樹脂粒子、前記非結晶性樹脂粒子及び着色剤を凝集させて凝集粒子を形成する凝集工程と、該凝集粒子を融合させる融合工程と、を有し、前記結晶性樹脂粒子の凝析値C(mol/樹脂g)及び前記非結晶性樹脂粒子の凝析値D(mol/樹脂g)が、下記式(3)〜(5)の関係を満たす静電潜像現像用トナーの製造方法によるトナーであって、前記トナー全体における体積平均粒径をD50T、結晶性樹脂の含有量をA(質量%)とし、前記トナーを分級して体積平均粒径を(1/5)×D50T〜(2/3)×D50Tの範囲としたトナーの結晶性樹脂の含有量をB(質量%)としたとき、A及びBが下記式(1)の関係を満たす静電潜像現像用トナーである。
50≦(B/A)×100≦90 ・・・ 式(1)
1×10 −5 ≦C≦1×10 −1 ・・・ 式(3)
1×10 −5 ≦D≦1×10 −1 ・・・ 式(4)
C≦D ・・・ 式(5)
50≦(B/A)×100≦80 ・・・ 式(2)
1×10−3≦C≦5×10−2 ・・・ 式(3’)
1×10−3≦D≦5×10−2 ・・・ 式(4’)
C<D ・・・ 式(5’)
請求項2に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、低温定着条件で画像形成を行う際のクリーニング不良、フィルミングの発生をより効果的に防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、さらにトナーの機械的強度と低温定着とを両立させることができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、さらにクリーニング、耐フィルミングの維持性を高めることができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、低温定着条件で画像形成を行う際のクリーニング不良、フィルミングの発生を防止することができる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、低温定着条件で画像形成を行う際のクリーニング不良、フィルミングの発生をより効果的に防止することができる。
請求項7に係る発明によれば、クリーニング不良、フィルミングの発生がなく低温定着条件で画像形成が可能な静電潜像現像用トナーの供給を容易にし、上記特性の維持性を高めることができる。
請求項8に係る発明によれば、クリーニング不良、フィルミングの発生がなく低温定着条件で画像形成が可能な静電潜像現像剤の取り扱いを容易にし、種々の構成の画像形成装置への適応性を高めることができる。
請求項9に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、低温定着条件でクリーニング不良、フィルミングの発生ない画像形成を維持することができる。
請求項10に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、微粉側における非結晶性樹脂に対する結晶性樹脂の比率を、より効率よく低減させることができる。
<静電潜像現像用トナー>
本発明の静電潜像現像用トナー(以下、単に「トナー」という場合がある)は、非結晶性樹脂と、融点が50〜100℃の結晶性樹脂と、着色剤とを含有し、トナー全体における体積平均粒径をD50T、結晶性樹脂の含有量をA(%)とし、トナーを分級して体積平均粒径を(1/5)×D50T〜(2/3)×D50Tの範囲としたトナーの結晶性樹脂の含有量をB(%)としたとき、A及びBが下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする。
50≦(B/A)×100≦90 ・・・ 式(1)
なお、前記低温定着とはトナーを120℃程度以下で加熱して定着させることをいう。
このように、トナー中に結晶性樹脂が含まれる場合、その製法におけるトナー粒子生成メカニズムの点からも、微粉トナーに含有される結晶性樹脂量を制御することが、かぶりやクリーニング不良、フィルミングの観点で重要となる。
50≦(B/A)×100≦90 ・・・ 式(1)
ここで、体積平均粒径D50Tを1/5〜2/3とするのは、分級手段により微粉側の結晶性樹脂及び非結晶性樹脂の比率を確認するために有効な範囲だからであり、D50Tが2/3より大きいと微粉側の比率の情報としては十分でなく、またD50Tを1/5より小さくすることは実際上困難である。
50≦(B/A)×100≦80 ・・・ 式(2)
50≦(B/A)×100≦70 ・・・ 式(2’)
本発明のトナーは、少なくとも非結晶性樹脂と、融点が50〜100℃の結晶性樹脂とを含有している必要がある。
(結晶性樹脂)
結晶性樹脂としては、結晶性ポリエステル樹脂、ポリアルキレン樹脂、長鎖アルキル(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられるが、前記加熱による粘度の急激な変化がより現れる点、さらに機械的強度と低温定着との両立の観点から、結晶性ポリエステル樹脂を用いることが望ましい。
本発明で用いる結晶性ポリエステル樹脂の融点は50〜100℃の範囲にあることが必要であり、55〜90℃の範囲にあることがより望ましく、60〜85℃の範囲にあることがさらに望ましい。融点が50℃を下回ると、保管トナーにブロックキングが生じるなどのトナー保管性や、定着後の定着画像の保管性が困難となる。また、融点が100℃を超える場合では十分な低温定着性が得られない。
なお、上記結晶性ポリエステル樹脂の融点は、前記の示差走査熱量測定(DSC)により得られた吸熱ピークのピーク温度として求めた。
さらに、前記脂肪族ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸の他に、2重結合を持つジカルボン酸成分を含有してもよい。
