JP3658310B2 - Pwm制御回路、電動送風機及び電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PWM制御回路、電動送風機及び電気掃除機に関する。ここでいう電気掃除機は、負圧を用いて様々な固体又は流体を収集領域に集める様々な機器を含む。
【0002】
【従来の技術】
電動送風機において、起動時の突入電流(オーバーシュート電流)と異常電流を判別する過電流保護機能を備えるものがある。図12に示すように、電動送風機の起動時に流れる電流は、瞬間的に大きいが、時間とともに下がる。一方、過負荷が継続的にかかったり、電動送風機がロック状態になると、過大な電流が流れ続ける。そこで、過電流検出値Izと過電流検出時間Tzを設定し、過電流検出値Izと過電流検出時間Tzを同時に検出するようにすれば、起動時の突入電流と異常電流とを判別することができる。即ち、Iz<Iで、Tz<Tbになると、異常電流と認識し、電流を遮断する。従来、このような機能を有する各種回路構成が提案されている。
【0003】
しかし、この方法では、時間こそ短いが、起動時に大きな電流が流れてしまい、電気回路上の電子部品に負荷を与えている。そこで、この起動時の突入電流をできるだけ抑える方法が提案されている。例えば、特開昭62−272877号公報に開示されている方法は、PWMインバータ装置において、起動時に一定の時間だけ短いパルス幅の信号を出力し、起動するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例では、起動時に短いパルス幅の信号を出力する具体的な手段が記載されていない。
【0005】
そこで、本発明は、起動時に短いパルス幅の信号を出力する手段として、実現が容易な手段を提供し、起動時の突入電流(オーバーシュート電流)を減らすと共に、特に、電動送風機のような用途に適した、起動時の突入電流を減らす手段を提供するためのものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、搬送波信号と電流制御信号とを比較して当該電流制御信号の大きさに応じて決定されるパルス幅のPWM信号を発生させ、当該PWM信号に基づいて電動送風機のブラシレス電動機を駆動するインバータ回路を制御するPWM制御回路において、前記電動送風機の起動時に、前記ブラシレス電動機の回転位置検出処理を実行し、当該回転位置検出処理のタイミングで割込処理を実行し、当該割込処理毎に、記電流制御信号を変動させて前記PWM信号のパルス幅を増加させるようにした。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電動送風機のPWM制御回路において、前記電動送風機の起動時の突入電流より大きな過電流検出値を設定し、前記ブラシレス電動機の巻線に流れる電流が前記過電流検出値を超えたとき、前記電動送風機の回転を停止させる。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電動送風機のPWM制御回路において、前記電動送風機の起動時に、前記電流制御信号を単調減少させ、前記PWM信号のパルス幅を単調増加させる。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の電動送風機のPWM制御回路において、前記回転位置検出手段の検出信号のエッジをトリガにして前記割込処理をする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の電動送風機のPWM制御回路において、前記PWM制御回路はマイクロプロセッサを備え、前記割込処理中に、前記回転位置検出手段の検出信号を入力する前記マイクロプロセッサの端子の機能を切替える。
【0011】
