JP4061050B2 - プライマー用塗料組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐スクラッチ性、耐食性、耐沸騰水性、加工性などに優れた塗膜を形成できるプライマー用塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
従来、コイルコーティングなどによって塗装されたプレコート鋼板などのプレコート金属板は、建築物の屋根、壁、シャッター、ガレージなどの建築資材、各種家電製品、配電盤、冷凍ショーケース、鋼製家具及び厨房器具などの住宅関連商品として幅広く使用されている。
【0003】
近年、プレコート鋼板の加工性を向上させるため、そこに用いられるプライマーについても加工性のアップを要求されており、基体樹脂の一部又は全部をエポキシ樹脂から加工性のよいポリエステル樹脂に置き換えたり(特開平6−220355号公報参照)、架橋剤をアミノ樹脂からポリイソシアネート系樹脂に置き換えたりされている。しかしながらこうして得られるプライマー塗膜は軟質となるため、塗膜硬度の低下、耐食性の低下などの問題が生じる。それを補うために防錆顔料、体質顔料などの顔料の増量や架橋密度のアップなどが検討されているが、これらの方法では、塗膜と金属素材との密着性が低下し、耐スクラッチ性が大きく低下する傾向にある。
【0004】
本発明の目的は、塗膜の加工性を維持し、且つ耐スクラッチ性の良好なプライマー用塗料組成物を提供することであり、該プライマー用塗料組成物を用いた塗装金属板を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、水酸基含有樹脂とアミノ樹脂又はブロック化ポリイソシアネート化合物を含有する塗料組成物にさらにレゾール型フェノール樹脂架橋剤を添加することで、加工性を低下させることなく素材との密着性を改善でき、耐スクラッチ性の大幅な向上がはかれることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
かくして本発明によれば、
(A)水酸基含有樹脂100重量部に対し、
(B)アミノ樹脂及びブロック化ポリイソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤10〜40重量部、及び
(C)レゾール型フェノール樹脂架橋剤1〜10重量部を含有することを特徴とするプライマー用塗料組成物が提供される。
【0007】
また、上記プライマー用塗料組成物を用いた塗装金属板が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のプライマー用塗料組成物は、水酸基含有樹脂(A)、アミノ樹脂及びブロック化ポリイソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤(B)及びレゾール型フェノール樹脂架橋剤(C)を必須成分として含有するものである。
【0009】
水酸基含有樹脂(A)
本発明の(A)成分である水酸基含有樹脂は、分子中に水酸基を含有する樹脂であり、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、それらの樹脂の変性物などを挙げることができ、これらを組み合わせて用いることもできる。一般にエポキシ樹脂は硬さと耐食性が優れているが加工性は劣り、一方、ポリエステル樹脂は加工性に優れるが硬度、耐食性に劣る傾向にあるため、両者の樹脂の特徴を合わせ持つエポキシ変性ポリエステル樹脂がこれらの中では特に好ましい。
【0010】
水酸基含有ポリエステル樹脂は、芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボン酸を主体とする酸成分、およびジアルコールを主体とするアルコール成分を反応させることによって得ることができる。
【0011】
上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、またはそれらの低級アルキルエステル、酸無水物等が挙げられ、これらの一種以上を使用することができる。また脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ハイミック酸、1,6−シクロヘキサンジカルボン酸等を使用できる。これらのジカルボン酸の低級アルキルエステル、酸無水物等を用いても良い。これらは一種で、又は二種以上を混合して使用することができる。酸成分としては上記ジカルボン酸に加えて、少量のモノカルボン酸、3価以上のカルボン酸を使用することもできる。モノカルボン酸としては、p−t−ブチル安息香酸などが挙げられ、3価以上のカルボン酸としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、これらの酸の酸無水物などを挙げることができる。
【0012】