重合性単量体が、反応温度下で溶解または相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。重縮合反応においては、溶解補助溶剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い重合性単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い重合性単量体とその重合性単量体と重縮合予定の酸またはアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
本発明における非結晶性樹脂としては、スチレン/アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリオレフィン樹脂、等公知の樹脂材料を用いることができるが、非結晶性ポリエステル樹脂が特に望ましい。
本発明において望ましく用いられる非結晶性ポリエステル樹脂としては、例えば多価カルボン酸類と多価アルコール類との縮重合により得られるものである。
多価カルボン酸の例としては、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、などの芳香族カルボン酸類;無水マレイン酸、フマール酸、コハク酸、アルケニル無水コハク酸、アジピン酸などの脂肪族カルボン酸類;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式カルボン酸類;が挙げられ、これらの多価カルボン酸を1種又は2種以上用いることができる。これら多価カルボン酸の中でも、芳香族カルボン酸を用いることが望ましく、また良好なる定着性を確保するために架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジカルボン酸とともに3価以上のカルボン酸(トリメリット酸やその酸無水物等)を併用することが望ましい。
非結晶性ポリエステル樹脂のTgは50〜65℃であることがより望ましい。
SPB−SPA < 0.7 ・・・ 式(6)
SP値 =(ΣΔei/ΣΔvi)1/2 ・・・ 式(7)
(上記式において、Δeiは原子または原子団の蒸発エネルギー、Δviは原子または原子団のモル体積を各々表す。)
以上、本発明における結晶性樹脂、非結晶性樹脂について、結晶性ポリエステル樹脂、非結晶性ポリエステル樹脂により説明したが、前記のポリエステル樹脂の製造以外の内容は、本発明における他の結晶性樹脂、非結晶性樹脂について適用可能である。
本発明のトナーに用いられる着色剤としては、染料であっても顔料であってもかまわないが、耐光性や耐水性の観点から顔料が望ましい。
望ましい着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアンブルー、マラカイトグリーンオキサート、ランプブラック、ローズベンガル、キナクリドン、ベンジシンイエロー、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド185、C.I.ピグメント・レッド238、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー74、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等の公知の顔料が使用できる。
本発明のトナーには、必要に応じて離型剤を含有してもよい。離型剤としては、例えば、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエチレン等のパラフィンワックス;シリコーン樹脂;ロジン類;ライスワックス;カルナバワックス;等が挙げられる。これらの離型剤の融点は、50℃〜100℃が望ましく、60℃〜95℃がより望ましい。離型剤のトナー中の含有量は0.5〜15質量%が望ましく、1.0〜12質量%がより望ましい。離型剤の含有量が0.5質量%より少ないと、特にオイルレス定着において剥離不良となるおそれがある。離型剤の含有量が15質量%より多いと、トナーの流動性が悪化する等、画質および画像形成の信頼性を低下させるおそれがある。
内添剤としては、例えば、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金、またはこれら金属を含む化合物などの磁性体等が挙げられる。
本発明におけるトナーの体積平均粒径は4〜9μmの範囲であることが望ましく、より望ましくは4.5〜8.5μmの範囲であり、さらに望ましくは5〜8μmの範囲である。体積平均粒径が4μmより小さいと、トナー流動性が低下し、各粒子の帯電性が低下しやすく、また帯電分布が広がるため、背景へのかぶりや現像器からのトナーこぼれ等が生じやすくなる。また4μmより小さいと、格段にクリーニング性が困難となる場合がある。体積平均粒径が9μmより大きいと、解像度が低下するため、十分な画質が得られなくなり、近年の高画質要求を満たすことが困難となる場合がある。
なお、上記体積平均粒径は、前記トナー全体における体積平均粒径D50Tと同義であり、前記の測定方法に準じて測定することができる。
具体的には、トナーの主体粒径や微粉側分布にもよるが、少なくともトナー全体の結晶性ポリエステル樹脂含有量A(質量%)に対する、小粒径側10質量%粒子の結晶性ポリエステル樹脂含有量B’(質量%)の比(B’/A)×100を90以下とすることが望ましく、85以下とすることがより望ましい。一方、(B’/A)×100が50未満であると、クリーニング性や帯電性の観点では望ましいが、定着の際にトナーが定着不良となり、微小なオフセットを生じることがある。
上記形状係数SF1は110〜130の範囲であることがより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(8)
