JP3676184B2 - 車両用電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用電源装置に関し、特に異なる電圧を有する2系統の電源を構成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用電源装置の電源電圧を高電圧化することにより車体内の配線に流れる電流を小さくし、配線を軽量化する試みがなされている。ところが、例えばランプのように高電圧化が困難な負荷も存在するため、このような負荷に対しては、高電圧を電圧変換器で変換することにより得られた低電圧が供給されるようになっている。従って、この種の車両用電源装置は、高電圧系統と低電圧系統といった2系統の電源を備えている。
【0003】
このような2系統の電源を備えた電源装置として、例えば、特開平1−185197号公報は、「車両用電源装置」を開示している。この車両用電源装置は、高電圧系統と低電圧系統との間にスイッチング素子を備えており、このスイッチング素子をオン/オフさせることにより所定のデューティを有する矩形波電圧を発生する。そして、この矩形波電圧が低電圧系統の電源として負荷に供給される。この場合、矩形波電圧の平均値、すなわち、矩形波の直流成分が低電圧系統の電源電圧となるので、デューティを変えることにより任意の電源電圧を発生させることができる。
【0004】
また、高電圧化が困難な負荷として、例えば点火コイルが存在する。この点火コイルには低電圧を供給しなければならないが、上記のような矩形波電圧を供給すると誤動作する虞れがある。そこで、従来の車両用電源装置では、電圧変換器から出力される矩形波電圧をコンデンサで平滑化して点火コイルに供給するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電圧変換器からの矩形波電圧を平滑化用のコンデンサを用いて平滑化しようとしてもリップルの発生は免れず、このリップルを十分に抑えようとすれば、大容量のコンデンサが必要になる。その結果、車両用電源装置が高価且つ大型になるという問題がある。
【0006】
また、上述した従来の車両用電源装置では、バッテリからの電流をスイッチング素子でオン/オフするので、バッテリ側の電圧にもリップルが発生する。このリップルを除去するために、この従来の車両用電源装置では、複数の負荷を順次連続して動作させることにより、バッテリから流出する電流が常に一定になるように制御している。しかしながら、多数の負荷が同時に駆動される場合、複数の負荷を順次動作させるために各電圧波形のデューティが制限されるので、各負荷に必要な電力が得られないという問題がある。
【0007】
なお、バッテリ側のリップルを吸収させるために、従来のバッテリを平滑コンデンサとして用いることも考えられるが、無負荷でバッテリが満充電の状態では、このバッテリによってリップルを十分に吸収させることができない。そのため、この場合も大容量の平滑用のコンデンサが必要になってしまう。
【0008】
更に、電圧変換器は、その動作時には電力を消費するために、負荷電流が小さいときは変換効率が悪いという問題がある。
【0009】
本発明は、このような諸問題を解消するためになされたものであり、その目的は、低消費電力化及び小型化が可能であり、しかも安価な車両用電源装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電力を発生する発電機と、前記発電機から出力される電力により充電され、充電された電力を第1負荷に供給する第1バッテリと、前記第1バッテリの出力電圧を他の電圧に電圧変換する電圧変換器と、前記電圧変換器から出力される電力により充電され、充電された電力を第2負荷に供給する第2バッテリと、前記第2バッテリ及び前記第2負荷に流れる電流値に応じて前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させる制御手段と、前記第1バッテリの残存容量を検出する容量センサとを備え、
前記電圧変換器は、前記第2バッテリの出力電圧を前記第1バッテリの出力電圧に逆電圧変換する逆電圧変換手段を更に備え、前記制御手段は、更に、前記容量センサからの検出値が第1の所定値以下であり、前記第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態である場合に、前記逆電圧変換手段による逆電圧変換動作を行わせ、前記第1バッテリを充電することを特徴とする。
【0011】
この請求項1に記載の発明によれば、第2バッテリ及び第2負荷に流れる電流値に応じて電圧変換器による電圧変換動作が停止される。例えば、第2バッテリに流れる電流が小さく(満充電状態)なり、且つ第2負荷に流れる電流が小さく(無負荷状態)になった時に電圧変換器の電圧変換動作が停止させるように構成できる。その結果、電圧変換動作が停止されている電圧変換器では電力が消費されないので、車両用電源装置の低消費電力化が実現できる。
