JP3657530B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリなど電子写真方式の画像形成装置では、像担持体(感光体)上に形成された潜像画像を現像することによりトナー像を形成し、形成されたトナー画像を搬送手段にて搬送される用紙に転写し、そして定着することにより、用紙上に画像を形成している。この像担持体としては、外周面に感光塗膜が形成された円筒状の感光体ドラムが一般的に使用されている。
【0003】
このような感光体ドラムを用いて良好な画像形成を行うには、感光体ドラムを定期的に交換する必要がある。そこで、感光体ドラムを画像形成装置本体と着脱容易にするために、感光体ドラムは交換可能なユニット構造に納められている。そして、感光体ドラムは、画像形成装置本体の回転駆動部より回転駆動力を受け、これにより回転動作を行えるようになっている。この画像形成装置本体から回転駆動力を伝達する手段としては、例えば特開昭64−21466号公報に開示されているような歯車伝達手段や、駆動部と被駆動部とにそれぞれ凹部形状と凸部形状を形成し、それぞれを噛み合わせるようにしたカップリング手段(継手手段)等が一般的に使用されている。
【0004】
一方、感光体ドラムを用いて好適な画像を形成するためには、感光体ドラムにムラのない回転を与えることが必要である。このとき、感光体ドラムへの動力伝達手段におけるガタ等の発生が問題になる。
【0005】
このような回転ムラの発生を防止するために、上記特開昭64−21466号公報に記載の歯車伝達手段では、感光体ドラムが取り付けられたフランジにテーパをつけた内歯車を設け、駆動部側にテーパをつけた外歯車を設け、これらを歯合させている。これにより、感光体ドラムへの動力伝達手段のガタを抑制している。
【0006】
また、特許第3078464号公報には内歯車付フランジを備えた感光体装置が記載されている。この感光体装置は、フランジに補強部材を備えている。また、感光体ドラムは、外歯車である駆動歯車を介してフランジの内歯車に駆動力が伝達され、これにより、回転する。また、駆動歯車は、フランジの内歯車と比較するとその大きさは小さい。このような構成とすることにより、内歯車の噛み合い精度を維持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭64−21466号公報に記載の構成では、駆動部側と感光体ドラム側とを精度よく製造したとしても、偏心誤差や歯合時の相互間の軸ズレ等を皆無にすることは不可能であり、偏心や軸ズレがどうしても発生してしまう。その状態でガタなく連結させると、連結部分に無理な力がかかるなどしてかえって歯合状態を不安定とする力が働き、スムーズな回転が得られないという問題が発生する。また、連結部分にテーパが設けられているため、感光体ドラムを軸方向に移動させる力も働き、感光体ドラムの軸方向の周期的な位置ズレが発生しやすいという問題もある。
【0008】
また、上記特許第3078464号公報に記載の構成では、画像形成装置本体側の駆動歯車が片持ち構造とならざるをえない。このため、駆動伝達時の負荷変動などから外歯車と内歯車との軸間を変動させることとなり、感光体ドラムの安定した回転が得られない。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動部側からの回転駆動力を、回転ムラを伴うことなく伝達可能とし、さらに、それに作用するユニットへも回転駆動力を回転ムラを伴うことなく伝達可能とする画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、外周に感光層を有するドラム筒を備えた感光体ドラムを有す る感光体ドラムユニットを、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した画像形成装置であって、上記ドラム筒は、その一端に第1フランジと、他端に第2フランジと、ドラム筒の中心を通るように上記両フランジを支持する回転軸とを備え、上記第1フランジは、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、上記感光体ドラムに作用するプロセスユニットに回転駆動力を伝達する出力部とを有し、上記回転軸の一方端は、上記第2フランジより突出し、かつ、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材により回転自在に支持され、上記回転軸の他方端は、上記入力部および出力部とオーバーラップする位置まで伸び、該オーバーラップする位置において、上記回転軸の他方端は、画像形成装置本体から上記ドラム筒に回転駆動力を伝達するために画像形成装置本体に配されている軸に設けられている嵌合部に嵌合することを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、感光体ドラムの回転軸を支持する嵌合部と、感光体ドラムに画像形成装置から回転駆動力を入力する入力部と、感光体ドラムから感光体ドラムに作用するプロセスユニットへ回転駆動力を出力する部分とが、感光体ドラムの回転軸と直角の同一断面上に位置する。従って、感光体ドラムへの回転駆動力の入出力を精度よくスムーズに行なうことができ、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれの原因となる力が発生しない。
【0012】
また、感光体ドラムの回転軸を中間部材を用いずに直接駆動軸に嵌合させるため、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれが発生しない。従って、高精度に感光体ドラムを画像形成装置本体に嵌合させることができる。
【0013】
上記の画像形成装置は、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材は、画像形成装置本体の上記軸を支持する支持部材により支持されていることが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された際に、感光体ドラムが画像形成装置本体の軸に支持され、感光体ドラムユニットのフレームが画像形成装置本体における軸を支持する支持部材によって支持されることとなる。これにより、感光体ドラムと感光体ドラムユニットのフレーム部材とを完全に非接触とすることができる。
【0015】
従って、感光体ドラムが画像形成装置本体側および感光体ドラムユニット側の両方で拘束されることにより過剰拘束された状態になることを避けることができるため、感光体ドラムをスムーズ、かつ、高精度で回転動作させることができる。
【0016】
上記の画像形成装置においては、上記出力部は、上記フランジの外周に形成されている外歯車からなり、上記入力部は、上記フランジの内周に形成されている内歯車からなり、該内歯車は、プラス転位されて形成されると共に歯形がインボリュート曲線からなることを特徴とすることもできる。
【0017】
上記の構成によれば、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部が、フランジの内周に形成された内歯車により構成されていることにより、例えば、画像形成装置本体において入力部に回転駆動力を伝達するための装置出力部は、入力部の内歯車に歯合するような外歯車により構成することができる。従って、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。また、フランジの外周に形成された外歯車からなる出力部によってプロセスユニットへ回転駆動力を伝達することにより、プロセスユニットにムラのない回転を与えることができる。
【0018】
また、入力部の内歯車がプラス転位されて形成されているため、画像形成装置本体(装置出力部)と感光体ドラムとの係合を、上記内歯車と同じ歯数を有する外歯車を用いて実現することができる。さらに、装置出力部における外歯車と入力部の内歯車との間には、バックラッシを設けることができる。従って、入力部の内歯車の回転中心と装置出力部の回転中心との軸ズレや偏心を吸収することができる。これにより、感光体ドラムの回転の安定化を図ることができる。
【0019】
さらに、上記のように装置出力部に入力部の内歯車と同じ歯数を有する外歯車を用いる場合、入力部の内歯車がプラス転位されて形成されているため、装置出力部の外歯車がマイナス転位されて形成されていなくても、感光体ドラムの画像形成装置本体への装着が容易になる。これにより、画像形成装置本体における装置出力部を構成する部材の大きさを標準形状より小さく形成する必要がない。従って、画像形成装置本体における装置出力部の強度を確保することができる。