上記式(8)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
本発明の静電荷像現像用トナーを前記乳化凝集法により作製する方法については後述する。
本発明の静電潜像現像用トナーの製造方法は、結晶性樹脂及び非結晶性樹脂を各々水系媒体中に分散して結晶性樹脂粒子及び非結晶性樹脂粒子として乳化する乳化工程と、前記結晶性樹脂粒子及び非結晶性樹脂粒子を凝集させて凝集粒子を形成する凝集工程と、該凝集粒子を融合させる融合工程と、を有し、前記結晶性樹脂粒子の凝析値C(mol/樹脂g)及び前記非結晶性樹脂粒子の凝析値D(mol樹脂/g)が、下記式(3)〜(5)の関係を満たすことを特徴とする。
1×10−5≦C≦1×10−1 ・・・ 式(3)
1×10−5≦D≦1×10−1 ・・・ 式(4)
C≦D ・・・ 式(5)
また結晶性樹脂の凝析値Cは非結晶性樹脂の凝析値D以下である必要がある。これにより、結晶性樹脂をより早く凝集させることによりトナー微粉中における結晶性樹脂の含有量を減少させることができる。
1×10−3≦C≦5×10−2 ・・・ 式(3’)
1×10−3≦D≦5×10−2 ・・・ 式(4’)
C<D ・・・ 式(5’)
乳化凝集法はトナーを構成する原料を乳化して樹脂粒子(乳化粒子)を形成する乳化工程と、該樹脂粒子の凝集体を形成する凝集工程と、該凝集体を融合させる融合工程と、を有する。乳化凝集法はトナー粒子を小径で粒度分布を狭くすることが可能であるため、微粉トナーの割合を減少させることができる。
例えば結晶性樹脂粒子の形成は、水系媒体と結晶性樹脂とを混合した溶液に、分散機により剪断力を与えることにより行うことができる。その際、加熱して樹脂成分の粘性を下げて粒子を形成することができる。また分散した樹脂粒子の安定化のため、分散剤を使用することもできる。さらに、油性で水への溶解度の比較的低い溶剤に溶解するものであれば樹脂をそれらの溶剤に解かして水中に分散剤や高分子電解質と共に粒子分散し、その後加熱又は減圧して溶剤を蒸散することにより、結晶性樹脂粒子の分散液を作製することができる。
また、非結晶性樹脂の場合も、上記に準じて非結晶性樹脂粒子の分散液を作製することができる。
また、乳化工程に使用される分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウムの等の水溶性高分子;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム等のアニオン性界面活性剤、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイド等の両性イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノニオン性界面活性剤等の界面活性剤;リン酸三カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の無機塩;等が挙げられる。
ここで、本発明における凝析値(または臨界凝集濃度)について説明する。前記のように、本発明における凝析値は、固形分濃度10質量%、pH7、25℃の乳化液中における1gの樹脂粒子を凝集させるのに必要な最小塩化マグネシウム量(mol/樹脂g)である。一般的に、凝析値(または臨界凝集濃度)は乳化液や懸濁液の分散安定性、分散剤の分散性、凝集剤の凝集力などの指標として慣用的に用いられている。凝析値の決定にはさまざまな方法があり、目的に応じて選択されるが、評価条件に応じて乳化液の化学的安定性を評価することができる。本発明における凝析値の試験方法としては、トナー作製の際に用いられる程度の固形分濃度の乳化液を用い、また、広範囲の凝析値を決定するために塩化マグネシウム水溶液を試験用凝集剤として用いた。
−凝析値の測定方法−
・試験用乳化液の調製
まず、試料となる乳化液(樹脂粒子分散液)を固形分濃度12.5質量%、pH7、25℃に調製する。pHの調整には硝酸および水酸化ナトリウムを用いた。
塩化マグネシウム2水和物をイオン交換水に溶解し、各濃度(1.0×10−5〜5.0mol/l)の塩化マグネシウム水溶液を調製した。
全体の固形分濃度が10質量%となるように、前記乳化液と各濃度の塩化マグネシウム水溶液と8:2(乳化液:塩化マグネシウム水溶液)の質量比で混合し攪拌した。次いで、各試料の粒度を粒度分布測定器(LSコールター、コールター社製)により測定した。それらの結果を、横軸を塩化マグネシウム濃度、縦軸を粒度としてグラフ化し、そのグラフの変曲点から凝析値(または臨界凝集濃度)を求めた。
結晶性樹脂粒子の凝析値Cを、非結晶性樹脂粒子の凝析値Dよりも小さくする方法としては、樹脂を構成する重合性単量体に親水性の高いものを用いる方法、または共重合成分として親水性の高いものを用いる方法、さらには非結晶性樹脂を構成する重合性単量体よりも結晶性樹脂を構成する重合性単量体の芳香環の組成を増加する方法、等が挙げられる。ここで、上記親水性が高いものとは、例えばスルホニル基、カルボキシル基などを有する化合物が挙げられる。
樹脂粒子の大きさとしては、その平均粒子径(体積平均粒径)で0.08〜0.8μmの範囲が望ましく、0.09〜0.6μmがより望ましく、0.10〜0.5μmがさらに望ましい。
具体的には、結晶性ポリエステル樹脂粒子の粒子径を60〜300nm、10〜40nmの微粉量を0〜5質量%とし、かつ、非結晶性ポリエステル樹脂粒子の粒子径を60〜300nm、10〜40nmの微粉量を0〜5質量%とすることが望ましい。
また、非結晶性ポリエステル樹脂粒子についても、10〜40nmの微粉量が0〜5質量%の範囲であれば、酸価が平均より高い微粉が低減され、粒子の安定性にばらつきのない60〜300nmの粒子が多く存在することになり、樹脂粒子の保存性が向上するだけでなく、乳化凝集法により造粒されたトナーの粒度分布を狭くすることができる。