前記ポリエステル樹脂に用いられるジアルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチルペンタンジオール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、キシリレングリコールまたは水添ビスフェノールA、及びビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物等を挙げることができる。これらは一種で、又は二種以上を混合して使用することができる。アルコール成分としては上記ジアルコールに加えて3価以上のアルコールを使用することができる。このアルコールとしては、例えばトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等があげられる。
【0013】
また上記酸成分、アルコール成分の一部をジメチロールプロピオン酸、オキシピバリン酸、パラオキシ安息香酸など;これらの酸の低級アルキルエステル;ε−カプロラクトンなどのラクトン類などのオキシ酸成分に置き換えることもできる。ポリエステル樹脂の製造は、上記酸成分およびアルコール成分、および必要に応じてオキシ酸成分を使用して従来公知のエステル化反応又はエステル変換反応によって行なうことができる。
【0014】
エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂;これらのエポキシ樹脂中のエポキシ基又は水酸基に各種変性剤が反応せしめられた変性エポキシ樹脂を挙げることができる。変性エポキシ樹脂の製造において、その変性剤による変性時期は、特に限定されるものではなく、エポキシ樹脂製造の途中段階に変性してもエポキシ樹脂製造の最終段階に変性してもよい。
【0015】
上記ビスフェノール型エポキシ樹脂は、例えばエピクロルヒドリンとビスフェノールとを、必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に高分子量まで縮合させてなる樹脂、エピクロルヒドリンとビスフェノールとを、必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に、縮合させて低分子量のエポキシ樹脂とし、この低分子量エポキシ樹脂とビスフェノールとを重付加反応させることにより得られた樹脂のいずれであってもよい。
【0016】
上記ビスフェノールとしては、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン[ビスフェノールF]、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン[ビスフェノールB]、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキシビス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス(4−ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタンなどを挙げることができ、なかでもビスフェノールA、ビスフェノールFが好適に使用される。上記ビスフェノール類は、1種で又は2種以上の混合物として使用することができる。
【0017】
ビスフェノール型エポキシ樹脂の市販品としては、例えば、油化シェルエポキシ社製の、エピコート828、同812、同815、同820、同834、同1001、同1004、同1007、同1009、同1010;旭チバ社製の、アラルダイトAER6099;及び三井化学社製の、エポミックR−309などを挙げることができる。
【0018】
また、エポキシ樹脂として使用できるノボラック型エポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、分子内に多数のエポキシ基を有するフェノールグリオキザール型エポキシ樹脂など、各種のノボラック型エポキシ樹脂を挙げることができる。
【0019】
前記変性エポキシ樹脂としては、上記ビスフェノール型エポキシ樹脂又はノボラック型エポキシ樹脂に、例えば、乾性油脂肪酸を反応させたエポキシエステル樹脂;アクリル酸又はメタクリル酸などを含有する重合性不飽和モノマー成分を反応させたエポキシアクリレート樹脂;イソシアネート化合物を反応させたウレタン変性エポキシ樹脂;上記ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂又は上記各種変性エポキシ樹脂中のエポキシ基にアミン化合物を反応させて、アミノ基又は4級アンモニウム塩を導入してなるアミン変性エポキシ樹脂などを挙げることができる。
【0020】
エポキシ変性ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂とエポキシ樹脂とを付加、縮合、グラフトなどにより反応させた反応生成物を挙げることができる。具体的には、ポリエステル樹脂中のカルボキシル基と例えば上記に挙げたエポキシ樹脂などのエポキシ基含有樹脂との反応生成物や、ポリエステル樹脂中の水酸基とエポキシ樹脂中の水酸基とをポリイソシアネート化合物を介して結合した生成物などが挙げられる。上記エポキシ変性ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度が10〜100℃、好ましくは20〜70℃、及び水酸基価が5〜50、好ましくは10〜40の範囲にあることが加工性、耐薬品性の点から好適であり、数平均分子量が2,000〜30,000、好ましくは3,000〜20,000の範囲にあることが加工性、塗装作業性の点から好適である。