請求項6記載の発明は、ブラシレス電動機と、このブラシレス電動機に連結された送風機と、前記ブラシレス電動機の回転位置を検出する回転位置検出手段と、パルス信号を発生させるPWM制御回路と、前記パルス信号に基づいて前記ブラシレス電動機を駆動するインバータ回路と、を備え、前記PWM制御回路は、搬送波信号を出力する搬送波発生手段と、前記搬送波信号と電流制御信号とを入力して比較し当該電流制御信号の大きさに応じて決定されるPWM信号を出力する比較手段と、前記ブラシレス電動機の起動時に、前記ブラシレス電動機の回転位置検出処理を実行し、当該回転位置検出処理のタイミングで割込処理を実行し、当該割込処理毎に、前記電流制御信号を変動させて前記パルス信号のパルス幅を増加させる手段と、を有している。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の電動送風機において、前記ブラシレス電動機の巻線に流れる電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段によって検出した電流値が、起動時の前記ブラシレス電動機の突入電流よりも大きな過電流検出値を超えたときに、前記ブラシレス電動機の回転を停止させる手段と、を有している。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の電動送風機において、前記PWM制御回路が、前記ブラシレス電動機の起動時に、前記電流制御信号を単調減少させる手段と、前記パルス幅を単調増加させる手段と、を有する。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項6,7又は8記載の電動送風機において、前記回転位置検出手段の検出信号のエッジをトリガにして前記割込処理をする手段を有する。
【0015】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の電動送風機において、前記PWM制御回路はマイクロプロセッサを備え、前記割込処理中に、前記回転位置検出手段の検出信号を入力する前記マイクロプロセッサの端子の機能を切替える手段を有する。
【0016】
請求項11記載の発明の電気掃除機は、請求項1ないし5の何れか一記載のPWM制御回路を搭載したことを特徴とする。
【0017】
請求項12記載の発明の電気掃除機は、請求項6ないし10の何れか一記載の電動送風機を搭載したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1ないし図11に基づいて説明する。
図1は、電動送風機1の駆動制御回路2を示す回路図である。この駆動制御回路2は、電源部3を駆動源として高周波駆動されるインバータ回路としてのインバータ回路部4から発生する高周波電流によって電動送風機1のブラシレス電動機5を回転駆動するという動作原理を備え、マイクロプロセッサ6を含むPWM(PWM:Pulse Width Modulation、パルス幅変調)制御回路としてのPWM制御部7によってインバータ回路部4を駆動制御するような回路構成となっている。以下、各部の詳細を説明する。
【0019】
電源部3において、商用交流電源PSからの交流電圧は、整流回路8及び平滑コンデンサ9による整流平滑作用により直流電圧に変換され、このような直流電圧の態様でインバータ回路部4に供給される。
【0020】
インバータ回路部4は、6個の半導体スイッチング素子(スイッチング素子)、例えばパワートランジスタを3相ブリッジ接続すると共に、各パワートランジスタと並列にダイオードを接続した構成になっている。このインバータ回路部4は、マイクロプロセッサ6を主体とするPWM制御部7によって出力されるPWM信号に基づいて制御され、交流電流を電動機5の電機子巻線10に供給する。
【0021】
ブラシレス電動機5は、3相のブラシレスDC電動機で、2極対の永久磁石11が埋設された回転子12と、複数の電機子巻線10を有する固定子13とを備える。回転子12のコアは、高い透磁率を有する珪素鋼等からなっている。
【0022】
ここで、電動送風機1の駆動制御回路2は、回転子12の回転位置を検出するための回転位置検出手段としての回転子位置検出手段14を備える。このような回転子位置検出手段14としては、電気角の120°間隔で設置した3つの磁気センサが用いられている。磁気センサとしては、ホールセンサやホールIC等がある。また、実施に際しては、その他の回転子位置検出手段14として、光学式パルスエンコーダを使用する構造、電流を流さない非通電期間に電機子巻線10に誘起される電圧を電圧位相検出手段によって検出する構造などが使用可能である。このような回転子位置検出手段14によって、回転子12の一定間隔毎の磁極位置を検出し、PWM制御部7のマイクロプロセッサ6は、その検出情報である磁極位置を用いて回転子12の回転速度や、各相の通流タイミングを演算して、固定子13の電機子巻線10に適切な電流を与え、回転磁界を発生させる構造となっている。