また、結晶性ポリエステル樹脂粒子の微粉量が0〜5質量%の範囲であるが、非結晶性樹脂粒子の微粉量が5質量%より多いと、非結晶性樹脂における60〜300nmの樹脂粒子の安定性が低下する。そのため、乳化凝集法によりトナー造粒を試みると、トナーの造粒挙動が定まらず粒度分布の広がったトナーが得られ、GSDp−underを1.30以下となることは困難となる場合がある。
以上のように、帯電性、耐フィルミング特性、クリーニング性をより向上させるには、結晶性ポリエステル樹脂及び非結晶性ポリエステル樹脂における樹脂粒子の微粉量をともに0〜5質量%の範囲とすることが望ましい。
まず、樹脂粒子分散液を遠心分離機により14000rpmで4時間かけて分離することで、樹脂粒子の沈殿物と白色の上澄み液とに分けることができる。この上澄み液を乾燥させ、走査型電子顕微鏡(SEM)(日立社製、S4700)にて観察すると分散粒子の粒径が10〜40nmであることが確認できる。さらにこの上澄み液を凍結乾燥機により乾燥させることで、粒子径が10〜40nmの微粉の固形分を得ることができ、その質量を測定することで、微粉量を特定することができる。
前記凝集工程においては、まず得られた結晶性樹脂粒子の分散液、非結晶性樹脂粒子の分散液及び顔料分散液等を混合して混合液とし、非結晶性樹脂のガラス転移温度以下の温度で加熱して凝集させ、凝集粒子を形成する。凝集粒子の形成は、攪拌下、混合液のpHを酸性にすることによってなされる。pHとしては、2〜7の範囲が望ましく、2.2〜6の範囲がより望ましく、2.4〜5の範囲がさらに望ましい。この際、凝集剤を使用することも有効である。
融合工程においては、前記凝集工程に準じた攪拌条件下で、凝集粒子の懸濁液のpHを3〜9の範囲に上昇させることにより凝集の進行を止め、前記結晶性樹脂の融点以上の温度で加熱を行うことにより凝集粒子を融合させる。また、前記非結晶性樹脂で被覆した場合には、該非結晶性樹脂も融合しコア凝集粒子を被覆する。前記加熱の時間としては、融合がされる程度行えばよく、0.5〜10時間程度行えばよい。
融合して得た融合粒子は、ろ過などの固液分離工程や、必要に応じて洗浄工程、乾燥工程を経てトナー粒子とすることができる。
本発明の静電潜像現像用トナーは、そのまま一成分現像剤として、あるいは二成分現像剤として用いられる。二成分現像剤として用いる場合にはキャリアと混合して使用される。
GSDvが1.35を超えると、小粒径トナーが現像されやすくなるため前記本発明のトナーの効果が得られにくくなる場合がある。また、GSDvを1.15より小さくすることは実際上困難である。
次に、本発明の静電潜像現像用トナーを用いた本発明の画像形成装置について説明する。
本発明の画像形成装置は、潜像保持体と、該潜像保持体上に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、潜像保持体上に形成されたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、潜像保持体をクリーニング部材で摺擦し転写残留成分を除去するクリーニング手段と、を有し、前記現像剤として本発明の静電潜像現像剤を用いるものである。
以下、本発明の画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給可能である。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電潜像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電潜像は、感光体1Yの走行に従って所定の現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電潜像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2〜第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図2は、本発明の静電潜像現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、感光体107とともに、帯電ローラ108、現像装置111、感光体クリーニング装置(クリーニング手段)113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
まず、実施例、比較例で用いたトナー等の物性測定方法(既述の方法は除く)について説明する。
(樹脂の分子量、分子量分布測定方法)
本発明において、結晶性ポリエステル樹脂等の分子量、分子量分布は以下の条件で行ったものである。GPCは「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6ml/min、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
樹脂粒子、着色剤粒子等の体積平均粒子径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で測定した。
結晶性樹脂の融点、非結晶性樹脂のガラス転移点(Tg)は、ASTMD3418−8に準拠して、示差走査熱量計(マックサイエンス社製:DSC3110、熱分析システム001)を用い、25℃から150℃まで昇温速度10℃/分の条件下で測定することにより求めた。なお、融点は吸熱ピークのピーク温度とし、ガラス転移点は階段状の吸熱量変化における中間点の温度とした。
(結晶性ポリエステル樹脂(1))