【0021】
なお、本発明において、Tg点の測定は、示差走査熱量計を用いた示差熱分析(DSC)によるものであり、また数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)によって、標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものである。
【0022】
架橋剤(B)
本発明の架橋剤(B)は、上記水酸基含有樹脂(A)と架橋反応して硬化させるために配合されるものであり、アミノ樹脂及びブロック化ポリイソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤である。
【0023】
上記アミノ樹脂としては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグラナミン、ステログタナミン、スピログアナミン、ジシアンジアミド等のアミノ成分とアルデヒドとの反応によって得られるメチロール化アミノ樹脂が挙げられる。上記反応に用いられるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツアルデヒド等が挙げられる。また、上記メチロール化アミノ樹脂を適当なアルコールによってエーテル化したものもアミノ樹脂として使用できる。エーテル化に用いられるアルコールの例としてはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、2−エチルブタノール、2−エチルヘキサノールなどが挙げられる。
【0024】
上記ブロック化ポリイソシアネート化合物は、ポリイソシアネート化合物のフリーのイソシアネート基をブロック化剤によってブロック化してなる化合物である。
【0025】
上記ブロック化する前のポリイソシアネート化合物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルヘキサメチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレンジイソシアネートもしくはイソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネートもしくは4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族ジイソシアネート類の如き有機ジイソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ジイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き各有機ジイソシアネート同志の環化重合体、更にはイソシアネート・ビウレット体等が挙げられる。
【0026】
イソシアネート基をブロックするブロック化剤としては、例えばフェノール、クレゾール、キシレノールなどのフェノール系;ε−カプロラクタム;δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、β−プロピオラクタムなどラクタム系;メタノール、エタノール、n−又はi−プロピルアルコール、n−,i−又はt−ブチルアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールなどのアルコール系;ホルムアミドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシム、メチルエチルケトキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどオキシム系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトンなどの活性メチレン系などのブロック化剤を好適に使用することができる。上記ポリイソシアネート化合物と上記ブロック化剤とを混合することによって容易に上記ポリイソシアネート化合物のフリーのイソシアネート基をブロックすることができる。
【0027】
レゾール型フェノール樹脂架橋剤(C)
本発明の(C)成分であるフェノール樹脂架橋剤は、上記水酸基含有樹脂(A)と架橋反応するとともに、素材との密着性に大きく寄与し、耐スクラッチ性を大幅に向上させる。該フェノール樹脂架橋剤(C)は、フェノール成分とホルムアルデヒド類とを反応触媒の存在下で加熱して縮合反応させてメチロール基を導入して得られるメチロール化フェノール樹脂のメチロール基の一部または全てをアルコールでアルキルエーテル化してなるレゾール型フェノール樹脂である。
【0028】
フェノール樹脂架橋剤(C)の製造においては、出発原料である上記フェノール成分として、2官能性フェノール化合物、3官能性フェノール化合物、4官能性以上のフェノール化合物などを使用することができる。