【0020】
しかも、内歯車の歯形がインボリュート曲線からなるので、入力部の内歯車の回転中心と装置出力部の回転中心との軸ズレや偏心を、例えばバックラッシにより吸収した場合でも、画像形成装置本体の装置出力部の回転を、正確に感光体ドラムへ伝達することができる。
【0021】
上記の画像形成装置においては、上記感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に着脱するカップリング部は、上記入力部であって、第1フランジの内周に形成され歯形がインボリュート曲線で表される内歯車からなる上記入力部と、歯形がインボリュート曲線で表され歯数が上記内歯車と同数である外歯車を有し、画像形成装置本体から回転駆動力を上記入力部に出力するために画像形成装置本体に形成されている装置出力部とを有していることを特徴とすることもできる。
【0022】
上記の構成によれば、感光体ドラムのフランジにおいて内歯車からなる入力部と、画像形成装置本体において外歯車からなる装置出力部とが、感光体ドラムと画像形成装置本体とのカップリングとして機能する。また、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車とは、共に歯形はインボリュート曲線で表され、歯数も等しい。従って、安定したカップリングとなり、画像形成装置本体は、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。即ち、画像形成装置本体から感光体ドラムに、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0023】
また、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車とで、歯数を同一としたことにより、全ての歯を用いて(全周で)回転駆動力を伝達することができる。従って、装置出力部の外歯車を回転させる駆動軸に対して、内歯車が装置出力部から受ける力は均一となるため、駆動軸の軸倒れ等のトラブルが発生しにくく、長期にわたって精度の高い回転の伝達が可能となる。
【0024】
また、従来のカップリングでは、装置出力部の形状精度の測定が不可能であった。しかしながら、歯車は測定方法がJGMAやJISで規格化されているため、それらの精度等級を適用することで、装置出力部の形状精度の測定が可能となる。これにより、装置出力部の形状精度を容易に管理することができる。
【0025】
上記の画像形成装置は、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車との間に、バックラッシが設けられると共に、入力部の内歯車が、プラス転位されて形成されていることが好ましい。
【0026】
上記の構成によれば、感光体ドラムユニット装着時にカップリングとして機能する歯車を内歯車にスムーズに係合させることができる。
【0027】
また、上記の構成によれば、装置出力部の外歯車がマイナス転位されて形成されていなくても、感光体ドラムの画像形成装置本体への装着が容易になる。これにより、画像形成装置本体における装置出力部を構成する部材の大きさを標準形状より小さく形成する必要がない。従って、画像形成装置本体における装置出力部の強度を確保することができる。
【0028】
上記の画像形成装置においては、出力部と入力部とが、感光体ドラムの回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることが好ましい。
【0029】
上記の構成によれば、フランジに対する入出力により発生する力が同一断面上で発生することになる。このため、フランジをこじる力が発生せず、感光体ドラムのスムーズな回転を得ることができる。またさらに、フランジから回転駆動力を出力されるプロセスユニットの回転部材へもスムーズな回転を与えることができる。従って、感光体ドラムおよびプロセスユニットの回転が安定した画像形成装置を提供することができる。
【0030】
上記の画像形成装置は、プロセスユニットが、感光体ドラムに圧接して現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラを有する現像ユニットであることが好ましい。
【0031】
上記の構成によれば、感光体ドラムに作用する現像ローラが感光体ドラムに対して圧接されていても、相互に対して回転を乱す力が働かず、感光体ドラムに対して現像ローラのスムーズな回転動作が得られる。その結果、バンディング(画像の周期的な濃淡ムラ)のない画像を形成することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】
図3は、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの構成を示す説明図である。本プリンタは、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対してカラー画像を形成するものである。本プリンタは、図3に示すように、光学ユニット1a・1b・1c・1d、現像器(プロセスユニット、現像ユニット)2a・2b・2c・2d、感光体ドラム3a・3b・3c・3d、クリーナユニット4a・4b・4c・4d、帯電器5a・5b・5c・5d、転写搬送ベルトユニット8、定着ユニット12、用紙搬送路S、給紙トレイ10および排紙トレイ15を有している。
【0034】
なお、本プリンタにおいて扱われる画像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、光学ユニット1a〜1d、現像器2a〜2d、感光体ドラム3a〜3d、クリーナユニット4a〜4d、帯電器5a〜5dは、各色に応じた4種類の潜像およびトナー像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられており、各色ごとに画像形成ステーションが構成されている。ここでは、aがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローにそれぞれ対応している。
【0035】
感光体ドラム3a〜3dは、本プリンタのほぼ中心部に後述する転写ベルト7の外周に接するようにして配置(装着)されている。そして、各感光体ドラム3a〜3dの外側に、帯電器5a〜5d、光学ユニット1a〜1d、現像器2a〜2d、クリーナユニット4a〜4dが各色毎にそれぞれ配置されている。
【0036】
帯電器5a〜5dは、感光体ドラム3a〜3dの表面を所定の電位に均一に帯電させるためのチャージャー型の帯電器である。
【0037】
光学ユニット1a〜1dは、図示しないレーザー照射部および反射ミラーを備え、本プリンタにおけるレーザスキャニングユニット(LSU)である。そして、光学ユニット1a〜1dは、帯電された感光体ドラム3a〜3dをレーザー光によって露光することにより、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。
【0038】
現像器2a〜2dは、各感光体ドラム3a〜3d上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。この現像器2a〜2dは、感光体ドラム3a〜3dに圧接されて表面にトナーを付与する現像ローラ11a・11b・11c・11dを有している。現像ローラ11a〜11dも各々各色に対応する。クリーナユニット4a〜4dは、現像・画像転写後における感光体ドラム3a〜3d上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
【0039】
感光体ドラム3a〜3dの下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7、転写ベルト駆動ローラ、転写ベルトテンションローラ、複数の転写ベルト従動ローラ、転写ローラ6a・6b・6c・6d、および、転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
【0040】
転写ベルト駆動ローラ、転写ベルト従動ローラおよび転写ベルトテンションローラは、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
【0041】
転写ローラ6a〜6dは、中間転写ベルトユニットの内側のフレーム(図示せず)に回転可能に軸支されており、転写ベルト駆動ローラ、転写ベルト従動ローラおよび転写ベルトテンションローラとともに、転写ベルト7を張架している。この転写ローラ6a〜6dは、感光体ドラム3a〜3dのトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送されるシートに転写するためのものである。