【0012】
また、電圧変換器の電圧変換動作が停止された状態では、第2バッテリからの出力電圧にリップルは、発生しないので平滑化用のコンデンサは不要である。一方、電圧変換器が電圧変換動作を行っている状態では、第2バッテリは満充電になっておらず、第2バッテリを平滑用のコンデンサとして使用できる。従って、何れの状態でも平滑用のコンデンサを別途設ける必要がないので、車両用電源装置を小型化できると共に、低価格化を実現できる。また、容量センサが第1バッテリの残存容量を検出し、制御手段は、容量センサからの検出値が第1の所定値以下であり、第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態である場合に、逆電圧変換手段による逆電圧変換動作を行わせ、第1バッテリを充電するので、第1バッテリの過放電を防止できる。また、逆電圧変換動作は、第2バッテリが満充電状態且つ無負荷状態の時に行われるので、第2バッテリの残存容量が小さいときに、更に電流が持ち出されることによる第2バッテリの劣化を防止できる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2負荷に流れる電流値を検出する負荷電流センサと、前記第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するバッテリ電流センサとを更に備え、前記制御手段は、前記負荷電流センサで検出された電流値が第2の所定値以下であり、且つ前記バッテリ電流センサで検出された電流値が第3の所定値以下である場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする。
【0014】
この請求項2に記載の発明によれば、負荷電流センサで検出された電流値が第2の所定値以下(無負荷状態)であり、且つバッテリ電流センサで検出された電流値が第3の所定値以下(満充電状態)になった時に電圧変換器による電圧変換動作が停止されるので、請求項1に記載の発明と同様の作用・効果を奏する。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2バッテリと前記第2負荷との間に設けられ、前記制御手段からの指示に応答して開閉するスイッチと、前記第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するバッテリ電流センサとを更に備え、前記制御手段は、前記スイッチに開放を指示しており、且つ前記バッテリ電流センサで検出された電流値が所定値以下である場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする。
【0016】
この請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、スイッチに開放を指示していることにより、第2バッテリが無負荷状態であることを検出できるので、第2負荷に流れる電流値を検出する必要がない。その結果、負荷電流センサが不要になるので、車両用電源装置を安価に構成できる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電圧変換器の出力端子に流れる電流値を検出する負荷電流センサを更に備え、前記制御手段は、前記負荷電流センサで検出された電流値が所定値以下であり、且つ前記負荷電流センサで検出された電流値が所定レベル以上のリップルを有する場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする。
【0018】
この請求項4に記載の発明によれば、負荷電流センサで検出された電流値が所定値以下であり、且つ所定レベル以上のリップルを有する場合に、電圧変換器による電圧変換動作を停止させるようにしたので、第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出する必要がない。その結果、第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するための電流センサが不要になるので、車両用電源装置を安価に構成できる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御手段は、電力供給が停止されている前記第2負荷への電力供給を開始させる際に、前記電圧変換器による電圧変換動作を開始させることを特徴とする。
【0020】
この請求項5に記載の発明によれば、第2負荷への電力供給が停止されている状態から第2負荷への電力供給を開始させる際に、電圧変換器による電圧変換動作を開始させるように構成したので、無負荷時は第2バッテリへの過充電を防止できる。また、電力供給を開始する時に起こる第2バッテリの電圧低下を防止できる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、更に、前記発電機の発電量が少なくなるように該発電機を制御することを特徴とする。