【0029】
上記フェノール化合物として、例えば、2官能性フェノール化合物としては、o−クレゾール、p−クレゾール、p−tert−ブチルフェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノールなどの2官能性フェノールなどを挙げることができ、3官能性フェノール化合物としては、石炭酸、m−クレゾール、m−エチルフェノール、3,5−キシレノール、m−メトキシフェノールなどが挙げられ、4官能性フェノール化合物としては、ビスフェノールA、ビスフェノールFなどを挙げることができるが、中でも耐スクラッチ性の向上のためには3官能性以上のフェノール化合物、特に石炭酸及び/又はm−クレゾールを用いることが好ましい。これらのフェノール化合物は1種で、又は2種以上混合して使用することができる。
【0030】
フェノール樹脂架橋剤(C)の製造に用いられるホルムアルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド又はトリオキサンなどが挙げられ、1種で又は2種以上混合して使用することができる。
【0031】
メチロール化フェノール樹脂のメチロール基の一部をアルキルエーテル化するのに用いられるアルコールとしては、炭素原子数1〜8個、好ましくは1〜4個の1価アルコールを好適に使用することができる。好適な1価アルコールとしてはメタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノールなどを挙げることができる。
【0032】
フェノール樹脂架橋剤(C)は、水酸基含有ポリエステル樹脂(A)との反応性などの点からベンゼン核1核当りアルコキシメチル基を平均して0.5個以上、好ましくは0.6〜3.0個有するものが適している。
【0033】
本発明塗料組成物において、前記(A)、(B)および(C)成分の配合量は、水酸基含有樹脂(A)100重量部に対して(B)成分10〜40重量部、好ましくは15〜30重量部、(C)成分1〜10重量部、好ましくは2〜7重量部の範囲内が塗膜の加工性、硬度、耐スクラッチ性の点から優れている。
【0034】
本発明塗料組成物の硬化性を上げるため必要に応じて硬化触媒を配合することができる。硬化剤(B)がアミノ樹脂、特に低分子量の、メチルエーテル化またはメチルエーテルとブチルエーテルとの混合エーテル化メラミン樹脂を含有する場合には、硬化触媒としてスルホン酸化合物又はスルホン酸化合物のアミン中和物が好適に用いられる。スルホン酸化合物の代表例としては、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸などを挙げることができる。スルホン酸化合物のアミン中和物におけるアミンとしては、1級アミン、2級アミン、3級アミンのいずれであってもよい。これらのうち、塗料の安定性、反応促進効果、得られる塗膜の物性などの点から、p−トルエンスルホン酸のアミン中和物及び/又はドデシルベンゼンスルホン酸のアミン中和物が好適である。
【0035】
硬化剤(B)がブロック化ポリイソシアネート化合物である場合には、硬化剤であるブロック化ポリイソシアネート化合物のブロック剤の解離を促進する硬化触媒が好適であり、好適な硬化触媒として、例えば、オクチル酸錫、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫オキサイド、2−エチルヘキサン酸鉛などの有機金属触媒などを挙げることができる。アミノ樹脂用の硬化触媒はフェノール樹脂架橋剤(C)の硬化触媒としても効果があるため、該硬化触媒とブロック剤の解離を促進する硬化触媒とを併用してもよい。
【0036】
本発明組成物においては、上記樹脂組成物に対して、(D)成分として防錆顔料が必要に応じて含有せしめられる。防錆顔料としては、クロム酸カルシウム、クロム酸ストロンチウム、クロム酸バリウム、クロム酸亜鉛カリウム、四塩基性クロム酸亜鉛などのクロム酸塩顔料;リン・モリブデン酸アルミニウム、トリポリリン酸二水素アルミニウム、リン酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、フィチン酸亜鉛、フィチン酸カルシウム、有機ニトロ化合物亜鉛塩、カルシウムイオン交換された非晶質シリカなどの非クロム系防錆顔料を挙げることができる。防食性が特に要求される場合にはクロム酸塩顔料、なかでもクロム酸カルシウム、クロム酸ストロンチウム、クロム酸亜鉛カリウムが好適である。安全衛生上、クロム系顔料が使用できない場合には、非クロム系顔料を使用すればよい。
【0037】
本発明組成物において、防錆顔料(D)は、前記(A)、(B)及び(C)成分の固形分合計量100重量部に対して120重量部以下、好ましくは10〜80重量部の範囲内で配合するのが適している。
【0038】
本発明組成物中には塗料分野で使用できる着色顔料、例えばシアニンブルー、シアニングリーン、アゾ系やキナクリドン系などの有機赤顔料などの有機着色顔料;チタン白、チタンエロー、ベンガラ、カーボンブラック、黄鉛、各種焼成顔料などの無機着色顔料や、タルク、クレー、シリカ、マイカ、アルミナ等の体質顔料、顔料分散剤、充填剤、添加剤、有機溶剤等を必要に応じて配合することができる。