【0042】
転写ベルト7は、各感光体ドラム3a〜3dに接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3a〜3dに形成された各色のトナー像をシートに順次的に重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この転写ベルトは、厚さ100μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
【0043】
感光体ドラム3a〜3dからシートへのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6a〜6dによって行われる。転写ローラ6a〜6dには、トナー像を転写するために、例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加されている。転写ローラ6a〜6dは、例えばステンレスなどからなる直径8〜10mmの金属軸をベースとするローラである。また、転写ローラ6a〜6dの表面は、例えばEPDMや発泡ウレタンなどの導電性を有する弾性材料により覆われている。この導電性の弾性材料により、シートに対して均一に高電圧を印加することができる。
【0044】
また、感光体ドラム3a〜3dから転写ベルト7に付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるようになっている。
【0045】
給紙トレイ10は、印刷に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、本プリンタの画像形成部の下側に設けられている。また、本プリンタの上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートを載置するためのトレイである。
【0046】
また、本プリンタには、給紙トレイ10のシートを転写搬送ベルトユニット8や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、これらトレイ10・15および用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着ユニット12、搬送ローラ13…が配されている。
【0047】
搬送ローラ13…は、シートの搬送を促進、補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚ずつ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
【0048】
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、感光体ドラム3a〜3d上のトナー像をシートに位置合わせして多重転写できるように、感光体ドラム3a〜3dの回転にあわせてシートをタイミングよく搬送する機能を有している。即ち、レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、各感光体ドラム3a〜3d上のトナー像の先端をシートにおける印刷範囲の先端に合わせてシートを搬送するように設定されている。
【0049】
定着ユニット12は、ヒートローラ21、加圧ローラ22、離型剤塗布ローラ23・24を備えており、ヒートローラ21および加圧ローラ22は、シートを挟んで回転するようになっている。また、ヒートローラ21は、図示しない温度検出器の出力値に基づいて図示しない制御部によって所定の定着温度となるように設定されている。そして、ヒートローラ21は加圧ローラ22とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して多色トナー像を熱定着させる機能を有している。
【0050】
給紙トレイ10から、用紙搬送路Sに供給されたシートは、まず用紙搬送路Sによりレジストローラ14まで搬送される。そして、所定のタイミングでシートを転写ベルト7上に送る。シートは転写ベルト7上をB方向に定着ユニット12まで搬送される。その搬送されている間に、感光体ドラム3a〜3dおよび転写ローラa〜6dなどにより、感光体ドラム3a〜3d上のトナー像がシートに転写される。この多色トナー像定着後のシートは、搬送ローラ13…によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
【0051】
なお、ここでは画像形成装置としてカラープリンタについて説明しているが、単一の画像形成ステーションを備えた構成のものを用いてもかまわない。
【0052】
以下、図1、図2、図4ないし図10に基づいて、例えば上述したプリンタなどの画像形成装置における感光体ドラム3およびその周辺部の構成について説明する。
【0053】
図2(a)は、画像形成装置本体の構成を示す説明図であり、図2(b)は、感光体ドラム3を有する感光体ドラムユニットの要部の構成を示す説明図であり、図2(c)は、現像器2(プロセスユニット、現像ユニット)の構成を示す説明図である。
【0054】
図1に示すように、図2(a)に示す画像形成装置本体には、図2(b)に示す現像ローラ11を備えた現像器2と、図2(c)に示す感光体ドラム3とが装着されている。
【0055】
図4に示すように、感光体ドラム3は画像形成装置本体における歯車67に、現像器2は歯車52に嵌合されて装着される。
【0056】
まず、感光体ドラム3の構成について、図5に基づいて説明する。
【0057】
感光体ドラム3は、図5に示すように、ドラム筒(感光体ドラム本体)31、フロント側ドラムフランジ部32b、リア側ドラムフランジ部32aおよびアース部材33を備えている。フロント側ドラムフランジ部32bおよびリア側ドラムフランジ部32aは、ドラム筒31の両端部に嵌め込まれるようにして取り付けられている。
【0058】
フロント側ドラムフランジ部32bおよびリア側ドラムフランジ部32aの中心には、感光体ドラムユニットフレーム34に設けられた軸受35にて支持されているドラム軸30(回転軸)が貫通して嵌め込まれている。ドラム軸30は、外径が6mm程度の鉄系の金属シャフトである。ドラム軸30には、リア側ドラムフランジ部32a(フランジ、第1フランジ)の外側において抜け防止のピン37が取り付けられている。
【0059】
アース部材33は、ドラム筒31の内周およびドラム軸30に接するようにしてフロント側ドラムフランジ部32b(第2フランジ)に取り付けられており、金属製のドラム筒31をドラム軸30を介して接地している。
【0060】
また、感光体ドラムユニットフレーム34(フレーム部材)は、感光体ドラム3を収納する感光体ドラムユニットの筐体である。感光体ドラム3を、その交換等のために画像形成装置本体から取り出す際には、感光体ドラムユニットフレーム34ごと取り出す。
【0061】
リア側ドラムフランジ部32aには、ドラム軸30を中心とした内歯車36(入力部、カップリング部)および外歯車(出力部)38が形成されている。内歯車36は、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部である。また、外歯車38は、ドラム筒31に作用する現像ローラ11へ回転駆動力を伝達する出力部である。
【0062】
また、リア側ドラムフランジ部32aからは、ドラム軸30の先端の一部が突出している。
【0063】
次に、感光体ドラム3を駆動するための駆動部について説明する。
【0064】
感光体ドラム3を駆動するために画像形成装置本体に設けられている駆動部は、図1および図2(a)に示すように、駆動モータ60、歯車61、駆動軸62(軸)、軸受63、ハウジング64(支持部材)、軸受65、止め輪66および歯車67(外歯車、装置出力部)を備えている。
【0065】
駆動モータ60は、画像形成装置本体の駆動フレーム68に取り付けられている。駆動モータ60のモータ軸60aには歯車が形成されている。この歯車は、歯車61とかみ合うようになっている。
【0066】
歯車61は駆動軸62に取り付けられており、駆動モータ60からの回転駆動力を駆動軸62に伝達している。駆動軸62は、駆動フレーム68に取り付けられた軸受63、および、画像形成装置本体の本体フレーム69に取り付けられたハウジング64の軸受65により画像形成装置本体側に支持されている。駆動軸62は、外径が10mm程度の鉄系の金属シャフトであり、比較的高い剛性を有している。また、駆動軸62には、ハウジング64に対して歯車61側に止め輪66が取り付けられている。この止め輪66は、駆動軸62にかかる軸方向の力を受けている。