【0023】
また、電動送風機1の駆動制御回路2は、ブラシレス電動機5における電機子巻線10に流れる電流を検出する電機子電流検出手段15を備える。この電機子電流検出手段15は、ブラシレス電動機5における電機子巻線10に流れる電流を検出する検出手段として構成されている。このような電機子電流検出手段15は、U、V、Wの各相の巻線に流れる電流、Iu、Iv、Iwを検知するための3つの電流センサや、3つの抵抗の両端電圧をPWM制御部7で検出する回路によって構成されている。
【0024】
さらに、電動送風機1の駆動制御回路2は、電機子巻線10に流れる電流を検出する前記とは別の手段として、インバータ回路部4に流れる電流Iinを検出するインバータ回路電流検出手段16と、インバータ回路部4への入力電圧Vdcを検出するインバータ回路入力電圧検出手段17とを備える。インバータ回路電流検出手段16は、電機子巻線10に流れる電流を検出する前記とは別の手段として、インバータ回路部4に流れる電流Iinを検出する物理量検出手段として構成されている。このようなインバータ回路電流検出手段16は、電流センサや、整流回路8と平滑コンデンサ9との間に介在接続された抵抗の両端電圧をPWM制御部7で検出する回路によって構成されている。
【0025】
また、インバータ回路入力電圧検出手段17は、インバータ回路部4への入力電圧Vdcを検出する物理量検出手段として構成されている。このようなインバータ回路入力電圧検出手段17は、整流回路8と平滑コンデンサ9によって整流平滑されてインバータ回路部4に入力される入力電圧VdcをPWM制御部7で検出する回路によって構成されている。
【0026】
図2は、遠心型の送風機18の羽根車21の形状を示す概略図である。このような遠心型の送風機18は、電気掃除機用として、従来から広く使用されている。羽根車21は、主板22、側板23及び複数の羽根24から構成されており、羽根24には複数の凸部が設けられていて、主板22と側板23に設けられた穴に嵌合し加締られて、各々が固定される。
【0027】
次いで、PWM制御部7におけるブラシレス電動機5の制御について説明する。ここでは、上述した電動送風機1のハードウエア構成を共有する制御について説明する。
【0028】
図3は本実施の形態の機能ブロック図である。PWM制御部7が備えるマイクロプロセッサ6は、各種演算処理を実行して各部を集中制御するCPUと各種のメモリとを備えるマイクロコンピュータ(図示せず)であり、メモリに格納された動作プログラムに従い所定の演算処理と各種信号の入出力処理とを実行し、これによって各部を制御する。図3に示す機能ブロック図は、主に、そのようなマイクロプロセッサ6の機能をブロック図化して示している。
【0029】
PWM制御部7は、外部指令部20から出される指令に基づいて、基本的に電動送風機1のブラシレス電動機5の回転子12の磁極位置を検出し、各相への通流タイミングをとり、PWM信号を出力する。
【0030】
このようなPWM制御部7を構成する機能要素として、PWM制御部7は、回転子12の磁極位置、インバータ回路入力電圧及び電流などの電動送風機1に係る物理量の検出部25,33,34、通流タイミング制御部26、回転速度演算部28、回転速度制御部29、電流制御部31、搬送波発生部30、及び比較部32を備えており、マイクロプロセッサ6で処理される。また、これらはソフトウエア処理することも可能である。ソフトウエア処理の利点は、電動送風機1の用途に応じて、ハードウエアを変更することなく、その機能を容易に変更することができることである。
【0031】
このPWM制御部7の基本機能は、電流制御部31において、外部指令部20から与えられる電流指令値Iin*及び電動送風機1に関する物理量の検出値に基づいて、電流制御出力値Iout*が生成され、この電流制御出力値Iout*は、PWM発生部としての比較部32に比較入力され、比較基準として搬送波発生部30から三角波信号が与えられることによって比較部32の出力にPWM信号が取り出される。そして、このPWM信号と、磁極位置検出部25の検出値に基づく通流タイミング制御部26から与えられる各相への通流タイミング信号とにより、適切なPWM信号を発生させる。
