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JP4552910B2 - 圧縮機 - Google Patents

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JP4552910B2
JP4552910B2 JP2006217870A JP2006217870A JP4552910B2 JP 4552910 B2 JP4552910 B2 JP 4552910B2 JP 2006217870 A JP2006217870 A JP 2006217870A JP 2006217870 A JP2006217870 A JP 2006217870A JP 4552910 B2 JP4552910 B2 JP 4552910B2
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Description

この発明は、例えば、例えば空気調和機や冷蔵庫等に用いられる圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備えている。上記密閉容器の頂上部には、上記圧縮要素にて圧縮された冷媒を吐出する吐出管と、上記モータに電気的に接続される電気端子とが、取り付けられている(特開平10−159777号公報:特許文献1参照)。
特開平10−159777号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機では、高圧に耐えられるように、上記密閉容器の頂上部は、凸曲面に形成されているので、上記吐出管を上記密閉容器にろう材によって接合するときに、上記吐出管周りから上記ろう材が漏れ出すおそれがあった。
このため、上記密閉容器に上記吐出管を確実にろう付けできずに、気密保持不良や溶接不良が発生していた。また、上記密閉容器に上記吐出管をろう付けした後で上記密閉容器に上記電気端子を取り付けるときに、上記密閉容器における上記吐出管周り以外の部分に上記ろう材が付着して、上記密閉容器に上記電気端子を取り付け難かった。
そこで、この発明の課題は、上記密閉容器に上記吐出管をろう付けするときに、上記吐出管周りからの上記ろう材の漏れを防止する圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備え、
上記密閉容器には、貫通孔が設けられた曲面部が形成され、
この貫通孔には、上記密閉容器の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管が、通され、
上記曲面部には、上記貫通孔の周りに、上記配管を上記密閉容器に接合するろう材を溜めたろう材溜まり部が、設けられ、
上記密閉容器は、容器本体と、この容器本体の開口部を閉塞する蓋本体とを有し、
上記蓋本体に、上記曲面部が形成され、この曲面部に、上記ろう材溜まり部が、設けられ、
上記ろう材溜まり部は、上記密閉容器の上記曲面部の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成され、この曲面部の一部は、この曲面部の他部と連続した曲面を形成し、
上記密閉容器には、上記ろう材溜まり部の近傍に、電気端子が取り付けられ、
この電気端子の少なくとも一部は、上記ろう材溜まり部の最上端よりも低い位置に、存在することを特徴としている。
ここで、上記配管は、例えば、上記圧縮要素にて圧縮された冷媒を吐出する吐出管である。
この発明の圧縮機によれば、上記密閉容器の上記曲面部には、上記貫通孔の周りに、上記ろう材溜まり部が設けられているので、上記配管を上記密閉容器に上記ろう材によって接合するときに、上記ろう材を上記ろう材溜まり部に溜めることができる。
したがって、ろう材が溜まる方向でろう付けすれば、ろう付け条件が不安定になっても、上記配管周りから上記ろう材が漏れ出すおそれがなく、上記密閉容器に上記配管を確実にろう付けできて、気密保持不良や溶接不良を防止する。また、上記密閉容器に上記配管をろう付けした後で、上記密閉容器に、(電気端子や、端子を保護する為のガード部材や、スタッドボルトや、圧縮機保護装置や、圧縮機を吊下げる金具等の)他の部材を取り付けるときに、上記密閉容器における上記ろう材溜まり部以外の部分に上記ろう材が付着していないので、上記密閉容器に上記他の部材を取り付けやすくなる。
また、上記蓋本体に上記ろう材溜まり部が設けられているので、(電気端子や、端子を保護する為のガード部材や、スタッドボルトや、圧縮機保護装置や、圧縮機を吊下げる金具等の)上記他の部材が取り付けられる可能性が高い上記蓋本体に好適となって、上記蓋本体に上記他の部材を取り付けやすくなる。
また、上記ろう材溜まり部は、上記密閉容器の上記曲面部の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成されているので、上記密閉容器に連続した曲面を形成することができて上記密閉容器の強度を確保できる。また、上記密閉容器の上記曲面部の一部の曲率を、上記密閉容器の上記曲面部の他部の曲率よりも、大きくした場合、上記密閉容器の曲率の大きな部位の強度は大きくなり、また、上記配管と上記密閉容器の上記曲面部の一部との接触面積を大きくできて、配管周辺の耐圧強度を確保できる。
また、上記密閉容器には、上記ろう材溜まり部の近傍に、電気端子が取り付けられ、この電気端子の少なくとも一部は、上記ろう材溜まり部の最上端よりも低い位置に、存在するが、上記ろう材は、上記ろう材溜まり部より下側に漏れ出すことがなくて、上記電気端子の取付孔周辺に上記ろう材が付着しないので、上記電気端子を上記密閉容器に取り付けやすくなる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記曲面部は、上記密閉容器の軸方向の端面に、形成され、上記貫通孔は、上記密閉容器の上記端面の中央にある。