【0067】
また、駆動軸62には、ハウジング64に対して止め輪66とは反対側であり感光体ドラム3が位置する側に、歯70を有する歯車67が取り付けられている。この歯車67は外歯車となっており、また、歯数は感光体ドラム3のリア側ドラムフランジ部32aに形成された内歯車36と同数である。このため、歯車67は、内歯車36とかみ合うようになっている。
【0068】
この歯車67と内歯車36とにより、駆動軸62と感光体ドラム3とを着脱可能に連結し、駆動モータ60からの回転駆動力を感光体ドラム3に伝達するようになっている。即ち、歯車67・36は、駆動軸62と感光体ドラム3とのカップリングとして機能する。なお、歯車67および内歯車36に関しては、さらに後述する。
【0069】
従来のカップリングでは、画像形成装置本体から回転駆動力を感光体ドラムに出力する装置出力部の形状精度の測定が不可能であった。
【0070】
しかしながら、歯車は測定方法がJGMAやJISで規格化されている。従って、それらの精度等級を適用することで、装置出力部である歯車67の形状精度の測定が可能となる。これにより、装置出力部の形状精度を容易に管理することができる。
【0071】
さらに、駆動軸62における歯車67が取り付けられている側の端面の中心には、軸方向に延びる穴62a(嵌合部)が形成されている。この穴62aは、ドラム軸30の先端が嵌め込まれるようになっている。これにより駆動軸62とドラム軸30との位置および軸方向が一致するようになっている。
【0072】
このように、また、感光体ドラム3の回転軸であるドラム軸30を中間部材を用いずに直接駆動軸62に嵌合させるため、感光体ドラム3のドラム軸30と駆動軸62との間に軸ずれが発生しない。従って、高精度に感光体ドラム3を画像形成装置本体に嵌合させることができる。
【0073】
なお、ドラム軸30の一端、即ち、リア側ドラムフランジ部32aから突出しているドラム軸30の先端の一部は上記のように駆動軸62により支持されており、感光体ドラムユニットフレーム34には支持されていない。一方、フロント側ドラムフランジ部32bから突出しているドラム軸30の一端は、感光体ドラムユニットフレーム34の軸受35に支持されている。
【0074】
これにより、感光体ドラム3を有する感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された際には、感光体ドラム3が画像形成装置本体の駆動軸62に支持され、感光体ドラムユニットフレーム34が駆動軸62を支持するハウジング64によって支持されることとなる。即ち、感光体ドラムユニットフレーム34はハウジング64により画像形成装置本体に支持される。従って、感光体ドラム3と感光体ドラムユニットフレーム34とを完全に非接触とすることができる。
【0075】
これにより、ドラム軸30が画像形成装置本体および感光体ドラムユニットの両方に拘束されるにより過剰拘束された状態になることを避けることができる。従って、ドラム軸30の回転をスムーズにすることができ、感光体ドラム3をスムーズ、かつ、高精度で回転動作させることができる。
【0076】
また、感光体ドラム3には現像器2が隣接して設けられている。この現像器2の現像ローラ11は、ドラム筒31の外周に所定の力で図1中矢印Aの向きに圧接するようになっている。圧接のための力は、現像器2に懸架された図示しないバネなどの弾性部材により付与される。現像器2は、所定の位置を支点として上記弾性部材により回転方向に変位するようになっている。なお、圧接のための力は通常700〜2000gであり、ここでは1000gとしている。
【0077】
現像ローラ11とドラム筒31とは、それぞれの回転軸が互いに平行になるように配置されている。現像ローラ11は、芯金の周囲に弾性ゴム層を設けた外径16mm程度のゴムローラであり、このゴムローラ表面で現像剤(トナー)を搬送してドラム筒31の表面に現像剤を供給し、ドラム筒31の表面に形成される静電潜像を現像するようになっている。
【0078】
現像ローラ11は、現像器2を構成する現像ユニット(プロセスユニット)の現像ユニットケース40に対して軸受41を介して取り付けられている。また、軸受41に対して現像ローラ11と反対側に、止め輪45および平ワッシャ46が取り付けられている。なお、現像ローラ11も画像形成装置本体から取り出し可能であり、現像ローラ11を画像形成装置本体から取り出す際には、現像ユニットケース40ごと取り出す。現像ユニットと感光体ドラムユニットとは別体であり、個別に取り出すことができる。
【0079】
これにより、現像ユニットと感光体ドラムユニットとは別個に支持されていることなり、感光体ドラム3に作用する現像ローラ11が感光体ドラム3に対して圧接されていても、相互に対して回転を乱す力が働かず、感光体ドラム3に対して現像ローラ11のスムーズな回転動作が得られる。その結果、バンディング(画像の周期的な濃淡ムラ)のない画像を形成することができる。
【0080】
現像ローラ11を回転させるための回転駆動力は、感光体ローラ3から伝達される。より具体的には、感光体ドラム3のリア側ドラムフランジ部32aに形成された外歯車38とかみ合い、従って感光体ドラム3の回転により回転する歯車52が画像形成装置本体に設けられている。この歯車52の回転が、カップリング43を介して現像ローラ11に伝達されるようになっている。歯車52は、画像形成装置本体の本体フレーム69に固定された支持軸50に対して、軸受51を介して取り付けられている。
【0081】
カップリング43は現像器2側に設けられており、歯車52の回転中心軸と、現像ローラ11の回転中心軸との位置ズレ等を吸収するためのものである。このカップリング43としてはオルダム継手が一般的であり、現像ローラ11側から順に第1部材47、第2部材48、第3部材49の各部材からなる3節構造を有している。
【0082】
図2(b)に示すように、第1部材47および第3部材49は、それぞれ第2部材48側に、半径方向に延びる直方体状の凸部を有している。第2部材48は、第1部材47側および第3部材49側に、それぞれ第1部材47および第3部材49の凸部が歯合する凹部を有している。第2部材48の両側の凹部は、互いに直交する方向に延びている。これらの凸部と凹部とは、凸部が凹部に歯合した状態で長手方向に摺動可能であり、これにより歯車52の回転中心軸と、現像ローラ11の回転中心軸との位置ズレ等を吸収することができるようになっている。このようなカップリング43を用いることにより、同一直線上にない平行な2軸間においても、角速度を変化させることなく回転駆動力を伝達することができる。
【0083】
現像ローラ11の軸芯位置は決まった位置に固定されているのではなく、現像器2から現像ローラ11に与えられる圧接力とその力による現像ローラ11の微小な弾性変形のバランスによって決まる。
【0084】
例えば、3節構造のカップリング43ではなく、単純な駆動側と被駆動側との二つの部材によるカップリングを用いたとすると、カップリングの両部材による芯出し力の働きにより現像ローラ11をカップリング中心位置に向かって動かそうとする力が発生してしまう。
【0085】
これに対して、上記3節構造のカップリング43では上記のような力が働かないので、安定したバランスを保ちながら現像ローラ11をスムーズに回転させることができる。
【0086】
なお、第1部材47は、現像ローラ11に対して軸方向には摺動可能であり、回転方向には摺動不可能になるように取り付けられている。また、図2(b)・図6に示すように、第1部材47は歯車52に形成された凹部53に歯合する凸部47aを有しており、歯車52からの回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0087】
このカップリング43は、現像器2が画像形成装置本体に取り付けられた状態では、圧縮スプリング44により歯車52に押し当てられるようになっている。また、カップリング43は、現像器2が画像形成装置本体から取り外された状態では、圧縮スプリング44により現像器2のカバー42に押し当てられるようになっており、これにより脱落せずに現像器2に保持される。
【0088】
なお、ここではリア側ドラムフランジ部32aの外歯車38の歯数を37とし、歯車52の歯数を16としている。ドラム筒31の外径を30mmとすると、現像ローラ11の外径が16mmであることから、現像ローラ11の外周面が、ドラム筒31の外周面に対して1.23倍の速度で回転するようになる。一般的には、現像ローラ11の外周面が、ドラム筒31の外周面に対して1.1倍〜1.5倍程度である。このように、現像ローラ11の外周面よりドラム筒31の外周面の速度を大きくすることにより、ドラム筒31の表面に対する現像剤の供給不足を回避している。