【0039】
本発明組成物を塗装する被塗装物としては、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、合金メッキ鋼板、アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼板、銅板、銅メッキ鋼板、錫メッキ鋼板等の金属板が好適であるが、プラスチックス、木材、セメント等にも適用可能である。塗装方法は、カーテン塗装、ロール塗装、浸漬塗装およびスプレー塗装などが可能であり、通常、乾燥した後の塗膜厚が2〜10μmの範囲内となるよう塗装される。
【0040】
被塗装物が金属である場合、金属表面が油等汚染物質で汚染されていなければそのまま塗装してもかまわないが、塗膜の付着性、耐食性を改善するために既知の金属表面処理、例えば、リン酸塩系表面処理、クロム酸塩系表面処理、さらにはクロム酸系塗装剤などで表面処理しておくことが好ましい。
【0041】
本発明塗料組成物は、耐食性が優れていることからプライマーに適しており、本発明塗料組成物の塗膜上に上塗塗料を乾燥塗膜厚で8〜50μm程度塗装することによって耐食性に優れ、美粧性などの良好な総合塗膜を形成することができる。上塗塗料としては、塗料分野で通常使用される上塗塗料であればよく、例えばオイルフリーポリエステル塗料、ヤシ油変性アルキド樹脂塗料などのアルキド樹脂塗料、シリコン変性ポリエステル樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などを挙げることができ、硬化はそれぞれの塗料に適した焼付条件にて行なうことができる。本発明の塗料組成物を金属板の両面に塗装し、その上に上塗塗膜を形成する、いわゆるダブルコート仕様のプライマーとして使用することもできる。
【0042】
本発明塗料組成物をコイルコーティング法にてロール塗装する場合には、通常の2本ロールによる塗装方式(いわゆるリバース塗装、ナチュラル塗装)や3本ロールによる塗装方式によって塗装することができ、焼付けは、通常、素材到達最高温度(PMT)が160〜250℃で15〜60秒間となる条件で行なうことができる。
【0043】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、以下、「部」及び「%」はいずれも重量基準によるものとする。
【0044】
レゾール型フェノール樹脂架橋剤の製造
製造例1
ビスフェノールA100部、37%ホルムアルデヒド水溶液178部及び水酸化ナトリウム1部を加え、60℃で3時間反応させた後、減圧下、50℃で1時間脱水した。ついでn−ブタノール100部とリン酸3部を加え、110〜120℃で2時間反応を行った。反応終了後、得られた溶液を濾過して生成したリン酸ナトリウムを濾別し、固形分約50%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C1を得た。得られた樹脂は、数平均分子量880で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が0.4個及び平均アルコキシメチル基数が1.0個であった。
【0045】
製造例2
製造例1において、ビスフェノールA100部のかわりにビスフェノールF100部を使用する以外は製造例1と同様に行い、固形分約50%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C2を得た。得られた樹脂は、数平均分子量750で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が0.3個及び平均アルコキシメチル基数が1.2個であった。
【0046】
製造例3
製造例1において、ビスフェノールA100部のかわりにm−クレゾール100部を使用する以外は製造例1と同様に行い、固形分約50%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C3を得た。得られた樹脂は、数平均分子量750で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が0.3個及び平均アルコキシメチル基数が1.2個であった。
【0047】
製造例4
石炭酸188部、37%ホルムアルデヒド水溶液324部をフラスコに仕込み、50℃に加熱し内容物を均一に溶解した。次に、酢酸亜鉛を添加、混合して系内のpHを5.0に調整した後、90℃に加熱し5時間反応を行った。ついで50℃に冷却し、32%水酸化カルシウム水分散液をゆっくり添加しpHを8.5に調整した後、50℃で4時間反応を行った。反応終了後、20%塩酸でpHを4.5に調整した後、キシレン/n−ブタノール/シクロヘキサノン=1/2/1(重量比)の混合溶剤で樹脂分の抽出を行い、触媒、中和塩を除去し、ついで減圧下で共沸脱水し、固形分約60%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C4を得た。得られた樹脂は、数平均分子量320で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が1.3個及び平均アルコキシメチル基数が0.2個であった。