【0032】
こうして生成されたPWM信号を受けてドライブ回路19によってインバータ回路部4における半導体スイッチング素子が選択的に駆動制御され、これによって高周波の電圧出力が電動機5の電機子巻線10に供給されてブラシレス電動機5が駆動される。
【0033】
次に、回転速度制御部29の機能について説明する。回転速度制御部29では、回転子12の回転子位置検出手段14によって検出される角度とその経過時間から算出される回転速度演算値Rが、機械的強度などから決まる回転子12の上限回転速度とを比較し、回転速度演算値Rが上限回転速度を越えた場合、回転速度を上限回転速度内に抑えるように制御する。
【0034】
また、回転速度制御部29では、例えば、比例積分制御系となっており、外部指令部20の指令に基づいてマイクロプロセッサ6が各種の駆動モードを認識し、各駆動モードに応じて認識される回転速度指令値Rin*から、回転子12の回転子位置検出手段14によって検出される角度とその経過時間から算出される回転速度演算値Rとを減算し、その減算結果を参照しつつ、(1)式のような式を用いて回転速度出力値Rout*を得る。
【0035】
(1)式中、Rout*は回転速度出力値、Eは回転速度指令値Rin*と回転速度演算値Rとの誤差、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲイン、Tは回転速度の検出周期を各々示す。
【0036】
そして、電流制御部31では、回転速度制御部29から与えられる回転速度制御出力値Rout*及び電動送風機1に関する物理量の検出値に基づいて電流制御出力値Iout*が生成される。この電流制御出力値Iout*は、PWM波形発生部としての比較部32に比較入力され、比較基準として搬送波発生部30からの三角波信号が与えられることによって比較部32の出力にPWM波形が取り出される。そして、このPWM波形と、通流タイミング制御部26から与えられる各相への通流タイミングとにより、適切なPWM信号を発生させる。
【0037】
そして前記同様に、生成されたPWM信号を受けてドライブ回路19によってインバータ回路部4における半導体スイッチング素子が選択的に駆動制御され、これによって高周波の電圧出力がブラシレス電動機5の電機子巻線19に供給されてブラシレス電動機5が駆動される。
【0038】
このような構成において、電動送風機1を構成するブラシレス電動機5は、インバータ回路部4からの電流によって回転駆動され、これによって羽根車21が回転する。電動送風機1は、羽根車21の回転によって流体、例えば空気を吸引する。この際、ブラシレス電動機5は、外部指令部20の状態、ブラシレス電動機5の回転子12の回転位置、インバータ回路部4に流れる電流等に応じて最適な状態で回転駆動される。
【0039】
図4は、PWMの搬送波信号及びPWM制御部7から出力されるPWM信号の関係を示すタイミングチャートである。マイクロプロセッサ6は、或る決められた周期で割込信号を発生させるか、又は、外部から割込信号を受け、この割込信号をトリガとして回転位置検出を含む割込処理を始める。そして前述したように、回転速度演算、回転速度制御、各物理量の検出、電流制御などを処理し、電流制御出力値Iout*を演算する。
【0040】
そして、この電流制御出力値Iout*は、PWM発生部としての比較部32に比較入力され、比較基準として搬送波発生部30から周期Tpの搬送波が与えられることによって比較部32の出力にPWM波形が取り出される。図4に示す例では、搬送波信号の値が、電流制御出力値Iout*以上になると、PWM信号がアクティブになる。よって、このPWM信号の出力周期もTpになる。このようにして、電流制御部31の出力値を、パルス幅に反映し、電機子巻線10に流れる電流量を制御することによって、所望の出力の電動送風機1を得るようにする。
【0041】
なお、搬送波発生部30からの搬送波の周期Tpは可変であり、また、搬送波の値は、所望なタイミングでリセット(ゼロに)することもある。例えば、電動送風機1の各駆動モードに合わせて、割込信号が発生した時に搬送波信号の値をリセットすると、PWM制御部7から出力されるパルスの数をより正確に制御することができる。