【0089】
現像器2による現像方式は、ここでは非磁性1成分接触現像方式としている。この場合は、現像ローラ11の表面の材質が弾性ゴム材である場合が多く、ドラム筒31に対して現像ローラ11を圧接させ上記のようにドラム筒31の周速より現像ローラ11の周速を速くする場合が多い。この場合、鏡面状のドラム筒31の表面にゴム状の現像ローラ11をこすりつけているので、駆動負荷はかなりのトルクとなる。
【0090】
このとき、感光体ドラム3と現像ローラ11とが別々の回転駆動手段から駆動力を受ける場合には、それぞれの駆動系のバックラッシにより、瞬間的に感光体ドラム3が先回りする現象が起こり、ガタガタ回転となる場合がある。その結果、現像画像にバンディングが発生する。
【0091】
しかしながら、ここでは、現像ローラ11の回転駆動を感光体ドラム3に一体的に構成された外歯車38により伝達するようにしている。即ち、現像ローラ11が、感光体ドラム3に対する回転駆動手段とは別の回転駆動手段から駆動力を受けるのではなく、感光体ドラム3が受けた駆動力を感光体ドラム3から伝達されるようになっている。これにより、現像画像において、バンディングの発生を防止することができる。
【0092】
感光体ドラム3の外歯車38により現像ローラ11への回転駆動力を伝達する場合、現像ローラ11を含む現像ユニットの回転負荷が大きくなり、現像ローラ11側の歯車52が逃げようとする力が働く。しかしながら、ここでは現像ローラ11側の歯車52を感光体ドラム3の駆動軸62を支持する本体フレーム69に設けた支持軸50により支持している。これにより、歯車52の逃げを防止して、良好な回転駆動力の伝達を行うことができる。
【0093】
以上のように、画像形成装置本体と感光体ドラム3とは、内歯車36と外歯車である歯車67とがかみ合うことにより取り付けられている。従って、感光体ドラム3にムラのない回転を与えることができる。即ち、画像形成装置本体から感光体ドラム3に、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0094】
また、外歯車38からなる出力部によって、現像器2へ回転駆動力を伝達することにより、現像器2にムラのない回転を与えることができる。即ち、感光体ドラム3から現像ローラ11に、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0095】
また、リア側ドラムフランジ部32aに、入力部である内歯車36と出力部である外歯車38とが形成されている。即ち、入力部と出力部とが、感光体ドラム3の回転軸であるドラム軸30に対して直角の同一断面に存在するように形成されている。
【0096】
これにより、リア側ドラムフランジ部32aに対する入出力により発生する力が同一断面上で発生することになる。従って、リア側ドラムフランジ部32aをこじる力が発生せず、感光体ドラムのスムーズな回転を得ることができる。またさらに、リア側ドラムフランジ部32aから回転駆動力を出力される現像器2へもスムーズな回転を与えることができる。
【0097】
なお、ここでは感光体ドラム3の外歯車38、および現像ローラ11側の歯車52を平歯車としているが、これに限定されるものではなく、滑らかな動力伝達をさらに可能とするはすば歯車としてもよい。また、モータ軸60aの歯車および歯車61も同様である。
【0098】
次に、歯車67とリア側ドラムフランジ部32aとの連結についてさらに詳細に説明する。
【0099】
歯車67およびリア側ドラムフランジ部32aの、駆動軸62およびドラム軸30の軸方向に直交する面における断面図を図7に示す。
【0100】
同図に示すように、歯車67は、リア側ドラムフランジ部32aに形成された内歯車36にかみ合うようになっている。ここで、歯車67と内歯車36とは同じ歯数である。従って、歯車67と内歯車36とは、回転数を変換するためのものではなく、駆動軸62とリア側ドラムフランジ部32aとを着脱可能に連結し、駆動軸62からの回転駆動力をリア側ドラムフランジ部32aに伝達するためのものである。
【0101】
歯車67と内歯車36とは、適度なバックラッシが存在するように設定されている。これにより、感光体ドラム3の装着時に、歯車67が内歯車36に容易に挿入され、かみ合うようになる。また、歯車67と内歯車36との間に軸ズレや偏心が生じていたとしても、バックラッシによりこれらを吸収させることができる。
【0102】
また、図8は、適度なバックラッシが設けられていない状態で、歯車67と内歯車36との間に軸ズレや偏心が生じた場合を示しており、歯車67が内歯車36にくい込んでいる状態を示している。
【0103】
本実施の形態における画像形成装置は、図7に示すように、歯車67と内歯車36との間に適度なバックラッシが存在するように設定されている。従って、図8に示すような歯が無理にかみ込んだ状態となることによる歯車の損傷を抑えることができる。
【0104】
一般に、駆動伝達の際の回転ガタは、駆動負荷が常時プラス方向の負荷であるのに一瞬マイナス方向の負荷になる場合に、バックラッシがあると発生する。
【0105】
しかしながら、本実施の形態における構成では、プロセス駆動間の負荷がリア側ドラムフランジ部32aに集約されており、現像ローラ11を介してのマイナス方向の負荷、即ち、感光体ドラム3を先回りする負荷が発生しない。このように、駆動負荷がマイナス方向にならないため、歯車67と内歯車36との間にバックラッシが存在しても、回転ガタは発生しない。
【0106】
このように、歯車67と内歯車36とで回転駆動力を伝達する構成では、リア側ドラムフランジ部32aにかかる力の向きに関しても次のような利点が得られる。
【0107】
仮に、歯車67がリア側ドラムフランジ部32aの外歯車38とかみ合っている場合を想定する。ここで、外歯車38には歯車52もかみ合っているため、上記の場合では、図10に示すように、外歯車38の2カ所において歯車67・52とかみ合うことになる。
【0108】
このとき、リア側ドラムフランジ部32aは、歯車67から回転駆動力によるf0の力を受けるとともに、歯車52の回転に伴う力f1から反力としてf1′の力を受けることになる。これにより、リア側ドラムフランジ部32aは、図10において下向きの大きな力を受けることになる。この結果、ドラム軸30や駆動軸62の撓みが発生し、感光体ドラム3の位置が変化するといった問題が生じる虞れがある。
【0109】
これに対して、図9に示す本実施の形態における構成では、リア側ドラムフランジ部32aが歯車67から受ける力は、回転方向においてほぼ均一であるため、相殺される。従って、リア側ドラムフランジ部32aに働く力としては、歯車52の回転に伴う力f1からの反力であるf1′のみとなり、上記のような感光体ドラム3の位置を変化させるような力を軽減することができる。
【0110】
以下に、歯車67および内歯車36の形状等の好ましい態様について説明する。
【0111】
一般に、歯車同士をかみ合わす場合、歯車の歯数が少ないと歯の根元がえぐられ(干渉し)歯形曲線の一部が削り取られる切り下げ現象がおこる。ただし、上記のように歯車をカップリングとして使用する場合には干渉は起こりにくいが、歯数の少ない歯車を切削加工で作成する際には切り下げ現象が発生する場合がある。従って、切削加工によって精度の高い歯車を作成する場合には切り下げ現象が問題となる。
【0112】
切り下げ現象が発生しない限界歯数は、歯車のモジュールには関係なく、歯車の圧力角が20°の場合には17である。ただし、実用上は14までよいとされている。このように、歯数を14以上にすることにより、切り下げ現象により歯元がえぐられることを防ぐことができる。さらに、歯数を17以上とすることが好ましく、ここでは、さらに余裕をみて歯車67の歯数を18としている。
【0113】
また、歯形はインボリュート曲線であることが好ましい。これにより、歯車67と内歯車36とが偏心しているような場合や、軸ズレしている場合であっても、駆動軸62の回転を正確に伝達することができ、駆動軸62が回転ムラのない等速角速度で回転していれば、感光体ドラム3も等角速度で回転させることができる。また、ここでは、モジュール0.8のインボリュート曲線の歯形を形成している。
【0114】
また、同歯数の内歯車36と外歯車である歯車67とを係合させるためには、少なくとも一方の歯車を転位させる必要がある。ここでは、内歯車36の転位係数を+0.3、歯車67の転位係数を+0.2とし、適度なバックラッシが存在するように設定している。なお、転位係数の差を0.15より大きくするとバックラッシが大きくなりすぎるので、転位係数の差が0.15以下となるように設定するのが好ましい。なお、ここでは、転位係数の差を0.1としている。