【0048】
製造例5
還流管、温度計、攪拌機を装着した四つ口フラスコに、p−クレゾール108部、37%ホルムアルデヒド水溶液216部及び25%水酸化ナトリウム水溶液160部を仕込み、窒素気流下で50℃にて反応させた後、100℃まで昇温し100℃でさらに1時間反応させ、塩酸で中和後、n−ブタノール/キシレン=1/1(重量比)の混合溶剤で樹脂分の抽出を行い、ついで減圧下で共沸脱水し、固形分約60%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C5を得た。得られた樹脂は、数平均分子量350で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が0.7個及び平均アルコキシメチル基数が0.1個であった。
【0049】
プライマー用塗料組成物の製造
実施例1
バイロン96CS(東洋紡績社製、エポキシ変性ポリエステル樹脂溶液、固形分40%、樹脂の数平均分子量は約14,000及びガラス転移温度は約70℃)250部(固形分量で100部)、チタン白36部、トリポリリン酸アルミニウム60部及び混合溶剤[ソルベッソ150(エッソ石油社製、芳香族炭化水素系溶剤)/シクロヘキサノン=1/1]の適当量を混合し、ツブ(顔料粗粒子の粒子径)が20ミクロン以下となるまで分散を行った。次いで、この分散物にデスモジュールBL−3175(住化バイエルウレタン社製、メチルエチルケトオキシムでブロック化したHDIイソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物溶液、固形分75%)26.7部(固形分量で20部)、製造例1で得たレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液C1を10部(固形分量で5部)、NACURE5225(米国キング・インダストリイズ社製、ドデシルベンゼンスルホン酸のアミン塩、有効成分25%)0.5部、タケネートTK−1(武田薬品社製、有機錫系ブロック剤解離触媒、固形分約10%)2部を加えて均一に混合し、さらに上記混合溶剤を加えて粘度約80秒(フォードカップ#4/25℃)に調整してプライマー用塗料組成物を得た。
【0050】
実施例2〜14及び比較例1〜6
下記表1に示す組成とする以外は実施例1と同様にしてプライマー用塗料組成物を得た。
【0051】
なお、表1における配合量はNACURE5225については有効成分量で示し、その他の成分については固形分重量部にて表示した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
表1における各注は下記の通りである。
ベッコライトM−6159−60:大日本インキ社製、ポリエステル樹脂溶液、固形分60%、樹脂の数平均分子量は約2,600
エポキー820−40CX:三井化学社製、ウレタン変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂溶液、固形分40%、樹脂の数平均分子量は約6,000、ガラス転移温度は約64℃
スミマールM−55:住友化学社製、メチル化メチロールメラミン樹脂溶液、固形分70%
メラン28:日立化成工業社製、ブチルエーテル化メラミン樹脂溶液、固形分60%。
【0055】
試験用塗板の作成
実施例15〜34及び比較例7〜18
クロメート処理してなる各種素材の上に上記実施例1〜14及び比較例1〜6で得たプライマー用塗料組成物を乾燥膜厚が5μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして25秒間焼き付けて各プライマー塗装板を得た。次いでこれらのプライマー塗装板上に上塗塗料をバーコーターにて乾燥膜厚が約15μmとなるように塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして30秒間焼き付けて各試験用塗板を得た。
【0056】
各試験用塗板の素材種、プライマー種及び上塗り塗料の組み合わせは後記表2に示す。
【0057】
なお、表2中の素材及び上塗り塗料の内容は下記の通りである。
【0058】
[素材種]
M1:0.35mm溶融亜鉛メッキ鋼板、メッキ目付量250g/m2
M2:0.35mm亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(メッキ中のアルミニウム含有量約5重量%)
M3:0.35mm亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(メッキ中のアルミニウム含有量約55重量%)
M4:0.5mmアルミニウムメッキ鋼板
M5:0.5mmアルミニウム板。
【0059】
[上塗り塗料]
T1:KPカラー1580ブルー(関西ペイント社製、ポリエステル系上塗塗料、青色、硬化塗膜のガラス転移温度約70℃)