加熱乾燥した3口フラスコに、エチレングリコール497部と、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル23.7部と、フマル酸ジメチル22.8部と、セバシン酸ジメチル857部と、触媒としてジブチル錫オキサイド0.4部と、を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスで不活性雰囲気とし、機械攪拌にて180rpmで5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて220℃まで徐々に昇温を行い2時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(1)985部を合成した。ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測定(ポリスチレン換算)で、得られた結晶性ポリエステル樹脂(1)の重量平均分子量(Mw)は8500であり、数平均分子量(Mn)は3700であった。
加熱乾燥した二口フラスコに、テレフタル酸ジメチルを194部と、1,3−ブタンジオール90部と、触媒としてジブチル錫オキサイド0.3部と、を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気とし、機械攪拌にて180rpmで5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて230℃まで徐々に昇温を行い2時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、非結晶性ポリエステル樹脂(1)(芳香族ジカルボン酸由来構成成分の含有量が100構成%である酸由来構成成分と、脂肪族ジオール由来構成成分の含有量が100構成モル%であるアルコール由来構成成分と、を含む非結晶性ポリエステル樹脂)240部を合成した。
(結晶性ポリエステル樹脂分散液(1))
結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチル233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.1部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株)製)により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)を得た。
結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.5部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を得た。
結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.3部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより結晶性ポリエステル樹脂分散液(3)を得た。
非結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.1部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)を得た。
非結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.5部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより非結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を得た。
非結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.03部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより非結晶性ポリエステル樹脂分散液(3)を得た。
非結晶性ポリエステル樹脂(1)160部と、酢酸エチルを233部と、水酸化ナトリウム水溶液(0.3N)0.35部とを用意し、これらを500mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学(株))により撹拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに撹拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより非結晶性ポリエステル樹脂分散液(4)を得た。
・パラフィンワックス(日本精蝋(株)製、HNP−9、融点:75℃):50部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンRK):0.5部
・イオン交換水:200部
以上を混合して95℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザ(ゴーリン社)で分散処理し、体積平均粒径が0.23μmである離型剤を分散させてなる離型剤分散液(固形分濃度:20%)を調製した。
・シアン顔料(大日精化(株)製、Pigment Blue 15:3(銅フタロシアニン)):1000部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR):15部
・イオン交換水:9000部
以上を混合し、溶解し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン製、HJP30006)を用いて1時間ほど分散して、着色剤(シアン顔料)を分散させてなる着色剤分散液を調製した。着色剤分散液における着色剤(シアン顔料)の体積平均粒径は0.16μm、固形分濃度は23%であった。
(キャリア1)
・フェライト粒子(体積平均粒径:35μm、GSDv:1.20):100部
・トルエン:14部
・パーフルオロアクリレート共重合体(臨界表面張力:24dyn/cm):1.6部
・カーボンブラック(商品名:VXC-72、キャボット社製、体積抵抗率:100Ωcm以下):0.12部