【0115】
このように、内歯車36の転位係数をX、歯車67の転位係数をXsとすると、それらの関係は次式(1)
0<X−Xs≦0.15 …(1)
で表される。
【0116】
これにより、カップリングとして機能する内歯車36と歯車67との間に適度なバックラッシを形成することができる。従って、歯車67の偏心誤差や感光体ドラム3の回転軸であるドラム軸30と歯車67の回転軸である駆動軸62との軸ズレが生じた場合においても、内歯車36と歯車67とがスムーズに係合し、ムラなく等角速度伝達ができる。また、感光体ドラムユニットの画像形成装置本体への装着が容易となる。
【0117】
バックラッシを設けるためには、歯車67をマイナス転位することも考えられるが、その場合、歯車67の歯と駆動軸62との間の肉厚を薄くする、または駆動軸62を細くする必要が生じ、駆動側の強度不足が懸念される。しかしながら、上記のように内歯車36をプラス転位してバックラッシを設けるようにすることにより、歯車67がマイナス転位されて形成されていなくても、感光体ドラム3の画像形成装置本体への装着が容易になる。これにより、画像形成装置本体における歯車67を標準形状より小さく形成する必要がない。従って、画像形成装置本体における歯車67の強度を確保することができる。
【0118】
本発明の感光体ドラムは、上記の課題を解決するために、画像形成装置本体に着脱可能であり、外周に感光層を有するドラム筒を備え、該ドラム筒の一方端には、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、上記ドラム筒に作用するプロセスユニットへ回転駆動力を伝達する出力部とを有するフランジが設けられている感光体ドラムにおいて、上記出力部は、上記フランジの外周に形成されている外歯車からなり、上記入力部は、上記フランジの内周に形成されている内歯車からなり、該内歯車は、歯数が14以上であることを特徴としている。
【0119】
上記の構成によれば、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部が、フランジの内周に形成された内歯車により構成されていることにより、例えば、画像形成装置本体において入力部に回転駆動力を伝達するための装置出力部は、入力部の内歯車に歯合するような外歯車により構成することができる。従って、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。即ち、画像形成装置本体
から感光体ドラムに、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0120】
また、フランジの外周に形成された外歯車からなる出力部によって、プロセスユニットへ回転駆動力を伝達することにより、プロセスユニットにムラのない回転を与えることができる。即ち、感光体ドラムからプロセスユニットに、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0121】
さらに、内歯車の歯数が14以上であることにより、切削加工によって歯車を製造する際、切り下げ現象の発生を防止することができる。
【0122】
本発明の感光体ドラムは、画像形成装置本体に着脱可能であり、外周に感光層を有するドラム筒を備え、該ドラム筒の一方端には、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部と、上記ドラム筒に作用するプロセスユニットへ回転駆動力を伝達する出力部とを有するフランジが設けられている感光体ドラムにおいて、上記出力部は、上記フランジの外周に形成されている外歯車からなり、上記入力部は、上記フランジの内周に形成されている内歯車からなり、該内歯車は、プラス転位されて形成されていることを特徴としている。
【0123】
上記の構成によれば、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部が、フランジの内周に形成された内歯車により構成されていることにより、例えば、画像形成装置本体 において入力部に回転駆動力を伝達するための装置出力部は、入力部の内歯車に歯合するような外歯車により構成することができる。従って、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。また、フランジの外周に形成された外歯車からなる出力部によってプロセスユニットへ回転駆動力を伝達することにより、プロセスユニットにムラのない回転を与えることができる。
【0124】
また、入力部の内歯車がプラス転位されて形成されているため、画像形成装置本体(装置出力部)と感光体ドラムとの係合を、上記内歯車と同じ歯数を有する外歯車を用いて実現することができる。さらに、装置出力部における外歯車と入力部の内歯車との間には、バックラッシを設けることができる。従って、入力部の内歯車の回転中心と装置出力部の回転中心との軸ズレや偏心を吸収することができる。これにより、感光体ドラムの回転の安定化を図ることができる。
【0125】
さらに、上記のように装置出力部に入力部の内歯車と同じ歯数を有する外歯車を用いる場合、入力部の内歯車がプラス転位されて形成されているため、装置出力部の外歯車がマイナス転位されて形成されていなくても、感光体ドラムの画像形成装置本体への装着が容易になる。これにより、画像形成装置本体における装置出力部を構成する部材の大きさを標準形状より小さく形成する必要がない。従って、画像形成装置本体における装置出力部の強度を確保することができる。
【0126】
上記の感光体ドラムは、内歯車の歯形がインボリュート曲線からなることが好ましい。
【0127】
上記の構成によれば、入力部の内歯車の回転中心と装置出力部の回転中心との軸ズレや偏心を、例えばバックラッシにより吸収した場合でも、画像形成装置本体の装置出力部の回転を、正確に感光体ドラムへ伝達することができる。
【0128】
上記の感光体ドラムは、出力部と入力部とが、感光体ドラムの回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることが好ましい。
【0129】
上記の構成によれば、フランジに対する入出力により発生する力が同一断面上で発生することになる。このため、フランジをこじる力が発生せず、感光体ドラムのスムーズな回転を得ることができる。またさらに、フランジから回転駆動力を出力されるプロセスユニットの回転部材へもスムーズな回転を与えることができる。
【0130】
本発明の感光体ドラムは、画像形成装置本体に着脱可能であり、外周に感光層を有するドラム筒を備え、該ドラム筒の一方端には、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部と、上記ドラム筒に作用するプロセスユニットへ回転駆動力を伝達する出力部とを有するフランジが設けられている感光体ドラムにおいて、上記出力部は、上記フランジの外周に形成されている外歯車からなり、上記入力部は、上記フランジの内周に形成されている内歯車からなり、上記出力部と入力部とは、感光体ドラムの回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることを特徴としている。
【0131】
上記の構成によれば、画像形成装置本体からの回転駆動力を受ける入力部が、フランジの内周に形成された内歯車により構成されていることにより、例えば、画像形成装置本体において入力部に回転駆動力を伝達するための装置出力部は、入力部の内歯車に歯合するような外歯車により構成することができる。従って、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。また、フランジの外周に形成された外歯車からなる出力部によってプロセスユニットへ回転駆動力を伝達することにより、プロセスユニットにムラのない回転を与えることができる。
【0132】
さらに、出力部と入力部とが、感光体ドラムの回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることにより、フランジに対する入出力により発生する力が同一断面上で発生することになる。このため、フランジをこじる力が発生せず、感光体ドラムのスムーズな回転を得ることができる。またさらに、フランジから回転駆動力を出力されるプロセスユニットの回転部材へもスムーズな回転を与えることができる。
【0133】