【0024】
この請求項6に記載の発明によれば、制御手段の制御によって第2バッテリが満充電状態且つ無負荷状態の時に第1のバッテリが充電されるが、制御手段は、更に、発電機の発電量が少なくなるように制御するので、発電機が消費する燃料が少なくて済み、燃費を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、電圧変換器がジャンクションボックス内に配置され、これらが一体に構成されている例を示すが、電圧変換器とジャンクションボックスとは別体に構成してもよい。この実施の形態のように、電圧変換器とジャンクションボックスとを一体に構成すれば、ジャンクションボックス内の構成要素を制御するためのマイクロコンピュータ(以下、「MPU」という)を電圧変換器の制御に共有できるという利点がある。
【0026】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用電源装置の電気的な構成を示すブロック図である。この車両用電源装置は、発電機10、ジャンクションボックス11、第1バッテリ12、第2バッテリ13、低電圧負荷141〜14n及び高電圧負荷151〜15nから構成されている。
【0027】
発電機10は、図示しないエンジンの回転により駆動されて直流電力を発生する。この発電機10で発生された直流電力は、ジャンクションボックス11及び第1バッテリ12に供給される。
【0028】
第1バッテリ12は、例えば42ボルトといった高電圧の電力を蓄えて出力する蓄電池である。この第1バッテリ12は、発電機10からの直流電力により充電される。また、この第1バッテリ12から出力される高電圧の電力はジャンクションボックス11に供給される。
【0029】
第2バッテリ13は、例えば12ボルトといった低電圧の電力を蓄えて出力する蓄電池である。この第2バッテリ13は、ジャンクションボックス11からの直流電力により充電される。また、この第2バッテリ13から出力される低電圧の電力はジャンクションボックス11に供給される。
【0030】
低電圧負荷141〜14nは、本発明の第2負荷に対応し、例えばヘッドライト、テールランプ、車内灯といったランプ類や点火プラグ等から構成されている。この低電圧負荷141〜14nには、ジャンクションボックス11から供給される低電圧の電力により駆動される。
【0031】
高電圧負荷151〜15nは、本発明の第1負荷に対応し、例えばワイパー、パワーウインドウ等を駆動するモータから構成されている。この高電圧負荷151〜15nには、ジャンクションボックス11から供給される高電圧の電力により駆動される。
【0032】
ジャンクションボックス11は、第1バッテリ12から供給される直流電力を各負荷に分配すると共に、第2バッテリ13に供給する。このジャンクションボックス11には、MPU110、電圧変換器120、スイッチ1301〜130n及び1401〜140n、負荷電流センサ150、バッテリ電流センサ160並びにヒューズF11〜F1n及びF21〜F2nを含んでいる。
【0033】
MPU110は、この車両用電源装置の全体を制御する。このMPU110には、スイッチ1301〜130n及び1401〜140nの制御端子、負荷電流センサ150、バッテリ電流センサ160及び車内LANの回線が接続されている。また、このMPU110の電源端子は、第2バッテリ13に接続されており、該第2バッテリ13から電力が供給されるようになっている。
【0034】
このMPU110は、例えば、負荷電流センサ150及びバッテリ電流センサ160からの信号に基づいて電圧変換器120の電圧変換動作の停止及び開始を制御する。また、MPU110は、スイッチ1301〜130n及び1401〜140nの開閉を制御する。更に、MPU110は、車内LANにより、車両の他の部分(図示しない)と信号の送受を行う。例えばヘッドライトを点灯するためのライトスイッチ(図示しない)からの信号は、数〜数十ミリ秒に1回程度の割合で車内LANを介してMPU110に送られてくる。MPU110は、後述するように、車内LANからの信号に基づいてヘッドライトを点灯させる。
【0035】
電圧変換器120の入力端子は、ヒューズFを介して第1バッテリ12に接続されている。また、出力端子は、ヒューズF21〜F2nを介してスイッチ1301〜130nにそれぞれ接続されると共に、MPU110及び第2バッテリ13に接続されている。
【0036】