【0042】
図5は、PWM制御回路部7の主に、マイクロプロセッサ6における起動時の動作制御例を示すフローチャートチャートである。各種レジスタやフラグの設定、搬送波発生方法など、本発明の内容に直接的に関連の薄い動作の記載は、省略している。
【0043】
このPWM制御部7において、外部指令部20などから与えられる指令に基づいて、まず、図5(a)に示すように、起動時に(ステップS1)、ブラシレス電動機5の回転子12の停止位置を検出する(S2)。次に、電流制御出力値Iout*の初期値X1を設定する(S4)。この初期値X1は、目標とする設定値Xmよりも大きく設定する。そして、その電流制御出力値Iout*と搬送波信号とを比較し、PWM信号を発生させ(S5)、先に検出した回転子12の停止位置に基づいて、適切な相に対応するPWM信号を出力する(S6)。このPWM信号によりインバータ回路部4が動作し、回転子12が回転を始める。
【0044】
その後、マイクロプロセッサ6内部のタイマー信号や外部からの信号により、適時、図5(b)に示すように、回転子21の回転位置を検出する割込処理を行い、その検出値に基づいて適切な相に対応するPWM信号を出力する(S11〜S19)。
【0045】
本実施の形態では、起動時に、前述の回転位置を検出する割込処理の中で(S11,S12)、搬送波信号と比較する電流制御出力値を変更し、PWM信号のパルス幅を増加させる。このような処理は、回転位置を検出する度に、PWM信号のパルス幅をスムーズに増加させることができ、電動送風機1を起動する時の突入電流を小さくすることができる。また、電動送風機1の回転制御に必要な回転位置検出を行う割込処理に追加するだけでよいので、新たな割込処理を設定する必要がなく、ソフトウエアの構成も複雑にならず、さらに、メモリ容量の節約になる。
【0046】
電機子巻線10に流れる電流は、電機子電流検出手段15やインバータ回路電流検出手段16によって検出し、この電流検出値が、起動時の突入電流よりも大きく設定された過電流検出値を超えたとき、ブラシレス電動機5の回転を停止させる。これにより、駆動制御回路2の電子部品の信頼性が向上する。
【0047】
図5では、時間変数DELAYを使い(S3)、起動時に、一定時間が経過する度に(S13)、電流制御出力値Iout*(変数)を、例えば、Iout*−2=Iout*というように単調に減少させ(S15〜S17)、PWM信号のパルス幅PWを単調に増加させている(S14)。
【0048】
この起動時の、時間、電流制御出力値Iout*及びパルス幅PWの関係を図6に示す。このように電流制御出力値Iout*を単調減少させ、PWM信号のパルス幅を単調増加させる方法は、設定が容易で、かつ、突入電流を小さくすることができる。なお、電流制御出力値Iout*の単調減少の度合は、本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設定が可能であることは勿論である。
【0049】
図7は、回転子位置検出手段14としてホールICを使用し、3つのホールICを固定子13に電気角120°間隔で設置したときの、ホールICの出力信号とそのホールICの信号のエッジによって割込処理が発生している状態を示している。この方法では、回転子21が回転を始めれば、電気角60°毎に自動的に割込処理が始まり、回転位置検出処理とともにPWM信号のパルス幅を増加させる。この割込処理は、マイクロプロセッサ6でタイマー等による割込信号の作成などを行う必要がないので、設定が簡単である。また、回転数の上昇に伴って、割込処理の発生間隔が短くなり、逆に、始動時の回転数が低いときは、割込処理の発生時間も長くなるので、始動時の初めに、パルス幅の増加の度合を緩やかにすることが容易である。
【0050】