これにより、画像形成装置本体の装置出力部から感光体ドラムに伝達された回転を、さらに、感光体ドラムからプロセスユニットへ正確に伝達することができる。即ち、画像形成装置本体の装置出力部が等角速度で回転していれば、感光体ドラムも等角速度であり、ムラのない回転を行うことができる。そして、さらにプロセスユニットも等角速度で、ムラのない回転を行うことができる。
【0134】
本発明の画像形成装置は、感光体ドラムと該感光体ドラムに作用するプロセスユニットとを着脱可能に構成している画像形成装置であって、上記感光体ドラムは、外周に感光層を有し、かつ、一方端にフランジが設けられているドラム筒を備え、上記感光体ドラムが画像形成装置本体に着脱するカップリング部は、上記フランジの内周に形成され歯形がインボリュート曲線で表される内歯車からなり画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、歯形がインボリュート曲線で表され歯数が上記内歯車と同数である外歯車を有し、画像形成装置本体から回転駆動力を上記入力部に出力するために画像形成装置本体に形成されている装置出力部とを有していることを特徴としている。
【0135】
上記の構成によれば、感光体ドラムのフランジにおいて内歯車からなる入力部と、画像形成装置本体において外歯車からなる装置出力部とが、感光体ドラムと画像形成装置本体とのカップリングとして機能する。また、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車とは、共に歯形はインボリュート曲線で表され、歯数も等しい。従って、安定したカップリングとなり、画像形成装置本体は、感光体ドラムにムラのない回転を与えることができる。即ち、画像形成装置本体から感光体ドラムに、等角速度で回転する回転駆動力を伝達することができる。
【0136】
また、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車とで、歯数を同一としたことにより、全ての歯を用いて(全周で)回転駆動力を伝達することができる。従って、装置出力部の外歯車を回転させる駆動軸に対して、内歯車が装置出力部から受ける力は均一となるため、駆動軸の軸倒れ等のトラブルが発生しにくく、長期にわたって精度の高い回転の伝達が可能となる。
【0137】
また、従来のカップリングでは、装置出力部の形状精度の測定が不可能であった。しかしながら、歯車は測定方法がJGMAやJISで規格化されているため、それらの精度等級を適用することで、装置出力部の形状精度の測定が可能となる。これにより、装置出力部の形状精度を容易に管理することができる。
【0138】
上記の画像形成装置は、フランジが、プロセスユニットに回転駆動力を伝達する出力部を有し、該出力部と入力部とが、感光体ドラムの回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることが好ましい。
【0139】
上記の構成によれば、フランジに対する入出力により発生する力が同一断面上で発生することになる。このため、フランジをこじる力が発生せず、感光体ドラムのスムーズな回転を得ることができる。またさらに、フランジから回転駆動力を出力されるプロセスユニットの回転部材へもスムーズな回転を与えることができる。従って、感光体ドラムおよびプロセスユニットの回転が安定した画像形成装置を提供することができる。
【0140】
上記の画像形成装置は、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車との間に、バックラッシが設けられていることが好ましい。
【0141】
上記の構成によれば、感光体ドラムユニット装着時にカップリングとして機能する歯車を内歯車にスムーズに係合させることができる。
【0142】
上記の画像形成装置は、入力部の内歯車が、プラス転位されて形成されていることが好ましい。
【0143】
上記の構成によれば、装置出力部の外歯車がマイナス転位されて形成されていなくても、感光体ドラムの画像形成装置本体への装着が容易になる。これにより、画像形成装置本体における装置出力部を構成する部材の大きさを標準形状より小さく形成する必要がない。従って、画像形成装置本体における装置出力部の強度を確保することができる。
【0144】
上記の画像形成装置は、入力部の内歯車の歯数が、14以上であることが好ましい。
【0145】
上記の構成によれば、切削加工によって歯車を製造する際、切り下げ現象の発生を防止することができる。従って、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
【0146】
上記の画像形成装置は、プロセスユニットが、感光体ドラムに圧接して現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラを有する現像ユニットであることが好ましい。
【0147】
上記の構成によれば、感光体ドラムに作用する現像ローラが感光体ドラムに対して圧接されていても、相互に対して回転を乱す力が働かず、感光体ドラムに対して現像ローラのスムーズな回転動作が得られる。その結果、バンディング(画像の周期的な濃淡ムラ)のない画像を形成することができる。
【0148】
上記の画像形成装置は、入力部の内歯車の転位係数をXとし、装置出力部の外歯車の転位係数をXsとすると、
0<X−Xs≦0.15
を満足することが好ましい。
【0149】
上記の構成によれば、カップリングとして機能する入力部の内歯車と装置出力部の外歯車との間に適度なバックラッシを形成することができる。従って、装置出力部の外歯車の偏心誤差や感光体ドラムの回転軸と装置出力部の外歯車の回転軸との軸ズレが生じた場合においても、入力部の内歯車と装置出力部の外歯車とがスムーズに係合し、ムラなく等角速度伝達ができる。また、感光体ドラムユニットの画像形成装置本体への装着が容易となる。
【0150】
本発明の画像形成装置は、外周に感光層を有するドラム筒を備えた感光体ドラムを有する感光体ドラムユニットを、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した画像形成装置であって、上記ドラム筒は、その一端に第1フランジと、他端に第2フランジと、ドラム筒の中心を通るように上記両フランジを支持する回転軸とを備え、上記第1フランジは、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、上記感光体ドラムに作用するプロセスユニットに回転駆動力を伝達する出力部とを有し、上記回転軸の一方端は、上記第2フランジより突出し、かつ、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材により回転自在に支持され、上記回転軸の他方端は、上記入力部および出力部とオーバーラップする位置まで伸び、該オーバーラップする位置において、上記回転軸の他方端は、画像形成装置本体から上記ドラム筒に回転駆動力を伝達するために画像形成装置本体に配されている軸に設けられている嵌合部に嵌合することを特徴としている。
【0151】
上記の構成によれば、感光体ドラムの回転軸を支持する嵌合部と、感光体ドラムに画像形成装置から回転駆動力を入力する入力部と、感光体ドラムから感光体ドラムに作用するプロセスユニットへ回転駆動力を出力する部分とが、感光体ドラムの回転軸と直角の同一断面上に位置する。従って、感光体ドラムへの回転駆動力の入出力を精度よくスムーズに行なうことができ、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれの原因となる力が発生しない。
【0152】
また、感光体ドラムの回転軸を中間部材を用いずに直接駆動軸に嵌合させるため、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれが発生しない。従って、高精度に感光体ドラムを画像形成装置本体に嵌合させることができる。
【0153】
上記の画像形成装置は、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材は、画像形成装置本体の上記軸を支持する支持部材により支持されていることが好ましい。
【0154】
上記の構成によれば、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された際に、感光体ドラムが画像形成装置本体の軸に支持され、感光体ドラムユニットのフレームが画像形成装置本体における軸を支持する支持部材によって支持されることとなる。これにより、感光体ドラムと感光体ドラムユニットのフレーム部材とを完全に非接触とすることができる。
【0155】