この実施形態の圧縮機によれば、上記曲面部は、上記密閉容器の軸方向の端面に、形成され、上記貫通孔は、上記密閉容器の上記端面の中央にあるので、上記配管を、上記密閉容器の上記端面の中央に配置できて、圧縮機の搭載方向や上記配管の設計の自由度が増す。
また、一実施形態の圧縮機では、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記密閉容器内の冷媒は、二酸化炭素であるので、高圧の冷媒を用いることになるが、上記密閉容器には上記曲面部が設けられており、上記密閉容器の耐圧強度を確保できる。
この発明の圧縮機によれば、上記密閉容器の上記曲面部には、上記貫通孔の周りに、上記ろう材溜まり部が設けられているので、上記密閉容器に上記配管をろう付けするときに、上記配管周りからの上記ろう材の漏れを防止する。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置されると共に上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動するようにしている。
上記圧縮要素2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって、得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やR410AやR22である。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。上記油通路は、例えば、上記シャフト12の外周面に設けられた螺旋溝や、上記シャフト12の内部に設けられた孔部である。
上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータコア610と、このロータコア610に埋設された複数の磁石とを有する。上記ロータコア610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータコア610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石は、平板状の永久磁石である。上記複数の磁石は、上記ロータコア610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510に巻かれたコイル520とを有する。上記ステータコア510は、積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1に、圧入や焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記圧縮要素2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮要素2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室52を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1と図3に示すように、上記密閉容器1は、鋼板を加工して作られ、容器本体100と、この容器本体100の開口部を閉塞する蓋本体110とを有する。上記蓋本体110には、貫通孔121が設けられた曲面部120が形成されている。この貫通孔121には、上記吐出管13が通される。
上記曲面部120には、上記貫通孔121の周りに、上記吐出管13を上記密閉容器1に接合するろう材130を溜めたろう材溜まり部122が、設けられている。上記ろう材130は、例えば、銀ろうである。上記ろう材溜まり部122は、上記密閉容器1の上記曲面部120の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成されている。上記密閉容器1の上記曲面部120の一部の曲率は、上記密閉容器1の上記曲面部120の他部の曲率よりも、大きい。また、上記曲面部120の一部は、上記曲面部120の内の曲率の大きな部分に位置しており、上記密閉容器1の強度を確保したまま、上記ろう材溜まり部122を形成することができる。言い換えると、上記曲面部120の内の曲率の大きな部分に、バーリング加工によって、上記ろう材溜まり部122を設けている。上記吐出管13は、銅製であり、上記吐出管13の肉厚は、上記曲面部120の一部や上記曲面部120の他部の肉厚よりも薄い。
上記曲面部120は、上記密閉容器1の軸1a方向の端面に、形成されている。上記貫通孔121は、上記密閉容器1の上記端面の中央にある。つまり、上記曲面部120は、上記蓋本体110の頂部に形成され、凸曲面に形成されている。上記貫通孔121は、上記蓋本体110における上記密閉容器1の軸1aと重なる位置にある。
上記曲面部120は、楕円曲面に形成され、上記曲面部120の一部は、上記密閉容器1の軸1aに直交しないで上記吐出管13(上記軸1a)側を向かないように傾斜した平面部を有する。この平面部に、上記モータ3に電気的に接続される電気端子140と、この電気端子140の保護、圧縮機保護装置の取付および圧縮機の吊下機能を兼ねたカバー141とが、取り付けられている。上記平面部は、上記密閉容器1の耐圧強度を確保するため、上記電気端子140および上記カバー141を取り付け可能な最小限の面積で、設けられている。
上記蓋本体120には、上記ろう材溜まり部122の近傍に、上記電気端子140が取り付けられ、この電気端子140の少なくとも一部は、上記ろう材溜まり部122の最上端よりも低い位置に、存在する。