この電圧変換器120は、発電機10及び第1バッテリ12からヒューズFを介して入力端子に供給された高電圧(42ボルトの直流電圧)から所定のデューティを有する矩形波電圧を生成し、これを低電圧(矩形波電圧の平均値が12ボルト)の電力として出力端子から出力する。また、この電圧変換器120は、MPU110からの制御信号に応答して電圧変換動作の開始及び停止を行う。
【0037】
スイッチ1301〜130nの入力端子は、それぞれヒューズF11〜F1nを介して第1バッテリ12に接続されている。また、スイッチ1301〜130nの出力端子は、高電圧負荷151〜15nにそれぞれ接続されている。スイッチ1301〜130nの各々は、MPU110からその制御端子に入力される制御信号に応答して開閉し、第1バッテリ12からの直流電力を高電圧負荷151〜15nに供給する。
【0038】
スイッチ1401〜140nの入力端子は、それぞれヒューズF21〜F2nを介して第2バッテリ13に接続されている。また、スイッチ1401〜140nの出力端子は、低電圧負荷141〜14nにそれぞれ接続されている。スイッチ1401〜140nの各々は、MPU110からその制御端子に入力される制御信号に応答して開閉し、第2バッテリ13からの直流電力を低電圧負荷141〜14nに供給する。
【0039】
負荷電流センサ150は、電圧変換器120の出力端子の近傍に配置され、この電圧変換器120から出力される電流の大きさを検出する。この負荷電流センサ150で検出された電流値は、MPU110に送られる。
【0040】
バッテリ電流センサ160は、第2バッテリ13の入出力端子の近傍に配置され、この第2バッテリ13に入出力する電流の大きさを検出する。このバッテリ電流センサ160で検出された電流値は、MPU110に送られる。
【0041】
次に、このように構成された本発明の第1の実施の形態に係る車両用電源装置の動作を説明する。以下では、ヘッドライトが低電圧負荷141に割り当てられているものとして説明する。
【0042】
まず、図示しないイグニッションスイッチが投入されると、発電機10は発電を開始する。この際、第1バッテリ12の出力電圧が規定値より小さい場合は、該第1バッテリ12は、発電機10からの直流電力により充電される。第1バッテリ12から出力される42ボルトの直流電力は、ヒューズFを介して電圧変換器120に供給されると共に、ヒューズF11〜F1nを介してスイッチ1301〜130nの入力端子にそれぞれ供給される。
【0043】
一方、MPU110は、イグニッションスイッチが投入されることにより第2バッテリ13からの直流電力によって動作を開始し、電圧変換の開始を指示する制御信号を生成して電圧変換器120に送る。電圧変換器120は、この制御信号に応答して電圧変換動作を開始する。すなわち、第1バッテリ12から入力端子に供給された42ボルトの高電圧を12ボルトの低電圧に変換して出力端子から出力する。この際、第2バッテリ13の出力電圧が規定値より小さい場合は、該第2バッテリ13は、電圧変換器120からの直流電力により充電される。
【0044】
第2バッテリ13から出力された12ボルトの直流電力は、MPU110に供給されると共に、ヒューズF21〜F2nを介してスイッチ1401〜140nの入力端子にそれぞれ供給される。これにより、車両用電源装置は定常状態に入る。
【0045】
この定常状態で、例えばヘッドライトを点灯するためのライトスイッチ(図示しない)が操作されると、ヘッドライトの駆動を指示するための駆動指示信号が車内LANを経由してMPU110に送られてくる。このヘッドライトの駆動指示信号を受け取ったMPU110は、スイッチの閉成を指示する制御信号を生成し、スイッチ1401の制御端子に供給する。これにより、スイッチ1401が閉成され、第2バッテリ13からの電力が低電圧負荷141に供給され、ヘッドライトが点灯する。
【0046】
また、この定常状態に入ると、MPU110は、負荷電流センサ150からの電流値を定期的に取り込んで負荷の状態の監視を開始すると共に、バッテリ電流センサ160からの電流値を定期的に取り込んで第2バッテリ13の状態の監視を開始する。すなわち、MPU110は、第2バッテリ13が無負荷状態で且つ満充電状態であるかどうかの検査を開始する。
【0047】
この検査は、以下の方法(第1の方法)で行われる。すなわち、電圧変換器120から出力される電流は、主に低電圧負荷141〜14nへ供給される負荷電流と第2バッテリ13へ供給される充電電流とから構成されているが、無負荷の状態(スイッチ1401〜140nが何れも開放されている状態)では負荷電流は流れない。また、第2バッテリ13が満充電であれば充電電流も流れない。
【0048】
従って、負荷電流センサ150で検出される電流値及びバッテリ電流センサ160で検出される電流値は何れも小さい。そこで、MPU110は、負荷電流センサ150で検出される電流値が第1の所定値より小さく、且つバッテリ電流センサ160で検出される電流値が第2の所定値より小さい場合に、第2バッテリ13が無負荷状態で且つ満充電状態であることを検出する。