従って、感光体ドラムが画像形成装置本体側および感光体ドラムユニット側の両方で拘束されることにより過剰拘束された状態になることを避けることができるため、感光体ドラムをスムーズ、かつ、高精度で回転動作させることができる。
【0156】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置は、外周に感光層を有するドラム筒を備えた感光体ドラムを有する感光体ドラムユニットを、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した画像形成装置であって、上記ドラム筒は、その一端に第1フランジと、他端に第2フランジと、ドラム筒の中心を通るように上記両フランジを支持する回転軸とを備え、上記第1フランジは、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、上記感光体ドラムに作用するプロセスユニットに回転駆動力を伝達する出力部とを有し、上記回転軸の一方端は、上記第2フランジより突出し、かつ、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材により回転自在に支持され、上記回転軸の他方端は、上記入力部および出力部とオーバーラップする位置まで伸び、該オーバーラップする位置において、上記回転軸の他方端は、画像形成装置本体から上記ドラム筒に回転駆動力を伝達するために画像形成装置本体に配されている軸に設けられている嵌合部に嵌合する構成である。
【0157】
これにより、感光体ドラムの回転軸を支持する嵌合部と、感光体ドラムに画像形成装置から回転駆動力を入力する入力部と、感光体ドラムから感光体ドラムに作用するプロセスユニットへ回転駆動力を出力する部分とが、感光体ドラムの回転軸と直角の同一断面上に位置する。従って、感光体ドラムへの回転駆動力の入出力を精度よくスムーズに行なうことができ、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれの原因となる力が発生しない。
【0158】
また、感光体ドラムの回転軸を中間部材を用いずに直接駆動軸に嵌合させるため、感光体ドラムの回転軸と駆動軸との軸ずれが発生しない。従って、高精度に感光体ドラムを画像形成装置本体に嵌合させることができるといった効果を奏する。
【0159】
本発明の画像形成装置は、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、感光体ドラムユニットのフレーム部材は、画像形成装置本体の上記軸を支持する支持部材により支持されている構成である。
【0160】
これにより、感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された際に、感光体ドラムが画像形成装置本体の軸に支持され、感光体ドラムユニットのフレームが画像形成装置本体における軸を支持する支持部材によって支持されることとなる。従って、感光体ドラムが画像形成装置本体側および感光体ドラムユニット側の両方で拘束されることにより過剰拘束された状態になることを避けることができるため、感光体ドラムをスムーズ、かつ、高精度で回転動作させることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る画像形成装置において、感光体ドラムと現像ローラとが装着された状態の要部の構成を示す断面図である。
【図2】 (a)は、図1に示す画像形成装置本体の構成を示す説明図であり、(b)は、図1に示す画像形成装置における感光体ドラムユニットの要部の構成を示す説明図であり、(c)は、図1に示す画像形成装置における現像器の構成を示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の一形態に係る画像形成装置としてのプリンタの要部の構成を示す説明図である。
【図4】 図1に示す画像形成装置における着脱を示す説明図である。
【図5】 感光体ドラムの要部の構成を示す部分断面図である。
【図6】 カップリングの構成を示す説明図である。
【図7】 画像形成装置本体に配されている歯車とリア側ドラムフランジ部の内歯車との間に、適度なバックラッシが存在するように設定されている場合の説明図である。
【図8】 画像形成装置本体に配されている歯車とリア側ドラムフランジ部の内歯車との間に、適度なバックラッシが存在するように設定されていない場合の説明図である。
【図9】 画像形成装置本体に配されている歯車がリア側ドラムフランジ部の内歯車とかみ合っている場合を示す説明図である。
【図10】 画像形成装置本体に配されている歯車がリア側ドラムフランジ部の外歯車とかみ合っている場合を示す説明図である。
【符号の説明】
2 現像器(プロセスユニット、現像ユニット)
3 感光体ドラム
11 現像ローラ
30 ドラム軸(回転軸)
31 ドラム筒
32a リア側ドラムフランジ部(フランジ、第1フランジ)
32b フロント側ドラムフランジ部(第2フランジ)
34 感光体ドラムユニットフレーム(フレーム部材)
36 内歯車(入力部、カップリング部)
38 外歯車(出力部)
43 カップリング
47a 凸部
50 支持軸
52 歯車
53 凹部
60 駆動モータ
62 駆動軸(軸)
62a 穴(嵌合部)
64 ハウジング(支持部材)
67 歯車(装置出力部、カップリング部)
69 本体フレーム
70 歯
Claims (7)
- 外周に感光層を有するドラム筒を備えた感光体ドラムを有する感光体ドラムユニットを、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した画像形成装置であって、
上記ドラム筒は、その一端に第1フランジと、他端に第2フランジと、ドラム筒の中心を通るように上記両フランジを支持する回転軸とを備え、
上記第1フランジは、画像形成装置本体から回転駆動力を受ける入力部と、上記感光体ドラムに作用するプロセスユニットに回転駆動力を伝達する出力部とを有し、
上記回転軸の一方端は、上記第2フランジより突出し、かつ、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材により回転自在に支持され、
上記回転軸の他方端は、上記入力部および出力部とオーバーラップする位置まで伸び、
該オーバーラップする位置において、上記回転軸の他方端は、画像形成装置本体から上記ドラム筒に回転駆動力を伝達するために画像形成装置本体に配されている軸に設けられている嵌合部に嵌合することを特徴とする画像形成装置。 - 上記感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に装着された状態において、上記感光体ドラムユニットのフレーム部材は、画像形成装置本体の上記軸を支持する支持部材により支持されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 上記出力部は、上記第1フランジの外周に形成されている外歯車からなり、
上記入力部は、上記第1フランジの内周に形成されている内歯車からなり、
該内歯車は、プラス転位されて形成されると共に歯形がインボリュート曲線からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記感光体ドラムユニットが画像形成装置本体に着脱するカップリング部は、
上記入力部であって、第1フランジの内周に形成され歯形がインボリュート曲線で表される内歯車からなる上記入力部と、歯形がインボリュート曲線で表され歯数が上記内歯車と同数である外歯車を有し、画像形成装置本体から回転駆動力を上記入力部に出力するために画像形成装置本体に形成されている装置出力部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記入力部の内歯車と上記装置出力部の外歯車との間には、バックラッシが設けられると共に、上記入力部の内歯車は、プラス転位されて形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 上記出力部と上記入力部とが、上記回転軸に対して直角の同一断面に存在するように形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 上記プロセスユニットは、上記感光体ドラムに圧接して現像剤を感光体ドラムに供給する現像ローラを有する現像ユニットであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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