つまり、上記曲面部120の平面部に、取付孔123が設けられ、この取付孔123の少なくとも一部は、上記密閉容器1の軸1aを鉛直方向に配置した状態で、バーリング加工されて上記ろう材溜まり部122を形成するバーリング部の根元よりも低い位置に、存在する。上記電気端子140は、上記取付孔123に、溶接され、上記カバー141は、上記取付孔123の周りに、溶接されている。
上記構成の圧縮機によれば、上記密閉容器1の上記曲面部120には、上記貫通孔121の周りに、上記ろう材溜まり部122が設けられているので、上記吐出管13を上記密閉容器1に上記ろう材130によって接合するときに、上記ろう材130を上記ろう材溜まり部122に溜めることができる。
したがって、ろう付け条件が不安定になっても、上記吐出管13周りから上記ろう材130が漏れ出すおそれがなく、上記密閉容器1に上記吐出管13を確実にろう付けできて、上記密閉容器1の気密保持不良や溶接不良を防止する。また、上記密閉容器1に上記吐出管13をろう付けした後で上記密閉容器1に上記電気端子140等の他の部材を取り付けるときに、上記密閉容器1における上記ろう材溜まり部122以外の部分に上記ろう材130が付着していないので、上記密閉容器1に上記他の部材を取り付けやすくなる。
また、上記蓋本体110に上記ろう材溜まり部122が設けられているので、(上記電気端子140や、上記カバー141や、スタッドボルトや、圧縮機保護装置や、圧縮機を吊下げる金具等の)他の部材が取り付けられる可能性が高い上記蓋本体110に好適となって、上記蓋本体110に上記他の部材を取り付けやすくなる。
また、上記ろう材溜まり部122は、上記密閉容器1の上記曲面部120の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成されているので、上記密閉容器1に連続した曲面を形成することができて上記密閉容器1の強度を確保できる。
また、上記密閉容器1の上記曲面部120の一部の曲率は、上記密閉容器1の上記曲面部120の他部の曲率よりも、大きいので、上記密閉容器1の曲率の大きな部位の強度は大きくなり、また、上記吐出管13と上記密閉容器1の上記曲面部120の一部との接触面積を大きくできて、上記吐出管13周辺の耐圧強度を確保できる。
また、上記曲面部120は、上記密閉容器1の軸1a方向の端面に、形成され、上記貫通孔121は、上記密閉容器1の上記端面の中央にあるので、上記吐出管13を、上記密閉容器1の上記端面の中央に配置できて、圧縮機の搭載方向や上記吐出管13の設計の自由度が増す。
また、上記密閉容器1の中央で上記密閉容器1の内側に向かってバーリングを形成しているので、バーリングの形状が全周で同形状で凹むため、応力集中することなく、曲率の大きい曲面を形成できて、上記密閉容器1の耐圧強度を大きくできる。
また、上記密閉容器1の外側でなく内側に向かってバーリングを形成しているので、上記カバー141を、上記蓋本体110に干渉することなく、上記吐出配管13に近接した位置に設置することができる。
また、上記密閉容器1には、上記ろう材溜まり部122の近傍に、上記電気端子140が取り付けられ、この電気端子140の少なくとも一部は、上記ろう材溜まり部122の最上端よりも低い位置に、存在するが、上記ろう材130は、上記ろう材溜まり部122より下側に漏れ出すことがなくて、上記取付孔123周辺に上記ろう材130が付着しないので、上記電気端子140を上記密閉容器1に取り付けやすくなる。
また、上記密閉容器1内の冷媒を二酸化炭素とした場合、高圧の冷媒を用いることになるが、上記密閉容器1には上記曲面部120が設けられており、上記密閉容器1の耐圧強度を確保できる。
(第参考例
図4は、この発明の圧縮機の第参考例を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第参考例では、ろう材溜まり部222は、機械加工によって、形成されている。
具体的に述べると、蓋本体110の曲面部120に、貫通孔121周りに、ドリルやエンドミル等を用いて、面取りや段差を施して、上記ろう材溜まり部222を形成する。
したがって、上記ろう材溜まり部222は、機械加工によって、形成されているので、上記ろう材溜まり部222の大きさを、必要に応じて、変更できる。また、上記第1の実施形態と同様に、上記曲面部120の内の曲率の大きな部分に、上記ろう材溜まり部222を設けてもよく、上記密閉容器1の強度を確保したまま、上記ろう材溜まり部222を形成することができる。
(第参考例
図5は、この発明の圧縮機の第参考例を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第参考例では、ろう材溜まり部322は、金型によって、形成されている。
具体的に述べると、蓋本体110の曲面部120に、貫通孔121周りに、プレス加工によって、上記ろう材溜まり部322を形成し、または、蓋本体110の曲面部120に、打ち抜き加工によって、貫通孔121と共に上記ろう材溜まり部322を形成する。
したがって、上記ろう材溜まり部322は、金型によって、形成されているので、上記ろう材溜まり部322を簡単に形成することができる。また、上記ろう材溜まり部322を形成する部分の肉厚を上記密閉容器1の肉厚と同じ厚さに形成できて、耐圧強度の低下を防止できる。また、上記第1の実施形態と同様に、上記曲面部120の内の曲率の大きな部分に、上記ろう材溜まり部322を設けてもよく、上記密閉容器1の強度を確保したまま、上記ろう材溜まり部322を形成することができる。
第3の参考例)
図6は、この発明の圧縮機の第3の参考例を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の参考例では、ろう材溜まり部422は、密閉容器1の曲面部120の一部を外側に突出させるバーリング加工によって、形成されている。