・架橋メラミン樹脂粒子(平均粒径:0.3μm、トルエン不溶):0.3部
キャリア1の体積平均粒度分布指標GSDvは1.20であった。
キャリア1の製造において、用いたフェライト粒子を体積平均粒径:35μm、GSDv:1.40のものとした以外は、キャリア1の製造に準じてキャリア2を得た。
キャリア2の体積平均粒度分布指標GSDvは1.40であった。
(トナー(1)の製造)
・結晶性ポリエステル樹脂分散液(1):125部
・非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1):325部
・着色剤分散液:21.74部
・離型剤分散液:50部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897):1.40部
上記原料を2Lの円筒ステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラララックスT50)により4000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液1.75部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転数を5000rpmにして15分間分散して混合し、原料分散液とした。
トナー(1)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.0μmのトナー(1’)とした。トナー(1)、(1’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々20.0%、14.0%であり、(B/A)×100は70であった。
得られたトナー(1):36部と前記キャリア1:414部を2リットルのVブレンダーに入れ、20分間撹拌し、その後212μmで篩分して現像剤(1)を作製した。
−クリーニング性、フィルミング性の評価−
得られた現像剤(1)を、図1に示した4連タンデム方式のDocuCentre Color500(富士ゼロックス(株)製)の現像器に充填して、28℃/85%RHの環境下で24時間放置した。その後、DocuCentre Color500改造機(転写電流についてOn/Offが可能になるように調整できるようにしたもの)に入れ、前記環境下でトナーの乗り量が0.1mg/cm2のハーフトーン画像が感光体に現像されるように調整し、転写電流をOff(転写を行わない)にしたまま5000枚分の画像形成を行った。
○:5000枚までクリーニング不良は認められない。
△:5000枚でクリーニング不良が軽微に認められるが実用上問題ない。
×:5000枚以前にクリーニング不良が認められて許容できない。
○:5000枚までフィルミングは認められない。
△:5000枚でフィルミングが軽微に認められるが実用上問題ない。
×:5000枚以前にフィルミングが認められて許容できない。
結果を表1に示す。
得られた現像剤(1)をDocuCentre Color500(富士ゼロックス(株)製)改造機の現像器に充填して、28℃/85%RHの環境下で24時間放置した。その後、現像器の調整モードで現像器を3分間空回しを行い、次いで現像スリーブから現像剤を採取してトナーの帯電量をブローオフ帯電量測定機(東芝社製、TB200)を用いて測定した。結果を表1に表す。
得られた現像剤(1)を、定着装置を取り外したDocuCentre Color500の現像器に充填して、未定着画像を採取した。画像条件は40mm×50mmのソリッド像で、トナー乗り量は0.50mg/cm2、記録紙はミラーコートプラチナ紙(坪量:127gsm)を使用した。次いで、DocuCentre Color500(富士ゼロックス(株)製)の定着器を定着温度が可変となるように改造して、定着温度を90℃から140℃まで段階的に上昇させながら画像の低温定着性と耐オフセット性とを評価した。なお、低温定着性は、定着画像を荷重(60sN/m2)の重りを用いて10秒間折り曲げ、戻した後、折り曲げ部分の画像欠損部分の最大幅が0.3mm以下になる定着温度を最低定着温度とした。
結果を表1に表す。
実施例1のトナーの製造において、結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の添加量を125部の代わりに100部とした以外は実施例1に準じてトナー(2)を得た。トナー(2)の体積平均粒径は5.9μmであった。
トナー(2)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが2.5μmのトナー(2’)とした。トナー(2)、(2’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16%、12.6%であり、(B/A)×100は79であった。
このトナー(2)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の添加量を125部の代わりに150部とした以外は実施例1に準じてトナー(3)を得た。トナー(3)の体積平均粒径は6.0μmであった。
トナー(3)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.5μmのトナー(3’)とした。トナー(3)、(3’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々19.0%、16.3%であり、(B/A)×100は86であった。
このトナー(3)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、凝集剤として用いたポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液の添加量を1.75部の代わりに2.00部とした以外は実施例1に準じてトナー(4)を得た。トナー(4)の体積平均粒径は5.8μm、GSDp−underは1.28であった。