【0049】
上記検査は、他の方法(第2の方法)で行うこともできる。すなわち、MPU110は、車内LANからの低電圧負荷141〜14nの駆動指示信号を受信するので、この駆動指示信号の有無を調べることにより第2バッテリ13が無負荷であるかどうかを知ることができる。
【0050】
そこで、MPU110は、低電圧負荷141〜14nの駆動指示信号が1つも存在せず、且つバッテリ電流センサ160で検出された電流値が所定値より小さい場合に、第2バッテリ13が、無負荷状態で且つ満充電状態であることを検出する。この方法によれば、負荷電流センサ150が不要になるという利点がある。
【0051】
上記検査は、更に他の方法(第3の方法)で行うこともできる。すなわち、第2バッテリ13は、満充電状態になると、リップルを吸収できずにコンデンサとして機能しなくなる。その結果、第2バッテリ13の入出力端子での電圧のリップルが大きくなる。この場合、電圧のリップルは負荷が増大すると大きくなる傾向にあるので、該リップルが大きくなったことだけで第2バッテリ13が満充電状態であると断定することはできない。
【0052】
そこで、MPU110は、負荷電流センサ150で検出された電流値が所定値より小さいことにより第2バッテリ13が無負荷状態であることを判断し、且つ負荷電流センサ150で検出された電流値のリップルのレベルが所定レベル値より大きい場合に、第2バッテリ13が満充電状態であることを検出する。この方法によれば、バッテリ電流センサ160が不要になるという利点がある。なお、この第3の方法では、第2バッテリ13が無負荷であるかどうかの判断は、上記第2の方法と同様に、低電圧負荷141〜14nの駆動指示信号が1つも存在しないかどうかに基づいて判断することもできる。
【0053】
MPU110は、上記のようにして第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態であることを検出すると、電圧変換動作の停止を指示する制御信号を生成して電圧変換器120に送る。電圧変換器120は、この制御信号に応答して電圧変換動作を停止する。これにより、電圧変換器120での電力消費が抑止されるので、この車両用電源装置の低消費電力化が実現されている。また、電圧変換器120が電圧変換動作を停止することにより第2バッテリ13の出力にリップルは発生しない。
【0054】
また、上記のように構成される車両用電源装置では、第2バッテリ13が満充電状態でない場合は、電圧変換器120による電圧変換動作が行われ、矩形波電圧が第2バッテリ13に供給される。ところが、第2バッテリ13が満充電でない場合は、該第2バッテリ13は平滑用のコンデンサとしての機能を発揮するので、電圧変換器120から出力される矩形波電圧のリップルは吸収されて平滑化される。
【0055】
その結果、電圧変換器120が電圧変換動作中であるか否かに拘わらず電圧変換器120の出力端子(第2バッテリ13の入出力端子)では平滑化された電圧が得られるので、従来の車両用電源装置のように、電圧変換器120の出力端子に大容量のコンデンサを設ける必要がない。従って、車両用電源装置を小型化できると共に、低廉化が可能である。
【0056】
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態に係る車両用電源装置は、電圧変換器120の電圧変換動作の停止中に低電圧負荷141〜14nが駆動された場合に、第2バッテリ13の入出力端子で発生するリップルを抑止するようにしたものである。
【0057】
この第2の実施の形態に係る車両用電源装置の構成は、図1のブロック図に示した構成と同じであり、MPU110の動作だけが異なる。
【0058】
上述した第1の実施の形態に係る車両用電源装置において、電圧変換器120の電圧変換動作の停止中に低電圧負荷141〜14nが駆動されると、第2バッテリ13の出力電圧が急激に低下する場合がある。このような状態が発生するのを回避するために、MPU110は以下のように動作する。
【0059】
すなわち、MPU110は、車内LANから低電圧負荷141〜14nの駆動を指示するための駆動指示信号が入力された場合に、電圧変換器120が電圧変換動作の停止中であれば、電圧変換動作の開始を指示する制御信号を生成して電圧変換器120に送る。電圧変換器120は、この制御信号に応答して電圧変換動作を開始する。
【0060】
これにより、電源供給開始に伴う第2バッテリの電圧低下を防止できる。また、低電圧負荷141〜14nの駆動を指示するための駆動指示信号が入力された場合にのみ、電圧変換器120は、電圧変換動作を開始するので、無負荷時における第2バッテリ13への過充電を防ぐことができる。
【0061】