図8は、ホールICの出力信号を入力するマイクロプロセッサ6の端子36a〜36cの機能を説明した説明図であり、図9は、割込処理中に端子36a〜36cの機能を切替える動作制御を示すフローチャートである。端子36a〜36cは、まず、ホールIC1〜ホールIC3の信号のエッジを検出し割込信号を発生させる機能を与えられている。そして、その割込処理の中で、磁極位置を検出機能に切替える(S10)。そして、磁極位置検出が終わると、ホールIC1〜ホールIC3の信号のエッジを検出する機能に戻る(S20)。このように、回転子位置検出手段14の出力信号を入力する端子36a〜36cを有効に使うことによって、マイクロプロセッサ6とセンサとの新たな配線が必要無くなり、また、マイクロプロセッサ6の端子35の総数を減らすことができる。
【0051】
また、前述したPWM制御回路部7や電動送風機1は、電気掃除機に搭載可能である。図10は、電気掃除機37の外観構成を示す斜視図である。この電気掃除機37は、電気掃除機37の基体をなすハウジング38に対して、先端部に吸込口体39を着脱自在に備えた2分割構成の延長管40が着脱自在に接続されるホース41が着脱自在に取り付けられて構成されている。
【0052】
ハウジング38には、ブラシレス電動機5と送風機18などからなる電動送風機1が内蔵されている。そして、ホース41は、その基端が図示しない集塵室を介して電動送風機1の吸込側に連通するようにハウジング38に接続されており、そのホース41の先端には後方に向けてホース41から分岐する形状の手元操作部43が設けられている。この手元操作部43は、後方に向けてホース41から分岐する先端の自由端の部分が握り部42となっており、この握り部42を握った操作者の親指で操作可能な位置には操作ボタン44が設けられている。その操作ボタン44は、電動送風機1の電源スイッチを兼ね、この電動送風機1を各々異なる駆動状態にする複数種類の運転モードを選択設定することができるように構成されている。つまり、操作ボタン44は、例えば、停止、弱、中、強の4段階に運転モードを切り換える。さらに、先端部に吸込口体39を着脱自在に備えた2分割構成の延長管40は、その手元操作部43に対して着脱自在に取り付けられている。
【0053】
電気掃除機37において、起動時間1〜3秒程度で、電動送風機1の回転数を40000〜50000rpm程度に上げる必要がある。このような電気掃除機37用の電動送風機1において、回転子位置検出手段14の検出信号のエッジをトリガにして割込処理を行い、その割込処理の中で、PWM信号のパルス幅を増加させることは大変有効である。というのも、この方法では、回転子21が回転を始めれば、自動的に割込処理が始まり、回転数の高低に伴って、割込処理の発生間隔が変化する。即ち、始動時の回転数が低いときは、割込処理の発生時間が長く、回転数が高いときは、割込処理の発生間隔が短くなる。従って、起動時の突入電流が大きくなりやすいときは、自動的にパルス幅の増加の度合が緩やかで、突入電流を抑えることができる。さらに、突入電流のピークが過ぎて降下し始めてからは、自動的にパルス幅の増加の度合を加速させ、起動時間1〜3秒程度という短い時間で、40000〜50000rpmという高い回転数に上げることができる。
【0054】
本実施の形態により、図11に示すように、突入電流を減少させることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、電動送風機の起動時に、前記ブラシレス電動機の回転位置検出処理を実行し、当該回転位置検出処理のタイミングで割込処理を実行し、当該割込処理毎に、前記電流制御信号を変動させて前記PWM信号のパルス幅を増加させることによって、容易に突入電流を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動送風機の駆動制御回路を示す回路図である。
【図2】遠心型送風機の羽根車を示す概略図である。
【図3】電動送風機の制御に係るPWM制御部の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】PWM信号及び搬送波信号を示すタイミングチャートである。
【図5】起動時におけるPWM制御部の動作を示すフローチャートである。
【図6】起動時における時間、電流制御出力値Iout*及びパルス幅PWの関係を示す説明図である
【図7】磁気センサの信号と割込処理との関係を示す説明図である。
【図8】マイクロプロセッサの端子の機能を示す説明図である。
【図9】マイクロプロセッサの端子の機能変更を含む割込処理動作を示すフローチャートである。