トナー(4)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.9μmのトナー(4’)とした。トナー(4)、(4’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、12.3%であり、(B/A)×100は77であった。
このトナー(4)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、凝集剤として用いたポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液の添加量を1.75部の代わりに1.50部とした以外は実施例1に準じてトナー(5)を得た。トナー(5)の体積平均粒径は5.5μm、GSDp−underは1.34であった。
トナー(5)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.5μmのトナー(5’)とした。トナー(5)、(5’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、10.2%であり、(B/A)×100は64であった。
このトナー(5)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)125部の代わりに結晶性ポリエステル樹脂分散液(3)125部を用いた以外は実施例1に準じてトナー(6)を得た。トナー(6)の体積平均粒径は5.8μm、GSDp−underは1.24であった。
トナー(6)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.1μmのトナー(6’)とした。トナー(6)、(6’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、11.2%であり、(B/A)×100は70であった。
このトナー(6)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)325部の代わりに非結晶性ポリエステル樹脂分散液(4)325部を用いた以外は実施例1に準じてトナー(7)を得た。トナー(7)の体積平均粒径は5.9μmであった。
このトナー(7)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に示す。
実施例1の現像剤の作製において、キャリア1の代わりにキャリア2を用いた以外は実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。
結果をトナー、キャリアの特性と併せて表1に示す。
実施例1のトナーの製造において、結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の代わりに結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を用いた以外は実施例1に準じてトナー(8)を得た。トナー(8)の体積平均粒径は6.1μmであり、GSDp−underは1.28であった。
トナー(8)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.0μmのトナー(8’)とした。トナー(8)、(8’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、6.4%であり、(B/A)×100は40であった。
得られたトナー(8)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に表す。
実施例1のトナーの製造において、非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の代わりに非結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を用いた以外は実施例1に準じてトナー(9)を得た。トナー(9)の体積平均粒径は5.8μmであり、GSDp−underは1.38であった。
トナー(9)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.1μmのトナー(9’)とした。トナー(9)、(9’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、19.2%であり、(B/A)×100は120であった。
得られたトナー(9)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に表す。
実施例1のトナーの製造において、非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の代わりに非結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を用い、結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の代わりに結晶性ポリエステル樹脂分散液(2)を用いた以外は実施例1に準じてトナー(10)を得た。トナー(10)の体積平均粒径は6.2μm、GSDp−underは1.41であった。
トナー(10)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが2.8μmのトナー(10’)とした。トナー(10)、(10’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、14.4%であり、(B/A)×100は90であった。