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態に係る車両用電源装置は、第1の実施の形態に係る車両用電源装置における電圧変換器120に昇圧機能を設け、高電圧側の第1バッテリの残存容量が少なくなり且つ低電圧側の第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態であれば、該第1バッテリを充電するようにしたものである。
【0062】
一般に、高電圧側の第1バッテリ12が空になってしまった場合、これを充電する方法として、高電圧で第1バッテリ12を直接充電する方法及び低電圧側の第2バッテリ13の出力を昇圧して第1バッテリ12を充電する方法がある。前者の方法は、例えば他車に搭載されている高電圧のバッテリに第1バッテリ12を直接接続して充電することが考えられるが、高電圧同士を接続することになるので取り扱いが難しい。
【0063】
そこで、他車に搭載されている低電圧のバッテリに第2バッテリ13を接続し、この第2バッテリ13の出力を昇圧して高電圧の第1バッテリ12を充電する後者の方法が取り扱いも簡単であり現実的である。また、この方法によれば、第2バッテリ13を直接充電する場合は、従来の充電器を利用できるという利点もある。
【0064】
一方、他車や充電器がない場合に高電圧側の第1バッテリ12が空になると、低電圧側の第2バッテリ13の出力を昇圧して第1バッテリ12を充電する必要が生じる。これは、エンジンの始動時は高電圧側の第1バッテリ12の出力が使用されるからである。ところが、第2バッテリ13も空になっている場合、エンジン始動に必要な電力を供給できなくなる虞れが生じる。
【0065】
そこで、この第3の実施の形態に係る車両用電源装置は、MPU110で第1バッテリ12の出力を常に監視し、充電の必要が生じれば、第2バッテリ13が無負荷で且つ満充電になったタイミングで第1バッテリ12を充電するように構成されている。
【0066】
この第3の実施の形態に係る車両用電源装置では、図1に示したブロック図の第1バッテリ12の入出力端子に第1バッテリ12の残存容量を検出する容量センサ170(図1中破線で示す)が設けられている点が第1の実施の形態と異なる。また、車両用電源装置の中に含まれるMPU110の動作並びに電圧変換器120の構成及び動作が第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0067】
図2は、この第3の実施の形態に係る車両用電源装置に適用される電圧変換器120の一構成例を示すブロック図である。この電圧変換器120は、非絶縁型と呼ばれ、入出力端子は昇圧と降圧とで共用される。この電圧変換器120は周知であるので、以下では簡単に説明する。この電圧変換器120は、コンデンサC1〜C4、ダイオードD1及びD2、コイルL1及びL2、パワートランジスタT1及びT2、並びに制御回路121から構成されている。制御回路121は、MPU110からの制御信号に応答して動作する。
【0068】
この電圧変換器120で降圧を行う際は、高電圧側の入出力端子に印加された高電圧は、制御回路121の制御下でオン/オフするパワートランジスタT1を経由することにより矩形波電圧が生成される。この矩形波電圧はコイルL1、ダイオードD1及びコンデンサC3、C4により平滑化されて低電圧側の入出力端子に出力されるので、この入出力端子からは低電圧が得られる。
【0069】
一方、この電圧変換器120で昇圧を行う際は、低電圧側の入出力端子に低電圧が印加されると、制御回路121の制御下でオン/オフするパワートランジスタT2によってコイルL2及びダイオードD2を経由した電荷がコンデンサC1、C2に累積的に充電されることにより昇圧され、高電圧側の入出力端子に出力されるので、この入出力端子からは高電圧が得られる。この昇圧を行うための構成は、本発明の逆電圧変換手段に対応する。
【0070】
この第3の実施の形態に係る車両用電源装置においては、MPU110は以下のように動作する。すなわち、MPU110は、容量センサ170からの検出値を常に監視している。そして、容量センサ170からの検出値が所定値以下になったことを検出すると、第2バッテリ13は、無負荷状態で且つ満充電状態であるかどうかを検査する。これは、上述した第1の実施の形態と同様の方法で行うことができる。
【0071】
そして、第2バッテリ13が無負荷状態で且つ満充電状態であることが検出されると、電圧変換器120内の制御回路121に昇圧開始を指示する制御信号を送る。これにより、電圧変換器120は、第2バッテリ13の出力を昇圧して第1バッテリ12に供給する。これにより、第1バッテリ12の充電が行われる。
【0072】
以上説明した第3の実施の形態に係る車両用電源装置によれば、第1バッテリ12の残存容量が一定以下になったときに第1バッテリ12が充電されるので、第1バッテリ12が空になることを回避できる。また、第1バッテリ12の充電は、第2バッテリ13が無負荷状態で且つ満充電状態であるという条件下で行われるので、第2バッテリ13の残存容量が小さい時に、更に電流を持ち出されることによる第2バッテリ13の劣化を防止できる。