具体的に述べると、蓋本体110の曲面部120に、貫通孔121周りに、バーリング加工して、このバーリング加工されたバーリング部の先端が、上記ろう材溜まり部422を、形成する。つまり、上記バーリング部の先端は、吐出管13(つまり、密閉容器1の軸1a)に対して、上記吐出管13(つまり、密閉容器1の軸1a)を向くように、傾いている。なお、上記バーリング部の先端に、機械加工を施して、深さのある上記ろう材溜まり部422を形成するようにしてもよい。
したがって、上記ろう材溜まり部422は、上記密閉容器1の上記曲面部120の一部を外側に突出させるバーリング加工によって、形成されているので、上記密閉容器1に連続した曲面を形成することができて上記密閉容器1の強度を確保できる。なお、上記密閉容器1の上記曲面部120の一部の曲率と、上記密閉容器1の上記曲面部120の他部の曲率との大きさの関係は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記ろう材溜まり部122,222,322,422で上記密閉容器1にろう付けされる配管としては、上記吐出管13以外に、上記密閉容器1の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管であればよい。例えば、上記密閉容器1内に冷媒を吸入する吸入管であってもよい。
また、上記曲面部120の内の曲率の小さな部分に、上記ろう材溜まり部122,222,322,422を設けてもよい。また、上記吐出管13は、銅製以外に、鉄製や他の金属製でもよく、上記吐出管13の肉厚は、上記曲面部120の一部(ろう材溜まり部)や上記曲面部120の他部の肉厚よりも厚くてもよい。
また、上記ろう材溜まり部122,222,322,422を設ける上記曲面部120としては、上記蓋本体110の凸曲面以外に、例えば、上記容器本体100の円筒面であってもよい。
また、上記電気端子140は、上記ろう材溜まり部122,222,322,422から離れ、または、上記ろう材溜まり部122,222,322,422の最上端よりも高い位置に、取り付けられていてもよい。
また、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
また、上記圧縮要素2として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。また、上記圧縮要素2が上、上記モータ3が下に配置されていてもよい。また、上記圧縮機は、上記密閉容器が上記圧縮要素にて圧縮される前の冷媒で満たされる、いわゆる低圧ドーム型の圧縮機であってもよい。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮要素の平面図である。 圧縮機の平面図である。 本発明の圧縮機の第1参考例を示す一部断面図である。 本発明の圧縮機の第2参考例を示す一部断面図である。 本発明の圧縮機の第3参考例を示す一部断面図である。
1 密閉容器
1a 軸
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
12 シャフト
13 吐出管(配管)
100 容器本体
110 蓋本体
120 曲面部
121 貫通孔
122,222,322,422 ろう材溜まり部
123 取付孔
130 ろう材
140 電気端子
141 カバー

Claims (3)

  1. 密閉容器(1)と、この密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)と、上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動するモータ(3)とを備え、
    上記密閉容器(1)には、貫通孔(121)が設けられた曲面部(120)が形成され、
    この貫通孔(121)には、上記密閉容器(1)の内側と外側とを連通して冷媒を通す配管(13)が、通され、
    上記曲面部(120)には、上記貫通孔(121)の周りに、上記配管(13)を上記密閉容器(1)に接合するろう材(130)を溜めたろう材溜まり部(122,222,322,422)が、設けられ、
    上記密閉容器(1)は、容器本体(100)と、この容器本体(100)の開口部を閉塞する蓋本体(110)とを有し、
    上記蓋本体(110)に、上記曲面部(120)が形成され、この曲面部(120)に、上記ろう材溜まり部(122,222,322,422)が、設けられ、
    上記ろう材溜まり部(122)は、上記密閉容器(1)の上記曲面部(120)の一部を内側に突出させるバーリング加工によって、形成され、この曲面部(120)の一部は、この曲面部(120)の他部と連続した曲面を形成し、
    上記密閉容器(1)には、上記ろう材溜まり部(122,222,322,422)の近傍に、電気端子(140)が取り付けられ、
    この電気端子(140)の少なくとも一部は、上記ろう材溜まり部(122,222,322,422)の最上端よりも低い位置に、存在することを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記曲面部(120)は、上記密閉容器(1)の軸(1a)方向の端面に、形成され、
    上記貫通孔(121)は、上記密閉容器(1)の上記端面の中央にあることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記密閉容器(1)内の冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする圧縮機。
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