T2:Pカラー1580ホワイト(関西ペイント社製、ポリエステル系上塗塗料、白色、硬化塗膜のガラス転移温度約70℃)
T3:KPカラー1510ブルー(関西ペイント社製、ポリエステル系上塗塗料、青色、硬化塗膜のガラス転移温度約50℃)。
【0060】
塗膜性能試験
上記実施例15〜34及び比較例7〜18で得られた各試験用塗板について、下記試験方法に従って塗膜性能試験を行った。試験結果を後記表2に示す。
【0061】
試験方法
耐スクラッチ性:20℃の室温において、コインスクラッチテスター(自動化技研工業社製)を用いて、塗装板の塗面に10円銅貨の縁を45度の角度に保ち、3kgの荷重をかけて押し付けながら10円銅貨を10mm/秒の速度で約30mm引っ張って塗面に傷を付けた時の傷の程度を下記基準に従って評価した。
◎:傷の部分に金属の素地は見られない
○:傷の部分に金属の素地がわずかに見られる
△:傷の部分に金属の素地がかなり見られる
×:傷の部分に塗膜がほとんど残らず金属の素地がきれいに見られる。
【0062】
耐食性:塗装板を70×150mmの大きさに切断し、裏面及び切断面を防錆塗料にてシールした。シールした塗装板の中央に素地に達するクロスカットを入れ、塗装板の端から約1cmの個所に3T折り曲げ加工(塗装板の表面を外側にして折り曲げ、その内側に塗装板と同じ厚さの板を3枚挟み、上記塗装板を万力にて180度折り曲げする加工)を行ったものを塩水噴霧試験に供した。塩水噴霧試験は、JIS Z−2371に準じて行い塩水噴霧試験時間を500時間とし、各々塗装板について加工部における錆の発生程度及びクロスカット部における平均のフクレ幅を、それぞれ目視にて下記基準により評価した。
[加工部の錆の発生程度]
◎:加工部に錆の発生が認められない
○:錆の発生程度が加工部の長さの10%未満であるが認められる
△:錆の発生程度が加工部の長さの10%以上、30%未満である
×:錆の発生程度が加工部の長さの30%以上である。
[クロスカット部の平均のフクレ幅]
◎:クロスカット部にフクレが認められない
○:カット傷からの片側の平均フクレ幅が1mm未満である
△:カット傷からの片側の平均フクレ幅が1mm以上、5mm未満である
×:カット傷からの片側の平均フクレ幅が5mm以上である。
【0063】
耐沸騰水性:塗装板を約100℃の沸騰水中に5時間浸漬した後、引き上げて塗膜表面の外観を評価した。
◎:塗膜にフクレの発生などの異常が認められない
○:塗膜にわずかなフクレの発生が認められる
△:塗膜にかなりのフクレの発生が認められる
×:塗膜が剥離する。
【0064】
加工密着性:塗装板を70×150mmの大きさに切断し、20℃の室温において、3T折り曲げ加工(塗装板の表面を外側にして折り曲げ、その内側に塗装板と同じ厚さの板を3枚挟み、上記塗装板を万力にて180度折り曲げする加工)し、次いで折り曲げ部分にセロハン粘着テープを貼り付け、そのテープを瞬時に剥がした時の折り曲げ加工部の塗膜の剥がれ程度を下記基準により評価した。塗装板としては、塗装後処理を行っていない塗装板(1次)及び塗装後沸騰水中に5時間浸漬した塗装板(2次)の2種類を用いた。
◎:加工部に塗膜の剥がれが認められない
○:加工部に塗膜の剥がれがわずかに認められる
△:加工部に塗膜の剥がれがかなり認められる
×:加工部全面の塗膜が剥離する。
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】
【発明の効果】
本発明の塗料組成物を亜鉛めっき鋼板などの鋼板に塗装し、短時間で焼付硬化させることにより、耐スクラッチ性、耐食性、耐沸騰水性、加工性などに優れた塗膜を形成することができ、特にプライマー用として有用なものである。
Claims (3)
- (A)水酸基含有樹脂100重量部に対し、(B)アミノ樹脂及びブロック化ポリイソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤10〜40重量部、及び(C)レゾール型フェノール樹脂架橋剤1〜10重量部を含有し、該レゾール型フェノール樹脂架橋剤(C)が、3官能性以上のフェノール化合物であるm−クレゾール及び/又は石炭酸とホルムアルデヒド類とを反応させて得られる数平均分子量が200〜1,000のレゾール型フェノール樹脂であることを特徴とするプライマー用塗料組成物。
- 水酸基含有樹脂(A)が、数平均分子量2,000〜30,000、水酸基価が5〜50及びガラス転移点が10〜100℃の範囲内にあるエポキシ変性ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のプライマー用塗料組成物。
- 化成処理されていてもよい金属板上に、上記請求項1又は2に記載の塗料組成物が乾燥膜厚2〜10μmとなるようにして塗装され、素材到達最高温度160〜250℃で15〜60秒間焼付けられた後、さらに該塗膜上に乾燥膜厚8〜50μmの上塗塗膜が形成されてなることを特徴とする塗装金属板。
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