【0073】
(第4の実施の形態)
この第4の実施の形態に係る車両用電源装置は、第3の実施の形態に係る車両用電源装置において、第2バッテリ13の出力を昇圧して第1バッテリ12を充電する場合は発電機10の発電量を抑えるようにしたものである。
【0074】
発電機10は、高電圧側の第1バッテリ12と高電圧負荷151〜15nに直接電力を供給する。この発電機の発電能力(最大電流値)はエンジンの回転数などに依存しているため、負荷の消費電力がこれを越えると回転数を増加させる。また、同じ回転数であっても、要求される消費電力によって発電量を調整する。
【0075】
図3は、この第4の実施の形態に係る車両用電源装置の構成を示すブロック図である。図1に示した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0076】
発電機10は、図3に示すように、その周囲に設けられたセンサにより、第1バッテリ12の電圧、負荷電流、充電電流を監視している。そして、例えばエアーコンディショナ等の高電圧負荷151〜15nの電源が投入された場合には、自動的に回転数をあげるように制御される。この発電機10は、車内LANによりジャンクションボックス11内のMPU110に接続されている。
【0077】
MPU110は、第2バッテリ13が無負荷状態で且つ満充電状態のため電圧変換器120が停止状態であることを車内LANを介して発電機10に通知する。この通知を受け取った発電機10は、高電圧負荷151〜15nによる電力の消費や第1バッテリ12の充電に必要な電力が少ない場合は、発生する電力量を抑制し、エンジンの回転数を上げないように制御する。また、発電機10は、第1バッテリ12の電圧が所定値より低いことを検知した場合は、昇圧命令を車内LANを介してMPU110に送出する。この昇圧命令を受け取ったMPUは、上記第3の実施の形態で説明したようにして、第1バッテリ12を充電する。
【0078】
以上説明した第4の実施の形態に係る車両用電源装置によれば、低電圧側の第2バッテリ13が無負荷で且つ満充電状態である場合、過剰となった電力を昇圧して高電圧側の第1バッテリ12に供給すると共に、発電機10の発電量を抑えるので、燃費を向上させることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、第2バッテリ及び第2負荷に流れる電流値に応じて電圧変換器による電圧変換動作が停止され、電圧変換器では電力が消費されないので、車両用電源装置の低消費電力化が実現できる。また、電圧変換器の電圧変換動作が停止された状態では、第2バッテリからの出力電圧にリップルは発生せず、電圧変換器が電圧変換動作を行っている状態では、第2バッテリを平滑用のコンデンサとして使用できるので、何れの状態でも平滑用のコンデンサを別途設ける必要がない。その結果、車両用電源装置を小型化できると共に、低価格化を実現できる。また、容量センサが第1バッテリの残存容量を検出し、制御手段は、容量センサからの検出値が第1の所定値以下であり、第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態である場合に、逆電圧変換手段による逆電圧変換動作を行わせ、第1バッテリを充電するので、第1バッテリの過放電を防止できる。また、逆電圧変換動作は、第2バッテリが満充電状態且つ無負荷状態の時に行われるので、第2バッテリの残存容量が小さいときに、更に電流が持ち出されることによる第2バッテリの劣化を防止できる。
【0080】
また、請求項2に記載の発明によれば、負荷電流センサで検出された電流値が第2の所定値以下(無負荷状態)であり、且つバッテリ電流センサで検出された電流値が第3の所定値以下(満充電状態)になった時に電圧変換器による電圧変換動作が停止されるので、上記請求項1に記載の発明と同様の作用・効果を奏する。
【0081】
また、請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、スイッチに開放を指示していることにより、第2バッテリが無負荷状態であることを検出できるので、第2負荷に流れる電流値を検出する必要がない。その結果、負荷電流センサが不要になるので、車両用電源装置を安価に構成できる。
【0082】
また、請求項4に記載の発明によれば、負荷電流センサで検出された電流値が所定値以下であり、且つ所定レベル以上のリップルを有する場合に、電圧変換器による電圧変換動作を停止させるようにしたので、第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出する必要がない。その結果、第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するための電流センサが不要になるので、車両用電源装置を安価に構成できる。