【図10】電気掃除機の外観構成を示す斜視図である。
【図11】突入電流及び過電流保護を示す説明図である。
【図12】従来の技術における突入電流及び過電流保護を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電動送風機
2 駆動制御回路
4 インバータ回路部
5 ブラシレス電動機
6 マイクロプロセッサ
7 PWM制御回路
10 巻線
14 回転位置検出手段
15 電流検出手段
18 送風機
30 搬送波発生手段
32 比較手段
Claims (12)
- 搬送波信号と電流制御信号とを比較して当該電流制御信号の大きさに応じて決定されるパルス幅のPWM信号を発生させ、当該PWM信号に基づいて電動送風機のブラシレス電動機を駆動するインバータ回路を制御するPWM制御回路において、
前記電動送風機の起動時に、前記ブラシレス電動機の回転位置検出処理を実行し、当該回転位置検出処理のタイミングで割込処理を実行し、当該割込処理毎に、前記電流制御信号を変動させて前記PWM信号のパルス幅を増加させるようにしたことを特徴とする電動送風機のPWM制御回路。 - 前記電動送風機の起動時の突入電流より大きな過電流検出値を設定し、前記ブラシレス電動機の巻線に流れる電流が前記過電流検出値を超えたとき、前記電動送風機の回転を停止させることを特徴とする請求項1記載の電動送風機のPWM制御回路。
- 前記電動送風機の起動時に、前記電流制御信号を単調減少させ、前記PWM信号のパルス幅を単調増加させることを特徴とする請求項1又は2記載の電動送風機のPWM制御回路。
- 前記回転位置検出手段の検出信号のエッジをトリガにして前記割込処理をすることを特徴とする請求項1,2又は3記載の電動送風機のPWM制御回路。
- 前記PWM制御回路はマイクロプロセッサを備え、前記割込処理中に、前記回転位置検出手段の検出信号を入力する前記マイクロプロセッサの端子の機能を切替えることを特徴とする請求項4記載の電動送風機のPWM制御回路。
- ブラシレス電動機と、
このブラシレス電動機に連結された送風機と、
前記ブラシレス電動機の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
パルス信号を発生させるPWM制御回路と、
前記パルス信号に基づいて前記ブラシレス電動機を駆動するインバータ回路と、
を備え、
前記PWM制御回路は、
搬送波信号を出力する搬送波発生手段と、
前記搬送波信号と電流制御信号とを入力して比較し当該電流制御信号の大きさに応じて決定されるパルス幅のPWM信号を出力する比較手段と、
前記ブラシレス電動機の起動時に、前記ブラシレス電動機の回転位置検出処理を実行し、当該回転位置検出処理のタイミングで割込処理を実行し、当該割込処理毎に、前記電流制御信号を変動させて前記パルス信号のパルス幅を増加させる手段と、
を有していることを特徴とする電動送風機。 - 前記ブラシレス電動機の巻線に流れる電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段によって検出した電流値が、起動時の前記ブラシレス電動機の突入電流よりも大きな過電流検出値を超えたときに、前記ブラシレス電動機の回転を停止させる手段と、を有していることを特徴とする請求項6記載の電動送風機。
- 前記PWM制御回路が、前記ブラシレス電動機の起動時に、前記電流制御信号を単調減少させる手段と、前記パルス幅を単調増加させる手段と、を有することを特徴とする請求項6又は7記載の電動送風機。
- 前記回転位置検出手段の検出信号のエッジをトリガにして前記割込処理をする手段を有することを特徴とする請求項6,7又は8記載の電動送風機。
- 前記PWM制御回路はマイクロプロセッサを備え、前記割込処理中に、前記回転位置検出手段の検出信号を入力する前記マイクロプロセッサの端子の機能を切替える手段を有することを特徴とする請求項9記載の電動送風機。
- 請求項1ないし5の何れか一記載のPWM制御回路を搭載したことを特徴とする電気掃除機。
- 請求項6ないし10の何れか一記載の電動送風機を搭載したことを特徴とする電気掃除機。
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