得られたトナー(10)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に表す。
実施例1のトナーの製造において、非結晶性ポリエステル樹脂分散液(1)の代わりに非結晶性ポリエステル樹脂分散液(3)を用いた以外は実施例1に準じてトナー(11)を得た。トナー(11)の体積平均粒径は6.1μm、GSDp−underは1.25であった。あった。
トナー(11)をエルボージェット分級機により大粒径側を分級し、D50Tが3.8μmのトナー(11’)とした。トナー(11)、(11’)について、前述の方法によりDSC測定を行い、各々の結晶性ポリエステル樹脂に基づく融解熱を測定した。この結果と予め作成した検量線とから、分級前後のトナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量A(%)、B(%)を求めたところ、各々16.0%、17.6%であり、(B/A)×100は110であった。
得られたトナー(11)を用いて、実施例1に準じて現像剤を作製し、トナーの諸評価を行った。結果をトナーの特性と併せて表1に表す。
比較例2では非晶性ポリエステル樹脂分散液の凝析値が規定範囲より低いため、非晶性ポリエステル樹脂粒子の凝集性が促進され、GSDp−underが大きくなり、B/Aも高くなる(結晶性ポリエステル樹脂成分が高くなる)。そのためフィルミング性、クリーニング性、帯電性が悪化した。
比較例4では、両分散液における凝析値が規定範囲より高いため粒度分布は良いものの、結晶性ポリエステル樹脂分散液の凝析値が非晶性ポリエステル樹脂分散液の凝析値より高くなっているため、非晶性ポリエステルの凝集性が促進され、微粉トナーにおける結晶性ポリエステル樹脂成分が高くなる。その結果、フィルミング性、クリーニング性、帯電性が悪化した。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3、110 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P 記録紙(被転写体)
Claims (10)
- 非結晶性樹脂と、融点が50〜100℃の結晶性樹脂と、を各々水系媒体中に分散して結晶性樹脂粒子及び非結晶性樹脂粒子として乳化する乳化工程と、前記結晶性樹脂粒子、前記非結晶性樹脂粒子及び着色剤を凝集させて凝集粒子を形成する凝集工程と、該凝集粒子を融合させる融合工程と、を有し、前記結晶性樹脂粒子の凝析値C(mol/樹脂g)及び前記非結晶性樹脂粒子の凝析値D(mol/樹脂g)が、下記式(3)〜(5)の関係を満たす静電潜像現像用トナーの製造方法によるトナーであって、前記トナー全体における体積平均粒径をD50T、結晶性樹脂の含有量をA(質量%)とし、前記トナーを分級して体積平均粒径を(1/5)×D50T〜(2/3)×D50Tの範囲としたトナーの結晶性樹脂の含有量をB(質量%)としたとき、A及びBが下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする静電潜像現像用トナー。
50≦(B/A)×100≦90 ・・・ 式(1)
1×10 −5 ≦C≦1×10 −1 ・・・ 式(3)
1×10 −5 ≦D≦1×10 −1 ・・・ 式(4)
C≦D ・・・ 式(5) - 前記A及びBが、下記式(2)の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
50≦(B/A)×100≦80 ・・・ 式(2) - 前記結晶性樹脂が結晶性ポリエステル樹脂であり、前記非結晶性樹脂が非結晶性ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
- 小粒径側個数粒度分布指標GSDp−underが1.15〜1.30の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
- トナーを含み、該トナーが請求項1に記載の静電潜像現像用トナーであることを特徴とする静電潜像現像剤。
- キャリアを含み、該キャリアの体積平均粒度分布指標GSDvが1.15〜1.35の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の静電潜像現像剤。
- トナーが少なくとも収容され、該トナーが請求項1に記載の静電潜像現像用トナーであることを特徴とするトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項5に記載の静電潜像現像剤を収容することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 潜像保持体と、該潜像保持体上に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、潜像保持体上に形成されたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、潜像保持体をクリーニング部材で摺擦し転写残留成分をクリーニングするクリーニング手段と、を有し、前記現像剤が請求項5に記載の静電潜像現像剤であることを特徴とする画像形成装置。
- 前記結晶性樹脂粒子の凝析値C(mol/樹脂g)及び前記非結晶性樹脂粒子の凝析値D(mol/樹脂g)が、下記式(3’)〜(5’)の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
1×10−3≦C≦5×10−2 ・・・ 式(3’)
1×10−3≦D≦5×10−2 ・・・ 式(4’)
C<D ・・・ 式(5’)
Priority Applications (3)
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