【0083】
また、請求項5に記載の発明によれば、第2負荷への電力供給が停止されている状態から第2負荷への電力供給を開始させる際に、電圧変換器による電圧変換動作を開始させるように構成したので、無負荷時は第2バッテリへの過充電を防止できる。また、電力供給を開始する時に起こる第2バッテリの電圧低下を防止できる。
【0086】
更に、請求項6に記載の発明によれば、制御手段の制御によって第2バッテリが満充電状態且つ無負荷状態の時に第1のバッテリが充電されるが、制御手段は、更に、発電機の発電量が少なくなるように制御するので、発電機が消費する燃料が少なくて済み、燃費を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る車両用電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態に係る車両用電源装置で使用される電圧変換器の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第4の実施の形態に係る車両用電源装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 発電機
11 ジャンクションボックス
12 第1バッテリ
13 第2バッテリ
141〜14n 低電圧負荷
151〜15n 高電圧負荷
110 MPU
120 電圧変換器
121 制御回路
1301〜130n、1401〜140n スイッチ
150 負荷電流センサ
160 バッテリ電流センサ
170 容量センサ
F、F11〜F1n、F21〜F2n ヒューズ
C1〜C4 コンデンサ
D1、D2 ダイオード
L1、L2 コイル
T1、T2 パワートランジスタ
Claims (6)
- 電力を発生する発電機と、
前記発電機から出力される電力により充電され、充電された電力を第1負荷に供給する第1バッテリと、
前記第1バッテリの出力電圧を他の電圧に電圧変換する電圧変換器と、
前記電圧変換器から出力される電力により充電され、充電された電力を第2負荷に供給する第2バッテリと、
前記第2バッテリ及び前記第2負荷に流れる電流値に応じて前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させる制御手段と、
前記第1バッテリの残存容量を検出する容量センサとを備え、
前記電圧変換器は、前記第2バッテリの出力電圧を前記第1バッテリの出力電圧に逆電圧変換する逆電圧変換手段を更に備え、前記制御手段は、更に、前記容量センサからの検出値が第1の所定値以下であり、前記第2バッテリが無負荷状態で且つ満充電状態である場合に、前記逆電圧変換手段による逆電圧変換動作を行わせ、前記第1バッテリを充電することを特徴とする車両用電源装置。 - 前記第2負荷に流れる電流値を検出する負荷電流センサと、
前記第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するバッテリ電流センサとを更に備え、
前記制御手段は、
前記負荷電流センサで検出された電流値が第2の所定値以下であり、且つ前記バッテリ電流センサで検出された電流値が第3の所定値以下である場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。 - 前記第2バッテリと前記第2負荷との間に設けられ、前記制御手段からの指示に応答して開閉するスイッチと、
前記第2バッテリの入出力端子に流れる電流値を検出するバッテリ電流センサ、とを更に備え、
前記制御手段は、
前記スイッチに開放を指示しており、且つ前記バッテリ電流センサで検出された電流値が所定値以下である場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。 - 前記電圧変換器の出力端子に流れる電流値を検出する負荷電流センサを更に備え、
前記制御手段は、
前記負荷電流センサで検出された電流値が所定値以下であり、且つ前記負荷電流センサで検出された電流値が所定レベル以上のリップルを有する場合に、前記電圧変換器による電圧変換動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。 - 前記制御手段は、
電力供給が停止されている前記第2負荷への電力供給を開始させる際に、前記電圧変換器による電圧変換動作を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両用電源装置。 - 前記制御手段は、更に、前記発電機の発電量が少なくなるように該発電機を制御する請求項1に記載の車両用電源装置。
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